2015年11月1日日曜日

◇アプローチで覚えよう重心距離の意味


クラブヘッドには重心位置と言うものがあります。
そのヘッドの重量の中心点と言うやつですね。

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知っての通り 重量の中心点は
握っているグリップ~シャフトの延長線上になく
L状にずれています。
シャフトの軸線からその重心点までの直線距離を
ゴルフ用語として「重心距離」と呼びます。
短いものであっても30ミリ(3センチ)
長いものであれば 45mmを超えます。

ヘッドを回転させる フェースローテーションのような
邪道なゴルフショットでは
この重心距離は機能として邪魔なものでしかありませんが
本来のゴルフクラブの扱い方であれば
シャフトの延長線上に その重量の中心点(重心距離)が
存在しない ⇒重心距離がゼロ
というのは ある種、ゴルフクラブとしての大きな機能
大切な機能を放棄しているのと同じです。

この重心距離は、重心距離がゼロでないことは
ゴルフスイングにとって
重量効果を増やす という機能だけでなく
ゴルフクラブの移動をガイド するという大きな機能を
持っています。

ゴルフクラブをどのように動かすかは
誰かかな教わったとしても非常に曖昧で
動作中となれば 実際の上下左右の間隔と
感覚の上下左右に ズレが生じて
望む方向と結果的に動く方向にもずれが生じやすくなります。


ところが この重心距離が存在する
重心距離がゼロでない という事を
ちゃんと利用すると 自分の意思を持った動作
筋力による移動だけでなく
クラブ自身の重さによって 

「その方向」動かす「その方向」をガイドして貰えるのです。
スナップショット 2 (2015-04-06 2-08)

 
 
前提として ゴルフクラブのヘッドの重さが
グリップを動かす、
シャフトの役割はグリップを軸にヘッドを動かす ではなく
ヘッドの重さでグリップを動かす
と言う概念は必要ではありますが、
それをクラブによって感じることは十分に可能です。

まあ 嫌味半分ではありますが
市販のヘッドの軽い、伝達機能の乏しい硬いシャフトでは
どのようにしても クラブからの伝達はほとんどない
と言えるので 体験することは難しいですが。。。
悶絶クラブ…そうですね…
ロフトの立ち目のアイアンを使った方が分かりやすいです。
6番なり 5番でしょうか
そのアイアンを持って
20ヤードのランニング、、、転がし
をイメージしてみましょう。

動作は フットワークを使った
骨盤の回転だけで体の向きを変えましょう。
両肘は突っ張らないまでも 伸ばしたまま…。
動作には一切の加速は要りません。
大きな動作で短い距離を打つので
逆にスローモーションに使い感じですね。
スナップショット 1 (2014-06-24 14-49)

脚を使った骨盤~胴体の向きの変更なので
前傾姿勢は残ります。
前傾姿勢があるため、胴体が右を向いている時
体の左サイドの方が右サイドよりも低くなっています。
⇒つまり その姿勢によって
ナチュラルなシャット状態が出来ています。

その状態でクラブの重さを感じてみて下さい。

左手に神経を集中させると
左手には インパクト方向に押される重さが
かかっているのを感じると思います。

悪い例ですが
手先でテークバックを取り
シャットを捨て、フェースが上を向くように上げると
理想とするインパクト方向への押される重さはなく
逆にその方向に対する阻害の重さがかかっていると思います。

その位置を探れば その手のアプローチの
理想的なポジショニングはクラブが教えてくれます。
是非トライしてみて下さい。

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