2017年10月31日火曜日

知っておこう!『ボールを捕まえる』の真意

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


多くの人が間違ってます。
この勘違いがスイングを壊している
もしくは作り間違えているのを多く見かけますし、
それを理解していないレッスンプロも少なくありません。

トーナメントを解説している元プロでも
よく理解していない人もいます。

とても重要なポイント、概念です。


IMG_0549アドレス方向、目標方向が
黄色い矢印として
ヘッドの移動している軌跡
に対し ヘッドの向きが
スクエアならば
ボールの横回転は入りません。
(実際には不可能に近いです)

ですので、
正しいスイングでは
体が右を向いている➡正面を向く
という過程の中でインパクトに入りますから
飛球線に対しては やや右を向いた状態 というのが
正規なダウンスイングです。

この軌跡、移動線、俗に言うスイングプレーンに対し

✋フェースが左を向いていると ボールには左回転
✋フェースが右を向いていると ボールには右回転

が入りますが、入りますが、入りますが、
これは単に 左右のボールの横回転に過ぎません


一般的には 右回転 イコール ボールが捕まっていない
と言われますが、ある意味 大間違い です。
(ある意味なのは後ほど説明します)


ボールのつかまりは横回転と直接的には関係ないのです。


スイングは立体ですので
これと同じことが ロフトにも発生します。


その時のことを理解するのに必要なので
 こちらを先に読んでおいてください
👉http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1948587.html


555
そのクラブの 正規なロフト作用 とは
そのクラブの長さによって 作り出される前傾姿勢分
(厳密にする必要は一切ありません)
上から入ってきます。
それに対し、シャフトが飛球線・左・進行方向前に
傾いた状態でインパクトに入ってくるのが正規な状態です。
(ロフトが立って見える状態~見た目/ハンドファースト)
それよりも シャフトが前に、
  飛球線に傾いていない状態をロフトの寝た状態、
それよりも シャフトがさらに前に、
  飛球線に傾いた状態をロフトの立った状態、
と言います。

これが「ぼーるのつかまり」
 「ボールがつかまらない」です。

IMG_0482

よって インパクトが
このような状態では
正規のロフト作用にならないので
ボールが捕まりません。


これがゴルフクラブの構造上、
ロフトが立たない➡ボールが捕まらない
のと フェースが軌道に対し開いてしまう が
非常に関連しているので
つかまっていない時、右回転が「多い」に過ぎず、
左回転が入っていても、つかまっていない球は存在します。

IMG_0481

よって スイングとしては間違っていますが、
フェースターンとは フェースの向きを変えている
のではなく、
ロフト具合を変えているのです。
フェースターンそのものは脳みそ筋肉の人以外には
お薦めしませんが、その左右と上下の目的を間違えて
それをしようとすると絶対に答えは出てきません。

2017年10月30日月曜日

ショットの答えはソールに聞いてみよう

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001

ソールに付いてですが、
打痕とのコンビを見てみましょう。
地面からボールを打つクラブの場合
ソールの擦り傷の位置とボールの打痕位置が
ヒール~トゥ方向で似ているのが良好な状態です。
よくある例ですが、
その双方の傷・跡が揃っていないのに
ライ調整しても効果はありません。
9df38f18

ウッド形状のものでは
ソールのお尻の部分とリーディングエッジとで
前後どちらに「すり跡」が寄っているか
が弾道や高さ、飛距離を表しています。
上手にとらえられていれば
ソールの真ん中付近からリーディングエッジにかけて
前方への擦り傷になります。
飛距離不足、不必要な高さ、ゆるいだらしない球の場合
真ん中から後方(お尻)への傷になります。
doraiba

また スイングの軌道も見て取れます。
ロフトの立っているものは概ね長いモノです。
長いクラブのソールの傷は
ヒールからトゥに向けて やや開いた感じです。
これがロフトが寝てくる(クラブが短く)と
だんだんリーディングエッジに垂直なものになってきます。

ただその角度が逆になるのは芳しくなく
体が大幅に開いたタイミング
体が上を向いたタイミングでのインパクトの可能性が高く
ソールのすり跡を見ながらの練習も役に立つでしょう。

2017年10月28日土曜日

何故 インパクトで左腕の伸ばすのか?!

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柔道やプロレスの経験はありませんが、
見るからに「腕式逆十字」は痛そうです ><

膝もそうですが、肘も曲がる方向は決まっていて
逆になるのは想像するだけで辛いです。
 
ですが、私のみる限り
とても多くのゴルファーは 自分から積極的に
それをやろうとしています。
 
ヘッドがグリップを追い越す
というのはその状態です。
本当のところは ヘッドはグリップを追い抜かない けれど
体が左を向くので 「そう見える」だけなのです。
それを自分から率先的に行ってしまうと
自分の右手の伸ばしによって
腕式逆十字を「毎回・毎回」してしまうのですから
痛めてしまうのも納得です。
 
mh
 
また クラブヘッドが軽い というのも問題があります。
ヘッドが軽く、シャフトが硬いから
そう言う風に振らないと飛ばない と言うのも大問題ですが、
軽いヘッドは慣性力がありません。
慣性力とはこの場合、インパクトで受けるボールの重さに
対抗して、その運動を続けようとする力ですが、
それが少ない(ヘッドが軽い)ので
インパクト時に必要以上の減速が入ってしまいます。
なんだか 妙な話ですが、
ヘッドが軽くて、シャフトが硬いから
より速く、より強く振らなければならないのに
その分の痛みと衝撃をクラブが緩和してくれず、
より一層自分が受けるのです。
ご苦労なこってす…。
 
多くの人はインパクトで
左腕を伸ばし、突っ張らかった状態でするもの
という固定観念があるようですが、
現実は 体が上を向き、体が大きく開いているので
左腕を伸ばさないと届かないに過ぎません。
逆に 伸ばそうとするから 体が開き、
左サイドが上がる上向きになるのかも知れません。
 
前にも書きましたが、
ドライバーショットでの インパクトの衝撃は
800~1200㌔ 1㌧近くあります。
それを突っ張らかった左腕で受けるのです。
それはおそらく肘への負担になるでしょう。
 
IMG_0491

 
私は考えるのですが、
左腕を突っ張ら無ければならない原因の方に
問題があると思うのです。
本来、理想論ではありますが、インパクト付近は
左サイドがボールと一番近い時間帯であり
一番低くなる瞬間でもあります。
そして 形としてインパクト付近で左腕が
伸びているとしても(意識的ではなく)
それは 体の姿勢を形成するためにも
左肘を曲げたままインパクトする位の意識
左肘が曲がっている状態で ボールの重さを受けて
結果として真っ直ぐになる位の意識が
良いのではないかと思うのです。
 
左肘が曲がっている状態でインパクトに入れば
左サイドはボールに近く、低くなっています。
であれば 右サイドは高く、
体は下を向いた状態で(上から入れる)
同時に インサイドから入って来れます。
そう 理想通りには行きませんが、その姿勢の方が
逆を造るよりも良いのではないでしょうか
 
MVI_0741_Moment(7)
 
ダウンスイングで遅れガチな左腕も考えると
やはり ダウンスイングでは体よりも先に
左上腕が動き始めることが有効だと思います。

2017年10月27日金曜日

間違ってます!『ハンドファースト』の意味

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スイングプレーンに関連しますが、
これに関しても 大きく勘違いしているのでは
ないかと思うのです。

それがハンドファーストです。
スナップショット 4 (2017-01-13 12-29)

ハンドファーストの話をする前に実験を...
鏡やガラスの前で自分で実際にやってみて下さい。

クラブを持って立ちます。前傾は要りません。
グリップエンドをベルトやへそに固定します。
シャフトは地面と平行、体とは垂直の関係です。

ベルトやへそにグリップエンドを付けておく以外
腕は一切何もせず 固定です。

右を向きます。
スナップショット 3 (2017-01-13 12-28)

鏡やガラスに写る風景は
『ハンドファースト』に見えます
鏡は逆ではありますが、
打つ方向にグリップがあり、
ヘッドはそのクラブの長さ分後方にあります。
(直立したまま、クラブ・シャフトは地面と平行です)

仮定のインパクトを経て、
左を向きます。
腕は何もしません。
グリップエンドをベルトに固定したまま です。

鏡に映る グリップとヘッドの相対関係は反転、
逆転しました。
仮の飛球線に対しては ヘッドの方が前にあり
グリップの方がその長さ分、後ろにあります。
IMG_NEW


で、質問です。
「ヘッドを返しましたか?」
「手を返しましたか?」

な訳ありませんよね、
単に体の向きを変えただけです。


 別件になりますが、別の意味でのこの「お遊び」
 その時、ヘッドをクラブの長さ分の弧を描かせると
 動かした量、動かした速度分、クラブヘッドの重さは
 増しますよね?
 ➡その重さが増えた分、体は必ず左に、上に引きます。
 引いて その重さが掛かった分調整をします。
 ですので、正式な形でこの「お遊び」をするのは
 グリップの移動した量分、移動した速度分しか
 ヘッドを動かさず、ボールを打つことをすれば
 クラブヘッド、クラブの重さの加算分は
 それに比べると大変少ないので
 自分の思った通りにクラブが動かせるようになります。
 クラブを振ってしまうと 自分はクラブのおもちゃ(従者)
 になってしまうのです。




元に戻りますが、
ですので、ダウンスイング~インパクトにかけての
『ハンドフェースト』に見えるのは
体よりも無理やり 手を前に出しているのではなく
(遅れて打っている人は訓練として無理やり…も必要です)
『右を向いている時間』だから
そう見えるに過ぎないのです。

だから ハンドファーストの件で問題なのは
右を向いていないのに
インパクトでハンドファーストに見えている ことで
それは単なる「振り遅れ」「手遅れ」でしかありません。
2276add6
 

ですので 例えそれがプロのスイングであっても
この体の向きの時に
ハンドファーストになっているのは
スイングの参考にはならないのです。
この体の向きであれば、
ヘッドの方が前に出ていないとイケナイ…
つまり もう既に打ち終えていないとイケナイ…
単なる 振り遅れに過ぎません。 

これは ある種、特殊な教科書的ではない
特殊な個々の打ち方です。


スイングは本来、
体の向きが主になってクラブが移動します。
多くのゴルファーは
自分のスイングの参考にする為、
画像や動画などの視覚要素を参考にしますが、
その見方が間違っていると
スイングではなく 別なモノを作ることになります。


スナップショット 4 (2016-07-27 18-56)この角度からの撮影のおいては
右を向いているから
 ハンドファーストに見えるに過ぎず
左を向いている場面では
当然 ヘッドファーストに見えます。
ただ それだけ です。
ヘッドを意図的に遅らせたり
ヘッドを返したり
と言う行為を指しているのではなく

ダウンスイング➡ボールへのアプローチは
 右を向いている時間にしましょうー!

というのが「ハンドファースト」の真意なのです。

例えば ↑上の写真であっても
体の正面からの撮影に変えれば
グリップとヘッドの左右位置関係は
アドレスの時とさほど違いはありません。


 
o0361056812059034776
藍ちゃんのこのフォローでも
この何コマ前は ハンドファーストに見えるコマ
になっているでしょうけれど、
ここでは ヘッドの方が飛球線に出ます。
前に出る形ですが、
ヘッドがグリップを追い越したのではなく
単に 左を向いたに過ぎません。

 
cap02
画像を体の正面に合わせ
正面から移動しながら撮影すれば
グリップとヘッドの左右位置関係は
殆ど何も動いていないのです。

それを 手さばき、肩さばきによって
造ろうとすれば 同じ動作を作り出すことは出来ません。
そこを間違えてはいけないのです。


だから 実際には
スイングテクニックに・技巧として
「ハンドファースト」というのは
存在しないのです。

それは単に体の向きが
 どっち向きなのかを示している
  用語に過ぎない のです。

2017年10月26日木曜日

ミスショットの原因は「クラブセッティング」

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多くのゴルファー、お客様のゴルフクラブを見てきました。
クラブ持参でご来店されれば、基礎的な計測をします。

IMG_0106

市販のクラブの代表的な例がこんなところです。
     長さ   振動数(cpm) 
1W   45   233
3W   43   
258
 ←ドライバーとは違う機種
5W   42   
255
UT#4 40   278
5I    38   292
 ←アイアンは基本的にセット

6I    37.5 318
7I    37   312
8I    36.5 315
9I    36   316
PW   35.5 328
SW   35.5 322


 ←見た目は3番と同機種


 振動数とはシャフトの硬さを表すものです。
違うシャフトで同じ数値の場合、どちらが硬いかは
シャフトの特徴によって異なりますが、
数字が大きければ硬いと判断して間違いありません。

さて、上のセットですが、
もし ドライバーがそこそこ気に入っているのなら
フェアウェイウッドは ちょっと ??? な状態。
シャフトの硬さに「離れ」があります。
ドライバーに比べ、フェアウェイウッドが「硬い」というコトです。

このセットでラウンドすると
後半、疲れてきたあたりで フェアウェイウッドの(特に3番)
手痛いミスが発生しやすくなります。

逆にファウェイウッドの方が気に入っている場合
ドライバーにはスライスの注意が必要になります。

また フェアウェイウッドは同機種、同フレックス…
表示上、同じ硬さであるのにもかかわらず
実際は 短い方の5番ウッドの方が柔らかく
ワンフレックス違うものが混載されている状態です。
もし 3番の方が好きなら、5番はダフリ、スライスのミス
5番の方が好きなら、3番はトップ、チョロ
 そして 双方の平均飛距離は殆ど変らない と思います。

セット全体としては
ウッド系に比べると、アイアンが硬い です。
多分、これではアイアンが飛びません。
5番ウッドと5番アイアンとの間にかなりの距離差が
生まれるので、ユーティリティは必要になりますね。
で、多くのゴルファーはドライバーの数値には気を使っても
フェアウェイウッドにはあまり関心を抱かないので
この構成だと フェアウェイウッドそのものを
あまり好きにはなれないと思います。
ですから、7番ウッドでは無く ユーティリテイな訳です。

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さて アイアンですが、
お決まりの 数値の逆転がありますね。
本来、同じヘッド、同じシャフトですから
ある規則性を持って 短くなるにつれ
数値が大きくならないといけないのですが
これでは「本当の意味でのセット」にはなっていません。


     長さ   振動数(cpm) 
1W   45   233
3W   43   258
 ←ドライバーとは違う機種
5W   42   
255 ←見た目は3番と同機種

UT#4 40   278
5I    38   292
 ←アイアンは基本的にセット

6I    37.5 318
7I    37   312
8I    36.5 315
9I    36   316
PW   35.5 
328
SW   35.5 322


これもウッドの構成と同じく 数値がバラバラ。
この場合の多くが 5番アイアンは結構「好き」な場合が多く
6番は良い印象が無いので、あまり使いません。
硬いんですよね
そうなると ミスも多いうえに、距離も出ませんから
6番~7番~8番アイアンに あまり距離の差が生まれません。
番手間の距離が打ち分けられないので
「ああ ワタシはアイアン苦手なんだ」という印象も
植えつけられるので、金額にかかわらず
高く付いてしまっています。
それでも5番アイアンは 打ちやすい ので多用します。
柔らかいからですね^^

また ピッチングウエッヂが硬いので、
アプローチはサンドウエッヂを多用することになります。
本来、グリーン周りなどは
出来るだけ、使えるのなら
ロフトの少ない(ロフトの立った)クラブ
例えば パターとかで転がした方が
距離感が身に付き易く、スコアに成り易いのですが、
サンドウエッヂの上げる球を持ち球にすることになるので
アプローチもなかなか上達しない状態になります。

実はクラブセットの流れ というのは
「打つ前から予想できる」ミスの要因になっています。

「腕前でカバーする?」…それもイイでしょう
豊富な練習量、時間とお金があるのなら
それもゴルフです。
でも、ちょっと知恵を絞れば、
クラブセットの流れによるミスの誘発は
割と簡単に解決するのです。

安易にセットを構成してしまうと
そのクラブによって作られてしまうスイングは
(それらのクラブを打つために訓練するのですから)
あとから直すのは かなり大変です。



02

今回の記事の内容とは別な話ですが、
多くの方は 本来使うべき硬さ(軟らかさ)よりも
格段に硬いシャフトを使っています。
それを使って 上手く打つ訓練をするのには
硬いものをしならせて使うことを覚える必要があります。
ここに矛盾を感じて貰いたいのです。
シャフトの硬さには種類があるんです。
硬いものをしならせて使う必要があるなら
始めから
「硬くないモノ」を使えばいいんじゃないですか?

ゴルフクラブは 理由があって
シャフトがヘッドの端っこに付いています。
ヘッドはロフト角度やライ角度など機能があって
前後上下左右非対称の構造物です。
そのヘッドの端っこに付いたシャフトを撓らせる ということは
歪なヘッドの姿勢を常時変化させながら
ボールを打つことになるんです。

シャフトを撓らせることが、ヘッドを有効に使うこと と
思えますか?

番手間のロフト差は 3~4度です。
時計の針一秒分(6度)動かしたら
番手の意味は無くなってしまいます。
ロフトにもよりますが、ライ角度を2度ずらしただけで
150ヤード先では 左右10ヤード以上 方向がずれます。

それでも シャフトはわざとしならせるべき
ものだと思いますか?
 

2017年10月25日水曜日

ヘッドスピードと飛距離の話

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正しくクラブが振れる
という前提であれば
そりゃ ヘッドスピードが速い方が良いでしょう。
とは言うものの、オジサンゴルファーが
今から頑張って鍛えても
増えるヘッドスピードは 2msが限界…。
2msでは 10ヤード伸びることはありません。


..


が こんな実験をしたことがあります。
軟鉄の素材実験をしている時、
通常はS25Cと呼ばれ 炭素含有率0.25% の鉄
純鉄に近い素材ですが
それをさらに S20Cとなれば 含有率0.20%
S15Cとなれば 0.15%です。

アイアンとなると S15Cはかなり弱いです…

S15Cのウエッヂを作って
ロフト・ライをくねくねいじって遊んでいました。

ロフトを 55➟60度 にするのもほんのひと手間です。


その60度のウエッヂ
お薦めしませんが、そこそこちゃんと使える人で
飛ぶ距離は 40~50ヤード位です。


それで ロブショットを打ってみた訳ですが
ロブショットは遅いスイングでは打てません。
ほぼ全力です。
おそらくヘッドスピードとすると 25ms弱位でしょう。


スナップショット 2 (2013-03-29 22-26)スナップショット 1 (2013-03-29 22-26)








より寝かし、より緩い角度で入れると
本当に真上に上がり、自分のポケットに入れられるほど で

それ本当にやってみました。


飛距離ゼロ...~5m位です。

スナップショット 2 (2013-04-08 23-48)スナップショット 1 (2013-04-08 23-47)







つまり ヘッドスピードが 25ms であっても
飛距離は 0~50ヤードも幅があるのです。

入れてくる角度、ヘッドの高さを変化させる角度と
それに対するロフト姿勢によって
打撃のエネルギー変換作用と距離の関係は
こんなに違いが出るという事です。

 
IMG_0459


どんな軌道をつくるか、
どんな体の姿勢にするか、
どの軌道に対し どんなロフト姿勢を作るか、

というのが 実現しうる、アマチュアにとっての飛距離追求です。

私が見る限り
飛んでいない人の多くが このロフト効果
ロフトの作り方で 飛距離をロス しているだけです。
そのロフトの作り方を治せば「飛距離は取り戻せます


破壊力原本はヘッド重量の増量に任せればよいのです(^_-)-☆


重いのは飛びますよー

2017年10月23日月曜日

ドライバーヘッド『重心高さ率』で選べ♪

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ウッド形状は箱型をしていますが、
地面からボールを打つ場合
その特性・重心位置による性格は
アイアンと準じています。

ところが ショットの中で特殊と言えば特殊な
ティーアップして、空中のボールを打つ場合がほとんどの
ドライバーヘッドの場合
その重心位置による特性は独特です。
31954726

大きさに制限の設けられてしまった現在
重心位置の中でも特に「重心の高さ」
性格をはっきり表すモノとして
選ぶ際の判断基準にすると良いかもしれません。

ドライバーはある程度決まった形状の法則があるため
重心高さが決まるとだいたいのことは決まってきます。

重心位置は ヘッドの厚みにもよりますが
現在のヘッド体積(容積) 450㏄強では
50~60mm程度でしょう。

厚み50㎜と仮定して
重心の高さが 下から30mm
       上から20mm
これで重心率    60% です。

この60%を基準として
これよりもやや低い 56~60% が
標準的なドライバーヘッドです。
ここに約7割のドライバーヘッドが当てはまるでしょう。

✋重心率の数値が大きなヘッド程(57%以上)
打ち出しが高くなりやすく
スピン量(縦回転)が多め 安定度は高くなるでしょう。
ドライバーヘッドの構造上
重心の高いモノは 重心も深く 重心距離の長め
慣性モーメントも高い 安定型のタイプです。
一昔前の言葉では シャロータイプ に多いです。
(うすっぺたいタイプです)


✋重心率の数値の低いタイプ は
 👉重心率が55%以下のもの
打ち出し角度が低くなり易く
スピン量も少な目になるため、飛距離重視タイプです。
ヘッドの形状的には サイコロ型に近くなるため
シャローなタイプなモノに比べると
重心は浅く・重心距離の短め の ディープタイプ です。
       
👉弊社のGR-14は 53% !
煽り打ちの左回転多めの人には非常に危ないヘッドになります。

 
5cd72f36028c2f578c994ebcd97f91a7


ヘッドの性格で言うと
❶弾道が低めの方
❷安定/平均値を重視したい方
❸フックを避けたい方
❹左方向を避けたい方

は前者のシャロータイプを選んだ方が良いでしょう。

①弾道が高めの方
②飛距離を重視したい方
③スライスを避けたい方
④右方向を避けたい方

は後者のディープタイプを選ぶ方が良いでしょう。


ただ 総じて
フックが多く、左引っ掛けての多い方程
ディープなモノを選ぶ(好む)ケースが多く、
飛距離に悩まれる方の方がシャローを選ぶケースが
多いように思われます。
スナップショット 1 (2014-07-21 12-32)

昨今のゴルフクラブ事情ですと
アイアンが 軽量スチール装着のモデルが殆どですので
その結果、小振りなアイアンヘッドが相方になるので
シャロータイプのドライバーとは
どんどん相性が悪くなります。


クラブが長くて、ヘッドが大きいドライバーの方が
重心距離も長く、深く 鈍重なモノになりますから
✊上がり過ぎる方
✊右へ行き易い方
✊スライスが出易い方
には クラブが選びにくい時代です。



最近では ヘッド内部などの 重心(重さの塊)によって
形状と関係なく 重心位置を設定するヘッドも増えていますが
その造りだと 大きな分の慣性モーメントが得られず
何かを得ると 何かを失う という結果になります。
ドライバーヘッドの一番大きなメリットはその体積です。
体積なりの慣性モーメントを
無理な重心設定を優先するあまり失うのは勿体ない ですね。

2017年10月22日日曜日

シャフトの硬さ/柔らかさ☆振動数

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一般的なシャフトの硬さ/柔らかさ を振動数で
お知らせしましょう。

rad-04

ゴルフクラブは 同じ硬さであっても
長さが長くなったり、ヘッドが重くなったりすると
数値としての 振動数は低くなります。

1W  220
cpm
3W  225
5W  230

UT  240

5I  250
6I  255
7I  260
8I  270
9I  275
PW  280
SW  275


こんな具合に長さに応じて
規則性を持って、数値は変わります。
数値の差異(ピッチ)はシャフトの長さの変化だけでなく
シャフト特性によっても違いはありますが
規則性があるのはとても重要です。

使いにくいセットは この硬さの流れが
ばらついていたり、逆転していたり、
番手の流れが乱れている セットです。

  
…市販のセットではとてもありがち…です。

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ドライバーの振動数であると
標準的市販品の Rスペック(45インチ基準)は

1W 240cpm 位

やや高齢者向けの ゼクシオ クラスで


1W 220cpm -R 
   225cpm -SR
 位でしょうか

ゼクシオクラスから比べると 振動数 240cpm
のスペックは Xシャフトの硬さ と言えます。

フジクラや三菱など 後付けのスポーツタイプのシャフトだと
アール(R)シャフト と言っても
1W 250cpm を超えるものも多く、
機種によって 差がありますが、
メーカーでは フジクラの方が数値は低め です。
後付けのシャフト の Sシャフトクラスになると
振動数 270cpm を超えるものもたくさんあり
この硬さは ほとんどモンスター 棒です。


体重もあり、筋肉や関節に柔軟性がないと…
若くないと この硬さは自分を蝕みます。
手首・肘・首・腰 の故障の原因になります。


004

ハミングバード的に言うと
ゼクシオクラブの 振動数220cpm -R
この硬さが平均的な成人男性の使えるぎりぎりの硬さ
シャフトの良し悪しまで出しきれない 硬さ でしょう。

1W  200cpm

この位になってくると シャフトの性能が出てきます。
シャフトで弾いて飛ばしたいタイプの人にはいいですね。

1w  190-180cpm

ここから辺まで そう言う振り方でイケます。

弾道が低くなりがちですから
あまり 厳しいロフトは使わない方が良いです。


市販品のクラブの 最も大きな弱点(ネック)は
やはりアイアンなのです。
販売単価を下げるため 現在はどの機種も
軽量スチール採用です。
となると シャフトの硬さは限定的…。

5Ⅰ  270cpm -R表示

IMG_0504

最も柔らかい軽量スチールでこの硬さ です。
数値で言うと これに相当するドライバーは

1W  250cpm 前後

平均的な成人男性には Xシャフト以上…。
シャフトを使ってなにがし…
シャフトの助けて貰う…ということの
全くできない硬さ。
運動不足のおじさんには故障の原因になります。


ドライバーを飛ばす為
振動数 220cpm にしても
交互に使わなくてはならない 相方のアイアンが
振動数 270cpm では
まったく異なる別な道具。

アイアンに慣れた後、ドライバーを打てば
ダフリ・天ぷら・引っ掛け・スライス
ドライバーに慣れた後、アイアンを打てば
トップ・引っ掛け は必ず訪れます。

👉ハッキリ言えば コースで交互交互に打つことを
 前提とすると ドライバーを上手く打たせないためのアイアン
 アイアンを上手く打たせないためのドライバー 
 という組み合わせ です。


この二つの硬さの違い では
同じボールの位置で打つことは出来ず、
ドライバーを左、アイアンを中~右に置かなくてはならず
ゴルフを『より深い迷いの道』に誘います。


           お気をつけあそばせ

2017年10月19日木曜日

バンスの達人^^

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


ゴルフクラブの一般的な用語ですが
IMG_0591
ウッドでも フェース面側の角(エッジ)-赤線
 をリーディングエッジ
その反対にある奥側の角(エッジ)-黄色戦
 をトレーリングエッヂ
 またはバンス(バウンス)と呼びます。

そして このリーディング~トレーリングエッヂの幅
 を バンス幅 と呼びます。

リーディングエッヂの中央部が
前(飛球線方向)に出っ張っている(膨らんでいる)モノや
バンスの形状、バンスの幅などは
使い勝手や好みなどもあり
各社、各種色々あって
 その中から選んでいく訳です。

wedge-bounceと同時に
このように
リーディングエッヂよりも
トレーリングエッヂの方が
低くなっている、下方に出っ張っている
その角度を バンス角度 と呼び、
機種によっては
バンス角度があるモノ
(バンスソールと呼びます)

トレーリングエッヂの方が高くなっている
バンス角度のないモノ(スクープソールと呼びます)
など 色々です。

勿論 これはウッドなどにもあり
それをどう選んでいくかも ゴルフの楽しみであり、
『ゴルフの技術の一部』と呼んでいいでしょう。

4656cec4アイアンで言うと
3番や5番アイアンにも バンス角度は存在し
その角度は 3~5度
ウエッヂのバンス角度は 12~14度位ですので
番手がウエッヂになって行くに従って
徐々に増えていくような形状が一般的です。

写真のモノはアイアンヘッド単体を
地面に置いていますので、ネック部分が前に傾いている分
バンス角度があるという事ですね。

ティーアップして打つショットを除き
ウッドであっても アイアンであっても
地面にあるボールを打つ多くの場合
何らかの形で ヘッドは地面と接触します。
バンスは この接触の度合いを制限し、
かつ ヘッドの姿勢をある一定のモノに整える
修正してしまう機能をもっていますので
上手に使うと ミスショットに寛容な
安定したショットが打てるようになりますから
是非、是非、活用すると良いですし
その活用の仕方がスイングのヒントにも成るでしょう。


バンスの角度は
あれば あるほど 距離がしっかり出やすいウエッヂに
なって… ウエッヂショットは飛ばすものではない
と思うでしょうが、思った距離をある程度しっかり打てた時
ちゃんとその距離飛ぶことが重要で
よくある バンスの少ない サンドウエッヂで8度とか
アプローチ(PS)ウエッヂで6度なんていうタイプは
飛ばない・飛ばさないウエッヂで
ちょっとすると聞こえは良いですが、
必要な距離を打つのに、強く、速く打たなくてはならず
余程練習豊富な人以外危険な安全度の低いウエッヂになります。

アプローチ/PS で 最低10度…本当は12度がいいですね
サンドであれば バンカー専用なら16度以上
アプローチショットと兼用であっても 14度は
あっていいと思います。

バンス角度はある程度しっかりあった方が
絶対に距離の安定 ミスの寛容性が高くなります。



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バンス角度の目安 というか より良い使い方 は
ソールが地面と平行になる形が
理想的なインパクトのClub姿勢です。

バンス姿勢は ロフトを寝かせれば増える訳で
振り子の使い方をすれば
それだけ バンス角は可変に邪魔になる訳です。

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バンス角度・ソールを有効に利用するには
そのバンス角度 シャフトが前に傾いている分の角度で
支点運動・各角度運動を出来るだけしないよう
出来るだけ少なくして 体の回転で
クラブをスライドさせて入れてくるように
心がけて下さい。


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肩であろうが てさきであろうが
ヘッドを振って ロフト姿勢を変えてしまうような
そんな振り方では バンスは要らないものになってしまいます。

スピンの効くアプローチ

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この部分が理解できると
ヘッドスピードや経験値と関係なく
簡単に スピンの効くアプローチが出来るように なるでしょう。

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スピンを効かせるのには
そのメカニズムというか
法則を知る必要があります。

多くのアマチュアは スピンを効かせるのに
①スピードを上げる
②ロフトを開く
という風に思っているようですが
それは双方間違いです。

①スピードを上げる は
ヘッドスピードを上げてもスピンは効きますが
上げなくてもスピンを効かせることは出来ますし、
アプローチの場合、その距離を打つ、正確に打つ、
ミスの頻度を少なくする という課題も同時進行ですから
芸としてやるのならいざ知らず
それらの課題を満たしたうえで スピンを効かせる のであれば
スピードが上げる必要はないでしょう。

②ロフトを開く
これは もうまるでダメです。

スピンを効かせる はイコール スピンを増やす
のではありません。
スピンを増やせば 通常ボールスピードは落ちます。
スピンを増やせば 通常打ちだし角度が増えます。
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ボールの回転は永遠のモノではなく
いつかはゼロになるのです。
ボールスピードが遅く、かつ飛翔道のりが長くなれば
着弾時にスピンが残っている可能性は落ちていきます。


スピンを効かせる原則は
その距離を打つのに必要範囲の中、安全範囲の中
ボールスピードが速く、飛翔道のりが短いこと です。


ですので 意外にもサンドウエッジで打つよりも
9アイアンでアプローチした方が
適切にスピンが入る可能性が高いものです。
ロフトを開いて スピンを効かせるには
ボールのスピードも ボールの回転量も必要です。
かなり危険度が伴い、アマチュア向きではありません。
プロにとっても 一か八かのショットになります。

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ただ 同じヘッドスピードで打っても
ウエッヂの方がヘッド重量という
 ボールを打撃する破壊力が高いので
安全性を兼ね、スピンを効かすのに多用されます。
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アマチュアの多くが
肩の揺さぶりによるショルダーストロークでの
パターやアプローチが多いです。
これが諸悪の根源でしょうねー。

これは即ち、ほぼ100%の確率で
ヘッドの上昇軌道、グリップの上昇軌道での
アプローチになります。
その上に、フェースをどんどん上に向けてしまうので
上昇軌道になっても ロフトは大きくなります。

上昇軌道分 打ちだし角度も高い上
ロフトも大きくしますから
ポコん と上に飛び出ますが
道のりが長く、ボールスピードが遅いので
左足上がりで 2クラブ分大きいロフトのクラブで
打っているような球筋…という具合です。

当然、飛翔中にボールの回転は解け
着弾時には惰性しか残っていない という具合です。


失敗してもいいですから
練習場で、ウエッジを持って
グリップが下降軌道の中にインパクトを入れてみて下さい。
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ウエッヂにしては かなり低めの弾道で飛び出ますが、
その放たれた弾道は ワンバウンド目、ツーバウンド目に
スピンが効き ブレーキとなる球筋になるでしょう。

特に ヘッドの重いものでやるとその効果は高いです。
ヘッドの軽いもので行うと そのヘッドの軽さの分
スピードが必要になり、スイングも大きくなります。
速く 大きいスイングですから ミスもし易くなりますし、
速い、大きいスイングになると 概ね
しゃくりインパクト、煽るインパクトになりますから
(グリップが下降中のインパクトが作れず)
スピンの効く球を偶然以外では打てない という事になります。

2017年10月16日月曜日

ゴルフクラブの長さは「ロフトの一部」です

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これももう根付いてしまってるんでしょうね…。


ゴルフクラブの長さは
一般的には
その長さによってヘッドスピードが高くなる
それが直接的に距離に影響するもので、
それによって距離が変わる
と信じられています。


スナップショット 1 (2017-05-16 22-34)



全部がウソ という訳ではないですが、
まず 距離は 長さによるヘッドスピードで決まる のではなく

破壊力(重さ×速度)が決まっている限り
   ロフトによって決まるのです。

そのロフトを効率よく距離に転換する方策の一つ として
長さがあって、距離を作る破壊力という意味では
長さが変わって、例えヘッドスピードが変わっても
長さ分ヘッド重量が軽減されているので、破壊力そのものは
ドライバーもウエッヂも大きな差はありません。


ロフトが立っているモノほど
ボールの距離につながり易い
 ➡ エネルギーがボールの速度に転化されやすい
 のは確かです…が…
あまりにロフトが立ちすぎていると
逆に 浮力が得られず、飛距離にならなくなったりするので
長さと兼ね合いさせ、そのロフトであっても
チャンと飛ぶように
 打ち出し角度と回転の折り合いをつけているのです。


よって長尺とは、その長さによって
 立ったロフトが使えるようになる ということに
メリットがあるので、その長さの使い方の意味を
失ってしまうと 単に使い辛いモノになるだけ です。



そのクラブの長さは
前傾姿勢による傾きを決め
ヘッドの入ってくる角度を決めるとともに
長さによる半径の違いによって
左右方向の円弧の具合を司っているのです。


スナップショット 6 (2017-06-28 19-07)スナップショット 4 (2017-06-28 19-07)スナップショット 3 (2017-06-28 19-07)







短いクラブのモノは 前傾姿勢が深いので円弧が立っており
長いクラブは 円弧がそれに比べ前傾姿勢が起きるので
理屈上は、長いクラブ程 インサイドから入って来易く…
上下のヘッドと高さ変化は緩やかな角度になりますが、
それに比べ円弧が寝るほど 左右の変化は激しくなる
という規則性が働くはずなのですが
多くの人は円弧をそのものを手で作っているので
その規則性は働かないのでしょう^^


当たり前ですが
短いクラブ程 急激な角度(上下)で入って来て
長いものほど 緩い角度で入ってきます。

同じクラブ(ロフト)で考えると分かり易いですが
急激に入ってくると 打ち出しは低くなり、スピンは多めで
ボールの出球は速くなります。
緩く入ってくるほど 打ち出しはそれに比べ高くなり易く
スピンは少な目、ボールの速度は遅めになります。

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よって 入ってくる軌道がある程度安定していないと
似た球筋、似た距離、似た弾道にはならない という事です。


打つ度、振る度、それが毎度毎度違うものになるような
振り方では 持っているクラブ(ロフト)の弾道が決まりません。

弾道や距離を決めうるロフト効果とは、スピードもありますが
 インパクトのヘッド姿勢と軌道(入射角度)
の二つであって、
そのヘッド軌道を決めるクラブの長さ
(前傾姿勢度合いを決める)
 重要なロフトの一部と考えることが出来るのです。



それは 左右の軌道も同じです。



スイングの軌道は本来
その人その人のモノではあっても
その長さによる前傾姿勢と
その長さそのもので決まるもので
上から入ってくることは
インサイドから入ってくることと
同じ行為によってもたらされます。


上から打つことは
前傾姿勢があって、右を向いている状態で
進行方向が低いことによって作り出すことで、
その行為は同時に 右向きから正面向きという
インサイドから入れるのと同じ事なのです。


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これを別々にして
入れる上下(入射)角度も毎回自分で造り
入れてくる左右の角度も毎回自分で作るとは
スイングを覚えているとか
その一致する確率を高めているのではなく
毎度毎度 新たなスイングを造りなおしている ことに
匹敵するのです。
部活レベルで練習するならいざ知らず
 絶対 と言ってよいほど 答えは出ません。



✋そのクラブの長さは前傾姿勢を作ります。 
←ここがポイント

✋その前傾姿勢が 上下左右…結果、斜めの円弧の土台です。

✋その円弧が基礎になって球筋が作られます。

✋ミスは仕方ないとしても 前傾姿勢(特に左股関節)を
 始めから失ってしまうようなクラブ扱いでは
 似たような距離、似たような高さ、似たような弾道を
 安定して打つことはとても難しくなるのです。





ここからは蛇足ですが、
総じて ヘッドスピードアップ=飛距離アップ と考え
ヘッドばかり振ってしまうゴルファーは
その行為によって ボールを上に打ち出すだけ になります。
体の回転でスイングの軌道を造らない限り、
振る速度を速くすればするほど、遠心力は強くなり、
その補正効果、打ち手がする補正効果として
体を開き、上を向きます。
ヘッドの通る道のりが長く、たくさん動かしているから
「振っている」実感が湧くだけで、実際の距離になりませんし、
体を痛める原因になります。