柔道やプロレスの経験はありませんが、
見るからに「腕式逆十字」は痛そうです ><

膝もそうですが、肘も曲がる方向は決まっていて
逆になるのは想像するだけで辛いです。
 
ですが、私のみる限り
とても多くのゴルファーは 自分から積極的に
それをやろうとしています。
 
ヘッドがグリップを追い越す
というのはその状態です。
本当のところは ヘッドはグリップを追い抜かない けれど
体が左を向くので 「そう見える」だけなのです。
それを自分から率先的に行ってしまうと
自分の右手の伸ばしによって
腕式逆十字を「毎回・毎回」してしまうのですから
痛めてしまうのも納得です。
 
mh
 
また クラブヘッドが軽い というのも問題があります。
ヘッドが軽く、シャフトが硬いから
そう言う風に振らないと飛ばない と言うのも大問題ですが、
軽いヘッドは慣性力がありません。
慣性力とはこの場合、インパクトで受けるボールの重さに
対抗して、その運動を続けようとする力ですが、
それが少ない(ヘッドが軽い)ので
インパクト時に必要以上の減速が入ってしまいます。
なんだか 妙な話ですが、
ヘッドが軽くて、シャフトが硬いから
より速く、より強く振らなければならないのに
その分の痛みと衝撃をクラブが緩和してくれず、
より一層自分が受けるのです。
ご苦労なこってす…。
 
多くの人はインパクトで
左腕を伸ばし、突っ張らかった状態でするもの
という固定観念があるようですが、
現実は 体が上を向き、体が大きく開いているので
左腕を伸ばさないと届かないに過ぎません。
逆に 伸ばそうとするから 体が開き、
左サイドが上がる上向きになるのかも知れません。
 
前にも書きましたが、
ドライバーショットでの インパクトの衝撃は
800~1200㌔ 1㌧近くあります。
それを突っ張らかった左腕で受けるのです。
それはおそらく肘への負担になるでしょう。
 
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私は考えるのですが、
左腕を突っ張ら無ければならない原因の方に
問題があると思うのです。
本来、理想論ではありますが、インパクト付近は
左サイドがボールと一番近い時間帯であり
一番低くなる瞬間でもあります。
そして 形としてインパクト付近で左腕が
伸びているとしても(意識的ではなく)
それは 体の姿勢を形成するためにも
左肘を曲げたままインパクトする位の意識
左肘が曲がっている状態で ボールの重さを受けて
結果として真っ直ぐになる位の意識が
良いのではないかと思うのです。
 
左肘が曲がっている状態でインパクトに入れば
左サイドはボールに近く、低くなっています。
であれば 右サイドは高く、
体は下を向いた状態で(上から入れる)
同時に インサイドから入って来れます。
そう 理想通りには行きませんが、その姿勢の方が
逆を造るよりも良いのではないでしょうか
 
MVI_0741_Moment(7)
 
ダウンスイングで遅れガチな左腕も考えると
やはり ダウンスイングでは体よりも先に
左上腕が動き始めることが有効だと思います。