2019年1月31日木曜日

正しい ドローボールのすゝめ

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ゴルフクラブはごく普通に使えば
ボールには左回転・フック回転が入ります。
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それはパターであっても同じです。

意図的に! を除けば
ボールに右回転が多く入る というのは
そのまま クラブの機能を有効に使っていない証
とも言えるのです。


縦の回転と横回転との割合にもよりますが、
だいたい フックボール・ドローボールの場合
縦回転 4 に対し 横回転 1 の割合を超えると
左に曲がり始めます。
それ以下の場合、打ち出しの方向に飛び 曲がらないボールです。

具体的に言えば
ドライバーで 縦の2500回転 に対し 700回転位まで
回転は入っても ボールの曲がりにはなりません。

u=3097821428,2706946096&gp=0

ただ ゴルフクラブの構造上、
フック回転が入る際は、ロフトも締まっているケースが多いので
縦の回転は思っているよりも少なめになりますから
原則、左回転の入った弾道は左に曲がり易くなります。
そういった関係でも 距離が出やすいのです。

 有り余った飛距離でない限り フック回転を入れた方が
 楽に距離も稼げますし、実はアプローチで
 スピンを効かせてブレーキをかけるにはフックの方が有利です。



ボールの打ち出しの左右方向は
フェースの面の向き というよりも
振った方向に出やすいモノです。

左回転のボールは
打ち出された方向よりも 左に曲がる(易い)のですから
曲がるほど 目標から離れていくのでは芳しくありません。
スナップショット 1 (2014-04-20 10-03)

つまり… ヘッドターン、スライスを避けるためにフェースターン
させる人は あわよくば フック・ドローにしたいのに
ヘッドを返す ということは 左に振り抜くことになるので
望外の結果のフックになった時に
その曲がり分 どんどん 目標から離れてしまうのですから
成功しても、失敗しても 良いことが無いのです。

正しい フック回転のボールは
フェースターンがあったのでは それがフック回転の成功になっても
弾道としては成功につながりません。

フェースターンする 左回転は 単にひっかけ でしかなく、
右を向いて ひっかけて打つことを身に着けても
空中にあるドライバーはなんとかなっても
地面から打つクラブ、アプローチに苦労することになります


正しい ドローボールは フェースターンでは出ません。

2019年1月30日水曜日

ショットの基礎にあるアプローチ



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芯の喰うパッティング

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☝ と題しましたが
少々皮肉交じり のタイトルです。

010

パッティングだけではありませんが
多くの人は 『芯を喰う』をいうのを
ヘッドとボールの当たり所 だと思っています。


全くどこに当たっても良い という訳ではありませんが
『芯を喰う』のは 当たる場所ではありません。


最近は ショルダーストロークが何故か主流ですが
このストロークだと

インパクトの殆ど(8~9割)が
ヘッドが上昇軌道になります。


これはおそらく ボールにオーバースピンを与える
という発想も原因になっていると思いますが、
ドライバーのようにティーショットして
空中に浮いているボールを空に飛ばすのなら
それもあり?! 
(意図的にはするべきではありません)
かも知れませんが、
地面の上を移動させる
基本 水平移動が重視されるパッティング場合
上昇軌道で上手く打つ ことがイコール
 ボールをよく移動させない(転がさない)ことに
つながり 本末転倒 です。
スナップショット 1 (2014-01-20 18-21)

パッティングは大きく体を使いませんから
直線的な動きになるかも知れませんが、
少なくとも ヘッドの高さは上下します。
上から斜め下への移動時 上から打て とまでは
言い切れませんが、ボールを水平に移動させる
ことが主目的なのですから、左右だけでなく
 ボールの飛び出す方向
 パターヘッドの上下に移動する方向

方向をベクトルと言いますが、そのベクトルが
出来るだけ近いモノのほうがより効率よく
打撃が距離に変換されます。

今のショルダーストローク理論は
ボールにより多くのオーバースピンを与えること
が主目的になっていて
ボールを望みの距離移動させるが蔑ろ というか
転がす という言葉の意味が
球体のモノの移動 という意味だと理解できていない
のでは と思います。

まあ 多くの人が使う
軽すぎる 飛ばない パター(ヘッド)では
本能的に弾きたくなる、強く打ちたくなる
という事の表れなのかも知れませんから、
市販のパターを使っている人に
ストロークを改善しろ と言っても無理がありますが、
パッティングは距離を移動させることがメインテーマです。

安定して、繰り返せる
思った通りの方向に、思った通りの距離が打てる
のには 出来るだけ小さなストローク
出来るだけ速くないストロークが理想的ですし、
人間の感覚がしっかり距離感として発揮できる
ストロークが良いと思います。

そして パッティングストロークは
インパクト付近の部分を特に抽出した
ショットそのものです。
ですので、ショットの練習共考え
正しく身に着けるようにトライしてみて下さい。
006

最近は某プロもそうですが
ショットもパットもアプローチも
しゃくり打ち、煽り打ちが主流ですので
プロですら「飛ばし馬鹿」の風潮が強くなっています。
上手に パッティングのコツを掴めれば
ショットもパットもアプローチも
共通して ソツなく打てるようになりますし、
あおり打ちによる腰痛や故障からも解放されます。

2019年1月29日火曜日

スコアの壁はアプローチ次第

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これは 飛ばす、ドライバーショットでも同じですが
ゴルフを良くするには
 その距離、望むその距離を打つ能力を高めるコト です。

どちらもどちらですが、
多くのゴルファーは方向ばかりを重視してきた傾向が強いので
ある種 方向の方が二の次 と考えてよいでしょう。

フルショットにもつながりますから
重要視 しなくてはいけないのは
 ヘッドのロフト姿勢
 ヘッドの入射姿勢₍角度₎ を一定にする
変化を多く作らない コトで
この条件は ヘッドの方が多く動かない
グリップの動いた量 ヘッドを動かすコト
 です。

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グリップの動いた速度通り、 ヘッドを動かすコト です。

肩を揺さぶったり、ヘッドばかりを動かすような振り方では
一定の動作速度を身に着けても
 ロフト姿勢が一定にならず
 ヘッドの入射角度が一定にならず

一定の距離を打ち続けることはかなり難しい
アプローチであれば 腰痛を覚悟するほどの練習量がないと
それを習得し、かつ持続するのは不可能です。

グリップを 兎も角 動かす。

ヘッドを動かしたい、思い描いた道のり、軌跡
それを なぞれるよう グリップを動かすのです。


それを感覚的に覚えると
アプローチの距離感は飛躍的に良くなります。
と同時に グリップの移動でヘッドの移動を管理、
ヘッド姿勢も管理しますから
ダフリやトップなどの痛手を負うミスも激減します。

手先で円弧を描かなく、
特に上下、ヘッドの高さの変化を生み出す円弧を
描かなくなりますから アプローチで痛い ダフリ・トップもミスから
解放されると言っても良いほど です。

 
スナップショット 1 (2017-10-23 20-11)

習慣づけ していくには
よほどの短い距離で無い限り
テークアウェイでは しっかり骨盤・体は右に向けましょう。
フルターンしても良いくらい。

フルターンしておけば
上から打てる時間は確保しやすくなるので
よりダフリ・トップは軽減します。


上げる量 で管理してはイケマセン。

打ちたい距離に対し
なんとなくで良いですから ボールの速度をイメージし
そのボールの速度になるような グリップの移動を作ります。
スイングの大きさは限定せず
そのグリップの移動速度が作れる量 を感覚的に。

距離感はボールの速度感であり
グリップの移動速度感です。
その感覚はなかなか間違いません。



練習やドリルでは
上げる時も下げる時も
ヘッドは忘れ、無視し(ゆるゆるしない範囲で)
グリップの移動だけを心掛け
ボールの速度とグリップの移動速度の関係を構築しましょう。

 
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グリップの移動を決して止めず
グリップが下がっている過程でインパクトを作りましょう。

201901 17番ホールにて



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2019年1月28日月曜日

2019年1月版 頑張ってるクン



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アマチュアの「飛ばない」理由

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若くて、どう振っても体が痛まない方には
全く用のない記事になるかも…です。



なんども説明しているので
少々しつこい話になってしまいますが
「飛ばない理由」は簡単
(説明するのは簡単という意味)
ロフトの使い方が上手く行っていないからです。


現在のスイング論、
プロも含めたスイング論の大元は
「高打ちだし・低スピン」論から始まっています。

確かにこれは理屈としては間違っていません。
間違っていませんが、機械的な机上の理論で
人間が行う、特にアマチュアのオジサンゴルファーが
実践するのには 体の故障が伴う大変危険な理論です。

IMG_0610

単純に説明すると
例えば 5度のロフトのクラブを使って
15度打ち上げ軌道を作り
その15度に対し、5度のインパクトロフト
(地面に対しては20度のヘッド姿勢)で
打つことによって
15度の打ちだし角度に5度のスピンで飛ぶ
という理論です。
090

10度なり、15度上に振る というのは
かな~~り 上に振る煽る・しゃくる感じです。
ウエッヂのような短いクラブであれば可能ですが
この仰角をドライバーで作るには
   かなり上を向かなくてはなりません

体への負担も相当でしょう。

そして これを実践する場合、
その上昇、仰角に対し ロフトを維持しなければなりません。
15度の仰角にクラブを振って
その基準よりも大きなロフトでインパクトを迎えては
単に高く飛び出る 上に飛ぶ弾道になるだけ です。

 
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体重を左に移さず 右体重のまま
上に振るので、放っておけば
より大きなロフトになり易い振り方です。

ここの部分が 多くの人が飛ばない理由 です。

そして この振り方には多くの代償が伴います。

①腰、特に右腰に負担がかかります
②体を開いて打ちますので首にも負担がかかります
③地面から打つショットが苦手になります
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体の回転と腕の振りが基本別物なので
タイミングが命 となり
このショットでコンスタントにゴルフをするのには
相当量の練習量、練習頻度が必要なので
それが 体を蝕むことになるでしょう。


個人的な意見ではありますが、
昔のゴルフスイングのインパクトは
体が正面を向き、その体に対して顔も正面を向いていました。
ところが 今のスイングは左を向いてテークバックをし
右を向いてインパクトをしていますので
とても 醜い体の動き 姿勢に感じます。
真似はしたくないです。。。 

軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブから始まって
こうなってしまうのか、
はたまた このスイングがあるから
軽いヘッド、硬いシャフトを好むのか・・・

どちらにしても 長持ちして楽しめるものでは
無くなりつつあると思います。

2019年1月27日日曜日

フジクラ スピーダーのお話し

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ちょっと気になることがあるので
書き記しておきます。


IMG_0032


現在 ゴルフ販売の総数は極端に下がってきている中でも
そこそこ人気のリシャフト系
 の フジクラ スピーダーシリーズ の話です。

シャフトだけに限りませんが
多くのゴルフパーツは
 一番初めの開発は
 力のない人でも
 言葉は悪いですが 素人でも簡単に
 遠くに飛ばせる
 ことを念頭に始まります。

ビジネスライクな言い方で申し訳ないですが
ハードヒッター系の人は
放っておいても ゴルフ用品を買い替えてくれる、
買い替えずに居られませんし、
 ゴルフ中毒に近い存在です。
ですが その割合はゴルフ全体の数%
おそらく 3%程度だと思います。

数も少なく 放っておいても買い替えてくれるゴルファーのために
クラブを開発しても ビジネスにはなりません。

やはり ほとんどを占める 飛距離不足のゴルファーのために
新しいモノが企画・開発されます。
ゼクシオ、エスヤード なんかは典型的ですね。

テイラーメードが今の地位を築く元になった
ドライバーシリーズは R300 R320 R360  というモデルです。
チカラもなく 安定性も乏しい方向けの やさしいモデルです。
このシリーズは ヘッド重量も 205g前後あり、
重心距離も長く、モーメントも高いですから
慣れれば 必ず安定して 飛ぶようになります。

ところが ゴルフクラブの開発は
そのモデルが継続されると
なぜか そのハードヒッターというか
ゴルフ中毒に気に入られるような、そちら系にすり寄る傾向
になります。
これにあまり例外はないですね。
ヘッドであれば 軽いヘッド~小振り化~重心距離を短く
 ロフトも絞り、スピン抑制効果を強くしていきます。
シャフトであれば 例外なくハード化していきます。


フジクラのスピーダーも
初期のころは やはり 飛ばない、力のない人が開発の対象で
フジクラ自体もそれに気づいていて
シャフトを公に うさぎちゃん と ゴジラちゃん に分けていました。 
ハードなシャフトの うさぎちゃん別バージョンも用意するほどです。
IMG_0031

スピーダーは その前のモデル
フライラン シリーズの ライトペンタゴン というシャフトが始まりです。
復元性が高い、復元速度が速い ということで
カタログでも やや長め やや重めのスイングウエイト
 ワンスペック柔らかいものを薦めていました。

そのプローモーションはとても効果があり、
ゴルフブームも微妙にありましたが、
フジクラのシャフト というよりも
リシャフト という分野を開発した と言えます。

ところが スピーダーもご多分に漏れず
ハードタイプに移行していきます。
モデルでは ゴジラタイプばかり です。
丁度 スピーダーの661が境目ですね。


スピーダー661(speeder 661) はハニカム繊維にケブラー素材を
使っていることもあり 復元スピードが異様に速く、
人間の感覚では、しなっていることを把握できないほどです。
異様にハードなスペックです。
15年以上前 若かったフィル・ミケルソンも使用しましたが
Xフレックスでは使いきれず、Sでもギブしたほどで
復元スピードが緩やかな スピーダー757に落ち着きました。
 通常の市販スペック X の硬さを使っている人でも R でギリギリな程です。
シャフトの運動を促すためにも
重めのヘッド、重心距離の長いモノの方が
安定して飛ばせるようになります。 フジクラもそう薦めていました。

 しかし いかんせんあまりにもハードです。


ちなみにですが スピーダーの番号の末尾は
開発年を表しますので 2001年ということです。
17年も前のシャフト ということですね。


スピーダーシリーズ が登場して 5年位で
従来 飛距離をあきらめていた層が リシャフトで
飛距離を得る というのが一つの分野になったほどのブームも
話題だけ先行して 661路線登場から下降気味になり
結局 その路線への転向がスピーダーを消滅させます。

 
IMG_0030

そして 今なぜか復活・・・したのですが(その理由もわかりますが…)
当時は ゴルフの大好きな リシャフトまでしてしまうような
コアなゴルフファンが スピーダーを選んだわけですが、
現在では ネットやスマホの影響で
本来 この手のハードなシャフトを選ぶべきでないゴルファー層が
この手の 超ハードスペックを使うようになってしまいました。
フェイスブックやツイッターなどのゴルファーを見ていても
「ええええええ! なぜ そのシャフト? なぜ そのスペック?」
と言うのばかりで 驚きを隠せません。

2019年1月26日土曜日

第2回 スイング大改造セミナー開催

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第2回 スイング大改造セミナー開催


告知🌸第2回 スイング大改造セミナー開催
来る2月5日(火) 午後2時頃 より
場所:ハミングバード 横須賀店  :大矢部3-14-10
...
ゴルフスイング大改造セミナー を開催(2時間以上)いたします。
参加費:お問い合わせください→野澤 046-804-1480 まで
hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp

スイングを教えたい人に、より有益なセミナーと思います
また スイングを変えたい、良くしたい、教わりたい 場面で
どういう考えがそれを有効にしていくか と言うのにとても効果的です。
スペースの都合上、
同時に受講する人数には限りがありますので、参加は事前にお知らせください      店主

パッティングストロークから始まる腰痛

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ゴルフのスイングを誤った認識でしてしまうと
「体の故障」の元になってしまいます。


確かに 現在、流通しているゴルフクラブ
ユーザーに何をさせたいのか よく理解できない
軽く小振りなヘッド、壊れないだけの硬いシャフト
では そういう振り方や扱い方をしたくなるのは分かります。

軽いヘッド、硬いシャフト、バンスの無いウエッヂ
これでは バンカー恐怖症養成機器ですし、
見た目大きいだけの その見た目とは反比例した
軽くて大きいヘッドでは パター苦手育成機器です。

とはいうものの
やはりプレイする前の認識とか、概念は
ゴルフクラブの扱いを大きく左右しますから
ちょっとだけでも考えてみて下さい。


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ゴルフクラブを上手に扱えない人が
パッティングをすると
ほぼ例外なく このようにパッティングします。
ですので 昨今パッティングスタイルは
前傾姿勢が不必要なほど深くなりつつあります。
プロでもそうです。

まず よく考えてみて下さい
前傾姿勢とは 股関節
大腿骨(太もも)と骨盤(お尻)の角度です。
前傾姿勢が深くなることは
特に良くも悪くもなく、個人差の世界ですが
前傾姿勢 というのは
スイングにおいては 今流行りの用語 プレーン
スイング軌道の『基礎』になるものです。

パッティングにおいて
骨盤を動かして打つ ということを
薦めている訳ではありませんが、
逆に 前傾姿勢はしているけれど
結局 両肩甲骨という 前傾姿勢とは関係ない部位で
ストロークするのは奇妙ではありませんか?
ましてや 肩甲骨を動かすとかなり背骨も捻られます。


90000392_1背骨には横に回るような関節は一切存在しない訳で
昔の勉強机に乗っている電気スタンドのように
背骨はひねられてしまう訳で
自分でイメージしている
背骨を軸とした軸運動は出来ないのです。
「軸運動した」気分になるだけです。

その延長線上でアプローチやショットをすれば
当然 腰回りや背骨、首には負担がかかる訳で
それでは危ないです。


スナップショット 1 (2014-01-20 18-21)これもパターストロークを略式化して
絵にしたものですが、
この動作は ギッタンバッコンの典型例で
ロフト変化の激しさや
軸が必ず右に傾くことの問題は「無視」です。

例えばこの延長線上でアプローチするとすれば
テークアウェイでは 股関節が稼働して
骨盤(胴体)が回転して



スナップショット 1 (2013-02-13 14-14)右肩は背中側の後方に下がるのですが、
この角度から見ると 前傾姿勢があるので
このように見えるだけです。
体を その体の機能に乗っ取って
 前傾姿勢はあるとは言え
水平に回転させる のと
見た目を勘違いし、

体の側帯を交互につぶしギッタンバッコンにする
 のとでは大違いです。
この絵を見て このスイング(パターストローク)が
しゃくり打ち というか 煽り打ち になってしまう
という事が理解できるようになると良いと思います。

天才的な距離感の持ち主を除けば
このように ヘッドをあおって使い
毎度ロフトがばらつき、上り間際のトップ気味で
ボールを打っている(パッティング)限り
相当な練習量が必要になり、
特に前傾姿勢の深い昨今の基礎姿勢(ポスチャア)では
その練習が体を蝕んでいくのです。

2019年1月25日金曜日

ダウンスイング時の左右グリップの関係



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ゴルフスイング◇捻転? 体捻転って病気かい?

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多くのゴルファーが「非常に大きな勘違い」
「非常に危険な勘違い」をしているのが、体の回転 と言う言葉。

練習場やコースで耳にする 「体が硬いんだよね~」って…。
誤解を生み易いゴルフ用語に「捻転」ってのがありますが、
そのニュアンスは消しゴムを捻るような、
ぞうきんを絞るような、そんな感じがあります。
しかし、体の構造は多少の遊びは有ったとしても
通常 雑巾のように体を絞ることも出来ませんし、
それが捩じる戻るのにパワーが発するとも思えません。

(もし、そうだとしても痛める可能性と引き換えには出来ない)

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背骨にはひねる機能が原則論、ない訳ですから
「体、硬いんだよね~」って言うのは正常な話で
背骨を捩じって、ふにゃふにゃってのは
生きている限り、かなり無理があると思います。

裸でスイングすることも、それを見る機会も
あまりない訳ですから、衣服としてズボンは
回っていなくとも、ズボンの中での骨盤は回っています。
上半身の向きを無理なく変えるのには、
フットワークでの骨盤の運動が不可欠です。

よく下半身は45度、上半身は90度なんて
言葉も耳にする訳ですが、
それも両膝や太もものラインが45度に対して、
上半身(この場合はへそのライン)が90度 と
考えるべきです。
腰は45度、両肩は90度というのは
肩の動きが加わるにしても、背骨を積極的に
捻る動きになりますから、お勧めしません。

現代のスイング論(流行りのスイング論)では 
既に無視された存在になっていますが
肩辺りと腰あたりの背骨の捩じり
上半身~胴体のひねり というのは
人間の背骨に「臼」のような機能、関節が存在しないため
どうしても水平な回転差にならず
複雑に胴体が捩じられた姿勢が伴ってしまいます。
昔に比べると インパクト時の左サイドの伸びあがりが
プロアマ問わず 激しくなっているのは
その一例に過ぎません。
これでは 結果として軸になる筈であった背骨が
軸として機能しなくなってしまいます。
背骨が軸として機能しないスイングは
当然 向きの変更もどき と 体重移動は
近接した隣り合った行為ではなくなってしまうので
体重を移動しないスイング論が横行してしまいます。

パッティングなどの練習の多いプロにとっては
腰痛は職業病なのかもしれませんが、
首を痛める(特に左サイドの)ゴルファーが
この数年で急増しているのは
看過できない部分だと思います


スイングを考える時
それに特化することは悪いことではありませんが
もう少し科学的なことや身体的なこと
その「当たり前」的な部分を無視するべきではありません。


そう言った意味でも 利き肘の外に張るクランチの動き や
顔を右に向ける動きと言うのは
フットワークで体(骨盤)の向きを変えるのには
非常に良い エッセンスになると思います。

スナップショット 1 (2013-06-13 15-44)

特に グリップやヘッドを常時、体の幅の中に
収めておきたい と考える限り
腕のローリング(回転)を抑えるためにも
肘のクランチの動きは憶えたいものです。

2019年1月24日木曜日

抜き球/こすり球撲滅!シャフトの角角度運動を無くせ!

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ドライバーが飛ばないのを解決するのは
アプローチの練習が一番です。


やみくもにドライバーを打っても
おそらく何も解決しないでしょう。






良く考えて見て下さい。

ゴルフクラブにはロフトがあります。
例え ロフトが少ないドライバーとは言え、角度が付いています。

スナップショット 1 (2013-06-09 15-03)スナップショット 2 (2013-06-09 15-03)スナップショット 6 (2013-06-09 15-04)





↑このように↑ 振ったのと

スナップショット 8 (2013-06-09 14-54)スナップショット 10 (2013-06-09 14-54)スナップショット 12 (2013-06-09 14-55)





↑このように↑ 振ったのでは
どちらが 前にボールが進みそうですか?

どちらが ボールが上に逃げると思いますか?

特に双方の一番右、3枚目の写真のロフトを見てみて下さい。

スナップショット 12 (2013-06-09 14-55)スナップショット 6 (2013-06-09 15-04)






それと同時に 
体の回転によって グリップが動いた分、ヘッドを動かすのと
グリップの移動を制限し、ヘッドを動かすのでは
体の姿勢も大きく異なってきます。


ダウンスイングからインパクト付近に関しては
グリップエンドの向いている方向に体重は移って行きます。
体重移動を気にしている人は グリップエンドの向きを
気にすれば解決し易くなります。


アプローチのように 大きなロフトのクラブで打つ場合、
シャフトの角角度運動をしてしまうと
ボールへの打撃力は ボールの打ち出し角度をボールの回転に
なりやすく、ボールのスピードが下がってしまうので
必然的に速いスピードでスイングしなければなりません。

正しい意味の用語ではありませんが、
一般的に ゴルフ用語として ミート率 
と呼ばれるものがあります.     これは
スイングのスピード(ヘッドスピード)に対するボールスピード
の掛け率に準じて そう呼ばれています。
 ヘッドスピード30 ボールスピード30  =1.0
 ヘッドスピード30 ボールスピード45  =1.5

同じヘッドスピードであれば
立ったロフト、インパクト時のロフト効果の少ないものほど
数値は高くなり 1.3~1.4~1.5となって行きます。

このように シャフトの角角度でボールを打とうとする人が
アプローチをすると
ヘッドスピードよりもボールスピードの方が遅くなり
それが 二度打ち を生んだりする訳です。


ロフトの多い、ロフトの寝たクラブの場合
道のり上のボールスピードはもっと高いのですが
打ちだしが高いので、水平な移動距離が取れません。
(ボールスピードは 水平距離に対する移動を測るため)
 ヘッドスピードよりも実際のボールスピードが高くても
水平移動は少ないので ヘッドが追いついてしまうのです。


 
スナップショット 1 (2015-07-24 10-23)


スイングをする際に
出来るだけ大きなスイングを‼という意識
があるかもしれませんが、
その意味合いは 背骨~ヘッドまでの距離を半径として
回転運動をすることを指し
ヘッドを大きく 弧を大きくするという意味ではありません。

多くのゴルファーは
体の回転は無視し、クラブの長さを半径とした
スイング軌道を作ろうとするので
体でクラブを動かすのと比べると
より「ロフト効果の大きなショット」
なってしまいます。

 
001

ボールの底をフェースでなでるようなインパクトでは
スピードを上げても ボールは飛びませんし
スピードの変化に対し、飛距離の変化が
比例関係になりえません。
まして その距離を打つのに
全く必要のない速さでスイングしなければならないのですから
練習量の少ないオジサンゴルファーが
アプローチ下手になるのは当然な方法なのです。

そして この感覚は
ショット全般につながって行きます。
ドライバーの飛距離不足に悩む人の
多くの原因がここに隠れています。


…おそらくあの人も… あの人も…。



シャフトの角角度運動を減らせ!ではありません。

シャフトの角角度運動を無くせ!
             です。

2019年1月23日水曜日

クラブの長さは『ロフト作用の一部』

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ゴルフクラブの長さの役割
勘違いされている方が少なくないと思います。

ゴルフクラブは その方その方、そのセットそのセットの
セッティング・設定が決まると
長さに応じて 装着されるヘッドの重量が変わります。

HBS 005

機種やヘッド性能、意図によってその幅は前後しますが
だいたい 
半インチ(1.25センチ)で 7~9g程度
長くなるとヘッドは軽く
短くなるとヘッドは重く
 なります。

多くの人は 長いクラブは
ヘッドスピードが上がるから 遠くに飛ぶ
長さ(ヘッドスピード)が飛距離の源 と
信じているようですが、
100%間違い とは言い切れませんが
半分以上 6割がた誤って認識している
と言っていいかと思います。

ヘッドスピードに関してですが
長さが変わると一律上がる
長さに応じて一定の割合で上がる と考えがちですが、
例えば 36➡38インチ  44➡46インチでは
短いクラブの方が長さの変化に対して
ヘッドスピードの変化も大きいのです。
これは あまり知られていませんが
43インチを超えるような長めのクラブの場合
スイング時のクラブの移動に対し
ヘッド(主にフェース面) の投影面積よりも
シャフトの投影面積の方が大きく、
空気抵抗の関係から 長さを増やしても
ヘッドスピードは上がりにくくなるのです。


余談ですが 通常45インチのドライバーは普通になりましたが
それを46インチにしても ほぼヘッドスピードに変化はなく
振りにくさが増すだけ と考えてよいと思います。
特に 45インチを超えるような長さのクラブは
ラウンド中、スイングが風の影響を大変受けやすく
不安定なものになりやすくなります。


ヘッド重量が長さ分減って
長さ分ヘッドスピードが『数値上』増えたとしても
ボールを打撃する破壊力はほぼ変わっていないのが
本当のところ なのです。
では なぜ ドライバーは一番飛ぶのか というと
それは実は 「ロフト」 なのです。
シャフトが長くなると
ヘッドのボールにアプローチしてくる上下の角度
入射角度が緩くなります。
それによって ロフト角度が少なくても
打ちだし角度が取りやすくなるので

(勿論 そこにはヘッドスピードの作用もあります。
 ありますが、それそのものが主ではないということなのです。)

長いシャフトを使うと少ないロフトが使える かも?!
というのが飛距離の秘密なのです。

004

ゴルフクラブは 打撃の破壊力が単純には
ボールの速度・回転・角度に分散されますが、
入射角度が緩いほど(クラブが長いほど)
打ちだし角度が増えやすくなります。
ですので、例えば 破壊力が同じ とすると
同じロフトのフェアウェイウッドとユーティリティでは
ウッドの方が打ちだし角度が高く、スピン少な目、
ユーティリティの方が打ちだし角度は低め、スピン多め
になりやすいと考えてください。


スイングプレーンという話が続いていますが、
ゴルフクラブの製品のロフト とともに重要な
そのクラブの、その長さに応じて
アドレスがセットされた時点、
構えが出来た時点で決まり で
アドレスは方向という左右の角度とともに
距離・弾道という上下の角度が決まる のです。

ですから 理想論として
出来るだけ毎回似たような距離・似たような弾道に
するのには いつもその入射角度が安定する
クラブの扱い方をした方が良い ということです。
ヘッドをたくさん動かす
 腕さばきでスイングプレーンを作るスイング だと
ロフト姿勢・体の姿勢・ヘッドの入射角度 が
毎回ランダムに変化しやすく
左右だけでなく 飛距離や高さ、弾道も
毎回ばらつきやすいスイング ということなのです。

スイングを始めてみないと
どんな入射角度になるのかわからないような
振り方を目指すのは
目隠しで 番手を選んで打っているのと
大きな違いはないのです。

2019年1月21日月曜日

スイングプレーンを意識することは 体の回転を放棄することにつながります

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


巷で言われている
スイング軌道~スイングプレーンですが
20161215Trim(2)(2)(2)_Moment

このアングル 上方からスイングを見た場合、
アドレス基準の この飛球線よりも
自分側(内側)から 入ってくるのを インサイド
反対側(外側)・・・画像で言うと上側 から入ってくるのを アウトサイド
と呼んでいますが
もう その幼稚さに気づく時期だと思います。

何度も書いていますが、
ボールは無機質です。 意思をもちません。
打ち手が 何番をもって、どの方向に打とうとしているのか
それすらも当然知りません。
このアドレスに対して 内とか、外とか の基準は
いったい ボールに対して何になるのかも意味不明  です。

トップオブスイングでは ✋この上方からの単純な二次元₍平面₎で見て
ボールに近い~遠い 離れているという意味では
ヘッドの方が微妙にボールから離れています。
グリップの方がボールに近い状態です。

確かにボールを打つのには
その遠近 ヘッドの方がボールに近く
グリップの方がボールから遠い 状況になります。

つまり トップの状況とは反対の相関関係
トップ    グリップの方が近く ヘッドの方が遠い
インパクト グリップの方が遠く ヘッドの方が近い
相関関係が反転~逆転する訳ですが
✋ それは体₍骨盤~胴体₎が回る/向きを変える からです。

インサイドとかアウトサイドとか と関係なく
手で グリップよりもヘッドをボールの方へ出したり
している訳ではありません。

何もしなくても 体の向きが回る という動作が
ボールを打つことに関係していれば
その反転・逆転の関係は作れるのです。
 ほとんど無意識の…意識する必要のないコトです。

逆に 巷ではやりのインサイドとか、アウトサイドとか、
ボールに対して グリップとヘッドの遠近関係を
腕周りで 操作できるような そんなスイングは
体の回転が打つことになんの関与もしていない
単なる手さばきです。
それをすること、しようとすることによって
スイングプレーンを自分で作ろうとすることによって
打撃と体の関係は無くなってしまいます。

2017-06-13 19-07-51

ボールを打つ、打たないは別として、
クラブの実質的な長さが変わらず
体が回転すれば インサイドイン
ヘッドは飛球線(意味ないですけど)の内側から来て
内側に抜けていきます。

 
mh


理想論として 体がボールと正対した時 をインパクト
としている考え方ですが、
では 体が大きく開き、左を向いていた時
 それはどうなるのでしょう?

単純です。


20161215Trim(2)(2)(2)_Moment(2)20161215Trim(2)(2)(2)_Moment(2)-1











単に左を向いてインパクトしただけで
 左に向かって打ったのと
 左にターゲットを取っていたのと 同じ。

それを 自分都合で アドレス時のターゲットラインで
スイングの軌道を区分けしているに過ぎません。

言いたくないけれど アホかと思います。

二つを見比べて頂くと分かると思いますが、
正面でボールを捕える という条件でのターゲットラインを基準値にすると
左を向いてボールを打った軌道は ターゲットラインの外から入ってきますが
それは 前述の通り
左に向かって振っただけで
アウトサイドインでも、インサイドアウトでも なんでもありません。

・・・当たり前すぎて意味不明かも知れませんが、
体の正面でボールを捕えるコト は
体の回転でクラブを動かして
 ボールを打つことが大原則! 絶対条件です。

インパクト時の体の向きは無視して
スイング軌道を作るには 体の回転とは関係ない
腕さばきでスイング軌道を作るので
絶対に体の正面でインパクトは迎えられません。
 絶対に!です。

にもかかわらず ボールにとって意味不明な
アドレス時の 願望的ターゲットラインをスイング軌道の基準値にする
その感覚というか、神経が良くわかりません。
理論になってないのを解説できません。

土台 、スイング軌道理論は
体の回転でクラブを動かすコトが原則で
そのうえで スイング中の実質的な長さの作り方 を考え
クラブの長さの使い方は そのまま重さ~負荷に直結するので
それによって 正面の約束時間に間に合わなくなったり
体の姿勢が崩れてしまって 正面でインパクトをむかえられない・・・
という 軌道を作ることがメイン目的ではなく
どうしたら ボールと正対した時に打てるか というのがメインテーマの筈です。
。。。。。。。インパクトで体を止めることでもありません