2017年1月11日水曜日

コスリ球/抜き球の打痕

抜き球はおそらく アマチュアゴルファーの8割がたの人が 無意識ですが、打っています。 抜き球は重度なコスリ球ですので 多くがこすり球です。
ドライバーの飛距離不足や アプローチの距離感が苦手な人 バンカーが苦手な人などは だいたい該当すると思います。
抜き球は こすり球の過激なモノ 激しいこすり球の成れの果てで クラブの扱いと言う意味ではかなり深刻な状態です。
また 通常、平均的なオジサンゴルファーのヘッドスピードでは 抜き球ではゴルフにならないので もうすこし そのこすり具合を改善する…ものです。 ですので 抜き球を打っている人は 当然と言えば 当然ですが 高いヘッドスピードをもっています。
仕事柄、ウエッヂのボールの痕 というのを 沢山目にしますが、 抜き球(こすり球)とそうでない球の二つをご紹介しましょう。 まずは抜き球。


↑上が抜き球です↑…この程度ではこすり球です…。

↑51度のロフトではこの位になる思います。↑
PS 51度のクラブでのテストですが 二つは全く同じクラブです。
とても不思議なのが マットでのテストとは言え 地面に置いてあるボールを打っているのに 上の抜き球の方が 何故 ボールの痕が スコアラインの下二本目から始まっているのでしょう? ボールが宙に浮いていたのでしょうか?
まあ 抜き球~こすり球で打つのには 毎度、ダフリながら打つ という事です。 故に 高いヘッドスピードでないと上手く行きません。
一番の大きな違いは ボールのどの位置に当たるのか ということです。 想像がつくと思いますが 下2本目まで痕が付かず ボールが縦にこすられているとは ボールの底を板状のものでこすった 痕 です。 それに比べ ディンプルの残っている方は やや下側とは言え、ボールの横面をちゃんと打っている という事です。
双方の ボールの痕を見ると 抜き球はディンプル痕が残らず 爪でひっかいたように 上方にボールがこすられています。 そうでない球は ボールの上側のディンプルは残り 下側(リーディングエッジ側)の痕はつぶれた感じです。 爪でひっかいたようなあとは ボールとヘッドが均等に ロフト効果なく当たっている証です。
これが クラブヘッド・ヘッドの機能・ロフトを ちゃんと使った スピン形成 で イメージの世界で言うと ボールはフェースの上を転がってスピンを造るのではなく インパクトは打、撃は  ロフトのによるあたり方の差 によって 『ボールの内部でスピンが形成』されるのです。
抜き球、こすり球の場合 単に板状の面にボールを滑らせただけで ロフトも含め、クラブの機能としては フェース面の板状の部分を利用しているに過ぎません。 そして、抜き球、こすり球を打つ人は ロフトを寝かしながら、ダフッてボールを打つので バンスが嫌いです。 特殊な条件を除けば、少ないバンスをクラブを好む人は スイングが悪い証でもあり、 それを 誇っているのは。。。   間抜けとしか言いようがありません。 まして ウエッヂの溝が スピンを形成する。。。なんて  ブラックジョークでしかありません…。

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