(ヘッド重量に制限の有る限り、のみ
一般的には マッスルバックはスチールシャフトに組まれるため
軽い #5で240g前後が上限になります)
マッスルバックは鉄の塊 ですので
その重量をどう落とすか、どこを削るか を意識します。
逆に、キャビティバックの場合は
アイアンとして 性能特性を出すためのモノ ですので
重心を考え、どこに肉付けするのか を意識します。

マッスルバックのアイアンは
鉄の塊ですので、大きさ、高さ、厚み どれをとっても
大きく、厚く、高くすることが出来ないが故に、
総じて 重心は意外にも低め です。
ただ 重心の深さは キャビティの平均値6mm前後に比べ
3mm以下(半分位)ですので
上がり易いとは言えませんが、それが故に
ストロングロフトになっていないものが殆ど です。
そういう意味で キャビティの方が上がり易いのか、
マッスルバックの方が上がり易いのか、一概には言えません。
その流れもあり、予算を抑えられる スチールシャフトが
アイアンシャフトの主流となりました。
それに伴い、30年前、40年前のデザインとあまり差のない
重心の短く、重心の浅い、マッスルバックが復活しました。
それが スイングの流れ にも影響を与え、
一時は 旧世代のモノ、するべきでないモノ であった
フェースローテーション、ヘッドターン が復活してきた
と言う経緯です。
ここで問題になるのが ドライバーとの相性 です。
マッスルバックに限りませんが、アイアンはスチールが主流です。
そして、ドライバーは「飛距離追及」の為、
ドライバーの平均的な重心距離は 40mm前後、
そのシャフトの硬さは SR で 230~240cp前後 です。
一方、マッスルバックの平均的な重心距離は 35mm前後
そのシャフトの硬さは SR で 300cpm前後、
ふたつの関係は 正直… 最悪です。
ヘッドの大きな(重心距離の長い)ドライバーには
アイアンに比べると かなり柔らかいシャフトが装着されていますから、
ヘッドを細かく動かさず 俗に言う ボディターンで
するコトを望まれる、そう使わないと苦労するスペックですが、
逆に シャフトの硬い 小振りなヘッド装着のマッスルバックアイアンは
フェースローテーションを強要されます。

コース、現場では それを交互交互に使うことになる訳で、
そして 共通して、アプローチで苦しむことになるのです。
そういう意味では ドライバー、アイアンのシャフトの硬さ を
出来るだけ揃える、似たような感じ…にした上で
(同じようなボールの位置で使えるか が目安になります)
(長さにもよりますが ドライバー +20cpm → アイアン)
似た感じで振り易い キャビティの方がベターだと思います。

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