2017年6月15日木曜日

ゴルフ・アプローチが苦手な方江

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☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee

ほぼ全員…と言ってよい位
パッティングストロークやアプローチでは
両肩・グリップ・クラブ
ここで出来る三角形というか、ワイングラスの形を固定し
肩を揺さぶる ショルダーストロークが採用されています。

おそらく この打ち方をすると
手先でクラブを動かしていないので
ロフトが固定され、安定した球が打ち易い
と思っているからだと思うのですが、
それは「大間違い」で、
最近の軽いヘッドの硬いシャフトのクラブ
というのも半分の理由ではありますが、


余程 常人越えした練習量を重ねない限り
生涯 アプローチが得意になることは無いでしょう。



例えば スイング中、意図せず
長さが変わってしまうウエッヂがあったとします。
ダフッたり、トップしたり、ミスも出るでしょうし
同じ距離を同じ感じで打つのに苦労するでしょう。

例えば スイング中、意図せず
ロフト角度が変わってしまうウエッヂがあったとします。
このウエッヂで距離感が身に付くでしょうか?

腕とクラブを固定したとしても
肩を揺さぶって、ショルダーでストロークする
ということは そう言う事です。


ゴルフクラブのロフトの効果 というのは
そのクラブの長さなりの軌道に対するロフト角度で
軌道そのものも、ロフトの効果の一部(半分)です。

軌道は そのクラブの長さによる前傾姿勢で決まり、
体(胴体)の回転によって行われるので
ショルダーストロークに比べ 大きな弧になります。

ショルダーストロークは
肩を揺さぶることによって、軸自体も右にズレ、
傾くので 軌道の変化も起こり易くなります。


これはパッティングストロークでも同じです。
パターは元々ロフトが少ない(3~5度)ものですが、
ショルダーストロークをすると
そのロフトはもっと減ってしまい
その代わり 軌道が上を向く という
製品の特長と全くことなる球筋を生み出します。
ショットスピードも遅いので ボールも潰れにくいですから
歯で打ってしまう という場合も多発するでしょう。
 


パッティングストロークでもそうですが
自分の目から 打つ方向に対し
ヘッドが真っ直ぐ動いていることが
ボールを真っ直ぐ行かせること
 と誤解というか
浅はかな認識を持っている人が多いと思いますが、
立体な動きであるスイングの中で
球体であるボールを
その自分の認識している「真っ直ぐ」に対し
ロフト角度とライ角度という 平行でも、垂直でもない面で
ボールを打つんだという事を理解してください。

2017年6月11日日曜日

アプローチ考察

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少々アバウトですが
ここに 3種類 のクラブがあったとします。
長さなりにヘッドの重量やシャフトの硬さ等は同等 と規定します。
このクラブで 20m位のアプローチをするとします。
ロフト50度
①長さ38インチ
②長さ35インチ
ロフト35度
③長さ35インチ


この3つを比較すると
①打ち出しが高め スピンは少な目 
②打ち出しが低め スピンは多め
③打ち出しは中間 スピンは中間
です。

似たような距離は飛びますが、
着弾時スピンが効きやすいのは②で
①③は着弾後もだらだら転がる感じになり
③の方が止まるところ、と言う意味で 一番遠くまで飛びます。

②に比べると③は 1~2割遠くまで行くでしょう。

また ①③の弾道はスピン効果が少ない為、
着弾時のライ(登り/下り)、地面の状態に左右され易くなります。

ボールの止まるところ と言う意味では
③ ① ②
と言う順の距離、③が一番遠くまで転がり、②が一番飛びません。

この話が何を指しているか というと
✋前傾姿勢がスイングの入射角度を作る
✋ロフトの作るスピン効果は その上下に移動する軌道に対する
 フェース面(ロフト)の角度

 が弾道・ショットのメカニズムです。
一般的に行われている
ショルダーを揺さぶって行うアプローチでは
アプローチウエッヂなり、
サンドウエッヂなりをもって
グリーン周りのアプローチを行っても
ショルダーで振ると
スイング中、ヘッドの上下/高さの変化は
本来の 体の回転で行われるもの に比べると
非常に激しく変化します。
これは スイング中、
クラブの長さが変わっているのと同じです。


そして 多くの人は
手にしたクラブのロフト が そのままスピン量に反映される
と認識していますが、『動き』の中では
そう簡単には行きません。



そして ショルダーの場合
アドレス時のヘッドの最下点よりも
実際のスイングした時の最下点は
必ず 右にずれるので
上がり軌道でインパクトする
煽り打ち・しゃくり打ちになる可能性も非常に高くなります。

まあ ショルダーストロークの場合
この最下点が手前に来易いことが
ダフリやトップの誘発につながる のですが、
それだけでなく
スイング中に クラブの長さ効果(入射軌道)
ロフト効果が変わってしまい
距離が一定し辛い特徴をもっています。

ミスも出やすく、距離が安定しない
このショルダーストロークからお別れしない限り
アプローチが苦手・嫌いな迷路から出ることは出来ません。

2017年6月6日火曜日

ゴルフ◆アプローチの達人への道④

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昨日の記事と同じ話 ですが
今度はグリップの高さです。

想像通りですが
インパクトは
グリップの下がり過程の中に存在する
そう言うイメージです。

厳密にする必要はありませんが、
下がってから、クラブを振る、ボールを打ち始めるのは
振り遅れ アウトサイトイン です。

おそらく アドレス時の向き
に動作として打ちたい そんなところから
無意識に生まれたショットなのだと思いますが、
それでは クラブの機能は活きてきません。

ゴルフクラブは ライ角度なども含め
平行や直角の存在しない道具です。
回転の中で 下に、外に膨らんでいく過程の中で
ボールを捕えて その機能によって
ひっかき捕まえるものです。
人間の動作でひっかくとボールはつかまりません。


グリップを一番低くして「から」
打ってはイケマセン。
一番低くなる過程の中で
ボールを捕えなくてイケマセン。



ボールに対し近づいていく過程
高さに対しグリップが低くなって行く過程
その中に インパクトがある という
イメージはショットにおいてもとても大切です。


そして これがスピンの効かない理由 でもあります。



ちょっと難しい話になるかもしれませんが、
同じ長さの、同じロフトにクラブであっても
色々な弾道の球になります。

弾道は まず基本になる ヘッド重量×速度 =打撃の破壊力

これがロフトによって 速度/回転/角度 に分散しますが
そのロフトの効果には ヘッドの入射してくる角度が
含まれています。

そのクラブの長さ(アドレスの構え)なりに
上から入ってくる場合は
その入射角度に対するロフトがあり、
しゃくって(煽り打ち)しまうものに比べると
ボールの移動速度は速く
ボールの回転は多く
打ちだし角度は低くなります。

あおり打ち してしまうケースは
その上下に移動する軌道に対し ロフトは立ちますが、
煽り振っている角度が打ちだし角度に加わるので高くなり、
ボールの移動は遅く
ボールの回転も少なくなります。
ボールが飛翔する道のりも長くなりますし
元々のスピンも少なく、ボール速度も遅いので
早い段階でスピンは解けてしまいます・・・💦
これでは 着弾時、スピンは効きません。

同じ距離飛ぶ/転がる にしても
全く別な球筋になります。

ゴルフ◆アプローチの達人への道③

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いまさらと言えますが
ゴルフスイングは主に体を回すこと、
体の向きを変えることによって
行われます。

そして その描かれる円弧は
「前傾姿勢のお陰で」斜めに傾いています。

ですので スイングで言う軌道(プレーン)は
どの時期にインパクトが来るのか
という事の目安になる訳です。

 


 
 

体が開くタイミングでボールを打てば
その体の開く(左を向く量)は
左サイド(体が上を向く量)が上がる量と
ほぼ同じですから
上がり軌道でのショットになり
同時にロフトは増えることになります。

その前提の上でお考え下さい。

そこそこの距離 30ヤードとか
腕だけの刷毛塗では打ち切れない距離を打つとします。

クラブヘッドは 腕の補助もあり
体の回転でグリップが移動するから
ボールを打つのが原則です。

このように上から見ると
グリップで考えてみると
ボール方向に対し
一番近づいた、一番膨らんだところ
が概ねインパクトになるのです。

その頂点(ボールの方に一番寄ったところ)
に対しては ぼーるがヘッドと辺りまでは
インサイド・離れたところ・自分側にある筈です。

グリップを動かすことで⇔結果ヘッドを動かす
 というのは
グリップがボールに近づいていく過程の中に
インパクトがあるというイメージです。



ところが実際に
多くの人のアプローチを見ていると
ボールとグリップの遠近関係が
まず 先にグリップがボールに近づき…
おそらく 飛球線方向を意識してだと思うのですが、
それから クラブを振ります。


グリップがボールと近づいて(一番膨らんだところ)から
クラブを振ったり、打ったのでは
明らかに遅いのです。





結果 グリップはボールから離れながら
 打つことになるので
左サイドが上がり ダフリ
瞬間的なその対処によって トップ
を繰り返します。

当たっても 左足あがりで打ったのと同じ球(弾道)
になり 角度として上りはしますが、
スピンの量は適切なモノよりも少なく
ぽっこんと言う球になります。

この状況で上手く打てるほど 距離にならず
ショートする というのが現状です。

その距離をさらに飛ばそうとすれば
ダフリとトップが待っている のです。

この軌道を アウトサイドイン 手遅れ と言います。