2018年3月16日金曜日

ゴルフスイングのその『概念』を捨てよ

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スイングを良くしていくうえで
重要になるのは「
スイングはこういうもの」という
観念のというか、概念の変更だと思います。

その概念を「更新」していくのには
理屈上の「納得」がとても有効になるでしょう。

スナップショット 2 (2015-04-14 13-48)

スイングは 傍から見ると 円を描いています。
その円を描いて見えるのは
クラブ自身を動かしているのではなく
逆にクラブを動かさず、それを持った自分(打ち手)が
 正面~右~左 と向きを変えているからです。
その円を描くことによって 
  結果 
ヘッドの方がたくさん移動している ように
感じますが、
それを持っている打ち手が決してヘッドの方を
たくさん動かす という意識を持ってはいけません。


 ➡正しくクラブを扱いたいのであれば
  結果の ヘッドが円の外側を移動するから
  ヘッドの軌道の方がたくさん動く
  というのは すべて体の向きの変更に任せ、
  クラブを直に持っている腕や手での作用は
  ヘッドの重さ分だけ ヘッドの移動は
  グリップの移動よりも少ない
  という概念で動かさなくてはなりません。


パズル のような話ですが、
物理的には 
 ➡重量というのは「動きたがらないエネルギー」です。
その重量が集中して付いている先端は
 ゴルフクラブが動く原動力からは
 一番遠い(離れた)ところにあるのです。


クラブはそれ自身が勝手に動くことはありません。

(重力に対し落ちる という作用はありますが)

打ち手が運動をして、グリップを移動させるから
結果として「その分」ヘッドも移動するのですが、
クラブの長さ、円の外周という意識が強いと
とかく ヘッドの方をたくさん移動させようとします。
クラブの長さ、外周があるからと言って
ヘッド(重量物)の方をたくさん移動させようとする行為は
物質の道理から外れるため
人間の行為が(作為)が不可欠です。
結果、グリップの移動を抑制、止め
ヘッドの運動慣性を使ったり…ヘッドをたくさん移動させる
という行為になってしまいます。

ゴルファーのほとんどがそこの部分に気付いていません。

そして 同じく とても大切な部分ですが、
グリップの移動を抑制、もしくは止める という行為は
体の回転を抑制、もしくは止める という行為につながります。

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極端に言えば、体の回転は続いているのに
グリップが移動を辞める というのは
グリップ部分が 体の回転と反対方向に動いている
ということになりますから、あまりに難しく
一般的に打撃テクニックではありません。
まあ プロも含め、強く振るひとは
グリップの移動(横移動)を
体の上方への逃げ、運動の方向を上に変える という
非常に危険なテクニックによって 抑制していますけどね…。

ゴルフやレッスンに関連するユーチューブやブログなどで
ちらほら出てきますが、
ヘッドを走らせる とか
シャフトをしなりもどす と言った行為は
すべて危険な行為です。

打撃方向があり、それに類似した運動方向があります。
物理的な約束事から
運動の先端に、しかも重量の集中しているヘッド部は
移動の源になる運動、グリップの移動の量や速度よりも
多くなったり、速くなったりしません。
ヘッドの方が極端に速く動いたり、
ヘッドの方が極端に多く動いたり、
それらの動きは ヘッドの動かしているのではなく
グリップを止めているに過ぎないのです。

ゴルフショットの中で
一番負荷のかかるインパクト
重さで言うと 数百キロから1トンの衝撃があります。
そして、その近辺はヘッドスピードで言うと
ゆうに100キロを超える高速な動作区域です。
そこで 動作を止める という行為は
それらをひっくるめた負荷を
その止める部分の周辺が受け止めることになります。
人によっては手首でしょう、
人によっては左ひじ
場合によっては 首や腰を痛めるケースもあります。

道具とは本来 それを使うことによって
人間の労力や負荷を減らし、けがや故障を生みにくくする
という役割がある筈です。
ところが ゴルフクラブを扱い概念が間違うと
逆に ゴルフクラブを使うことによって
より労力や負荷を増やしてしまう…ことになりかねません。

そう ケガだけではありませんが
上手くいかないのは その概念、頭の中の問題が
少なくないのです。

2018年3月15日木曜日

『インサイド』から打ってみよう

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インサイドから打つ
インサイドから打ちたい

というのが多くのゴルファーの願望です。
ボールを飛ばし、スライスにならない
コスリ球にならないための必須条件とも言えるでしょう。
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しかし そのインサイドって何か?
というコトを理解していないと
全く意味のないモノになってしまいます。

多くの人はインサイドは
軌道の、ヘッドの軌跡の一環として
ボールの内側、自分側から入ってくるライン
と思っていますが 大間違い です!

それこそ スイングの要素の一つである
ヘッドの軌跡、道のりだけを満たす ことになって
ショット向上のためには本末顛倒甚だしいですね。
スイング/ショットは「自分の為に行っている」のであって
誰かの目を満足させるためのモノではアリマセン。
ある意味 軌道なんてなんでもよくて、
効率よく飛ばせて、繰り返せて、体の楽ならば
それでいいんです。


で インサイドとは何か? と言うと
それは 時間/期間 のことを指して、
スイング動作の中で
 右を向いている時間 を指します。
よってインサイドから入れる、インサイドから打つ
とは 右を向いている間にボールにアプローチする
というコトを指します。

👉ですので そもそも
 正しく右を向けていないゴルファーのとっては
 始めから「存在しない」モノで
 基礎を治さず、それを無理やり作り出しても無駄です。


スナップショット 1 (2017-01-21 11-26)ですので ←この状態では
既に インサイドはありません。
体は既に開いている(左を向いている)のに
まだボールを打っていませんから
外から入ってくる アウトサイドインの軌道を
クラブを寝かすことによって無理やり
インサイドっぽく偽装しているに過ぎないのです。



👉腰を回して…それから打つ
 というのでは 腰を回した時点で
 既にインサイドはありませんから、不可能になります。

 
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体が正しく右を向き、その準備が出来
右を向いているうちに ボールにアプローチ出来ないのであれば
軌道だけを ボールの内側から入れ
その代わり ロフトを大きく開く(クラブを寝かす と言います)
方が 偽装のインサイドから入れるより性質が悪いです。
それなら 体の回転に沿って 外から入れてくる方が
数段、数倍マシです!


正しく 右を向いているうちに
ボールにアプローチして来れば
その分「飛球線に対しては」フェースの向きは
右を向いていて正解なのです。

ですので 正しくインサイドから入れてくる
俗世間で言われるインサイドアウト?なスイングには
ヘッドの開閉/フェースの開閉など無いのです。
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始めから ヘッドの開閉/フェースの開閉 がある理論に
とって ヘッド軌道のインサイドアウトなど
単なるお飾りの、意味不明の論理付けに過ぎません。

最低 手でクラブを振ってしまうとしても
トップの位置の右向きをロックしたまま
それをしてしまう位の感覚を身に着けるべきでしょう。
右を向いている時の空間と
正面を向いている時の空間では
『ふところ』の違い、有無があります。
その「ふところ」を通すことを覚えるのは意義があります!

2018年3月14日水曜日

そこを間違えたら『ゴルフスイング』にならないよ

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この初歩の動き
ゴルフスイングにとっての「始めの一歩」
動作として本当に初期の動き
スナップショット 1 (2017-06-30 12-39)

ここを間違えたら
 ゴルフクラブを機能させるスイングには決してならない
それが テークアウェイ/テークバックの初期の動き。

とても単純なことで、それを真似るのは誰にでも出来るが
反射行為のようになったその動きは
まず「理屈」から理解して 解きほぐしていこう。


 
スナップショット 4 (2017-06-28 19-07)

肘…であっても、脚であっても
テークアウェイは右を向く。

クラブの上げ下げは割愛するとして
ごくごくシンプルに右を向くと
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グリップも、ヘッドも、そして自分も
ボールから アドレス時の背後の方へ 遠ざかる。
これを インサイドへの動き と言う。

クラブを意図的に上げ下げしなかったとしても
ヘッドは 前傾姿勢分、やや高くなっているだろう。
ロフト姿勢やフェースの向きなどはほぼ全く変わらず、
グリップも、ヘッドも、多少右にずれた…としても
自分の体の幅(骨盤)の中、正面にある。
 
 
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一方、骨盤は正面に向けたまま
腕だけ、上半身の上側だけ、肩回りだけで
クラブをこの位置まで持ってくると
シャフトは右に倒れ、ロフトは90度以上開いた状態、

体の向きそのものが右を向いて作った インサイドは
 クラブは体の正面にあるが
腕周り、肩回りで造った 疑似インサイドでは
 クラブは単に体の右にズレただけ( ゚Д゚) 倒れただけだ( ゚Д゚)

ヘッドはグリップの移動で動かすモノ! と言う前提で

①体の向きそのもので クラブをテークバックしていれば
②シンプルに体の向きを変えれば ボールに当たる
③ロフトもオリジナルに近い状態で当たる
④クラブの負荷は運動分の負荷だけで済む
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ところが クラブを体の幅よりも右に送ってしまっていると
①クラブは運動分以上に重くなる
②そのまま体を回したのでは フェースでなく
 キャビティ・裏しかボールに当たらない
③ヘッドをターンさせる必要が生まれる
④ターンさせるのには どこかで支点を止める必要がある
⑤クラブが右に倒れるので右に負荷が過剰にかかり
 右が下がり易く、同時に体が開きやすくなる
⑥体が開くと、左サイドがボールから離れ、高くなりやすいので
 左サイドを止め、左腕を突っ張り支点位置を確保する
スナップショット 1 (2016-11-26 15-46)


こんなにも違いがある上に、やることが多くなるのだ。

全員ではないけれど、手で、肩だけでクラブを上げる人の
多くは きっかけとして少し体を回し、
そして グリップを止め、ヘッドの付けた慣性と利用し
手を抜いて テークバックを取っているんだと思う。
その「手抜き」があとあと 時間の短い忙しい時間帯に
より複雑で、より煩雑な作業を必要のするのだから笑ってしまう。

 
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体(骨盤/胴体)がちゃんと右向きをして作り出す
インサイド と
手でヘッドやクラブを体の右にズラして作る
インサイドもどき
 では
全く意味が異なり、
正確に言えば 後者は単にクラブが右に在るだけで
インサイドとは言わないし、
ごくごく普通に ダウンスイングに入れば
そこは インサイドではなく、体の右にズレているのだから
アウトサイドインの軌道を作り出すに過ぎない。
それを さらに寝かして インサイドに入れるのは
更にロフト寝かしとヘッドの開きを強くするのだから
より時間がなくなり、より忙しく、そして体に負担を生むだけ。
それを ゴルフスイングの技術とはとても言えない気がする。

2018年3月13日火曜日

左グリップで決まる全体グリップ・アドレス・スイング

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表題にも書きましたが、
左右双方 グリップ全体も、アドレス姿勢も
そしてスイング・クラブ扱いそのものも
左手グリップ1個で決まってしまいます。


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クラブと人間の関係では
右手グリップの方が上 ☞ ヘッドに近い方を握りますが
地面からの高さと言う意味では
 左手の方が上で、右手の方が下、
右手の方が遠いところを握ります。

そのズレが、離れは、骨盤ソノモノが微妙に
右に傾くことで済まされる程度にしないと
歪んだ形でアドレスをすることになります。

 
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よく グリップは「握手をするように」と言う言葉で
表されたりしますが、
それは当然 左グリップにおいても同じで、
左手のグリップを拳骨にしてしまうと
右手のグリップが同じ形で入ってくるスペースが
左のげんこつ(親指の部分)によって 塞がれてしまいます。

スナップショット 4 (2013-09-10 1-45)

あたりまえですが 腕は肩から生えていますが、
肩から真っ直ぐグリップに入ってくるライン、三角形が
歪まないことは重要です。

スナップショット 5 (2013-09-10 1-45)斜め上から入ってくる筈の㊨グリップが
横から入ってくることになり、
必要以上に 右サイドの低さが必要になってしまいます。





 
 
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そして、左手が握手する形、
第三関節を曲げず、手のひらを造ることによって
右手の手のひらと左手の平が相対する合掌の形が
形成できます。
拳骨を造ってしまうと 手のひらそのものが
なくなってしまいます。


そして ここで最大の疑問が生まれる筈です。
『そんな握りでは握っていられない!』

そう そこがポイントなんです。

その浅い、頼りない、チカラのは要らない 左手のグリップ
それでは クラブを支えていられない
だから そのグリップが重さを支えきれず
移動し続けて、逃げるのです。


左手のグリップが クラブの重さ
運動したクラブの重さを支えていられる と言うコトは
スイングのどこかの時点で
左手の移動が止まり、その重さを受け止める
と言うコトが条件になります。
 そうするためのグリップと言うコトです。

その重さを支えきれない、持っていられないグリップを
造ることが スイング変えていく
非常に高いハードルですが、一番最短の道でもあります。

2018年3月12日月曜日

 "R" シャフト では硬すぎます

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一般的に
シャフトのRは柔らかい と思われていますが
大間違いです。
     (・・・硬すぎです)

このシャフトの硬さ表記(目安)が
アマチュアゴルファーを苦しめているのではないかと感じます。


歯ブラシの硬さは かたい~ふつう~やわらかい
とあって、用途もそうですが、好みで選んだり
自分との相性だったりするのでしょう。
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愚痴みたいになりますが…

ゴルフのシャフトの R(アール)
"レギュラー" Regular  の頭文字です。
・・・通例の…正常の…・・・と言う意味合いですが、
平均的な、もしくは 中ほど と言う意味も含みますよね。
しかし シャフトの硬さの場合、
これよりも下(柔らかい)モノは
 R2(A) と L(レデイ―ス) しかありませんが、
これより上の硬さには
SR~S~SX~X~XX~XXX …と
かなり豊富に存在しています。
機種によっては Xはあっても、R2の無いものも
少なくないのが現状です。

どう考えても R は真ん中の存在と言うよりも
一番柔らかい、男性が使う一番下のスペック
という存在です。

ドライバーシャフト…で言うと
機種によって その R の位置づけもかなり幅広く異なりますが、

国内で人気があり、中高年向け と言われるゼクシオの R 
 45インチ換算で 220~230cpm 辺りです。


正直、 堅い!硬い!固い! です。

 
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シャフトの場合、好み…と言う点も否めませんが、
弊社の平均的な シャフトの硬さは 
   140~150cpm です。

上記の 🄬 とは 70~80cpm も異なり、
その差は XXXシャフトと🄬シャフトの硬さの差以上の開きです。

で その 80cpm も柔らかいシャフト を
どの位のヘッドスピード、
どの位の体力、年齢の方が使うか というと
 38~40ms の平均的なヘッドスピードの人で
 年齢的には 55歳前後 に相当するでしょう。

多少 慣れる必要はあっても
多くの人がこの柔らかさで 楽に
今まで以上に飛ばせるケースも少なくありませんし、
何より 体を痛める人が殆どいない柔らかさ です。


150cpmから見ると 230cpm は明らかに硬すぎます。

弊社のような例外を除けば
200cpm以下のクラブは存在しないに等しいですから
230cpmがボトム、最も柔らかいシャフトの認識は
仕方ないとは思いますが、パワーの無い方や
高齢の方、女性には この硬さでは硬すぎて
ヘッドの重さの恩恵、シャフトの恩恵を賜ることは不可能…!
まして 同じような硬さのクラブである限り
クラブの機種やメーカーを変えても 差はない…!
のは仕方ないかも知れません。


シャフトの【硬さに種類】があるのは意味があって
自分にとって 適切な硬さ を選ぶことが重要ですが、
好みもあるとは思いますが、少なくとも
自分にとって『動かない』硬さでは
シャフトの機能を果たさないと思います。
スナップショット 1 (2018-01-31 14-09)

私は もっと多くの人がゴルフを楽しみ
高齢になってからでも 道具の恩恵を利用し、
若者をやっつけられる ようにするには
少なくとも ドライバーの硬さの標準表記
 🄬は 180cpm 辺りであるべきだと思います。

そして シャフトの硬さの差ももっとはっきり取り 

レデイ―ス 140cpm
R2    160cpm
SR    200cpm
S     220cpm
X     240cpm

という差配であれば もっとゴルフが盛んになり
世界のゴルフの標準が日本になる日がやってくると思っています。

飛距離は勿論ですが、
ゴルフはスコアの少なさを争うゲームです。
そのゲームの特性は 日本人の気質にはとても合っている
と感じますが、今のまま ただ力づくで
頭や技巧を使わないで ねじ伏せるようなやり方の
土俵に乗っている限り 本当の日本人チャンピオンも
日本のゴルフブームも 二度と訪れないと感じます。

2018年3月9日金曜日

シャフトはグリップを動かすモノ

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一般的によく使われる
『ヘッドが走る~シャフトが走る』というのは
グリップの移動量よりもヘッドの移動量が多く、
かつ 速くヘッドが移動することを指すのだと思います。
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気が付かないからも知れませんが、
別なゴルフ用語で、このことを

「ヘッドターン、ヘッドを返す」
「ヘッドを開いて入れて、閉じて出す」
とも言います。
ほぼ 全く同じ行為を指しています。


クラブの構造や機能を知ると
この行為の怪しさ、ダメさ加減が理解できるんじゃないでしょうか

打ち手の差を除き、
ヘッドとボールの接触によって ボール/弾道には
✊左右の角度
✊上下の角度
✊ボールの回転
✊ボールの速度
が生まれる訳ですが、
ロフト角度・ライ角度で考えると
この二つの角度は非常に密接に混じり合ったものです。

上記のクラブの入れ方ですと
打つ前に クラブはロフトも向きも開いていますから
この状態でインパクトが来れば
・・高く

・・回転数も多く
・・右に飛び出て
・・右に曲がります。

典型的なコスリスライスです。
スナップショット 1 (2013-02-13 14-15)

これをヘッドターン・ヘッドを先に生かせると 今度は
・・低く
・・回転数も多く
・・左に飛び出て
・・左に曲がります

通称、引っ掛けフック、 ほぼ 真反対の弾道になる訳です。

ヘッドターンはクラブの構造上

✋ロフト角度 大きい➟小さい
✋ライ角度  多い➟少ない➟多い
✋フェースの向き ㊨➟㊧

と同時に変化していきます。

ヘッドがグリップを追い越したのに右を向いているのは
構造上かなり難しく、逆にその使い方では
ヘッドが後ろにある時左を向けたらボールに当たりません。


ですので シャフトのしなり・しなり戻りには
必ず シャフトを軸とした回転が伴ってしまいます。

それにクラブ姿勢やヘッド姿勢に影響を大きく受ける
ヘッド軌道も絡むので
全てのコトが揃うのは天文学的確率です。
そして 似た球を繰り返すのは もう奇跡の産物です。
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ドライバーであれば ヘッドスピードに自信がなくとも
ヘッドとボールの接触する時間は 1/3000秒
この真ん中の状態が運よくインパクトに来るでしょうか?

何を言いたいか というと
シャフトを開発する、製造する という観点で
上記の使い方
「ヘッドを走らせる~シャフトを走らせる」
のを強化していくと
一か八かで飛ぶけど、弾道は異様に安定しない
と言うシャフトを造ることになります。
手元を強く、太く、硬くし、動きにくいようにし、
シャフトには 歪み耐性の高い、復元耐性の高い繊維を
中から先に斜めに入れることになるでしょう。
手元が硬く、先端部が緩めの 高弾性のシャフト
ですので 全体的にはとても硬めのシャフトに仕上がります。

また ヘッドを走らせるために、グリップの移動量や
グリップの移動速度を制限することは
即ち ヘッドスピードの制限に成りかねませんから
単に 打ち手の『ヘッドが走った』という欲求満たすだけの
シャフトのなる可能性も否めません。


 
スナップショット 10 (2013-06-09 14-54)


ゴルフクラブは ごくごく当たり前ですが
グリップが動けば(移動すれば)
ヘッドも動きます(移動します)

✌グリップが動くことによって ヘッドが動けば
 ヘッドの姿勢変化もかなり抑制できます。
 同じ姿勢のまま移動することが可能です。

✌かつ グリップの移動速度や移動ルート によって
 ヘッドの移動速度や移動ルートも変えやすいですから
 距離の管理/調整、弾道の修正/改良が
 行いやすくなります。

✌ヘッドを振って、シャフトを走らせる打撃は
 飛ばすコトと安定させるコト/真っ直ぐ行かせるコト
 が 相反する関係になりますが、
 グリップを動かして ヘッドを動かす打撃は
 それがイコールの関係にし易いです。


ヘッドとグリップの位置関係を
上下に反転させることを考えれば
クラブはどう扱う方がよりベターなのか
シャフトはどう扱う方がよりベターなのか
答えは見つかってくると思います。

2018年3月8日木曜日

軽量スチール装着のアイアン地獄

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スイングは覚えにくい…
飛ばしにくい…
故障を発生させやすい…
バンカー、アプローチを苦手にさせやすい…
ボールを上げにくい…

脳筋ゴルファーしか生み出さない軽量スチールの罪は
ゴルフ人口減少を加速させることになり
結局、ゴルフメーカーの首を自ら締めています。
多様性…多様性と叫ばれる昨今なのに
チカラや運動神経、運動性能を重視する用品ばかり
横行するのは……なんがかなぁ と思います。

 
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一方、グラファイトシャフトにはスチールシャフト
特に軽量スチールシャフトでは実現出来ない
打ち手にとってのメリットがあります


①スイングを覚えやすい
これは飛ばせると共通項なのですが、
スチールシャフト、特に軽量スチールシャフトは
シャフトの質量をダイエットするには
手元を軽くする以外の主な方法がありません。
細くなる先端を軽くするのは壊れてしまうから
プロダクトライアビリティの厳しい昨今では不可能です。


元来 スチールシャフトは先端重 ですが
軽量になって  さらに割合が増すので
重いヘッド、重めのヘッドが装着できません。


シャフトの硬さも相まって
ヘッドが感じにくいアイアン。


スイングの練習やスイングを覚えるのに
ドライバーやフェアウェイウッドを使うことは稀です。

そのヘッドの感じにくいアイアンで
スイングを覚えるのですから
目安になるのは『スイングの形』ばかり……。

ゴルフの用語でよく使われる『ノー感じ』
その言葉そのものの 軽量スチールアイアンは
ショットの、スイングの感覚をオフにさせる機能満載です。

 
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②飛ばせる
 ①と共通項ですが、ヘッドの質量が20g以上異なります。

20gというと ヘッドスピードで言うと
 👉2~3㎳アップの破壊力に相当します。

この差はものすごく大きく、ミスにも寛容になりますし、
チカラの無い人にとって ボールを浮かせる
弾道を高くする底力として非常に大きなモノです。



『ボールのスピン』を抑えるコトばかりに流れたゴルフ界
ところが、ゴルファーには少なくない割合で
『スピン不足』に苦しむ層がいらっしゃいます。
スピン不足層にとって 軽量スチールアイアンしか選択が無いのは
まるで何かの罰ゲームのような状態です。


 
③アプローチ、特にバンカーに効く
やはりヘッド重量の差!によるものですが、
ヘッドの重いモノ の方がクラブそのものやヘッドを
下方向に導くチカラは大きくなります。
地面にあるボールが拾いやすくなります。
ヘッドの位置や振り感なども強くなりますので
距離感も覚えやすいです。
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ヘッドの運動慣性も大きくなりますから
地面への接触、バンカーなどではその差は絶大で
軽量スチールシャフト普及に伴い、
アプローチの苦手な、バンカーの苦手なゴルファーが
パンデミック(感染爆発)状態です。

正直、バンカーに関しては
100時間のバンカー練習よりも  30g
1000時間のバンカー練習よりも  80g
ヘッドが重い方が効果があります。


ショットもそうですが、特にスピードで解決し難いアプローチ
ボール以外にも重い物をどかさなければいけないバンカーショット
の悩みは ヘッドの重さで解決するのが一番です。




④ウッドとのつながりが良い
軽量スチールシャフトの場合、
安全に使える最低限の硬さがありますから
柔らかくするのには限界があります。
メーカーもドライバーは「シャフトが柔らかく」ないと
飛ばないのは知っており、
ドライバーの平均的なシャフトの硬さはかなり落ちています。
20年前であれば 45インチ換算で 260cpm の硬さが
今は 230~240cpm は当たりまえ。
それに引き換え、アイアンはどんどん硬くなる一方で
Sシャフトを選べば 5番アイアンで 320cpm
SRで300cpm  Rで280cpm
ドライバーとの硬さの差は開くばかりです。


ドライバーが230cpmなら アイアンは250cpm
ドライバーが280cpmなら アイアンが300cpm越え
ドライバー換算で行くと スチールシャフトのSR以上の硬さは
すべて ダブルX トリプルXに相当します。
そりゃ 上手くいかない、飛ばない、痛いのは当たり前でしょう

  
そして 硬さの差 だけでなく、
前述のヘッドの重さの差
 は『クラブの振り感』に大きく影響します。


✋シャフトも柔らかく ヘッドも20g分重い
 ウッド系はクラブも長く、ヘッドも大きい です。
シャフトが硬く、ヘッドの20g分軽い
 アイアン系はクラブも短く、ヘッドも小さい です。

これをコースでは交互交互に打つのです。
上手くいき難いでしょう。
✋ドライバーの苦手はこれが主原因だったりします✋



⑤シャフトの硬さにレパートリー豊富です。
弊社のように アイアンであれば振動数130cpm から
最高350cpm位まで 好みや体力に応じて
超幅広いレパートリーを生むことが出来ます。

 
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⑥シャフトの性格にもレパートリーを生めます。
キックポイントだけでなく、
シャフトの性格に多大な影響を及ぼすシャフトの形状、
テーパーの付け方など グラファイトシャフトは
無限な特性を生み出すことが可能です。

2018年3月7日水曜日

軟鉄鍛造アイアンヘッド メッキのお話し

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通常 軟鉄素材のアイアンヘッドの場合、
耐摩耗性や耐錆び性能のため メッキが施されます。
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軟鉄アイアンには素材として
S15~20~25 とありますが、
この数値は 鉄に対し炭素鋼がどの位の%で含まれるか というもので
数値の大きなものほど 硬め.耐錆効果高め です。
ほとんどの軟鉄アイアンと呼ばれるモノはS25cですが、
従来の熱間鍛造でない、切削による鍛造も増えてきたので
S30cも増えてきています。

弊社の HBS-16 は S20c
ブリストルパター は S15c です。

 
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①クロームメッキ(銀色)

👉下地に一層、ニッケルメッキが入っているのが一般的です。

放っておくと錆が立ってしまう 軟鉄アイアンには
メッキ処理が施されますが、市販の多くのアイアンで使われるメッキです。

市販の平均的なアイアン ブリヂストン、タイトリスト、テイラーメイド 等は
メッキの厚み 50~60μ
弊社のメッキ 30μ
耐摩耗や錆びに対する性能に為 というのもありますが、
メッキに厚みを持たせると 軟鉄素材の下処理にひと手間省けるので
そちらが主な理由と考えられます。

この厚みのクロームメッキですと、事後のライ・ロフト調整の際
メッキにひびが入る可能性があるので注意が必要です。
特に製造から3年以上経っているものは要注意です。


②Wニッケルメッキ(金色)

クロムメッキの下地にも使われるメッキです。

 
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非常に薄い(10~20μ)のが特徴で、クロムメッキに比べると
打音が素地に近い低質のモノになります。
欠点は薄いので 耐摩耗性が低いことと
クロムメッキに比べると錆が立ち易いコトです。

市販のアイアンでは 主に最後に使われたものは
ブリヂストンのJOEモデル、プロギアのDATA725あたりが最終で
下処理の人件費を考えると昨今のアイアンでは割高と言えるでしょう。
その手間を隠すため 最近ではキャビティ部にシールを貼るのが主流です。
正直、今ある市販のアイアンヘッドで Wニッケルメッキに耐えられるものは
皆無と言えるでしょう。  ぼこぼこザラザラ…です。  簾も立つしね…

 
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✊弊社の HBS-16 には どのメッキにも下地に銅下が入っています。
 Wニッケルは摩耗性が低いので銅下は必需品と言えるかも知れません。



✋メッキによる打感…って言葉が使われますが、
 メッキによる打感…なんてものは存在しません。
 あえて言うのならば 厚みのあるクロームメッキはやや打音が硬質に
 なりがちなので硬めに感じるかも…と言う程度です。


✋また メッキにはおおまかに
 ☆ミラー仕上げ(ポリッシュ仕上げ)←艶あり
 ☆サテン仕上げ ←艶無し
 が存在します。
ミラー仕上げの方が目が細かいので汚れが付きにくく
メンテナンスする必要が低いと言えます。
どのメッキも事後にポリッシュするとミラーにすることが可能ですが、
サテンにするには再度の加工が必要になります。 

 
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③テフロン・ボロン(黒)加工
 
 弊社の HBS-16 の場合、 Wニッケルメッキの上に
 テフロン加工がされています。
 耐摩耗性が低いので ソールなどは擦り切れてしまいますが、
 キャビティ部などの箇所においては抜群の防錆性能をもちます。

 やはり 色が黒…ですので、やや小振りに見えます。


 
IMG_0614


✋アイアンヘッドのメッキは好みにもよりますが、
 特にミラー(ポリッシュ加工)仕上げの場合、ヘッドが光り易いので
 ヘッドの形状…トップブレードの形状や面取りの方法・角度 などに
 合わせて選んだ方が良いかも知れません。

2018年3月5日月曜日

アマチュアゴルファーの出来るコト/出来ないコト

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クラブヘッド
そしてそれが描く軌跡
これを体の回転のすることの最大の利点は

効率よく飛ばせ(ロフトが立てられ、重さが使える)
そして 規則性に富んでいる
 コトです。


ヘッドも、グリップも

✋上下(縦)にボールに近づく/離れる
✋左右(横)にボールに近づく/離れる

この組み合わせで

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体の回転が主で、グリップが動き、そしてヘッドが動けば
✋上下(縦)にボールに近づく/離れる
✋左右(横)にボールに近づく/離れる

これは共通の一つの構成に出来ます。

グリップやヘッドが下がっている過程は イコール
グリップやヘッドがボールに近
づいている(インサイドから)
です。
動きの区分、時間区分では
これはダウンスイング、
右向きから正面、左向きになる過程の中にあり
それは体の左右の構成では左サイド、
進行方向の低い時間帯にあたります。
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ところが 多くの人
悩めるアマチュアゴルファーやプロの少なくない人も
ヘッドの動き、ヘッドの軌跡を
グリップの動きでもなく、体の動きでもない
手さばきによる 単独の動き にしてしまいます。

体の回転を主にしていれば
個人差はあったとしても
ダウンスイングであれば
 体も下向き、グリップも下降過程、ヘッドも下降過程、
 俗に言うインサイド・横方向と言う意味でも
 ボールに近づきつつある過程で
 すべてが共通項の中で動きます。
ですので 概ね正面のインパクト逸してしまい
体が左向き、正面を超えてインパクト迎えてしまえば
 体も上向き・グリップも上昇過程、ヘッドも上昇過程
 望ましくはありませんが、やはり共通の動きになります。


体も痛めやすいので とても気になるのですが
手さばきでヘッド軌道を造る多くの人が
インパクト付近で グリップの動きを止め
腰は回ったとしても 肩回りの動きを止めてしまいます。
止まってしまったグリップでは
ヘッドの下降過程も上昇過程も
ヘッドのボールに横方向に近づく動きも、離れる動きも可能で
なんでもアリです。
これを修整するとすれば
1/300秒とか 1/500秒
例え1/100秒だったとしても 0.01秒ですからあまりに刹那。
ヘッド軌道に特別な規則性がないので
✊ヘッドが下降~上昇
✊ヘッドがボールに近づく・離れる
それを決定する はっきりした動きはなく
あくまでも タイミングで決まります。 


スナップショット 1 (2017-01-21 11-26)例えばこの絵を見て下さい。
この状態で 体の回転を主にグリップを動かし
ヘッドを動かしているのであれば
既にボールは打ち終わっている体の姿勢ですが、
まだ ボールは打っていません。
ここから先 体はボールから遠ざかっていきます。
左サイドもより高くなっていくのに
それに反して ヘッドはボールに近づき
ヘッドは下に下がります。
正しい体の回転では 俗に言うアウトサイドインで振って
よい体の向きなのに、ヘッドだけはインサイドから入って来てます。
ほぼすべてのことが 体の姿勢とは真逆 です。


スナップショット 1 (2014-02-07 18-29)ヘッドだけを考えて
内(インサイド)から入ってくるにしても
その左右の角度、上下の角度、弧の大きさ
ヘッド姿勢など 個性も含め
弾道の構成要素はたくさんあるのに
手さばきでそれを造ってしまうと
あまり 広い範囲の中に可動範囲が
ある形になってしまうのです。
逆球まで含めて… ミスの範囲が大きすぎます。


フルショットだけではアリマセン。
この手さばきでヘッド軌道を造る動きの最大の欠点は
スピードの制御の必要なアプローチに出てきます。
体の回転を主にグリップの移動の速度で
ヘッドスピードを管理するのであれば
単純に動作速度、回転速度、グリップの移動速度を
管理し、スピード感を覚えていけば済みます。

体を止め、グリップを止めた 反動で
ヘッドを送る、ヘッドをリリースするショットでは
体の動作速度やグリップの移動速度が
ヘッドスピードの直結した関係になりませんから
距離感を覚えるのが大変。
そして その上にヘッド姿勢やヘッド軌道の規則性が乏しいので
同じ距離感・弾道になり難いのですから
距離感を調整するのは神技に近くなります。
不可能…とまでは言いませんが、かなりの無駄な数の練習量
が必要で、前傾の深いアプローチの練習によって
腰を痛めてしまうゴルファーも少なくないかと思います…。


yjimage0IQ6BINQ100yard1この二つのスイングも
明らかに体が止まり
その反動でクラブ
肩から先だけ動かしている
不自然さが体に見られます。



ヘッドを振らないと飛ばない気がする・・・
というのは 確かに軽いヘッドの硬いシャフトのクラブしか
使ったことのない人には 仕方無いのかも知れないのですが、
飛ばす と
 思った方向に打つ と
  同じ球を繰り返す 
   そして 体を痛めない
どれもが等価に大切で
練習量に乏しく、運動性能にも自信のない
おじさんおばさんゴルファーがやれることは限られていますから
もう少し知恵を使って スイングを覚えると良いと思います。

2018年3月4日日曜日

グリップを動かせ

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


多くのゴルファースイング、ショットを見ていると
スイング・・・というのは
ボールを打つコトのソノモノではなく

 『ゴルフクラブ自体を遠くに投げるコト』
  👉その過程でついでにボールを打つ

と思っているんではないか と思ってしまふ。

http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1963978.html

昨日の記事で シャフトの効果・性能は
ヘッドの重さをグリップに伝え
 グリップを動かす・押すコト 
と書いたけれど、
例えば シャフトがしなった時
 ヘッドとグリップ どちらが動かされ易いんだろう?

rad-04-limited-edition-red2

ヘッドとグリップの重量差は
 50g 対 市販の軽いヘッドでも 290g
単純に300gとすると その差は6倍
5番アイアンで5倍 ドライバーで4倍だ。

その6倍差がどの位かと言うと
 日本人成人男性の平均体重は 70㌔弱
その1/6の体重に相当するのが  2歳児。
   
  (1/5としても 5歳児との関係) 
シャフトの両端に 成人男性と2歳児の重さが
装着されていたら シャフトが復元するのに
より動かすのはどちらになるだろうか?
重さがある成人男性の重さが動きやすいのか?
それとも重い成人男性の重さは動きたがらないのか?

 
人間で言えば重さに関係なく、成人男性は動きませんね(^_-)-☆

 
スナップショット 1 (2017-11-13 14-55)

自分にとって 正しい硬さ(柔らかさ)を使っていれば
シャフトなんて放っておいても しなろうとする。
クラブは構造上、重量が一直線上に揃っていないし
運動は行って来い、テークバックの準備・逆方向に、
切り返しからは順方向に動くのだから
それだけで十分しなりは作れる。(わざと作る必要はない)
それを意図的に シャフトをしならせるように
グリップに対し、ヘッドばかりを動かそうとしたら
シャフトの機能も、ヘッドの重さの機能も台無しになってしまう。


スイング~クラブの扱いは
横方向の、前傾を無視すれば地面と平行の横への動作。
単純な横運動では
グリップをの移動させる動作1に対し
ヘッドの移動量も1 になるが、
体の向きを変える"回転運動"にすることによって
その動作をより効率よく
グリップの移動1に対し、
ある一定の等倍量でヘッドの移動量が付いてくる。
しかし それは一定の割合で
グリップ1 に対し、ヘッドの移動量 1.6 とか
どこまで行っても同じ相対関係だから
打ち手が接触しているグリップによって
距離や方向、繰り返すことやミスの修正などを管理できる。
ゴルフクラブのヘッドには
ロフト角度とライ角度と言う複合した角度が存在し、
その角度によって 上下左右の方向や距離が決まってくるのに
闇雲にヘッドを多く動かし、円を強くしてしまえば
ゴルフクラブのメカニズムにも反するし、
自然な物理的法則や力学にも反するので
行き当たりばったりの結果になって当然なのだろう。


ショットはグリップによって管理され、
打ち手が何処をどのように何時 グリップを通過させるか
というのがスイング。


シャフトをしならせて・しなり戻す や
ヘッドを開いて・ヘッドを閉じる
 と言う動作は
ヘッドにばかり頭が囚われているから普通に感じるかもしれないが、
グリップと言う観点から見ると
どちらも 
グリップを後ろにさげる 飛球線・打球方向に対し
逆向きに動かしていくのと同じコト

無理のない範囲で速く振りたいのに
グリップは
逆に動かすのは クラブ全体の運動速度を下げる
と言うコトになるのだけれど、そこは気づいていないようですね。

4232-30-1

インパクトで言うのならば
 ✊グリップを基準に 『早く』目的の通過に達するのか
 ✊自分の感触を満たすために クラブの移動を止め、
 ヘッドだけを
「速く」振るのか
スイングを考える時、「早く」なのか「速く」なのか
 結構重要なポイントになるのです。

そう言う意味でも シャフトをしならせてしなり戻す とか
ヘッドを返す なんてのは
打点であるヘッドの
「遠回り」「回り道」をわざと作っています。
道のりが長く、苦労したのを満足と感じているのではないですか?

2018年3月3日土曜日

【投稿】軟鉄鍛造 HBS-16 感想記

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/




 お世話になっております。
ニューアイアン、HBS-16が届いてから3か月が経ちました。
使用感などを書いてみたいと思います。
 
IMG_0622



1.距離が全く異なる

シャフトの柔らかさも数段階落としたこともありますが、
ぴったりひと番手とは行きませんが、全く距離が異なります。
ロフト構成は5.6.7.番がHBS-10改より
ほんの少し立っていますが、
あまり差がないのにこの差はなんなんでしょう
特にその5.6.7.番はハッキリ飛ぶようになりました
 
IMG_0614

 
2.弾道が異なる

慣れるに従い、
市販クラブからハミングバードのクラブに変えて、
弾道の違いに驚きましたが、今回はさらに驚きました。
今までは比較的ポッコンと放物線で飛ぶ感じだったのですが、
今回のHBS-16に変えて 
先で一度上に脹らむ、
真っ直ぐ飛んで落ち間際で一度空に上がる感じと言うか、、、
アイアンらしい弾道^^になりました。
気持ちいいです。
 
あえて言うのならば、
重量によるヘッドの肉厚のせいなのか、
打感が柔らかい??と言うのはこのような事なのか、
インパクトの触感がまったくありません。
これで良いのでしょうか?
 
IMG_0628



3.ウエッヂがいい感じ‼

嫌いではありませんでしたが、
アプローチショットが全然異なります。
バンスが効く感じというのがなんとなくわかるような気がします。派手にスピンがかかるという感じではないですが
 戻るでもなく、転がるでもなく、
非常に距離感が把握し易い感じです。
 
IMG_0630

 

4.バンカーにびっくり

元来コスリ打ちのせいかバンカーは
得意な方でしたが、今回はすごい
バンカーショットからこんなにスピンがかかると
こんなに簡単になるとは知りませんでした。
 どんなテクニックなの?!と言われました。
 
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5.やっぱりパターが一番すごい

一番の収穫はパターだったかもしれません。
HBS-16の変更に伴って、
使っていたパターのリシャフトをしてセットし直しました。
ブリストルパターのお陰で6個もハンディが減りましたが、
これはもっとすごそうです。
慣れてきたせいもあるかも知れませんが、
距離ミスがより減り、無駄なパットが激減! 
アイアンの距離が微妙に飛ぶこともあり、
上から打つコトが増えている昨今ですが、
重いヘッドは下りに強いんですねー。
さらにハンディ減る期待で一杯です^^
 
 
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球筋も自分的には美しくなり、
距離も伸び、パターもよくなり、
と良いこと尽くめなのですが、
従来のセッティングのウッドとの相性が…、
問題になってきて、ウッドを変えないとまずそうで…、
予算が…、お財布が…、大蔵大臣が…、と悩む今日この頃です。
暖かくなったら伺いますので、
その時はよろしくお願いします。