2016年11月9日水曜日

ゴルフ◆飛ばしのひみつ⑦ スライス防止



一般的にスライス(右回転)フック(左回転)よりも
飛ばないケースが多い。
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まあ 総称してスライスと呼ばれているのだが
右回転していることが飛ばない原因ではなく
右回転しているボールのほとんどが

左回転しているボールよりもはるかに縦の回転
ボールの回転数が明らかに多いことが原因


右回転そのものが原因ではない…
というところにスライス解決の鍵があるのだと思う。

逆に適正な回転数に抑えられているのであれば
右回転であろうが、左回転であろうが
飛距離は変わらないのだ。
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そして 右回転の場合
土台になっている回転数が多い 
☛ボールが大きいのと一緒
ボールの表面積が多く空気抵抗が大きい為
飛距離のブレーキになる(パラシュートを開いている?)のと
同時に、曲がり(右曲がり)もかなり弾道に出てくる。

逆に、左回転は総じて回転数が少ないので
曲がるよりも先に落下してしまうケースも多く
曲がりよりも失速して落下してしまう問題が付きまとう。

だから 飛距離を重視して考えた時には
右回転を抑制することよりも、回転の総体(縦回転)を
抑制することに尽力した方が良い。

普通に言われる スライス防止 は
インパクトに開いて入らない 
☛フェースを閉じろ

というヘッドやフェースを回転させる方法論。

しかし、これでは うまくいくと
左に飛び出て、左に曲がる
  ひっかけを意図的に打つことになり
スライス防止に成功した時に、別の問題が起こり
ドライバーなどを打つときに
 自分の目標(立ち向き)が定まりにくい。
よって 思い切ったフェースターンも出来ないし
技術的にフェースターンと言うのは大いなる矛盾を
含んでいるので、神技に近いタイミングが必要になるだけでなく
筋力や体力に依存した技術なので おじさん向きではない。

 疲れてきた時にその結果が必ず現れてくる。

20090801 2009_08_30_20_03_19-80フレームショット


これがアマチュアゴルファーの面白いところだけれど
フェースターン フェースを閉じる という行為は
ヘッドをインサイド(ボールから離れる方向)に動かす
それを促進する動きで
一方、スライスの原因は アウトサイドイン とも言われ
フェースターンを気にすると そのアウトサイドインは強くなり
インサイドアウトにはとてもやり辛くなる。

フェースターンを優先するべきなのか…。
ヘッド軌道(インサイドアウト)を優先するべきなのか…。

その双方ともが大間違いで
双方ともに
手先でクラブ
を扱う
グリップの移動を無視してヘッドを移動させよう という
ゴルフクラブを動かす大原則を無視している。
鼓笛隊 モデルケース-158フレームショット

 
ゴルフスイングと言うか クラブの扱いは
必ず 作用/反作用 の連続で
ヘッドターンやフェースターンの場合

ヘッドやシャフトを動かす ☛右手 という作用 と
グリップを留める     ☛左手という反作用


作用を多くすればするほど 左手には抑制力が必要で
兎角握力が低下しやすい左手はラウンドの後半や
加齢とともに うまくグリップを留めておけなくなる。
と同時に 同じくヘッドターンやフェースターンは

ヘッドやシャフトを動かす ☛右手も含め腕 という作用と
グリップの移動を止める  ☛体 という反作用 で

ヘッドターンを上手くさせるには体の回転を止めなくてはならず
それを速く、強くやればやるほど その双方はぶつかり合う。

より動くものとより止まろうとするものの中間
手首・肘・肩・首 などは痛めて当然の動き。
自分でわざわざ痛める動きをしている。


まずは 小さなランニングアプローチ
ほんの10mの距離を8番アイアンとかで転がす
ことから始め 20m 30m と転がしてみよう。

実は クラブは動かさない程
ヘッドは回さない程 左回転になり
縦の回転も抑制されるもの。
ゴルフクラブはそう出来ています。

この距離で 左回転のボールを打てないと
ショットでは右回転を抑止することは不可能。
と同時に この手のアプローチで左回転の球の方が
ボールがよく止まる というか、
よくブレーキがかかる
俗に言われる「スピンの効いたボール」になる
という事を覚えて行くといいだろう。
 

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