2017年8月31日木曜日

ゴルフクラブの約束事




まず ゴルフクラブを上手に扱うには
ゴルフクラブの基本的な…
物理的な「約束」を振り返ってみる必要があります。


005


当たり前…ですが
ゴルフクラブは率先的に自分からは動きません。

例えばこのような状況で
クラブを離すと 同じ姿勢のまま落下します。
決して ヘッドの方が先に地面に着くことはありません。
ここで クラブが反転してしまうのは
物理的な働きではなく、打ち手の動作なのです。

 👉打ち手がグリップ部を掴んでいるという行為で
  クラブの機能・働きではありません✋

全てのゴルフクラブの動きは
打ち手の動きです。

そして 観念として間違っていることは
「重さ」とは 動きたがらない値 です。
質量の数値は そこに留まろうとするエネルギー値 です。

それをゴルフクラブに当てはめると
打ち手が動作をして
✋グリップを動かした分
 👉重さ分を差し引いて ヘッドは移動します。

ab743f55-s

重さがある分、ヘッドは動きたがらない のです。
想像してみて下さい。
ドライバーヘッドは 通常200g前後 です。
そのヘッドが 10㌔だったらどうでしょう?
30㌔だったら ヘッドの方が沢山動く感じがしますか?
その重さは 200g程度ではありますが、
そこには特出して重さが付いている事には変わりません。

それは グリップとヘッドの関係だけではありません。
ゴルフクラブの ヒールとトゥの関係 も同じです。
ヒールは直接シャフトにつながっている部分ですが
トゥ部はそれに対しての重さ部分です。

IMG_0499

ゴルフクラブには 重心と言って
接続分のシャフトよりもズレたところに
重量が配分されています。
それには大きな意味があり、一塊と考えるよりも
その重さを利用した方がスイング動作は楽になります。



重さという概念から考えると
トゥ部…ヘッドの先端は
シャフトの移動量・運動量よりも
重さ分 少なく動こうとします。



ゴルフクラブの物理的な約束事は
 ヘッドはグリップよりも多く移動せず
 ヘッドのトゥ部はヒール部よりも動きません。




グリップとヘッドの関係もそうですが、
ヒールとトゥの関係も間違って把握しています。
その物理的な約束を無視して動かせば
当然、物理原則に基づいて考えられている
ゴルフクラブは機能しません。

ヘッドの方がグリップよりも速くたくさん動き
ヘッドのトゥ部分の方がヒールよりもたくさん動く
というのは 単なる打ち手の作為 であって
ゴルフクラブという物理的な特徴を無視している動きなのです。

2017年8月29日火曜日

L型ブリストルパター 開発裏話③

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/



過去のL字パターで
個人的にともかく不満だったのが
『グースネック』なのです。

003

誤解して頂きたくないのは
『グースネック』が嫌いだとか、悪いとか言っているのではなく
そのグースネックと
L字の形が。。。フランジとの関係など
パターの形状として
どのように ヘッドを移動させるか迷わせる
組み合わせだからです。

パターでいう ソールの後方 の部分
後ろに張り出した部分を フランジ と言います。

イメージ的には このフランジは
重心を深くして パターをやさしくする
ミスに寛容にする というのがありますが、
実質的にはその要素は「飾り」程度のもので
本当は その形状がアドレスしているときに
どうパターヘッドを移動させることを示唆する
 ところなのです。

ヒール~トゥ に対して 対称な形状なものは
まっすぐ引かせることを示唆します。

しかし パターにとってまっすぐは
構えてみたときの 上からの真っすぐが重要ではなく
真横から見たときの ヘッドの水平移動なり
ロフト変化の方が 距離感に対しては重要です。

個人の意見はそれぞれかもしれませんが
パターだけでなく アプローチすることの
最優先科目は その距離を打つこと だと思います。

そのためには 優先科目を狂わせる
まっすぐ引かせることを示唆するデザインは
腑に落ちないのです。

また パターのフランジ部分にラインをわざわざ引くのも
納得が出来ない部分でもあります。
パターをデザインするうえで かなりの作り手が
間違えてしまっている部分に感じますが
そのラインとフランジの関係はとても大切です。

002

好き嫌いはともかく
トゥ~ヒール方向に対して対称なものと
進行方向にまっすぐなラインはマッチしたものですが、
やや洋ナシ型の トゥ側の膨らんだタイプのものは
インサイド寄りにテークバックを取らせやすい形状なので
まっすぐ引かせることを示唆するラインとは
相性が悪くなります。
どちらにしていいか 迷う原因になるからです。

ここは デザインとしてもっと要素が絡む大切な部分です。

フランジの形状は
フェース面のかぶりや開き など
フェース面の向きや反りなどにも影響を与えます。
サンプル写真を見ても
フランジの形状によって 喚起される
 パターヘッドの移動方向に違いを感じられるでしょう。

スナップショット 1 (2016-01-17 16-25)


そして 冒頭に書きましたが
その グースネックのヘッドを移動させそうな形状と
フランジの関係はとても大切な関係です。

グースが強いと ヘッドを開閉するイメージもついてきます。
同時に ヘッドそのものを外に上げやすいイメージもついてきます。
それを フランジ部分で上手に消してあげられるか
そこらへんが 設計者の腕の見せ所でしょう。

グースがあって、フランジが対称で、ラインまであったら
ある意味「イップス」製造機になってしまいます。

パターヘッドだけに限りませんが
そのヘッドの 見てくれはある意味とても重要なんです。

003

弊社のブリストルパターは
グースネックにせず
全体重量が欲しかったのと
高重心にしたかったので
ネックを太くして、一見グースに見せました。
ネックのポケット部分にも手の込んだ削りをいれ
実はパターの歯は前に出ているのですが
構えると グース「っぽく」見せています。 

ネック周りからフランジにかけて
切れ目のない きれいなつながりにするため
何度も何度も削りを修正して
今の形に仕上げています。
フランジも含め この仕上がりは
歴代の L型パターの中で唯一無二の存在では
ないかと自負しています。

2017年8月28日月曜日

ゴルフクラブ◆重心距離

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee


【重心距離】 ヘッドの重心… 重量の中心点
 そこから、シャフトの中心線までの垂線(垂直)な距離。



ここまでは 客観的な事実で、異論の挟みようがない
クラブを比較したりする時に、参考になる比較データの
一つと言える

ところが、この先にその用途を示すような
但し書きというか、非常に誤った解説が付いており
これが「ゴルフ取扱説明書」の意味合いも含んでいるので
大変厄介である。


IMG_NEW

重心距離の短いモノはフェースが返り易く
操作性に富みます。長いモノは リストワークが使い辛い ですが
スウィング軌道は安定しやすく、スピン量が増えるため
ボールが上がり易く、かつ止まり易くなります。


こんな解説が添えられるのです。

明らかに支離滅裂な 誤った誘導 と言えるほど
酷い解説です。
この文言であれば、スウィングはリストワークが
必須条件のような書き方で、クラブ扱いは
フェースターンが絶対に必要なニュアンスを過分に
含んでいます。

ゴルフのスウィングはクラブからしか教われない。

自分は長年、クラブに触れ、クラブを創り、
お客様に提供してきました その結論としても
その考えはまったく揺るぎません。

なんチャラ、かんチャラ と理屈をこねまわすのも
クラブからの発信される その言語を通訳しているに
しか過ぎず 結局のトコロ、ゴルファーが
ちゃんと情報を発信してくれるゴルフクラブを持って
聞き耳(感じる事)をしていれば
そんなに長い、多い時間と練習でなくとも
クラブ扱いは身に付くし、一度覚えれば
遊び、楽しみのレベルであれば メインテナンスは必要が
無いと言えるでしょう。

では 重心距離に付いて 解説してみましょう。

重心距離はその言葉に含まれている通り
重さ に対する言葉です。
単純に考えれば (ヘッド重さ)×(重心距離) が
クラブヘッドの実際の重さ・・・使用時の重さ
とも言える訳で 同じ重さであっても
重心距離が長いもの程 重いのと同じになります。

019A9s1s

ですから もしも クラブを操作する というのであれば
ヘッドが軽くなる要素の方が 扱いは簡単になる
ということを カタログなどは曲解して書いているに
過ぎません。

そもそそ 
フェースターン
 というのはクラブを「正しく」
扱うコトにおいては 禁忌(タブー)に属する訳で
フェースを30度ターンさせるということは
ボールの飛びだす方向も30度の広角
ロフトも30度の変化...オリジナル状態から±15度も
幅をもたせ それが双方合致して動く訳では無いのです。

しかも 体の向きを変えて作るヘッドの円弧に対しては
ライ角度分 60数度 立体的に違う角度 違う大きさの円
と造ることになりますから
そのヘッドターンによって 作り出す円弧によって
スウィング自体の円弧も影響を受け、当然左右されるのです。

そう考えていくと 昨今のクラブが 誤ったスウィング概念
の元に 軽いヘッド 短い重心距離 硬いヘッドへと
突き進んでいるのも理解出来てきますし、
本来は 知恵や経験、感情のコントロールを主体とする
脳みそのゲームである筈なゴルフが筋肉と修練によって
体を酷使するゲームに変わってしまったのも
うなずけると思うのです。  

シャフトの話になってしまいますが
最近のシャフトの傾向は 如何に安く壊れないものを
作り販売するかに集中しており
スポーツや娯楽、余暇を楽しむ用品の部品というより
まさに耐久消費財と化しています。
そんな折、シャフトの動き と問うのは意味がないかも
しれませんが、 シャフトの動く総量というのは
硬さにダイレクトに関係なく 
重心距離分のみ
(正確にはそれに重心深度も加わるのですが)
なのです。
また 誤解の無いように補足致しますが
重心距離とシャフトの中心線とのズレ分 動く
とは言っても 
シャフトは動かすモノ
 ではなく
放っておくと
動くモノ
 というか ずれるモノ
シャフトの項でいつか説明しますが
シャフトは 
ヘッドを如何に動かさないか
という為に やわらかさ があるので
シャフトが硬いから ヘッドが動かないのとは
ちょっと意味が違います。
(とんちのような言葉ですがね)
シャフトが柔らかければ、使い手の不正確な動きや
雑な動き、多少の動きのミスは緩和、吸収して
しまいますし、ヘッドの重さ、姿勢、位置などを
使い手に伝える能力も高くなります。
また シャフトの持つ最大の機能である
クラブを動かす方向やタイミングの指示 などは
柔らかければ柔らかい程 大きな声で発信されます。
スウィングで力むほどのクラブからの発信は
純粋に クラブが嫌だ!そのタイミングや方向では
ない! と叫んでいるのですから
上手くいかないからと 何も「言葉を発しない」
硬いシャフトを使うことに逃げるのは 
言い過ぎかもしれませんが クラブに対し失礼な気がします。

2017年8月27日日曜日

ゴルフスイング◇素振り

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee


って 題名 にしてしまいましたが

家での素振り だけでなく
コースで 絶対に やってはいけない
練習や素振りの一例を。。。

ゴルフスウィングが 土星の環 のように
体の周りを 傾いた円 をクラブによって
形成して見える のは 
スウィングをする基本姿勢に前傾姿勢があり
それが 向きを変える訳です。

ですから クラブと上半身の関係は
殆ど変らず、特に上半身に対し横方向の
右胸~左胸 程度の 動き。。。というよりは
ズレ があるだけ なのです。

ですから 土星の環 と同じように
本体(土星)に地軸の傾きがなければ

(見る方向 角度を変えてあげれば)

斜めの円には見えず
真横から見たら 土星の環 は
一本の線に見える訳です


394218main_PIA11667_full


ですから ですから
素振りなどをする場合
傾きがないのに
ゴルクラブ(クラブヘッド)が斜めの円を作ってしまっては
傾きや体の向きの変更も意味の無いモノに
なってしまいます。


RIMG0029-thumb-560x420

タイガーの この姿勢にも
殆ど前傾姿勢がありません。。。

にもかかわらず クラブは斜めの弧を描いてしまう
世界一 の選手でしたが
世界一の良いスウィング と言う訳では
無かったようですね

本来は 体の傾き と 向きの変更で
作る筈の 斜めの円弧 を手さばき 腕さばきで
なぞってしまっています。

これでは 体は活かされませんから
距離を稼ぐには 関節を含めた体に無理をさせる
ことになりますし
正確なショットを続けるには
不具合のある動きで有る上に 練習量が必須に
なる訳です。

類まれな選手であることは確かですが
本来 身体能力の高い筈のアフリカ系アメリカ人で
有るのにもかかわらず ゴルフの選手なのに?
膝を壊してしまうなど。。。
 無関係とは思えません。

12_2_0

私には この姿勢など ボールを打たない
形だけの真似ですら不可能です。。。


兎も角 前傾姿勢が無い場合
クラブは 地面と平行にしか 動かない
多少 高さ変化が含まれていた としても
原則論 クラブは 地面と平行に移動する
と言うことを覚えておいて下さい。

実は これ とっても 重要です。

もしかすると、やはり意識の中に
ヘッド と言うのが強すぎるのかも知れません。
重さ と言う作用があったとしても
ヘッドは単独で動くものでなく
グリップや人間が動くから 移動するモノであって
ヘッドを動かす~移動させる と言う感覚よりも
グリップを移動させる と言う感覚の方が重要なのです。

 

2017年8月25日金曜日

ゴルフスイング◇右向きが大切な理由

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee



ゴルフスイングでは
テークバック(アウェイ)でしっかりと

骨盤が右を向くことがとても大切!

そして その右向きが出来るだけ
股関節の可動域の範囲で出来るだけ多く
出来るだけたくさん 右を向くことがとても重要になる。


それが何故大切か❓!というと
その前に最近の主流スイングの大いなる問題点を挙げておこう。

最近のスイング、特にプロのスイング…
正直言って、体をわざと壊してしまうスイングの
問題点は、
テークバックにおいて 骨盤は回さず、
胸だけを、肩だけを右に向けるところにある。

2010111116444243889

背骨には関節が無いから
自分で自分のことを「コブラツイスト」するみたいに
拷問的な体の動かし方をするところはさておき

(まあ こんなのは問題外だし、30年前では絶対にやっていけないスイングが主流になってしまうほど、指導者のレベル低下なんだろうねー)
骨盤を回さず、肩だけ、背中だけ捻るスイングの
技術的な問題点は

52442_360240
トップの位置から
動き出した瞬間に体が上を向いてしまうこと にある。

多少肩や胸に引っ張られて、骨盤が右を向いている としても
クラブを動かし始めた途端、切り返した途端に
すぐに体が開いて、上を向いてしまう…。

✋右が下がる ≒ 左が上がる
✋左が上がる ≒ 体が開く

こういうスイングになってしまう。

本来はスイングは
体(骨盤~胴体)の体の向きと前傾姿勢、それによって
ダウンスイングでの進行方向(左)が低い
その状態があるから 上から打っていくことが出来、
クラブやクラブヘッドの重さだけでなく
打つ人間の重さ⒲も打撃のチカラとして利用できるモノ。

595bd670_Ben20Hogan20Backswing

ところが骨盤の右向きを作らないスイングでは
地面付近にあるボールを打つ為に
クラブなり、クラブヘッドを低くしようと、
下げようとすればするほど 進行方向が上がってしまい
ヘッドは下げるけど、自分が上を向く という
何とも奇妙な状態になる。

これでは クラブヘッドの重さも自分の重さも
有効に利用することが出来ない。


 まあ だから軽くて小さいヘッド好きなんだよね…。(*_*;


41cce488-s

ボールの位置も前に置けないし、←飛ばす要素が低い
左が高く、右が低いから必然として体重移動も出来ない。

体の無理も曲芸級で これで倍も3倍も飛ぶのなら
トライする価値あるけれど、
アマチュアを見てる限り、飛ばない人や体を痛める人
痛めたおかげでゴルフを断念する人が後を絶たない。


世の中の情勢変化や景気 というのは否定できないけれど
ゴルフ人口の激減の主要因と言う可能性も高いと思う。

スナップショット 3 (2015-01-18 15-57)

背骨には関節無いんだし、
クラブの機能が使いやすいんだから
理解できる人は ちゃんと骨盤の右向き作ろう‼

骨盤の右向きをたくさん作ると
✊ダウンスイングで 進行方向が低い時間が長く取れる
進行方向~打撃方向が低ければ
クラブの重さ、ヘッドの重さも使いやすい
体重も左に移しやすくなり、それは打撃方向と絡むので
✊自分の重さも打撃に使える可能性があがる
ショットの寛容性、ミスへの強さ とは
慣性モーメント≒重さ が出来るだけ多いことを指して
それは ボールの重さを受けた時に
それに負けず、クラブや自分の姿勢、
そして打ち抜くその運動を持続する能力が高い ということ。
一般的なスイングの 
クラブや腕という小さな重さを速く動かすの と
自分自身やクラブという重い重さをゆっくり動かす のでは
圧倒的に後者の方が モーメントは高い。

スナップショット 2 (2016-06-27 23-07)

しかも 反復や安定性 と言う意味では
速く動かすことよりも当然ゆっくり動かした方が有利。

じゃあ 飛ばしはどうか と言えば
上から打てるから重さが利用でき、
打ち抜く力が強くて、
ゆっくり動かせるから反復度、安定度も高く、
上を向いて打たないからロフトも締まる。
どこにも、なにひとつデメリットが無い。

何故 やらないんだろ?

兎にも角にも 骨盤のしっかりした右向きを作る
というのはスイングの基本中の基本だよ。



骨盤と肩回りを分離させ
動体を捻って回す 似非回転、似非体の向きの変更は
体重移動も出来ない
上を向いて体を開いて、こすって打つ始まりなんだよ

2017年8月24日木曜日

とても重要です◇スタンスチェックしましょ‼

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee



スイングに悩みが発生したり、問題が起こったら
必ずここに戻ってください。

002まず ボールの位置ですが
ボールの前面が左の脚の踵付近
これが基本です。
これは持つ番手やクラブに関係なく
この位置を維持しましょう。
クラブの長さによって変わるのは
右靴、右足の位置であって
左靴とボールの関係は一定にします。


ドライバーなどティーアップしたものを打つ場合
そのティーアップ分を目安に
その量分だけさらに左に置く 感じです。


次にたぶん問題の原因…になっているのが
スタンスの向きです。
多くの人は右目が利き目です。
色々な要素が含まれますが、利き目が右の人は
放っておくと クローズスタンス になります。
構えが右向きになる という事です。
右向きのまま 左足踵にボールをセットすると
必要以上にボールは外(左)に出た形になるので
普通に振ると届かなくなるので スイングの順序や形態が
それに応じて変化してしまいます。

005

普段からそれを心がけておく必要があります。

スタンスの向きは つま先ではなく 踵ライン
両方の踵を結んだラインです。
それをクローズではなく ややオープンにして
慣れていく必要があります。

スナップショット 1 (2014-04-20 10-03)

飛球線に対し平行を時計の12時とすると
疲れてきたり、緊張したりしてくると1時位
時計の針1時間位右を向き易くなりますから
練習では 11時くらいを目安に左を向いておくことを
慣れておいた方が良いと思います。

多くの人は 両つま先で左足のつま先の方が開き目
であるので余計です。つま先で見た時にどの位オープン
左向きになるのが 正規のスクエアか把握しておく
必要があります。

とてもシンプルなことですが
スイング基盤になるものです。
体の向き、ボールの位置によってグリップも変わります。
オーソドックスですがクラブなどを置いて
十字を作って確認してみるのも良いと思います

2017年8月23日水曜日

悶絶クラブに興味をお持ちの方江

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee

お手紙有難うございます。
ハミングバード 野澤でございます。
 
私、個人の意見ではございますが、
世の中にあるスイング論やクラブ論は
少々残念な方向に進んでいるように思います。
道具を扱う遊び、ですので 
プレイヤーの体力や筋力などの体力中心の勝負ではなく
知恵や経験、正しい認識などが優先・反映されてこそ然りだと思うのです。
そういった意味でゴルフは大人の遊び と思っているのですが…。
 
 
早速お問合せ頂きました件ですが
お答えさせていただきます。
 
 
001
 
○レンタルクラブ(試打用)等を送って頂く事は出来るでしょうか?
 
 レンタルクラブをお送りすることは可能です。
ただ どのような仕様がよろしいか、事前に相談させて頂きませんと
市販の一般的なスペックに比べ、振動数も100cpm以上も低く
ヘッド重量も70gも重いという かなり大きな幅を持っております。
つかみにくいところではあるとは存じますが、ヘッドは重くてよいと思います。
シャフトの硬さ/柔らかさは真ん中の数値(100cpmの離れの)を目安に
それよりも一般スペックは近いセッティングは
クラブ扱い等をあまり考えず、できるだけ素早く結果を出し
重さや柔らかさを楽しむ実践的なものになると思います。
真ん中よりもより柔らかいセッティングとなりますと
少々クラブの扱い方も考えなければなりません。
すぐに! 結果を出す というよりも
ゴルフクラブを先生にして、クラブの扱い方を相談しあいながら
ゆっくりと楽しんでいくセッティングと言えると思います。
 
 想像は難しいかもしれませんが、
重いヘッド&柔らかいシャフトに慣れていただきますと
このクラブで打てる弾道は独特です。
市販の軽いヘッド・硬いシャフトでは絶対に出ない球質だと思います。
私は個人的には これが「強い球」と呼べるものだと思っています。
高さも市販のクラブを打つのとは異なり 中から低弾道目になります。
そういった『弾道のこだわり』
というのをハミングバードは目指しています。
重ければ重いヘッドほど 筋力に頼らず飛ばせるようになりますし、
柔らかければ柔らかいほど、スイング動作をクラブに任せられます。
 
 

とは言え、持てば魔法のようにすぐ出来るわけではないですから
段階を踏んで より重く柔らかいものにしていくか
それとも少しチャレンジ精神をもって最初から、
″激しい″ 重さと柔らかさに挑むか
はそれぞれの方の考え方次第だと思います。
 
 
 
○アイアンの単品販売も行っておりますでしょうか?
 はい。本数に限定はございません。
どちらにしましても ヘッドはお客様より注文をいただいてからの製造になりますから
納期はかかりますが、いろいろな自由度がございます。
アイアンですと ロフト・ライばかりでなく
メッキの仕上げも数種類用意しておりますのでお好みでお選びください。
 
 
ぜひご検討くださいませ。
また 遠慮なくメールなり、お電話でお問い合わせください。
 
 

 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10
  株)ハミングバードスポルテ   野澤 亨
    ☎ 046-804-1480 

006

2017年8月22日火曜日

悶絶ゴルフクラブのご案内

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee



アイアンで説明しましょう。

現在 市販されているアイアンのシャフト(軽量スチール)
平均的な硬さは 5番アイアン(38インチ相当)で
 SR表記 290cpm です。
(一分間に290回振動するという意味)

Sシャフト SRシャフト Rシャフト
の際は 10cpm程度です。

この 290cpm という硬さに
   240g程度 のヘッドが装着されています。


弊社の悶絶…と呼ばれるアイアンのシャフト(グラファイト)の
硬さは何種類かありますが(5番アイアン)
 ❶ 180cpm
 ❷ 160cpm
 ❸ 140cpm



市販のモノから比べると 100cpm ですから
XXXSXSRAR
トリプルXシャフトとレディースシャフト程度の違いです。


このシャフトに 弊社オリジナルのニューモデルヘッド
軟鉄鍛造 HBS-16 が装着されています。
ヘッド重量は 320g(5番アイアン) です。

ウエッヂでのヘッド重量は
市販品   290g
HBS-16  380g です。

トリプルXのシャフトの80g軽いヘッドが付いていて
レディース相当のシャフトに80g重いヘッドが付いている
そんな感じです。
なんだか 反対の方が良いような気もしますよね…


 ❶ 180cpm
 ❷ 160cpm
 ❸ 140cpm


シャフトの硬さで言うと
❶の振動数 180cpm程度のモノであれば
ヘッドを振る スイングの弧を回転ではなく、
手さばきで作るスイングでもすぐに慣れて打てるようになります。
ヘッド重量の恩恵は大きく、
今までよりもずっと軽く振って同じ距離を打てます。

柔らかいシャフト/重いヘッドの一番の特徴は
とても体に優しいこと です。
弊社を訪れる多くのお客様は
市販品を長く使ってきて、どこかしら体の痛み
体の故障を持っていて、悩んでおられます。
柔らかいシャフト/重いヘッドのクラブは
その悩みを ほぼ100%解消します。



重いヘッドの特徴は やはり慣性モーメントが高いので
ミスヒットやラフ・バンカーなどに強いことです。
特にウエッヂではそれが顕著です。
バンカーショットで言うと
柔らかいシャフト/重いヘッドのウエッヂでは
バンカーは簡単です。
逆に市販品では悩むのは当然かと…。
 ❶ 180cpm
 ❷ 160cpm
 ❸ 140cpm

振動数❷160cpm位 からは
クラブの扱い方を考えるスペックです。
運動性能が高く、練習も豊富な方は今まで通りで大丈夫ですが、
目の前の結果よりも クラブの扱い方を変えていく
シャフトの使い方やヘッドの重さの使い方を変えていく
スイングを変えていく という趣向がより強くなります。


振動数❸140cpm このクラスになってくると
従来通りの ヘッドを振る扱い方では
上がるだけ・スライス・飛ばない・ダフり を
連発することでしょう。
体の回転通りに軌道を造ることを強要します。
ステップアップして慣れた方は別ですが、
ファーストトライであれば
 スイング改造を主眼に置いたスペック です。
正しく扱うと成果もはっきり出ますが、ダメ出しも厳しいです。
ヘッドの重さもありますし、体で打ちますから
従来感じていた インパクト感・打感 はありません。

曖昧な表現ですが、従来の 6~7割の力加減
振り加減で従来通りの距離を打てるようになれます。

言いにくいことではありますが、
同じ熱意を練習やレッ〇ンにかけるよりも
遥かにはっきりとした効果があります。



      ご検討下さいませ 店主

ゴルフ◆現場へ出た時の注意点

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee




素振りもし、練習場にも通い
いざ コースに行くとなかなか上手くいかない
まぁ、だからこそゴルフが楽しいんだけれど
コースでのミスショットの原因を
7割近く削ることの出来る2点を覚えてほしい。

何度も繰り返していることではあるけど
「基本」とも呼べることなので
それがスタンダードになるまで
繰り返し意識すると、かなり効果あります。


①アドレスの向き
疲れてきたりすると注意力も散漫になったり
右利きのゴルファーの7割は右が利き目だそうで
多くの人が右を向いて構える。

002

この体の向きは
ボールの位置の直結するので
体の向きのズレはミスの直結しやすい。

001

普段から意識しておく必要はあるけれど
アドレス時の体の向きは
両足のかかとのラインが基準。
つまさきではない。
疲れてくるとつま先の開き具合や閉じ具合も
曖昧になってきがちなので
そこらへんも踏まえ、注意して貰いたい。

まあ これも定番ではあるけれど
例えば130ヤード位のショットで
グリーンの真ん中を狙っている場合は
体の向きはグリーンの左、
場合によってはグリーンの左外もあり得る。
フェースの目標ラインと体の目標ラインは
永遠に交わることのない平行関係が理想だから
その習慣もしっかり見つけ置きたい。

また疲れてきて危うくなって来たら
胸にクラブを付けて確認してみるのも手だろう。

立ち方によっては ボールの位置は一個以上
ずれてしまい、多いミスの右向きになってしまうと
ボールは必要以上に左にズレて届かない…チョロ
なんてことにもなりかねない。

d11be403

これでミスショットの要因の半分は削れる。


テークアウェイは右ひじで‼
スイング改造に挑んでいる方や
従来のスイングが抜けきれない場合、
そしてほぼ9割のゴルファーは左腕、左肩だけで
テークアウェイを取ってしまう。
左腕でテークアウェイを取ると
背中はかなり早い段階で『張り』を感じてしまう。

テークアウェイを右ひじで‼  のココロは
トップの浅さ である。


残り半分のミスショットの原因はその浅さにあるので
そこに注意して貰いたい。

左腕一本で取るスイングに
メリットは何一つない、デメリットのバーゲンセール
特に状況が変わり、疲労も伴なうコースでは特にそう。

右ひじ・右腕で始めるテークアウェイの習慣
コースでの意識を持つと
それは トップの深さ につながるので
それ以降に時間を稼げるから余裕も生まれる。
疲れてくると兎角浅く、速くなりがちなので
そこは意識しておく方が良い⦿

IMG_0378

右ひじはアドレス時 自分の背後に
ボールから離れる方向に肘鉄するような
そして普段から右ひじの動きというのを
肘の曲げ伸ばしではなく
上腕の上げ下げ のような感じで掴んでいくと
その肘さばきが≒体の周りになっていくので
意識し辛い体の周り~向きの変更を
利き腕で作れるようになるから良いと思う。

トライしてみて欲しい♪

2017年8月21日月曜日

パッティングの1番のポイント

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee




手前みそではありますが、
弊社の
『進化版L型ブリストルパター』


使ってみたことのない人には
全く理解が出来ないし、実感も出来ないことですが
パッティングストロークというのは
つかってきた、もしくは使っているパターによって
決定付けられてしまうものです。

一般的な市販の
 軽いヘッドの硬いシャフトのパターでは
パッティングをするのに『強く弾いて打つ』必要があります。

単純に「飛ばないから」です。
     …宙を飛ぶではなく、距離が出ない の意味

パターそのものにボールを遠くに飛ばす
遠くに移動させるチカラ がないので
打ち手の強く打つ、もしくは速く振る
というのが 必須条件になってしまい、
それしか 知らない のですから
それが一般的なパターストロークとなっていきます。
スナップショット 1 (2016-01-17 16-25)

ですので 「パッティングの転がり」 の言う言葉
を ボールの回転・回転数 に結びつけてしまう
とても滑稽な道に進んでしまうのです。

言葉遊びになりますが、
パッティングにおいて
ボールの転がり とは ボールの移動 を示し
球体が面を移動するので、
結果としてボールが回転するだけで
ボールの回転は 状態や環境であって
目的ではありません。

その距離を打つのに 適切なボールの速度があり
そのボールの速度に対し 適切なボールの回転 
が存在するに過ぎず、
ボールの速度に対しての 「適切な」回転を無視し
ボールをより回転させることをパッティングと思い込んでしまうと
本末転倒も甚だしいと思います。


パッティングだけでなく、ショットもそうですが
ストロークやショットの基本は
ボールを横(水平)移動させること です。
横移動させることによってゲームを進めていくのです。

ですので 横移動させることを主眼に置くか
ボールを回転させることに主眼を置くか
では 打ち方やイメージも大きく異なってきます。
009

ロフトとは
 そのヘッドの移動してきた道のりの対しての
 フェース面の角度差 と
 その軌道そのものの角度 の
合成されたものです。


例えば ロフト角度0度、垂直のロフトであれば
正しく振れば 浮力
 
(縦)

スピン量はゼロに近いでしょう。
しかし、それを振り子に振ると
正しく振るよりも 必ず円弧は小さくなり
入射角度が激しく変わるので
 より色々な種類の浮力スピン量が生まてしまいます。
 スピン量の幅が広くなってしまうのです。

これでは ボールの移動距離が安定しません。
ですので 距離感も身に付きにくくなります。

ミスショットは兎も角、どのロフト作用で打つか確定しない方法は
ショットの本来の目的 横移動距離が把握し難いので
ゴルフの向上、コースの攻略にはとてもマイナスです。
010

ですので パターを上手くなって行くのは
ボールを弾いてあげ ボールの回転を増やしてあげる
ことではなく
打ちたい方向に ボールを押してあげること
そして それが可能な道具を使うこと
というのが一番簡単な上達方法
一番簡単なストロークの習得方法 だと思います。
 

2017年8月20日日曜日

ゴルフスイング◆インパクトロフト

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee



理想的なインパクトロフトとは…
言葉で言うと、入射角度
*ヘッドの入ってくる角度…旅客機が着陸してくる角度
その入射角度分(以上)、ロフトが立っていること ですけれど

スナップショット 6 (2013-06-22 0-33)

その角度を手首や肘、腕周り
で作ってはいけません。

良くも悪くもロフトを
一番大きく動かしてしまうのは
両肩~上半身のラインです。

ですから、ロフトに関して
インパクト、という動作中、動いている最中で
時間としては一瞬しかないような箇所を
ヘッドで形成しようとするのは難しすぎます。
(イメージは持っていいと思いますが)

どんなに手先でヘッドのロフトを立てていた としても
体の姿勢(胸のライン、肩のライン)が
このように傾いていたら
スナップショット 10 (2013-06-02 23-19)
ロフトは立ちませんし、
逆に手先で立てていたら、上に向かって
少ないロフトで打つことになるので
ボールに浮力がつかなくなってしまいます。
そこで悶絶クラブ…
ヘッドが市販の平均的なモノより50g以上重くて
シャフトが市販の平均的なモノより100cpmも
柔らかいものを折角使っているのですから
体の修行でなく、頭の体操、
筋力では無く、感覚で解決していきましょう。
スナップショット 17 (2013-06-03 19-49)

スイングには前傾姿勢と言う傾きが有るので
右を向いている時は右側の方が高くなります。
インパクトは体とボールの関係は
出来るだけ正面(元の状態)に近い辺りですから
インパクトまでは右向き(度合いは変化しますが)
…即ち 理想的には、インパクトまで
右の方が高く、左の方が低く となる訳です。

それをテクニックでは無く
クラブの重さとシャフトの柔らかさに
促されてしまうようにしてしまうのが、クラブ使いのポイント。

そう ボールを打ちながら
弾道や距離、ではなく、どんな風に重さが掛かっているか
感じてみることが大切です。

重さは当り前ですが、低い方へと行きたがります。
スナップショット 6 (2013-03-18 13-19)ダウンスイングでどちらの腕に
重さが掛かっていますか?
重さは必ず低い方の腕、低い方の肘に
掛かってきます。 この姿勢であれば左ですね。
左腕に重さが掛かれば、左サイドは低く「成り易く」なります
から、理想としている「インパクトまでは左が低い」というのを
維持しやすくなりますよね(*^^)v

スナップショット 3 (2013-03-18 13-18)ところが、このように右ひじに重さが
掛かってしまう状況では
必然的に右最後が下がり、左サイドが上がります
こうなってしまうと、クラブだけでなく
体の重さも右に残ってしまうことになるので
体重移動は勿論のこと、上に振る事になってしまう。。。

これでは「こする」か、「空へのドラコン」
ロフトが下手に立てられる人には浮力の足らないボールに…

2017年8月16日水曜日

ゴルフショット◇傾斜地からのショット

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee





あるプロアマ戦の最中、
某何とか機構の会長である御大がボソッと
「コースには平らなところは一か所しかないんだよな、
 でも、そこから打てねえんだよ。」
と言っていたのを思い出しますが、
コースの中の平らな場所っての言うのは
穏やかな時の「水面だけ」です。
でも忍者じゃあない限り、そこから打つのは確かに不可能…。

グリーン周りのような短い距離であれば
何とかなったりしますが、
100ヤードを超えるような
例えば フェアウェイウッドを打つような距離で
傾斜がほどほどある となると
ショットの難易度は高くなりますよね。

無理しない…のはそうなんですが
これをぐっと楽にする方法が実はある というか
多くの人が傾斜地を苦手にしてまうのは
確固たる理由があって、
そう振っている限り、そうクラブを扱っている限り
かなりの確率で傾斜地からは… になるのです。

どちらも…なのかもしれませんが
どちらかというと そこそこの長い距離を打つ場面では
左足上がりの方を
苦手としている人が多いように思えます。

まあ 最近の記事から想像がついている人も
いらっしゃると思うのですが、
クラブヘッドを振ってしまう とか
元々、ヘッドがグリップを追い抜く とか
そう考えている人にとっては 
傾斜地は得意ではなくなります。

IMG_0363
ゴルフスイングは イメージではありますが ↑この場面から
体を回して グリップを下のように動かしていくことによって
結果、ヘッドがボールをさらい…打っていくわけです。

001↓地面ところが多くの人は
インパクトまでに、もしくはインパクトに
ヘッドがグリップを追い越す と「信じています」
それを売りにしてレッスンしている人も
少なくないですよね…。
信じる ってことは決して悪いことではありませんが、
問題を解決させたいと望むのなら
一度は自分の頭で考えてみて下さい。
002このようにクラブを扱うとすると
見ての通り、グリップの移動は抑制しないと
ヘッドはグリップに追いつきません。
グリップを止めるのには
その移動の源である 体の回転も抑制しないと
いけなくなります。
双方ともに 黒いシャフトのクラブがインパクト付近です。
二つの写真はグリップエンドの高さ
左右位置もも随分違いますよね。

これ 左足上がりでやったら
どうなりそうですか?

グリップを止めてしまう打撃法では
傾斜の倍以上に 傾斜を作ってしまいそうですよね。

しかも クラブを反転させるために
よりボールから上下方向に離れながら打たなくては
いけなくなりますから
難易度は相当高いと思いますね。

逆に 左足下がりだと
このグリップの位置が少し緩和されるので
少々マシな感じになるのだと思います。

コースでは緩さやきつさをひっくるめて
平らなところから打つことは殆どないのですから、
上を向きながら、体を開いて打つことになる
ヘッドがグリップを追い越す という妄想から
いち早く離脱することをお勧めします。

その打撃イメージ(概念)が
ダフリながら打っても何とかなる練習場のマットと
殆どが緩くても傾斜がありダフリが誤魔化しにくい
現場との差をいつまでたっても縮めないのです。
 

2017年8月15日火曜日

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee


もう既に30年近くお店を構え、
多岐に渡りゴルフに接してきた経験からして
一般的なゴルファーの使っているクラブや
一般的なゴルファーの目指しているスイングでは
よく耳にする言葉、...
「クラブを替えても一緒」
「ゴルフは腕だ」
という事はその通りだと思います。

クラブで言えば
ごくごく普通のおじさんゴルファーが
シャフトには『SR』って書いてあったとしても
そのおじさんゴルファーにとっては
ダブルエックスのような がちがちの硬いシャフトを使い、
その硬いシャフトに対して
はりぼての紙で出来たような軽さのヘッドを使っていて、
それと似たようなクラブを打ち比べてみても、
クラブを替えてみても、
がちがちの硬いシャフトと紙のような軽いヘッドを
乗り越えるだけの違いなんてある訳ない。
シャフトには「硬さ」という種類があるのだから
自分の体力に応じたものを選び
そのシャフトの「柔らかさ」を使って
 しなるモノをしならせないように使わないと
 ゴルフクラブの機能は出てこない  のに
その全く反対の
 しならないものをしならせて使って
 クラブの機種による違いなんて出てくる訳もない。
 ましてや しならないものをしならせて使おう とするなら
 始めっから「しなるモノ」を上手に使った方が
 使い方はシンプルになって行くでしょう。
 そもそも ゴルフクラブのメカニズムとして
 角度 というものが重要なことは分かるでしょ?!
 クラブの構造上、しならせる は ねじる という事です。
 クラブヘッドを見れば分かると思いますが、
 ねじって使う は 上下にしても、左右にしても
 非常に不確かな、不安定な弾道を生み出すことになります。
ヘッドの軽さにしても
多くの人はスイングの「型」「恰好」を追いかけてるけれど
そんなものは コースでは何も役に立たないし
その型や恰好の目安になる
感覚としてのクラブを感じにくい軽さやシャフトの硬さ では
スイングは「踊りの型」になるだけで
自分で修正する感覚も反復する感覚も生まれてこない。
クラブヘッドの重さ
長い棒の先に付いた重さを
遠心力にして、ボールを飛ばす なんて
あまりにも幼稚な、物理を無視した理論が横行するなんて
(作っている方、宣伝する方、打ってる方の過失が大きいけれど)
カルト宗教に陥るのもクラブ選定もミスから始まっている。
クラブヘッドの重さを遠心力で!
は そのクラブを遠くに投げる ということ以外には
当たり前ですが使えないのです。
手を返す
ヘッドをターンさせる
ヘッドがグリップを追い越す
という打ち方は 奇跡的な偶然を除けば
やればやるほど 回転が増え、弾道が高くなるだけの打ち方です。
そして それを距離にするためには
過度に自分の体に負担を掛け
煽って打たなければならなくなります。
そして その煽り打ちは
 地面から打たなければいけないショットをどんどん苦しめます。
スタートになっている、
手を返す
ヘッドをターンさせる
ヘッドがグリップを追い越す
という打ち方は
軽いヘッドと硬いシャフトのクラブであれば
そうせざるを得ない のです。
シンプルに使っては飛ばないからです。
どの道に逃げても 必ず問題が起こり、
とどのつまりは 体の負担、ケガ、故障、痛み が
伴なう打ち方をせざるを得ないのは
すべて ゴルフクラブ から始まるのです。

ゴルフショット■飛ばす&飛ばない

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee




 
 

ゴルフの魅力の一つに『飛距離』があります。

多くのゴルファーは
飛距離➡ヘッドスピードと直結してると思っていますが
それは間違いです。

色々な条件がイコールであるのなら
それはヘッドスピード次第となりますが
多くの人はヘッドスピード自体を出すためのヘッドスピード
飛距離を出すためのヘッドスピードになっていません。

そして重要なことは
飛距離を目指したクラブの使い方は
同時、安定性、方向性も両立しやすい
ということなのです。








この二つのクラブの使い方を見て下さい
左側は多くの人がイメージしている
支点のあるクラブ使い
右はヘッドとグリップの移動の量が等しい(似ている)
クラブの使い方です。

同じような始発点からスタートしても
ヘッドを回す方のクラブの扱い方は
グリップに比べて 極端に  …1/4円×長さ×3.14
ヘッドの方が多く動いています。
これを作り出すのには
ヘッドの進行方向と反対にグリップを動かす作用があるので
ヘッドを移動させている量(労力)なりに
ヘッドの移動速度は稼げません。

✴ショットをする時に忘れてはいけないのは当たり前ですが
ボールを打つことです
ボールを打つ 飛ばす 移動させる というのは
質量との対決です。
より遠くへ飛ばすには より重い力が掛かりますし
早くヘッドを動かせば、インパクト時の衝突質量は高くなります。
グリップを止めてヘッドだけを動かす方法だと
クラブヘッドだけが進行方向に進んでいて
クラブ全体は進行方向に進んでいません。
故に クラブや腕などの慣性力が低く
インパクト時に受ける重さの『逃げ』が出来てしまいます。
右のクラブの扱いだと
クラブ全体が進行方向に進んでおり
それは同時に腕という質量も伴ないますから
インパクト時の質量に対し慣性力が強いので
質量負けし難くなります。



想像できると思いますが
ヘッドだけが大きく動く振り方だと
ロフトや向き、ヘッドの立体的な位置などが
ほんの少しの移動で大きく変わるので
それぞれが理想的なインパクトに収まるのは
非常にレアな確率になります。

クラブそのものの違いも乗っかってきます。
ヘッドを振るスイングをする人は
その行為がしやすいクラブ≒軽いヘッドを好みますから
それもインパクト時の慣性力の低下につながります。

クラブを下に振れば
その遠心力分、上に体を引いていないと
ボールよりもはるか手前をダフルことになりますから
ヘッド以外はいつも違う方向、
反対の方向に動いていることが少なくありません。


一方 クラブごとインパクトに入ってくる場合は
野球などでも言われる言葉ですが
体も含めて 動作がほぼ同じ方向に移動しているので
インパクトに体重が乗せやすくなります。

ヘッドを振るスイングは
冒頭で書いた通り
重さをどかす という事を忘れてしまい
ただ単にヘッドスピードを上げるためだけの
無意味な罠にはまってしまっているのです
 

2017年8月14日月曜日

ゴルフクラブ◆シャフト選び 『シャフトの硬さ』

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee


シャフトを選ぶ場合、
打ち手にとって硬いシャフトを選んでしまった場合
やれキックポイントだとか、トルクだとか
全くもって無意味です。


機種や対象によって硬さの基準は異なりますが、
2015年の時点で平均的なシャフトの硬さは
『Rシャフトで振動数240cpm位』ですね
平均的なゴルファーの多くは スタンダードである
 Rシャフトを選択しません。。。から
多くの人はこれよりも「硬い」シャフトを使っています。

ここからが本題ですが、
その240cpmなにがし と言うシャフトの硬さは
少々腕自慢の人の「自称ヘッドスピード」で42~45ms
にとっても 圧倒的に
『硬い』シャフトです。

この硬さを自称ヘッドスピード42~45msの人が
使うとなると、シャフトの個体差、性能は
全く出ることがなく
逆にシャフトが硬いので
シャフトをしならせる と言う行為が
シャフトの使い方になってしまう という
本末転倒なクラブの扱いを覚えるだけ になります。

ハミングバードの視点では
自称ヘッドスピード42~45msの人が
ちゃんとシャフトの性能を出せる硬さ
使いきれる硬さは 振動数で言うと
 190cpm以下です!

それよりも硬いシャフトでは
単なる棒状の物体として使うしかなく
本来、ヘッドの重さ~そしてその形状が
シャフトを通してグリップを、人間の動きを促進する、
手伝う、押す、動かす のがシャフトの役割なのですが、
しならないシャフトをしならせる というのが
シャフトの使い方になってしまうので
シャフトの使い方としては真逆な使い方が
身に付くことになります。

シャフトの使い方が真逆になれば
当然、ヘッドの使い方も分かりませんし
ヘッドの重さの使い方も覚えません。
意味は分からないかも知れませんが
ヘッドを動かさず、グリップを動かすためのモノが
本当のシャフトの役割ですが、
真逆な方法は グリップを基準にヘッドを動かす打撃です。
これでは ボールもつかまりませんし
ボールを上から打つことも、潰すことも出来ません。
ロフト角度はちゃんと使えず、いつも大きいロフトで
打つことになりますし、ヘッドを重量の使い方も
遠心力…なんて発想になって行きます。
グリップを基準にヘッドを振るスイングは
その逆にスイングに比べると 持続して同じ球を打つ
体力を源にせず飛ばすというのと真逆に位置しますから
シャフトの硬さの誤った選択があとあと大きな禍根を残します。

ゴルフを始めた初期の段階で
自分で使える硬さ…柔らかさのシャフトを
持っていれば、いつのまにか自然にヘッドの使い方も
シャフトの使い方もクラブから学べていくものです。

2017年8月13日日曜日

フェアウェイウッドの苦手の解消~体の回転

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee



フェアウェイウッドが苦手…とも共通する話なのだが
クラブを体の回転で動かす という意識が
今のゴルファーにはとても希薄と感じる。
004

体の回転はクラブを動かすキッカケ
腕を振るためのキッカケ としているようで
体の回転でダイレクトにグリップを動かす観念は
殆どないような気がする。

例えば
クラブ(ヘッド)を上から入れる と
クラブ(ヘッド)をインサイドから入れる は
話のテーマが異なっているだけで
元々は全く同じ意味を指す言葉。
f2350aac

スイングの基本機能、基本機構として
スタート時(アドレス時)に前傾姿勢があって
それに体の回転が重なる。
それによって
右を向けば 右側のモノの方が左側より高く
左を向けば 左側のモノの方が右側より高くなる。

ダウンスイング~インパクトの期間は
概ね 右向き~正面向きの期間であるから
インサイドからクラブ(ヘッド)が入ってくる訳で
右向き~正面向きの期間であるから
進行方向の左側が低くなっているから
クラブ(ヘッド)が入ってくる。

スナップショット 4 (2013-06-22 2-38)

➡これが クラブがインサイドから、
上から入ってくるメカニズムであって
このメカニズムはダイレクトに体の動作によって作られるモノ‼
それを手先で作るものではない。

フェアウェイウッドであれば
その形状 奥行きのある形状が地面に干渉して
上手く打てないというのは
そのまま 体の回転でクラブを動かしていないことを指す。
体の回転でクラブを動かしていれば
多少のズレやブレがあったとしても
右向き~正面 であれば
進行方向である左サイドは低いので
「地面」に対してはロフトの立った状態で
ボール付近までやってくる筈。
ロフトが寝た状態というのは
明らかに左サイドが高く、右サイドが低くなってから
インパクトに入ってくるとか
クラブが動き始めることを指している。
t02200278_0327041312030346860

 
ここの部分に気付かずに
ただ手先でその動かし方を変えようとしても
手先では 軌道のインもアウトも
ヘッド姿勢のロフトも立ちも寝も
いくらでも作る出せるが
その双方の両立は不可能だから
ロフトを立てようとすると外から入って来てしまうし
インから入れよるとするとロフトは寝てしまう。


その根本的なクラブの移動を
体の回転で行うか、手先で行うか
というところを始めから考えてみるべきだと思う。

2017年8月6日日曜日

◆重要◆ゴルフスイングの悩みの元凶はこれ?

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/
☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee




もしかしたら 悪スイングの元凶…かも…。


非常に素朴な疑問…しかし重要な話題なんだけれど、
多くのゴルファーはスイング・動作中
飛ばす・打つ『方向』を意識しているかな?
IMG_0514



自分の動作によって
直接的に打つ方向に打とうとしてるのかな?
d11be403-s

 
 

...
ゴルフクラブはウッドであってもアイアンであっても
ロフト角度とライ角度の関係があり
平行とか、垂直というものが存在しない。
2388c2a5


例え アイアンのリーディングエッジが飛ぶ方向に垂直
スクエアな状態にあっても ライ角度とロフト角度の複合によって
フェースは飛ばしたい方向を向いていないし
あまりに立体の複雑な要素が混合しており
意識してもあまり意味はない。

またショットには必ずボールの回転が入り
縦回転だけでなく、そこに横の回転が混じり、
確率的にその回転数をゼロにするのはほぼ不可能。
つまり アドレスに対しての平行 飛球線
これに対して 何らかのアクション
動作として飛球線を意識したアクションをしても
それは飛ぶ方向を作り出す行為にはならない。


意味わからない かも知れないけれど、
スイング、ショットにとっての打つ方向、飛ばす方向は
既にアドレスの向きで構築 されており
一旦 動作に入ったら ボールを打つ方向は意識しない。
IMG_0480IMG_0479









逆に意識してはいけないんだ!

動作に入ってから
打つ方向を意識したら
アドレスの向きの意味が
無くなってしまう。


00beb5cb

車の運転でカーブを曲がる時
必ず スリップアングルが存在する。
車や必ずタイヤの向いた方向よりも外め外めにずれながら
スリップしながらカーブを曲がる。

その度合いや量は、
車の速度や路面状況、カーブの半径などによって異なる。
それを練習や体験によって覚えて行くもの。

練習や体験によって
アドレスの向きに対し 一番確率よくその方向に飛ばす
タイミングや方法論を掴んでいくのであって
その都度、その都度 打つ方向を意識するものではない。


それを意識した瞬間に
体がボールと正対して から ボールを打つことになり
結果として 外から振ることになる。
動作の中に 打つ方向を意識するから
回転することが出来なくなり、
手でそのラインをなぞる、
手を使ってヘッドで飛球線をなぞるようになるんじゃないか?


意味が分かるといいんだけどなぁ…



最近のプロを見ていると
トッププロであっても
アドレスの向きやアドレス姿勢がおかしい…。
右を向いて ひっかいて打っているプロも少なくないし、
体の姿勢が部分によって 向いているところがバラバラの
打ち出す方向が読み取れないプロが多過ぎる。
体の回転というのを
殆どのプロがせず、
体に悪い、故障をし易い体の捩じり ばかりを
取り入れているのは 飛球線を動作で作ってるんじゃないか?

もしかすると プロたちも初歩的に
ボール飛ばす方向を動作によって
作り出しているのかも知れないと思う今日この頃です。