2019年4月30日火曜日

脇は守るけど、腋は締めません

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千人これも何度も書きましたが
 は簡単には端っこのことで
ゴルフのスイングの中での話では
体側 の事を指します。
『脇に寄って』と言われれば
道路の端に移動したり するでしょ?



ところが 多くの人は
 を脇と勘違いしており
屁理屈で言えば、腋の下 は 脇「の」下で
脇そのものではないのです。

4bcbe6f4例えば 
このようなテークアウェイを取ってしまうと
右の腋の下は締まっていますが
左の脇はがら空きです
腕は本来 体の脇の部分に位置している訳で
脇が空く ということは
その位置がずれた、違う場所に言った
という事を指しています。

この左腕と左体側(左脇)の関係を作るには
左腕が体から離れた上で
回内する動作
(手の甲が上を向いていく)
(握手の状態から親指が中に入る回転)
主になっています。


回内 手の甲を空に向ける
回外 手の甲を地面に向ける

この二つの動きは
体を止めないと出来ない動きです。
IMG_0629

特にテークバック時には
ゴルフクラブのヘッドの構造上
握っているシャフトよりも
クラブヘッドの重さは右にあるため
用意に回内出来てしまいますが、
それが体の回転 右向きを奪い取ってしまいます。

多くの方は 体の回転は『背中の張り』と思っていますが、
正しくは 軸足   …この場合は右足
『右足股関節周りの張り』です。

スナップショット 1 (2016-11-26 15-46)テークバック時 左腕を回内してしまうと
体の回転を取ってしまうばかりか
左腕という弱い腕が大きく右にズレてしまいますから
行きはよいよい
帰りは怖い になってしまいます。

行きはクラブヘッドの重さの位置関係で楽出来ますが
帰りは倍々になった重さを インパクト直前に回外しなくては
イケなくなり その行為が体の回転も止め
体を起こす(圧力が上に逃げるので)行為になり
良いことは全くありません。(故障の原因)
bb-20110511-004-ns300

両腕と体との関係は
体の体側を挟んで 手と肘がある
手が体の中・肘が体の外
で 体側をガードするような
そんな関係をイメージしておくと良いのではないかと思います。

2019年4月29日月曜日

スイングを教えてくれるのはゴルフクラブです

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どのようにクラブを扱うか? は
どんなクラブを扱うか、に大きく左右されます。
 
IMG_0001


ある程度、正しく扱う と言う前提の上では
重いヘッド、柔らかいシャフトのクラブは
自分の握っている棒、その延長でボールを打てば
大丈夫です。
重量が一直線上に揃う特性が利用できます。
ウッドやアイアンなど 重心位置の違いに関係なく
握っている棒で打ってしまえば済みます。


ところが
軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブでは
どう振っても 棒・シャフトの延長線上に打点は来ないですし、
『ヘッドを返す』打ち方では
より そのギャップは大きく使うことになります。

ヘッドの打点・重心位置のずれは
常時、意識しておかなくてはなりません。
やや長めの重心距離は 4㌢強…
 だいたいボールと似たような長さ・ズレです。

重い/柔らかいクラブで打つ
シャフト(棒)とボールの関係から比べるとボール一個分
棒で打つ と言うコトから比較すると
 ボール自体は「意図的に空振り」しなくてはなりません。

しかも、機種や番手によるその違いもあります。


ここまででも大きな違いがあります。

 
008


上手く打てた・上手く打てなかった
と言った場合の繰り返し、もしくは修正するのに
✊棒で直にボールと打てるのと
✊棒から4㌢ズレたところでボールを打つ
では修正の方法、難易度が大きく異なります。

棒(の延長線上)で直にボールを打てるクラブの修正は
単に グリップの移動の軌跡、移動を変えれば済みます。
繰り返すのであれば グリップの移動の仕方を
良く感じ取れば良いのです。

棒から4㌢ずれたところで打つ場合、
4㌢ズレたところにあるのは重量です。
なので その場所を修整すると 棒そのもの、グリップや
体の姿勢にも意図しない影響・重さが加わり、
修整→影響→調整 が繰り返され、
それに番手や機種による違いが絡みますので、
二度と同じ状況が生まれません。
修整しているのに その修正がミイラ取りがミイラに
のように永遠に続くことになるのです。

それが一般的なゴルフスイングの練習 なのでしょう。


 
005


重いヘッドであれば
 それをより重くならないよう、
 重く感じないよう使っていくでしょうし
軽いヘッドであれば
 それを重く感じられるように、
 素早く動かせるように使うでしょう。

柔らかい/しなるシャフト であれば
 シャフトをしならせないで使うようになるでしょうし、
硬いシャフトであれば
 シャフトをしならせて使うようになります。
 シャフトをしならせた場合、一方通行と言う訳には行かず
 元に戻さないといけませんから、覚えることはかなり増えます。

柔らかいシャフトでは
 いかにそのシャフトの機能を使って
 『グリップ』を動かすか、考えるようになり
硬いシャフトでは
 如何に『ヘッド』を動かすか、考えるようになりますから
多くの部分は「真逆」な関係と言えるかも…です。

良くも悪くも スイングを教えてくれるのは
 ゴルフクラブ だけ… かなとも思います。

2019年4月28日日曜日

スピンが効かない…

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『アプローチでスピンが効かない』
と言うセリフをよく耳にします。


これ 典型的な「つかまえる」を誤った例で
その間違っているコトが より一層
「スピンを効かなくさせています」



言葉…で表現するので分かり難い かも知れませんが、
ご了承下さい。


sample 2009_09_29_23_49_15-1481フレームショット

✋ゴルフのショットにおいて
ボールのスピンが効くか 効かないか は
●単純に ほどほどのスピンが
 ボールの着弾時に残っているか、どうか

●ボールの着弾時のスピードや着弾する接地角度に対し
 適切なスピンの量が残っているか
 です。

どちらにしても 着地、着弾する時にスピンがあるか どうか で
スピンの数、最大回転数とはあまり関係がありません。
着弾時に スピンが残っているか どうか です。


ウエッヂショットなどで ボールを高くしたり
スピンの総数を増やすには
 〇ヘッドをより緩い入射角度で入れるか
 〇ロフトを開いて 大きいロフトで打つか
 〇より速いスピードで打つか

のいずれかになります。

ショットと言うのは 打つチカラ 👉ヘッドスピードとヘッド重量の掛け算
を固定値とすると、必ず ボールの速度、回転、打ち出し角度 に
分散し、どの状態で打っても ある意味 その総和は固定値通りです。
よって 何かが増えれば 必ず何かが減るので
ボールの回転数が増えれば スピードが落ちるか、打ち出し角度が減ります。


高く上がった球は 実際の移動距離は短いですが
ボールの立体的な道のりは長いのです。
ボールの回転は永遠ではなく、いずれ どこかで尽きてしまいます。

道のりの長いものは 高いか、スピンが多いか になり易いので
よほどのボールスピードが無いと 着弾時までスピンは維持できません。
sample 2009_09_29_23_01_02-1364フレームショット

スピンを増やそうとして ロフトを開けば
ボールは高く、ボールの回転は増えますが ボールの速度は遅くなり、
にもかかわらず ある段階までは高く、高く、上がりますので
ボールは浮遊中に回転を失い、着弾時 スピンは殆ど残っていません。

その行く末には よりフェースを開くと どこかの時点で
ボールが上がらなくなり、低い打ち出しになります。
これは ボールスピードを失い過ぎて、浮遊力を失ったからです。
こうなると ボールの浮遊距離、道のりは減りますから
着弾時に スピンが残っている可能性は高くはなるのですが、
ご多分に漏れず ロフトを寝かし、開いたロフトでボールを打つのには
大きなスイング、速いスイングが不可欠ですので
アプローチとしての危険度は最大になってしまいます。


練習場では結果が分かり難いので
試している人は少ないかも知れませんが、
フルショットではなく 中途のショット 30.40~60などの距離は
自分のショットの破壊力 👉スピードとヘッド重量の掛け算
そして 自分のショットの癖、ロフトの作り方とヘッドの入射角度
によって サンドウエッヂではなく ピッチングウエッヂであったり
時には9番アイアン であったりした方が
着弾時にスピンが残っている可能性があり
スピンが効く可能性があったりするのです。
ロフトを立てる傾向の強い人には 大きなロフトのクラブでも
スピンを効かせられる素養がありますが、
ロフトを寝かせ気味にする人によっては、やや小さめのクラブの方が
スピンを効かせられる可能性があるのです。
sample 2009_09_29_23_49_15-964フレームショット

とは言っても 9番アイアンではそこでびったり止まる訳ではないので
コースのアプローチ練習場や現場で ある程度試せない日本の
ゴルファーは杓子定規に ウエッヂの一本やりになってしまったりするのです。

2019年4月27日土曜日

フェースターンの呪縛

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全員・・・には当てはまらないかも知れませんが、
おそらく 大半、半数以上のゴルファーにとっての
スイングの問題、ショットの問題は
完全にまちがった「つかまえ方」が元になっていると思います。

要するに 正規の「つかまえ方」を覚えるコト
が スイングの改良そのもの なのだと思います。

ここの部分が 無意識化でクラブをどう扱うか
それに応じて からだをどう動かすか を左右してしまうので
そこが改善されない限り、部分部分の動き方などを変えても
一向に役に立たず、すぐに元の動きに舞い戻ると思います。

なにせ ゴルフに関係なければ
肩を動かすコトを からだ!だと信じている人はいない訳で
準備体操やストレッチなどの体を捻る動作は
肩を動かすコトによって からだを捻っている のですから。
こと ゴルフに関しては
その間違ったボールのつかまえ
「開いたフェースを閉じて ボールをとらえる」 がある限り
どんなことをやっても無駄だと思います。

よく弊社のことを 新興宗教 と言われることが有りますが
その「フェースターン教」の方がよほど恐ろしい宗教に感じます。
日本中の なん十万人、なん百万人だって 
 信じて疑わず、何の後利益もなく、
からだを痛めてしまったり、
ゴルフそのものが上手く行かない呪いが解けないのですから…すごいものです。
まあ そこに答えがないので 信じている限り呪いは解けません。

2019年4月26日金曜日

軽いゴルフクラブは振らなくてはいけないクラブです

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運動性能に自信のない、体力のない、運動不足
などなど 色々ありますが、
女性も含めて、そう言った理由で
「軽いゴルフクラブ」を選ぶのは致命傷になります。

 
スナップショット 3 (2015-04-06 2-08)


シャフトの軽いのは問題ありません。
例えば ドライバーのシャフト…であれば
1m10センチ前後の長さがあります。

40gのシャフトであっても、70gのシャフトであっても
全体での差があっても 各10せんち単位では
2~3gの差しかありません。
軽いシャフトの方が剛性の高い繊維を使っている可能性も高く
シャフトの重量は軽くても、重くてもOKです


逆にその同じ理論で
重いシャフトの方がスイングが安定する …なんてのは
ある意味、ウソともホントとも言えるんですが、
言葉悪く言えば クラブに頼らず、クラブの機能を無視し、
自分の動きでスイングをする方 が使うのですから…。



問題なのは 軽いヘッドのクラブ です。
女性や力のない方が
「振り易い」からという理由で
選ぶケースがとても多いと思うのですが、

振り易いクラブ というのは
 「振らなくてはならないクラブ」
というコトを忘れないでください。


軽いヘッドのクラブは
打撃部分のヘッドが当然軽い為
絶対的なスピードが必要です。

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ドライバーで ヘッド重量が15g軽い と
ヘッドスピード3m/s分 破壊力が減ります。
かと言って 15gヘッドが軽くなっても
 正直 ヘッドスピードなんてほぼ全く変わりません!
ヘッドが軽いですから ヘッドスピードを上げないと
破壊力が無いのですが、
残念ですが、ヘッドが軽くなっても
ヘッドスピードがそれを補う分
速くなることは絶対にありえません。

正直…最近のクラブで
 バンカーショットをさせられる女性には
 同情…というか、同業者として罪の意識が拭えません。
 出なくて当たり前、上手く行かなくて当然のクラブです。

 
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それと長い時間と言う意味では
軽いクラブを使えば、出来るだけ速く振るスイングを
覚えて行くのですが、
速くクラブを振りまわす というコトは同時に、
その速く振り回すクラブを「握っていられる握力」

絶対必要になるのです。

スイング中、クラブを離さないようにする握力は
速くクラブを動かす、速くシャフトを振る と言う行為と
相反する、全く反対の行為で
「握る」イコール「止める」ですから
自分の握力が ヘッドスピードの限界を決めることになります。

003


では ヘッドの重いクラブはどうなのか
というと ヘッドの重いクラブは
クラブを振り回さなくても飛ばす方法を学びます。
ですので、握力イコール運動の速度 という
ゴルフスイングを学びませんから
加齢や体力低下による飛距離の落ちは少なく済むのです。

2019年4月25日木曜日

ゴルフスイングの処方箋

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ショットに悩み、飛距離に悩み、スイングに悩んだ時、
注意しなくてはいけない点があります。

具体例で言うと、

✋体が開いてしまう
✋煽り打ち/すくい打ちになってしまう
✋右サイドが下がってします
✋体が突っ込んでしまう

という よくある悩みがあります。

この動作は根本的には
実は『合っていて』(正しくて)
実は『間違っています

なので その行為そのものは!治してはイケマセン!

 
スナップショット 4 (2017-06-28 19-07)


何が『合っている』か というと
スイングは体の向きを変える運動の
その過程の中でボールを打ちます。
よって 必ずいずれ 体は開く☞左を向きます
そして スイングには前傾姿勢があるので、
左を向けば、右サイドは低く、左サイドは高くなりますから
最後は上に向かって振るような時が来ます。
その状態では 右サイドは下がってしまっていますし、
右サイドはボールに近づいてしまっています。

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行為、動作そのものとしては
どこも間違っていません。正しい動きです。


何が『間違っている』か、というと
単に 打ち遅れている~時機を逸している に
過ぎないのです。


体は開いていいんです。
ただし 開く前に打ってしまえばいいのです。
左サイドは上がります。右サイドは下がります。
ただし そうなる前に打ってしまえばいいのです。
俗に言う「突っ込み」、それもいずれ訪れますが
そうなる前に打ってしまえば良いだけのことです。

snap-lock_Moment

行為、行い、動作としては『正しくて』
単に時期だけが『間違っている』のが問題なのに、
その行為、行い、動作を制限してはいけないのです。
より一層問題が複雑化するだけです。


スイングはタイミングの生き物とも呼ばれますが、
スイングを修正、改良していくのは
動作を治すことではアリマセン。
動作手順を変えていくことです。
どう動かすか❓ ではなく、 いつ動かすか❓
の方が圧倒的に重要です。

👉どう動かすか は
 いつによってあまりに大きく異なります。
 体が開く前に打つことを理想としているとして、
 体が開いてから「誤魔化してボールを打つ」
 その技術を身に着けても、根本的に違いますし、
 その複雑な技術は後々の修正の邪魔にさえなります。


つまり スイングを改良し、違うモノにする ということは
自分の今までの手順~タイミングを違うモノにすること
というコトになります。

タイミングやリズム、手順は今まで通りなのに
スイングのメカニズムを変えるのは不可能なのです。

2019年4月23日火曜日

『ゴルフクラブのフィッティング』 クラブからの影響

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ショットやスイングの悩みは
あるクラブセットの中に、一本違ったものを
入れた時に起こり易くなります。



まあ よくあるパターンでは
アプローチが上手く行かないから
ウエッヂだけを入れたとします。
おそらく ウエッヂだけを変える場合、
多くはバンスの少ないウエッヂを買います。
ロフトを寝かして、開いて打ってスピンをかける
なんていう事を考えたりしますから
単品では そのウエッヂは功を奏すると思います。
思いますが、ロフトを寝かして開いて打つ感覚は
他のショットに当然影響を与えるでしょう。
それによって ドライバーが飛ばなくなって来たりします。
まさか!の展開ですから、理由は見えないでしょう。

IMG_0630
それと同じパターンでユーティリティがあります。
シンプルに、フェアウェイウッドとアイアンの距離の隙間
それを埋めるだけであればいいですが、
フェアウェイウッドが上手く行かない、好きになれないから
という理由でユーティリティを加える場合、
そのフェアウェイウッドが打てない原因は
ロフトを寝かすとか、体が上を向くから
フェアウェイウッドの構造のソールの奥行きが邪魔になるから
打てないのを その部分が地面に干渉し難い
ユーティリティの構造で『誤魔化す』ことは
同じように ほかのショットに影響を与えます。




フィッティングだけではありませんが、

IMG_0624

ゴルフは人間がします。
機械・ロボット・マシンではありません。
必ず、なにがしかの影響をクラブから受けます。

ヘッドだけでなく、シャフトに関しても
そのデータの主なものはマシンによるものです。



新しいクラブであれば
他のモノよりも、もしくは今までのモノよりも
ヘッドが軽いかも知れません。
シャフトが硬いかも知れません。
ライ角度がフラットかも知れません。
今までと違うから買い替えたり、買い足したのです。

性能というのは、特性でもあり、癖でもあります。
その特性、違いという条件の変化の中で
人間はそれを利用するために変化を加えます。
どんな形であれ クラブが変われば必ず打ち手は変化します。

アドレスを変えたり、グリップを変えたり、
ボールの置き位置を変えたり、タイミングを変えたり、
その変わった条件の中で最適な結果を出す為
必ず変化を加えます。
それが『新しいもの』であれば一生懸命使えるよう
努力しますから余計です。

自分のスイングやタイミングなどは
今まで持っていたクラブを活かすための集大成です。
それにアレンジを加えれば
今までのクラブとの相性は悪くなります。

IMG_0622

人間は必ずゴルフクラブからなにがしかの影響を受けます。
それは間違いありません。



ですので それを無視して 無理やりねじ伏せてしまうか、
逆にその変化、影響を利用してしまうか
クラブを替える時にあらかじめ考えておいた方が良いと思います。

2019年4月22日月曜日

シャフトとグリップ

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細いグリップを好む理由 と
硬いシャフトを好む理由・・・・
なんだか 私にはよく分からないですが、
グリップを見る限り
硬いシャフトはより握力が必要で
より複雑な行程が必要になる と断言できます。

ところが、距離が変わる訳でもなく
場合によっては伸びるケースも少なくないのに
シャフトが柔らかくなってくると
と、同時にヘッドも重たくなってきているのに
グリップの痛みはかなりはっきりと軽減されます。



不思議なのはグリップ(シャフト)には
テーパーが付いており、お尻…後端に向けて
緩やかに太くなっています。
シンプルに遠心力に逆らう のであれば
エンド部分が痛みそうなものですが、
左手の親指付近が支点になるような
何か特殊な摩擦が必要になる
 ということです。

エンド部に比べると細くなっていますから
接触面積が足らず、より強くチカラが必要
ということでもあります。


左手の親指の部分が痛む ということは
そこに特別な「摩擦」があるという事で
スイング中にそこが動いている、もしくは握り直し
があるということですから
硬いシャフトを しならせて しなりもどす
シャフトをしならせる ということは
グリップ部とヘッド部の移動量が大きく異なる
という意味ですから
先端に重さの付いたヘッド部をグリップ部よりも多く動かせば
それだけ強く握っていないと
クラブは放り出てしまいます。

 
IMG_0819
 

スイングに至っては
シャフトの硬さが落ちてくると
ハッキリと アマチュアゴルファーの悩みの一つ
「オーバースイング」は減少、消滅していきます。



以前も書きましたが、
某女子プロのあのスイングは
幼少の頃に お父さんの使わなくなったクラブ
(使わなくなった…という時点でキツイのですが)
それを身長に合わせて 切られた
めちゃ堅い、めちゃヘッドの軽い クラブによって
作り出されたスイングです。

ハミングバードでは 20数年の歳月で
ドライバーシャフトの硬さ~振動数では
240cpm 位から始まり
220 ➟ 200 ➟ 180 ➟ 160
4年サイクル位でこの位落ちてきています。

それに伴い グリップの痛み
数年使っても 痛みのあまり見られない状態に
どんどんとなってきており
それは確信になってきました。

左手の親指の部分の痛みは
ハッキリと硬いシャフトを使っている というか
使う人にとって「オーバースペック」な硬さを使っている
証なのだと思います。


そんな数をやっていると
グリップの痛みとシャフトの硬さには相関関係が
あることに気付いてきます。

 
IMG_0772
   
そうですね…、数えたことはありませんが
おそらく 数十万本のグリップを交換、装着した
と思います。

 

2019年4月21日日曜日

ボールをつかまえるのにヘッドスピードは『5msあれば十分』

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単に ボールをつかまえるだけ・・・ ならば
ヘッドスピードは要らない、ゼロでは打てませんから
5msもあれば十分です

ヘッドを動かすのに、その動かす速度、動かす量分
グリップを動かすのが 基本中の基本ですが、
分かり易く言うため ヘッドを動かす と書きますが、
動かすヘッドの量も 10センチもあれば十分、
5センチであってもつかまえられます。

量も速度も全く要らないのです。

IMG_0526

そして これも多くのゴルファーの勘違い ですが、
一番つかまえやすいクラブはドライバーです。

だって ロフト一番キツイですモン。

ドライバーが捕まり難く感じるのは
クラブが長く、それによって作り出される円弧が緩くなり
アドレスも起きたモノになるため
上から と言う行為がはっきり行えない感じがする から であって
ロフトの立ったモノは 放っておけば 一番つかまります。

ですので ロフトの立ったドライバーは
元々立ったそのロフトのお陰で
他のクラブに比べ、ハンドファーストが「殆ど」要らないのです。



逆に言えば 一番つかまえ辛い、つかまえきれないクラブが
ウエッヂ・・・サンドウエッヂです。
サンドウエッヂを そのロフトなりのつかまえ にするには
きっちりした ハンドファーストが無いと
フェースがボールを上から見て、打面が上から入ってきません。
まあ それがロフトの距離に対する役割ですから
仕方ないんですけどね・・・。


さて この記事の内容によって
もしかしたら 劇的に意識が変えられる人がいるかも。。。なので
書きますが、 この「つかまえの間違い」がクラブにも及ぼします。
逆に クラブからその「つかまえの間違い」が生まれる場合も少なくないでしょう。



よくつかまえるのが苦手が人が
 「ヘッドが遅れる」
そのヘッドの遅れが「つかまらない」・・・ボールが逃げる
 と解釈している節があります。

   ✊顔を洗って出直してきなさい、と言いたいです。



ヘッドは重量物で、
クラブは打ち手の動作でグリップが動かされた分だけ動きます。
ヘッドはその重さの分だけ
動きは緩慢に、留まろうとします。
そして シャフトには柔らかさがありますから、
つかまえるコトを フェースとボールの縦の関係・・・
「フェースがボールを上から見て進入してくるモノ」を理解している人にとって
しゃふとのしなりとヘッドの重さによって作られる
俗に言う ヘッドの遅れはロフトの立ち になります。
ですから その遅れは放っておいた方が つかまえやすい 訳 です。

ところが ヘッドの返し、開いたヘッドが閉じることによる横の関係、
ヘッドの回転でつかまえようとしている人にとって
ヘッドの遅れは 「より一層のヘッドの開き
そして シャフトがしなり ヘッドがより重くなることによる「ヘッドの返し辛さ」 
になりますから
それをするためには しならない「シャフトの硬さ」、
ヘッドの返し易い「ヘッドの重さ」「重心距離の短さ」
そして 総じて大きなロフトになり易く 高さやスピン過多を防ぐための
「かっちょいい立ったロフト(ドライバー)」が欲しくなります。
アイアンのストロングロフト化もそこに発端があります。

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たった一つの
「つかまえるコトをどう捉えているか」と言うボタンの掛け違いが
ほぼ ゴルフショット、ゴルフスイングの全てにかかわっているのです。
これは 球数で技術を習得するとか、反復練習に補う を
遥かに超えている代物 なのだと分かるでしょうか?

2019年4月20日土曜日

ゴルフクラブの長さは「ロフトの一部」です

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これももう根付いてしまってるんでしょうね…。


ゴルフクラブの長さは
一般的には
その長さによってヘッドスピードが高くなる
それが直接的に距離に影響するもので、
それによって距離が変わる
と信じられています。

スナップショット 1 (2017-05-16 22-34)



全部がウソ という訳ではないですが、
まず 距離は 長さによるヘッドスピードで決まる のではなく

破壊力(重さ×速度)が決まっている限り
   ロフトによって決まるのです。

そのロフトを効率よく距離に転換する方策の一つ として
長さがあって、距離を作る破壊力という意味では
長さが変わって、例えヘッドスピードが変わっても
長さ分ヘッド重量が軽減されているので、破壊力そのものは
ドライバーもウエッヂも大きな差はありません。


ロフトが立っているモノほど
ボールの距離につながり易い
 ➡ エネルギーがボールの速度に転化されやすい
 のは確かです…が…
あまりにロフトが立ちすぎていると
逆に 浮力が得られず、飛距離にならなくなったりするので
長さと兼ね合いさせ、そのロフトであっても
チャンと飛ぶように
 打ち出し角度と回転の折り合いをつけているのです。


よって長尺とは、その長さによって
 立ったロフトが使えるようになる ということに
メリットがあるので、その長さの使い方の意味を
失ってしまうと 単に使い辛いモノになるだけ です。



そのクラブの長さは
前傾姿勢による傾きを決め
ヘッドの入ってくる角度を決めるとともに
長さによる半径の違いによって
左右方向の円弧の具合を司っているのです。


スナップショット 6 (2017-06-28 19-07)スナップショット 4 (2017-06-28 19-07)スナップショット 3 (2017-06-28 19-07)







短いクラブのモノは 前傾姿勢が深いので円弧が立っており
長いクラブは 円弧がそれに比べ前傾姿勢が起きるので
理屈上は、長いクラブ程 インサイドから入って来易く…
上下のヘッドと高さ変化は緩やかな角度になりますが、
それに比べ円弧が寝るほど 左右の変化は激しくなる
という規則性が働くはずなのですが
多くの人は円弧をそのものを手で作っているので
その規則性は働かないのでしょう^^


当たり前ですが
短いクラブ程 急激な角度(上下)で入って来て
長いものほど 緩い角度で入ってきます。

同じクラブ(ロフト)で考えると分かり易いですが
急激に入ってくると 打ち出しは低くなり、スピンは多めで
ボールの出球は速くなります。
緩く入ってくるほど 打ち出しはそれに比べ高くなり易く
スピンは少な目、ボールの速度は遅めになります。
IMG_0684

よって 入ってくる軌道がある程度安定していないと
似た球筋、似た距離、似た弾道にはならない という事です。


打つ度、振る度、それが毎度毎度違うものになるような
振り方では 持っているクラブ(ロフト)の弾道が決まりません。

弾道や距離を決めうるロフト効果とは、スピードもありますが
 インパクトのヘッド姿勢と軌道(入射角度)
の二つであって、
そのヘッド軌道を決めるクラブの長さ
(前傾姿勢度合いを決める)
 重要なロフトの一部と考えることが出来るのです。



それは 左右の軌道も同じです。



スイングの軌道は本来
その人その人のモノではあっても
その長さによる前傾姿勢と
その長さそのもので決まるもので
上から入ってくることは
インサイドから入ってくることと
同じ行為によってもたらされます。


上から打つことは
前傾姿勢があって、右を向いている状態で
進行方向が低いことによって作り出すことで、
その行為は同時に 右向きから正面向きという
インサイドから入れるのと同じ事なのです。

 
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これを別々にして
入れる上下(入射)角度も毎回自分で造り
入れてくる左右の角度も毎回自分で作るとは
スイングを覚えているとか
その一致する確率を高めているのではなく
毎度毎度 新たなスイングを造りなおしている ことに
匹敵するのです。
部活レベルで練習するならいざ知らず
 絶対 と言ってよいほど 答えは出ません。



✋そのクラブの長さは前傾姿勢を作ります。 
←ここがポイント

✋その前傾姿勢が 上下左右…結果、斜めの円弧の土台です。

✋その円弧が基礎になって球筋が作られます。

✋ミスは仕方ないとしても 前傾姿勢(特に左股関節)を
 始めから失ってしまうようなクラブ扱いでは
 似たような距離、似たような高さ、似たような弾道を
 安定して打つことはとても難しくなるのです。





ここからは蛇足ですが、
総じて ヘッドスピードアップ=飛距離アップ と考え
ヘッドばかり振ってしまうゴルファーは
その行為によって ボールを上に打ち出すだけ になります。
体の回転でスイングの軌道を造らない限り、
振る速度を速くすればするほど、遠心力は強くなり、
その補正効果、打ち手がする補正効果として
体を開き、上を向きます。
ヘッドの通る道のりが長く、たくさん動かしているから
「振っている」実感が湧くだけで、実際の距離になりませんし、
体を痛める原因になります。