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クラブヘッドは重心位置が深いほど易しい と言われます。
それは何故か? と言うと
✪ヘッド重量がしっかりしている
✪シャフトが硬くない(運動する)
と言う条件の上で、 (ゴルフクラブの当り前の筈ですが)
運動中には、その掛かる遠心力と重量は直線状に並ぼうと働きがあり
重心が深いほど、ヘッドはシャフトに対し
前に出ようとします。一般的には、ですが。
(プログレッションが強くなると言います)ゴルフクラブを簡単にする
というのは 一発解答 ⇒ ロフトを大きくする
ということなのですが、
重心が深くなりやすい箱型のウッドには
インパクト時のロフトを大きくしてやさしくする というコトと
ある意味、それに相反する「飛距離」というのがありますね
この重心深度というのは、実はそれを双方満たすことの
出来る働きを持っています。
ちょっと話が逸れますが、
この手のゴルフの話をする時に、多くのゴルファーの頭の中から
「あるコト」がすっぽりと抜け落ちてしまっている!でしょ?!
それは ゴルファーは機械でなく
人間だというコトです。
モノの作用、反作用が働くと人間はそれに対し
必ず反応します。
例えば、少し柔らかいシャフトのクラブを振った後で
硬いクラブを振ると、殆どのゴルファーは
シャフトを撓らせようと、柔らかいシャフトを振っている時より
頑張ります。 ヘッドスピードなどで計測すると
その硬さの差 にもよりますが
硬いシャフトのクラブに持ち替えた時、
始めの内だけ、2%程度速いスピードになります。
10~15球もすると、元に戻ってしまい、
30球もすると、今度は柔らかいシャフトを振っているよりも
遅くなってしまったりするのですが。。。
重心深度の深いクラブが
インパクト時に実質ロフトも増え
相反する筈の距離も満たすのはヘッドが前に出ようとする働きによって
ヘッドそのものがほんの少しですが、
アッパー気味の軌道に変化するからです。(勘違いしないで頂きたいのは、アッパーに振りなさい
というコトを指しているのではありません)
それにより、打ち出しは高くなっても、
スピンの減る弾道に”成り易く”、距離と安定を
両立しやすくなるのです。
はい!
打ち手も機械であれば
ここで話はお終い です。
ところが、打ち手は必ず作用に対し反応する、
しかも 機械では到底追い付かないほどの
演算スピードで、瞬時に反応する人間です。
この話だけに限りませんが、
多くのゴルファーは クラブのなにがしかの変化や作用が
変わったり、整ったりすれば、それでその効果を得られた
というコトで、思考が止まってしまいますが、
反応する人間 というコトを考えて
その先を考えてみると、実はとても面白く
ゴルフクラブの形や重量配分、クラブの機能
そして、スイングと言うものが見えてきます。
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