2021年7月31日土曜日

それは… 流石にキツイんじゃないかしら…

良くある(ご本人は気が付かない困ったクラブの)お話し…

あるお客様が フェアウェイウッドを手にご来店し、
「上手く当たらなくなったから いじって欲しい…」と。

スペックを見ると
某人気ブランドの 70g台の 硬さ X(エックス) 振動数280cpm
それを C-8.0 と言う軽めのヘッド重量、と短さ
 と言う状態、
フェアウェイウッド だから
 正直、かなりハードな
 シャフトの硬さとヘッド効き と言う点で見ると
 プロでも使えないような 超ハードセッティング


と、ここまで聞くと
若い、結構な力持ちのお客様❓ と思うでしょうけれど…
  華奢なご高齢の方・・・です。 


いや ボール浮かない、
いや ボールに届かない、でしょう・・・
というと その通りだと仰っています。

『 軽いから シャフトをもっと重たく…。 』
ええええええええええ
「いやいやいや その流れは芳しくないと思いますよ。」

シャフトが硬く、ヘッドも軽い状態、
その年齢だと使う頻度の高い フェアウェイウッド
これがボールに届き辛く、ボールが上がり辛い、
勿論、飛距離や方向性も良くない・・・ となると
ヘッド(クラブ)をぶんぶん振る練習をしてしまう のでは、と聞くと
『最近は そういう練習を中心にしている』 とのコト…。


私からは
「ほかのクラブとの兼ね合い の問題はありますが、
 コトこのフェアウェイウッドに関して 言うのなら
 硬さを適正なモノ
 現在の硬さ→【 280cpm 】 を 👉250cpm台 に落とし
(本当なら200cpm位まで落としたいけれど…)
(慣れやドライバーのコトを考え 250cpm前後で妥協)
 適切な長さとヘッドの効き
(長さ1/4インチアップ 重さ5gアップ) にすれば
 ずっと 易しく届く、当たるようになりますし、
 ヘッドを無理に振らなくても打てるから
 スイング造りにも良いですよー。」  と。
 
『30年前から この硬さを使ってきた。』

   ・・・いやいやいや 30年経ってますよー

・・・・重量の軽いシャフト と シャフトを柔らかくする
    のに難色を示されまして ご帰宅されました。
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まあ ほんの一例ですが、
お店をやっていて とても高い頻度で遭遇する
クラブチューナップ前の会話 ですね。

ゴルフは確かに それぞれの方が
好きなクラブで、好きなスイングで楽しめる
と言う点もありますけれど、
ヘッドの重さやシャフトの硬さ などのクラブのセッティングによって
知らず知らずの内に ボールの打ち方は調教されてしまいます。
ハードなスペック は ほどほどにして置かないと
ブリブリとヘッドばかり振る 手打ちの道にまい進しがちですので
ご注意ください。

また、シャフトの硬さなど クラブのスペックは変わらなくても
自分が年齢を重ねる、加齢する、ということは
どんどん そのスペックから離れていく、
オーバースペックになるのだ、
ということもご理解ください。

【ゴルフスイングの不思議】貴方にはどう見えますか❓

2021年7月30日金曜日

ダウンブローは ヘッドを下に振らない から始まる

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


ゴルファーの多くが望む
 ダウンブロー
 上から打つ
 ボールを潰す
 は
まるでギャグの様ですが
 ヘッドを下に振ったら、下に落としたら出来なくなります

そのクラブの、持っているクラブの
 ロフトなりのつかまりは難しくなります。

2021-04-17_15-32-27_Moment(2)2021-04-17_15






ゴルフクラブは知っての通り
 長い 棒 の先に 集中した重さ(ヘッド)が
付いており、運動させたクラブの重さは
ほぼ スイング動作を決めてしまう程、です。
その重さ(ヘッド)を下に振ったら
かなり早めに
からだは上を向こうとし始めます。


プロのレベルで言うと
ダフリ は厚く入ったことや
やや噛み気味になった程度で済みますが
アマチュアのレベルで言うと
ダフリは 巨大な球体・地球を打つコトで
慣れた とは言え 痛い、恐怖の対象ですので
どうしても そういう反応をせざるを得ません。
 
ヘッドを下に落とす と
結果、としては しゃくり打ち、あおり打ち に
なるのですが、
ダウンブローで得られる筈のボールのつぶれ、つかまり は
数割増しのスピードであれば 代替えが効きます

タイガーウッズの ピッチングウエッジ は
ロフト50度です。
最近の アイアンのストロングロフト化 は
ボールを上から打てないアマチュアのお助け
となっている訳です。



おそらく このボールのつかまえ は
多くの悩みの始まり になっています。
リリースは手首の解放ではありません_Moment


アプローチから、ミニショットから 始めて
馴染ませ 通常のショットに刷り込んでいく
で良いと思いますが、
スナップをロックさせ、
少なくとも グリップエンドがボールを追い越すまでは
スナップをロックさせ、
それで腕とクラブが短くなっている分、
しっかり 左にシフトして ボールに近づき
前さばきで打つ 練習をしてみましょう。

飛距離と安定
そしてスライス防止
美しい弾道
それらを解決する糸口になると思います

2021年7月29日木曜日

🔴スイングはここまで変わる  2020/12 VS 2021/7 7か月の差

ボディ・リリース vs ハンド・リリース



簡単に ボディ・リリースとハンド・リリース の
違いを説明しておきましょう。 

まあ 一般的には ボディターンとハンドターンですが
『リリース』と言う言葉の方がイメージが掴み易い気がします。
【ボディ・リリース VS ハンド・リリース_Moment(2)
少々、大袈裟に言うと ボディ・リリースにおいて
スイング中に発生した 遠心力などのクラブの重さなど不可抗力を
フリーにする『リリース』はしない、意図的にはしません。
ドライバーショットなど 大きな不可抗力が生まれてしまう場合は
それを保持し続けるのは 危険、
 手首や左腕、首などを傷める可能性があるので
クラブの重さをフリーにする『リリース』はありますが、
それが ボールを打つ主のチカラ ではありません。

👉ここの部分 では 見た目は似ている と言えるでしょう。

一方 ハンド・リリースの場合、
ボディリリースの 不可抗力が大きい場合を似ていますが、
コチラは そのクラブの重さをフリーにして
 よく言われる「クラブを走らせるコト」が打撃の主エンジンです。
ソコの部分が 最大の違い と言えます。

【ボディ・リリース VS ハンド・リリース_Moment(4)

素振り…ではありますが、
ふたつをやってみて 違いを見てみると
✋やはり 切り返し以降、ダウンスイングからの からだの向きの変更は
あくまでも見た目 ですが、
ボディ・リリースは左半身主体
ハンド・リリースは右半身主体

  ハンドリリースの場合、スイングの中途、ダウンスイング後半で
左肩の回転方向が 横ではなく、縦気味に変わり、
クラブを走らせるための支点、
 左グリップの横移動が減衰させているようです。
(見た目 としては 右サイドのもぐりに見えます)

✋また 考えてみれば 当たり前ですが、
ハンド・リリースの場合、
ヘッドを走らせる、グリップを追い越させる為に
 ヘッドのリリース、下への解放も早め・多めになります。
【ボディ・リリース VS ハンド・リリース_Moment(2)【ボディ・リリース VS ハンド・リリース_Moment(3)





✋リリースを司る 右腕の伸ばし の役割も
 ボディ・リリースの場合は グリップの横~下移動の補助
 ハンド・リリースの場合は グリップに対するヘッドの『出し』

 と異なって見え、目的の異なるリリースではあっても
 不可抗力の大きなドライバーなどは
 似たり寄ったり になったりしても、
 不可抗力の小さなショット、アプローチなどでの
 ヘッドの出し方の違いに影響すると考えられます。

この二つ では
ボディリリースでは リリースが無い・遅い
ハンド・リリースでは リリースがある・早い ですので

➀は入射角度がキツめ 打ち出しは低め
➁は入射角度がゆるめ 打ち出しは高め

➀はロフトは見た目は立ち気味(地面に対する)ですが
 入射角度に対しては多めになりますので スピンは多め
➁はロフトは見た目(地面に対して)は寝気味 ですが
 入射角度が緩くなる分 スピンは少なめ

だけでなく 最下点も
 ハンドリリースの方が中め、右めになると考えられます。

「こうも変わる」ゴルフスイング  同一ゴルファー/スイング変遷

2021年7月28日水曜日

からだの回転の『軸』

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全員に有効と言うわけではないでしょうし、
フェースローテーションで上手く行っている人には
 あまり有用ではないでしょう。

単に カラダでクラブをターンさせる→ボディ・リリース
手でクラブをターンさせる→ハンド・リリース
の違いを説明してるに過ぎません。 

手を返す、ヘッドを返す~フェースローテーション
これ等をしたくない と思っている人に向け、
 実は 手を返す動きは こういうイメージから始まったり、しますよ
と言う話し、です

Logi Capture 2021.07.23 - 19.35.03.01_Moment質問がありましたが、
両腕とからだ(胸)で作る三角形の「表窓」「裏窓」
こんな感じ。

【写真上】打ち手の自分から見える その枠を「表窓」
【写真下】下側から、肘側から見える その枠を「裏窓」
と仮称しています。

実験を手伝って頂きました。
🔴ダウンスイングから 裏窓を飛球線に向けたまま
カラダの向きで クラブをターンさせる と
🔴今まで通り、です

やや緩めの速度ですので、本格的なスピードになれば
もう少し紛らわしく、なるとは思います。

今まで通り であっても
ご本人は極力フェースターンを避け、
からだの回転で とは思っていましたが、
裏窓を向け続けたまま インパクトに入る
(それ以降のリリース、慣性のフリーはOK)
 あくまでもインパクトまでのイメージですが、
抜け方に大きな違いが出ます。
【ハンドターン~手の返しの正体_Moment

蛇足…ではありますが、
スライスを避けるため、フェースターンをすれば
フェースターンをしないよりも 軌道はより一層インに切り込みます。
すると その軌道に対しての右回転をさせないフェースは
想定よりも多く必要になり、多くフェースターンすれば
またまた さらに軌道はインに切り込む という
逃げ続けるゴールになってしまいます。

右回転/左回転 と ボールをつかまえる は
全くではありませんが 別物 と言う認識が無いことから
その「スイング迷路」は始まるのでしょう。 

【ハンドターン~手の返しの正体_Moment(2)


カラダの正面で、とか、
アドレスの腕の姿勢、、、
 三角形をボールに向ける と言う意識が残っている と
どこかで 左サイド、 左肩なり、左グリップの減速、停止、
 の動きが入ってしまいます。

結果論、ではありますが、
 手の返し、ヘッドの返しをするには
 回転軸になる 左サイドのどこか が減速しないと出来ませんから
 無意識化 で その動きが入る訳です。
一般論では それを「左サイドの壁」などと呼んだりしますし、
 おそらく…ではありますが、多くの人は
 左サイド、左腕と左サイドの絞り、硬直 みたいなもの【切り返しから『渋滞』を起こさないように_Moment(2)
 『インパクトの感触』として掴んでいるのだと思います。

また シャフトの走り なんて言葉は
 その動作を暗に促している気もします。


腕と胸で作る三角形を ボールにどう向けるか と言うイメージですが、
インパクトで ボールと三角形を相対させる…には
 ヘッドの重さ ~クラブの長さ、運動による積算 が邪魔になり、
 放っておけば ヘッド分は遅れ、度合いにもよりますが、
 それに引きずられ 肘や腕の付け根 も遅れます。

よく言われる インパクトを待つ~遅れを取り戻す もありますが、
ヘッドの返し や 手の返し をするのには
回転の先頭である 左サイドがどんどん行ってしまったのでは
追いつくことが難しくなります。
原則、手の返しはどこかで 左サイドの移動が止まる のですから
回転する主体が 左サイドではなく 右サイドになりガチ
  なのも 比較動画を見ると分かります。

本来は 『からだ』の回転は からだの芯(幅の真ん中あたり)
 箇所としては 曖昧で構わないと思いますが、
 よく言われる 軸に対して 左右が似たような風に動くから
 「軸がある」 と言われるわけですが、
 手の返しを打撃の主にする人の場合、
 左サイドよりも 右サイド方が積極的、能動的に動いており、
あえて言うのなら 左サイドを軸にして
 右サイドを動かしているようにも見えます

そういう意味合いでは 左サイド主体、
  左サイドだけでまわる位のつもりで 左右対称なのかもしれません。

2021年7月27日火曜日

柔らかいシャフトの恩恵

ゴルフクラブは テニスラケットや野球のバットと異なり
微妙な量 L型の構造をしています。
また機種や種類によって
その微妙な量は異なり、
ゴルフ用語的には 重心距離や重心深度などと呼ばれたりします
そして それがそのクラブの性格・特性の差異だったりします。

握っている棒とヘッドの重心~重量の中心点 との差異は
2センチ~5センチ と色々あります。

しかし 本来
ヘッドに適切な重量があり、
使う人にとって ちゃんとしなる、柔らかさのシャフトを
使っていれば その差異 重心距離や重心深度などは
問題ないのです。

静止状態ではその差異はあっても
運動状態では 重量は一直線上に揃う特性がありますから
自動的にそれは消され
打ち手は その差異を気にせず 棒そのもので打てば
そこに打点 重心位置が来るようになっています。

ですので ヘッドの大きなドライバーと
本当はお勧めできませんが、
重心距離が大きく異なるアイアンと併用しても
自動的に その差異は自動的に解消されるようになっています。
 ✋✋✋シャフトが柔らかければ…ですが。

セット間に重心距離が違いが少ないものを使う方がよい・・・
のは 打ち手が感じるクラブの重さが
超重心距離や深重心深度のモノ方が重く感じるためで
クラブの短いモノの方が 軽く感じるのはあまり良いことではありません。

シャフトの硬さ・柔らかさが適切であれば
そのズレ 重心位置や重心深度のずれを無視して
棒の延長線上で打てば良いのです。
 本当は。です。


しかし しならないモノを使う場合
打撃するのに そのズレを計算しておかなくてはなりません。
機種による差もですし、
アプローチなどでは その動かすスピードによってもです。

ですので フルショットでは大丈夫でも
ハーフショットのアプローチなどで
そのずれがより発生し辛いので シャンク が出たりします。
✊スピードが高ければ 十分なトゥダウンが得られます


そして ゴルフクラブの構造のすごい所は
 
シャフトにしっかりした剛性がある限り
シャフトがいくら柔らかくても そのトゥダウンは
その重心位置のズレ分しか起こらない
 のです。

IMG_8497
機種による違いなどを全部飲み込むことの出来る
 そのシャフト本体の機能/シャフトの柔らかさ は
ゴルフをかなり簡単にできます。
オートマチックに 打点が同じところに来る
しかも それは重心位置 という
ゴルフ用語でいう ヘッドの芯 なのですから。

それを利用としない打ち方では
常時 そのズレ/差異を意識しておかねばならず
かなり複雑になります。

また ヘッドを返すような打ち方では
そのずれを解消するような シャフトの動きになりません。
逆に 重心位置・重心位置の数値的なズレ以上に
ズレを考慮しておかねばならなくなります。mh


 そのオートマチックに重心のズレを消す機能、
しならないシャフトを
わざわざしならせ、ねじって使うのは
いったい何のためなのでしょう?

2021年7月26日月曜日

バンス、バンス角度と飛距離の密接な関係

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

全てのクラブ には
バンス、バンス角度 なるモノが存在します


英語でいうと バウンス
 跳ねる とか、弾む という意味合いです。
多くのイメージでは バンカーでの跳ね として
捉えられているトコロが強いですが
実は ショット全般に
ショットを支える、ロフト角度を支える
 大きな意味を持っています。


それも スイングを考える一つの目安 になります。

wedge-bounce


よく知られているモノは ウエッジのバンス角度 ですが、
ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティ にも
 その角度はあります。

一応 ですが
000009 リーディングエッジ(フェース側)の基準に
 後方が低くなっているモノを 「バンスソール」 絵図㊧
 後方が高くなっているモノを 「スクープソール」 絵図㊨
と呼んでいますが、 ドライバーやフェアウェイウッドの場合
スクープソールのモノも見られますが、
 コト アイアンに関しては ほぼ全機種 「バンスソール」
つまり 名称で言うバンス部(ソール後方)が
 リーディングエッジよりも 低く、下に張り出しています。


そのバンス 下への張り出し方は 番手により異なり、
5番アイアン を 5度 に仮に設定すると
6番で6度、7番で7度。。。。。PWで10度 と
 同じ角度ではなく、番手順に角度は増えてきます。

特にバンカーで使われる SWはその数値が大きく
一般的な市販品では 10~14度位
 弊社のHBS-10では16度、HBS-16では14度になっています。

バンカーで使われるコトもありますが、
ウエッジが アイアンの中で 数値的にバンス角度が大きい、
そして 番手により バンス角度が推移していく、
その理由は クラブの長さ にあります。

クラブが長くなると
 スイングの円弧は大きくなります。
ボールに対して入ってくる角度も緩くなります。
一方、クラブが短くなると
 スイングの円弧は小さくなり
ボールに対して入ってくる角度もきつく成ります。

IMG_0496

そのクラブの製品ロフト通りに打つには
 その入射角度通り の インパクト姿勢 となりますから
△5番アイアン(バンス角度5度仮定)と
△ウエッジ (バンス角度14度仮定)
 で比較してみると
グリップが前に倒れている度合い(見た目のハンドファースト)
は ウエッジの方が多くなる、約10度分 シャフトが前に倒れている

 と言う風になります。


ウッド など箱形状のヘッドに比べると
実は 特徴の出し難い アイアンの場合、
このバンス角度も含めた ソールの形状が
その性能を大きく左右します。



ロフト角度は バンス角度など ソール形状とは関係なく
シャフトに対する角度を計測するのが常、ですが、
バンス角度が強いモノほど ボールが低くなり易く、
ヘッド特性や機種のロフト角度との絡みにもよりますが、
数値としてロフトの立っているアイアンは バンス角度は抑えめ、
上がり易い性格のアイアンはソールが幅広いか、
バンス角度が張っている傾向が多いです。
445TL-5-1

フェアウェイウッドなどは ヘッド性能もありますが、
そのロフト角度との絡みも考え、
ショットの是非(ミス)への影響が大きいので注意が必要です。
寝かし気味に入れる傾向の強い方、
フェアウェイウッドのダフリ、トップ、チョロ の多い方は
ソール後方、バンス部の逃げ、ラウンドがキツク
スクープ気味になっているモノの方が無難でしょう。

IMG_0610IMG_0607







ウエッジになると ウッドやアイアンに比べ
更に 機種によるヘッド性能の差が出にくいので
『ソール形状やバンス角度』が
 ヘッド特性ソノモノと言っても過言ではありません。

ロフト角度 や シャフトの長さ、硬さ、ヘッド重量 など同じにして
バンス角度だけを 0度のモノと 14度のモノ で比べると
最大飛距離も 平均飛距離も どれも 14度の方が上になります。
 つまり 飛ばなくなってしまいます。
また バンス角度の大きな役割として
 地面に接触した際の ロフト角度の確保 というのがありますが、
その後ろ支えのないモノは 抜けた球にもなり易く、
自分自身の、スイングの再現性、安定性が低いと
 そのまま反映されます。


平均的なウエッジのバンス角度 12~14度
ということは インパクトの望ましいヘッド姿勢は
その分 グリップが前、シャフトが前に倒れている
地面に対して バンス角度が ゼロ度 になる
という事を指します。
 それが メーカー、デザイナー の想定しているインパクト です。

IMG_0727

こすり打ち の場合、
そのバンス角度分 シャフトを前に倒して使わず
アドレス通りのインパクト を想定して使いますので
バンス角度分 12~14度も ソールが下に張り出す形になります。
wedge-bounce

バンカーでは良いかも知れませんが、
普通のライ からボールを打つ際、
ボールとフェースがコンタクトする前に ソールが地面と接触してしまいます。

レッスンなどでよく見かける
振り子式のアプローチ。。。 これって マットから打つ専用 の方法
に見えてしまうのは 私だけでしょうか

2021年7月25日日曜日

『シャフトの役割』

アマチュアゴルファーのクラブセッティング
 シャフトやロフト、クラブ構成を決める境目 は
アイアンのロフトで言うと 27~28度のクラブで
ごく平均的なアイアンであれば 5番もしくは6番アイアンですね、

 それで 150ヤードを打てるか どうか になります。

スナップショット 1 (2013-10-12 12-11)

→で、実質はどうか というと
 おそらく…ですが、7割…8割のアマチュアゴルファーには
その距離はかなり厳しい、不可能とは言いませんが、
難しい距離 です。


シャフト で言うと
 そこが 硬さ SR の境目
ドライバーのロフト で言うと
 ロフト10度 の 境目 ですね。

つまり 7割以上のアマチュア にとって
 理想的なスペック を ドライバーで表す と
11度以上のロフトの
R以下のシャフト のドライバー というコトです。

11.5~12.0度の Ⓐ-シャフトの硬さ
 これ位が 推奨平均値 と言って良いと思います。

でも 実情は 10度のSR 10度のⓈ 
11度のドライバーより 9度の方が売れています…。

 一般ゴルフショップで11.5度のⒶのスペックを勧められたら
「馬鹿にしてんのか?」になりますよね…。

ロフトを寝かして こすって打っている
 というのが ドライバーのスペックにも
はっきりと反映されている訳です。

ネットの時代 というのは
 だいたいの場合、キャッチーなコピーが中心になります。
250ヤードだ、300ヤードだ と書いた方が
 ユーザーの気持ちはくすぐられますからね。。。

(クラブ扱いのイメージの比較_Moment

シャフトの大きな役割は
 ヘッドの重さ、重心位置による特性 を使って
 
『グリップを押す補助』をするコトです。


→グリップを押す とは
 進行方向、打撃方向、飛球線方向に
 グリップを先に行かせるコトで
 シャフトが硬ければ硬い程
 その機能は薄れ、オーバースペックな場合、
 それは自主的に、肉体的にしなければならなくなります。

本来、シャフトは柔らかくなる程 弾道は下がり
→グリップを押す、ハンドファーストを促す故
フック回転がきつく成る性能を持っています。。。が
ほぼ100%に近いゴルファーは
シャフトが柔らかくなる程 弾道が高く、
 スライスがキツクなります。
そういう意味でも 硬いシャフトと
 ロフトの立ったモノは パック とも言える訳です。

シャフトがグリップを押す 実例 ですが…
〇多くのゴルファーは
ドライバーに比べ、かなりキツイアイアンシャフトを使っています。
シャフトの硬さの目安、数値で言うと
ドライバーは平均 235cpm
アイアン(5番) 290cpm です。

ドライバーのその数値でマッチするアイアン(5番) は 250~255cpm
それよりも 40cpm  …フレックスで言うと❹フレックス
ドライバーがSRだったら S.SX.X.XX ダブルエックスのアイアンです。

ですので ドライバーのボールの置き位置は
ティーアップしているとは言え、左足のかかと線上 ですが、
アイアンは からだの真ん中

 その差はボール4個分以上 あるのですが、
そこまで中にいれないと 届かない、打てない、
つまり シャフトに押されない というコトを
 実は多くの人は体感しているのです。

2021年7月24日土曜日

ゴルフは 交互ショット で組み立てます

現場、コースでは ゴルフクラブ、
バッグに入っている パターを除く全てのクラブは
「任意」に一球一球持ち替えて 交互交互に打つコトになります。

ドライバーのOB打ち直しやアプローチの大きなミス以外
同じクラブを二球連続に打つコトは殆どありません。
cea9c3eaそう言う意味で すべてのクラブはある一定の流れ、
似たようなタイミングや感じで打てる共有の流れ、
が出来ているコトがとても大切です。


一般的に 自分のいつも使っている(例えばドライバー)硬さ
よりも 柔らかいモノ(振動数㉚cpm低いモノ)を打てば
正しくクラブが使えれば フック
手で振るタイプの人では スライスが出たり、てんぷらが出たりします。
✋シャフトが柔らかくなると スライスが出る と信じている人が大半ですが、
シャフトの使い方によっては その逆のケースもあります。
また、傾向として スライスが多く、頻繁に出れば
ゴルファーは当然、反応(予防)しますから
  その逆の ひっかけ になったりもします。


30cpm硬さの違う、柔らかいモノ、硬いモノ
それをミスっても、ミスらなくても、
一球交互交互に打てば、前に打ったクラブの影響は当然、出ます。


お店で試し打ち をして頂く場合、
通常 お使いのモノよりも 硬いシャフト のクラブ
を打って頂くと… おそらく無意識だとは思いますが、
10球位で自然とボールは中、右打ちの人では右目 に
ズレていきます。
柔らかいシャフトではその反対です。
スイングのコトを意識しなくとも
軽めのヘッド重量や硬めのシャフトを打つと
トップの位置は深くなりますし、リズムも速くなります。
14,11,013225
一般的な 市販のクラブの組み合わせ では

ドライバー  セットの中で一番柔らかい
ウッド  ドライバーより硬く アイアンより柔らかい
ユーティリティ  ウッドより硬く アイアンより柔らかい
アイアン フレックスで言うと 3~4フレックス分 ドライバーより硬い
ウエッジ アイアンより硬く セットの中で一番硬い

と言う組み合わせ ですので
展開として
短いサービスホールで
1.ドライバーが当たる
2.ウエッジの距離が残る
この状況では ウエッジのトップや引っかけの可能性は非常に高く
折角の サービスミドルが サービスミドルになりません。
硬いシャフトですので、どうしても強く振り気味
 になりますので なかなか距離感が上手く行きません。
スナップショット 1 (2015-07-24 1-20)
ロングホールでは
1.ドライバーが当たったと仮定し
2.フェアウェイやユーティリティを打つ場面では
 地面から打つクラブが ドライバーよりも硬いので
 ダフリやトップのミス どスライスの可能性も低くありません。


✋絶対に! 全員が! こうなる‼ と言うわけではありませんが、
100人のゴルファーが実験をすると
おそらく こういう平均値 になると思います。

2021年7月23日金曜日

【ゴルフスイング】入れたくないのに…入ってしまうハンドターン~手の返しの正体

ゴルフクラブの構造の秘密

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


ゴルフクラブが他のスポーツ用品
特に球などを打撃する道具として
大きく異なる点は
握っている棒と打点に 「ズレ」 があることです。
455T-2

テニスやバドミントンのラケットや野球のバットなどは
握っている棒の延長線上でボールを打ちますが、
静止時(動かしていない時) ゴルフのクラブは
握っている棒の延長線上で打ってしまうと
俗に言う「シャンク」になってしまい
どこに飛ぶか、どの位飛ぶか 調整が不可能です。

軽いヘッド~硬いシャフトの組み合わせ だと
スイングして クラブを動かしても
その「ズレ」は解消されず
ゴルフ用語で言うところの 重心距離分
(ヘッドの重量の中心点とシャフトとの距離)
長さの単位で言うと ❸~❹センチ
握っている棒から ズレたところで打たなくてはなりません。

460TL-2

ボールの大きさは 4センチ5ミリですので
握っている棒で 空振り寸前
ボールの内側の皮をこする程度のズレ分
外れたところを打たなくてはならないのです。

そして これは クラブの機種や種類、番手などによって
異なってきます。

他のスポーツで こういう使い方はされない?のではないでしょうか


✋勿論、どうクラブを振るか/扱うか にもよりますが
ある程度の柔らかさ
ある程度のヘッドの重量のある ゴルフクラブ
の場合、
物理的な約束事
「遠心力が掛かった時に 重量が同一線上に並ぶ」 から
握っている棒の延長線上に
 ヘッドの重心(ヘッドの重量の中心点)
主に ボールの当たる場所が ほぼ自動的に入ります。

速度にもよりますが、
動かしていない時、静かに動かしている時は
その打撃点に近い、重心点 は
重さとして フェースの状態やクラブの位置など を
感覚として 打ち手に伝えます。

柔らかさやヘッドの重さにもよりますが、
ある速度を超えると そのズレは消え
より効率よい 打撃が行える状態になる
二重構造を 本来、ゴルフクラブは持っている のです。

IMG_0772

感覚として 握っている棒で直にボールを打つのと
ものすごく微妙な距離 ズレて打つのでは
覚えやすさに大きな違いがあると思うのですが
どうでしょうか?

残念ですが、元々のそのズレの構造
重心距離の構造、ゴルフクラブの L型構造 は
絶対的な安全性と番手によって距離を打ち分ける という目的から
外すことは出来ないのです。

グリップとシャフトとヘッド という主要パーツの少ない
ゴルフクラブの シンプルではない打撃構造は
必要分しなる~動くシャフトと
必要分なヘッドの重さによって
よりシンプルな構造に変えるコトが可能なのです。
そして それは100年という単位の昔からの知恵なのです。


2021年7月22日木曜日

L型ブリストルパターの活かし方

進化版L型ブリストルパター(480g) と
一般的な市販のパター
(300g強)  の
最大の違いは ヘッド重量 です。
010

パターは飛ばさない道具
 と認識されているゴルファーは少なくありませんが、
少ない力で飛ぶのなら
✌小さなストローク、
✌ゆっくりしたストローク、
✌小さなストローク幅で

十分な距離を打てる方が より簡単 です。
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軽いヘッド・硬いシャフトの市販のパターで
弾いて打ってしまうのは 仕方ないかも知れませんが、
L型ブリストルパターの持つ その打撃力・破壊力を
弾いて 無駄なスピンにしてしまっては勿体無いです。


パターストロークは
ボールが地面を転がって進むので
ショットと異なり 順回転・オーバースピンになりますが、
パターにおいての 良い転がり とは
オーバースピンが沢山かかることではなく
逆に 同じ距離を進むのなら 少ない回転 の方が
地面との接触も少なく、
よりブレーキが掛かり難い上
芝目などの影響も少なくなります。
(曲がりにくい・直進性が高い ということです)


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多い回転になると ブレーキも掛かり易く
芝目の影響も受けやすくなりますから、
意図的に オーバースピンをかけるような弾くストロークは
実は サイドブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるように
良いことは何一つありません。

ボールは自重により 始め少し沈んでいますから
そのくぼみから 飛ばしてあげてから 転がり始める方がよく
いきなり オーバースピンをかけてしまうのは
くぼみの壁に当たり、エネルギーをロスする上に
跳ねてスタートするのでラインに乗りにくくなります。

パターにおいて 一番悪いパターンは
歯で打ってしまう事で
特に
ロフトが、フェース面がどんどん上に向きながら
加えて、ヘッドも上昇、上り傾向が絡むと
歯がボールに入ってしまいます。
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距離にもよりますが、
パターでの自然なボールの回転数は 数百回転 なのですが、
歯が入ってしまうと 途端に5倍~10倍の 2000~4000回転
が初期に入ってしまいます。
お分かりになるとは思いますが、
同じ打撃力で 500回転で済む回転数が2000回転(4倍)
になるということは それだけ推進力を取られてしまうだけでなく
その回転数の増幅が当然地面との摩擦として働きます。
出だしはピュッと早く出ても、すぐに減速して伸びない ばかりか
摩擦として芝目を多く受けてしまいますから
その回転力が曲がりをさらに増やしてしまい
切れが大きくなってしまうのです。

L型ブリストルの良さを引き出すのには
単に ヘッド・フェースでボールを押してあげれば
いいのですが、逆に弾いてしまうと
破壊力があるために 逆効果になってしまう場合も…。

ショルダーストロークはパターだけでなく
ゴルフショット(ストローク)にとって
良いことは何一つないのですが、それはさておき
自分のストロークをガラスや鏡で見て頂きたい。

注目するのは 自分の動きではなく
パターの動きです。
特にヘッドではなく、シャフトに注目して貰いたいのです。

パターストロークは
ショルダーを使った 振り子で振らなくとも
多少ヘッドは上下に動きます。
理想的には やや高い位置から低い位置に
高低差という意味では斜め直線に動きたいのですが、
そうも行きません。
高いところから 低いところ
 そして打ち終わると 高いところへと移動します。
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パターは確かにクラブの中では
ロフトは立っています。
L型ブリストルはやや多めの 5度のロフト です。
そのロフトとは シャフトとの角度差 を指しますから、
ボールに対し、地面に対し
シャフトを振ってしまうと それだけ大きなロフトのクラブ
で打つことを意味します。
ゴルフクラブは構造上、ロフトが寝て来れば
フェース面の下部、歯の部分が前に出るような形に
なりますので トップになりやすいですね。
ボールが下に飛び出た上に スピンが多くかかるのですから
ブレーキも掛かりやすいでしょう。
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◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)

インパクトもそうですが、
それ以降(フォロー)に対し
シャフトが ロフトを増やさず
シャフトの角度、姿勢がそのまま
ボールを打つ抜いてあげる という事が重要です。


同じような位置で、同じようなヘッドの高さでも
シャフトの角度によって
これだけ フェースの姿勢は違うのです。

そして これは必ず撃つ方の人間の姿勢にも影響します。
特に 肩の振り子で振る人にとっては
このシャフトの延長線上に頭があるわけで、
ヘッドが前に出るストロークでは
撃つ人の頭は右にズレ易く
 その分、最下点は右にずれます。
より一層 歯で打つ確率が高くなるわけです。

意識がヘッドに行ってしまいがちですが、
人間が操作できるのは グリップの動かし方 ですから
同時にシャフト姿勢の意識も持って貰えると
L型ブリストルパターはあなたのパッティングを
インチキのように向上させます。保証します。

2021年7月21日水曜日

シャフトの挿₍さ₎し方 ~スリーブ



シャフトの挿し方(刺し方?)について問い合わせがありましたので
それに付いて 書いてみたいと思います。

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「シャフトの挿し方」と言う言葉に
 ピンとこない方も多いかと思います。
ハミングバードでは原則、やらないので
 私自身もその言葉に反応するのにちょっと時間が必要な程です。
弊社のお客様だと、私が口にしませんから、
ほとんどの方が ???? になるのでは、と思います。

単純に言えば、ヘッドにあるシャフトの入る穴 に対し、
シャフトを真っ直ぐ挿さず、ある目的の元、斜めに指し、
無理やり固定することを指します。
その為のスペーサーや治具もあります。

経験則で言うと、アイアンは軟鉄の場合、
ライ角度・ロフト角度調整がありますので、やることは皆無、
ウッドの場合、
特にドライバーやフェアウェイウッドなどの、
フックフェース、スクエアフェース、オープンフェースを
気にされる方が ごく稀に 年に一件あるか、ないかペースで
指定されるお客様がいらっしゃいます。

シャフトのサイズは
ウッドの場合、約8.5mm
アイアンの場合、約9.3mm
異種サイズはあるにはありますが、だいたいはこのサイズです。

ヘッドに開いている穴(シャフトを挿す穴)は
シャフトと完全にピッタリだと シャフトが入りませんから
気持ち大きめ(0.5~1.0mm程度)に開いています。

その穴を少し大きくボーリングし、異物や
専用のスペーサーを入れ、固定する のが「シャフトの挿し方」です。

ロフトが分かり易いので 写真で説明すると
2020-05-23_20-48-23_Moment(3)オリジナル❶









2020-05-23_20-48-23_Moment

シャフトを左から挿す❷

👉ロフト角度が増えます





2020-05-23_20-48-23_Moment(2)

シャフトを右から挿す❸

👉ロフト角度が減ります




分かり易いように細い棒を使いましたが、
実際には シャフト外径とホーゼル内径(ヘッドの穴)の差は
安全上、大きく取れませんから
ここまで角度差を付けることは出来ません。
プラス2度、マイナス2度未満 になると思います。

これはライ角度、フェース角度にも応用でき、
この原理が 現在、多くのメーカーの取り入れている
可変式スリーブに使われています。
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シャフトの挿し方…で言うと、
安全上の問題もありますが、はっきりとわかる程
ロフト角度、ライ角度、フェース角度を変えると
シャフトとヘッドの接合が 骨折したような
変なつながりに見える と思いますが・・・。
それは 可変スリーブでも同じです。
今は気にしないんですかねー、構えにくくなると思うのですが…

✋私の経験で言うと、
それをしなければならない状況は
ヘッドの ロフト角度やライ角度、フェース角度の問題ではなく
大半が シャフトの硬さが合っていない コトによって
結果が出ない です。

一番多い例で言うと、フックフェースを治したい です。
そのパターンはまず シャフトの問題だと思います。
スイングとの相性もありますが
●硬くて引っかかっているか
●柔らかくてフックしているか
というのが根本原因かな とも思います。

今は シャローフェース(薄べったいヘッド)が大半です。
シャローフェースのドライバーは重心距離が長めで
右に行く率が高くなるので、アップライトになっています。
フックフェースが強く、もしくはフックフェースに見えやすいですからね。




2021年7月20日火曜日

現代のドライバーの飛距離アップのコツ

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


弊社で販売している SYB EG-05改 もそうですが、
つかまりの良い…スライス殺し系のドライバー、
そして 現代のドライバーの特徴の『スピン抑制型』には
『より一層』飛距離アップを狙うコツ があります。
EG05_03
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)

特に気を付けて頂きたいのは
 ゴルフ練習場で 簡易測定器 を使っている方です。
簡易測定器は ドップラー効果を使って
 弾道を計測しています。
多くの方が ヘッドスピードだけでなく
ボールスピード、それのミックスの「ミート率」を
大変強く気にかけているようですが……、
 この計測器では 縦であっても、横であっても
 スピン量を測るコトは出来ません。

✋ボールスピード は
 単純には 12度のロフトのドライバーよりも11度
 10度のロフトのドライバーよりも 9度のロフトのドライバー
 で打った方が 数値 は高くなります
✋多くの方が気に掛ける 「ミート率」の数値は
 分子:ボールスピード / 分母:ヘッドスピード になります。
 例えばですが、ヘッドスピード40ms、ボールスピード60ms
 であれば 数値としてのミート率は 1.5 になる訳です。

スピン量を加味しない 弾道計測機の場合、
 ボールスピード「のみ」が距離の元になるデータです。
遅い…よりも 速い方が良いのは嘘ではありませんが、
ボールスピードを上げようとして
 ヘッドターンを強くし、よりインパクトロフトを閉じて
 少なくしてしまうと 数値としてのボールスピードは上がりますが、
 打ち出し角度も低くなり過ぎ
 相応の浮力を生む スピン量も低くなり過ぎて失速…

『実際の』ドライバーショットとしては飛ばないモノ になってしまいます。
練習場専用の、架空のドライバーショットを作るコトになってしまいます。
ドライバー入射角度

ボールの速度、打ち出しの角度、スピン量
各各 この数値がベストだよ‼ というのは無いようなモノで
それぞれの組み合わせによって
その人その人の打ち易い、繰り返し易い組み合わせによって
 飛距離更新はなされるのですが、
最近の スピン抑制がとても強く、
SYB  EG-05 のように スライス殺し傾向の強いモノ では
ボールスピードやミート率の数値ばかりをおいかけるあまり、
打ち出しが低すぎ、やスピン不足のため失速のケースが少なくありません。



a5b965fd現場で、コースで 本当の飛距離アップを狙う‼
コースで実現可能な、再現可能な飛距離アップを狙う‼

のであれば  すこし プッシュ気味
練習場では ややプッシュスライス気味 
 位の意識で打ってみましょう。
🔴方向とすると 12時半~1時位の感じです。

ヘッドの返し、フェースローテーション、を意識するよりは
インパクト付近が忙しくなく
 割合簡単に 「押し出す」 感覚は掴み易いと思います。

また 手ごね、手打ちで疑似的に造る インサイドからの入り、
 では 強烈なスライス になってしまうので
スイングの修正の練習としても大変、有効です。