抜き球はおそらく
アマチュアゴルファーの8割がたの人が
無意識ですが、打っています。
抜き球は重度なコスリ球ですので 多くがこすり球です。
ドライバーの飛距離不足や
アプローチの距離感が苦手な人
バンカーが苦手な人などは
だいたい該当すると思います。
抜き球は こすり球の過激なモノ
激しいこすり球の成れの果てで
クラブの扱いと言う意味ではかなり深刻な状態です。
また 通常、平均的なオジサンゴルファーのヘッドスピードでは
抜き球ではゴルフにならないので
もうすこし そのこすり具合を改善する…ものです。
ですので 抜き球を打っている人は
当然と言えば 当然ですが 高いヘッドスピードをもっています。
仕事柄、ウエッヂのボールの痕 というのを
沢山目にしますが、
抜き球(こすり球)とそうでない球の二つをご紹介しましょう。
まずは抜き球。
↑こちらが抜き球です↑…この程度ではこすり球です…。
↑51度のロフトではこの位になる思います。↑
PS 51度のクラブでのテストですが
二つは全く同じクラブです。
とても不思議なのが
マットでのテストとは言え
地面に置いてあるボールを打っているのに
上の抜き球の方が 何故 ボールの痕が
スコアラインの下二本目から始まっているのでしょう?
ボールが宙に浮いていたのでしょうか?
答えはこれですね
まあ 抜き球~こすり球で打つのには
毎度、ダフリながら打つ という事です。
故に 高いヘッドスピードでないと上手く行きません。
一番の大きな違いは
ボールのどの位置に当たるのか ということです。
想像がつくと思いますが
下2本目まで痕が付かず ボールが縦にこすられているとは
ボールの底を板状のものでこすった 痕 です。
それに比べ ディンプルの残っている方は
やや下側とは言え、ボールの横面をちゃんと打っている
という事です。
双方の ボールの痕を見ると
抜き球はディンプル痕が残らず
爪でひっかいたように 上方にボールがこすられています。
そうでない球は ボールの上側のディンプルは残り
下側(リーディングエッジ側)の痕はつぶれた感じです。
爪でひっかいたようなあとは ボールとヘッドが均等に
ロフト効果なく当たっている証です。
これが クラブヘッド・ヘッドの機能・ロフトを
ちゃんと使った スピン形成 で
イメージの世界で言うと
ボールはフェースの上を転がってスピンを造るのではなく
インパクトは打、撃は
ロフトのによるあたり方の差 によって
『ボールの内部でスピンが形成』されるのです。
抜き球、こすり球の場合
単に板状の面にボールを滑らせただけで
ロフトも含め、クラブの機能としては
フェース面の板状の部分を利用しているに過ぎません。
そして、抜き球、こすり球を打つ人は
ロフトを寝かしながら、ダフッてボールを打つので
バンスが嫌いです。
特殊な条件を除けば、少ないバンスをクラブを好む人は
スイングが悪い証でもあり、
それを 誇っているのは。。。
間抜けとしか言いようがありません。
まして ウエッヂの溝が スピンを形成する。。。なんて
ブラックジョークでしかありません…。
ゴルフクラブの場合
ちゃんと扱っていても ロフト角度が大きくなると
こすり気味になるのは仕方がなく
製品ロフトが45度を超える辺りから
捕まえて打つのはかなり難しくなります。
次に
5番アイアン 26度のロフトのクラブ と
PS(アプローチウエッヂ) 51度 の
ボールの痕を比較してみましょう。
ある程度ちゃんと打っていると
しっかりディンプル痕が残り
ちゃんとしたロフト効果で
ロフトが立っている分 ボール痕の上下のディンプル痕は
概ね均等です。
どのあたり とは言い切れませんが、
このような 上下均等な感じが
ロフトが寝てくる・増えてくると 下側が崩れ
上側だけディンプル痕 に徐々になってきます。
9番アイアン以降はロフトが寝ますから、仕方ないにしても
5番から7番位のアイアンで
ディンプル痕が残らず ウエッヂのような
爪の痕、縦に流れる 崩れた痕 では
かなりまずいです。
ドライバーでディンプル痕が残らないのは深刻です…。
厳密にする必要は一切ありませんが、
ロフトの立ったクラブ程(ティーアップは除き)
打痕は上側に付き スコアライン下から4~6本目
ロフトの寝たクラブ程
打痕は下側 リーディングエッジから~2本目位。
単純に ロフトが立っていると 下側が引っ込んでいて
ロフトが寝ていると 下側が前に出ています。
がロフトをちゃんと使って入る目安で
何本なんてのは どうでもいいですが
ロフトによって ちゃんと打点が上下に移る
という事は認識しておいてください。
こすり球~抜き球を打つ人は
ロフトのに関係なく 概ね
この高さの打点に揃います。
(もっと高い人も多いですね…)
ロフトというものをちゃんと
使っていない証です。
0 件のコメント:
コメントを投稿