2024年5月31日金曜日

【投稿】バンカーショット ボール位置が要?

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


、、、と言う訳で
2種類のウエッジを持ち、バンカーのある練習場で
ボールを打って 実験してみました。

バンカーの苦手克服もあって
私にはなじみ深い場所となっています。
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 *ヘッド重量  *シャフト硬さ
〇悶絶ウエッジ  370g/振動数158cpm
〇A社ウエッジ  推定300g/357cpm

 *店主:データはコチラで書き添えました


練習場のバンカーですので 砂は少な目で
水はけがあまり良くないのか 常時湿った状態です。


まずは 悶絶ウエッジ
この状態でも アウトする率は非常に高く、
コースでの結果を物語っています。

一方、悶絶ウエッジの前に使っていた機種、
バンカーやアプローチに最適と唄われたソールの
ちょっと変わった形状のウエッジ。
悶絶ウエッジで打ったその同じ感じで
打つと ボールが目の前のちょっとだけ盛り上がったあご
を越えるか、越えないかのような距離しか飛びません。
距離も高さも両方ともに半分。

悶絶ウエッジと同じ距離を打つには
かなり大きく、速く振らないといけません。
店長さんの言う通り、余り足場の良くないバンカーで
より大きく、より速く振らなければならないと
当然のように失敗度、危険度は上がります。
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グリーンはありませんが、目の前の10ⅿ程度のトコロに
旗が立っています。
それを距離の目安として打ちますと
悶絶ウエッジの場合 寄る確率として計算する事が可能ですが
A社ウエッジの場合は 出る確率を最優先に考えなければなりません。


打ち方は自慢できるようなモノではありませんが、
打った感じで言いますと
悶絶ウエッジはヘッドがボールを追い越して、
フォローと言える箇所まで行ってくれますが、
A社ウエッジの場合、インパクトで終わってしまいます。
それが抜けが良い悪いに該当するかは分かりませんが
ドスンで終わってしまい、いつもの再現ですが、
こぶ程度に高くなった盛り土の壁に当たり
ころころと「さあ もう一度」を要求されます。

バンカーショットだけでなく通常のショットをしていても感じますが、
悶絶クラブは半ば強制的にフォロー、フィニッシュを取らされ
一般のクラブはインパクトで御仕舞い感が激しいです。
その違いがバンカーにも出ている気がします。

インパクトで終わってしまうウエッジの
ソール形状の「抜けが良い」は
いったい何の謎かけなのでしょうか。
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それと関連していると思いますが、
悶絶ウエッジであれば ボールを左に置くことが出来ますが、
A社ウエッジ(一般のウエッジ)では
ボールを右めに置かないと当てることが出来ません。
実はコレが大きいのだと思います。
悶絶ウエッジであれば もう一方のウエッジの
ボール位置でも出すことが出来ますが、
逆に 悶絶ウエッジのボール位置では
『届かない』とでも言えば良いのか 当てることが難しくなります。
         **ここがかなり大きなポイントでしょうね**
ロフトを開くような構えは私は出来ませんが、
このボール位置がかなり大きい感じがします。

2024年5月30日木曜日

【投稿】ストレスフリーなバンカーショット

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作って頂いた悶絶セットを使いまして
半年が過ぎましたのでご報告させて頂きます。

私のゴルフ歴は35年以上になるのですが、
なんと言いましても「バンカーショットが苦手」に
絶えず苦しめられてきました。
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幼少の頃 砂遊びを十分させて貰えなかったのかどうかは
もう記憶には残っておりませんが、ゴルフ場に行きますと
「砂遊びの迷人」になってしまいます。

バンカーに入りますと一度では出ず 大たたき、
その影響からなのかショットもより崩れ乱れ
バンカーに入るか入らないかが
スコアの決め手になってしまうほどです。でした。 

そんなゴルフを数十年して参りましたので
バンカー下手の自分にすっかり慣れ
悶絶クラブに辿り着いたのは
年齢による飛距離不足を補う事が一番の要因でした。


そして、デビューラウンド。
本日も初っ端からバンカーへご入場です。
しかも その日のラウンドは前日に雨で
少なめの重たい砂と苦手なシチュエーション、、、。
「ああ、今日一日が気分が重くなると嫌だな、、、」と思いつつ、
悶絶ウエッジを持ってバンカーショット!
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「あれ??? 出た…みたい」

いつもですと力加減に関係なく、高さと距離が出きらず
バンカー内に着弾するのですが、
なぜか、乗ってしまいました。

その日は都合、3度グリーンサイドのバンカーから
バンカーショットをしましたが、すべて 出ました。
一度はパーではありませんが、ワンパットで納まる奇跡。
そのお陰か、スコアも近年ではベストに近いものになりました。

次のラウンドでは4度のバンカーショットで
いずれも脱出成功。
バンカー内での打ち直しは一度もありませんでした。

「きっと 自分のバンカーショットの上手く打てるようになったんだ。」
と思い その次のラウンドでは
過去に使っていた旧サンドウエッジをエクストラで入れて
そちらで バンカーショットを実践してみると
過去の記憶が蘇ってきたように バンカー内に着弾。
その日は 二度のバンカーショットでしたが
いずれも 旧サンドウエッジで撃沈しました。

バンカー下手克服の為、リンクスのオールドマスターから始まり、
本間、クリーブランド、フォーティーンのMT28、ドルフィン等々
数々のサンドウエッジを渡り歩いてきましたが、
どれも何の成果も出ず、悶絶ウエッジに辿り着いています。

その後、数ラウンド 悶絶ウエッジでバンカーを行いましたが、
自分の狙い過ぎ、欲深によるミスを除いて
すべて成功。
なんと言えば良いのか、今まで抜けなかったヘッドが抜けて
上手にボールをさらってくれるようになりました。

構え方とか 振り方とか 上げ方とか、ボールの位置とか
そう言うのに気を使わなくても ボールは出ます。

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ヘッドの重さなのか、シャフトの柔らかさなのか、その両方なのか、
悶絶ウエッジは 確かに「サンド」ウエッジでした。

(店主:悶絶ウエッジはバンス角度も大きめ、ソールも大きめです😊)

バンカーで打ち直す あの残念な気分が無いだけで
こんなにも楽なのか、
バンカーが障害となるようなショットでも
前ほど気にせず打てるようになったので よりストレスなく
ゴルフが出来るのはとても楽しいです。


今までは目標にバンカーから出る事だけを念頭に
バンカーショットして来ましたが、
次の目標はバンカーの距離感、力加減です。

2024年5月28日火曜日

ヘッド重量活かす---パッティングの ひ・み・つ

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『ピン型デール9』
で ヘッド重量 520g
『L型ブリストルパターG2』で 540g と
平均的なパターヘッド重量の 1.6~1.7倍 有ります。
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こう考えてみましょう。
成人男性の平均体重は 70㌔弱 です。
1.6倍で110㌔ 1.7倍で120㌔ ですので
ちょっと小柄なお相撲さんサイズ、
同じ速度でぶつかられれば お相撲さんサイズの方が
当然、ダメージは大きい訳で、パッティングストロークにおいて
 同じ距離を打つのであれば 遅めの速度で十分でしょう。

遅めのヘッドスピード、となれば
小さめのストロークで済む…かも、ですので
慣れは必要であれど、当然、簡単さは増します。

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ヘッド重量とヘッドスピード その掛け算が
ボールを打つ「打撃力」になる訳ですが、
それが ロフトと軌道によって
 素直に距離になれば良いですが、
無駄なボールの上がり、や 回転になれば
 ヘッド重量のメリットが生きてきません。 

多くの人が 「真っ直ぐ引いて 真っ直ぐ出す」
そればかりを気にしているように 思えるのですが、
ヘッドの移動軌道だけでなく
 ボールとヘッドがどうコンタクトするか、
 意外と無視されていますが、かなり重要です。

これは 一般的に知られていないコト ですが、
平均的な ピンタイプのパターの重心高さ は 約13mm です。
マレットタイプ…になれば それより低い可能性もあります。
『ピン型 デール9』は特出した高重心 で 重心高さ 約17mm 有ります。
・・・L型ブリストルとほぼ同等です✊

重心位置、重心高さの作用は
 運動させた時、ヘッド姿勢に働くので
重心の低いものは ロフトが増え易く、
重心の高いモノは ロフトが立ち易く、
なります。
アイアン…で、同じロフトであれば
 重心の低いモノの方が 総じて易しい…上がり易い ので
 重心の低いものは だいたいストロングロフト…です。

当たり場所と重心の関係!とは言い切れませんが、
ミドル~ショートアイアンで ティーアップしてショットし、
 ボールがフェースの上めに当たって、上がるけど 飛ばない、
 勢いのない球になってしまう
 と言う経験を
 している方も少なくないか、と思いますが、
種明かしをすれば、当たった箇所…の問題では無く
ロフトが付いていて、それが故に 緩い入射になった為、
くぐり抜けたような、勢いの付かない球になるのですが、
パッティングにおいても それに類似した球は かなり頻繁に出ます
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ですので
 ボールの赤道部を打つ
もしくは 少しオーバーですが、
 ボールを赤道で切って、南半球にティーアップされた
 北半球だけを打つ…位のつもりで ストロークしてみて下さい。

😓パターの歯でボールの赤道付近…は多少オーバーではありますが
少なくとも 下側、南半球を打とうとすると
 ロフトも付く(リーディングエッジが前に出る)ので
 予想以上にボールの下目に当たる…それよりはマシです✋
 それでは ボールに良い回転は入りません。
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ボールとヘッド(ピン型デール9)の関係です。
10円玉6枚で1cm弱、7枚で1㎝強の厚さがあります。

地面に沿って 動かすよりも
1cm高いラインを通った方が
 ボールは良い転がりになり易いですし、
 故に ボールも伸びます。
 ヘッド重量が活きます
また、そういうイメージの方がロフトも立ち易く
 シャフトの柔らかさの効果も有効です。

是非 プロのトーナメント…
トーナメントの中継って パターばかりで退屈ですので
どの高さ を打っていて、
どの高さ を打っている人が ボールの転がりが良いか
確認してみて下さい。
適切な高さ(ボールとのコンタクト)では無いと
想定よりボールは伸びません……切れる…というコトです。
距離を合わそうと 強く打つと
下目 で打っていますから
ロフトが付いている👉フェースが左を向いている ので
ひっかっかる…というのがカラクリなのです。

2024年5月27日月曜日

【簡単チューニング】鉛くん とウエッジ とパター

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店長「全セットのヘッドに重さを掛ける としたら
 そんなに厳密にする必要はありませんが
 一般的な市販クラブの場合
 ドライバーヘッドは 200g
 サンドウエッジのヘッドは 300g
 悶絶クラブの場合
 ドライバーヘッド 250g
 サンドウエッジは 380g と言った具合に
 短くなるモノほど 重さを増やした方が良いですね。」

質問「なるほど。」

店長「コレも とても 有りがち…なんですけれど
 ドライバーからウエッジまで
 セットとして シャフトの硬さが流れていない…、
 似たような硬さで流れていない場合は
 その 鉛、増量した重さの効果もマチマチ になってしまいます。

✅シャフトの硬いモノほど 多くの重さが必要です。
 そう言う意味合いでは 全部を 『感覚的に
 同じようなヘッド感、ヘッドの効き になるよう
 重さを増量してみて、その量が多いクラブ・番手は
 セットの流れの中では 「硬い」
 少ないモノは 「柔らかい」 のは
  まず間違いないでしょう。

 そう言う意味合いからすると
 気温の変化、低温化 とは関係なく
 ヘッドを感じたい、ヘッドの重さを増やしたい、
 ヘッドを効かせたい は
 イコール シャフトが硬い と感じている は
 半分、正解だと思います。




 まあ 主に鉛を貼る対称としては
 ドライバーとウエッジ、が多いんだと思いますが、
 ウエッジに関しては より多く貼って良いと思いますよ。

 特に 市販のウエッジの場合、
 あまりに ヘッドが軽いですから
 両面テープで吹っ飛ばない範囲でかなり増量した方が
 使い勝手はかなり良くなる
と思います。

 ウッドやキャビティのアイアンに比べても
 貼る場所も沢山ありますしね😊
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 軽量スチールの場合、ヘッドの重量をあんまり増やすと
 シャフトが耐えらえなくなる可能性が有りますが、
 20g増やしても問題ないと思います。

 バンカーやラフから使う場合、その位増やさないと
 ボールを脱出する力が足りない気がします。」


質問「ヒトによっては ヘッドでは無く
 グリップ側に貼られる方もいらっしゃいますが、
 その効果はどんなものなのでしょう❓」


店長「クラブの単純な…そうですね、スイングウエイトで言いますと
 ①ポイント増やすのに ヘッド側だと2g グリップ側だと4g強 です。
 秤・天秤の支点が14インチ計と言って グリップ側にあるんですね。
 それがそのまま とは言えませんが、
 重さを増やしても グリップ側は鈍感と言えば良いのか、
 少ない重量ではあまり効果がありません。

 昨今のグリップの中には かなり軽量な物も多く、
 手元が落ち着かない、暴れる のような効果を防ぐため、
 重量を増やす場合ですが・・・
 エンドの部分、バットと言いますが、ココに装着するには
 ひと工夫必要になるので、
 グリップの口側(シャフト側・ヘッド側)ですね、
 ここに 5gとか その位の重量を貼らないと
 そのグリップの軽量感は変えられないかと思います。

 細さの問題もありますが、40gより軽いグリップは
 あまり良いことはないでしょうねぇ」


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質問「パターへ鉛を貼っている人も多いですねー。」

店長「パターに貼りたい気持ちは分かりますねぇ。
 徐々に、徐々にですが
 パターヘッドの重いモノも増え始めていますが、
 総体的には パターヘッドの軽いモノが多く
 ヘッドを感じにくい、タッチが出し難い、距離が伸びない、
 という 軽いヘッドを解消したい というのは
 あるとは思うんですが…。

質問「問題があるんですか❓」

店長「一般的なパターヘッドの平均重量は 320~330g位ですね。
 スチールシャフトの硬め…パター用のシャフトですので、
 ヘッドが効いてるって感じにするには 20g、30g増量って
 感じになる、実際、その位 増量している人も沢山いますけど
 パターって 鉛の貼るトコロ 限られるじゃないですか❓」

質問「そうですね。主にソール、になりますか…。」

店長「ですよね。 マレットの異形大型タイプだと
 見た目と違って、中身スカスカみたいな軽さがあって
 それを 鉛で2,30g増量して 補正した としても
 形状が薄く出来ていて、
 元々 重心の低いマレットタイプ のソール部に
 20も30gも鉛貼ると 流石に重心下がります。

 アイアンをティーアップして
 ちょっとミスり気味で 上の方に当たると
 ちゃんと飛ばないで ポッコンと上がるような
 そんな球になったりするんですが…。
 重心の低いパターですと ポンとボールが浮いて
 ラインに乗らず、ボールも伸びない、
 鉛でヘッド重量を増量しても 良し悪し なんですよね。」
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質問「あああ だから マレットタイプのパターの
 宣伝にはこのアングルの写真が使われてないんですne🙄」

2024年5月26日日曜日

【お手軽チューニング】ヘッドの重り/鉛

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質問「こんにちは~

 鉛…重さの張り方を教わりに来ました。」


店長「こんにちはー。
 鉛を張る 👉重さを増やす は
 自分で出来る 割に簡単ですが、
 効果のあるチューニングになると思います。」
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質問「効果 から教えて貰えますか❓」

店長「はい。
 今あるクラブの状態で
 シャフトを替える訳でもない場合、
 ヘッドの重量をこの場合は加算ですが、
 増えるから と言って シャフトの硬さに変化は起きませんが、
 増やすことによって ヘッドの入ってくるサマ、
 入ってくるタイミングが変わります。
((鉛
 その人、その人のクラブ扱いによって違いがありますし、
 使っているクラブのシャフトの硬さ や ヘッドの重さ
 なども違いますから、どの位の量を増やせば・・・
 は一概には言い切れませんが、
 ヘッドの重量を増やすコトによって
 ヘッドがより小さな弧で
 正確な言い方ではありませんが、より上から入って来易く
 なる場合があります。

 重さが増すので トップが深くなったり、
 インパクトまでの時間が変わったりしますので
 タイミングも 微妙ですが変化します。

 ヘッドがより小さな弧、上から入ってくる コトによって
 スピン不足気味の方 や スライスを減衰させる効果
 も期待できます。」

質問「量はどの位で、どんなトコロに張れば良いですか❓」

店長「現在のゴルフクラブは ヘッドの慣性モーメントが高いので
 5g程度の重さをどこかに加えても
 ヘッドの重心位置などに影響はありません。

 ヒール側に貼るとドローになるとか、
 トゥ側に貼るとフェードになるとか、
 重量移動機能の付いたヘッドに そういう印があったりしますが、
 ミスリードを生みますよね。


 同じ重さであっても シャフトからの距離、位置によって
 その効果の度合いが変化する、
 それによって スライスが少なくなったり・・・
 そういうコトになるのだと思います。


 鉛は主に両面テープで固定しますが、
 冬は張り付き難いですし、
 あまりに重い量、多い量ですと 鉛そのものが飛んでしまうので
 出来るだけ最小限、
 それを シャフトから出来るだけ離れたトコロに張るのが 〇 です。

 貼る際は理想的には脱脂、
 マニキュアの除光液とか、ランプ用の白ガソリン とかで油分を取り除いて、
 この季節、屋外で張る場合は 少し温めた状態にしておいた方が
 付きは良いと思います。」

質問「ヒール側に 5g貼るのではなく、
 トゥ側に2g貼るのが良いと❓」


店長「はい。
 剥がれたら意味が無いですし、ラウンド中に取れてしまったら
 厳密にはルール違反になりますので
 両面テープで耐えられる範囲の量、というコトになるでしょう。

 前述の通り、重さとして ヘッドの重心や特性を変えるのではなく
 負荷として シャフトの動きやタイミングを変えるのが
 主の目的ですので 少ない量で効果が大きな張り方 が有効です。

 重さの 実質的な効果重量 は
 重さ × シャフトとの距離
 と考えて良いと思います。]

2024年5月25日土曜日

ゴルフ知恵袋『スプーンの方が飛ぶ?』

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

質問「もしかしたら…なんですけれど
 ヘッドの入れ方、入射角度とクラブの長さの関係は
 以前、自分もそうだったんですけれど…
 ドライバーよりも スプーン(3番ウッド)の方が飛ぶ?
 と関係あり なんですか❓」


店長「はい。関係ありあり✊ だと思います。

 ロフトや長さ、ヘッドスピードによっても
 その数値はひとそれぞれだとは思いますけれど
 例えば…ですが、45インチのドライバーで
 入射角度、計測器なんかだと アタックアングル って
 呼ばれたりもしますけれど
 その数値の理想値が アッパー2度前後だとします。
ドライバー入射角度
 それが 4度も5度モノ アッパーになってしまうと
 打ち出される角度は高いけれど
 ボールスピードもあがり切らず
 ぽわッとした 上がる球になり ボールが伸びない…
 アッパーになると 実質ロフトは減るので 
 数値としてスピンの総量は減りますから、吹け上がる、
 ようなことにはなりませんが
 🥎の打ち出しが高いので その低スピンもあまり意味が無く
 飛行する持続するチカラというよりは
 より高さを生み出してしまうような
 ヘリコプターのホバリングみたいになってしまう。
Desktop 2022.10.18 - 23.18.35.01_Moment(3)
 そういうタイプの方が ドライバーよりも2インチ短い
 スプーンを持つと その短くなった分、
 入射角度、アタックアングルがキツクなり、
 この場合は アッパー度合いが適切なモノになり
 スプーンだから ロフト角度としてはドライバーよりもあるのに
 アッパー効果が ロフトを殺し、スピンも適切、
 15度のロフトの43インチのスプーン が まるで
 10度のロフトの45inのドライバーで打ったような
 入射・インパクト姿勢に非常に近いモノになるので
 スプーンの方が飛ぶ…  もしくは あんまり変わりがない、
 と言うのはそう言う仕組みなんですね。
ドライバーの入射角度114

 とは言っても そう言う状態の人、
 ショット全般に あおり打ち、しゃくり打ち、すくい打ちが強い方は
 スプーンを地面から打つと アッパーでは打てませんから
 ダフリやトップ、チョロのミスになり、
 ティーアップしたのと同じような球は望めません。」

質問「クッ! まるで 見られていたような・。・・」

店長「ですので 飛距離に悩んでいる方 は
 長尺よりも むしろ 若干、短めにした方が
 飛ぶケースは とっても多いんです。



✅飛距離に苦しんでいる方の多くが
 スライスにも悩まれていたり。。。

 そうなると インパクト時、フェースが開いている →
 フェースを閉じる、ヘッドターン、フェースターンは
 クラブが最大の長さ、一番大きな弧にならないと
 最大の弧に近づけないとし難いモノ です。
(アプローチ) 比較映像_Moment(4)
 ヘッドを返そうとすればするほど
 ボールに当たる前の 早い段階で 弧が膨らむ、

 大きくなるので 当たり終わると直ぐにヘッドが上昇軌道になる

 弧が大きい は 道のりが長い、
 イコール 時間がかかる訳ですから
 インパクトのタイミングが あと になり易い

 ドライバーによる アッパー度が強くなり易い のです。

 意図的にアッパーにする は
 あまり良いことではありませんが、
 ティーアップ分、ボールを左(右打ち)に置く分、
 薄い『適切な度合い』のアッパーに自然な形でなる、
 というのが ロフトの少ないドライバーの理想的な打撃 です。
 しかし、ヘッドスピードがプロのように高くない、
 若い人のように速くない 我々には
 その度合いも ほんの少し アッパー2度前後の狭い幅で
 それ以上 アッパーが強くなって 良いことは殆どありません。
((スライスにさよならしよう_Moment会田20210701_Moment(2)









 飛ばす為に ヘッドを返す(スライスを予防する)
 それが故に ボールへの進入が良いモノにならない、
 ボールを打つかなり手前で 最大の弧の大きさになってしまう…
     (ヘッドを返そうとするとそうせざるを得ない…)
 という 前門の虎後門の狼状態 になるのです。

 スイングの インサイドアウトとかアウトサイドイン
 スイング軌道の左右方向ばかりを気に取られていると
 実は ショットにとって 最も大切な ヘッドの入れ方
 入射角度(アタックアングル)が急所になってしまうのです。」