2020年3月9日月曜日

はじめての『L型ブリストルパター』

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テーマ:



L型ブリストルパターに限りませんが、
より良いパッティングをするのには
以下の点のご注意下さい。


①深くかがんで ボールに被るように構えない

×                   〇
IMG_0710_Slomo_Slomo_MomentIMG_0710_Slomo_Slomo_Moment(4)
 






これには幾つか理由があります。

 ✊振り子のクラブを使うので
 ロフト変化、ヘッドの高さ変化が激しく
 安定した距離感が生み出しにくくなります。

 ✊ヘッドのある場所と 自分のヘッド(頭)が
 いつも反対に動くので
 スイングボトム・パッティングストロークボトムが
 アドレスよりも右にズレます。
 が、故に 長い距離でのダフリ であったり
 距離によって度合いは変わりますが、
 常時 上がり行程でのインパクトの為、
 薄いトップ気味の球になり易いです。

 👉トップショットは ショットの中で一番回転数が増えます。
 通常のパッティングでは 回転数は 300~800回転
 1000回転以下のことが殆どですが、
 トップになると 打つ距離とあまり関係なく
 4000~5000回転なんて言うのもザラ・・・。
 その分 エネルギーは食われ ボールは飛びません。
 ✊何も感じなければ良いですが、
 お家で、とか、パッティングの練習をそこそこする のであれば
 このかがみ方、前屈は 腰を痛める原因になります。
 ……私の年齢で 5分やれば もうしんどいです。

IMG_0710_Slomo_Slomo_Moment(2)IMG_0710_Slomo_Slomo_Moment(3)






IMG_0710_Slomo_Slomo_Moment(5)IMG_0710_Slomo_Slomo_Moment(6)







 ✊コースで 緊張感を生み出し易い ので
 避けた方が良いと思います。

 ✊この構えでは 距離感を生み出す、タッチの違いを生み出すのが
 首回りや背中の筋肉です。
 前傾して それでなくとも重い自分の体を支えるのに
 かなり使用している その筋肉が距離感の元 なのですから
 微妙な距離感は生み出しにくい と思います。


②腕さばき 肘さばきで打ってしまいましょう。

 肩を使う ショルダーストロークは
 肩であれば、結局 腕
 背中であれば 繊細な調整に不向き という あいまいな箇所が
 距離感を作るコトになります。

 故に ひじの曲げ伸ばしで
 〇右腕の肘の使い方や
 〇左腕の動かし方 で 距離感を造りましょう。

 ⚓カギになるのは
 右ひじの伸ばしと左手首(もしくは左ひじの逃げ)の関係です。

IMG_0710_Slomo_Slomo_Moment(5)IMG_0710_Slomo_Slomo_Moment(6)







 ひじを伸ばし 右手が押すのは シャフトやクラブではなく
 クラブを持った左手、左手首を押すような感じ になります。

 よって 右ひじの伸び と 左手首の平側への折れ(左ひじの逃げ)
 がつながった関係になります。


 ヘッドの高さを大きく変えず
 フェースがずっと ボールを追いかけるような
 そんな感じになります。



このパッティングストロークは
そのまま ショットとつながっていきます。
両肩の揺さぶりでストロークする その感じは
スイングにとっては 手打ち です。
からだの回転 ではなく
体のひねり になってしまいますので
出来れば パッティングで
回転を体のひねり 肩のひねり と結びつけない方が良いと思います。

ゴルフスイング3面画像 2020 03 09



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2020年3月8日日曜日

シャフトの硬さの違いはミスの主原因に…。

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シャフトの硬さ を表す一つの指標として
 振動数・・・ というモノがあります。

これはシャフトを運動させたとき、
一分間にどのように「振れる」か、何回「振れる」か
と測って、数値にします。   ・・・cpm  →cycle per minutes

数値に大きなものほど ゴルフクラブのシャフトでは硬い とされ
数値に小さいものほど ゴルフクラブのシャフトでは柔らかい とされます。

 
460TL-1


45インチ、平均的なヘッド重量 195g  
 スイングウエイト D-00前後を基準に
メーカーや機種によって 幅はかなりありますが
30年前より 「ドライバー」に関しては平均値は下がり

 Rシャフト は 235cpm  辺り と考えてよいでしょう。


これを基準にすると
 〇245cpm は S
 〇255cpm は X
 〇265cpm は XX

にあたります。

ですので リシャフトをした場合
多くの後発・スポーツタイプのシャフトの数値は高いですから
その機種非常で Rシャフトであっても 265cpmを超えるモノも有り
オリジナルのモノから比べると  XXシャフトの替えたのと同じ です。
                    ✋そこ ご注意を。




さて ここ それぞれで想像。。。考えてほしいのですが
同じヘッド(重さ)、同じ機種、同じロフト、同じ長さ で
R -235cpm と XX -265cpm  の2本を用意して
一球交互交互に打った時、
前に打ったクラブ(硬さ)の影響で良くも悪くも出ます。
ですので 似たような球は続けて打つのは大変難しいのは
理解できるかと思います。

R -235cpm をほどほど上手く打てれば 次の
XX-265cpm は硬いですから、トップしたり、引っかけたり
 届きそうもないと判断され 突っ込んでてんぷらしたり・・・・ 逆に
XX-265cpm をほどほど上手く打てれば 次の
R -235cpm は柔らかいですから、ダふったり、てんぷらしたり
 となりそうなことは想像出来るかと思います。



ドライバー 45インチ を 235cpm で使っている時
それに相当する 38インチの5番アイアンは
ウッドのシャフト径 先端8.4ミリ   アイアンのシャフト径 先端9.3ミリ
を考慮に入れたとしても  250cpm 前後 です。


シャフトの性格や機種にもよりますが、この位の硬さでは
だいたい 半インチは 4~8cpm程度の差 です。

45インチ 235cpm のドライバーに関しては
38インチ 250cpm が大体の基準で
アイアンが260cpm では S  270cpmでは X
というコトになります。

 
video-1531996834(2)_Moment


ドライバーの 硬さの違う二機種を交互に打つと発生することが
やはり ドライバーとアイアンの関係にも発生します。


現状で ドライバーはユーザーに飛ばさせるために 柔らかくなりましたが
アイアンは逆に、単価を抑えるコトが主と思えますが 硬くなっています。
軽量スチールでは柔らかくしても 強度の問題から 下げられる数値は限られています。
R表記のモノを選んでも 5番アイアンで 280cpm位は普通に来ます。
ドライバー R-235cpm を基準にすると XXXに相当する硬さ です。
まあ ここまで硬くなってしまえば もうみんな同じとも言えますけれど
 この違い、この硬さの違いを コースでは交互交互
一球ごとに打っているのですから 上手く行かない可能性は…想像通りです。


ドライバーは上手く行っていないのは
 アイアンやウエッヂのせい というのはとても少なくない可能性 なのです。

2020年3月7日土曜日

ライ角度とシャフトの硬さの関係

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ハミングバードでのアイアンセットは
番手ごとに 0.5度刻みのライ角度にセットします。
ウエッヂになっては 0.25度なんてこともあります。

市販の多くのアイアンセットは
番手ごとのライ角度は 1度刻み です。

003

実はこの差はかなり大きくて
例えば 5番アイアンを60度スタートとしましょう。
5度刻みであればPWで 62.5度
AWやSWを 62.5度か63度にセットできます。
ところが市販アイアンセットの 1度刻み であると
PWで65度、AWになればもっと…かも知れません。

ライ角度はそれぞれの人の構えに適して、
というのも大切ですが、
同時に弾道の方向、出だしの方向に影響を及ぼします。
フェースの向き、というのは
ライ角度とロフト角度の複合体ですから
アイアンでは存在しませんが
ロフト10度のライ角に対し
ロフト45度のライ角は4倍角度効果
があります。
ロフト10度のクラブは普通近辺のライ角度であれば
あまり方向に影響しませんが、
ロフト45度以上のクラブの場合、
方向に対し、ライ角度はかなり敏感に作用します。


もう一つ ライ角度で重要なことは
クラブには動作時、重量が一直線上に揃おうとする
効果が働くため、シャフトの硬さと密接な関係にある
ということです。
ウエッヂで言うと

振動数300cpmの硬さのライ角64度
振動数250cpmの硬さのライ角64度では
動作時にはあきらかに シャフトの硬い方が
アップライト度は大きく残ります。

構え・・・にとって大切なライ角度 ではありますが、
自分の使う「シャフトの硬さ」に応じて
考える必要があるという事です。


実はこの2点で
市販のアイアンセットは 致し方ない部分はあれど
致命的な問題を持っています。
アイアンセットはシャフトの硬さの流れが
ちゃんと流れていないとライ角度が数値上揃っていても
あまり意味を持ちません。
シャフトによって数値幅は異なりますが、
市販のアイアンセットの主流になっているスチールシャフト
特に軽量スチールシャフトは
長いものから短いものに行くにつれ
数値が流れておらず、
よりシャフトが硬くなっていく
セッティングが多く
・・・・・殆どの状態です。
つまり ライ角度の影響、方向への影響が
激しくなる短いクラブほど
シャフトが硬く、そして 1度刻みであるため
より アップライト効果が残ってしまい
ちゃんとセッティングされたクラブに比べると

より左に引っ掛かり易い状態になってしまっている
という事なのです。

001

まあ 正直、一般の成人男性が
市販のスチールシャフトを使う
というか素材としてスチールと言う意味でなく
その「硬さ」を使うこと自体
体を痛めやすく、ちゃんとしたスイングも覚えられない
代物ですから、どうでもいいと言えばどうでもいいのですが、
短いクラブは「より引っかかる」というのには
こんな具体的な秘密が隠れているのです。

これをクラブのせい ではなく
自分のせい にしてしまうと
よりスイングがこんがらがってしまうのでしょうね。

2020年3月6日金曜日

ターフを取れ・・・その真意

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今は言われない(使われない)かも知れませんが、
昔・・・10年以上前までは
アイアンショットなどで
「ボールより前のターフ(芝)を取ろう」
という言葉がありました。

✋アイアンショットで 意図的にターフを取る必要はありません。

ありませんが、もし ヘッドが地面と強く干渉するのなら
ボールの手前 でもなく、
ボールの真下 でもなく
ボールよりも先(飛球線方向)
と言うところが
この ゴルフ用語のポイント でしょう。


これは何を意味しているかというと
現代 主流になって「しまった」
フェースローテーションのスイングでは
もしも ターフをとるのであれば
ボールの真下か、ボールの手前 しか ありません。

ボールを打てて、更にボールの先にターフを取る のは
ヘッドを返して打つのでは難しすぎます。 ほぼ 不可能です。
キャスト_大_Momentキャスト_大_Moment(2)





フェースターン・ヘッド返し・フェースローテーション では
そのヘッドがターンしていく過程で
グリップ、クラブそのものの進行が減速なり、停止しないと
その行為することが出来ません。

ヘッドの最下点をどこにするか と言う問題と同じですが、
フェースローテーションの 大きな矛盾 は
フェースローテーションをしないと ボールに届かない けれど
フェースローテーションをすると ボールに届かない
 というコトです。







ボールとクラブ、ショットと自分の関係は立体、3次元です。
✋フェースローテーションをしないと ボールに届かない は
 フェースローテーションをしないと 上下、縦関係でボールに届かない というコトで
✋フェースローテーションをすると ボールに届かない は
 フェースローテーションをすると グリップの進行が滞り
 グリップの飛球線方向・打撃方向への進行が止まるので 左右(水平方向)に届かない
という 非常に刹那な時間の複雑な問題が生まれます。




アプローチなどを見ていても
多くの人が 振り子の動きでボールを打とう
ボールを拾おうとしているので
上下にはヘッドがボールに届いていても、
その位置が右過ぎて トップしたり、ダフッたり しているのを多く見ます。
インパクト という 通過点ではありますが、
そのポイントが 大袈裟には 30センチくらい右にある状態です。
IMG_0093_MomentIMG_0093_Moment(2)IMG_0093_Moment(3)









ターフをボールより前にする と言う大義は
からだの回転でボールは拾う、インパクトを作る、ボールに当てると言う意味とともに、
ヘッドはボールを打ってからも 「なお」 下がっている過程
と言うところにあります。

多くのゴルファーは 写真映り・・・今はやりのインスタ映えを気にするせいか
フォローをとても意識しています。

 

フォローと言うのは フェースローテーションの成れの果て ですが、
この動作、としてのフォロー
出そうとすればするほど ヘッドは跳ね上がります。
ヘッドの低い時間が短くなる とともに
インパクトポイントが右にズレやすくなる のです。
おわかりでしょ?

oto_Moment

何のために 何を意識しているのか 理解できず
ただ その型、形ばかりを意識する練習は
練度を上げることではなく、わざとミスを誘発する練習にしかならないのです。

2020年3月5日木曜日

シャフトの硬さ/柔らかさ☆振動数

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一般的なシャフトの硬さ/柔らかさ を振動数で
お知らせしましょう。

rad-04

ゴルフクラブは 同じ硬さであっても
長さが長くなったり、ヘッドが重くなったりすると
数値としての 振動数は低くなります。

1W  220
cpm
3W  225
5W  230

UT  240

5I  250
6I  255
7I  260
8I  270
9I  275
PW  280
SW  275


こんな具合に長さに応じて
規則性を持って、数値は変わります。
数値の差異(ピッチ)はシャフトの長さの変化だけでなく
シャフト特性によっても違いはありますが
規則性があるのはとても重要です。

使いにくいセットは この硬さの流れが
ばらついていたり、逆転していたり、
番手の流れが乱れている セットです。

  
…市販のセットではとてもありがち…です。
 
cea9c3ea


ドライバーの振動数であると
標準的市販品の Rスペック(45インチ基準)は

1W 240cpm 位

やや高齢者向けの ゼクシオ クラスで


1W 220cpm -R 
   225cpm -SR
 位でしょうか

ゼクシオクラスから比べると 振動数 240cpm
のスペックは Xシャフトの硬さ と言えます。

フジクラや三菱など 後付けのスポーツタイプのシャフトだと
アール(R)シャフト と言っても
1W 250cpm を超えるものも多く、
機種によって 差がありますが、
メーカーでは フジクラの方が数値は低め です。
後付けのシャフト の Sシャフトクラスになると
振動数 270cpm を超えるものもたくさんあり
この硬さは ほとんどモンスター 棒です。


体重もあり、筋肉や関節に柔軟性がないと…
若くないと この硬さは自分を蝕みます。
手首・肘・首・腰 の故障の原因になります。


004

ハミングバード的に言うと
ゼクシオクラブの 振動数220cpm -R
この硬さが平均的な成人男性の使えるぎりぎりの硬さ
シャフトの良し悪しまで出しきれない 硬さ でしょう。

1W  200cpm

この位になってくると シャフトの性能が出てきます。
シャフトで弾いて飛ばしたいタイプの人にはいいですね。

1w  190-180cpm

ここから辺まで そう言う振り方でイケます。

弾道が低くなりがちですから
あまり 厳しいロフトは使わない方が良いです。


市販品のクラブの 最も大きな弱点(ネック)は
やはりアイアンなのです。
販売単価を下げるため 現在はどの機種も
軽量スチール採用です。
となると シャフトの硬さは限定的…。

5Ⅰ  270cpm -R表示

IMG_0504

最も柔らかい軽量スチールでこの硬さ です。
数値で言うと これに相当するドライバーは

1W  250cpm 前後

平均的な成人男性には Xシャフト以上…。
シャフトを使ってなにがし…
シャフトの助けて貰う…ということの
全くできない硬さ。
運動不足のおじさんには故障の原因になります。


ドライバーを飛ばす為
振動数 220cpm にしても
交互に使わなくてはならない 相方のアイアンが
振動数 270cpm では
まったく異なる別な道具。

アイアンに慣れた後、ドライバーを打てば
ダフリ・天ぷら・引っ掛け・スライス
ドライバーに慣れた後、アイアンを打てば
トップ・引っ掛け は必ず訪れます。

👉ハッキリ言えば コースで交互交互に打つことを
 前提とすると ドライバーを上手く打たせないためのアイアン
 アイアンを上手く打たせないためのドライバー 
 という組み合わせ です。


この二つの硬さの違い では
同じボールの位置で打つことは出来ず、
ドライバーを左、アイアンを中~右に置かなくてはならず
ゴルフを『より深い迷いの道』に誘います。


           お気をつけあそばせ

ピッチングウエッヂ ドリル



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2020年3月4日水曜日

スライスなんて放っておけ

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Q:スライスを防ぐには…どうしたらいいのか…

A:スライス・右回転など放っておきましょう


右回転なんて放っておきましょう。



おさらい ですが、
右回転、左回転も同じですが、
それは ヘッドの移動軌道に対する フェースが創るギャップ です。
よほど 大きなギャップでない限り
 問題は フェースの向き よりも ヘッドの移動軌道 の方にあります。
IMG_0522

そして ここで もう一つの過ち を犯してはいけないのは
向きも含め、

✋ヘッドの移動軌道を修正するコトではなく
✋ヘッドの移動を何でしているか

 の方が問題です。


インサイドアウト とか、 アウトサイドイン とか、
練習場で 多くの人、ほとんどの人、いや全員がやっている
手で 円弧を作るスイングである限り
ほんと のコトを言ってしまうと
 高名なレッスンプロであろうが、
 トッププロであろうが
治してあげられるアドバイスはナニヒトツありません。
自分で解決するしかないが上に
その前の ナイスショット は全く参考になりません。
スナップショット 2 (2017-01-23 17-37)

手で作る、シャフトターン、ヘッドターン、ローテーションの振り方は
スイングが一番速い時期に、一番忙しいコトをします。
何度も言っていますが、ボールはヘッドの移動軌道に準じて飛び出します。
そして ボールの回転はその移動軌道に対するフェースのギャップで発生します。
そして ローテーションは フェースの向きだけでなく、ロフトも変わり、
そして ヘッドの移動軌道そのものにもかなり大きく影響します。
毎回、毎回、基準値も変わり、それに対してのフェースの向きのそれ次第。
微妙にランダムに移動している サッカーゴールやホームベースのようなものです。

こんなモノに対し、自分以外の誰が いつ、どのタイミングに、どの速度で
とアドバイス出来るでしょうか?
アドバイスを貰っても 毎回同じようには ほぼ絶対にできないのです。
変わるモノが多すぎる からです。


 そして そのパターンでは
 おそらく ほとんどの場合、
 骨盤の右向きが足りていれば、何とかなく、
 もしくは 許せる程度のスライスやこすり球 で済むのですが、
 インサイドアウト とか、 アウトサイドイン を気にする場合
 
ダウン~インパクトばかり を意識するようになります。
 本当の原因は手で振っているコト、振り遅れているコト だとして
 そこはちょっと棚に上げるにしても、
 大事な対処方法は
 それをする時間を確保するコト なのに
 そのやり方ばかりを気にしていては ほぼ絶対に
 その場だけの解決にしかなりません。

   ・・・思い当たるでしょ?!



言葉は悪いですが、
ドライバーだけでなく、アイアンも含め、
満足のいく飛距離が 楽に打てるのなら
その球筋なんてどうでもいいんですよ。

一番 楽に飛ばせて、繰り返し易くて、
ちょっとしたスランプに陥っても 容易に修正できる のが重要で
ボールの回転の量や質、
ましてや スイング軌道のインとかアウトとか
そんなモノは 後付けの言い訳 みたいなモノです。

ボールを飛ばすには
左右、平面方向の軌道やフェースの向きよりも
圧倒的に 上下、垂直方向のヘッドの軌道やフェースの向き
の方をもっともっと意識すべきです。
555

これは パターストロークも含め、
すべてのショットにとって そうなのですが、
ボールの方向と距離は どちらも同じだけ重要で不可分な関係です。
トカク 方向の安定ばかりを気にするゴルファーが多いですが、
それと同じだけ 距離の安定を気にしてください。

そして それには 体の回転 という
打ち手の最大のモノを動かしている その動力で
直にクラブの軌道を作れるようにしておかないと
見てくれはまスムース だったとしても 自己流のスイング に過ぎないのです。

2020年3月3日火曜日

ぼでいたーん 対決 ハンドターン

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頂いたコメントに対する返事にも書きましたが、
相当違うコト でんぐり返しと逆上がり 程
違うことをしているつもりなのに 画像ではさほど大きな違いは
無いモノ なのですね。

意識した部位以外の箇所は
通常通り 動いてしまうせいなのかも知れません。


✋タイミングに関しては、あまり意識しませんでしたが、
この二つでは 相当タイミングは異なります。
からだの回転に比べ ハンドターンをする方は
一拍以上 遅れた感じ・・・・ まあ そりゃ そうですね
スイング…動作を『変えれば』 当然 タイミングも変わります

そう言う意味で
『自分の』タイミングを重視する けど
スイングは変えたい は 難しいのかも知れません。


テークバックの部分は割愛していますが、
ダウンスイングでの大きな違い
◎からだの回転を始める
 私の場合は 左足の踏み込み・・・・かな(自信はないです)
❶左腕を付かせる
❷左腕を置いておく

だけの違いをしました。

インパクト直前の
❶フェースターン有(もしくはキャスティング)
❷フェースターン無
は まったく意識が無く、
撮影するのに 混じると取り直しになるので
❷左腕を置いておく   の後の
❶左腕を付かせる    の撮影の際、
ヘッドを下に下げない、
手首の意識は有りませんが、
上げる方向も下げる方向も
コッキングの方向、トゥアップ~トゥダウンの方向に
クラブを動かさないように 気を付けました。
特に この方向にクラブを落とさない
グリップよりもヘッドは下げないよう意識しました

大森201904_Moment(2)大森201904_Moment(3)kumasan201810 (2)_Momentkumasan201810 (2)_Moment(2)












どう意識したのか
と言われると
そうですね。。。
もしも 胸のとか へその高さにある
 ボールを打つとすると
勿論 からだの回転で打つ訳ですが、
グリップの方が低く、ヘッドの方が高い関係を維持して
からだを回します。
 本当にそう言う傾斜の時は ミスは嫌ですから
その関係は 終始変えないと思います。

ヘッドを下げずに 地面にあるボールを打つ には
グリップの「低さ」(ヘッドを下げない付き)が必要です。

◎自分自身の意志で下げる グリップの低さ と
◎からだの回転につかせる グリップの低さ
◎そして からだの回転そのものでの グリップの低さ

おそらく その混合で グリップの低さ は必要ですが
それは なんとなく 意識していたと思います。


からだの回転通りに腕をつかせる ようにするには
それを意識した テークバックは必然になるかも しれません。

正直、弊社が薦めるテークバックって
ちょっと 見た目 特殊。。。に見えると思いますが、
それは なぜ そうするのかわからず 形だけを追う方は
必ず そのテークバックも馴染まず(そりゃ そうですね)
腕を遅らせて振るための テークバックに回帰していきます。

からだゴト 腕もグリップもからだの回転通り 
(自分の意志でも それとつじつまのあうように動かしておく必要はあると思いますが)
その動く量、動く速度、動く方向
それを すべて からだの回転通り にしようとすると初めて
スイングの大きな謎が解けてくると思います。

2020年3月2日月曜日

シャフト選び 『シャフトの硬さ』

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シャフトを選ぶ場合、
打ち手にとって硬いシャフトを選んでしまった場合
やれキックポイントだとか、トルクだとか
全くもって無意味です。



機種や対象によって硬さの基準は異なりますが、
2015年の時点で平均的なシャフトの硬さは
『Rシャフトで振動数240cpm位』ですね
平均的なゴルファーの多くは スタンダードである
 Rシャフトを選択しません。。。から
多くの人はこれよりも「硬い」シャフトを使っています。

ここからが本題ですが、
その240cpmなにがし と言うシャフトの硬さは
少々腕自慢の人の「自称ヘッドスピード」で42~45ms
にとっても 圧倒的に
『硬い』シャフトです。

この硬さを自称ヘッドスピード42~45msの人が
使うとなると、シャフトの個体差、性能は
全く出ることがなく
逆にシャフトが硬いので
シャフトをしならせる と言う行為が
シャフトの使い方になってしまう という
本末転倒なクラブの扱いを覚えるだけ になります。

ハミングバードの視点では
自称ヘッドスピード42~45msの人が
ちゃんとシャフトの性能を出せる硬さ
使いきれる硬さは 振動数で言うと
 190cpm以下です!

それよりも硬いシャフトでは
単なる棒状の物体として使うしかなく
本来、ヘッドの重さ~そしてその形状が
シャフトを通してグリップを、人間の動きを促進する、
手伝う、押す、動かす のがシャフトの役割なのですが、
しならないシャフトをしならせる というのが
シャフトの使い方になってしまうので
シャフトの使い方としては真逆な使い方が
身に付くことになります。

シャフトの使い方が真逆になれば
当然、ヘッドの使い方も分かりませんし
ヘッドの重さの使い方も覚えません。
意味は分からないかも知れませんが
ヘッドを動かさず、グリップを動かすためのモノが
本当のシャフトの役割ですが、
真逆な方法は グリップを基準にヘッドを動かす打撃です。
これでは ボールもつかまりませんし
ボールを上から打つことも、潰すことも出来ません。
ロフト角度はちゃんと使えず、いつも大きいロフトで
打つことになりますし、ヘッドを重量の使い方も
遠心力…なんて発想になって行きます。
グリップを基準にヘッドを振るスイングは
その逆にスイングに比べると 持続して同じ球を打つ
体力を源にせず飛ばすというのと真逆に位置しますから
シャフトの硬さの誤った選択があとあと大きな禍根を残します。

ゴルフを始めた初期の段階で
自分で使える硬さ…柔らかさのシャフトを
持っていれば、いつのまにか自然にヘッドの使い方も
シャフトの使い方もクラブから学べていくものです。

2020年3月1日日曜日

グリップ‟エンド”コントロールを

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ゴルフショットは飛ばすにしても、
希望の方向に打つにしても
グリップ『エンド』のコントロールはとても大切です。

確かに 感覚的というか、物理現象としては
ヘッドとボールが当たるので
兎角、ヘッドの意識が高まってしまうのはわかります。

しかし、そのヘッドとて
勝手に、自動的に動いてくれる筈もなく
どの道、自分の動作によって
 グリップエンド(グリップ)が移動した結果、
ヘッドが動く…微妙に間接的な関係です。
IMG_1150

ゴルフクラブ、特にクラブヘッドは 上下、左右、前後
どの方向にとっても対称性はなく、
重さも特出して備わっていますから
ヘッドを単独で、動かせば動かすほど
その後処理は複雑に、大変になります。


長い距離を打たない ランニングアプローチのような状況で
ヘッドを下に振れば、その振った分だけ
体はボールから離れ 
ボールと自分の間に適切な量の空間を『創造』しないと
ミスになってしまいます。
造りすぎればトップですし、足りなければダフリです。
MVI_0748Trim(5)Trim(2)Trim_Moment(3)MVI_0748Trim(5)Trim(2)Trim_Moment(5)









俗称で言う『ダウン』スイングは
おおむねすべてのものが 低くなっている工程に
インパクトがあるのが理想で、
ヘッドは下がっているけれど、グリップは上がっている、
右肩は下がっている(ボールに近づいている)けれど、
左肩は上がっている(ボールから離れている)では
毎度毎度 その調整は微妙過ぎて、
誰からもアドバイスをもらうことも出来ませんし、
再現する目安すら 勘と経験に頼るコトになります。

飛ばす…というコトにもつながっていくのですが、
ショットは「モーメントの高いショット」の方が飛ばせますし、
ミスにも強くなります。

アバウトですが、大きなもの(体など) が同じ進行方向に
動いている方がより「モーメントの高いショット」になります。


スイングプレーン信仰者は ヘッドばかりの軌道を追いかけますが、
手先でそれを作っている人のほとんどが、
プロも含めてその多くの人が
インサイドからと言いながら、グリップはボールから離れるタイミングに
インパクトを作っているのがとても気になります。
MVI_0842(3)(2)(2)_Moment(3)MRa_Moment(3)













アプローチで考えるとわかりやすいですが、
なにがしかの修正をする際、
自分で直接動かすことのできる グリップ/グリップエンドを移動させる
その方向や高さが リニアにヘッドに直結していないと
折角、スイングを修繕したと思っても
今度は 逆の問題が発生し始めてしまいます。

グリップが上がり過程なのに、ヘッドは下がり過程では
薄すぎる当たり、厚すぎる当たりの改善を勘とタイミング頼ることになり
再現性が乏しくなります。

グリップがボールから離れ過程なのに、ヘッドはインサイドでは
その軌道もヘッド姿勢も 直接的に改善する術がありません。

そして 忘れてはいけないのは
ゴルフショットにとって飛ばすことも大切ですが、
コースでは 実にショットの 1/3~半分 はフルショットしない、
なにがしかの加減の必要なショットばかりなのです。

加減はもちろん スピード によってするものですが、
グリップの移動とヘッドの移動がまったくイコールとは言いませんが、
なにがしかの関係性がない スピードのコントロール は
やはり 勘に頼ることになります。
MVI_0817Trim_Moment(5)

多くのスイングではインパクト付近で
グリップエンド(グリップ)の移動を止め、
その反動でヘッドを動かすので
これでは スピードのコントロールをするのは曲芸レベルになってしまいます。

グリップエンドの移動、移動速度、移動方向
それをコントロールするのがショットです。

そして ゴルフクラブは そのグリップエンドの移動を手助けする
そういう構造になっています。

「からだの回転で!」VS「ハンドターン」



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