多くは語られないけれど
実は 「飛ぶウエッヂ」 というのは
バンス角度やバンス幅のあるウエッヂのことを指す。
ウエッヂって飛ばすものじゃあない…と言うけれど
ウエッヂが飛ばせなくては 実は いけない の。
なぜならば
自分のドライバーショットで距離を伸ばすのに
例えば 狂信的に信じられているヘッドスピード論で言えば
15ヤード増やすのに
少なくとも ヘッドスピードを4~5ms
増やさないといけない。
ヘッドスピード 5ms伸ばすのって
殆ど不可能な世界だと思いませんか?
長尺にして 20gヘッド重量を軽くして
数値上ヘッドスピードを上げたとしても
いいところ 1~2msがいいところです。
ヘッド重量が軽くなってクラブ自身の破壊力を失って
ヘッドスピードが2msアップって飛距離に繋がりますかね?
しかも ロフトを寝かしている人にとっては
ヘッドスピードを伸ばせても、その分飛距離にはなりにくい…。
ですので、現実論を追わなければ
飛距離は祈りでは伸びたりしません。
そこで考えなくてもいけないのは
今の自分の打撃がどうなっているか ということで
打撃力っていうのはしつこいですけれど
スピードとヘッド重量の積算です。
それがおおまかに
ボールの速度と回転と角度に分散する 訳で
飛距離に悩んでいる人の殆どが
その割合・配分に問題というか、改善点があるのです。
はっきり言えば
ボールの速度に出来るはずの破壊力を
回転と角度に変えてしまっているのです。
それの改善で ドライバーで練習して改善するより
ウエッヂで改善した方が間接的思えますが
一番の近道なんです。
そこで登場するのが
ウエッヂのソール、バンス幅、バンス角度なのです。
本来 ウエッヂと言うものの
実質ロフトというか、効果ロフトというのは
(製品ロフト)-(バンス角度) なんです。
例えば
①55度のロフト角度の6度のバンス角度
②58度のロフト角度の12度のバンス角度
この二つのクラブは
製品ロフトは①が55度ですから飛ぶように思えますが
正しく使えば、最大飛距離が出るのは②の58度の方なんです。
正しく使えば
①の効果ロフトは49度
②の効果ロフトは46度 なんです。
特殊な場合を除けば、多めのバンス幅やバンス角度は
飛距離の安定にもつながりますし
ミスの寛容性にもなります。
逆にバンスを嫌う使い方をする人にとっては
飛距離の増大は 単にヘッドスピード頼み になる上
ロフトを寝かす習慣が強いため
ヘッドスピードを上げても飛距離は上がりにくいのです。
バンスを上手に使えるようになるのが
実は ドライバーだけに限りませんが
全クラブの飛距離増大につながっていくのです。
まあ 正直…飛距離増大と言っても
言葉遊びかも知れませんが
ロフトを寝かして打っているので、飛距離が伸びるのではなく
本来、得られる飛距離を現在ロスしているので
取り戻すだけなんですけどね…。
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