アプローチやパターなどの距離感というのは
基本「ボールの移動スピード感」と言っていいのです。
力加減とはちょっと異なります。
が故に 例えばグリーン上で
そのストロークや全容を見ていなくとも
なかまのパッティングしたボールの移動スピードを
目にした瞬間(特に出球)
「あ! 大きい。」
「あ! ショートする。」
というのが分かってしまうのです。
L型ブリストルパターをお使いになられると
同じ距離を打つのでも
市販のパターとは ボールの転がりのサマ
スピードの変化が異なるのを感じると思います。
市販の平均的なパターのヘッド重量は 300g強
L型ブリストルパターのヘッド重量は 470g
シャフトの硬さにも大きな違いがあるのも要因ですが、
同じ距離を打つにしても
市販のパターは出球の速度は速いですが、
ブレーキがかかるように減速が早く
出球の速度の割に届かないことが多くなります。
L型ブリストルパターは
出球は市販のそれよりも遅めですが
減速が緩く、速度変化が非常に少ないのです。
限りなく、手でボールを転がし投げたのに近いのです。
ですので、パターストローク、ショットも
その移動するボールの速度通りに
自分が動作すればいいだけです。
これはウエッヂでも同じことが言えます。
市販のウエッヂの平均的ヘッド重量は290g
弊社の悶絶ウエッヂのヘッド重量は370g
この差は思っている以上に大きいです。
市販のヘッドの軽さ、シャフトの硬さでは
まあそれを打つ打ち方の違いもあるにはありますが、
ショット、ストロークする動作速度と
移動するボールの速度にあまり結びつきがなく
速度が非常に乖離しているので
やれ力加減とか、ストロークの大きさとかで
距離感を造りだそうとしてしまうのです。
他のボールを使うスポーツ
野球でもテニスでもサッカーでも
投げ方や打ち方、蹴り方は解説できても
教わることも教えることは出来ても
その距離の投げ分け、打ち分け、蹴り分けは
どこにも書いてありませんし、
あくまでも個人個人が「感覚的」に経験で
覚えていくしかありません。
その元になっているのは
やはりボールの速度と動作速度の関係です。
詳しくはないのですが、
野球のチェンジアップなどは
動作速度とボール速度が合わないから
打者はタイミングが外されるのだと思います。
サッカーのキックのフェイントなんかもそうですね。
勿論、動作速度とボール速度はイコールではありませんが
その加減具合はある一定の比例関係であればあるほど
距離感を養うのはやさしくなります。
ゴルフの場合、はっきり言って
その距離感を 市販のクラブ、パターの
ヘッド重量とシャフトの硬さが壊してしまっている
と言って間違いでないと思います。
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