2016年12月23日金曜日

ゴルフクラブ◆ソール、そしてバンス角度




先日の記事に続いて ソールの話 ですが、
実は地面からボールを打つ場合、ココ、ソールの造りに
色々な秘密が隠れているのです。
 

クラブの長さとヘッドの質量の関係があるので
一概には言えませんが、
例えば 同じロフト角度の
フェアウェイウッドとユーティリティ がある場合
ソールの幅があるフェアウェイウッドの方が
沢山数を打った時、飛距離が安定します。
ウッド系、ユーティリティ系にバンスソールと言うのは
存在しませんが、よりスクープソール角の強い
ユーティリティの方が飛距離は劣ります。


ユーティリティにはユーティリティの良さはありますが、
フェアウェイウッドのバンスの幅、奥行きが使えないから
フェアウェイウッドで打つとその奥行きが邪魔になるから
という理由で ユーティリティを選択するのは
あまり良いことではありません。
ソールの幅やバンス角度を使えるか どうかは
クラブの機能を使って簡単に遠くへ飛ばす基本です。
ソールが使えない という事は同時に
ヘッドの重量も利用できないクラブ扱いです。
そして、シャフトの使い方も間違っています。
体力が落ちて 飛距離が落ち始めた時に
ソールやヘッド重量、シャフトなどを利用できないと
飛距離の落ちを留めることが出来なくなってしまいます。
クラブに助けて貰いたいと思った時に
クラブに助けて貰えなくなってしまいますから
まだ大丈夫なうちに クラブを利用する方法を
覚えた方が良いと思います。


 


ショットを煽り打ちする場合でも
人によっては スライス系になったり、フック系になったり
しますが、バンス角が強く、ソール幅のある方が
スライス抑制能力は高いです。
本来であれば、スライサーの人がバンス角のある
ソール幅の厚いものを使うと良いのですが、、、
煽り打ちでスライスを打っている人には
その双方ともに 逆にダフリ・トップの原因になったりします。

煽り系でフックを打っている人は
厚いソール、バンス角度は使える傾向が強いですが、
その方たちには フックを増やす 
この手のソールは逆効果です。

故に 最近のプロモデルは ソールが薄く、スクープなのです。
煽り打ちスライスの多いアマチュアには
何の恩恵もない形状ですね。

 


ウエッヂなどでバンス角度を選ぶ目安は
自分の入射角度です。
ヘッドを振って 体の回転ではなく
腕さばきで円弧を作ってしまう人にとっては
バンス角度を選ぶ目安がありません。

 



 
 

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