2017年1月7日土曜日

ゴルフクラブ◇鉛の貼り方


【ウッドとアイアン】
鉛の貼かた、貼る位置を教えてください
重さを感じたい為です
スナップショット 1 (2016-11-26 1-11)






現在のヘッド、ドライバー・ウッドに限らず
アイアンもそうですが
慣性モーメントが非常に高くなっています。

昔のパーシモンヘッドであれば
慣性モーメントの数値は 2000g㎝2程度
1000台と言うのもありました・・・
この慣性モーメントであれば
5g~10gのおもり・鉛であれば
簡単に重心の位置は 1㎜~2㎜動きます。

ところが 現在のドライバーの慣性モーメントは
4000台 5000を超えるものも多くあります。
フェアウェイウッドでも3000台
ユーティリティでも2000台後半から3000台
アイアンも殆どユーティリティと同じ数値です。
rad-04

この慣性モーメントクラブであれば
ウッドやアイアンなどの機種に限らず
鉛~おもりは 重心の位置⒲を動かす ではなく
シャフトに対する「負荷」としての役割です。

よって シャフトからの距離
 重さ×シャフトからの距離
という形での影響ですので
鉛であれば、トゥ寄りのシャフトから遠いところに
張るのが有効だと思います。


正しいゴルフクラブの使い方であれば
ヘッドの重さは

その重さによって よりゴルフクラブそのもの
グリップを移動させやすくなります。
貼れる場所の限られている状態では
出来るだけ トゥ側に鉛を貼り
その重さを最大に利用するのが良いと思います。



同時に注意して頂きたいのは
この時期(冬)になると 鉛は貼りにくくなります。
2~3gであれば問題は無いと思いますが
5~10g貼るのであれば、両面テープを貼る場所を
しっかり脱脂することをお薦めします。
お手軽な脱脂の方法は 女性の使うマニキュアリムーバーです。
シンナーなども使えますが、双方、塗装面にはお気を付けください。
塗装にダメージを与える可能性があります。

と同時に温度の低い(13度以下)状態では
両面テープが有効に活きてこないので
多少 ヘッドを温めて(室温程度) 貼るのが良いかも知れません。


スナップショット 1 (2014-07-21 12-32)


最近 流行っているクラブヘッド内の
重量物を動かせる仕組み・装置の場合も同じで
うたい文句では さも重心が動いて
機能が変わる。。。と思わせていますが
実質 重心が劇的に変わることはあり得ません。

もともと その動かせる重量物
それが例えば20gあったとしても
それそのものが始めから存在している上に、
それを移動させられる仕組み、重量物以外のもの(重量)が
その動かせる部分に集中しがちなので
やはり シャフトからの距離・位置 ということが
機能としての主なものです。


シャフト・クラブの使い方にもよりますが、
重量物×シャフトまでの距離 というのは
シャフトの運動量を変える働きがあります。
☞重さとして100g増やそうとシャフトの硬さはかわりません

数値で言えば
重さがシャフトより遠いところにあるほど
ヘッドとしての破壊力は増えますので
(重さが増えるのと同じです)
遠くに飛ばす要素としては大きくなりますが、
ヘッドを振ってしまう、ヘッドターンを主としてスイングする人に
とっては、ヘッドが振り辛く、ヘッドが返し辛くなり
インパクト時にロフトが開きやすくなりますので
重心を遠いところに持ってくると
飛ばなくなる可能性もあります。

パターヘッドに関しては
ソール付近に貼ることが多いと思いますが、
20~30gと大量に貼ると
パターヘッドは
 
慣性モーメントの数値が低い場合もあり
重心の位置が低く動いてしまう可能性があるので
何とも言えない効果になってしまいます。
パターヘッドは ボールを転がす ボールを必要以上上げない
という機能があるので、重心が低くなってあまり良いことはありません。

putter01

市販のクラブは
ドライバー・アイアン等 とても軽いです。
そして 困ったことに パターヘッドに関しては
それに輪をかけて 異様~~~~に軽いです。
50g~100g以上足らないと思います。
・・・鉛で補える量を超えている感じです。
 

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