2022年12月31日土曜日

アイアン~ユーティリティ~フェアウェイウッド

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ここに 角度として同じ、
例えば ロフト25度の
 アイアン / ユーティリティ / フェアウェイウッド(以下ウッド)
が有ったとしましょう。

☑その3種を 同じヘッド重量 ⇒ 同じ長さ に設定します。
 アイアン / ユーティリティ / ウッド
の順に 重心深度は深くなっていきます。
✋重心深度
 重量の中心点(重心)がどの位
 打点であるフェースよりも奥まっているか


平均として その重心深度 は
 アイアン / ユーティリティ /ウッド の順に
 5mm / 13mm / 28mm
だいたい 倍~倍
まあ ヘッドの形状通り と言って良いでしょう。

IMG_0524811-5-1411-5-1





重心が深くなると どのような効能があるか と言うと
インパクト時 ロフトが付き易く
かつ、入射が緩くなります。
 やさしくボールがあげられる ようになる 
✋重心深度が深いと ミスにも寛容 というのは
ロフトによるもので 直接的なモノではありません。

主なクラブの開発、設計、実験、データ取り などの多くは
マシンで行われるのですが、人間は反応し、影響を受けてしまう生き物
ですので、マシンよりも その違いに大きく反応します。
マシンですと その重心深度の差はデータ通りの弾道~結果になるのですが
人間ですと 重心の深いモノほど
より多いロフト(ロフトを増やし)
より緩い入射角度 にしてしまいます。
 打てば 打つほど・・・ですね。


ですので よく巷では
「フェアウッドは掃くように、アイアンは上から」みたいに言われますが、
同じように打とうとしても 形状の、重心深度の効能から
放っておいても そうなってしまいます。
例え それが 3種共に 同じ長さ であったとしても、です。
人間は反応します。


この同じ長さの アイアン / ユーティリティ / ウッド を
同じ人が打つと
 順に 打ち出しが低め ⇒ 高め
     スピン多め ⇒ スピン少な目

になっていくので、ウッドの方が飛びやすい・・・のですが、
前述のように 人間は反応する生き物なので
同じ長さであっても ウッドの方が より大きなロフト、より緩い入射
で打ってしまうので、あるロフトを境に 上がるばかりで 飛ばない
というコトも大いに起こり得ます。
会田20210701_Moment(2)
また これはヘッドスピードやクラブの扱い(スイング)による差もありますが、
  (😿ヘッドを振る人ほど 重心深度の効能はキツク働きます!!)
多いロフト しかし 緩すぎる入射 の為
 スピン不足で失速してしまう可能性も生まれます。


実際には そこに「長さ」の違いも入ってくるのです。
シャフトの、クラブの長さは ヘッドの重心位置の反応を増幅する作用を
持っていますので
シャフトが長くなるほど、この場合は ユーティリティ / ウッド
になるほど 更に ロフトは増えやすく、入射は緩くなります。

また 形状上、仕方ない というか
重心の深いモノほど ヘッドに奥行きがあり
アイアンで言うと ソール幅が広くなりますから
ロフトが増えやすい、入射が緩くなり易い
 ⇒ユーティリティ ⇒ウッド 程 ソールが地面に干渉し易くなります。


✋ですので
「アイアンは上から、ウッドは掃くように!」などと
更にその効能を強めるような使い方 をすると
その効能の要因 ヘッドの奥行き、ソール幅の広さ によって
ダフリ、トップ、チョロ のミスを誘発してしまいますので、逆に
「アイアンは掃って打つ、ウッドは上から」位の気持ちの方が良いのかも…
 🐰同じように使うことが一番ですが・・・。
353204-1

✋また これも微妙ではありますが、
弊社では どのクラブも同じようなボール位置で打つコトを推奨していますが、
多くの方は アイアン ⇒ ユーティリティ ⇒ ウッド になるほど
ボールを左(飛球線方向)に移すケライがあるようですが、
逆、とは言いませんが、重心深度の効能を考えると
ミスを回避するコト 優先するなら
・・・・・・・・気持ち ウッドの方が中寄り~右寄り(ボール半分位?)
とまでは言いませんが、ウッドの方を左寄りにすることが良いコト とは思えません。


それぞれの シャフトの硬さが同じ、似ている、共通
という枕詞は必須ですが
決して アイアンはこう、ウッドはこう、と分けて考えず
同じボール位置で 同じように扱う のが
  一番の対処方法だとは思います。



2022年12月30日金曜日

シャフトの使い方、役割…の不思議

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最近、練習用だと思うのですが、
かなりのメーカー、シャフトメーカーから
柔らかいシャフト、もしくは柔らかいシャフト装着のクラブ
が出ているのですが。。。

ちょっと 不思議に思うコト があります。


ダウンスイング~左上腕_Moment



シャフトの本来の役割は
ヘッドやクラブの重さそのもの、
ヘッドのその特異(特殊)な形状による重さのかかり方を打ち手に伝え、
どの方向に動くのか👉スイングの方向性
いつ動くのか👉スイングのタイミング・リズム
速く、強く動く👉スイング運動の助力  するものです。


つまり シャフトは
 ヘッドの重さによって「グリップを動かす為のモノ
」です
✌その意図であれば その練習用のクラブは練習になるでしょう…が
 それを理解している人は オーバースペック、過度な硬さのシャフトを
 常用するコトはない・・・・ というパラドックスなんですがね
 ゴルフ界のよくあるパラドックスです。

しかし、一般的には
レッスンプロなども含め
✖シャフトは しならせて しなり戻して
✖ヘッドの重さとしなりもどし で ボールを弾いて打つ
 グリップを動かすコト ではなく
✖ヘッドを動かすモノ ~しならせて・しなり戻して打つ
 と考えられています。
おそらく プロゴルファーやゴルフメーカーさんも含め
ゴルフに携わる人の 95%超える、限りなく100%に近い人が
そう信じていると思います。

どちらも宗教のようなモノで どちらを信じ、どちらが好きか
に良い悪いは無いと思いますが…。

シャフトをしならせて しなり戻す 人にとって
柔らかいシャフトは
 そのしなる量も、しなり戻る(正確にはしなり戻す)量も
かなり大きいです。
何センチ、何十センチ とは言えませんが、
例えば、普段・・・NS950 の SR相当 
振動数(シャフトの硬さ) 5番アイアン 290cpm  
を使っている人にとって
振動数(シャフトの硬さ) 5番アイアン 200cpm
のものは シャフトの動く量は3倍以上 往復では6倍~10倍近く
動かしますし、動かさなくてはなりません。

down_swingAZEJ5123_Moment








開いてあげて、閉じて降ろす
それが上手く行くには
ナイスショットになるには そのしならせる量、しなり戻す量とともに
その速度やタイミングが重要になります。

✋その練習用クラブを初めて手にした人は
当初、ダフリ、シャンク、スライス、ハイボール を連発する筈です。
そして 練習を重ねる。。。球をたくさん打って
シャフトをしならせる量、しなり戻す量、時期
その塩梅、加減、要領・・・タイミングを掴むわけですが
それは あくまでも その練習用クラブの要領、タイミング です。

シャフトはヘッドを動かすモノ
シャフトはしならせて、しなり戻して使う と考えている人
にとっては スイングのリズムやタイミングが命 です。
そのリズムやタイミングが 参考にならない程離れている
元の 振動数290cpm…振動数で言うと倍も違うクラブは
そのタイミングも要領も 全く異なる
別のスポーツの道具 と言っても過言ではないほど違うモノ です。

まったく違うタイミング・リズムのクラブで練習して
実際に使うのは 倍も硬いシャフト って
なんか意味あるんですか?
何を覚えたいんですか?
なんのための練習なんでしょうか?
ゆっくり振るための練習ですか?
   ✋でも、自分のクラブは速く振らないと飛びませんよ…。

しならせて しなりもどす・・・
その方法 って言っても
倍も柔らかいシャフトは そのスイングなら
放っておいても しなります・・・・嫌というほど・・・
でも、自分のシャフトに戻ったら
自分でしならせないと しなりません。
なにが参考になるんですか?
 ボールを打つのにしならせる必要があるなら
 放っておいても しなる その練習用のクラブの硬さを
 使えば 済むだけ と考えるのは変ですかね~🤓😵

2022年12月29日木曜日

ゴルフ◆この気温になると顔を出すシャンクの正体

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この季節、この気温になると
市販の、特に
軽量スチールシャフトのアイアン・ウエッヂ
を使っていると
グリーン回りなどのアプローチショットなどで
シャンクが多く出ます。

まあ ここにもシャフトの本来の機能が顔を出す訳 ですが...

シャフトの本来の機能は
その時のヘッドの、クラブの姿勢や位置などで
ヘッドの重さ分、シャフトの柔らかさ分
グリップを動かす~押すことにあります。

ヘッドが重ければ重いほど
シャフトが柔らかければ柔らかいほど
ヘッドを押す量、押す力、押す速度も増します。


シャンクは基本グリップの移動が止まることによって
多く発生します。
⇒この気温になってくると
シャフトの動きは夏と比べ 鈍重に
動きや働きそのものが少なくなってきます。
sample 2009_09_29_23_49_15-964フレームショット

ちょっと横道にそれますが
単純な上下関係
(重要なポイントだったりします)
グリップよりもヘッドが低くなると
グリップを押す働きは逆にグリップを止める
その場に止まる働きになってしまいます。
逆を言えば ヘッドの方が高いうちは
そのヘッド姿勢やクラブの位置次第ではありますが
グリップを押すことになります。

気温が下がり、ヘッドの重さ感が減ることによって
より下に振りたくなる と言うのも相まって
グリップを左~進行方向に 押す力も減るので
インパクトポイントが右にずれます。
それがシャンクを生むのです。

ヘッドを下に振ると
ヘッドを下に振った分だけ
その重さ分、その量分だけ
グリップを引き上げようと、高くしようとします。
ですので 直接ヘッドを下に振った分は
ヘッドは低くなりません。
人間は底を左右の体のバランスで補います。
左でグリップを引き上げ、右でクラブを下げようとします。
スナップショット 7 (2015-10-15 19-55)


軽量スチールシャフトが流行りはじめてから
その重量配分や強度の問題から
以前にもまして ヘッド重量の軽量化・小振り化が
進んでいます。 元々シャフトに動きが少ないのも伴い
クラブがより軽く、硬くなっているのは確かです。

まあ 軽いヘッド、硬いシャフトでなければ
特に気を使うところではないのですが
気温が下がり始めたら 注意する部分ではあります。

2022年12月28日水曜日

ストロングロフトのアイアンの罠

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令和になった現代
アイアンヘッドのロフト、どの辺りが基準値なのかは分かりませんが
5番アイアンで言うと 25度位じゃないか と思います。
現在はアプローチウエッジ(PS)が標準装備ですから
4番から22度(オプションだと思いますが)
5番  25
6番  28
7番  32
8番  36
9番  40
PW  45
AW  50
SW  56
こんな感じがアイアンの構成だと思います。
IMG_0784

最近、ストロングロフト…ロフトの立った(数値として少ない)モノ
が多くみられるようになりましたが、
ストロングロフトのクラブには 『それ相応の罠』が仕掛けられています。

7番アイアンが24度 だとします。
5番アイアン相当、場合によってはそれより立っています。

となると 上の番手 下の番手のロフト構成は
4番から18度(これは無理)
5番  20 (…これも無理)
6番  22 (きわどい)
7番  24
8番  28
9番  33
PW  38

⁇⁇  ~ この間が謎

AW  50
SW  56

口は悪いですが アイアンの飛距離…番手による飛距離
に自信がない人が使う…というよりも
アイアンの番手による距離の虚栄心が強い人が使う
と考えて良いのか と思ってしまいます。

まず 6番22度のというロフトは
ほとんどのアマチュアには ティーアップ以外では
実戦使用は無理 だと思います。
逆に このロフトが使える人は ストロングロフトは要らない…でしょう。
つまり 7番24度でもぎりぎり なので
6番以上のアイアンがバックの重し になるか
7番が上限のアイアンになる というコト でしょう。

また ストロングロフトのアイアンは
ストロングロフトに出来る、ストロングロフトにしても「上げられる」「使える」だけの
重心高の低さ、か 重心深度の深さ、慣性モーメントの高さ の必要性があります。
それは、最近ユーティリティのように厚みの増してきたアイアン とは言え
ウッドに比べると まだまだ 板形状 のアイアンには構造上限界があります。
重心の低さ、重心の深さは ソールの奥行き、大きさによって
決まると言っても良いでしょう。
つまり ソールが大きく、バンスも張っている アイアンになります。
異素材、比重の違う金属を使っても やはり形状に頼らざるを得ません。

ソールが大きく(広く)、バンスの張っているアイアン
アイアンの飛距離に悩んでいる人は
ヘッドスピード不足もあるとは思いますが、
ロフトを寝かしてボールを打つ癖が強い。。。ので
この ソール、バンスが邪魔になると思います。
IMG_0524

飛距離を出すために 入射角度を緩くするための
重心の低さ、重心の深さ が 災い して
ソール形状と相まって ダフリやトップ、ダフリチョロなどを
生む可能性が否めません。

ソールやバンスは ゴルフクラブをその長さなりに
上から打てる人にとっては お助け機能 ですが、
アイアンの飛距離不足の人は しゃくり癖、あおり癖 が強い・・・ ですから
逆に 邪魔になるでしょう・・・

2022年12月27日火曜日

上げてるのに下げちゃダメよ!

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これ アプローチだけでなく
フルショットにもよく見かけるパターンで
スイングチェックしている時はいいのですが、
しばらく放っておいて、球数を打つと表れる症状です。


まず 定義しておきますが、
振り遅れ とは
からだの向きを変える行為、からだの回転に対し
グリップが右
(右打ちの人)に遅れてしまうことで
ヘッドが遅れるコト
 ではありません。

ヘッドはそのものの重さ、そして長さ、
それに加わる移動(運動)の速度によって
動けば動くほど重くなりますので
その重さは 放っておいて
 それをロフトの立ちに変えればいいだけ のコト。

逆に ヘッドを無理に遅れさせないようにすると
グリップの移動を制限、止めなければならなくなり
からだの回転からグリップが遅れてしまいます。


ヘッドの重さを放っておけ
とは言っても あまりに、必要以上に重くなるような
使い方では それもグリップに制約をかけます。
✋クラブと仲良くできれば
 そのヘッドの重さが
 その重心位置構造が
 そのシャフトの柔らかさが

グリップの移動を助けます。

それが出来るようになれば
より重たいヘッド、モーメントの高いヘッド、
シャフトの柔らかさが スイングを助けます。





で 話は元に戻しますが、
アプローチ、そして フルショットに時によく見かける
振り遅れを作る テークバック、上げ方 です。
(実験に協力して頂いたので 上げる方は少し大げさですが…)


❶アドレス時、多くの方が
ヘッドを地面に置いて、重さを委ねています。

❷テークバック開始・・・・・・・・動作が始まると
グリップは高くなりますが、ヘッドを放っておいています。

✋アドレス時のディッシュアングルを維持するには
釣り上げる訳ではないですが、
すこし 上げる意識がないとヘッドは落ちてしまいます。

❸アプローチの場合
グリップとヘッドの相関関係において
アドレス時よりも ヘッドが下がってしまった為、
このまま 打ったのでは 手前をダふります。
よって アプローチとは言え存在する ダウンスイング
インパクトまでの間に ヘッドを逆に上げる必要が生まれ
その無駄な調整により ミスが生まれ易くなります。


❸フルショットの場合
一旦、グリップに対し、下がったヘッドを上げるため
無駄なコッキング、ヘッドを上げる行為が
テークバックの後半に入ってしまうため
切り返しが遅れ 振り遅れにつながります。

😨フルショットの場合、 この動作によって からだが反らされ、起こされ
その動作の修復のため より遅れるケースも見られます。
起き上がりコブシ症候群になります。

また グリップとヘッドの上下の位置関係を維持したモノ
(重さが掛かるなりにあげる~同じ姿勢を維持するために動かす)
をしたものと、しないもの(一旦、ヘッドを下げてしまう)とでは
ヘッドの通るルートが異なり、
一旦、下げてしまったルートの方が大きな弧 ~長いクラブ に
なるので それも振り遅れ や アウトサイドイン を生む原因に成り得ます。

ヘッドの高さに注目_Moment


アプローチであっても フルショットであっても地面に置いたヘッド、
ここから テークバック初動をする場合、
コッキング、釣り上げる必要は一切ありませんが、
動き始めた時、すこし持ち上げる位の意識がないと
ヘッドは下がり、
その後 それを修正する動作が 幾つも入る可能性があります。

小さな問題ですが、実はあとあといろいろ響くので
注意が必要です。

2022年12月26日月曜日

ウエッジ『シャフト』の選択がアプローチ得手不得手の分かれ目 

長年 クラブ診断して感じる、のですが、
ゴルファーの 「クラブを重いと感じる」「軽いと感じる」
本当に人それぞれ です。

人によっては 
⚠硬いと振り難いから重いと感じるケースもあれば
⚠ヘッドが効いていて(シャフトが柔らかい等)重いと感じるケース
⚠長さ等を含め 振りまわし難いコトが重いと感じるケース
⚠シンプルに、総重量が重いと感じるケース
⚠結果優先で、悪い結果の多いクラブを重いと感じるケース


断言はしきれませんが
シャフト単体の重量が、シャフト重量さえ重ければ
 「重い」と感じるケースは 稀 であることが多い、
です。


アライメント


一般的な…少し齧ったゴルフ知識 では
アイアンのセットに比べ
『ウエッジの方がシャフトは重い方がいいんじゃないか』
と思い、それを実行している人もいると思います。

✋間違っているとは言いませんが、上手く行かないでしょう
実は ラフやバンカーなど、
ボール以外の負荷がある場合など、
その振り抜け には シャフトの重さは ほとんど影響しません。
軽いシャフトであっても、重いシャフトであっても
そこは ヘッドの重さ次第 です。

✋次に グラファイトであれば
 重さ と 強さ の関係は製造上、ある程度アレンジできますが、
 単一素材である 鉄の棒 スチールは
 重さ が そっくり強さ
 になると考えて良いでしょう。

つまり ウエッジのシャフトを重くする、
ということは 強くする 👉硬くする というコトになります。

フルショットをしない比率の高いウエッジのシャフト を
アイアンセットの流れよりも 硬くする・・・
  良いことありそうですか❓




シャフトの硬さ 好みやスイングタイプもありますが、
標準的には ヘッドスピードに準ずることが多いでしょう。
速く振れる  → 硬い
速く振れない → 柔らかい

で決めているのに、
意図的に 遅く振るコトの多い ウエッジを一番硬くするのですか❓

短い距離であれば、小さなスイング、遅いスイング、
にしたいモノです。
ところが 硬いシャフトのウエッジでは
小さなスイング、遅いスイングでは
ボールに届かない、フェースに乗らない、スピンがかからない、
トップする と言うのが頻繁に発生します。
となると ヘッドを振る必要が生まれるので
弾道は 上げる球
 になります。
転がしたい場面でも 上げる球でないと 打てない になります。

パターで転がしても届く距離 を超えると
スピンはあまりかからない ポッコンとした 上げる球 が
自分の持ち球になってしまいます。
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これが更に困るのは ココから発展形が形成できないコトです。

➀ちゃんとした 転がし が出来ません。
 7番とか、8番でパターのように打つのみ です。

➁バンカーなどで 打ち出しの高い球 にしたい時、
 スタンスを開いて、ロフトを開いて セットするのですが、
 ロフトを開いて、スタンスを開く というコトは
 ボールを前に置く、左に置く コトを指す訳ですが、
 ヘッドを振るアプローチをしている人にとって
 そのボール位置は 届かない、当たらない位置になります。
ですので 届くボールの位置で ロフトを開いて、
 この場合は ロフトではなく、フェースを右に向けて構える
 のですから、シャンクしたり、失敗する準備になります。

2022年12月25日日曜日

ボールを上げるのは ロフト(クラブ)に任せよ

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振り子のアプローチなど
 アプローチでよく見かけるパターンです。
コレも 初心者の頃の勘違い❓に相当しますが、
ゴルフショットは基本、上げるコトではなく
 前進させるコト が重要です。


上げるのは ロフトに任せた方が簡単 です。
 ☀昔から 上げるのはクラブに任せよ と言われます。 
(実験)振り子式アプローチVSごく普通のアプローチ_Moment(3)

ウエッジショットでは
元々 フェースが上を向いている、上を向いて見えるので
どうしてもこうなりガチ、こう見えガチです。 


スイングの基本は2021-05-19_23-05-25_Moment(2)

1.アドレス時、クラブ(時計の針)はアバウト6時位を向いています。

2.ここでありガチ なのは
 時計は動かず、時計の針(クラブ)だけを動かすコトですが
 本来は、その逆で 針 は動かさず 時計(からだ)が回転します。
 👉腕で作る三角形を崩すな とは そういう意味合いです。
2021-05-19_23-05-25_Moment
3.ヘッドには重さがあり、6時で固定され
 時計自体が回転する動きの中で、その重さによって
 針・ヘッドは遅れ 7時位にズレます。
 スイング動作の中にも意図的なスナップの動きもあります。

4.そのずれを半固定したまま、時計が回転するので時計文字盤
 元の位置では当たりませんから、時計であれば3時方向(右)
 実際のスイングであれば左へズレます(シフト)

これはアプローチであっても、程度はあれど、基本は同じ です。

しかし、✖ボールをしゃくろうとする
✖ボールの底面を打とうとする
✖フェースを円弧の中へ打とうとする、
✖ボールを円の中に掻き込む 
✖ロフトを立てる(フェースを開く)→ロフトを寝かす(フェースを閉じる)
✖シャフトをしならせる → しなりもど
す 動きでは
1.アドレス時、クラブ(時計の針)は6時位を向いています。
2.時計は動かず、針だけが動きます。
3.9時や10時になったクラブ(針)が6時に戻ってくるコトで
 ボールを打つ訳ですが、当然、そのクラブの回転した方向
 に体は引っ張られます。 その対応が必要です。
4.理想的には左へシフトしたい訳ですが、
 それとはほぼ真反対の不可抗力が掛かるので
 最下点は想定よりも右/ボールの手前になります。
 左シフト、移行はかなり困難です
5.遠心力が掛かった方向に体を引いて調整するので
 腰は開き、ボールと正対するチャンスを逸します。


ふたつの球筋の違いは
🔴打ち出しは低め、スピンは多め
🔴打ち出しは高め、スピンは少な目
 です。
確かに アプローチやバンカーショットなどでは
下の打ち方をするコトもありますし、必要な場面もあります。
ですが、これをアプローチの基本とすると
(結構、プロにも多いですが…)
ヘッドを下に振るコトによって
ヘッドが下がるだけでなく、姿勢も右下がりになるので
想定以上に厚く入ります。
個々の方の球質の特性もありますが、そのダブル効果によって
ホンの微妙に 飛距離が足らず
グリーンに乗ったとしても 想定よりも短め になり
プロであれば、毎回、微妙にストレスの有る パーパット
を繰り返すコトになったりします

2022年12月24日土曜日

フェースを円弧の外に向けたまま✋

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全員じゃないですけど
 スライスやアウトサイドイン、アプローチの苦手
 な人の多く、とても多くは
 この フェースの使い方のイメージ が始まりです。

スライスに悩んでいる人が
 既にゴルフを長年やっていて
 その フェースの中向き を 外向き に
 変えるのは 技術的な側面よりも
 遥かに高いハードルです。
 心理面が邪魔をしますから…。
【ゴルフスイング】貴方にはどう見えますか❓_Moment(2)

 フェース面の外向きを維持し続ける感じは
 今まで以上にスライスしそうな気がするでしょう。
✋フェースの円弧に対する外向き(ロフトの立ち)は
 フェースを円弧の中に向けて打つ人 にとっては
 ヘッドの遅れ です。
 ヘッドの遅れを放置しろ というのは
 スライスで悩んでいる人にとって 
 より一層のスライスになる 気持ちが付き纏うでしょう。
 
 はい その場でトライ と言っても
 多くのケース、⚠腰の開きも早かったり、
 ⚠伸び上がってしまったり、
 ⚠左へのシフトも苦手なケース 
が付いてきます
 (総体的にボールから体が遠い)ので
 当たらない、届かない 気もすると思います。

(こする つかまえる_Moment(3)(こする つかまえる_Moment(2)







アプローチの苦手な方… は
 アプローチだけが苦手 と言う場合は少ないのですが…
 仮にそうだとしたら、(ものすごく稀)
 割にすんなり入れるかも知れません。
 ☺本当に アプローチ「だけ」ならば、ですが。

フェースをずっと 円弧の外に向けたまま、
この形はトップで作るイメージが良いかも知れません。
 クラブ、腕はこの状態で固定
からだの回転による
 遠心力には逆らいませんが、
その遠心力はグリップに掛けて、ヘッドには掛けてはイケマセン。
アプローチの場合、最後まで 保持したまま、
 腕やクラブの慣性をフリーにはしなくて良いので、
ただ からだを廻す、向きを変えるだけ です。
👉クラブ、腕は固定、半固定 ですが
 からだの回転によってかかる遠心力によって
 そこはかとなく 腕は伸びます。 が 伸ばしません。
 自分の意志で伸ばすことはしません。
 遠心力を拒否しない程度、です。
 その加減は打って覚えていきますが、そう難しくありません。
 どちらかと言えば 固定を維持しまま に近いです。

今までは 腕の振り、腕での叩き が距離感でしたが
カラダの向きの変更 が距離感になるので
覚えさえすれば 距離感は格段に良くなります。

(jc5


高齢の方で 段々ボールが上がらなくなってきて
 距離を失っているタイプの方は
 ドライバーで 外向きのまま打つのは恐怖だと思います。

これには段階があって、
 フェースを円の中に向けていた方は
 かつて は ボールが高かった筈 です。
 昔は ボールが高くて飛距離に悩んだ、
 もしくは スライスで悩んだ…。

それが年齢を重ね ボールが上がらなくなってきて…
 そういう経緯もあって クラブのスペックもきついモノ、
 オーバースペックなモノを常用してきています。
 シャフトも硬いでしょうし、
 上がらないのに……もしかしたら ロフトも…。

👉段階をおって 変革する必要があります。
1.まずは アプローチなどでフェースの外向きを覚える。
2.当たってから クラブや腕の慣性をフリーにするコトで
 飛球線にフォローが出るコトを覚える
3.それによって 今までよりも振れるコト を掴む
4.それまでは ドライバーは大きなロフトか、
 3番ウッド辺りを使う。
5.腰を捻る、肩を廻す など 胴体をひねるコトは難しいですから
 足を主に、どこかの箇所ではなく
 それこそ からだ全体の向きを変える感じを掴む
6.ここまでたどり着けば、適切なロフト、適切なシャフトの硬さ、
 適切なヘッド重量であれば ボールは浮きます。

 勿論 弾道質は今までとは全く異なりますけれど…。

2022年12月23日金曜日

46インチ規制、反発係数、そして飛距離

反発係数、長尺規制のルール…で思うコト なのですが、
ボールをつぶして打てる 人 にとっては
 必要以上にボールが潰れない のは 有難い のですが、
ボールをつぶして打てない人 にとっては
 あまり有難くない、もしくは 困るコト なのです。 
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また なんと言えば良いのか、
 ボールをつぶして打つ つぶせる は
本来、ヘッドスピードとは関係なく、
 パッティングで…とまでは言えませんが、
 距離の短いグリーン周りのアプローチでも
 ボールをつぶす(つかまえる)ことは可能なのです。
2021-04-07_06-01-34_Moment(4)

そして
 これもまた奥深く、楽しく、ややこしい部分 ですが、
①ボールをつぶして(つかまえて)打つ は
 使っている そのクラブのロフトなりに が筋なのです。
 そのロフトで そのロフトなりに 正当にボールをつぶす(つかまえる)

②立ったロフトのクラブを使えば
 その疑似体験は可能です。あくまでも疑似体験です。
 7番アイアンでそのロフトなりに潰せないのであれば
 6番や5番を使えば
 7番で潰せるのと 同じ球は 打つコトが可能です。
 ですので コト潰す(つかまえる)というコトに関しては
 ロフトの一番立った ドライバーが一番簡単なのです。
 ドライバーの 10度のロフトであれば
 放っておいても ボールは潰し易い のです。
…というコトですので つかまえる、つぶす と
 フック、スライスは別なモノ だというコトです。
…実はここが一番分かり難い部分かも知れません。


➂ちゃんとつぶせなく(つかまえる)とも
 ヘッドスピードが高ければ やはり疑似体験出来ます。
…ほとんどの人が ココを目指している可能性高し
 例えば…ですが、
 同じクラブ、同じ条件で
 つかまえられる ヘッドスピード37m/s の人と
 つかまえられない H/S 40m/s の人 が
 同じ距離であったりします。

②と➂の人にとって
反発係数の数値 0.83や0.86 の数値の効果、
差は出難くなります。
反発係数の高いものにしても 飛ぶ とは言えないのです。


(実験)振り子式アプローチVSごく普通のアプローチ_Moment(3)


長尺も違う原理ですが、同じです。
長尺は その長さによって ヘッドスピードが上がるコト
 が主たる 飛距離アップの要因 ではありません。
①そのクラブのロフトが適切に使えるコト
②そのクラブの長さが適切に使えるコト

が 前提で 長尺、それに適した『少ない』ロフト
 で初めて効果を発揮する訳です。

長尺 → ヘッドスピードアップ と考えている人の
そのクラブの円弧、長さなりの円弧 は
アドレス状態に近い、最大の円弧、
大きければ大きい程良い に近い発想かも、です。
そう考えて 長尺(44インチ以上)のドライバーを振ると
長尺により 計算上上がるであろうヘッドスピードよりも
長いことによって 負荷が増える、重くなる分が上回り、
 数値として ヘッドスピードが上がりません。

また 長尺の効果は 少ないロフトでも上げられる、
 その回転数でも浮遊させられる、適切な入射角度 
 別な言い方をすれば 長さによって入射角度が変わる
 クラブの扱い方が必要だ、というコトです。

 長尺 = ヘッドスピードアップ
 円弧は大きい程良い と考えるタイプは
 クラブを短くして インパクトに入ってこないので
 ウッドなどの長物になると
 長さによる 入射角度の差が無くなってしまいます。
 それでは 更なる長尺にしても 入射角度に変化が生まれず
 少ないロフト、それを活かせる入射角度を作り出せない のです。

…✋おそらく…ですが、
 高反発にしても…
 長尺にしても…
 その効果の出なかった、得られなかった方は
 結構いるんじゃないのかなぁ…と思います。
 反発係数が高いと......長尺にすると...... 飛ぶ は
 まじないでも、魔法でもなく、
 そんなに難しくない科学的、物理的な根拠があります。


 その根拠が理解する、その仕組みを知る が
 スイングを構築する大きい要素 かも知れません🤒

2022年12月22日木曜日

ドライバー 46インチ規制 #ゴルフクラブ


USGAとR&Aがクラブの長さを
46インチ以下(パターを除く)に制限するモデルルールを発表
2022年1月から各大会、ツアーがローカルルールとして採用

だ…そうです。
悶絶クラブにはあまり関係ない…のですが、
あくまでも 個人的に✋ですが 強く思うコト があります。
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ルールですので、プレーする全員をそれを意識させます。
 
元々、少なくないルールを更に増やす のですから
そのルールによって
 ゴルフの発展に寄与しないイメージや
 良くないスイングを植え付けてしまうようなイメージ
 を
クリアにする為、
その反発係数の実態であったり、
ゴルフクラブの長さの果たす機能、役割であったり を
説明、もしくは注釈をつける責任、義務が
USGAやR&Aにはある
と思います。



 反発係数…の場合もそうですが、
 英語では スプリングライクエフェクト
 和訳すると バネ「のような」効果 (何故重ねる?)という
 あまりに曖昧な、へんてこりんな名称とともに、
 その実は バネ(弾く)とはほぼ反対な
 インピーダンス(歪み・振動数)理論 を元にしたルールです。

 ゴルフにおける、インピーダンス(ヤング率や振動数)理論とは
 ボールはゴムで、ウッドヘッドは金属質の箱形状 です。
 ゴム質のボールの歪み(つぶれ)率は高く(弱い)
 金属質のヘッドは歪み(つぶれ)率が低い(強い)

    (強いと言えば良いのか、固いと言えば良いのか)
 その差が大きいので ボールが必要以上に潰れてしまい、
 その復元に打撃のエネルギーを取られてしまいます。
 
 そこで 箱形の構造を活かし、歪ませ(変形させ)
 その歪み率と言えば良いのか、ヤング率、振動数を
 ボールのゴム質に近づけると
 ボールのつぶれが抑制され、ボールの飛び速度(初速)が上がります。



 チタンだから弾く チタンフェース…みたいなイメージにつながります
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 『バネ効果』
 USGAやR&A、が どこに誘導したいのか 汲み取り難いですが、
 その実情がわからず、言葉のニュアンスだけ残れば
 ボールを「弾いて打つ」印象は根付いてしまいます。
 ルール がある限り
 数か月 レッスンを受けるより 明らかに強いレッスン です。



 今回の 長尺(46インチ)規制
 長さが… となれば
 ほとんどの人が そのまま ヘッドスピードアップ=距離
 と考えガチ ですが、実情は もう少し 複雑です。

 ウッドの流れ で考えると 7番→5番→3番→1番(ドライバー)
 は 順に ロフトが少なくなっていきます。
 と、同時に長さが変わります。

 使いやすそう、だから と言って
 10度のロフトのクラブを 7番ウッドの長さで使うと
 打ち出し(上下)角度が減り(7番の長さ)
 その角度に対しては スピンが足らない(10度のロフト)
 ので 飛距離が得られません
 逆に 7番のロフトを ドライバーの長さ で使うと
 打ち出し角度が高く(ドライバーの長さ)
 その角度に対しては スピンが多いので(7番のロフト)
 やはり 飛距離は得られません

 各各の方の ヘッドの入れ方(入射角度)
 ロフト姿勢、ヘッドスピードによって異なりますが
 長くなると ヘッドスピードが増す コトソノモノよりも
   ✋1インチ程度では ヘッドスピード変化は無いに等しい
 ロフトが減って 👉スピンが減って も
 長さが増えれば 入射が緩くなり(ドライバーであればアッパーになり)
 少ないスピンであっても 打ち出し角度が取れるようになり
 飛距離を増やすチャンスが増えるコト が実態、
 長くなることで飛ぶ のは 直接的にスピードアップではなく、
 少ないロフトを活かせる入射になるコト
 が実態です。

IMG_2813Trim(2)_Moment

◉その実態を理解して貰うのと
◉長尺 イコール ヘッドスピードアップ と考えるのでは
 ソコから 作られるであろう スイングは異なると思います。

2022年12月21日水曜日

野球打ち って聞いたコト あります?

もしかしたら
今は使われていない (昭和の言葉^^)
 死語 か古語なのかも知れませんが
ゴルフのスイングで 「野球打ち」 というのがあります。
✋ちなみに 褒め言葉ではありません

これ 一見すると
野球のバッティングの延長で
ゴルフスイングする と言う意味だと思いがち
ですが、そうではありません。
ボールの投げ方、その手順 を指しています。

◉テニスのサーブも同じかもしれません。
◉サッカーでのボールの蹴り方もそうかもしれません。
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分かり易いので サッカーで説明します。
ペナルティキックなど 自分のタイミングで
自分の蹴り方でボールを蹴る場合、
右足が利き足、蹴る足 であるのなら
左足を踏み込んで
左足がボールの横か、ボールを追い越して
その後、蹴る足の右足を振りますよね。

野球でボールを投げるのも
テニスでサーブを打つのも
右打ち(右投げ)なら
先に 架空の打点、リリースポイントを
左腕、左半身が追い越した後、
右手、右腕を振りますよね。
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ところが これと同じイメージを
 ゴルフで行うと
良くも悪くも 「手打ち」にしかなりません。

何故なら
 ★両手が同じところにあるから、
 ★クラブを両手で持っているから、
 です。


ですので 動作 と言う意味では
全く別なモノ になりますが、
サッカーで言えば
踏み込んだ足、この場合は ㊧ ですね、
その踏み込んだ足 が ボールを蹴るのと同じになります。
サッカーであれば フェイントと言う意味では
有効かも知れませんが、強くは蹴れそうにないですね。

野球で例えるのなら
右投げのフリ をしておいて
左手にグローブを付けず、
左手でボールを投げるのと同じ です。

ゴルフのスイングにおいて
 からだの回転 で打つ というのは
それと ほぼ同じ なのです。

(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(4)(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(6)






ゴルフスイングを初めて行う前に
ボールを蹴ったコトも
ボールを投げたコトも
当然、ある訳なので
どうしても ゴルフスイングの手順 が
その流れになるのは 理解出来るのですが、
ゴルフクラブは両手で持っていて、
右手は左手に、左手は右手に拘束とまでは言えませんが、
制限が掛けられています。
両手で持っているから
クラブは体の前に、からだの正面にあるのですから
野球のボールを投げるように
さきに 左半身がボールを通過してから
その後、右腕、右半身で打つ のには
当然、無理がある訳です。

その理解も 役に立つ かも知れません。

2022年12月20日火曜日

回転と言う横運動を使って 腕を縦に動かしてみよう

コチラの映像からご覧ください

お二人のスイングで 圧倒的に違い があるのが
切り返しからの 回転に対する『左腕の付き』
 『回転に伴う左腕の移動』 です。
Rさん独特の 切り返しでの クラブ&左腕の残し は
(見た目には寝かし…に見えます)
通常、かなり激しいフェースターンをする為の前準備 として
行われます。
 おそらく 前世の記憶 なのでしょう。
自分なりのタイミングの取り方とも関係があるかも…です。
【比較映像】頑張れ Rさん_Moment(4)【比較映像】頑張れ Rさん_Moment(6)






クラブを寝かして(倒して)しまうので
その重みによって 左腕がボールの方に押され、
浮かされてしまうので インパクト直前まで
バックフェイス
(アイアンで言えばキャビティ部)
ボールに向いてしまい、同時に腕も加えた重さ を
支えるため からだを起こし始めています。
👉そのまま下げたのでは
フェースでボールが打てませんので
急激な腕のロール(フェースターン)を加えた
 ヘッドの落とし(キャスト)が入るので
妙な形でのグリップのインへの切込みになっています。
【比較映像】頑張れ Rさん_Moment(6)【比較映像】頑張れ Rさん_Moment(7)






Rさんのスイング…
クラブ扱いで強く感じるのは
 スイングの中に クラブの縦の移動が少ないコト です。

クラブの構造で ヘッドの重さ+シャフトの柔らかさ(しなり)によって
自然なヘッドの遅れは発生しますが、
ヘッドの縦の移動が少なく
回転と言う横移動が中心になってしまうと
ヘッドの遅れ は クラブの捻じれ 👉ロフトの開き になってしまいます。

腕で下に振れ! と言う意味ではありませんが、
回転と腕の働きによって グリップに縦の移動を与えないと
ヘッドの遅れ 👉ロフトの立ち 👉フェースの外向き になりません。

🔴ヘッドの遅れは放っておけ
🔴からだの回転で
 は忠実に守られていますが、
それが逆に 
→ヘッドの重さによる遅れ~ロフトの開き にしてしまっています。

ヘッドを縦に遅らせる は少々語弊がありますが、
今の状態であれば そういうニュアンスの方が良いと思います。


 推測…ではあるのですが、
からだの回転、傾きはあるとは言え
横の運動~移動 で そのまま
 腕も横に振ろう としているのではないか❓
 と思われます。

からだの回転という横移動、横への運動を使って
腕は縦に動かす
と考えた方が良いでしょう。

回転によって 腕に遠心力を掛けない とは言いませんが、
回転に対し そのまま遠心力を掛けたのでは
腕は浮き、からだから離れてしまい
速度を上げることが難しくなってしまいます。

遠心力によって 腕が伸ばされる👉長さが長くなる
コトで ヘッドスピードの助力にはなっているので
遠心力を全く使わない とは言いませんが、
からだの回転通りの方向に腕を振っては
その行為ソノモノでは フェースはボールの方を向こう とはしません。


それら一切合切を含め
 問題は技術的な部分ではなく、
 イメージとして ボールはこう打つ とか
 クラブはこう振る と言う初歩的な思い込みのあやまち
 と思われます。

2021-07-28_23-27-25_Trim_Moment
ですので 今のスイングに また何かをプラスアルファするのではなく
全く別なスポーツ、クリケットの打ち方とでも考え
➀トップの位置、右を向いたまま
 クラブの重さでグリップをほぼ真っ直ぐ落とす
2021-07-28_23-27-25_Trim_Moment(2)✋自発的な下げる ではなく 重さで落とす
 始まりは自然落下感を掴んでください。
➁その重さでグリップを落とすと
 そのまま では グリップエンドが自分、
 自分の「お股」辺りに刺さってしまいますので
 
2021-07-28_23-27-25_Trim_Moment(3)そのタイミングに 左を向きます。
➂素振り ではありますが、
 「お股」に刺さる筈のグリップが
 自分の前(🥎)側に少しズレ
 グリップエンドが飛球線を向いたまま
2021-07-28_23-27-25_Trim_Moment(5)体の左向きと合流します。

先に クラブの重さで グリップを下げるので
あとから加わる 回転、横運動が縦に作用するようになります。

クラブ無し、クラブ有り での
素振りから始めてみて下さい。