2017年12月31日日曜日

フェアウェイウッドが苦手?

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最近のアマチュアゴルファーの傾向…は
ユーティリティクラブ(UT)の定着化 というのがありますが、
その原因には 
フェアウェイウッド(以下-FW)
どんどんと苦手化
しているのではないか と思われます。

 
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FW と UT の一番の違いは
ソールの奥行き(進行方向の長さ) です。

機種によって差はありますが
FW では 10㌢を超えるもの もありますが、

UT は その半分の5㌢程度(それ以下)です。

まあ それがそのまま 重心の深さに相当していくのですが、
基本 この部分が複合的に 苦手を助長 しているのだと
思われます。


現代の 軽いヘッドを振るための振り方 は
スイングの歴史の変遷からすると
ドライバーショットの「高打ちだし/低スピン」
から始まっています。
ティーアップされ、空中にある球を
煽って打つと その「高打ちだし/低スピン」を
生み出し易くなりますが、
本来、ティーアップそのものがその効果を生み出すもので
それを意図的にすることが
地面から打つショットをどんどんと苦労させていきます。

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上を向いて 煽り打つ 訳ですから、
奥行きのあるソールを持ったFW は
どんどん苦手になって行くのは 自然な流れです。

ドライバーも FWの一種
ロフトの一番立った 1番ウッド という名目も
モノですから、理解しておく必要がありますが
ウッド形状になったものは
重心がアイアン形状のモノに比べ重心の位置が深く
重量の中心点がよりフェース面から遠いところにあります。

その 深い重心の位置 が
 インパクトの時にボールに何かの効果 を生むか
というのは ゴルフクラブを正しく使う上で
大変間違った認識ですし、
クラブの使い方を誤らせます。

重心の位置は クラブがどのように移動するか
重心の位置が グリップやヘッドにどのような移動をさせるか
というものなので、
重心の位置が深い というのは
ヘッドが前に出やすい構造であり、
それは 同時に 入射角度を緩めにして

無意識な煽り打ち、を作り出しやすいのです。

つまり ドライバーで考えると
普通のショットと同じように扱っていても
ティーアップされ、通常よりも左に置かれたボールは
その構造によって ナチュラルなうすーーーい煽り打ちを
生み出すものなのです。

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それを
意図的な 煽り打ちにしてしまったのでは
実は元も子もないのです。
特に 地面からボールを打たねばならないFW にとっては
致命的… FWを苦手にするでしょう。


意図的な煽り打ちが主流の現代では
ナチュラルな煽り打ちを誘発されにくい
UTの方が
ソールの奥行きの無さ もプラスして使いやすく…
逆に その誤った技術力が定着するほど
FWはどんどん苦手になっていく仕組みです。


しかし この意図的な煽り打ちには
決定的な欠陥があり、加齢とともに
ヘッドスピードがある点を下回ると
途端に UTだろうが、アイアンだろうが
地面から打つショットの成功率ががたんと落ちてしまいます。
言葉は悪いですが、若いうちの 脳みそ筋肉打法
と言えるのです。



相対として FWはUTに比べると
ずっと ボールが上げやすく
加齢により体力の落ちてきた状態では
ある程度の長い距離…以前はアイアンで打てたような距離を
打つときに グリーン上でボールが止めやすく
距離が読みやすいクラブになりますから、
苦手にしておいて 良いことはありません。


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      プロとは言っても……ひどい姿勢ですねー
        とてもゴルフスイングとは思えません。
       このどこに 前傾姿勢 というのが
        あるのか、どなたか解説お願い出来ませんか?



その点、ワンポイント 注意点をあげておきますが
ドライバーであっても、FWであっても
その長さによって、短いクラブよりも
大きな円弧になり、その結果、緩い入射角度になるだけで
ボールを上から打つ という事に関しては
なんの違いもありません!

そして そのボールが上から打つ というのは
ヘッドを 上から下に振る ということではなく
ダウンスイングからインパクトにおいて
進行していく 体の左サイドが低くなっている「時間/期間」
のボールを打つ、ボールにアプローチする
ということなので
ヘッドをどう動かすか という事を考え、
上から打つ為に より上から下に振れば…
振れば振るほど 体は上を向きますから
答えは永遠に見えてきません。

2017年12月29日金曜日

ゴルフスイング◆真っ直ぐ引け を誤解するな

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通常のショットで
勘違いしているところがあると思うのですが、

「真っ直ぐ引く」
とはどういうことでしょう?

ショットであれば
どのような形でも
テークアウェイ時に右ひじは曲げますよね。
正しくはクランチして貰いたいのですが
そうでなかったとしても右ひじは曲げます。
スナップショット 2 (2015-09-24 17-52)

肘を曲げる ということは腕は短くなる
ということになりますよね。
腕が短くなるのですから

アドレス時よりも
グリップの位置は体に対して近づくこと
 になるでしょう。


まあ 実際にはグリップの位置が多少あがりますから
それと相殺されて その距離は変わらない が
一番自分から遠い位置ということなんですけど…。

テークアウェイとは
体の向きが右を向いていくこと
その時間を指しますよね。
体が右を向くということは
グリップはボールから遠ざかっていくのが
普通の動きではありませんか?

にもかかわらず
体はボールから離れていくのに
グリップは飛球線に真っ直ぐ引くんですか?
それって 必要以上に
グリップが体から離れませんか?

ここら辺からシテ やっぱりおかしいです。
とても物理的に当たり前のことなんですが、
自分が動くからグリップが動き
その結果、ヘッドが移動するんですよね。
テークアウェイは
重力にさからった方向への動きです。
ですので なおさら そこは重要です。
体はイン方向。。。
ボールから離れる方向に動いていくのに、
ヘッドのみを飛球線に真っ直ぐ動くって・・・
どうやってやるんですか?
もしくはグリップをまっすぐ引くのって
いったいどうすればいいんですか?

手打ちのスイングは避けたいんですよね。

でも この行為は手作業以外では絶対に出来ません。

ショットの準備段階である テークアウェイの
それも初期段階で
グリップやクラブを手で大きく動かしたら
帰りはどうするんですか?

振り遅れが嫌なんですよね?

でも ショットの準備である テークアウェイの
それも初期段階で 体の動作よりも
より多くの移動、より長い道のりを描いてしまったら
これも帰りはどうするんですか?
もう その時点で「振り遅れ」は確定してるんじゃあ
ありませんか?

真っ直ぐ引け・・・引けというと手作業みたいな
ニュアンスを内包していますが、そこは割愛して
真っ直ぐ引けというのは 体に対して です。

その体は刻一刻と向きを変えていきますから
それを想定して 真っ直ぐ引くことを言います。
スナップショット 1 (2015-06-29 12-35)

アウトサイドイン。。。細かいことはさておき
それを多くのゴルファーは嫌っているのにも関わらず
体はインサイド~右向きに
グリップやヘッドを真っ直ぐ…って
これって アウトサイドインにスイングするための
準備そのものです。
手でインサイドに引くのが良い訳ではありませんが
もっと グリップはインサイドに「体」で動かすべきです。

2017年12月28日木曜日

ゴルフクラブ◆飛ばせるアイアンの秘密

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ゴルフクラブ、特にアイアンヘッドをやさしくしたり
そのヘッドの特徴を出すのは ソールの形状 で
決まると言われています。
スナップショット 1 (2016-11-26 1-11)

単純に ソールの幅(奥行き)を大きくした
ワイドソールのモノを作れば
ヘッドそのものを小振りにするのは不格好になり
そのワイドソール相応の面の長さ(重心距離)になります。

ウエッヂもそうですが、
ワイドソールのものほど
アマチュアにとって 利点は多くなります。

重心は低くなり易く
重心は深くなり易く
その形状から重心距離の長め
慣性モーメントも大きくなり
ミスにも寛容になります。

そして あまり巷では取り上げられませんが、
ワイドソールのものほど
そのソールの形状次第ではありますが
ミスに寛容の一つとして「飛距離の安定」
同じ距離を打つのに適しています。

ウエッヂなどもそうですが
リーディングエッジ(フェース面の角)から
★奥に向けて下がっている(低くなる)ものを
 ☞バンスソール
★奥に向けて上がっている(高くなる)ものを
 ☞スクープソール

と呼びます。
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製品のロフト角度が同じであっても
バンスソールの方が飛距離が出やすく
スクープソールの方が飛距離が出にくい特徴を持っています。

このソールの形状を
バンス角度、スクープ角度と呼びますが、
シンプルに考えて
製品のロフトの対し
バンス角度はマイナス、スクープ角度はプラス
と考えて良いでしょう。

例えば 45度のピッチングウエッヂで
バンス角度5度のものは実質ロフト  →40度
スクープ角度5度のものは実質ロフト →45度
といった具合です。

 
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ですので 飛距離を出したい
クラブで飛距離を伸ばしたい と言うゴルファーは
出来るだけ バンス角度のあるアイアンを選んだ方が
良いのですが…そこには条件が付いてきます。

これは バンス角度に限りませんが、
手先でヘッドを多く動かすゴルファー、
グリップの移動量よりもヘッドを動かしてしまうゴルファーは
このバンス角度がショットの邪魔になります。
ソール幅の大きなものも苦手です。
オンプレーン系のスイングをする限り
出来る限り ソールの幅の無い スクープソール
と同時に ヘッドが大きいことや重いことも嫌いますから
根本的に クラブで飛距離を増やそう というのは
あまり期待しない方が良いでしょう。

クラブでより飛距離を得ようとしたら
ヘッドを重くする
ヘッドを大きくする(重心距離を長くする)
ソール幅の大きなものを選ぶ
バンス角度のあるものを選ぶ

というのが基本なのですが、
昨今の傾向は これらから逆行している状態です。

ウエッヂだけでなく
アイアンであっても、フェアウェイウッドであっても
ソールを上手に使うのには
やはり 体の回転でクラブ・グリップを動かすことが
とても重要になってくるのです。

2017年12月26日火曜日

ゴルフスイングとゴルフクラブ

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絶対!とは言いませんが、
軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブで
ゴルフを覚えても、ゴルフを続けても
 あまり良いことはない
 です。



軽いヘッドのクラブは飛びません。
ボールのぶつかるところが「軽い」んですから…。

ですので、その軽さを重くする唯一の方法は
「スピードをあげる」ことです。

ところが、軽いヘッドのクラブ で
スピードを上げる方法は
その軽い先端のスピードを速く動かすこと なので
スピードを上げても 圧倒的にスピンが増える ばかりです。

ボールを遠くに飛ばすのに
 速度を上げる と言う方法は間違いではないですが、
正しくクラブを扱うのに比べると
先端を優先的に速く動かす のは非常に効率が悪く、
正しく動かせば 10%速くすると 7%位距離が増えますが
先を振る方法では 10%速くしても 3%程度位しか

(数値はイメージですので…あしからず)
距離は増えないので、気が狂ったように振らなくてはなりません。

先端を優先的に速く振る ということは
体は止めておかなくてはなりませんが、
速く振ることによって作り出される
外に引っ張られる負荷に対し、
全く反対の張力で相殺せねばならず
『インパクトは地面を蹴る』なんて言う
荒唐無稽なギャグのような理論が横行
するほどです。

もう 別なスポーツかと思ってしまいます。



軽いヘッド そして硬いシャフトのクラブで
ゴルフを覚えると、その先端を『たくさん』『速く』
動かすことが スイングの大きなテーマになってしまうので
シャフトは グリップを軸に先端を振る
振り子~~角角度運動をさせなくてはならず、
シャフトはしならせて しなり戻して使う などという 
中学~高校の理科・科学・物理の勉強をしてらっしゃい
と言う理論もまた、普通に流布しています。


シャフトと言うのは
ゴルフクラブの重さ、
特にその形状の作り出す重さによってグリップを動かす
グリップをより良い位置に誘導しやすい
グリップをより遠くに飛ばせる位置に誘導しやすい

グリップと言う クラブを動かすことの根幹を
移動させるためのモノで、使い方が「魔反対」です。
先端を『たくさん』『速く』動かそうとすれば
クラブは ヘッド方向に遠心力をより生み出し、
強く握らなくてはならなくなります。
強く握る というのは同意語ではありませんが、
近似値として 『止める』に等しい動きです。
止めなくてはいけないのに 動きも覚える という
相反する二つのことをしなくてはなりません。
振れば振るほど握力が必要 と言うのも付いて回ります。



✊ヘッドの重さも利用し、
グリップを速く 正確に移動させること と、
✊ヘッドの重さと闘いながら、
グリップを止め、先端だけを動かす 
どちらが簡単で、クラブを味方に出来るかは

言葉だけでも理解しやすいと思います。

グリップを移動させる、動かす ということが
クラブを移動させる、動かす という発想に
軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブを使っている限り
行き着くことはありません。 飛びません…から。

グリップを移動・・・クラブごと移動させる方が
体に無理は起こりにくくなります。
相反する行為が殆どないからです。

クラブの重さ という感覚的な部分を利用できるので
練習でも、本番でも、クラブを持てば
その感覚は取り戻しやすい、
『帰る場所』みたいなものも作れます。

シャフトを振る、シャフトの角角度動作は
グリップが1㌢動作するに対し、ヘッド部は10㌢以上
動くような動作ですから、同じ球を打つ、
ミスを修正するのは 神技に近く、
偶然待ち のようなスイングを覚えることになります。
自分の動作を管理し、クラブの動き(移動)を管理し、
ボールの飛びを管理する
 というのに
どちらが適しているか

遠くに飛ばす と 正確に飛ばす を
両立しやすいのはどちらか

 まあ・・・・聞くまでもないと思います。
 体も痛めますしねー…。
 痛い って飛ばない始まりになる んですよ( ゚Д゚)



ハッキリ言えば、
どのクラブを持つか はどのスイングをするか 
に等しい行為です。

どのクラブを使うか はどのスイングを覚えていくか 
に等しい行為です。

絶対!とは言いませんが、
クラブとスイングの関係性を無視できる運動神経・性能が
あれば、クラブにも、スイングにも悩みませんから
考える必要もありません

軟鉄総削りだし L型ブリストルパター

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L型ブリストルパター


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多分 現在 流通しているパターでも
唯一の存在 
軟鉄削り出しのL型パター

企画、製作、販売までに一年余かかった
ハミングバード刻印入り パターです。


通常 アイアンなどでは 毎回毎回 少しずつ
手直しして改良していくのですが
このパターの限っては 原形が完成して以来
一年半以上経ちますが 全く手がいれるところが
見つからない程 私にとっては完成形。完全版。
これを超えるパターは 二度と作れないかも と。


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原型は ジョージロー スポーツマンの
量産型「ブリストル」
これをベースに 軟鉄で作りました。

弊社オリジナルアイアンの
シェイプを取り入れ
仕上げ、素材、メッキともに
アイアンと全く同じです。
0番アイアンとしての
イメージを持っています。


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無駄な飾りをすべて 剥ぎ取り
シンプルかつ重厚に仕上げてみました。


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このパターの為にのみ 開発した
グラファイトシャフト
☆100g やや硬め  
  装着時振動数 220cpm
☆90g スタンダード
  装着時振動数 170cpm

の二通りをご用意しております


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ヘッド重量   470g
シャフト重量   90g
総重量     650g前後
ロフト角度     5度
ライ角度     71度
バンス角度     3度
推奨長さ     32インチ
オリジナルヘッドカバー

オリジナルグリーンフォーク付

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お尋ねください☆046-804-1480
hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp
 パターのストロークをする際
素振りでも構わないんですけど

鏡とかガラスとかを観ながら
自分の肩のラインを注視して貰いたいんです。

ボールを置いて ボールを見ずに
その 自分の映る姿の肩のラインを見ながら
打って見て下さい。

正しいストロークであれば
肩のそのラインは殆ど動きません

駄目なストロークの代表

このストロークをしてる限り
肩のラインは 右が上がったり 下がったり
するでしょうね…

2017年12月25日月曜日

スピン効果

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確かに ある程度使えるようになってくると
「新悶絶系」のアイアンやウエッヂはスピン効果が高い
モノすごく スピンが効く

50ヤードのショットをPWで
トン トン キュ
なんてコトも さして難しくない

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しかし 距離の設定の基本は
ボールスピードである

サッカーにしても バスケにしても
野球にしても 距離の投げ分けの基本は
ボールスピードで決める

ゴルフも原則的には
ボールスピード
それにマッチした 体の動き
それが 距離を決めていくのであって
スピンはおまけ
と思わなくてはいけない

スピンと言うのは ブレーキと同意語で
それは 着弾点 で効くイメージを持つけれど
飛行中にも 同じくブレーキとして働く

飛行中の球が
2000回転 なのと 4000回転なのでは
表面積が倍以上 と考えればよく
これでは パラシュートを開いているのと同じ

確かに ボールが飛ぶのには
適度なスピンが 浮遊力を生むのだけれど
過度なスピンはパラシュートになってしまうばかりか
ショットをする際の リスクを増やしてしまう

必要以上のスピンを生むには
必要以上なスピードなりのエネルギーが必要で
スピードを速くすれば ミスを生みだし易くなる

ボールの1回転は約14センチだけれど
ボールを14センチ 水平移動させるよりも
1回転させる方が ロスも非常に多いので
圧倒的にエネルギーが要る

ロフトと言う機能が
それを自動的に作り出してくれるのだから
それ以上 そのクラブ也 番手也 以上の
回転エネルギーを与える必要はない訳で
それを ロフトを寝かして 更にスピンを
与えてしまえば エネルギーはスピードにならず
スピンや高さに化けてしまうので
ロフトを増やしてしまった分 以上に
スピードの増加が必要になってしまう・・・

これには 当然 ミスの確率も増加する訳で
なにひとつ 良いコトがない

なにも考えなくとも
「新悶絶」はスピンが効く
スピン総量は少ないけれど 着弾するまで
スピンが残る

花道から20ヤードのアプローチを
例えば PWでするのなら
思い切って 半分以上 2/3位の距離まで
ライナーでキャリーさせて良いと思う

なにもしなければ スピンが入ってしまうし・・・

ともかく アプローチやパターの基本は
どんなボールのスピードで有れば
その距離を届くのか
それが基本中の基本

そして そのスピードに沿った
体の動き ヘッドスピード
スウィングの大きさ とか そう言う
メカニカルな部分で距離を決めず
自分の感覚的な ボールスピード
そして ボディスピードが 決め手 だよ

2017年12月24日日曜日

ゴルフ◆ダフリ と トップ のメカニズム

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意味不明に感じるかも知れませんが、
少々噛み気味(厚めに当たる)になるものを除けば、
ゴルフショットの
「ダフリ」というのは
ボールにヘッドが届きすぎている
と考えるのは大きな誤解です。

ドライバーショットで 10センチも手前を
ダフってしまっているのは
実は ボールに届いていないのです。

ボールに届いていない
という言葉は 単にヘッドとボールの上下関係
高さの違い
 を連想させますが、
「届く」という言葉はも勿論、立体です。
移動中の空母に着艦しようとしている艦載機は
上下左右 甲板に届かなければ着水してしまいます。

ヘッドがボールのその所定の高さに到達していても
そのポイントが手前になってしまえば
当然、それも「届いていない」に該当します。

ヘッドの高さがボールに届いていないのではなく
ヘッドのその横移動が足らずに、ボールに届いていないのです。

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ゴルフクラブは本来
そのヘッドの形状などの作用によって
グリップが動かされる という働きを持っています。
軽いヘッド、硬いシャフト、のクラブは
その作用が少なく、グリップを進行方向に押す力が足りません。

ヘッド高さにも作用しますが
インパクトは 所定のグリップ位置(上下前後左右)
というのがある訳なのですが、
そこへ到達する補助をクラブがしないので
ボールに届かなくなるわけです。

ですから 少々噛み気味に当たるのを除けば
ダフリ というのは所定の左右位置にグリップが到達しておらず、届いていない結果であって
「届きすぎている」と間違った解析は
当然 間違った修正を生みます。
ヘッドを振るスイングにとって
届かない と考え ヘッドをもっと振ろうとすれば
体が上を向くか、クラブヘッドがあがり軌道に入りますから
より一層「届かなく」なります。

それをさらに ボールを中に置いたり
体を早く回して結果ボールを中に置いたり
という間違いで塗りつぶしていくことになるのです。

根本は ボールに届かせるには
空間ではありますが、グリップの位置が所定の
ところに届いている必要があります。
それを補助する役割はクラブにはとても多く
その補助能力が足らない というのは
スイングを形成する上で ものすごく大きなデメリットです。

グリップが左に押されて
所定のヘッドの高さの時に、所定のグリップの左右位置
という機能がクラブに薄ければ
それを人間の技術で補わなければならなくなります。

ボールを中に入れて打つ
や 体を早めに開いて打つ となると
体の開いた分を勘案して ヘッドの姿勢を作らないと
思い通りの方向に行きません。

体が早めに開く といのはイコール
体が早めに上を向く ということですから
届いていない「ダフリ」はウサギと亀の追いかけっこで
いつもいつもついて回ります。

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これは トップのミスも全く同じで
アマチュアの9割9分の「トップ」ショットは
ヘッドの高さが ボールに届いていないのではなく
インパクトの グリップの左右位置が右にずれていて
ヘッドがあがり軌道で当たっているに過ぎません。
ボールは球体で、打撃面にはロフト角度が存在しますから
単にヘッドとボールの高さ関係が届いていないのなら
薄く当たっても 球体は角度のある所に逃げます。
左右位置が右、所定のところに届いていないから
ヘッドがあがり軌道になり、オーバーに言えば
フェース面の歯、角ではなく
ソールで打とうとしている過程で当たったに過ぎません。

ヘッドを振ろうとしている人には
何を言っても始まらないのですが
そうでない人にとって この「届かない」というメカニズムを
ちゃんと理解するのはとても大切です。

2017年12月22日金曜日

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実は欧米(特に米国)のプロの日本のプロの
ゴルフクラブに対する常識?意識?の差はかなり大きい。
日本の選手がコンスタントに欧米で活躍出来ないのは
そこに原因がある。。。可能性も低くないだろう。



その一つは

『シャフトの硬さに対する概念』

日本では 
ゴルフが上手い=硬いシャフト➡初心者=柔らかいシャフト
みたいな概念が強い。
これはプロだけに限らない。

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昔の話だから もう知られていない…かもだけれど
歴代ナンバーワンの ジャックにクラウスの30代
の時のコメントに
「私はダイナミックゴールドのR300を使っている。」
というのがあります。
ええええええ?!☆ って思うでしょ。
もう そこが差なんですね。
アメリカではあまり驚きません。
他のゴルファーが何を使っているか
というのにあまり興味がなく、
シャフトの「硬さは硬さ」なので
タイミングや好み、慣れ によって人それぞれで
それが 上達度や練度とは全く関係ない と思っています。

私もそう思います。
特に何も感じていない というか
シャフトの硬さにおいて、自分と誰かを比較する
という感覚自体が存在しません。



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その2
『日本の選手の方が硬いシャフトを使っています』

最近の選手はわかりませんが、
10年以上前、タイガー出現以前の選手の多くは
欧米の選手はあまり長尺を好みません。
私が担当していた頃はドライバーも44インチが主流でした。

同じシャフトを 44 と 45 インチで使う場合
ヘッドの重量が12~15g重い 44インチの方が
クラブの数値としては44インチの方が硬くなりますが
シャフトのしなり幅、しなり角は
44インチの方が大きく 実質柔らかい のです。
しかも 米国選手は普通に Sシャフト
Rシャフトを使う選手も決して少なくありません。
ところが日本の選手は
見栄があるのか、固定観念があるのか
X(エクストラスティッフ)以上
中にはXXやXXXを平気で使っています。


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その3
『日本の選手はストロングロフトを好みます』

ドライバーにおいては
欧米の選手、かなり飛ぶ系の選手でも
ドライバーロフト『10度』という選手もたくさんいます。
流石に『11度』はいませんでしたが、
逆に8度もいませんでした。
『9度』という選手もいましたが多数派ではありません。
アイアンにおいても
日本の選手と比較すると
2~3度大き目のロフトが多く、
上がりやすいクラブで低く打つ 欧米の選手と
上がりにくいクラブで高く打つ 日本の選手

という感じです。

どっちが上手くなるんでしょう?
まあ ドライバーを飛ばすのに最低限の高さは必要ですが
飛距離を食いやすい高く打つ習慣があるのと
そのまま飛距離につながりやすい低さ とでは
当然差が生まれますし、
上がりにくいクラブで上げようとするスイングは
必ず体を蝕みます。




選手の方も、今主流のスイングでは
長持ちしないのを薄々感じていて
稼げるときに稼いでおこう
 と思うのか
昔に比べ、莫大な契約金に従い
クラブセッティングや組み合わせも
メーカーの言いなり に近いでしょう。
ですので 傾向も変わってきているとは思いますが
スイングを見ていても
明らかに 体力がない、持久力のない日本人選手の方が
キツイ、オーバースペックのクラブを使っていると思います。

 

2017年12月21日木曜日

フェアウェイウッドとランニングアプローチ

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巷では昨今 ユーティリティクラブ と言う名称の
奥行きの深い 厚みのある中空アイアンが
中~長距離を打つのに主流になっていますね。
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奥行きのある中空アイアン と
フェアウェイウッド の差は
クラブの長さと重心位置の奥行きの深さです。
機種によって少々異なりますが
同じ 22度のクラブだとすると
中空アイアンの方は長さ39インチ位
 重心の深さは15ミリ位です。
一方、フェアウェイウッドは長さ42インチ位
 重心の深さは30ミリ弱と言ったところ。
使う方の好き嫌い、好みは別として
 中空アイアンの方が打ち出しは低め
 FWの方は打ち出しは高くなります。
中空アイアンは重心の低いので 打ち出しは低めの
ロースピンとフライヤーのような球になりやすく
 距離が確定しにくいと言う欠点があります。
フェアウェイウッドがあまり好まれない最大の理由は
形状的にソールに奥行きがあり
フェースローテーションするスイングや
煽り打ちをするゴルファーにとっては
ソールの一番奥の部分が地面に干渉しやすく
ボールを打つ前にダフッてしまいやすいところだと思います。

パワーやスピードでボールがあげられる内は
ユーティリティ(中空アイアン)も悪くありませんが
そうでなくなり始めた時、グリーンを狙って
グリーンで止めやすいのはフェアウェイウッドですので、
出来るだけ早い時期に FWとは仲良くしておく方がよいです。
また ある意味 FWはクラブ扱いと言うか
スイングの良しあしをはっきりと表すクラブでもあるので
練習にはうってつけと言えると思います。

フェアウェイウッドをうまく打つ秘訣は
ドライバーの話と同じで
ランニングアプローチをしっかり覚えることです。
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イメージとしてはテニスのグランドストロークと同じで
打面、フェース面(ラケット面)を地面に向け気味にし
体の回転・・・フットワークですね 
これでクラブを動かします。
腕も含めた、胸から上でクラブを動かそうとすると
立体形状の強いフェアウェイウッドは
うまくボールとコンタクトしません。
クラブを動かさず、クラブを持った自分が動く
というのを体現できるクラブがフェアウェイウッドと
言えるのではないでしょうか。

現代のスイング主流…になってしまっている
体を先に回し、体が止まり始めたら
クラブヘッドの重さを利用してクラブを腕で振る。
この方法で打っているゴルファーは
練習量がかなりない限り、もしくはかなりのスピードで
誤魔化せない限り フェアウェイウッドが好きでなく
同時にランニングアプローチも苦手になります。
フェアウェイウッドのそのソールの奥行きは
ある意味 サンドウエッヂのバンスとも似た意味合いが
あるので、バンス角度のない ソールの薄いウエッヂを
好むゴルファーの多くはFWが好きでありません。
それは 腕でクラブを振っている限り
インパクト前後のロフトが安定せず
打ってみないとどんなインパクトロフトになるのか
分からないので、ソールやバンスが邪魔になってしまうからです。

まあ それは兎も角、
ランニングアプローチでも
インパクト付近に 自分の動作とは全く異質の
ヘッドの移動速度、ヘッドの動き速度 を造るスイングでは
距離感と言うはよほどの練習量がないと身に付きませんから
自分の動作速度=ヘッドの移動速度 という
アプローチを身につけていくことが
同時に フェアウェイウッドを上手に使えるコツ
 でもあるのです

2017年12月17日日曜日

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 ゴルフクラブとは、その不思議な形から
使い方を教える先生であり、他人が教えることの出来ない
タイミングや動作中の方向指示もくれるモノ。

誤ったスウィング認識が進む現代。

売る時の宣伝文句 と 価格の安さ 
けばけばしいデザインだけ が クラブの差の時代。


ヘッドの軽く、シャフトも硬い
味の付いていない料理と同じで
プロや自称上手な人が、「これはイイよ!」って言うと
右に倣えをしなければならない、なんて
言論統制にも近いのかも知れない...。

ヘッドを感じないから 感じるような振り方をし
本当は全く逆の使い方が正しいのに
シャフトは撓らせるもの 撓らせて戻す ものなんて
冷静に考えれば、全く意味の無い事を
永遠に追い求める事になる、答えが出る筈もなし。

02

ゴルフクラブの形やその重量配分を全く無視した
使い方や概念に沿って、ボールを打っていたら
練習量が豊富な時や、運動性は高い時は良いけど
加齢だけでなく、疲労などから
人間としての運動性能が落ちてきた時、
練習があまり多く出来なくなった時、
限界に来てしまうだろうし、ゴルフの魅力も失って
仕舞うかも知れない。。。

スコアなんて スウィングやクラブ扱いの習熟度の目安
とは言い切れない訳で、単にスコアが良くなっただけ。

それも ゴルフの楽しみの一つではあるけれど
それだけで その人そのモノやゴルフを見てしまうのは
あまりに 薄っぺらい。。。

年々 軽くなっていくヘッド
年齢を重ねる我々からすれば 本来エンジンの付いた
自動車だったのが、トロッコになり、今や大八車に
なって仕舞ったような気がする。

クラブは何もしてくれず、何も語ってくれず
「おまえ、勝手にやれよ」 って冷たくにらんでいる感じ。


宣伝になって仕舞うけれど
悶絶クラブは、口うるさく 色々言ってくれる。

それを持ちさえすれば、すぐに上手くいく訳じゃないけど
ゴルフクラブ、クラブヘッド、シャフト、グリップ
それぞれが役割を持っていて
その形には意味があって、クラブとしては
長い年月をかけて、パーツ同士は融合している訳だけど
使い手が その歴史にも耳を傾け
よく相談… 言うコトを聞くの方が正しいかな?!
クラブの言いたいコト、やりたいことを聞いて
体を傷めず ゴルフを楽しむ。

クラブの持っている力は偉大で
ホントに簡単に、繰り返せるし、ボールを飛ばせる。

自分の体力や運動性能に自信が無くなってきたら
クラブの言う通りのゴルフの方が楽しいと思う。

スナップショット 5 (2011-12-20 21-57)

スウィングだって クラブからの言葉に耳を傾けていれば
いつの間にか 多少時間は掛かるかも知れないけれど
必ず 出来るようになって仕舞う。


やりたい って意志があればいいだけ。

スウィングはクラブからしか 教わることは出来ない。

2017年12月16日土曜日

道具としての『パター』で決まるパッティングストローク

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パターのシャフト…なんていう部材は
なきゃ打てないから程度の扱いで結構ぞんざいな存在です。
よく考えてみると マレットパターにあるような
ベント(曲がった)シャフトなんて
 シャフトの意義を無視しているようなものですね。

市販のパターヘッドは
だいたい 300~330gです。
結構重いことを売りにしているものでも
 330g がいいところです。
010

宣伝…みたいになってしまいますが
弊社の L型ブリストルパターのヘッド重量は
 470g  …この差はあまりに大きいです。

でも もしかすると シャフトの硬さの差の方が
数値的にも、ストローク的にも
より大きいのかも知れません。


某有名○○パター 34インチの振動数(硬さ)は
 340cpm です。


進化版の L型ブリストルパターの振動数は
 130cpm


 ヘッド重量も違いますから一概には言えませんが
 半分・・・3分の1に近いような数値です。


これがものすごく大きいと思います。


兎も角 簡単
このヘッドの重さ このヘッド硬さ(柔らかさ) があると
勿論 グリップを移動させるからヘッドが動くのですが、
そのヘッドの動かした速度とボールの速度が
ほぼ一致します。
パターヘッドでボールを弾く という感じでは
全くなくなってしまいます。

最近 とみに思うんですが、
正しくクラブを扱えない人が
なんどか独自の工夫を 理論 と呼んでいる気がします。

パッティングも同じだと思いますね。

確かに 地面を転がるパッティングは
順回転で転がっていきます。
しかし これは多ければいいというものではありません。
普通のショットと同じで
ボールの移動速度との関連になります。

始動時、ボールは自重(45g)によって
芝に少し沈んでいます。
ここで いきなり不必要な「オーバースピン(順回転)」
を掛ければ、自分のはまっている穴の前壁に
ぶつかってしまって跳ねてしまいます。
ここで大きなエネルギー(ロス)を使ってしまうので
すぐにボールは 推進力を失ってしまいます。
多くのゴルファー、トッププロのパッティングを
見ていても ボールの速度の減速が顕著で
しっかり距離が打てていないというか
ボールスピードで距離感を把握できない
パターストロークになってしまっています。

たぶん・・・多分ですけれど
これも パターそのもの
パターヘッドの圧倒的な重量不足と
パターシャフトの冷凍マグロと化した硬さのせいから
スタートしていると思います。
006

ヘッド重量が軽く、まるで運動の無い硬いシャフトでは
パターそのものに 質量としてのボールをどかす力が
完全に不十分です。
まったく無い に等しいエネルギー不足です。

これでは弾いて打つしか 飛ばす方法はありません。

ショットよりも より方向が重要なパッティングは
(勿論 一番重要なのは距離感です)
ヘッドを回転させて打つ 訳にはいきません。
そこで 縦に弾く ことになるのだと思います。


それを後付けで パッティングはオーバースピンを
と なるのだと思いますねー。

体を開いて腕で振るスイングでは
体重を左に移すことがほとんど不可能です。
だから 一軸スイングやスタック&ティルト なんて
ど素人みたいなスイングが生まれてくるのでしょう。


L型ブリストル、特に進化版クラスの
ヘッド重量とシャフトの硬さ を使って
パッティングを始めれば、スタートしていれば
それらの理論はまったく無意味で
ボールを転がす なんて 感覚通りにやるだけ
ってわかるんじゃあないだろうか。
こんなにも ストロークを教えてくれる道具は
かつて無かったのではと思います。

ボールは非常に自然な転がりをします。
速くなったり 急に減速したりせず
その距離を移動する その感覚通りの速度で動きます。
その速度をパターヘッドで与えてあげればいいだけです。

ヘッド重量が十分にありますから
非常に推進力が高く、
市販のパターに比べると
 圧倒的にゆっくりと転がり 狙いの距離に届きます。
ですので ストロークはとても小さくて大丈夫です。
ほとんどの距離は 靴の幅の中で打ててしまいます。

パターヘッドの運動速度通り ボールも移動するので
距離感もすぐに掴めます。

パターにエネルギーがあると
ボールは曲がりにくいですし、
ブレーキがかかることも少ないので伸びて見えるでしょう。

でも これが本当のボールの転がり なのです。

市販の軽いヘッドの硬いシャフトのパターで
パッティング
させられているゴルファーが気の毒に思えます。

2017年12月15日金曜日

フェアウェイウッドが苦手??

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フェアウェイウッドをあまり得意としていない
ゴルファーは多い

どうなんだろう?!


ロングホール ツーオン狙いとか
ティーショットのミスの後のリカバリーとか
ドラコンホールに匹敵する位、もしくはそれ以上
期待して、気合が入っていることが多いのかも
しれない


距離は人によってまちまち かと思うけれど
140~200ヤード位の距離の時 使うのだろうか。。。


将来、歳を重ねてから ゴルフを楽しむのには
FWと仲良くしておく方が 良いことは多いと思う。
実際には 最大の武器になるのだから…



sample 2009_09_19_22_56_02-91フレームショット

フェアウェイウッドは ユーティリティやアイアンに
比べると 重心が深い
アイアンの10倍 ユーティリティの2倍は
重心が深い

その為に奥行きのあるソールになっている

これが 長所でもあり 苦手な人には短所となり得る。

どの位かは兎も角、フェースを地面~下に向けて
入れて来られる人にとっては ソールの奥行きは
向きや角度の修正になるし
うまく打つことのガイドにもなるのだけれど
フェースを下に向けられない人にとっては
跳ねて ダフッタのにチョロ と言うのも考えられる。

本当は地面から打つのに 一番簡単なクラブ
ではあるのだけれど
期待度 みたいなモノもあるから
打つ条件(傾斜やライ)を考慮に入れよう。

先日、ボールの置き位置 の話が出たけれど
それが 通常の位置でなく もっと右寄り
で打ちたいようなシュチュエーションの時は
特に注意するべきである。

傾斜や地面の具合が ちゃんとした体重移動を
し難い状況? であれば FWの選択には熟慮 しても
良いかも知れない。

アイアンに比べ ヘッドが軽く その分 シャフトが長い
クラブヘッドを振り回しやすい状況
でも クラブの構造とは その反対で
ヘッドが軽く クラブの長いモノは
クラブがそれをしてくれるので 使う人は
それを 
より一層しなくて良い
もしくは、してはいけない と言うことを示唆している


sample 2009_09_19_23_41_53-255フレームショット

コースでの使用のコツは
脚を使って よく使われる言葉だけれど
両肩を平行に回すコト
左右の方の上下差を作らないように意識する
ことが 一番簡単に打つ コツとも言える

シャフトが長く ヘッドが軽いから
手先~腕 で振り回すような事をすれば
それによって 造られる不可抗力が
肩の上下 左右の肩の上下差を作ってしまい
上半身だけ 傾斜地から打つような結果になって
失敗の元になってしまうよ。


テークバックを急がず 少し小さ目にとって
くるっと回る


くるっと回るのに補助として 利き肘を使う
(出来れば 先目先目 に使っておく)
そんな感じでしょうか・・・

左に乗って くるっと回るのには 薄い左下がり
の方がうまく行くことも多いかな?!


ハザードが無い限り、前進することが目的の
大きな一つになるので ゴロでも良いと考え
プッシュを打つイメージを持つことをお薦めします

フォロー・フィニッシュは 無理に止めない限り
悶絶クラブでは もれなく付いてくる から
あまり考える必要はないと思う。

2017年12月13日水曜日

ゴルフクラブ◯クラブの重さ、ヘッドの重さ

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平成に入ってからゴルフを始めた方は知らないかも知れませんし
見たことも聞いたこともないかも知れませんが、
30年以上前は ウッド は その名の通り、
木製だったのです。

当時は まだ工業製品として
グラファイト・カーボンは普及しきれていない状況で
ウッドであっても シャフトにはスチールを装着している人も
少なくありませんでした。

重さは・総重量は 330g~340g でした。

今は 300g弱ですから、目方としては軽量化されてはいますが、
使い手、打ち手にとっては
実は重さは軽くなってはいないのです。

まず 当時のウッド(ドライバー)は
長さとして 42.5~43.5インチ ですから
(43.5インチは当時は長尺と呼ばれていました)
現在では3番ウッド相当の長さです。
昔通りの 長さの番手の関係では 7番に値します。
現在は 300g弱ではありますが、
長さは45や46インチですから、7㌢から8㌢も長いのです。

もう一つ大きなポイントは
当時のドライバーヘッドは とても小さく
体積で言うと 200㏄ありません。
重心距離と言って、ヘッドの重量の中心点と
シャフトとの距離は 20㎜程度で今の半分です。
ヘッド重量は200~210g程度です。

現在は 46インチで185g程度ですが、
重心距離も40㎜ 当時の倍です。

ヘッドの慣性モーメントは4倍以上に成っています。

クラブ全体の慣性モーメント と言って
クラブの重さをどう感じるか と言う数値では
実は大きな差は無いのです。

ナント言って良いのか
重量の重い小型車はホイルベースが長く、
重量の軽い大型車はホイルベースが短い、
そんな感じと言えばいいのか・・・。

 
004


派生的な話しですが、
当時の木製(パーシモン)ヘッドは
現在のルールに照らし合わせると
完全に「ルール違反」です。
SLEと言って反発係数のルールの境は
数値として「0.83」です。
ところが パーシモン・木製のヘッドは
多くのモノが「0.90」を超えます。
モノによっては「0.93」を超えるものもあります。

反発係数という言葉は正直、誤解を生み、
説明も面倒くさいところなのですが、
ゴルフショット、ボールとヘッドの関係上、
お互いの「ゆがみ率」というのが近ければ近いほど
ボールが歪まず、ボールの初速が速くなります。
逆に 歪み率に差があればあるほど、
ボールの初速は遅くなり、ボールが歪み、
エネルギーがスピンに化けてしまいます。

つまり 当時 ドライバーショットは
スピンが非常にかかりにくいので ロフトも大きく
11~13度が標準的でした。
そのロフトであっても、また プロであっても
スピン不足に陥り易く、それが故に
フェースを開いて、閉じて打つ という
スピンが増えるような打ち方…、
フェースローテーション理論が主流だったのです。

ウッドヘッドが 金属製、メタルに移り変わった時、
当時の フェースローテーション打法では
ボールが上がり過ぎたので ロフト角度は 10度前後が
主流になったのです。

 
スナップショット 1 (2014-07-21 12-32)



とても奇妙なのは
ボールにスピンのかかり易さの目安である
「反発係数」にはルールの制限が加えられているのに
現在、よりスピンを多くかけるフェースローテーション理論が
復興してきていることです。


ヘッドが大型化して それによって長尺化。

基礎的な知識として知っておきたいのは
ヘッドが大型化 するというのは
 ヘッドの重さの効果が高まり、破壊力が増し、
 ヘッド、クラブの運動の持続力、姿勢の持続力の高まり
と言う事ですから、
実はそのことそのものが「使い方」を示唆しています。
スナップショット 1 (2014-12-11 18-09)

大型化して、長尺化、慣性モーメントの高いヘッド、
数値としては軽量化されていてもクラブのモーメントは低くなっていない
 そんなクラブを振りまわし、
 ヘッドをこねくり回して使う、
 ヘッドを振り回して使う
のが如何に適さないか想像が付くでしょう。
 そんな矛盾を追いかけてはイケマセン。

2017年12月11日月曜日

ゴルフスイング◇左の壁

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ゴルフ用語でよく耳にする
この
『左の壁』と言う言葉
この話を始める前に
少し体の回転の話を先にします。
元々 この言葉は間違って引用されているので
少々、前置き的な話が必要になります。
 
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一般的なゴルフスイング『振り遅れ』では
クラブのターン/回転は  180度
体(骨盤)のターン/回転は 90度以下 です。
体は回しているつもりでも
肩と腰の捻転差という、自分の体を雑巾絞り化する形で
上半身を捩じっているので 骨盤は回っていません。
体の回転は
インパクト直前に グリップを止め
その反動でクラブを振るための反動付け というか
キッカケに過ぎません。
意図的に振り遅れを造り、その遅れた分を
体を止める反動、慣性で振ります。
体がボールと正対する 正面を向く時間が存在せず
トップの位置からいきなり左を向き始めます。
その理由は色々とありますが、今回は割愛しますが、
体を止めるために 左向き(体を開く)
という回転の限界点のほうが止めやすい というのもあります。

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また かなりインパクト時、体(骨盤)は開きますので
それ以上行かないように止めないと
左サイドがボールから離れすぎて 届かず、
空振りになってしまいます。

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スイングの中で インパクト付近 という
最大最速で在るはずの箇所で
体の回転をとめるのですから 体に悪いのは間違いないでしょう。


この ✊体を止める行為、
✊左サイドが
 ボールから離れ過ぎないようにする行為、
✊左サイドの動き・位置をブロックする行為、
それを一般的には「左の壁」と呼んでいます

アホらしい…

間違っている基礎の動きを
間違っている動きで補うのですから
こんな言葉を追いかけても 全く意味がありません。
無駄です。単なる徒労であるばかりか
体を痛める最大の原因になり得、その上、
痛める箇所が非常に深刻な部位になり易いので
その無意味な左の壁なんて言葉、忘れた方が良いです。
嫌味半分ですが、
間違った基礎の上の間違った動作、
どの道、上手く行かない のですから
上手く行かないのなら 痛めない方法の方がマシです。




体の回転とは
両股関節をそれぞれ軸足に
背骨が支柱となる、向きの変更です。
上記、体を捩じるスイングを指導する場合でも、
『股関節』と言う言葉は使われるのですが、
にもかかわらず、骨盤の回転させず、
肩と腰の回転差、『捻転』なのですから、とても滑稽です。

正しい意味合いでの「左の壁」というのは
インパクト以降、
左の軸足がある上で 左を向く行為、
左に回転する行為を指します。
決して 体の回転をとめる行為や
左サイドをブロックする行為を指すのではありません。

視覚的な部分では、左サイドは
飛球線方向ではなく、回転する方向に逃げるので
位置はその場所にあるようには見えますが、
それは言葉の通り、回転している行為で
体が止まる行為ではアリマセン。
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こんな『振り遅れ』スイングでは
既に体は回り切っているので
ここから これ以上回るのはムリですね。
オジサンゴルファーの手本にはなりません。



振り遅れている限り、体をとめないと
打てませんから、左の壁 と言う言葉の意味が
まるで違うので 共通の会話になり得ないのです。


 余談ですが、振り遅れているのが悪いから
 体をとめて 間に合わせる のでは無く、
 体の回転そのものが打撃になっていないのが問題 だと
 おそらく生涯、気が付かないのでしょう。
 ですので、柔らかいシャフトや重いヘッドのクラブは
 インパクトで「待たなければならない」のです。
 どうぞ ご自由に(^_-)-☆



振り遅れスイングの話はどうでもいいのですが、
問題なのは 体が左足軸、左股関節軸で
左向きが取れないことです。

左脚・左股関節が軸になっての
左回転~左向きが作れないと
上半身がのけぞって、右腰や首に大変負担がかかります。
非常に怖い動きになります。


dohiraki100yard1遼君のこれを見るとわかります。
へそから下は止まったまま。
クラブだけ180度振るのです。

これは危なくて
 おじさんには出来ません。
お薦めも出来ません。
これを左サイドの壁 と呼ぶなら
そんなもの要りません。



左の軸足が出来ない・・・は
左に体重が乗らない と同意語です。
それが理由でもあります。

体の回転そのものが打つ行為 と言う認識が
あることが前提条件になりますが、
「大きな重さ」が左にないと 軸足は作れません。

よって スイングの基礎的なメカニズム
前傾姿勢と体の回転
右を向いている時は 体の左右の左サイドの方が低い、
というのがとても大切になって来ます。

正しい『体の回転そのものが打撃行為』では
体が正面を向いていく、正面を過ぎる、
ボールと正対することが打撃そのものです。
しかし 振り遅れスイングでは
元々 正面はないのですが、
それに近い時間帯を『過ぎてから』
振り始めるのですから 左に乗れません。
 …だって 左が低いから乗れるんですもん・・
左が上がり始めてから、振るのですから
当然、重さは低い右に残ったまま。
上を向いて終わることになります。

だから ハイ!本日 左の壁 完成です!
なんてことは決して起きません。
多くのゴルファーは基礎的な動きがまるでダメです。
体の回転行為がイコール打撃行為になっておらず、
クラブを振るため、腕を振るため、
胴体をひねり、体ではなく、肩周りだけを
動かすスイングでは
従来使われているゴルフ用語も全く意味をなさず、
変な形で引用されることになります。

2017年12月10日日曜日

ゴルフクラブ◇柔らかいシャフトとグリップ

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そうですね…、数えたことはありませんが
おそらく 数十万本のグリップを交換、装着した
と思います。

そんな数をやっていると
グリップの痛みとシャフトの硬さには相関関係
あることに気付いてきます。

IMGA0209

左手の親指の部分の痛みは
ハッキリと硬いシャフトを使っている というか
使う人にとって「オーバースペック」な硬さを使っている
証なのだと思います。

ハミングバードでは 20数年の歳月で
ドライバーシャフトの硬さ~振動数では
240cpm 位から始まり
220 ➟ 200 ➟ 180 ➟ 160
4年サイクル位でこの位落ちてきています。
それに伴い グリップの痛み
数年使っても 痛みのあまり見られない状態に
どんどんとなってきており
それは確信になってきました。

スイングに至っては
シャフトの硬さが落ちてくると
ハッキリと アマチュアゴルファーの悩みの一つ
「オーバースイング」は減少、消滅していきます。
先日も書きましたが、
某女子プロのあのスイングは
幼少の頃に お父さんの使わなくなったクラブ
(使わなくなった…という時点でキツイのですが)
それを身長に合わせて 切られた
めちゃ堅い、めちゃヘッドの軽い クラブによって
作り出されたスイングです。

左手の親指の部分が痛む ということは
そこに特別な「摩擦」があるという事で
スイング中にそこが動いている、もしくは握り直し
があるということですから
硬いシャフトを しならせて しなりもどす
シャフトをしならせる ということは
グリップ部とヘッド部の移動量が大きく異なる
という意味ですから
先端に重さの付いたヘッド部をグリップ部よりも多く動かせば
それだけ強く握っていないと
クラブは放り出てしまいます。

不思議なのはグリップ(シャフト)には
テーパーが付いており、お尻…後端に向けて
緩やかに太くなっています。
シンプルに遠心力に逆らう のであれば
エンド部分が痛みそうなものですが、
左手の親指付近が支点になるような
何か特殊な摩擦が必要になる ということです。
エンド部に比べると細くなっていますから
接触面積が足らず、より強くチカラが必要
ということでもあります。

IMGA0214

ところが、距離が変わる訳でもなく
場合によっては伸びるケースも少なくないのに
シャフトが柔らかくなってくると
と、同時にヘッドも重たくなってきているのに
グリップの痛みはかなりはっきりと軽減されます。

細いグリップを好む理由 と
硬いシャフトを好む理由・・・・
なんだか 私にはよく分からないですが、
グリップを見る限り
硬いシャフトはより握力が必要で
より複雑な行程が必要になる と断言できます。

2017年12月8日金曜日

L型ブリストルパター使い方イメージ

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パターはよく「オーバースピンを掛けろ」と言われます。
  
…順回転のことですね

では、逆に球体を逆回転かけるように
パターで打ってみて下さい。

出来ますか?

出来ませんよね。

スナップショット 1 (2014-01-20 18-21)
巷でよく言われる ショルダーストローク
肩の振り子をすれば、過度のオーバースピンが
かかります。

ボールにも自重があります。
45g位です。
芝の上では、ボールはその自重で軽く沈んでいます。
肩の振り子のストロークでは
ボールをアッパー気味にとらえることになりますから
ボールには下方向 地面よりも下方向に進もうとする
ベクトルが掛かってしまいます。
すると ボールの沈んでいる芝の壁に一度あたり
ボールは跳ねることになり、打撃のエネルギー(距離感)も
打ち出しの方向もズレルことになります。

ボールの外周は 約13.5センチです。
ボールが一回転すると 摩擦を除くと
 13.5センチ前進することになるのですが、
良いストロークとは
ボールが一回転するのに それよりも移動する
例えば 1m35センチ 移動するのに 10回転
ではなく、8回転とか、9回転するような
そんなイメージの方が良いと思います。
010

車のドラッグレースと同じで
順回転であったとしても、過度なモノは
やはり抵抗(摩擦)になります。
特に初期段階では…。
順回転しているのに 移動していない
ホイルスピンになってしまったり します。

距離感の基本は水平移動させる距離です。
ボールを打ち出す方向に対し
なにがしかの円の動き、曲線の動きを必要以上に
入れれば ボールには必ず無駄な回転が付きます。


市販のパターでの ボールの転がりを見ていると
初期のボールのスピードは速いのに
距離が届かない というコトが少なくありません。
難しく考えることはありませんが、
ボールが地面を転がす限り、オーバースピンは
当り前にかかるので 無駄なスピンは掛けようとせず
打ち出したい方向に対し、極力 ヘッドの円運動を避け
水平方向に動かしてあげることです。

そうですね、イメージからすると
丁度 冬季オリンピックが目の前にあるので
カーリングが近いかも知れません。
あの球?(なんて言うか知りませんが)が移動する
そのスピードと同じく、投げ手が移動すること
そしてリリースしてあげる
そんな感じが良いのではないかと思います。