パッティングストロークにおいて
一番避けたいインパクトは
アッパーに打つ、煽り打つ、歯で打つ、 です。
パッティングストロークを弾道計測器 で
計測しながら行うと
普通に打つ、
まあ 当たり前ですが、フェースで打つ に比べると
歯気味、アッパー気味に歯で打つと
ボールのスピン量が いきなり5倍~10倍増えます。
その弾道は 初速は速いのですが、
見た目にも 急速にボールスピードが落ち、
初速に反して ボールが行かない、
世に言う 伸びない球筋、転がりになります。
この写真は トーナメント中のプロのモノ です。
この選手は かなりアッパー気味にストロークしています。
が故に、歯気味でインパクトに入ってしまい
ボールが伸びず、苦労していました。
パッティングは オーバースピンだ、
と言われますが、それはその通り…なのですが
それは空中を飛ばず、地面を転がる、から であって
オーバースピンをかけて 打つモノ ではありません。
氷の上でパットをすれば スピン量は多くありません。
当然ですが、同じチカラ加減で打っても
氷の上を転がるのに比べ
通常の芝の上を転がると ボールは遠くに辿り着きません。
摩擦 があるから です。
順回転、オーバースピンはかかっていますが
その距離に対し、適正なモノに比べ、
より多くの回転が伴っていると その分、
芝との接触面積も接触機会も増える訳ですから
ボールにブレーキがかかってしまいます。
ボールの外周は 約15cm ですが、
150cm以上移動する のに 10回転未満の回転 が
パターにとっての 良い回転 であって
150cm移動するのに 15回転も回転させるには
余計なチカラ加減が必要になりますし、
接触機会が増えますから 芝目の影響も大きくなります。
芝の状態によって 距離感も影響を受け易いですし、
ラインも大きめに取らざるを得なくなります。
アマチュアだけでなく、プロにとっても
ボールを煽り気味に打たない、ちゃんとフェースで打つ
は あまり意識されていませんが、かなり重要、
特にアマチュアゴルファーのパッティングの生命線、
パターが得意と苦手の分かれ目になるポイントです。
昔から フォローで
『パターヘッドを 低く長く出せ』と言われますが、
その意味はココにあるのです。
乱暴な言い方になりますが、
アッパー気味に、あおり気味にストロークするのであれば
フォローが無い方がマシかもしれません。
真っ直ぐ引いて 真っ直ぐ振る
ばかりを気にする傾向が強いですが、
ストロークをする時の自分の目から見た真っ直ぐ よりも
このアングルから見る 真っ直ぐの方が
総合的なパッティングストロークとしては重要です。」
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