2024年8月31日土曜日

【投稿】ストレスフリーなバンカーショット

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


作って頂いた悶絶セットを使いまして
半年が過ぎましたのでご報告させて頂きます。

私のゴルフ歴は35年以上になるのですが、
なんと言いましても「バンカーショットが苦手」に
絶えず苦しめられてきました。
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幼少の頃 砂遊びを十分させて貰えなかったのかどうかは
もう記憶には残っておりませんが、ゴルフ場に行きますと
砂遊びの迷人になってしまいます。

バンカーに入りますと一度では出ず 大たたき、
その影響からなのかショットもより崩れ乱れ
バンカーに入るか入らないかが
スコアの決め手になってしまうほどです。でした。 

そんなゴルフを数十年して参りましたので
バンカー下手の自分にすっかり慣れ
悶絶クラブに辿り着いたのは
年齢による飛距離不足を補う事が一番の要因でした。


そして、デビューラウンド。
本日も初っ端からバンカーへご入場です。
しかも その日のラウンドは前日に雨で
少なめの重たい砂と苦手なシチュエーション、、、。
「ああ、今日一日が気分が重くなると嫌だな、、、」と思いつつ、
悶絶ウエッジを持ってバンカーショット!
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「あれ??? 出た…みたい」

いつもですと力加減に関係なく、高さと距離が出きらず
バンカー内に着弾するのですが、
なぜか、乗ってしまいました。

その日は都合、3度グリーンサイドのバンカーから
バンカーショットをしましたが、すべて 出ました。
一度はパーではありませんが、ワンパットで納まる奇跡。
そのお陰か、スコアも近年ではベストに近いものになりました。

次のラウンドでは4度のバンカーショットで
いずれも脱出成功。
バンカー内での打ち直しは一度もありませんでした。

きっと 自分のバンカーショットの上手く打てるようになったんだ。」
と思い その次のラウンドでは
過去に使っていた旧サンドウエッジをエクストラで入れて
そちらで バンカーショットを実践してみると
過去の記憶が蘇ってきたように バンカー内に着弾。
その日は 二度のバンカーショットでしたが
いずれも 旧サンドウエッジで撃沈しました。

バンカー下手克服の為、リンクスのオールドマスターから始まり、
本間、クリーブランド、フォーティーンのMT28、ドルフィン等々
数々のサンドウエッジを渡り歩いてきましたが、
どれも何の成果も出ず、悶絶ウエッジに辿り着いています。

その後、数ラウンド 悶絶ウエッジでバンカーを行いましたが、
自分の狙い過ぎ、欲深によるミスを除いて
すべて成功。
なんと言えば良いのか、今まで抜けなかったヘッドが抜けて
上手にボールをさらってくれるようになりました。

構え方とか 振り方とか 上げ方とか、ボールの位置とか
そう言うのに気を使わなくても ボールは出ます。

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ヘッドの重さなのか、シャフトの柔らかさなのか、その両方なのか、
悶絶ウエッジは 確かに「サンド」ウエッジでした。

店主:悶絶ウエッジはバンス角度も大きめ、ソールも大きめです😊)

バンカーで打ち直す あの残念な気分が無いだけで
こんなにも楽なのか、
バンカーが障害となるようなショットでも
前ほど気にせず打てるようになったので よりストレスなく
ゴルフが出来るのはとても楽しいです。


今までは目標にバンカーから出る事だけを念頭に
バンカーショットして来ましたが、
次の目標はバンカーの距離感、力加減です。

2024年8月30日金曜日

悶絶クラブ 柔らか~いシャフト編②

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


質問「シャフトはしならせて、しなり戻して使え、
 と言う言葉を聞きますが、どうなんでしょうか❓」

店主「柔らかいシャフトで シャフトをしならせて
 しなり戻して弾いて打つ そういうイメージが
 有るかも知れませんけれど、
 それって どちらか、というと
 しならない~硬いシャフトを無理して使うための手段で
 放っておいても しならすことの出来る硬くないシャフト
 では ちょっと効率の悪い、無駄な打撃になりますね。」

質問「そうなんですか❓」
店主「そう思います。
 ゴルフクラブは構造上、
 シャフトのしなりには クラブのねじれが付いて来易いです。

 開き=しならせ(写真上で言うと左回転/半時計廻り)
 閉じ=しなり戻し(右回転/時計回り)
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 ドライバーのインパクト、であれば
 時間にして 1/2500秒 しか
 ヘッドとボールは接触しませんから
 フェースの、ヘッドの回転では
 同じようなインパクトを造るのは大変しんどいですね。」

質問「ですよね…ですよね。」
店主「にもかかわらず、それをしなければ。。。
 というのは そのまま、硬くてしならないシャフトを使っている、
 から 致し方なくする。。。というコトにつながります。

質問「これからゴルフを覚えたい方や女性向き では
 なさそうですね。」

店主「です。 また、体のどこかに故障や痛みがあり、
 それを悪化させたくない、傷めたくない方は
 ハードタイプ、硬いシャフトは避けるべきでしょう。

Rさん バルブは開ける方向にお願いします_Moment

質問「硬いシャフトを使うのと 柔らかいシャフトを使う
 のでは 何が最大の違いになりますか❓」

店主「本来、どちらにも違いがないのですが、
 まずは ヘッドの感じ易さがかなり違うと思います。

質問「どちらが感じ易いですか❓」
店主「これも実験したコトがあるのですが、
 全く同じヘッド(重量)、同じ長さ で
 シャフトの硬さ だけを 50cpm違う二つを使うと
 例外なく 50cpm柔らかい方が ヘッドを感じ易い。」
質問「確かに そうですねー。」
店主「で、今度はシャフトの硬さ、長さは同じにして
 ヘッド重量だけを30g重くすると
 当然、30g重い方が「重く」感じるのですが、
 30g重くしたモノよりも 50cpm柔らかくなったモノ
 と方が ヘッドの増量感は強くなります。

質問「えーー そうなんですか!」
店主「ハイ。 ですので
 柔らかいシャフトのクラブの方が スイング中、
 ヘッドの位置やヘッドの姿勢などを 感じ取り易く
 スイング造り には良いですし、
 即効性 としては オーバースイング抑止には
 とても良いですね。」
 2021-12-06_22-21-54_Moment(4)

店主「スイングのタイプとシャフトの硬さ には
 関係性がある、と言う話をしましたが、
 シャフトが柔らかいモノで覚えられるもの、
 シャフトが柔らかいと理解し易いコト、
 というのが 結構、明白 にあります。


質問「それは なんでしょうか❓」

2024年8月29日木曜日

悶絶クラブ 柔らかいシャフト編①

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/



質問「ハミングバードさんは 柔らかいシャフトを得意、
 専門とされていますが、その経緯はナンだったんですか
❓」

店主「ハイ。簡単に言えば 飛ぶ、飛んだ からです。
 かなり昔になりますが、かなりの延べ人数で
 長期間に渡って テストした結果、柔らかいシャフトの方が
 腕力や筋力などの チカラに頼らず 距離が出る、
 腰痛、ひじ痛など ゴルフによる故障知らずでいられる、

 と言う結果が出たから です。」
【ゴルフスイング】貴方にはどう見えますか❓_Moment【ゴルフスイング】貴方にはどう見えますか❓_Moment(2)【ゴルフスイング】貴方にはどう見えますか❓_Moment(3)







質問「なるほど。
 柔らかい…とは どの位なんでしょうか❓」 

店主「弊社のクラブのヘッドはとても重いモノが多いので
 数値でそのまま 一般的なクラブと比較し難い、ですが、
 市販のクラブ、ドライバーで言えば
 45インチの長さ相当で 硬さ/柔らかさの一つ の目安
 振動数で言うと SR、RとSの間の硬さで 240cpm位でしょうか、
 弊社 には Sとか、Rとか ありませんが、
 一番多く利用されている 硬さ(柔らかさ₎帯 は 150cpm位ですね。」

質問「うぉぉぉ 振動数が 90cpmも違うのですね。」

店主「そうですね。一般的なシャフトの硬さ では
 各フレックス、LとA、A…シニアと考えて良いと思います、
 AとR、RとS、SとX の硬さ差は 10cpmですので
 8~9フレックス分 差がある、というコトになります。」
【SYB EG-05】 プロによる試打_Moment

質問「世に出回る 一番硬いシャフトの数値はどの位ですか❓」
店主「硬い方のシャフトは 安いコストで作るコトが可能なので
 造ろうと思えば 幾らでもイケる と思いますが、
 ゴルフに使用となると 270~280cpm 辺りが限界点だと思います。」
質問「トーナメントに出ているプロも その辺り ですか❓」
店主「海外も含め、男子プロ だと そうですね、
 しかし、最近では ヘッドスピードにあまり関係なく
 250cpm辺りの硬さを使うプロも 結構見受けますよ。
 30年前は プロでも300cpmオーバーのモノを使っている人も
 結構いましたから、かなり柔らかくなった と言えると思います。」

質問「シャフトの硬さ、と ヘッドスピードはあまり関係ない❓ と。」
店主「関係がない、とは言い切れませんが、
 シャフトの硬さはヘッドスピードとの相関関係よりも
 どうクラブを振るのか、振り方、扱い方 と言うか
 スイングタイプによって 好みや選択が異なる 
 スイングとシャフトの硬さの関係は 想像以上に深い と考えた方が
 正解だと思います
。」

質問「あああ、そうかも知れませんが、
 スイングタイプ と シャフトの関係 だと
 選択が難しくなりますよね⁈」

店主「確かに、その通りですが、
 実際の「シャフトの硬さ」にはほぼ選択がありません。」
質問「え? どういうコトですか❓」
店主「普通のゴルファーが選ぶ シャフトの硬さ の 幅 は
 振動数 230~260cpm 位です。
 振動数 ①140cpm ②170 ➂200 ➃230 ➄260
 を打った結果、 240cpmを選ぶのと
 230~260cpmの幅の中で選ぶのとでは意味が違います。
 平均的なおじさんゴルファー にとっては
 240.250.260cpm は シャフトの硬さの上限に近い、
 かなり硬い、かなりハードな硬さ帯
 です。
 スイングタイプが異なるかも知れませんが、
 弊社には 実ヘッドスピード 50ms前後の方でも
 ドライバーの振動数 150cpm、または それより柔らかい
 シャフトを使われている方は かなりいらっしゃいます。
 平均的なおじさんゴルファー 背伸びしない数値で言えば
 ヘッドスピードで言うと 40msに届く人は非常に少数です。

【対決】ヘッドの返し派 VS からだの返し派_Moment(3)

質問「そうなんですか⁈」
店主「ですね。現場、コースで ヘッドスピード 40msを超える人は
 希少 と考えて良い程だと思います。
 結果的には 同じ硬さを選ぶ にしても
 振動数 ①140cpm ②170 ➂200 ➃230 ➄260
 と打ち比べた上で 自分に適した、打ち易い、振り易い
 モノを選ぶ のと
 シャフトの硬さのほぼ上限に近い 240.250.260cpm だけを打ち
 その中から選ぶ のは 全く異なります。

 先ほど スイングのタイプ と シャフトの硬さ には
 かなり関係がある、関係が深い と言いましたが、
 シャフトの硬さのほぼ上限に近い 硬さのシャフト、
 20代、30代の男子プロとそう違いの無い硬さのシャフトを
 私のような(50代)年代、それ以上の方が使う
のです。
 硬い、しならないシャフトを無理やり使っています。
 その用具のせいで スイング、振り方は決められてしまう、
 と考えても良いと思います。


 私の肌感 では 日本のアマチュアゴルファーの
 使うべきシャフトの硬さの平均値は180~200cpm だと思いますが
 実際の平均値は 240cpmに近いと思います。

 その差 が スイングの悩みやからだの故障
 を生み出している、のは間違いない、と思います。

『ゴルフクラブのフィッティング』 シャフトの硬さ

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番手もそうですが、ロフトの流れを気にする方がいます。
勿論 大切です。

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ですが、ロフト角度もライ角度も
シャフトの硬さが流れている、統一されている
という事が絶対条件です。

シャフトの硬さが流れになっていないと
そのロフト角度が活きてきません。


これは ライ角度も同じです。

シャフトの硬さ/ロフト角度/ライ角度
は 一つのパックと言ってよいでしょう。
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例えば こういう事です
アイアンが #5~PW 6本在ったとしましょう

左から ロフト/ライ角度 そして硬さ の数値です

#5  26度 60   250cpm
#6  30  61   265
(めちゃ硬い)
#7  34  62   260

#8  38  63   260
(柔らかい)
#9  42  64   270
PW  46  65   280
(硬い)

性格や特性にもよりますが
シャフトの番手間の硬さが 5cpm としましょう。
ですから 流れとしては 本来 250/255/260/265/270/275
という感じです。
ところが 往々にして市販アイアン『セット』はこんな感じです。
セッティングとしては流れに、セットになっていませんが
見てくれや番号、本数はセットです。
上記のセッティングだと
6番アイアンがめちゃ硬いです。
 故に6番が飛びません。 7番より飛びません。
ですので6番は殆ど使いません。
8番アイアンは柔らかいですから
飛びやすくなっています…まあ それも困りますが…。
そして PWが硬いので 引っかかります。
このシャフトの流れだと
#6は#7と距離差が出にくく
#8と#7もくっ付いています。
#9とPWには大きく距離が開きます。

ライ角度に関しては シャフトが硬ければ
トゥダウン量が制限されます。
シャフトとゴルフクラブの特性上
シャフトは柔らか過ぎでも トゥダウン量は一定ですが、
硬いと垂れる量が足りないので 引っかかり易くなります。
引っかかり易い番手、クラブは殆どシャフトが硬いです。


ですので セッティングの狂い 流れのバタつき から
つかまり易い番手や飛ぶ番手は 総じてシャフトが柔らかく
飛ばない、ミスをし易い番手は 総じてシャフトは硬めです。
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その上で 非常に残念ですが、
アマチュアの ほぼ100% の人ほど
硬い…硬すぎる…オーバースペックな硬さを使っています。

吾々はアマチュアです。
おじさんでもあります。
久しぶりにゴルフに行くと 後半『へばる』のは
日常茶飯事でしょう。
少なくとも そこで助けて貰えるスペックは持つべきです。

また、クラブを買って頂くこちらからは
毎年頻繁に買い替えて頂くのは嬉しい限りですが、
何年も使おう というのであれば
数年後の体力が落ちる時を基準にしておくのも良いでしょう。

今! しかも その最高の状態! に合わせたクラブスペックは
ほぼ コースで足は引っ張っても、助けてはくれません。




『硬すぎます!』

2024年8月27日火曜日

ゴルフクラブ選びは…いつのまにかのスイング選択

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多くのアマチュアゴルファーは
かなりばらついたセッティングでゴルフをしています。

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まあ 一般的な市販のクラブを持っていると
①軽いヘッド だが 大きなヘッドで
アイアンに比べると柔らかいシャフトのドライバー
②同じウッドではあるが、たとえ同じ機種 硬さ表示
であるはずの フェアウェイウッド

まあ だいたい ドライバーよりはシャフトが硬め
③スチールシャフト装着というだけで
ウッドに比べ、ヘッドが軽い上に 小ぶり(重量効果が少ない)
シャフト自体も段違いに硬い
アイアン
④見た目ばかり大きくて、軽いヘッドが装着され
味も素っ気もないただ棒として装着されているシャフトの
入った
パター

そして『セット』として購入したはずの
アイアンは番手ごとにシャフトの硬さもかなりバラバラ…
それはスチールシャフトだからと言って例外ではありません。

アイアンセットをグラファイトシャフトにしても
ウエッヂだけスチールシャフトなんて
意味不明のことをしているゴルファーも少なくないです。
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グラファイトとスチールは その素材の特性上
装着されるヘッド重量にかなりの差(15~25g)があります。
仮にその重さが20gであったして
ある同じ距離を打つとするならば
20g軽いものを打つの方はよりスピードが必要になります。

アプローチの距離感覚というのは
スイングの大きさではなく
動作のスピード感です。

それが番手の一定間隔ではなく
ばらついていたり 突然変わってしまえば
そのスピード感覚は狂わされてしまいます。

多くの方は スイングつくりをアイアンでするのですが、
そのアイアンとは毛色、特性、性格の全く異なるドライバー
アイアンを練習すればするほど
ドライバーをうまく打つのとは離れていくことになります。
練習場では数球打って調整できますが
コースではそうは行きません。
 
 軽量スチールシャフト(ゴルフ破壊兵器)の装着された
軟鉄鍛造ヘッド・アイアン…。
硬いシャフト、もともと重量の軽いヘッド、
小振りな重量効果のさらに少ないヘッド

クラブにボールを打撃するエネルギーが少ないですから
速いスピード、大きな動作 が必要になります。
極端な比較ではありますが、
もしも 似たような距離が打てるとしたら
遅いスピード、小さな動作 でスイングするのと
どちらがミスが多そうですか?
どちらが繰り返しやすそうですか?

ヘッドが軽い、ヘッドが小振りで重量効果が薄い
シャフトが硬くて ヘッドの重さが打ち手に伝わりにくい…。
こうなると スイングそのものが
ヘッドを感じようとする、
ヘッドを重く感じる姿勢、位置に持っていきやすくなります。
アマチュアだけでなく多くのプロ、
トッププロも明らかにその傾向にあります。

どのクラブで、どんなスイングでゴルフを楽しむか は
それぞれのゴルファーの選択で
それもゴルフの楽しみの一つ
ゴルフと言う遊びの寛容性 ではありますが、
たかがゴルフで体は壊したくないし、
痛い思いも嫌なので
その手はスイングに誘導されてしまうゴルフクラブは
嫌いですし、お勧めはしません…。

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あと意外に忘れられがちですが
人間は衰えていきます。
その年齢や訓練などにもよりますが、
5年は微妙でも、10年はかなり変化ありますよね…。
一つのクラブを大切に長く使うことは
決して悪いことではありませんが、
10年や15年前のクラブは
その年齢の時に選んだクラブです。
15年経ったとしたら、
15年分シャフトが硬くなっているのと同じです。
(自分が衰えていく…と言う意)
だんだんと鉛を張りたくなって来たり
ボールの位置が中寄りになってきたら
クラブを選びなおす時期が来たサインとも言えます。

それの対処方法がボールの置き位置であったり するのですが
ドライバーは左、地面から打つボールは中(人によっては右)
ボールの置き位置が数10㎝も違っていたりします。
地面のボールを中や右に置いて打つ習慣をつけると
同じく地面から打たなければならないフェアウェイウッドは
困るでしょうね~。
よって 多くのゴルファーはフェアウェイウッドを
苦手になってしまい、昨今流行っているユーティリティが
存在意義を発揮したりする訳です。

2024年8月26日月曜日

『ゴルフクラブのフィッティング』③ボールの位置

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ゴルフショットは
想定通りの、番手通りの距離が
頻度良く出ると ぐっと楽になります。


がゆえに 番手間、番手ごとに
特殊性が無いように
似たようなセッティングあることが重要です。
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一番分かり易いのは
ボールの位置でしょう。


ティーアップされたものを除き
ボールの位置がその番手、その機種だけ
他と異なる場合、
まず それは全体との流れから大きく外れている という事です。


ボールの位置が違う ということは
タイミングも異なりますし、スイングの大きさだけでなく
スイングそのものも違うと考えて良いでしょう。
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タイミングも、スイングも違う ということは
そのショットが上手く行くと
それとは異なる別なクラブは上手く打てない可能性が上がる
という事になります。


別口な話ですが
番手ごとにボールの位置を替えるのはお薦めしません。
ボールの位置関係は
番手に関係なく 左の靴との関係は一定にし
右足(靴)の位置、スタンス幅だけで替えた方が良いです。
クラブのよって違うケースでも起こりえますが
ボールの位置を替えると
同時に気付かないうちにアドレスの向きも動いてしまいます。
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ボールを中に入れると 右を向き易く
ボールを㊧(外)に出すと 左を向き易くなります。
アドレスの向き、ボールの位置 はコースで
ゴルファーがミスショットを打ってしまう原因の
7割と言っても過言ではありません。
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シンプルに同じ位置
番手によって変えない
番手によって変えなくては上手く打てないセッティングは
出来るだけ避ける
これだけで飛躍的にコースでのミスショットは減ります。



練習場では 打ち直し が効きますが
コースでは クラブを替えてショットするのは
一度きりです。

故に セッティングというのが重要になってくるのです。

幾つかの要素が絡み合いますが
ボールを中に入れたくなる番手なり、機種は
総じて 全体のセッティングの中では
 ☞シャフトが硬め です。

2024年8月25日日曜日

『ゴルフクラブのフィッティング』②クラブからの影響

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ショットやスイングの悩みは
あるクラブセットの中に、一本違ったものを
入れた時に起こり易くなります。


まあ よくあるパターンでは
アプローチが上手く行かないから
ウエッヂだけを入れたとします。
おそらく ウエッヂだけを変える場合、
多くはバンスの少ないウエッヂを買います。
ロフトを寝かして、開いて打ってスピンをかける
なんていう事を考えたりしますから
単品では そのウエッヂは功を奏すると思います。
思いますが、ロフトを寝かして開いて打つ感覚は
他のショットに当然影響を与えるでしょう。
それによって ドライバーが飛ばなくなって来たりします。
まさか!の展開ですから、理由は見えないでしょう。
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それと同じパターンでユーティリティがあります。
シンプルに、フェアウェイウッドとアイアンの距離の隙間
それを埋めるだけであればいいですが、
フェアウェイウッドが上手く行かない、好きになれないから
という理由でユーティリティを加える場合、
そのフェアウェイウッドが打てない原因は
ロフトを寝かすとか、体が上を向くから
フェアウェイウッドの構造のソールの奥行きが邪魔になるから
打てないのを その部分が地面に干渉し難い
ユーティリティの構造で『誤魔化す』ことは
同じように ほかのショットに影響を与えます。




フィッティングだけではありませんが、
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ゴルフは人間がします。
機械・ロボット・マシンではありません。
必ず、なにがしかの影響をクラブから受けます。
ヘッドだけでなく、シャフトに関しても
そのデータの主なものはマシンによるものです。



新しいクラブであれば
他のモノよりも、もしくは今までのモノよりも
ヘッドが軽いかも知れません。
シャフトが硬いかも知れません。
ライ角度がフラットかも知れません。
今までと違うから買い替えたり、買い足したのです。

性能というのは、特性でもあり、癖でもあります。
その特性、違いという条件の変化の中で
人間はそれを利用するために変化を加えます。
どんな形であれ クラブが変われば必ず打ち手は変化します。

アドレスを変えたり、グリップを変えたり、
ボールの置き位置を変えたり、タイミングを変えたり、
その変わった条件の中で最適な結果を出す為
必ず変化を加えます。
それが『新しいもの』であれば一生懸命使えるよう
努力しますから余計です。

自分のスイングやタイミングなどは
今まで持っていたクラブを活かすための集大成です。
それにアレンジを加えれば
今までのクラブとの相性は悪くなります。
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人間は必ずゴルフクラブからなにがしかの影響を受けます。
それは間違いありません。


ですので それを無視して 無理やりねじ伏せてしまうか、
逆にその変化、影響を利用してしまうか
クラブを替える時にあらかじめ考えておいた方が良いと思います。

アイアンのセッティング①

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ゴルフクラブの中でも
意外なほど おざなりにされてしまうのが
アイアン『セット』のセッティングです。
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現在は フェアウェイウッドやユーティリティの影響
アイアンのストロングロフト化の影響で
セットのスタートは 5番、もしくは6番アイアンに
なっています。

 ✋基本、クラブのセッティングというのは
シャフトの硬さの流れ というのが一番重要でしょうね





①ライ角度
アイアンの番手間は通常、半インチ 約1.25㌢ です。
通常 この番手間のライ角度は 1度 となっていますが
例えば 5番を 60度 に設定すると一般的なスペックでは
#6 61度  ハミングバードスペック 60.5度

#7 62   
ハミングバードスペック 61.0
#8 63   
ハミングバードスペック 61.5
#9 64   
ハミングバードスペック 62.0
PW 65   
ハミングバードスペック 62.5
となり ウエッヂが65度と非常にアップライトです。
IMG_0623

ゴルフクラブは ライ角度とフェース角度の関係上
同じ「ライ角度」であっても ロフトが寝ている方が
フェースは左を向いていますので
大きなロフトほど左に行き易いですから
あまり アップライトなものは良くありません。
逆にウエッヂからすると ロフトの立ったクラブは
フラットですから 右に行き易いスペックです。

軟鉄鍛造…という事もあり
弊社のスペックは半インチ0.5度ライ角度差

PW.PS(AW).SW は
作られる方にもよりますが 1/16~1/8インチ差(長さ)で
ライ角度は 0.25度の変化を持たせています。


✋②のシャフトの流れ につながりますが
 ライ角度 の流れ の重要な点は
 その「セット」が 同じシャフトの硬さ であるコト
 長さが変わっても シャフトの硬さの流れが出ているコト、で
 シャフトの硬さの流れがバラついていたら
 ライ角度(の数値)が流れていても 意味がありません。
 ライ角度がバラついているのと同じ です。
 ソコを無視してしまうと ライ角度の使い方 も勘違いしがち。
 ✋✋✋
注意が必要です✋✋✋
スナップショット 1 (2013-10-12 12-11)

シャフトの硬さ
これは市販のクラブは酷いですねー。
軽量スチールだけでなく、グラファイトのモノも酷いです。
ライ角度の欄でも書きましたが、
シャフトの長さ変化による 硬さの変化は
短くなる程 数値は多くなります。 150➟155➟160

元々のシャフトの硬さやそのシャフトの性格などにも
よりますが、 振動数280cpm辺りですと
番手間の振動数差は 6~8cpm 位でしょう。

ところが 多くの市販セットは
短くなる程 急激に硬くなり(数値が多くなるものが多く)
また 番手間によっては 数値が隣の番手と
くっ付いているものも少なくありません。
フルショットで使う頻度の少ないウエッヂの方が
セットの中で『硬い』というのは使いやすい状態ではないですね。
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重量のあるスチールシャフトでも起こる製品誤差ですが、
軽量スチールシャフトだとそのバラツキはより激しいですね。

250cpm 位では 5~7cpm
220cpm 位では 4~6cpm
190cpm 位では 3~5cpm
160cpm 位では 2~4cpm


シャフトの硬さが落ちてくると(柔らかくなってくると)
1cpmの意味が大きくなってきますから
280cpmの時は 1フレックス(RシャフトとSRシャフト)
の差は 10cpm位ですが、
220cpmでは それは8cpm
160cpmでは それは6cpm
 と考えてよいでしょう。

柔らかいものほど微妙なセッティングが必要になります。

少なくとも セットのシャフトの硬さの流れが
ある一定範囲の中に無いと
ライ角度もロフトも角度も意味を成さず
上手く打てる番手や嫌いな番手
ロフト通り飛びにくい番手や
ロフト以上に飛んでしまう番手が出やすくなり
『セット』として失格になってしまいます。

残念ながら 市販のアイアンセットは
それがスチールシャフトであっても
その点においては ほぼ全品失格です。
…精密機器のレベルであれば 販売不適合の可能性すらあります。



ロフト角度
数値として ロフト角度が流れていた、としても
余程のマッチョなゴルファー、酷いスイングでない限り

例外なく 番手の中で柔らかいシャフトが入っている
セッティング的に柔らかくなっちゃっている番手 が
打ち易い番手で、飛ぶ番手です。
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アイアンの番手間の ロフトは3~4度 ですが、
これもシャフトの硬さの流れがちゃんとしてないと
意味をもたなくなってしまいます。


見てくれやキャビティのデザインでなく
こういう所が セットのセッティングなのですが、
どう考えているのでしょうか…。

2024年8月24日土曜日

【新仕上げアリ】L型ブリストルパター について

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

✋✋✋新しい仕上げ あります。
 ダークカッパー(銅メッキ) チョコレート色になります。

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(㊧から テフロンブラック、Wニッケル、クロムサテン、ダークカッパー)
 おそらく…ですが、使ってくると
 角、エッジ部分がピンク色(銅色)になってくるか、と思います。
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 ✋ピン型 デール9でも登場します。
 


Q:初めてのブリストルパターのシャフト
 いきなり140cpmからいっちゃおうかな?とも思っております。

おっしゃる「違反クラブ」並みの効果を体験してみたいからです。

 

ただ、届いて打った時に「なんじゃこれ?使いこなせない!」
とならないかという不安も拭えません。


初ブリストルで140cpmは冒険過ぎますか?
背中をひと押しして頂きたくメールしました。

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【店主】弊社ブログが何かの役に立ったのであれば幸いです。

 

 お問い合わせ…のシャフトの【硬さ/柔らかさ】の件でございますが、

一般的には パターシャフトの硬さ は 楽々300cpmを超える、

モノによっては 350cpmを超えるモノも少なくありません。

パターをデザインされる時、ヘッドは色々考えられるのだと思いますが、

他のクラブ以上に パターシャフト、特にその硬さはおざなり、

無視されている?に近いかと思います。

IMG_1424

①オリジナルのアルミシャフト  270cpm位

②オリジナルグラファイト95g  200cpm位

③オリジナルグラファイト90g  170cpm位

④オリジナルグラファイト70g  140cpm位

 

①は単に ヘッドの重いパターに過ぎず(総重量もすさまじいですが…) 除外対象ですが、

②もしくは③でも 十分楽しめ、初めて手にされる方は

ヘッドのその重さ(一般的なパターの総重量に匹敵します)と

シャフトの ブにゃんブにゃんさ に驚きます。

実際、打って頂くと やはり直進性が高く、

ゆっくりと、小さなストロークでも 伸びは格段。

まあ 物理現象(重さ対重さ)ですので 分かり易いですが…。

ある程度柔らかくなってくると

それにロフトの立ちが加わってきます。

 それは 振動数180~190cpmを境に はっきり出ます

 

勿論 振動数140cpmのモノはモンスター です。

IMG_1414

パター単体として④は 直進性、飛距離性能は ルール違反規格です。

打ち方を越えたモノ なので すぐに楽しめる と思います。

(冗談ですが、パターでのOBにご注意を)

距離性能が非常に高いので、その距離感に慣れる必要はあるとは思いますが、

打ち方等 あまり気にして使っていらっしゃる方は殆どいらっしゃいませんので

その点については心配される必要はないかと思います。

④であっても 打ちこなせない というコトは全くありません。
保証出来るほどです。

IMG_1422

 が、まったく問題点がない訳ではありません。

パター単品としては ④は飛びぬけた面白さ(手前味噌ですが…) だと思いますが、

アイアンやドライバーなど その他のクラブとの格差が大きくなり過ぎで

良い意味でも、悪い意味でも影響を与えます。

だいたいの場合、パターに!ではなく、他のクラブの方に影響が出ます。

パターは全くの別物と完全に割り切るか、 もしくは いずれ 他のクラブも

パターに準じたモノにしていく予定…(あくまでも予定で良いと思います)

と言う風に考えた方が良いと思います。そうであれば ④ です。

 

 重量が有る分、しっかりしている…ご想像通り、無難…なのは ③ です。

それでも 十二分にモンスター だと思います。

 

なんだか 回答にならず申し訳ないのですが…

 是非 ご検討くださいませ。

 

 

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2024年8月23日金曜日

振動数「二桁」のドライバーの意外な結果

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/



昨日の続き になります

振動数二桁 のドライバー のデータを取ってみました。

ちょっと失敗したなぁ と思ったのは
ヘッドがどれ位垂れるか、
シャフトがどの位しなるか、
重心位置と動きはどうか、
 などを確認する為、目立つように
共栄ゴルフ Vega RAD-04 の赤いヘッドを
使っちゃったんですね。

そんなにハイスピンタイプではなく ミドルスピン
って感じですが、今どきのロースピンタイプと比べると
やはり ちょっと微妙にスピンが多いかな…
 って思いました。
〇ゴルフ史上一番柔らかいドライバー…たぶん - frame at 0m52s
4人のテスターのデータを見ると
距離とすると ごくごく普通。
シャフトを造る際、何はともあれ 二桁 を
造りたかったので 壊れない、安全重視 にしました。
通常、シャフトには使用しない高級なシート(グラファイト)
も使いましたが 『飛び』に特化している、
と言う感じではありません。


 こんだけ柔らかくて、しなりますから
 最大飛距離が伸びる、飛ぶ、
 一発が出る✊ と予想しますよね。
 そして、その分 ボールはばらつく… と。
 

ところが、結果は驚き、と言うか
チョット予想外で
長尺-46in、重量ヘッド226g
というコトを考えると 飛距離は普通過ぎて
各人の使っている マイドライバー、
自前のドライバーと大体同じ。
〇ゴルフ史上一番柔らかいドライバー…たぶん - frame at 0m17s
そして 兎も角、安定度が高い✋
弾道、着弾点、方向 どれもが
 非常にまとまります。
意外ですよね🙄


切り返しで大きくたわみます。
ですので その切り返しの感じ、
出来るだけ 大きくたわませないよう、
しなりのギャップを造らないよう振る、
そう使うと 安定するのかな❓
〇ゴルフ史上一番柔らかいドライバー…たぶん - frame at 0m56s

振動数二桁 97cpm😊😊😊
場合によっては 普通の人の
3分の一の硬さ、振動数なのに
ものすごく安定する ってのはとっても面白い。

私も含めて 誰も想像してなかったんじゃないですかね🤓🤓