2024年3月6日水曜日

フェアウェイウッドの方が柔らかめの数値が良い理由

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


店長「コレ クラブを選ぶ時、造る時、
 そして 組み上げる時、実はとっても大事な部分で
 ハミングバードでは もう20数年前から
 クラブのセットは シャフトの硬さの流れ、
 ドライバーからフェアウェイウッド、アイアン、ウエッジと
 硬さの推移を ちゃんと許容範囲で流さない と
 本当の意味でのセットになりませんよ、
 って
 言ってきましたけれど

 あああ、本当はバラしたくないんですけどね、
 ゴルフ用品業界の発展の為に言ってしまいますけど
 ネックの長さにも着目して
 シャフトの硬さを見ないとダメですよ
✊ なんです。」
EZ055
質問「ネックの長さ❓」

店長「はい。
 同じ全寸45インチのドライバー がある、とします。

①片方が シャロータイプ(薄い)の非調整式、
②もう一方が ディープタイプ(厚い)の調整式、

 この二つって 場合によっては 1インチ-2.5㎝以上
 実装するシャフトの長さが異なる場合が多々あるんですね。

 二つのドライバーの 硬さ、振動数が同じ数値
 例えば 200cpm だったとします。
 前者①の方はシャフト寸は長い
 後者②の方はシャフト寸が短い

 打ってみると分かると思いますけど
 シャフト寸の長い①の方が 硬い
 シャフト寸の短い②の方が 柔らかい
 です。
 組み上がった 同じ長さのドライバー なのに🙄…です。

 そして コレが一番顕著に出るのが
 ドライバー から フェアウェイウッドへの推移 なんです。

 どのタイプ、どの機種であっても
 ティーアップして
 宙に浮いているボールを打つドライバーは タッパ、
 上下方向に厚みがあります。
006
 フェアウェイウッドは地面からボールを打ちますから
 ドライバーのような厚みを取る訳にはイキマセン。
 ボールの大きさが 約45㎜の半分の 23㎜位が基準になり、
 ソコソコ厚みのあるモノでも 40㎜強。
 一方、ドライバーのソレは 60㎜を越えるモノも沢山あります。

 そして ドライバーの主流は調整式 ですが、
 フェアウェイウッドやユーティリティは
 価格を抑えないと 買って貰えないですし、
 ドライバーに比べると 買い替え頻度も高くないですから
 ネック調整式では無い者も沢山あって
 ネック調整式が FWやUTの主流とは言い切れないのが現状です。

 ですので 45inのドライバー よりも
 43インチのフェアウェイウッドの方が シャフトの実寸、
 シャフト長が長い場合も 考えられるんです。
IMG_0828
 実際、クラブをセッティングする時、
 その実寸を見誤ってしまう、
 シャフトの実寸では無く、クラブの全長の長さ で
 シャフトの数値を造ってしまうと
 シャフトの硬さの推移がちゃんと流れないんです。

 前述しましたが、45インチのドライバーのシャフト長 と
 43インチのフェアウェイウッドのシャフト長 には
 どの機種であったとしても 殆ど長さの差が無い、
 同じ長さの場合も往々にして発生します。

 ウッドのシャフトの硬さ推移は
 機種や元の硬さによって異なりますけれど
 45インチで200cpm であれば
 半インチ短くなったら 1~2cpm位の数値差 ですが、
 43インチ 長さの差であれば 2インチですので
 数値上 最大8cpm 離れていても良いのですが、
 シャフトの実寸が同じ であったら
 ドライバーと同じ 200cpm でも問題ないんですね。

 逆に 8cpmも離れてしまって
 クラブとしての全長は2インチ違うけれど
 使っているシャフトの実寸 は同じだから
 43インチのフェアウェイウッドの方が
 ①フレックスも ②フレックスも
 ドライバーが Ⓡシャフトだったとしたら
 表記は同じⓇであったとしても
 実際の硬さは ⓈⓇ、 Ⓢになってしまう。
EG05_04
 緊張感もあって、平らなトコロから打てない、
 地面にあるボールを打たなくてはならない
 フェアウェイウッドの方が かなり硬い クラブに
 なってしまうのですから
 それを知らないで使っているアマチュアが
 フェアウェイウッドが苦手になるのは仕方ないんです。

 これは正直、クラブの作り手側の過失 なんですよ。」

2024年3月5日火曜日

ネック調整式ドライバー の知られていない話し

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


店長「ゴルフクラブについて
 あまり語られていない、知られていないコトが
 あるんですね。」

質問「な、なんです。」

店長「ものすごく 単純なコトなんですけれど🤗
スクリーンショット 2023-05-08 003101
例えば、ですね。
シャフトには 『キックポイント』
調子って言葉で言うと 先調子とか、元調子とか、
ありますよね。」

質問「ありますね。中身はよく分からないんですけど…。」

店長「まあ あまり気にしなくてもいいですし、
 大抵の人は 硬い、動かないシャフトを使っているから
 キックポイント自体効果を発揮してません。

 本題はキックポイントではないんですけど。」

質問「はい。」
スクリーンショット 2023-04-17 145020
店長「クラブメーカーやシャフトメーカーに聞いてみると
 答えてくれますけれど、その調子・キックポイントで
 先調子~ヘッド寄り と 元調子~グリップ寄り
 その差って ドライバーのシャフト であっても
 1in~2.5センチ程度しかないんですね。」

質問「ドライバーシャフトの全長ってどの位ですか❓」


店長「45inのモノで 110㎝位でしょうか。」

質問「その長さにすると 先調子でも元調子でも
 殆ど差が無い ッテコトなんですか❓」


店長「ないですね。
 メーカーによっては その差は1cm位と言っているトコロもあります。
 シャフトの全長の1%、多くても2%前後です。
 シャフトにも製品誤差がありますから、
 その範囲と考えても良い程度の差です。

 実はそれよりもですね。

 ヘッドのネック長の差の方が大きいんです
 今回はソッチが本題です。
EZ05
 現在、ドライバーは ネック調整式のモノが多い、主流です。」

質問「カチャカチャ って奴ですね。」

店長「はい。

 ネック調整のヘッドって どうしてもネック長が長くなってしまうんです。」

質問「調整しろを取らなくてはならないでしょうからね。」

店長「ですので 薄べったい(シャロー) 非調整式のヘッド と
 厚め(ディープ)目の 調整式のヘッドでは
 同じ 45inのドライバーであっても
 装着される シャフトの実寸 が かなり違うんです。

 機種にもよりますけれど
 シャフトの調子・キックポイント以上の差があるケースも
 たくさんあります。

 初期の頃の ネック調整式のドライバー って
 壊れやすい と言うのもあったんですが、
 それを防止する為も有って ネック側に重量が集まり過ぎて
 飛ばなかったんですね。

 それが何度も改良されて 今に至っているんですが、
 各機種ともに ドライバーが低重心化がかなり進んだ
 って言うのも勿論、有りますし、
 ドライバーシャフトの硬さ『基準』がかなり柔らかく、
 振動数で言うと 20~30cpm柔らかくなったってのも
 あるんですけれど、
 実はネック調整式のドライバー は
 そのネックの長さから シャフト自体は『短い
 同じ45インチであっても 従来のタイプの
 ドライバーヘッドに比べ 使っているシャフトが少ない、
 短いって言うのも ポイントのヒトツ なんですよ。」 
EG05_04

2024年3月3日日曜日

意外な盲点…手打ちはこんなトコロからも…

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

店長「多くの人は
 当然ではありますが、
 ボールを真っ直ぐ行かせたいから
 インパクト時の
 ヘッド、フェースとボールの関係を
 真っ直ぐ… アドレスのように戻したがります。

 勿論、気持ちはわかります。
【切り返しから『渋滞』を起こさないように_Moment(2)
 しかし、スイングは個々で異なりますけれど
 正しく からだの向きでクラブを動かせば
 ほんの少し ですが、ボールの内側、
 よく言う インサイドから入って来ます。

 度数で言うと クラブの番手や長さなどによっても
 その人のタイプによっても異なりますが、
 仮に ドライバーでの 平均的な横のアタックアングル
  インサイドから 2°~4°
 分かり易いですので 5° としましょう。

 ライ角度等はちょっと除外しますけれど
 シンプルに この横のアタックアングル 5°に対して
 横の回転を生まない フェースの向きは
 『アドレス時の飛球線』 俗にいう真っ直ぐ に対しては
 5° 開いた、右打ちの人で言うと右を向いた状態です。

 5° のインサイドからの入射 に対し
 6° 7°(飛球線に対し)位のフェースの向きでは
 ボールに右回転は入りますが、
 弾道としてスライスになるコト殆どありませんが、
 流石に 9° 10°(軌道では無く飛球線に対し)
 開いてしまっては 横回転も増え
 弾道もスライスします。

 逆に 5°のインサイドからのアタックアングルに対し
 フェースが 4° 3° の向きで有れば
 ボールに左回転は入りますが、
 弾道としてはフックにはなりませんが、
 0°、つまり 飛球線に対してのスクエア、
 軌道に対しては 5°の左向き であれば
 かなりの横回転になりますし、
 弾道も左に曲がります。

 真っ直ぐ飛ばしたいから
 フェースを『アドレス時の飛球線に対し』
 『スクエア』に戻す は 聞こえは良いですが、
 ヘッドを、フェースの向きを操作する事になり、
 この場合は かなりのフックになります。
413445



 フェースの向きを操作すると
 軌道も影響を受け、変化してしまうので
 こんなシンプルな話し(故にもっと大変)にはなりませんが
 たって 5度の角度 であっても
 ヘッドを、フェースの向きを操作する意識、
 操作と言うよりは 修正、戻す
 と言う意識だと思いますが、ソレをしてしまうと
 ゴルフクラブは 1度であっても 動かしてしまうと
 その動作は 継続的に行われることになります。
 つまり ヘッドがどんどん回転していく というコトです。

 特にフックや引っかけに悩んでいる方は
 インパクトの ヘッドとボールの関係、
 そのイメージを今一度、確認してみて下さい。」

2024年3月2日土曜日

ドライバーに悩んだら 短尺「気味」はお薦めです

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

店長「短尺…にするのも、自分のスイングタイプ、ショットのデータなどを
 見て決めた方が良いですけれど、 長尺 もそれと同じです。

 何度も言っていますが、
 ゴルフクラブは 長さが増す、長くなると
 クラブ全体の慣性…動かした時の重さ感 の為
 その長さが増した分、『ヘッド重量は減ります。』
ヘッド遅れ~グリップ遅れさせず_Moment
 例えば…ですが、
 ものすごく物騒な話ですが、
 ヘッドのついていないシャフトとグリップ、
 ヘッドが付いているよりも 速く振れますが、
 それで 人を叩いて 殺すことは出来ないでしょう。
 突き刺す…なら 別ですけれど…。
 でも、ヘッドが付いていれば 振る速度は遅くなりますが、
 当たりドコロによっては かなり危ない。

 クラブが長くなって 例え、速度が『多少』高くなったとしても
 ヘッドの重量が落ちていますから 総合的な破壊力は
 あまり変化していないんです。
 クラブの中で一番長い ドライバーそのものに
 『ロフト角度』は別として 破壊力が一番有ったら、
 振り難くて、扱い辛くて 仕方がない
でしょう。

 ドライバーが一番飛ぶのは 一番少ないロフトでも
 使える工夫、クラブの長さによるアタックアングルであったり
 長さによる速度 や ティーアップがあるから で
 ポイントになるのは 『ロフト角度』です。

 そして ボールの上がりや回転、速度に影響を及ぼす
 『ロフト角度』は 物的なヘッドのロフト角度 だけでなく
 そのヘッドのボールに入ってくる 入射角度、アタックアングル
 含まれています。
ドライバー入射角度
 製品の物理的なロフト角度 と ヘッドのアタックアングル
 ボールの及ぼす影響は 半々、
 物理的な角度が 及ぼす影響は 半分に過ぎません。

✅ロフトが小さくなると
 ボールの速度は増え 打ち出し角度は減り、回転は減ります
✅ロフトが大きくなると
 ボールの速度は減り、打ち出し角度は増え、回転は増えます
〇ドライバーの場合、進入角度は良いトコロ レベル位で
 ダウンには入ってきにくいですから
 アッパーの度合いが変わると思います。
✅アッパーの度合いが減ると
 ボールの速度は増し、打ち出し角度は減り、回転数は増えます
✅アッパーの度合いが増えると
 ボールの速度は減り、打ち出し角度は増え、回転数は減ります

 この二つの組み合わせは思っている以上に複雑で
 本当に その人その人によって 結果が異なって来ます。
Desktop 2020.09.03 - 15.33.57.01_Moment
 なんだか 性質の悪い冗談の様ですが
 長尺で 距離の効果が高い のは
 元々、ヘッドスピード高めの人…距離に悩んでいない人で、
 飛距離アップを悩んでいる人には
 長尺の恩恵は多くありません。



 逆に ヘッドスピードの余り高くない人には
 44インチなどの 短尺効果 の方が恩恵は多く、
 また 扱い易さによるショットの安定、方向の安定 が
 自信や安心感を生み 気持ちよく振れる
👉飛距離が伸びる という二次効果も期待できます。
445TL-5-1
構えやボールの位置なども フェアウェイウッドやアイアンなどと
近づいてきますから 悩みの複雑化を避けられます。


 あまり短くし過ぎるのは ロフト角度を増やす方向で
 考えなくてはいけなくなりますが、
 11~12.0度位のロフトで済む長さ
 であれば ミスをしても ロフトが助けてくれます。
 どんなロフト角度が良いかも 人それぞれですが、
 大きめのロフトで打つ安心感もあるでしょう。

 ドライバーに悩んだら 短尺「気味」なモノ
 考えても良いかも知れないですよ。」

2024年3月1日金曜日

ぶっつけ打ち/手打ちは 柔らかシャフト・重いヘッドで軽減出来る

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


質問「シャフトの硬さやヘッドの重さ は 手打ちと言うか
 ぶっつけ打ちを関係が有るんですか❓」


店長「有ると思いますねー😌

 硬いシャフトになれば しならせたくなります。
 世間一般でも シャフトはしならせて~しなり戻して
 使うモノと言う認識が持たれていると思いますが…
 多くの方が使うのは硬いシャフトですから しならせるには
 速く振るか、ヘッドという重心のズレた機構を利用して
 クラブを捻じるか(ヘッドを回転させるか)

 いずれかだと思います。
EG05_04
 アマチュアの多くは 若いプロの様には振れませんから
 総じて 硬いシャフトを使っているケースが多い。

 しならせる為に 捻じったクラブ
 特にドライバーですね、それをそのまま打った、
 インパクトを迎えたのでは こすりスライスになっちゃいますから
 どうしても 閉じなきゃならない。
 閉じるって グリップを止めなくてはなりませんから
 からだの回転、右打ちで言えば左向きも 止めて
 その反動で 腕やクラブを振る って言うのが
 主流の打ち方になっちゃう、そうせざるを得ない
 と思うんですね。」

質問「好き嫌いに関係なく、手打ちにならざる得ない
 というコトですね。」


店長「そうなりますね。」

質問「ならば 柔らかいシャフトを使ったり、
 重いヘッドを使えば 手打ち/ぶっつけ打ちも回避出来る
んですか❓」


店長「全員とは言えないですけど
 慣れも必要ですが、回避はし易い 
 少なくとも 手で振る割合の軽減は可能 だと思います。

 例え、手で振って フォロー側に体を左に向けない としても
 柔らかいシャフトや重いヘッドは しなり戻りが
 当然、硬いシャフト-軽いヘッドのモノよりも多くなりますから
 フォローが大きくならざるを得ない、
 その勢いで からだの左向きも増える可能性は大です。
〇リリースの違い ヘッドを出すかor廻るか - frame at 0m34s
 また、柔らかいシャフトや重いヘッドのモノは
 グリップよりもヘッド、先端を多く、たくさん動かそうとすると
 上手く行き難いですから
 慣れて行くうちに 全部とは言えませんけれど
 手で振っている~からだの回転に任せる の割合が
 からだの回転に任せる割合が増えていく傾向がとても強いです。」

質問「スイングに良いのですね。」

店長「はい。
 若い時と違って チカラで封じる、ねじ伏せる って言うのが
 し辛くなって来ますから とても有効だと思います。

 また シャフトの効能、使い方、
 …私は使われ方 だと思いますけど、
 手で振ってしまう人、ぶっつけ打ちの人、 は
 おそらく…ですけれど シャフトって
 しならせて、しなり戻して 
 『グリップを基点に ヘッドを動かすモノ
 そういう機能、役割なんだ と信じていると思いますが、
 実際には その反対で
 『グリップを動かす、
 強いては 打ち手の動きを誘導するモノ
なので
 動くシャフト、柔らかいってコトですけど
 重いヘッドを使えば それがよりはっきりと分かる、
 感じられるようになるので
 その…ざっくりとした感じではありますが、
 シャフトの効能、使い方の理解の違いは
 かなり スイング、クラブの扱い方に影響有ると思います。

 シャフトを しならせて しなり戻して使う、と
 信じている人に 『柔らかいシャフト』もしくは『重いヘッド』
 を使って頂くと、慣れるまでは必ず
 スライスが強くなる、テンプラになる、
 あまり例外がありません。
 シャフトって しならせると それを復元するのに
 ヘッドよりも(こちらは重さがありますから)
 グリップの方を動かそうとするんですね。
 意図的に シャフトをしならせると
 より グリップを動かそう、
 ダウンスイングであれば グリップを押そう とするので
 グリップが予定の場所よりも前に押されて
 スライスが大きくなったり、テンプラになっちゃう…。

 グリップが押され、インパクトポイントが前に行った証し
 なんですね。
2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m52s
 硬いシャフトよりもシャフトがより簡単に動きますから
 『しならせる動き/動作を減らして
 インパクトポイントを調整する が正解で
 たくさんしならせて たくさん戻す は
 シャフトを使う 最悪の付き合い方 になります。」

2024年2月29日木曜日

『ぶっつけ打ち』を回避する

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

店長「ドライバーショットだけじゃないですけど
 ある程度の年齢になってくると
 特に ドライバーでは問題になるのが
 
『ぶっつけ打ち』になってしまう… ですね。」

質問「ぶっつけ打ち❓」

店長「なにか 定義が有る訳じゃないですけど
 手打ちショットの行き着く先 って感じで
 言葉の通り インパクトでヘッドをボールに
 ぶっつけてショットが終わってしまう…
 そういう打ち方ですね。
〇リリースの違い ヘッドを出すかor廻るか - frame at 0m34s
 コメントにもありましたけれど
 ドライバーショットは ティーアップしてますから
 打つボールは空中に浮いています。
 ボールの位置も 地面のボールを打つよりも
 右打ちで言うと左側、前寄りにあります。
 それに すべてのクラブで一番長さが長い事による
 ボールに対して入ってくるヘッドのアタックの緩さ、
 その両方が相まって 自然な形でアッパー気味、
 度数で言うと 1~2°
 最大で言うと 3°位のアッパー になるんですね。」

質問「自然な形で✋ですね。」

店長「はい。
 2°のアッパーって
 傾斜~勾配で言うと 3.5%の勾配
👉100m進むと 3.5m高くなる
👉10ⅿ進むと 35cm高くなる ですから
 結構、急なような…急で無いような…
 微妙な角度です。

 これは 先ほども説明した通り、
 ティーアップ、ボールの位置、クラブの長さ(弧の大きさ)、
 プラスαで ドライバーヘッドの重心の深さ など
 ほぼ全部が 意図的なモノでなく外的な要因 です。

 ですので わざとアッパーに振る必要も全くありませんし、
 結果として 「へぇ~ そうなんだ😌」程度 で
 意識する必要もないとも言えます。

 スイングの問題も含め、
 これを意図的… アッパーに 3°以上のアッパーにしてしまうと
 ボールの打ち出し 飛び出しは ほどほど高め、
 低くない程度の高さに飛び出るのですが、
 非常にスピンが少ない上に、ボール速度も出にくいので
 ボールが伸びず 飛ばない球の典型 になってしまいます。

 飛行機の翼、速度、浮力もそうだと思いますが、
 速度に対し ある一定の浮力が無いと
 浮力に対し ある一定の速度が無いと
 失速してしまい 落下/墜落します。

 数か月ぶりにラウンドしたら 30ヤードも
 飛距離が落ちてしまった というコトが起こり得ます。

 ぶっつけ打ち、
 からだを左に向ける(右打ち)コトが打つコト ではなく
 からだはボールに向けたまま、
 腕やクラブだけを振る、フォローを出す 打ち方では
 ヘッドが急激に、小さな弧で上昇しますので
 かなりのアッパースイングになる可能性があります。
〇支部 昼連物語
 割合を正確に言うことは出来ませんが、
 50歳以上の年齢のゴルファーでの割合は結構いると思いますし、
 加齢とともに 手打ちの人が
 そのぶっつけ打ちに行き着いてしまう例はものすごく多いと思います。


 この映像はアプローチで、ですが
 片方は 肩も含め腕とクラブだけ 前に出し、
 一方は からだを左に向けることでそれを行っている「違い
 を確認できると思います。

 クラブの長さの弧で 急激に上がるか、
 からだの厚みや腕の長さ、クラブの長さの弧でヘッドが上がるのか、
 3.5%の勾配を考えつつ 見てみて下さい。

 歳をとって ぶっつけ打ちになるのを避けるため
 手打ちを辞めましょう。
 若いうちは良くても ある年齢になると
 ぶっつけ打ちへの道になっちゃいますから
 行き先を変えましょう というのが私の考えです。」

2024年2月28日水曜日

ゴルフクラブの都市伝説…

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


店長「あと 折角だから…
 パーシモンヘッドのフェースって
 諸々の事情によって 木製じゃない
 鉄だったり、一番多いの真鍮、
 そして プラスチック、
 晩年には カーボンが、
 そう言うモノがハメられて来たのね。
f141186665.2
 特に カーボンは
 カーボンにすると飛ぶ 
ら・し・い
 で 猫も杓子もカーボンフェースの時代が来たんだけど
 そこって どう思う❓」

質問「いや、なんか、言い難いけど
 あんまり変わんないんじゃね❓ って思いますけど。」


店長「そうだよね。
 クラブ買い替えるのはお金かかるから
 ちょっと 気分を変えて リフレッシュ 程度のモノ。

 それと同じことが
 アイアンの チタンフェースだったり
 ウエッジの ノーメッキ だったり するんだよね。

 アイアンのチタンフェース は
 チタンだから 弾く って
 どこから来るんだから分かんないんだけど
 ダイヤモンドは貴重な素材扱い にするため
 永遠の愛を ってプロモートしたのととっても似ていて
 確かに強度はあって 薄く出来るけど
 ヤング率そのものに大きな違いはなくて
 弱い軟鉄は厚くて
 強いチタンは薄い
 でも 強度、張度に大きな差はない、
 あるのは 軽くできるから
 打面の重量を落とせて その分、周りに配するコトが
 出来るコト位だけど それも めっちゃ違いが出るほど
 じゃあない。

 パーシモンのフェース素材の話しと同じ。
 ウッドのバルジ・ロールの話しと同じ。


 ウエッジのノーメッキ は 打感が良い って
 ゴム製のボールと金属製のフェースの
 歪み率は 200倍前後違う。

 わずか 10~20/1000㎜ 10~20ミクロン
 かなり厚めのモノであっても 50ミクロンの被膜
 であるメッキが
 そのボールと金属の差を変えてしまうほど影響がある
 と信じる気持ちは素晴らしいけど

 ハミングバードでも採用しているけど
 メッキの下地に 銅下と言って 銅を入れるんだけど
 あれは 使い込んで行った時、ピンク色が見えて来て
 ちょっとカッコイイ から と
 単に 重量upを狙っている(いいトコロ4g位だけど)
 に過ぎなくて あれで打感が変わるのが分かる人 は
 是非 100円玉 と 10円玉 を 二つ並べて
 目をつぶり 指で押して
 どちらがどちらか 判別してみて欲しい。
110zeikin318_TP_V1
 実際にヤング率 柔らかさと言える 歪み率 は
 数値として 倍違い、
 ニッケル素材の100円玉の方が硬い。
 表面に傷をつけやすいかの 指標では
 銅とニッケルでは あまり大きな差は無く
 若干、程度 ニッケルが硬い。


 それが触って判別出来たら 仕事引く手あまた じゃない❓」

質問「でしょうねー。」

店長「あえて言うのなら
 机の上とかに置いて
 硬いモノ、金属質のモノで叩くと打音は違う。

 想像通り 100円玉の方が 微妙に硬質な
 やや高めの音になる …って程度で
 おそらく ココが感覚的な硬さ・柔らかさの差に
 なるような気がしてなりません。
 ですので 否定は出来ません。

 ですが 物事の本質から離れない程度…にね😌
 って感じです。」

2024年2月27日火曜日

ドライバー 用具の変化 その方向

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

店長「ドライバーヘッドやボールの進化は
 より ボールがつぶれない方向
 スピンがかからない方向 へ進むと考えられます。」

質問「飛ぶ から ですか❓」

店長「そうですね。

 ボールをつぶさない、
 つぶれない訳ではないですけど
 その量が減り、ボールがつぶれてしまう力を
 ボールの初速、スピードに変える方向 です。
impactgolf
 それに伴い
 当然、なんですが より一層
 ボールとヘッドの接触時間は短く
 いずれ 平均的なアマチュアであっても
 ボールとヘッドの接触時間は 1/4000秒の世界に
 突入すると考えられています。
 
 
0.0003秒以下 です。」

質問「うわッ😧」

店長「現実的には 真反対 なのですが、

 金属のヘッドに 金属のボールが衝突するような…
 フェースにボールが乗っている時間はほぼ皆無で
 当たった瞬間の ヘッドの姿勢、フェースのさま、
 ヘッドの入って来た角度、で決まってしまい、
 フェースを閉じて なんて暇は一切ないんですね。

 実際、ドライバーヘッドも年々
 慣性モーメントが数値が上がり、
 今や 左右の慣性モーメントだけでなく
 フェースの上下の慣性モーメントが 4000g㎝2 を
 超えるものまで 出てきています。
〇ゴルフ史上一番柔らかいドライバー…たぶん - frame at 0m17s
 慣性モーメントは 簡単には 芯が広い、
 どこに当たっても 大きな差は出ない、と考えて
 良いと思いますが、それと同時に
 ヘッドの姿勢、運動維持がし易い、継続し易い。
 裏を返せば ヘッド姿勢を、運動継続を 変え難い
 とも言える訳で ボールとの接触時間の短縮もあり、
 いよいよ フェースターンでボールを打つ
 から お別れする時代に入って来た
 と言えると思います。 

 20年前 は 回転数2500回転
 今は 2000回転弱。
 いずれ 1000回転強位でも
 十分、浮力が維持できる性能になってくる
 というのが 大方の予想ですね。

 1000回転強だと 今の練習場のボールでは
 確実に 失速しちゃいますけどね…😧」

2024年2月26日月曜日

練習場のボールとコースでのボールの差

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


質問「練習場のボールでは 失速してしまう
 というのは どういうコトですか❓」


店長「練習場のボールは 皆さんの想像を上回るほど
 毎日強烈に洗われて 表面が摩耗しています。
 経年変化も伴い ディンプルが浅くなり、
 表面積が減ってしまっているので
 想定よりも 少なめの回転になり易い というのがあります。
 仕方がないんですが…。
 また それによって質量も少し減り気味だったりします。」
2019-12-13
質問「コースで使用される ボールとの最大の差は
 なんでしょうか❓」 


店長「現在の多くのボールが多層構造になっているのですが
 この最大のメリットは
 比重、質量の違う層で構成出来る というコトです。
 ボールの最大質量はルールで制限がかかっていますが、
 重い素材を外側の層に、
 軽い素材を中側、中心側の層に配置すると
 ボールソノモノの慣性モーメントが上がり、
 回転数の増減に影響は少ないですが
 回転と言う運動を持続する能力は高くなる
 いわゆる 回転が解けにくく なります。

 練習場のボールは単層構造ですので
 ソレに関しては かなりの差が有ると思いますね。

 また ボールソノモノの歪み も
 かなり スピンや初速に影響します。
 形状も より真円、真球に近いモノほど初速は上がり、
 歪みの有る センターの出ていないモノほど
 初速は上がり難くなりますし、
 運動・速度の持続もし難くなります。

 コース用のボールは工夫されているので
 昔のボールや練習場のボールに比べると
 ボールの初速が出易くなっています。

 失速~ボールのドロップ は
 ボールの速度と回転数の絡みですので
コースボール
 ~ボールの回転も少なくなり難い
 ~ボールの初速が速くなり易い
 ~回転が維持され易い

練習場のボール 
 ~ボールの回転も少なくなり易い
 ~ボールの初速がやや遅め
 ~回転が解けやすい

 ですので 3000回転を下回るようなショットでは
 その差はかなり出ると思います。
201902_078_00
 UT~FW~ドライバーでは
 軽~く失速、少しドロップする位のショットが
 コースでは 良い球 になる、なり易い、

 と言う認識で無いと
 練習場で力みまくった結果、
 コースでは伸びない球、
 スピンばかり増える球の練習をしてしまう

 になりますので 注意が必要です。」

質問「なるほど。」