2017年2月24日金曜日

パター〇ボールの転がり

某大手メーカーのパターの広告を見て、なんだかとても残念に…というかさびしく思いました。
ボールが転がり、回転するのは 地面と球体であるボールに摩擦があるからです。
 では、地面が芝なのと、氷なのでは、どちらが多く転がり、そしてどちらが『良い転がり』と呼ぶでしょうか。
同じ打撃力で打てば、氷面で打った方が遠くまで移動するでしょう。...
1mを移動するのに ボールの回転も少ないでしょう。
エネルギー普遍の法則がありますから、芝の上で抵抗で失った分を除外して 遠くまでたどり着くとは思いますが、同じ回転総数になるような気がします。

パターで重要なのは 転がりではなく移動です。
移動させることが「主目的」で、転がりは「手段」でしかありません。
望みの距離を移動して、さらにカップインさせることが目的で
転がり自体はどうでもよいと言っても過言ではありません。
ボールの外周は約14㌢弱です。
140㌢を移動するのに、2回転しかしないのと10回転するもの、
どちらが必要な打撃力が多くて、
どちらが芝目の影響を受けやすいか
同じ距離を打つのに多い打撃力が必要なのと
少ない打撃力で済むのが どちらが簡単で どちらが繰り返しやすいか
高校生程度の科学で簡単に理解できるはずです。
宣伝とは言え、その程度のことが理解できていないのか と思うと
なんだか少し寂しい気がします。
と 同時にアマチュアゴルファーがパッティングに苦労するのは、ここら辺にも原因があるという事がわかります。

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