重心距離と重さのお話し です。 重心位置、もしくは重心距離とは クラブヘッドの重量の中心点が シャフトからどの位離れているか ちょっと深い言い方であれば、どの位ヘッドが大きいかと 示している数値です。 IMG_NEW 箱型のヘッド⇒ウッドなど は 体積ではなく、重心距離や重心深度の方が 実質的な「大きさ」を表している とも言えます。 アイアンの場合は、体積って感じの形状では無いですから 数値はそのまま 大きさ と考えて間違いないと思います。 ウッドとアイアン このそれぞれの数値が出来るだけ近似値 出来れば、ウッドの方がやや短い方が クラブの「セット」としては使いやすい です。 前提条件として、双方似たような硬さで使う というのは有りますが、 シャフトの長いウッドの方が 重心距離が長い と ヘッドが重く感じられ 振り難くなります。 シャフトの短いアイアンの方が 重心距離が短い と ヘッドが軽く感じられ 振り難くなります。 001 そこで 良く頂く質問なのですが、 ヘッドに鉛(おもり)はどのように貼ったら良いのでしょうか? 勘違いしがち ではありますが、 同じ重さ(おもり・鉛)である限り 貼る場所によって、弾道が変わる と言うのは 概ね 間違いで、アイアンにしても、ウッドにしても 現代のヘッドの大きなモーメントで 10g程度の重さでは、重心位置が動いたり 重心角度などが はっきり数値として変化することは 殆どありません。 非常にまじめに取り組んでいる場合 笑ってはいけないのかも知れませんが 市販のクラブで おもりが可変に変更できるタイプの ヘッドがあります。 内(ヒール)側に4g 外(トゥ)側8g だとフック防止 内(ヒール)側に8g 外(トゥ)側4g だとスライス防止 なんて言うのは、ウソ とまでは言いませんが 「おまじない」だと思った方が良く、 上記の二種類のセッティングで 重心位置は 1mmも どこへも動いていません。 ただし、重さ全体として 重さはシャフトから離れましたから シャフトに対する効果は トゥ側に重さが有る方が 高くなります。 鉛はそれと同じで 同じ重さであっても、シャフトから離れたところに 存在するほど、シャフトに対する運動効果、重さ効果は増えます。 これが どのように作用するかは その方のシャフト、クラブの使い方によって 真っ二つに分かれます。 本来、重さ効果が増える程 弾道は低く成り易く、フック回転が掛かり易くなります。 逆に、ヘッドを振って、シャフトを振っているゴルファーに とっては、重さ効果が増えると 弾道が高くなり、スライス回転に成り易くなりますから ヘッドの鉛一つとっても、その人その人の クラブの扱い方が分かる 目安にも成り得ます。 だいぶ、暖かくなってきましたが 冬は ものも硬くなっていますし 打つ自分も 服を重ね着していますから、鈍い動きに なっています。そんな時 3~5g程度 出来るだけ トゥ側に貼ってあげた方が 使いやすくなるかな とも思います。 ワンシーズン通して、上手にクラブと付き合うには 寒くなったら ちょっと鉛で補助する というのは 良いアイディアだと思います。 .
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2014年3月25日火曜日
ゴルフクラブ◆鉛の貼り方
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