この半世紀
ゴルフクラブ、特にヘッドの進化は
『モーメントの拡大への道』です。
ドライバーヘッドが大きくなったのも
アイアンがキャビティしたのも
モーメントの拡大が最大の目的です。
重心距離が長くなり
重心距離が深くなることも
モーメントの拡大
ヘッド重量効果の増大です。
モーメントの拡大 は
運動の持続性、
ミスへの寛容度の増加を生み
それにより より遠くに飛ばせる可能性を生みます。
モーメントの拡大は重量効果の増大と同じで
それ ソノモノも破壊力の増加になります。
ドライバーが大型化し、
視覚効果の意味だけでなく
モーメントの拡大により、ミスに強くなり
その結果、長尺化が出来、より立ったロフトが
使えるようになった のが飛距離に増加に
つながっています。
慣性モーメントの増加 は
重量効果破壊力増加 と共に
時間の伴った運動の持続性 という
運動の方向性が付いて回ります。
より大きな、より多い破壊力が
ボールを飛ばす方向に対し
より効果的に運動を持続する
という ゴルフクラブの進化は
そのまま ゴルフスイングにつながってきます。
トップの位置からボールへ運動の方向性
飛ばしたい方向への運動
スイングには 打撃のエネルギーと方向性 が
付いて回りますから
自分の体とゴルフクラブという
出来るだけ多い重量をその方向
ボール、そして打つ方向に動かしている ことが
ゴルフクラブの進化と同じ工程になるのです。
そう考えると
ボールを打つ、ボールをさばくのに
インパクト付近で
ゴルフクラブやヘッドだけを動かしている方向は
スイングとして 最も慣性モーメントの活用出来ない
スイングという動作にとって
もっともモーメントの高い 自分というものを
動かしていないことになりますから非効率です。
出来るだけ多くのモノをボールの方へ
ボールの飛ぶ方向へ と動かしていることが
より遠くに飛ばすことにつながりますし
対ミスヒットに強い方法になります。
体を開いたり
上に体を蹴ったりするのは
スイング動作として
ボールを飛ばす方向へのチカラを減産する方法です。
そう考えると
慣性モーメントを使わない動作(スイング)は
慣性モーメントの高いクラブを必要としない
というのは納得…かもしれません。
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