まず ゴルフクラブを上手に扱うには
ゴルフクラブの基本的な…
物理的な「約束」を振り返ってみる必要があります。
当たり前…ですが
ゴルフクラブは率先的に自分からは動きません。
例えばこのような状況で
クラブを離すと 同じ姿勢のまま落下します。
決して ヘッドの方が先に地面に着くことはありません。
ここで クラブが反転してしまうのは
物理的な働きではなく、打ち手の動作なのです。
👉打ち手がグリップ部を掴んでいるという行為で
クラブの機能・働きではありません✋
全てのゴルフクラブの動きは
打ち手の動きです。
そして 観念として間違っていることは
「重さ」とは 動きたがらない値 です。
質量の数値は そこに留まろうとするエネルギー値 です。
それをゴルフクラブに当てはめると
打ち手が動作をして
✋グリップを動かした分
👉重さ分を差し引いて ヘッドは移動します。
重さがある分、ヘッドは動きたがらない のです。
想像してみて下さい。
ドライバーヘッドは 通常200g前後 です。
そのヘッドが 10㌔だったらどうでしょう?
30㌔だったら ヘッドの方が沢山動く感じがしますか?
その重さは 200g程度ではありますが、
そこには特出して重さが付いている事には変わりません。
それは グリップとヘッドの関係だけではありません。
ゴルフクラブの ヒールとトゥの関係 も同じです。
ヒールは直接シャフトにつながっている部分ですが
トゥ部はそれに対しての重さ部分です。
ゴルフクラブには 重心と言って
接続分のシャフトよりもズレたところに
重量が配分されています。
それには大きな意味があり、一塊と考えるよりも
その重さを利用した方がスイング動作は楽になります。
重さという概念から考えると
トゥ部…ヘッドの先端は
シャフトの移動量・運動量よりも
重さ分 少なく動こうとします。
ゴルフクラブの物理的な約束事は
ヘッドはグリップよりも多く移動せず
ヘッドのトゥ部はヒール部よりも動きません。
グリップとヘッドの関係もそうですが、
ヒールとトゥの関係も間違って把握しています。
その物理的な約束を無視して動かせば
当然、物理原則に基づいて考えられている
ゴルフクラブは機能しません。
ヘッドの方がグリップよりも速くたくさん動き
ヘッドのトゥ部分の方がヒールよりもたくさん動く
というのは 単なる打ち手の作為 であって
ゴルフクラブという物理的な特徴を無視している動きなのです。