2016年11月30日水曜日


 ボールのスピン
昔もこのテーマで記事書きましたけど
通常 何千回転という風に表記されますが、
結構忘れられているのは その単位です。
この何千回転は 1分間で ということなのですね。

例えば ドライバーショット
2000回転前後と言われていますが
これは やはり 1分間のボールの回転数 で
1秒間には30回転強です。

002

ドライバーショットのボールスピードは
200キロ/時速になります。
時速200キロで進むものは 1秒間に大体55メートル位移動します。
つまり 55m移動する間に30回転ですから
1mを移動する間には半回転強しかしていない
ということになります。

ボール速度がとても速いので
たくさん回転しているように見えますが
移動している距離に対してはたいして回転はしていないのです。

漫画のように火の出るような回転はまったくしていないのです。


ボールのスピン量は
1分間に幾つ という単位で表されるのですが
移動距離に対して という意味では
ドライバーショットよりも
パッティングの方が「回転している」とも
言えるのです。 面白いでしょ?!
329500ce


では、ウエッヂはどうでしょう。
ドライバーに比べると 回転数そのものは3~5倍になります。
確かに移動する距離も少ないのですが、
ウエッヂはショットは移動する距離に対し
道のりはとても多くなります。

ボールの外周は約14センチ強です。
1mの距離をロスなく転がるのに7回転強必要です。
ドライバーショットの場合 1mの移動に対し半回転前後ですから
ほとんど回転せずに スキッドしている 
と言えます。

ウエッヂショットの場合 
移動距離と高低という意味での道のり
そして 回転数を考慮しても
水平距離の1mを移動するのに 
ドライバーの5~15倍程度の回転量ですから
ボールが普通に転がっているのと実は大差ないのです。

結構意外でしょ?!

 
 実はウエッヂショットに関しては
それに似た別な側面もあります。
ショットの数値管理において
距離と言うのは水平移動距離です。
ドライバーショットの打ちだされる角度は10~20度
それに比べると ウエッヂショットは40~60度位です。
ですので 同じ1mを水平移動するのに
ウエッヂショットは斜めに横切る訳ですから
多くの道のりを通る訳です。
よって 単純にボールスピード…と言っても
思っているほど ドライバーとウエッヂに差はないのです。



 

なんか ボールはグルグルってスピーディに
回転しているように思えて
その実 移動速度そのものが早いのに騙されていて
ボールの回転は意外なほど少なくゆっくりしているのです。
ウエッヂショットであっても 回転で移動しているというよりも
スキッドしている量のほうが多いのです。

そこにはやはりゴルフというゲームの本質が隠れており、
ゴルフはやはり飛ばしても、飛ばさなくても
ボールを水平距離移動させるゲームで
当たり前ですがボールを回転させるのはあくまでもおまけに過ぎないのです。
低い球が良いとか無理に低く打つ必要性はどこにもありませんが、
その逆の 無理に高く打つ、無理にスピンを増やす というために
何かするのは ゴルフショットにとって大変リスクが伴います。
もともと 飛行中のボールのスピンはイメージのようなものでは
ないのですから、スピンをかけることはクラブのロフトに任せてしまったほうが
簡単だと思います。

多くのゴルファーは
球を上げるのも
スピンを増やしたりするのも
なにかスイングで!
何かテクニックで!
と思っている節がありますが、
それはほとんどすべてクラブの役割なので
フルショットである限り
ドライバーからウエッヂまで
同じように、同じような速度で
振ってあげることが一番クラブの機能を活かします。
唯一、打ち手がしなければいけないのは
距離を加減する際のエネルギー調整
すなわち 動作の速度調整だけ なのです。
 

2016年11月29日火曜日

ショルダーストロークとショットの深い関係


例えば旅館でふすまを左に開けるとき(右→左)
ショルダーストロークを使います?
使いませんよねー
よほど 建付けが悪く無ければ、体は使いません。


細かい解説は抜きで 腕で手のひらを横に押しますよね

怒っている とかでなければ
ふすまがエンドで止まる程度の
その感覚で押しますよね
ふすまの滑り具合と相応に…。
それに訓練が必要ですか?

誰かから学びました?


そりゃあ 誰かがふすまを開けるのは見て
無意識に参考にしているとは思います。
でも それは バーーーん! と最後まで
ふすまを叩きつけてはいないな、 程度の事で
その滑り具合に応じての 力加減は自分で覚えて行きます。
パッティングもそんな感じです。

まあ 市販のパターはひどいから仕方がないのはないですがね

スイング破壊兵器の入っている
バンカーイップス製造機である
35.5インチのウエッヂのヘッド重量は 290g です。
ロフトがあり、スピードで解決できる35.5→290gなんです。
それよりも2インチ近く短い 34インチのパターの
ヘッド重量が 300g はあまりに軽すぎます。

・・・・・・・
・届くわけない

ショットよりも ヘッド重量による打撃の依存度が高い
パターストロークで それは無いですね。

これでは 急がなくていい筈のパターストロークを
結局 速く動かさなくてはならなくなります。

 

それに加え ショルダーストロークを採用すると
どんどん上を向いてストロークして トップ気味に打つのです。

知らないとは思いますが
10mのパッティングをするのに
打たれる ボールの初期回転数は 200~500回転/分 です。
ところが トップすると 
その回転数は一気に 3倍以上~10倍 まで増えます。
それは そのまま ブレーキになります。
本来よりも より強く打たなければいけないので
よりトップしやすい というスパイラルに入る訳です。


パターヘッドが軽く
意味不明なショルダーストローク、
にはまると、ここまでパッティングが難しくなるのです。



上腕なり、肘で横に押してあげるストロークにすると
こんな所も変わってきて
それがショットに『良い意味で影響』して来ます。

その軽いパターヘッドが原因か
ショルダーストロークが原因か
はたまた ショットが始まりなのか
人それぞれかもしれませんが
その打ち方であれば ボールの置きどころは限定されます。

 

ショルダーストロークもオンプレーンスイングも
左グリップ、左手を横移動を止めて
ヘッドを行かせるショットになるので
『正しい位置』と比較すると
 インパクト時のグリップの位置 は
右に来易くなります。
それが ショットでのボールの置き位置にも反映します。

パターでもそうですが、
ボールの置き位置の正しい場所は左足かかと付近 です。
ウエッヂショットであっても
アプローチであっても
ボールを中寄り、右寄りに置く癖があると
気が付かないうちに 左右のグリップがルーズ
上下に離れるようになります。
左足かかとに置いていれば
その上下のルーズの分、アドレス姿勢が崩れるので
腰のラインに比べ 肩のラインが上向き~左向き
になるので、自動修正がかかります。

グリップの上下のゆるみ
アドレスのボールの位置
そして クラブの扱い

これは密接に関係するもので
どれか一つが崩れ始めると3つ同時に崩れ始めます。

パターにも関係しますが、
左サイドが高い ということは
その高い分、体を開くことになります。
体が高くなり、体を開く ということになれば
左腕の付け根 は ボールからどんどん離れる訳ですから
より一層 左グリップをそこに留める
左グリップの横移動を出来るだけしない
ストロークなり、ショットなりになって行きます。

この季節になると…

昼間、好天の日でも 半袖 って訳には
行かなくなりました。
気温もちらほらと 10度以下もあります。

ここら辺の気温になってくると
シャフトの硬さが表に顔を出します。

残念ではありますが、人は年々古くなります。
馬力というか、持久力というか
薄く、薄くではありますが
年々 落ちていくモノ。。。

つかまりが悪くなりますと
結果として、球筋がばらついてきます。
捕まえようとして 引っ掛け、フック
つかまり過ぎ防止に スライス、プッシュを
交互交互に繰り返してしまうからです。

この時季の アプローチのシャンク なんかが
その一番顕著なその例だったりします。

硬さ(柔らかさ)が十分であれば
シャフトの延長線上に「自然に」打点が来るのですが
硬くなれば そこにはヒールが来てしまいます。


ヘッドターンさせて捕まえようとすると
つかまる側にはトップ気味、
逃がし側にはダフリ気味と言うのも
同時に付いてきてしまいますし
ラウンド後半の疲れとか、前日の残業や飲み過ぎ
なんてのも 隠せなくなってしまうかも。。。

理想的には オーダーメイドのアイアンなら
一番長いアイアンにシャフトを何本か充当し
番手を下にズラして、数値を下げた方が。。。
2本位充当すれば 振動数で5cpm位
全体的に低くなりますから、大分 楽になります。

ウッドはそうはいきませんけれど。。。


ボール、ソフト系のボールに替える
と言う手も無きにしも非ず、ですが
思っているほど 効果はありませんので
少し ヘッドに荷重をかけて
シャフトの運動量を増やしてあげましょう

5g。。。それ以上かな?!

随分と変わると思います。

アプローチなど フルショットをしないクラブ
の方が その効果は大きいと思います。

10g~20g は勿論 ですけど
鉛 そのモノが飛んでしまう可能性が
否めないですから、その量を貼り付ける場合は
しっかり ヘッドを脱脂して、しっかりした
両面テープで付けることをお薦めします

2016年11月25日金曜日

ゴルフクラブ◆マレットパターの致命的欠点


マレット型のパターで
登りのパッティングや
ミドルレンジ(3mを超えるような)の距離の
パッティングを打つと かなりの確率で
引っかかります。


と言うよりも ひっかけないと打てません。
 

マレット型のパターヘッドのメリット①は
見ての通り、重心が深いことです。
それは動作として、どう作用するか、というと
重心の浅いパターに比べると
ヘッドが進行方向に…前に出やすく フォローが出やすい
という点なのですが・・・・・・・・・・・
それを 主流のショルダーストローク
肩を揺さぶるストロークで行うとどうなるか というと
ヘッドが前に出ると
打っている本人は真っ直ぐフォローを
出していると思いますが
体の構造上 体はやや左を向き始めます.
そう ショルダーストロークは
アウトサイドインの典型
スイングにとっては諸悪の根源なのです。

b4deceb9この状態が正面を向いている状態で
例え肩甲骨、肩だけであっても
この姿勢から 左サイド(肩)を下げ
右サイド(肩)を下げる状態は
その度合いによって
どんどん左を向き、どんどん上を向いていくのは
お判りでしょう。
自分の頭で考え、自分で試してみれば分かりますが
真っ直ぐ出そうとするショルダーの動きは
体をねじる、ひねる動きになっていくので
真っ直ぐ引き、真っ直ぐ出す というのは不可能なのです。


結果、上に振る のも相まって
左に出て 左回転の入り易いストローク
と 左に出やすいパターとの組み合わせです。






そして マレットパターのうたい文句
(実質的には詐欺に近い状態ではありますが)

ヘッドが大きく、重心が外に配されているので
慣性モーメントが高い ということです。
 

しかし 実際には見た目の大きさとは異なり、
非常に軽く作られています。
本来モーメントは質量、
見た目通りの、見た目で想像する重さよりも
ずっと ずっと軽いのです。
確かに 同じ重量の重心の浅い、小振りなヘッドよりは
慣性モーメントは数値的には高いには高いのですが、
人間の感覚的 見た目の大きさ=重さ のギャップがあります。
 

🌟しかも フェースバランスであると
ヘッドの実質重量 はより軽く感じられます。
マレットに良く採用される ベントシャフト(曲がったスチール)
が装着されていれば より一層軽く感じますので
数値で表すのならば
 330gのパターヘッド(マレット・フェースバランス)
 スチールのベントシャフト
のものは 250g弱のヘッド重量「感」になるでしょう。



マレットの大きな欠点として
逆に重心の深さがあるので
テークアウェイを引く際、
イメージのパターの重心→フェース面やネック部 に対し
本来の重量の中心点がかなり離れたところにあるので
真っ直ぐ引こうとすると 外にはらみ易くなります
マレット型を苦手とする人は
この外に上がってループする動きを嫌がります。
ショルダーストロークをして
マレットを使うと意識しなければ
 ➟ループスイングになり易いのは確かです。

と同時に ヘッド重量が軽い ですから(飛びません)
強く打たなくては飛ばないので
どうしても テークアウェイが大きくなりストロークが速くなります。

✋外に上がり易く
✋テークアウェイが大きくなり易く
✋ループスイングになり易く
ヘッドが前に出やすいので 左に振り易く、上に振り易い
これでうまくいく筈がないでしょう。


🌟引っ掛け癖
🌟ショート癖
はマレットの最たる特徴なのです。



色も含め ゴテゴテしたデザインが
よりテークアウェイの取りにくさを生みますし
どこにどのように引いていいのか と
性質としての動きやすいところ
 に一致点がありません。

幾何学的な形状にしていても
それは逆にマイナスに作用します。

パッティングストロークは
行きつくところ 人間の感覚の最も発揮されるもの。


ハッキリ言って
マレット型をショルダーストロークでしていると

✊基本、ショートしやすく
✊良い転がりにはなりません ↔ 跳ねます
✊チャンスの距離は殆ど引っ掛かります
✊どこに引いたら良いのかわからなくなります
✊テークアウェイに入りにくくなります。

➟イップス製造機になるでしょうねー


言葉は悪いですが
ビビり症の場面位しかメリットは出てきません。

イップスになりたければ
より派手な よりゴテゴテしたデザインの
ベントシャフト(曲がったスチールシャフト)の
フェースバランスのモノを使えば
2年位で成れるのではないでしょうか

2016年11月21日月曜日

パッティングはオーバースピンをかけるなんて真っ赤な嘘


よく『パッティングはオーバースピンをかけろ』
なんて言いますが、それは嘘っぱちです。
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確かに 球体であるボールが転がれば
車のタイヤが転がるように順回転で転がります。
放っておいてもオーバースピンはかかります。

しかし パッティングの重要なポイントは
オーバースピンなどのスピンをかけることではなく
『管理しやすい距離感を構築し
打ちたい距離をちゃんと打つこと』

です

良い転がりを打つという事は
同じ距離を打つのに
たくさん回転させることではなく
逆に
少ない回転でその距離を届かせること です。

転がり というのは基本抵抗によって生まれます。
たくさん回転するという事は
そのまま 抵抗を増やすことになる 訳です。

 

 
 
パッティングにとっては
管理しやすい距離感
…いつも同じ距離を打てる感じ
感覚として掴みやすい距離感
ということになれば
◎小さなストローク
◎遅いストローク
 の方が
✖大きなストローク
✖速いストローク
 よりも
はるかに管理しやすくなるはずです。

今、目にするパッティングの多くは
振り子を使って 上に弾く打撃方法です。
これでは ボールは無駄に飛ばない方法で
距離の管理もしにくくなります。

まあ 軽いヘッドのパターを使ってる結末ではありますが…。


コースで、グリーン上では
ボールは自分の自重分 芝に沈んでいます。
故に まず 始めはそのくぼみになるボールを
打ち出してあげなくてはなりません。

それを「オーバースピンをかける」というお題目の元
上に弾いてしまうと、いきなりそのくぼみの壁にぶつかって
跳ねて飛び出すことになります。
これでまず失速します。

初段で跳ねますから、ラインにも乗らないので
方向も安定しません。

距離感は 「距離」感です。
距離とは横への移動です。
ボールを押してあげればいいだけで
その『押し具合』が打ち手としての距離感です。



距離感が掴みやすいポイントとしては
ボールの移動速度とヘッドの移動速度が
出来るだけ近い方が良く、
弾いて打つような方法では距離感は掴み辛くなります。
軽いヘッドのパターでは弾かないと飛ばないですけどね…。

出来るだけ ロフトを変えず
地面に平行とは言わないまでも
地面との関係で 出来るだけ円を描かず
打ちだし方向に押してあげる だけ。

そういうパッティングの出来るパターを持てば
『毎度入る』とは言えないまでも
距離感は掴みやすく、パッティングで悩むことはなくなる
と断言できます。
 

スライス撲滅には『柔らかいシャフト』が効果的



スライスが出るのは…シャフトが柔らかいからだ
などと言われたりしますが、大きな過ちです。

理解に苦しむ、かも知れませんが
ちゃんと恒久的に、スライスを撲滅したいのなら
「柔らかいシャフト」を使うべき! です。
 

硬いシャフト そしてヘッドが軽ければ
(スライスの問題は概ねドライバーでしょうから)
ドライバーと言う距離を求める道具にとって
ゴルフクラブそのものに打撃力・破壊力の少ないクラブでは
兎も角 速くヘッドを動かさねばなりません。

ボールを捕まえる というのは
ドライバーで、ティーアップしたボールを打つ
と言う条件であっても
ヘッドが上から入ってくる や
体の姿勢によって 進行方向が下向き や
フェース面が上からボールを見ている など
ロフトの締まった状況があって
ボールの逃げるところがない(少ない) などが
必要になります。

ヘッドをたくさん、そして速く動かす ということは
それらの条件を満たさず、相反する状況を造り易いので
遠くへ飛ばしたい  (ー_ー)  ボールをつかまえたい
というのは 矛盾と言うか、相反する関係になってしまい
どちらかを満たすと どちらかが欠ける ということに
なってしまいます。
 

弊社の悶絶クラブ と呼ばれるクラブは
ヘッドの重さも、シャフトの柔らかさも
想像以上の代物であることは確かです。
ブログなどを読んでご来店される方の多くが
ある程度の予備知識があったとしても
たいがい 実物を見るとびっくりしますし、
スイング動画などを見てピンとこないものであって
レクチャーをしながら打って頂くと
非常にシンプルなクラブの使い方 と思われるようです。

https://www.youtube.com/channel/UCzKZd3ClO4bF5mVFIMK8azg

重いヘッド、柔らかいシャフト のクラブは
くらぶそのものに破壊力を持っていますし
慣れてくれば 打ち手の動作の促進剤にもなりえます。
今まで ヘッドを振って
シャフトをしならせて しなり戻して
ボールを打っていた方にとっては
今まで以上に スライスしたり、弾道が高くなったりしますが、
その使い方に慣れてくると
いつの間にか ショットの中に「スライス」と言う球種が
消えてしまうのです。
全員とは言い切れないかも知れませんが
例外はとても少ないような気がします。
逆にスライスが打てず苦労している方も少なくないです。

まあ 手前味噌なところはありますが、
一般的な 軽いヘッド、硬いシャフト、小振りなヘッドを
使っては
弊社のクラブで出る 左回転の…
巷でよばれる「ドローボール」の球筋は
出せないと思いますね。
 

悶絶クラブは筋力系でなく、きれいな左回転のボールを
簡単に生み出せるクラブになります。
 

2016年11月17日木曜日

ゴルフ◆アマチャアの最大のミス 後編


多くのゴルファーが悩む『ショット』『スイング』
ボールを打つ距離や方向だけでなく
風の方向や強さ、傾斜、ハザードの位置関係
現在のスコアや心理状態 など
ショットそのものの動作の是非 以前に
考えなければいけないことや
知っておかなければならないことが多くあります。

建築業や製造業でいうと
①分析・測量をし
②設計・プランをして
③施工・製造(ショット)する
訳です。

残りの距離や方向など諸々の状況を無視し
メクラめっぽうな距離や方向を打つのではなく、
自分の置かれている環境や状態などを
出来るだけ ちゃんと把握しておくことは大切です。


ゴルフはそういうゲームです。


 

その上で、より良いショットをしていくのには
そのゲームに沿った方法が必要になります。



測量~設計~施工・・・

スイングを構築する上でも同じ考えです。


どの位練習にお金と時間を掛けられて
何歳で、どの位の体力があり、
どんなゴルフがしたいのか
どんなスイングをして行きたいのか などなど


私達はアマチュアのオジサンゴルファーであり
ゴルフは楽しみであり、遊びです。
これで「生活」をしている訳ではありませんから
ゴルフで体を壊すわけにも行きませんし、
出来れば 手っ取り早く(^^♪
練習も少なく、体力も使わずに
上手くなり、遠くにボールを飛ばしたい…ですよね。


自分の事を踏まえたうえで
年間300ラウンドを超えるようなラウンド数のプロや
高校のゴルフの子たちがやるようなスイング
体のケアに年間数百万円かけるようなプロや
専属のトレーナーを付けるようなプロのスイングを
参考にするべきでしょうか?

 


野村監督のID野球ではありませんが、
一般的に言われるアスリートゴルファーから見れば
オジサンゴルファーは
  ある意味 ゴルフの弱者 なのですから
体で作り上げるゴルフスイングを基盤にするのでなく
知恵を使ってゴルフスイングを造るべきだと思いませんか?

ゴルフのクラブの機能を考え
その形に沿った、人間の動作に無理を掛けない
一度覚えたら メインテナンスの練習頻度が特に必要のない
頭で考えるゴルフ の方が
ゴルフというゲームと遊びで楽しむオジサンゴルファーには
適しているように思いませんか?

どれを選択するか
どんなスイングをするか
どれを選ぶのもゴルフの楽しみの一つで
そこに束縛がないのもゴルフの良いところです。

ただ 自分というスイング造りにとっての「素材」
それをちゃんと見つめてみる、分析してみることから
始めてみるのも スイング改良の一部 です。

自分のゴルフを構築するショット
それを生み出すショット を
その素材である自分という条件を
誰のものだかわからない借り物のような設定で進めれば
コースへ出て 当てずっぽうな
打ってみないと何が出るかわからない
『富くじゴルフ』からは抜け出せないと思います。

 ・・・まあ それもゴルフですがね☺

ゴルフ◆アマチャアの最大のミス 前編


誰もがゴルフを上手くなりたい と思っています。
誰もがボールをより遠くに飛ばしたい と思っています。

そのためには ゴルフはどういうゲームなのか を
理解しなければなりません。

ゴルフというゲームに馴染むことが上達することになり
ゴルフというゲームを掴めなくては
 上達の道を進み難くなります。

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ゴルフは長時間のゲームです。
好いているコースをカートを使ってのセルフプレーでも
最低2時間はかかります。
少々 お客様で賑わう週末のコースであれば
4時間、5時間もかかります。

スコア…として100で回るとしましょう。
そのうち 40前後はパッティングストローク
アプローチも含め、ショットは60回…。
一回のショットにかかる時間は
自分の番が来てから打ち終わるまで15秒
合計で 自分の時間は900秒…15分
動作で言うと 一回は2秒
  合計で180秒・・・・3分です。


4時間のラウンド とすると
 3時間57分は歩いたり、止まったり、見ていたりしていて
動作時間は ラウンド時間の1%前後です。

自分の番は 5分毎…のような状態で訪れる訳です。
その間(ま)が大切になる筈です。


ゴルフというゲームは その4時間全部がゴルフで
1%満たないような動作時間がすべてではありません。

 


この時間配分は
観察したり、分析したり、設計したり
そういう事に重きを置くことを示唆しており
1%の反射行為のようなスイング時間や
配分として1%満たないような時間の
『運動性能』を競い合うようなゲームではないことを
示唆しています。



そこらへんを考えてみても損はないと思います。

正しいシャフトの使い方

巷に横行するシャフトしならせ&しなり戻し理論
困ったものです(ー_ー)!!
ウソも百回つくと、本当?になってしまう、かの
勢いですが、クラブの取り扱い、シャフトの取り扱い
としては、大変間違った考え方です
スナップショット 2 (2013-03-29 22-26)

クラブヘッドの重量の中心点は
シャフトの延長線上には存在しません。
ライ角度も存在しますし、
重心距離や重心深度も存在します。

すなわち、シャフトをしならせる
ということは、シャフトを捩じることと
同意語である、という認識が必要です。

アドレス時、ヘッドの重量は
シャフトよりも右側(飛球線後方側)に
ある訳で、シャフトをしならせる
(ヘッドを右に送り込む) のと
シャフトをしなり戻す(左に)というのは
同一の運動には成り得ません。

さらに、クラブを右に動かしている時よりも
左に動かしている方が運動のスピードも速く
なりますから、質量はそのスピードの二乗分
重くなるのです。

このサンプル映像は、テスト用の
非常に数値の低い(柔らかいシャフト)
アイアンを打っています。

流行りの軽量スチールシャフトの
フレックスSが、振動数290位ですから
半分の数値と言っても良いと思います。

さぁ シャフトを撓らせていますか?
しなり戻す動きをしているでしょうか?

シャフトの本当の役割は
ヘッドの重さ、特に重要なヘッド形状がつくりだす
重さを打ち手に伝え
動かしていく方向をガイド/誘導したり
クラブやクラブヘッドの重さを
運動のスピードに加算するため、です。

シャフトはヘッドを動かすのが役目
ではなく
グリップを動かさせるのが役割です。
ここが最大のポイント。
市販のクラブではその概念は
絶対に味わうことが出来ないと思います。

クラブが作り出す、重さとベクトルを
シャフトを通して、グリップ~打ち手に
伝え、上手に打たせる
打たさせてしまう、というのが
本当のシャフトの役割なのです

2016年11月10日木曜日

ゴルフに関する 世の中で 常識 と思われていること それにも すべて疑問を投げかけ クラブ 体 物理 心理 レッスン あらゆる側面から 考察し 研究する 究極のゴルフ「クラブ」マニアなページ クラブの秘密を解明することが、スウィングの解明! クラブに振らされてしまう! 打たされてしまう!  を基本に、日々 ゴルフクラブを創っております

ゴルフ◆飛ばしのひみつ⑨ 飛ばしの反意語『こすり』



縦の画像としてとらえて下さい















ボールの打撃力は
 ✊ヘッドの重量とその運動速度の積算 です。
そして その打撃力は
 ✌ボールの速度 ✌ボールの回転 ✌ボールの(打ちだし)角度
になります。

例えば 同じヘッドスピードで7番アイアンを
①のように打った方が ボールの速度は速くなると思いますか?
①と②でどちらがスピンの最大値(数値)は高くなりそうですか
002
001







注)②の映像はフェースはこちらを向いていますが
 撮影のため、その向きですが実際には仮定の地面を向いた感じです。

ロフト を考える時に勿論イメージですが
ボールのどこにフェースが接触(コンタクト)するか
というのが、あります。
①左の方がボールの底を打ちそうではありませんか?
②右の方がボールの側面を打ちそうに思いませんか?

✊ボールとフェースのコンタクト部分
 
ヘッドの重量中心点とボールの中心点の関係
✊ヘッド自体の移動してきた軌跡
✊ボールの飛び出る方向


それぞれの関係によって
 ボールの速度(推進力) ボールの回転 ボールの角度
が作られます。


右②の方が
ヘッド推進方向とボールの推進方向が似通っており
アプローチやパターであれば
より自分の動作速度が距離感に繋がりやすくなります。

サンドウエッヂで
ランニング系のアプローチするのと
ロブのような上げるショットを試みる時を考えてみて下さい。
同じ距離を打つのに どちらが大きく、強く、速く振りますか?

と同時に、ロブ系のアプローチを試みて
トップとか大きなミスを除き
上手く打てれば打てるほど ショートしませんか?


では別な質問をしましょう。
002







001


同じ体力を要する同じ人が
出来るだけ速く振ろうとした時
どちらの方が速く振れそうですか?

また もし同じヘッドスピードであった時
どちらの方が労力が必要と思いますか?
002このスイングでは
同じインパクトを作るのには
ピンポイントでグリップの位置を
作らなければなりません。
それは同時に 円に重量物であるヘッドによって
グリップの位置を動かされやすいのを
抑制しなくてはなりません。
数センチずれただけで同じロフトでのインパクトは望めず
進行方向に対するだけでなく、上下方向のミスもそのままミスになります。


001他方 このクラブの扱いであれば
インパクト時のグリップの位置が
数センチ程度ズレたとしても
インパクト時のロフトは
殆ど変わりありません。
スイングに大小に関係なく
ヘッドという重量物が落下するエネルギーによって
グリップは進行方向の押されるので
体の回転とクラブの移動にずれが起こり難くなります。

この二つのイメージはスイングだけでなく
アプローチにとってもパッティングにとっても大切な部分で
クラブの機能を利用するのにはカギになるポイントです。

2016年11月9日水曜日

ゴルフ◆飛ばしのひみつ⑦ スライス防止



一般的にスライス(右回転)フック(左回転)よりも
飛ばないケースが多い。
u=341495341,3618090510&gp=0

まあ 総称してスライスと呼ばれているのだが
右回転していることが飛ばない原因ではなく
右回転しているボールのほとんどが

左回転しているボールよりもはるかに縦の回転
ボールの回転数が明らかに多いことが原因


右回転そのものが原因ではない…
というところにスライス解決の鍵があるのだと思う。

逆に適正な回転数に抑えられているのであれば
右回転であろうが、左回転であろうが
飛距離は変わらないのだ。
u=3040139078,2324990219&gp=0

そして 右回転の場合
土台になっている回転数が多い 
☛ボールが大きいのと一緒
ボールの表面積が多く空気抵抗が大きい為
飛距離のブレーキになる(パラシュートを開いている?)のと
同時に、曲がり(右曲がり)もかなり弾道に出てくる。

逆に、左回転は総じて回転数が少ないので
曲がるよりも先に落下してしまうケースも多く
曲がりよりも失速して落下してしまう問題が付きまとう。

だから 飛距離を重視して考えた時には
右回転を抑制することよりも、回転の総体(縦回転)を
抑制することに尽力した方が良い。

普通に言われる スライス防止 は
インパクトに開いて入らない 
☛フェースを閉じろ

というヘッドやフェースを回転させる方法論。

しかし、これでは うまくいくと
左に飛び出て、左に曲がる
  ひっかけを意図的に打つことになり
スライス防止に成功した時に、別の問題が起こり
ドライバーなどを打つときに
 自分の目標(立ち向き)が定まりにくい。
よって 思い切ったフェースターンも出来ないし
技術的にフェースターンと言うのは大いなる矛盾を
含んでいるので、神技に近いタイミングが必要になるだけでなく
筋力や体力に依存した技術なので おじさん向きではない。

 疲れてきた時にその結果が必ず現れてくる。

20090801 2009_08_30_20_03_19-80フレームショット


これがアマチュアゴルファーの面白いところだけれど
フェースターン フェースを閉じる という行為は
ヘッドをインサイド(ボールから離れる方向)に動かす
それを促進する動きで
一方、スライスの原因は アウトサイドイン とも言われ
フェースターンを気にすると そのアウトサイドインは強くなり
インサイドアウトにはとてもやり辛くなる。

フェースターンを優先するべきなのか…。
ヘッド軌道(インサイドアウト)を優先するべきなのか…。

その双方ともが大間違いで
双方ともに
手先でクラブ
を扱う
グリップの移動を無視してヘッドを移動させよう という
ゴルフクラブを動かす大原則を無視している。
鼓笛隊 モデルケース-158フレームショット

 
ゴルフスイングと言うか クラブの扱いは
必ず 作用/反作用 の連続で
ヘッドターンやフェースターンの場合

ヘッドやシャフトを動かす ☛右手 という作用 と
グリップを留める     ☛左手という反作用


作用を多くすればするほど 左手には抑制力が必要で
兎角握力が低下しやすい左手はラウンドの後半や
加齢とともに うまくグリップを留めておけなくなる。
と同時に 同じくヘッドターンやフェースターンは

ヘッドやシャフトを動かす ☛右手も含め腕 という作用と
グリップの移動を止める  ☛体 という反作用 で

ヘッドターンを上手くさせるには体の回転を止めなくてはならず
それを速く、強くやればやるほど その双方はぶつかり合う。

より動くものとより止まろうとするものの中間
手首・肘・肩・首 などは痛めて当然の動き。
自分でわざわざ痛める動きをしている。


まずは 小さなランニングアプローチ
ほんの10mの距離を8番アイアンとかで転がす
ことから始め 20m 30m と転がしてみよう。

実は クラブは動かさない程
ヘッドは回さない程 左回転になり
縦の回転も抑制されるもの。
ゴルフクラブはそう出来ています。

この距離で 左回転のボールを打てないと
ショットでは右回転を抑止することは不可能。
と同時に この手のアプローチで左回転の球の方が
ボールがよく止まる というか、
よくブレーキがかかる
俗に言われる「スピンの効いたボール」になる
という事を覚えて行くといいだろう。
 

ゴルフ◆飛ばしのひみつ⑥ 『方向』




飛ばし、特にドライバーの話の筈なのに『方向』というお話し。
スイング理論の話になった時に
クラブをどう動かすか、体をどう動かすかばかりで
「いつ」とともに「どの方向へ」というのが
いつもいつも欠落しているのがとても気になります。

ボールを飛ばしたい方向 というのが当然存在します。
クラブをどう動かすか
自分がどう動くか
これにも当然 動作の方向 というのが存在します。
ボールを飛ばしたい方向とクラブや自分の動作する方向が
出来るだけ近い
おおざっぱで行っても 似た方向に動いた方が
ボールを飛ばせる と思いませんか?

例えば フェースターンやクラブの返し
フェースターンの動きやヘッドターンの動き
ヘッドがグリップを追い抜く動き というのは
クラブ…に対して 外々 ヘッドの方に運動のチカラがかかり
その方向は ボールの飛ばしたい方向とは
似た方向になりません。
BlogPaint

確かに ヘッドは横に打撃面があるので
ボールを打つことは出来ますが
クラブ運動しようとする方向とボールの飛ぶ方向には
90度以上のギャップが存在し、
クラブそのものが動いてきたエネルギーは
ボールを飛ばす方向に助力とならず
その運動の方向のずれから 回転ばかりになり易くなります。


人間の動作も同じです。
94dff231

体重移動 というのは本来正しく体を回した結果
ついてくる副産物的なところはありますが、
体の右から左へ移動することは本来
ボールを打つ方向と結びつき
クラブを支える力としてもインパクト時の質量
クラブを通してかかる負荷としても
とても大きな力になる筈です。


そこら辺の議論がとても薄いのが現実で
例えば 成人男性の体重は 60~70キロになります。
それがボールの飛ぶ方向と似た方向に動いている最中に
打撃するのとそうでないのは大きな違いになる筈です。

自分が体を動かす時
そして自分がゴルフクラブを移動させるとき
ボールを飛ばしたいと思っている方向を
出来るだけ一致するように
その ボールを飛ばしたい方向・・・への力を阻害するような
そんな動きや動かし方は 飛距離に結び付きません。
スナップショット 1 (2013-09-23 15-34)スナップショット 6 (2013-09-23 15-36)







確かにスイングは結果として
体の向きを変える回転運動に行きつきますが
その回転運動に頭が囚われ過ぎてしまうと
ボールを飛ばす に直接結びつかないボールの回転 という
円による円運動ばかりを作り出すことになります。
 

ボールが飛ばない と悩んでいる人の多くが
ボールが高かったり、計測すると回転ばかりだったりするケースです。
ボールが浮遊するのに必要な回転数はだいたい決まっていて
それを出来るだけ少なく設定してあげられれば
打撃や運動の労力そのものを増やさなくても
簡単に飛距離を伸ばす・・・というか、
ロスしていた距離を取り戻すことは可能です。

2016年11月4日金曜日

ゴルフ◆飛ばしのひみつ⑤ 右手の使い方


飛ばす のには絶対に利き手である右手の活用は不可欠だ。
よく左手のリード…というのは理解できるが
右手は使ってはイケナイ などという先輩たちもいるが
では 何故野球のように 利き手の右手がリードになる
左打ちを推奨しないのか不思議で仕方がない。
道具…という観点からすれば、確かに多勢に無勢で
左打ちはやや不利ではあるけれど、
先行する手が重要で、右打ちの利き手 右手を使わないので
あれば、右打ちにする必要はことさらないだろう。

まあ それは兎も角、
利き手の右腕をフルに活用するから
ヘッドを振る という意味ではないが
『ボールを叩く』ことも出来る訳だし
微妙な距離感なども、当然利き手で行った方が
感覚的にも馴染みやすいと思う。


http://blog.livedoor.jp/hbs/

 
どう 利き手を使ったらよいのか
そこがポイントになる訳だが
まず ゴルフスイングには約束ごと が存在する。

質問:アドレス時 右手と左手はどちらが上にあるだろう?
解答:確かにどちらが高い位置にあるか、と言えば
   左手の方が高い位置にはあるけれど   いくつかの種類はあるとは言え、   左手の親指に覆いかぶさっているのは右のグリップ   

即ち 右手の方が上に存在する。

そこがまず一つ目のポイントだ。
その位置関係が 正しいロフトでのインパクトを促し
その位置関係が ボールを打つ際の体の姿勢を形成する。
どんなに良いボールとの衝突を作っても
体の姿勢が悪く、それが上に飛んでしまったり
打ちたい方向ではない方向に飛んでしまえば
その飛距離は無駄になってしまう。
小手先で作るロフトや向き より はるかに多く、
そして大きく 体の姿勢や向きは
飛距離や方向を左右する。


そして それは非常に短い時間のスイングという行為の中で

✋ボールとヘッドを接触させる
✋どの方向に飛ばす
✋クラブをどう動かす

などの優先事項に比べ、大変低く
一旦動作が始まるとなかなか制御することが出来ない。
 

そして 動作中のゴルフクラブは使い方によっては
数キロから十数キロの負荷になってしまい
その負荷を考慮しつつ ボールに当てたり
目標方向に飛ばしたりするのは
 条件反射的な体の姿勢や向きで補うことが多く
クラブをどう移動させるか、クラブの姿勢はどうか
クラブの創りだす不可抗力の管理というか、制御が
直接 体の姿勢や向きを作っていく という事を
よく認識した方が良いと思う。

その上で 左右のグリップの上下関係というのは
とても大切で、 ポスチャアでの前傾姿勢を無くせば
左グリップ・右グリップ・シャフト・ヘッド と
そういう上下の関係である というのは
ゴルフクラブの機能を利用する上でも大切だし
体の故障を生まない という事にもとても密接している。




二つ目のポイントに
ゴルフショットでボールを飛ばすのには
体の回転の速度
グリップの移動の速度

というのはとても大切です。

誤解しないように言うと
飛ばすため ガンガン素早く体を回せ
ガンガン素早くグリップを移動させろ

という事ではなく
出来るだけ楽にできる、繰り返しできる速度が重要!
その上で、自分の勘違いや体さばき
自分の創りだすゴルフクラブの運動負荷によって
その体やグリップの移動を阻害するようなことは避けよう!

ということ。
 


 



で 右手の話✋に戻るが
右手を使って失敗するケース というのは
まず一つ目の
右手を使って フェースターン クラブ(ヘッド)を返そう
という動きです。
自分で実施・実験してみれば分かりますが、
ヘッドターン、ヘッドでグリップを追い抜く右手さばきは
すればするほど 左手の移動を留め
ことと場合や量によっては 左手を逆行させる動きで
ヘッドを返そうと、ヘッドでグリップを追い抜こう と
すればするほど クラブそのものの移動は留められます。
自分自身で矛盾を作り出しているのです。

これと似たような動きですが
ヘッドターンをする動きには
その前準備が必要で
その動きは必ず右手が左手よりも下にくる動きを作ります。
手のひらが上を向くような動作から始まる訳です。

スイング中に右手の方が左手グリップよりも下になるのは
前傾姿勢の伴ったうえで体が左を向いている時のみで
アドレス~テークアウェイ~ダウンスイング~インパクト
という区間は
上下関係としても右手グリップの方が左グリップよりも上にあり
位置関係の上でも右手の方が高い・・・・・・はず。

この区間に 右手グリップの方が低い位置にあるということは
そのまま 体の姿勢もそのグリップ関係と並列になってしまい
上手くヘッドが返せたとしても
体の上向き
そしてその上向きの分の体の開き は
必ず 例外なく 絶対に同時進行する。
 

右手とは 左グリップの上にかぶっているもので
左手を通してクラブを握っているのです。
わかりますか?
右手でクラブそのものを押してしまえば
左手は役目を失ってしまい 邪魔なものになってしまう
余ってしまう ということ。

右手を伸ばすことによって
クラブを握っている左手を押すもので
体の姿勢を作り出すうえでもシャットは絶対条件です。

クラブを開いた状態(右手のひらが上を向いた状況)から
横チョップをするような使い方は
動作に矛盾が含まれているだけでなく
その不自然な動作は必ず体を蝕みます。
動作そのものが不自然なだけでなく、
ものの摂理を無視した打ち方が故
飛ばすのにも安定させるのにも練習量が必要です。
まあ 若くて脳みそ筋肉なうちは可能…かもですが
おじさんゴルファーは出来れば避けたい ところです。