パターだけに限らず、これは重要なことなのですが
ゴルフクラブのフェース面というのは
斜め~斜めで構成された立体物です。
巷で叫ばれている ショルダーストローク
パターヘッドが打ち出し方向(目標方向)に対し
真っ直ぐ動いているから、真っ直ぐ転がる
目標にボールが出ていくような視覚的だましテクニック
なのです。
ご自分でパターストロークの素振りをしてみて下さい。
自分の目で見て、アドレスの時のロフト
インパクトの時のロフト、フォローのロフト
多くのゴルファーのパターストロークは
インパクト~フォローに掛けて、打ち手自身が
アドレスやテークバックで見ることの出来なかった
フェース面を見ることが出来るでしょう。
ロフト付けて 打っているというコトです。
パターヘッドにも少ないとはいえ
2~5度位のロフトが付いています。
そして ゴルフクラブにはライ角度 というのが
ありますので、ロフトの変化 は イコール
立体的なフェース面の向きの変化 ということになります。
簡単な実験があります。
CDケースを傾きを付けて、地面に置きます。
このように面に吸盤で方向が分かるよう工夫します。
ロフトの立っている時はこの方向を指していますが
ロフトが変わってくると ここまでフェース面の向きは変わってしまうのです。
視覚的に ヘッドが真っ直ぐ動いているので
ボールがいつも真っ直ぐ転がる錯覚に陥るのですが
それは正しくありません。
え? こんなにロフトは変えてナイ?!
そう言うかもしれませんが
このようなストロークをしている限り
このシャフトの角度変化分だけ
ボールに対するロフトは変化しているのです。
このストロークでは 距離感を出すのに
背筋という大きな筋肉を使うことになるのですが
微妙な距離感を出すのに適当な部位であるのか
いささか疑問です。
そして、このストロークをするのには
かなりの屈み姿勢が必要になる上、
背骨を捻ることがストロークの基本になるのですから
プロやトップアマが腰を痛めるのはうなずけます。
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