2019年2月28日木曜日

スイング 発想の転換を!



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シャフトの硬さの違いはミスの主原因に…。

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シャフトの硬さ を表す一つの指標として
 振動数・・・ というモノがあります。

これはシャフトを運動させたとき、
一分間にどのように「振れる」か、何回「振れる」か
と測って、数値にします。   ・・・cpm  →cycle per minutes

数値に大きなものほど ゴルフクラブのシャフトでは硬い とされ
数値に小さいものほど ゴルフクラブのシャフトでは柔らかい とされます。


460TL-1


45インチ、平均的なヘッド重量 195g  
 スイングウエイト D-00前後を基準に
メーカーや機種によって 幅はかなりありますが
30年前より 「ドライバー」に関しては平均値は下がり

 Rシャフト は 235cpm  辺り と考えてよいでしょう。


これを基準にすると
 〇245cpm は S
 〇255cpm は X
 〇265cpm は XX

にあたります。

ですので リシャフトをした場合
多くの後発・スポーツタイプのシャフトの数値は高いですから
その機種非常で Rシャフトであっても 265cpmを超えるモノも有り
オリジナルのモノから比べると  XXシャフトの替えたのと同じ です。
                    ✋そこ ご注意を。




さて ここ それぞれで想像。。。考えてほしいのですが
同じヘッド(重さ)、同じ機種、同じロフト、同じ長さ で
R -235cpm と XX -265cpm  の2本を用意して
一球交互交互に打った時、
前に打ったクラブ(硬さ)の影響で良くも悪くも出ます。
ですので 似たような球は続けて打つのは大変難しいのは
理解できるかと思います。

R -235cpm をほどほど上手く打てれば 次の
XX-265cpm は硬いですから、トップしたり、引っかけたり
 届きそうもないと判断され 突っ込んでてんぷらしたり・・・・ 逆に
XX-265cpm をほどほど上手く打てれば 次の
R -235cpm は柔らかいですから、ダふったり、てんぷらしたり
 となりそうなことは想像出来るかと思います。



ドライバー 45インチ を 235cpm で使っている時
それに相当する 38インチの5番アイアンは
ウッドのシャフト径 先端8.4ミリ   アイアンのシャフト径 先端9.3ミリ
を考慮に入れたとしても  250cpm 前後 です。


シャフトの性格や機種にもよりますが、この位の硬さでは
だいたい 半インチは 4~8cpm程度の差 です。

45インチ 235cpm のドライバーに関しては
38インチ 250cpm が大体の基準で
アイアンが260cpm では S  270cpmでは X
というコトになります。

 
video-1531996834(2)_Moment


ドライバーの 硬さの違う二機種を交互に打つと発生することが
やはり ドライバーとアイアンの関係にも発生します。


現状で ドライバーはユーザーに飛ばさせるために 柔らかくなりましたが
アイアンは逆に、単価を抑えるコトが主と思えますが 硬くなっています。
軽量スチールでは柔らかくしても 強度の問題から 下げられる数値は限られています。
R表記のモノを選んでも 5番アイアンで 280cpm位は普通に来ます。
ドライバー R-235cpm を基準にすると XXXに相当する硬さ です。
まあ ここまで硬くなってしまえば もうみんな同じとも言えますけれど
 この違い、この硬さの違いを コースでは交互交互
一球ごとに打っているのですから 上手く行かない可能性は…想像通りです。


ドライバーは上手く行っていないのは
 アイアンやウエッヂのせい というのはとても少なくない可能性 なのです。

2019年2月27日水曜日

ウエッヂショットから考察する「飛ばない」原因

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ロフトを寝かしてしまう
それが判りやすいので、使っていないウエッヂを
折れるぎりぎりまで曲げて、実験してみた。


同じクラブ(この場合はウエッヂ)
同じ打ち手が、ほぼ似たようなヘッドスピードで
打撃して、このような差が起こる。


スナップショット 1 (2013-03-29 22-26)スナップショット 2 (2013-03-29 22-26)






スナップショット 3 (2013-03-29 22-28)スナップショット 4 (2013-03-29 22-29)








上のショット(振り子式遠心力打法)は こちらのように
グリップエンドを支点に、腕を使って
俗にいう「開いて、閉じる」と言う手の返しで
シャフトと言うか、クラブを振ったもの

スナップショット 1 (2013-03-29 22-59)スナップショット 2 (2013-03-29 23-00)






下のショット(正規なショット)は、クラブ単体を動かさずに
それを持った人間の方が体の向きを変えて
クラブを動かした(移動させたもの)

スナップショット 3 (2013-03-29 23-00)スナップショット 4 (2013-03-29 23-01)






動画より抽出した静止画なので、コマ割りというか
何分の何秒(1/250秒とか)は全く同じだと思う。


スナップショット 1 (2013-03-29 22-26)スナップショット 3 (2013-03-29 22-28)






似たような場所を並べると
左は「振り子式遠心力打法」右は「正規なショット」
同じロフトである筈なのに
打ちだしの角度、ボールのスピードは明らかに違う
似たようなヘッドの場所なのにもかかわらず
振り子…の方は殆どボールは距離(水平移動をしておらず)
フェースの後ろ(フェースを転がりぬけ)から
ボールが出たような恰好になっている。


スナップショット 2 (2013-03-29 22-26)スナップショット 4 (2013-03-29 22-29)






コチラはさらに時間の進んだカット。
振り子式…の方は、やはり水平移動は殆どしておらず
このコマの中のカット、ボールのずれて見える量も少ない。

当り前けれど、「振り子式遠心力打法」は
インパクトを基点にグリップを止める形になる
シャフトのしなり方も全く異なる。

シャフトをしならせて、しなり戻して使う
ということをこのショットのことを指すのだろう。


この手の映像で、ちゃんと理解しなければいけないのは
一見すると 手を止めて、ヘッドを行かせたショットの方が
ヘッドが出ている(フォローが出ているように)見えるが
実際には、ヘッドは急激に内側に切り込んでいるだけで
ボール(飛球線後方)から見ると(同時に撮影していれば)
明らかに、正規なショットの方が
ボールと平行に、飛球線に向かってヘッドが出ている。



シャフトを走らせる とは
ヘッドを抜いて、ボールをくぐらせることを指す。
今回は、極端にロフトの大きいクラブで実験したので
ここまであからさまに差が出る訳だが、
ロフトが存在する、という意味では、11度であっても
全く同じこと。


シャフトが走る と言う本当に意味は
クラブヘッドの重さが、グリップを押して
全体のスピードを押し上げることを指す。


グリップを止め、ヘッドがグリップを追い越す
という行為は、遠心力は握力との勝負になるし
ここまで動かしてきたエネルギーを腕、特に左腕
で受け止めることになるから、体力勝負になる。
グリップを止めることによる反動でヘッドを振れば
この実験で見たとおりの結果になるのである。

ミスショットの危険を内包しながら
ボールに高さとスピンを与えるだけ。
ここまで、強烈にスピンをかけてしまうと
ボールスピードが上がらないため、
ボールの初動としての打ち出し角度は上がるが
最高到達点としての高さは稼げず
ボールスピードの遅い、パラシュートを開いた飛び
になってしまう。

 
4e4cfce4
スナップショット 2 (2013-03-29 22-26)









批判、ではないが、遼君のドライバーショットは
振りごたえに対しては ボールスピードが極端に遅い
撮影する角度はあるだろうけれど、
このカットでそこにボールがあるのは
どうしても このショットをドライバーでやっているように
見えてならない。
これで、飛ばしているのだから、やはりプロというか
自分の身を削ってまでやっているのは、『流石』ではあるが…。

2019年2月26日火曜日

L型ブリストルパターに関する問い合わせ

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 が ありましたので、私(店主)の書きました
返答を記載致します。

限定版記事⇒
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1723288.html
オリジナル版L型ブリストルパター⇒
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1658107.html


御手紙有難うございます
お返事遅くなり、申し訳ありません。
 
弊社のL型ブリストルパター ですね。
自身で書いてしまいますと、手前味噌のオンパレードに
なってしまいますが。。。
 
軟鉄で仕上げました こちらのパター
ヘッド重量は 470gあります。
従来のピンタイプの重いモノが330g位
L型などシンプルな構造のものですと 300g程度です。
それを 違和感のない形で 増量するための比重の重い異物などを
一切使わず 仕上げるには 相当な工夫が必要です。

 
最終的に 軟鉄を使いまして
(実は開発当初は 925銀 スターリングシルバーで
 造る予定だったのですが 予算が合いませんで)
粗い鍛造一回の後、二種類の旋盤(俗にいうNC加工)で
、一体成型 削り出しで造りました。
IMG_0032
この形状、大きさですから 何かモデルになるような
サンプルは一切なく、形の参考として
ジョージローのスポーツマン、ブリストル などを
使いましたが、ほとんど一からデザインをしたのと同じでしょうか。。。

 
シンプルな形状ですので、一切ごまかしが効かず
大きさを感じさせない と言うコトと共に
テークバックの引きやすい、動かす方向のガイドが
イメージできるようなデザインに仕上げました。

 
また 従来のパターよりもロフトを多め
バンス角度も強めに設定して、
自然にロフトの立った状態(微妙なハンドファースト?)に
なるようにも仕上げました。

 
テークバックの取りやすい と言うデザインと
フェース面がストレート というのは かなり難しく
遊びの無い形状の中で、かなり自分の過去の知恵や経験を
盛り込んだと思っています。

 
 
L型のパターは右に押し出しやすいイメージ
を醸し出しやすいので
実際はオフセットは無いのですが
重心を高くするという構造を含め、
ネックを違和感のないところまで
長く、太くして グースネックに錯覚する 形状にも
苦労したところです。

 
100g弱の このパター専用のグラファイトを
お使いになることをお薦め致しますが
このシャフトですと 従来のパターシャフトに比べ
手元を緩めて、逆に先端を締めてありますので
手元の暴れにパターヘッドが反応しにくく
より安定した、落ち着いたストロークが出るかと思います。

 
よく雑誌等で書いてあります パターストロークで
オーバースピンを生む と言うコトには自分は賛成できません。
本来、きれいなストロークは ボーリングのボールと同じく
打ち始め~転がり始め はある程度スキッドする区間があり、
推進力が薄れてくると、今度は回転で前に進む
と言うコトを実践するためのパターです。
ボールが低速で、等速で、ゆっくり遠くに転がる と言うコトを
実践するためのパターにしてありますので
このパター以外で打つボールとは 明らかに転がり様が異なります。

 
是非 ご検討ください    野澤
 

 〒238-0024 横須賀市大矢部3-14-10
  ハミングバードスポルテ  046-804-1480
  hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp

2019年2月25日月曜日

ゴルフ◆そのテークバックではダメです!

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現代の流行りのゴルフスイング・テークバックは
左手~左腕でクラブを後方に押してしまうタイプのものです。

スナップショット 1 (2015-02-06 3-41)

体を全く使わない…手打ちの始まり…
意味不明に胴体をねじるテークバックなのですが、
この方法の致命的な部分を幾つか上げてみます。


左腕でクラブを押して始めると
左腕をロールさせなくてはなりません。
アドレス時は横を向いている左手の甲

(まあこのスイングをする人は極度のフックグリップで
 アドレスの時点から上を向いていますが…ね)

が動くとともに上を向きます。
 ☛フェースも上を向きます。

クラブヘッドには重心の位置 というのがあり
ヘッドの重さの中心点はシャフトの延長線上にないので
テークバック時にフェースを開くと(上を向けると)
クラブヘッドは必要以上に重くなり 下に行きたがります。

スナップショット 1 (2015-07-03 15-51)

クラブヘッドの重さに引っ張られ
左手ばかりが上げられてしまうので
背中の筋肉が引っ張られ、
どんどん浅い回転になってしまいます。

 

また 左手が引っ張られることによって
本来、前傾姿勢があるので
右を向いている時は 左サイドの方が低い
という基本的な姿勢が崩され
この時点で 前傾姿勢を失うことになります。

体に対し、腕もクラブも
右の外に外れてしまっています。

595bd670_Ben20Hogan20Backswing

非常に言いにくいですが かの▼ン◆ーガンのスイングも
人間の動きとしてはとても
醜いものと言わざるを得ません。


クラブを90度(ロフト?)開いて
腕の振りで270度もターンさせ
体は殆ど回していませんから
ダウンスイング えらく時間がかかります。


体の右に外れたクラブや腕のお陰で
重さが必要以上にかかり、右サイドが下がる
体が右に屈曲するダウンスイングになってしまいます。

この時点で 左に体重を乗せることは不可能ですから
右に体重を乗せたまま
体を開いて、上を向いて打つことは確定です。

これを打撃論と言えるのか…とても不思議ですね。

左肩~左首は常時引っ張られる・引っ張るように動かし
クラブだけでなく体の重さは常時右腰の掛けたまま
素早い動きが必要ですから
左肩~左首、右腰の故障はついて回ります…。
こわい…こわい…

スナップショット 2 (2015-04-14 13-48)

この手のスイングを上から見た場合
腕だけで振っている というのを割愛しても
左腕をテークバックで150~180°回したのに対し
クラブはさらに90度以上 合計270度近く動かすので
腕をインパクトの位置に戻してきたとしても
まだシャフトには90度の運動が必要です。

スナップショット 1 (2014-02-07 18-29)
ですので、それを消すために
体を90度開くんです…。


4289f9fa-sプロも含め 現代のスイングを見ると
インパクト時に 体が飛球線の方
を向いているのが多すぎます。

584506d7本来はアバウトであっても、体がボールと正対した時
両腕の長さに都合がつくところで打つもの だと
言われてきましたが、
今は 90度も違います。

この打ち方をするのであれば
一体 何の意味で アドレスの方向決めをするのでしょうか?
前傾姿勢を作るアドレスに意味があるのでしょうか?
甚だ疑問です。

2019年2月24日日曜日

その「回転」間違ってます

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文面で説明するのはとても難しいですが、
全員とは言いませんが、かなりのゴルファーの
からだの回転 間違ってます。
・・・というか 動作としての回転になっていません。

ararara_MomentOKII 2010_06_12_11_44_30_(4)(2)_Moment(2)








それ からだの回転 とは言えません。

からだの回転は
背骨を軸として、からだ の向きを変えるのです。
からだは 痩せている人であっても
成人男性であれば 30㌔も40㌔も あるのです。
その重さ となると 軸足があって、 支える脚がないと
言葉通りですが、支え切れません。

言葉で言うのであれば、その重さのある「からだ」を
例えば 左に向ける となると 左足が軸にならないと
体の向きを変えた・・・というコトにはなりません。

IMG_0401 (2)_Moment

体重が右に乗っていて 体の向きを変える動きは
✋体を引いた のであって
動作として 回転をしたのではありません。

今の多くのスイングは
右を向いている時にダウンに入り、
おおよそ・・・ですが 正面を向いた時がインパクト、
(右向き~正面 までの期間がダウンスイング)
ではなく、 グリップを途中から自分側の内に引き込むことによって
正面向きをすっ飛ばして いきなり左を向くことによって
シャフトターン、クラブターン を行う方法なので
体が左向きの状態になっても
体を引いているので 体重を右に乗せることが出来ません。
キャスト_大_Momentキャスト_大_Moment(2)





グリップがインに引き込まれているのに
ヘッドはインから出てくる というコトになりますから
グリップは アウトサイドイン で
ヘッドが インサイドアウト という
なにが なにやら わからない打撃です。


インパクトは重さとの勝負です。
ヘッドも、グリップも、そして体も
遠いところから(インサイドから)
上から
ボールに近いトコロへ、低い所に
移動している過程で インパクトを迎えるから
重さに強くできるのです。
IMG_0148_Moment

ヘッドだけがボールに近づき
それ以外のモノが ボールから離れていくのでは
打撃の「モーメント」が低すぎます。

せめて アプローチのような ゆっくりした動きの中で
体も、グリップも、ヘッドも、
高いころから低いトコロ
遠い(インサイド)ところから近いトコロ に
移動している中で インパクトを迎えるようにしてみましょう。

通常、打撃のあるスポーツでは
これを「体重を乗せる打撃」と呼びます。

L型ブリストルパター その特徴

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このパターの最大の特徴は
その 『ヘッド重さ』 です。
003

進化版L型ブリストルパターで
          480g
一般的な市販のパターヘッドでは
重いモノでも  330g
軽いものでは  290g  なんていうのもあります。

1.5倍近い重さの違いです。

パターの総重量が 480g というモノも珍しくない中、
その総重量がヘッドに収まっているのです。

この違いは異次元です。
体験したことのない方には説明しきれません。

この重さでないと実現しない 転がり
この重さでないと実現しない 直進性
この重さでないと実現しない テークバックの取り易さ
この重さでないと実現しない 安定した距離感

そう言葉で言う他ありません。

004

この重さは想像の通り、ボールを飛ばします。
少ない力、小さなストローク、遅いストロークで
遠くまで転がせる と言う意味ですが
飛ばせるパターの威力は絶大です。

このパターを知ると、一般的な
飛ばない、転がらないパターは悲劇とも言えます。


 
002


次なる特徴は 形状 です。

その特徴は・・・  特徴が無いコト  です。

最近の変わった形状、
私の目と頭が古いから・・・ と言うのも否めませんが
その形状から 引き方のガイド
どう? どこへ? 引いていいのか全然見えてきません。

マレット系のヘッドに多いですが、
ヘッドにラインなどを引いてあるモノは
やはり 引く方向に迷いを作り出し易く
長く「愛用」するには適しません。

 …まあ 短い使用期間で買い替えてくれることが前提なんでしょう。

この L型ブリストルは引くのに迷いを作りません。
重さも加え、とてもスタートし易いと思います。
   …イップスになることはまずないと思います。
テークバック時、始動時、
パターの移動させたい方向をイメージ、想起させる形状
これを非常に意識してデザインしています。

004


パターのイップス と言うのを考えてみると
その形状 と言うのも関係があると思います。
特に形状、大きさと軽さの関係は大事で
大きいのに軽いモノは イップスになる可能性が高いと感じます。

また、ショットも同じですが、
パターストロークも グリップを動かして その分、ヘッドを動かします。
そのグリップを動かす量や速度で距離感を作る訳ですが、
ヘッドの重いモノは 始動時、グリップを動かしやすい です。
ヘッドの軽いモノは 始動時、グリップが動かしにくく
 ヘッドの方ばかりが動かしやすくなってしまいます。
この感覚が イップスにいざなう のではないかと強く思っています。


BlogPaint
また パターは 転がし たいのです。
ボールを上げやすくする 重心の深さ など全く不要です。
ボールをより転がしたい、良い転がりにしたければ
重心は高く、重心は浅い方が断然良い です。

パターだけに限らず ゴルフクラブのフェースの向きは
ロフトとライ角度も含めたヘッドの向き の複合体 です。

どんなに自分の目に ヘッドが真っ直ぐ動いていても
ロフトの変化が激しい 重心の深いモノ は一定した方向に出にくいうえ、
軽いヘッドと言うのも要素の一つですが、
重心の深いモノは テークバックで外に上がり易くなります。
故にループを描きやすいので 緊張感のある状態では
テークバックの始動が神経質になり易いです。
正直 見た目 大きなヘッド(打ち手からの投影面積)に
   ✊良いことはほぼナニヒトツ無いんですがね…。

2019年2月23日土曜日

シャフトが走る?!

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シャフトを走らせる・・・
まあ 慣用句としては分かりますが
それをその 言葉の通り行おう とするのは
クラブの機能を壊すだけでなく
その使い方はからだをも痛めてしまいます。


クラブ、
特にヘッドが移動するのは
打ち手が動作によってグリップが移動する
からです。

素早く移動する、動くのを「走る」という表現にするのなら
「クラブが走る」と言う方が正しいでしょう。

MVI_0670Trim(2)_Moment

一般的に言われる「シャフトが走る」動作は
ヘッドを走らせるため、グリップを止めます。
動かすことを止めることで行うのですから
当然不具合は起こり易くなります。

クラブの移動を作り出すはずのグリップの移動を止めるのですから
確かに反動で シャフトが弾くようにボールを打ちますが
これでは 打撃側のモーメントが低すぎます。
グリップより先に ほんの250gの物体 の移動です。

グリップの移動も止めず、からだも止めず、
インパクトを行えば その20倍もの重さ50キロ近くのモノ
移動中、運動中に 45gの物体を打つのですから
どちらの方が「強く」「負けない」インパクト作れるかは
余りにもはっきりしています。

ヘッドスピード信仰の表れですけれど…
ヘッドスピードは一番先端部で数字が大きくなるので
商売的に使われている向きが強いですが
基本的には グリップの移動速度、運動の動作速度 です。

速くヘッドを振るのではなく
早くインパクトに辿り着く方が
体に負担なく、クラブの機能も使え、
実は「飛ばす基本」です。

yjimage4NR1MAL3

シャフトを振る行為。。。は
ヘッドを走らせる行為は
その振った分だけ、グリップを強く握る=止める実感
から来る「振った気になる」に過ぎません。

✋ヘッドを速く振れば振るほどグリップを強く握りなおす 
✋動かそうとすればするほど止めなくてはならない

という矛盾から逃れられません。

MVI_0670Trim(2)_Moment(3)

ヘッドを走らせる分、
グリップを動かすのです。
スイングは グリップをたくさん動かすのです。
急ぐ必要はありませんが、グリップの移動速度を
下げる行為をしてはいけません。

2019年2月22日金曜日

肩をまわす がスイングを壊す元です

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からだの回転で 直にゴルフクラブを動かせると
上下左右~立体の ヘッドの入射角度に
かなりはっきりした「規則性」を持つことが出来ます。

それぞれのクラブの長さ通りの入射 になります。


必ず 上から入る形になりますし
必ず インサイドから入る形 になります。
上から、インサイドから、その度合いは人それぞれにはなりますが、
逆球が存在しないショットの組み立てが可能です。

MVI_0868Trim(3)(2)_Moment

上から打てますから
妙な形での ダフリ~トップは激減し、
特にダフリ に関しては 無くなる と言っても良いほどです。

今までと同じ距離を打つのにずっと楽になり
からだも痛みにくくなりますし、
大袈裟ではなく 良いこと尽くめ なのです。


その「からだ」の回転で直にクラブを動かす というコトの
大きな弊害 となっているのが、
「からだ」を 肩~肩甲骨 だと 錯覚・ご認識していること ですね…。

このゴルフ人生を通して 深く影響を及ぼす ご認識は
ゴルフをやり始めた時、スイングを始めた初期、ビギナーの頃に
刷り込まれることが殆どだと思います。

初めてクラブを持って・・・・練習場に行き、、ボールを打とうとする
〇スイングは円を描いて見えます し
〇ボールはヘッドで弾くモノ
〇ヘッドは「速く」「たくさん」動かすモノ
 って思いますよね きっと。

本来、ゴルフクラブ、ゴルフショットは
上下左右、立体の「角度」が非常に重要で
その角度は 結構 "密" になっています。
ですので ヘッドを振る、シャフトを振るような動きでは
そのクラブの本来の球、本来の距離が出にくく、
番手間の差がはっきりしなくなりますが、
上手く打てない → 当たるようになる → 番手間の差が出てくる
上達の段階をそう認識している可能性が低くないでしょうから
初めての一歩での 「からだ」というのがどこなのか
問題にはならないのだと思います。

564dfb4d当たらない ので
アプローチのように小さな振りから始める訳ですが、
前述の〇スイングは円を描いて見えます し
〇ボールはヘッドで弾くモノ
〇ヘッドは「速く」「たくさん」動かすモノ
 
がありますので やっぱり👈こういう風に動かすコトに
なるのでしょう。
✋この絵は 平面上にあるので
 把握しにくいかもしれませんが、
 左右の肩を揺さぶっているのではなく
 前傾姿勢のある 体の向きが変わっているから
 このようなデフォルメになるのです。5d625fee

それが パッティングストロークやアプローチへする段階になると
このような動きに定着してしまうでしょうから
この時点で 体は「肩~肩甲骨」が基礎で
その延長線上に 胴体を捻る
腰・骨盤はずっと ボールに向けて置く という
ゴルフスイングの最悪な基礎が築かれてしまう訳です。

このパッティングの延長線上のスイングになるのです・・・ とほほほ

ショット・・・ だとして、これよりも深いテークバック・フォローになれば
片方の手が届かなくなりますから
テークバックでは開いて、フォローでは閉じなくてはなりません。
届かないのですから選択の余地はないです。

からだの回転 と信じている行為は そのまま「ギッタンバッコン」なので
5年、10年続けても ダフリとトップのミスから逃れられない・・・
ダフリとトップの隙間に まあ そこそこの「当たり」が存在する状態です。

✊そのクラブの本来の入射よりも 必ず緩い角度で入ってくるので
距離も出にくいですから より大きく、より速く振ることが必要です。
それが更にミスを、そして体の故障を生んでしまいます。

2019年2月21日木曜日

スイング軌道の呪縛

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重複する内容にはなりますが、
頭のトレーニングとして重要な部分です。

多くの人は
スイングを治したり、
スライスを修正するのに
スイング軌道を考えていますが
それは
ヘッドの道のり/軌跡を指すものではありません

スイング軌道というのは『時期』を指します。
スナップショット 4 (2017-06-28 19-07)スナップショット 6 (2017-06-28 19-07)









インサイド というのは
体が右を向いており
左右の体で 左サイドが低い時間です。
アウトサイドというのは
体が左を向いており
左右の体の 右サイドが低い時間です。


スイング用語でいう
アウトサイドイン とは
単に振り遅れ、打ち損じに近い状態を指し
それをインサイドに無理やり変えても
道のりだけが ボールの手前(自分側)から入ったに過ぎず
ロフトが開き、フェースも必要以上に右を向きますから
別の問題にすり替わったに過ぎません。
正しいスイング、ゴルフクラブの機能を使ったショットでは
アウトサイドイン というオプションは存在しないのです。
IMG_0549

正しくは『インサイドイン』です。
しかし、
打つまではクラブが短くなるような小さな半径になり
打ち終わった後は遠心力等によってクラブが長くなるような
大きな半径に見えるので
第3者の目からは インサイドアウト に見える に
過ぎません。

直接、体の向きの変更によって
スイングの軌跡が作られれば
左右の軌跡だけでなく
ヘッドの入ってくる上下の軌跡も
そのクラブの長さ、
そのクラブの長さが作る前傾姿勢によって
ある程度 規則性を持つようになります。

しかし それを 体の向きとは関係なく
腕さばきによって 軌跡を造ろうとすると
先ほど述べた通り、左右の軌跡だけでなく
ロフトやフェースの向き
そして 入ってくる上下の角度にも規則性が
無くなってしまうので
ショットの安定の基盤がなくなってしまいます。

詳細は割愛しますが、腕さばき、ローテーション、
手の返し の動きはほぼ例外なく前傾姿勢を無くし
体を起こしてしまうので
アドレス時の前傾姿勢の重要性や
スタンスの向きの重要性も低くなるので
アドレス姿勢そのものもおざなりになって行きます。
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よって 飛ばないことやスライス、ミスショットの根源
と考えられている 「アウトサイドイン」 は
アウトサイドインになる根源
振り遅れになる根源を解決しない限り
単にヘッドの軌跡だけ追いかけても
何ら解決せず、より問題を複雑化、難易度を上げるだけで
百害あって一利もないのです。
実際に それをトライされている方は多いと思いますが、
ショットは フルショットだけでなく、アプローチや
パッティングとも一貫しているものです。
ヘッドの通る軌跡だけを追いかけた人は
スピードで解決できるフルショットはまだしも
必ず アプローチやパッティングで破綻します。
約束しましょう。