2016年10月31日月曜日

アマチュアのゴルフクラブ選び


 

そうですね。。。おそらく危惧されていることだと思うのですが、

クラブをお選び(お使い)になる際に

一番大きな選定基準は

 ☆自分に合ったクラブを選ぶ というのと

 ☆そのクラブに合わせた自分を作る(どんなスイング、どんなクラブ扱いにしたいか)

という事になるのだと思います。

 

現在のご自分を基準に 結果、というものを重視するのであれば

現在お使いに近接するセッティング(シャフトの硬さやヘッドの重さ、ロフトなどなど)

が良いのだと思います。

 

ここからは 私個人、ハミングバードの意見です。

スイング批判をするつもりは毛頭ありませんが、(ご気分を害されませんように…(*_*;

現在、主流になっているものは

正直、ゴルフスイングと呼べるようなものではなく

ゴルフスイングの真似ごとをしているだけで

長く楽しんでいくためのアマチュアにとっては

良いことは何一つないように思えます。

では、ゴルフスイングとは何か というと

ゴルフは「ゴルフクラブ」を使って打つ訳ですから

その機能を出来るだけ利用し、助けてもらう 為の動作です。

さらに言えば、アマチュアですから、適度に飛んだり、良いスコアで回れ

70歳、80歳になっても ゴルフスイングが要因で体を痛めない

そういったものを 特に「アマチュアにとってのゴルフスイング」だと考えています。

 

例えば 本来スイングプレーンとは

体の回転によって作られるモノであって

それを腕さばきで作るのは、単なる「怠け」を誤魔化しているに過ぎず

体の回転で作っても 立体的に移動する軌道は人それぞれになりますが、

腕によって作る軌道はそれ以上に、比較にならない程無限に存在しえますから

これを覚えることが「アマチュア」にとって良い道とは思えません。

特にスイングには前傾姿勢があるので ちゃんと骨盤を回して

テークバックで右を向くと 体の左サイド(トップ以降の進行方向)が低く

これによって上から打てる土台ができる訳ですし、

骨盤を正面向けたまま 今風のトップオブスイングを造ると

スイング自体に『インサイド』というのが存在せず

それを無理やり クラブを寝かしてインサイドにフェースを上に向けて

入れてくることが「スイングプレーン」と呼ぶのなら

言葉は悪いですが、そんなものはスイング論とは呼べません。

 

 

軽いヘッドで速さを重視して打つ 方が良いのか

重いヘッドでその重さを利用して打つ 方が良いのか

 

しならないシャフトをしならせて打つ 方が良いのか

しなるシャフトをしならせないで打つ 方が良いのか

 

あがりにくいクラブで上げて打つ 方が良いのか

あがりやすいクラブで下げて打つ 方が良いのか

 

好みもありますが どちらを使っていくか によって

(クラブの持っている特性)

覚えて行くことは大きく異なります。

2016年10月30日日曜日

ゴルフ◆飛ばしのひみつ④ ボディスピードとクラブの重さ




ゴルフクラブには当然重さがある。
特に長い棒の先端に鉄の塊としてヘッドが付いており
その重量は全体の6~7割を占めている。
 

クラブヘッドの重さは
ボールをどかす~~~打撃の破壊力になり
その重さ・モーメントは
数値が高いほど その運動やその姿勢を維持する能力が高い。

倍の重さになると 流石に運動の速度を阻害してしまう?
のかも知れないが、2割軽くなってもスピードが速くなることも
2割重くなってもスピードが遅くなることもない。

しかし この重さの使い方は
真っ二つに分かれてしまい、
重さを上手に使える人ほど
ヘッドが重くなる程 運動の速度を筋力に頼らず行え
重さを上手に使えない人ほど
ヘッドが重くなる程 運動の速度を筋力に頼ることになる。
 

これはどういう事なのか というと
クラブ は
 ✊重さの集中しているヘッド
 ✊シャフト(棒状)
 ✊グリップ(握るところ)

という単純な配分というか、構造になっているのだが
その棒状の シャフトの長さ×ヘッド重さ という
運動中に増加するクラブの重さを
 グリップ ➟ シャフト ➟ ヘッド
という先端に向けて使おうとする人ほど
クラブの重さを嫌う傾向が強い。

何度も書いているけれど
遠心力は自分が運動していく方向と
かなり異なる方向に重さ・負荷がかかるので
重いクラブや重いヘッドであると
自分の筋力でしか それを解決できない。

クラブの重さを上手に使うのには
そのクラブの重さを
 ヘッド ➟ シャフト ➟ グリップ と
先端から根元に向けて
 重さを利用するように心がけると

逆にその重さは運動の促進剤として利用できる。

よく考えてみると
コッキングという意味(動作)ではないけれど
ボールを打ち始めるスタートの地点では
グリップの方が低く、ヘッドの方が高い位置にある訳で
素直にクラブの重さを受け止めれば
クラブの重さはグリップを、クラブそのものを
その姿勢のまま 重力方向、即ち下に下げようとする筈。

スナップショット 8 (2013-07-05 23-44)

動作として反転させている訳ではないけれど
アドレスからトップ へ結果としてクラブヘッドとグリップの
位置関係、上下関係を逆さ、反転させていることを
よく考えてみて欲しい。

トップの位置から 遠心力を生み出すことが
ゴルフの打撃であるのなら
そういう位置関係にする必要はない筈。

ヘッドの重さでヘッドを動かすのではなく
ヘッドの重さでグリップを動かせると
クラブが「ヘッドスピードを下げない~上げる働き」として
利用できるんだ。

となると シャフトの使い方も同じ意味で
シャフトの働き・運動・しなり は
グリップを基点にヘッドを動かすものではなく
ヘッドという重さを基点にグリップを動かすもの
という風に考えられるようになってくる筈。
 

パッティングはオーバースピンをかけるなんて嘘っぱち


よく『パッティングはオーバースピンをかけろ』
なんて言いますが、それは嘘っぱちです。
 

確かに 球体であるボールが転がれば
車のタイヤが転がるように順回転で転がります。
放っておいてもオーバースピンはかかります。

しかし パッティングの重要なポイントは
オーバースピンなどのスピンをかけることではなく
『管理しやすい距離感を構築し
打ちたい距離をちゃんと打つこと』

です

良い転がりを打つという事は
同じ距離を打つのに
たくさん回転させることではなく
逆に
少ない回転でその距離を届かせること です。

転がり というのは基本抵抗によって生まれます。
たくさん回転するという事は
そのまま 抵抗を増やすことになる 訳です。

 

 
 
パッティングにとっては
管理しやすい距離感
…いつも同じ距離を打てる感じ
感覚として掴みやすい距離感
ということになれば
◎小さなストローク
◎遅いストローク
 の方が
✖大きなストローク
✖速いストローク
 よりも
はるかに管理しやすくなるはずです。

今、目にするパッティングの多くは
振り子を使って 上に弾く打撃方法です。
これでは ボールは無駄に飛ばない方法で
距離の管理もしにくくなります。

まあ 軽いヘッドのパターを使ってる結末ではありますが…。


コースで、グリーン上では
ボールは自分の自重分 芝に沈んでいます。
故に まず 始めはそのくぼみになるボールを
打ち出してあげなくてはなりません。

それを「オーバースピンをかける」というお題目の元
上に弾いてしまうと、いきなりそのくぼみの壁にぶつかって
跳ねて飛び出すことになります。
これでまず失速します。

初段で跳ねますから、ラインにも乗らないので
方向も安定しません。

距離感は 「距離」感です。
距離とは横への移動です。
ボールを押してあげればいいだけで
その『押し具合』が打ち手としての距離感です。



距離感が掴みやすいポイントとしては
ボールの移動速度とヘッドの移動速度が
出来るだけ近い方が良く、
弾いて打つような方法では距離感は掴み辛くなります。
軽いヘッドのパターでは弾かないと飛ばないですけどね…。

出来るだけ ロフトを変えず
地面に平行とは言わないまでも
地面との関係で 出来るだけ円を描かず
打ちだし方向に押してあげる だけ。

そういうパッティングの出来るパターを持てば
『毎度入る』とは言えないまでも
距離感は掴みやすく、パッティングで悩むことはなくなる
と断言できます。

2016年10月24日月曜日

スイングプレーン発想がゴルフを壊し、体を壊す


…特にオジサンゴルファーにとって
望ましいゴルフスイングの条件は
勿論、
遠くへ飛ばしたい・ボールを曲げたくない
という願望の元、
①練習が不可欠でないこと
②体を痛めないこと

であると思います。

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プロも含め、最近のスイングは
スイングプレーン(軌道)にこだわるあまり
それを作りやすい、それをなぞりやすい
『腕や手先でクラブを動かす』のが主流で
オジサンゴルファーの取っては
上記の2条件を満たしにくいものになっています。

前置きになりますが、
スイングの軌道は
『体の回転によって作られる』 というのが
✊出来るだけ曲げず
✊少ない力で遠くに飛ばし
✊繰り返しやすく
✊少ない練習ですみ
✊体を痛めにくく
✊クラブの機能を有効利用できる

 ための絶対条件です。

私の見る限り
ヘッドの重さ、シャフトの柔らかさ(硬さ)などの
クラブの機能を使える人と
逆に ヘッドが重かったり、シャフトが柔らかかったり
味が濃いいというか、機能が多いと
上手くいかない人、機能を有効利用できない人とでは
もの凄くハッキリとして違いがあります。


その代表的な例が
アドレス・ポスチャアからの動き出しです。

スイング軌道は
前傾した姿勢を基礎に体の向きを変える
前傾分の斜めの『弧』になる訳ですが
それに腕の働きが加わることによって
その斜めの『弧』は
大きくなったり、速くなったり、するのではなく
単に その斜めがよりきつい角度 急な角度 になるだけです。
腕を使って クラブを縦に動かす というのは
イメージとしてはあるかも知れませんンが
あまり正しい動きとは言えません・・・・ が
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今回は実験的に
腕と体 というのをちょっと分離して
腕はクラブを縦に
体は前傾姿勢分を割愛して横に
と考えてみましょう。
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腕の動作を一切固定し、体だけを動かすと
前傾分やや斜めとは言え、クラブは横に動きます。

今度は 体の動きを一切固定し 動かさず
腕だけの動きをしてみましょう。
スナップショット 2 (2014-03-04 10-51)スナップショット 4 (2014-03-04 10-52)







この画像は本来正しくは無いのですが
腕の縦の作用 という点から 参考のためやってみました。

クラブは腕の動作が入っても
一切 横には動きません という事を言いたいのです。

しかし・・・・ おそらく
ほぼ9割を超えるゴルファーは
体の動きを固定、動作を止めるという条件であっても
腕を動かすと クラブが横に動きます。
特に グリップは殆ど移動せず
クラブヘッドだけが横に移動するでしょう。

この時点で 体の仕事を腕が奪ってしまっているので
体は上手に使えなく…使ったら仕事が被ってしまうので
使わなくなります。

ここが治らないと
ここがちゃんと理解できないと
おそらく スイング・・・ という動作になると
ひっちゃか めっちゃ課になってしまうと思います。

というのも非常におおまかですが 横は体の仕事
縦は腕の仕事 というイメージを持っているのにも関わらず
腕で横に動かしていると
それは体の仕事だと勘違いしてしまうので
こちらの言う  腕 と 体 と
それを行う人の 腕 と 体 が逆の意味になってしまうので
会話が成立しなくなります。

2016年10月21日金曜日

ゴルフ◆飛ばしのひみつ② ヘッドスピード




ゴルフの最大の魅力の
「飛ばし」
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1937440.html

飛距離を伸ばすため
『ヘッドスピードを上げていきたい』と思うことは
とても健全だと思うけれど
ゴルフクラブは 長い棒の先に重さとしての鉄の塊 が
ついている 少し特別な形状・配分のモノで
特に飛距離の対象となる ドライバーは長く
43インチであっても 約1㍍10㌢
その長さ故、どう扱って、どうスピードを高めるか
というのがとても肝心になる。

先日の記事の通り、
1㍍10㌢離れた 重さのあるヘッド部分とグリップエンド
重さのある先端部分のみのスピードを上げよう
とする行為が、実はショットの安定度を下げ
結果として飛距離不足を生み出してしまう。
 

当たり前だけど
ヘッドには 打撃のエネルギーをそれ相応の飛距離に変換する
ロフトという「角度」が存在する。
アイアンなんかで言うと
番手間の長さ が飛距離差を生み出しているという
大きな勘違いを持っている人が少なくないが、
飛距離差を生み出す最大の要因は「ロフト角度」
例えば クラブのグリップエンドをもって
ブランブラン動かしてみると
ものの見事にロフトはどんどん変化するような運動になる。
シャフトというか、クラブの振れ角がそのままロフト変化に
なる訳だ。

ヘッドの重量とともに 運動の速度は
打撃の破壊力としての基礎数字になるけれど
入射角度は割愛するとしても
打つロフトは その破壊力の基礎数字を
 ボールの速度・回転・打ちだしの角度 に分散させ
弾道や飛距離を決める要素になるのだから
それがあまり不安定になる使い方では
例え速度が上がったとしても あまり意味を成さないだろう。


飛距離を伸ばしたいのは とても大切な気持ち…ではあるが
自分が打つショットの距離が
飛んだり 飛ばなかったり 飛距離が確定しにくければ
何処を向いて打っていいかも定まらない。

向かった方向に飛んだのに
予想以上の距離でラフに入ってしまったり
予想以下の距離で池に入ってしまったり
人間だから、プロであっても ミスは仕方ないとしても
打つ前の段階から
「打ってみないと飛距離がわからない方法」
を追いかけている限り
飛距離向上という事もままならないだろう。
 

加えて ゴルフスイングは
時計の振り子のように 完全な縦の運動ではおさまらず
斜めの移動になるから
その「ロフト変化」と同様に 方向~向きの変化も
生まれてしまい、打ってみないと
どのロフトで打つのか どの方向に飛ぶのか
それすらも判らない とても怪しいショットになってしまう。


ゴルフクラブの場合
ヘッドスピードを上げる
ヘッドのみ速度を上げようとすれば
どんどんと遠心力が増してしまい、
その遠心力は クラブに沿って
グリップエンドからヘッドに沿って 外に膨らもう
外にはらもう とするチカラだから
ボールを飛ばしたい と思っている方向とは
立体的ではあるが90度異なるような
 そんな不可抗力になってしまう ということも
考えておいた方が良い。

概ね 誰もがスイング中
そんな 望まない方向への負荷 
 が掛かることは期待してないから
何の準備もしていないので
その不可抗力と真反対の何かの動作で
それを消しながら、相殺しながら ボールを打つことになる。
 

ダウンスイングで
遠心力ではらむ方向は 右足前方~後方あたりの下方へ
かかる力だから、その反対左上方に体を引っ張りながら
ボールを打つことになるので
ヘッド「のみ」のスピードを上げようとするゴルファーは
スピードを上げれば上げるほど
上を向いてスイングすることになる。
これでは 体重も右に乗ったまま
上を向いて打つのだから、そこそこ当たったとしても
前に・・・ ではなく、上に飛ぶことになってしまうだろう。
 
 
 
 まあ 上の写真もそうだけど
おそらく FWだと思うけど、上を向いて打っている分
打ちだし角度が異様に高い…
高打ちだし、低スピンなんて言葉に踊らされて
そんなことをするなんて。。。それを職業にしている人は兎も角
アマチュアのオジサンゴルファーがこんな体の壊してしまう
打ち方を目標にしてたら ゴルフ続かないよ。
悪口ではないけど 体にメンテナンスの時間もお金も掛けられる
「プロ」のゴルファーの20歳30歳の人が手術が必要なスイングだよ。
言葉はきついけど 我々は楽しみでゴルフしてるんだから
知恵を使って、体を酷使しないで楽しまないと
娯楽ではなくなってしまうよー。





 次に ヘッドスピードを上げる 本当の意味の
クラブの移動スピードについて考えてみたいと思う。


ゴルフ◆飛ばしのひみつ①




ゴルファーはみな、年齢や経験、性別など関係なく
誰もが「より飛ばしたい」と考えています。

では、今の自分の基準に「より飛ばす」のには
どうしたらよいか 考えてみます。
 

①ヘッドスピードを上げる

多くのゴルファーは
よりボールを飛ばすのは
まず「ヘッドスピードをあげる」
もしくは「上げたい」と考えるのではないでしょうか。


条件が同じであれば
ヘッドスピードが高くなる程
ボールスピードも速くなり、飛距離になり易い のは
確かです。

しかし…残念ながら しかし
飛距離不足に悩む多くのゴルファーは
ボールをこすって打ってしまっており
その「こすって打っている」ことを改善しない限り
ヘッドスピードを高くしても
 ➟ボールのスピンが増える
 ➟弾道が高くなる


そして こすって打つ方法は
ヘッドスピードを上げようとした時、
ヘッドスピードを上げた(上がったとしたら)分以上に
よりスピンが増えてしまうものです。
 …多くの人は経験している筈です。

おそらく ゴルファーの多くが
その言葉通り「ヘッド」スピードを上げようと
してしまっていると思います。
その意味は…と言うと
クラブの移動速度全体を上げ
 その結果、ヘッドの移動速度(ヘッドスピード)を
上げるのと
クラブの移動速度は忘れ、グリップを速く移動させるより
単にヘッドだけを速く動かそうとする という事です。

イメージし難いかもしれませんが、
この二つは大きく異なり、
後者の「
ヘッド単体
」の移動速度を上げようとする行為は
グリップの移動を留めてしまい、
クラブ全体の移動速度を抑制してしまいます。
 

そして その行為そのものが「こすり打ち」そのもので
ヘッド単体の移動速度を上げれば、上げるほど
ボールへのロフト効果はどんどん大きくなってしまい
例えば ヘッドスピードを 10%上げたとしても
その飛距離向上効果は 2%程度(参考例)で
ヘッドスピードを20%上げると
飛距離効果はどんどん落ちてしまい1%になってしまう
こんな感じなのです。

加えて、この振り方は
局所のスピードを上げ
その反面 動かさない箇所が生まれるので
非常に 体を痛めやすいのです。


ですので
ヘッドスピードを上げること そのものは
トライされてよいと思いますが
『ヘッド単体』 の速度を上げるのではなく
『ゴルフクラブ』『グリップ』の移動速度を上げる
要するに体の回転速度を上げる工夫を
考えるべきだと思います。
 

2016年10月17日月曜日

ゴルフスイング◆ボールを見るより体の回転が優先!


ゴルフスイングは アドレスの動き出しから
スイングの終わるフィニッシュまで
長くかかっても 2秒はかかりません。
多くのゴルファーがゴルフを覚えて行く過程で
ミスをしたり、うまく出来ないと
「ボールをよく見て!」といわれた経験がある筈です。
自分がボールを打つまでは 決して動かない
逆に動いているボールを打ってしまうとペナルティ
になるゴルフなのに不思議なアドバイス に感じます。

トップをしたり、はたまた空振りしてしまったりは
ボールから目を離したことが原因でしょうか…。
あまり関係ない気がします。

スイング全体で 1.5~2秒弱
トップオブザスイングからインパクトまでは
0.2~0.4秒しかありません。
その間に何か意志をもって動作するのは
なかなか難しく 練習をして動作を反射…
に近い行為にするものなのかもしれません。
その刹那の時間に ボールをよく見る習慣を
馴染ませてしまうと 本能的に
ボールと目の距離を保とうとしているように思えます。





スナップショット 5 (2013-07-05 23-44)





スイング動作の軸になるのは 背骨 で
目のある顔の部分は 頭や体の厚み分だけ
背骨よりも前に出ていますから
本来は スイング最中 常時
ボールと目との距離は変化するものです。

http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1937237.html

ボールを見る意識が強く
ボールと目との距離を保ってしまうと
とても変な動作になってしまいます。

スナップショット 5 (2013-06-03 19-45)スナップショット 7 (2013-06-03 19-45)






ボールを視界にとらえていれば良い訳で
侍の言葉で言うと「半眼」でモノを見ておれば良く
凝視する必要はないのです。

見なくとも ボールは動かないのですから
「見る」ことよりも
顔や視界を上半身とともに動かし
胴体を一体に股関節を稼働させる体の回転を
覚える方が格段に大切で
しかも、その動作は体を痛める可能性をグンと下げます。


スナップショット 8 (2013-06-03 19-46)
スナップショット 9 (2013-06-03 19-46)
スナップショット 11 (2013-06-03 19-47)

腕さばきをしない という話の中では
テークアウェイで 腕の三角形を保ちなさい というのは
胴体を捻らず、 股関節から上の胴体ごと右を向く
という事です。
それを「慣らしていく」のには
胸の向き通り、顔も動かすことを薦めます。

首のひねらず 顔ごと右を向く方が
格段に 体の回転はしやすくなるはずです。

その上でボールを見るのなら
顔を残すのではなく 上部に視線を動かす
視界の真ん中にボールを置いておく、維持しておく
のではなく
視界の中で ほぼ真ん中にあったボールを
左端の動かすような訓練も有効かもしれません。
 
 

ゴルフスイング◆ボールを見るな 顔を動かせ



頭、もしくは顔というところを注視して
この3枚の写真を見てほしい。

 

 



 





少々オーバーにしている とはいえ
顔の面 で言えば 下の土台になっている灰色のマットの
端から端まで移動、動いている。

マットの大きさは1mあるから相当な移動に見える。


では もう一度
今度は着眼点を変えて、見てほしい。

背骨と土台のマットの関係を見てほしい






背骨は 前傾姿勢分斜めに傾いてはいるものだが
その背骨の延長線、尾てい骨の先の延長線(下方への)は
3枚とも似たような位置を指している。

この写真の通り、
ゴルフのスイングを背骨の軸にした回転運動にすると
かくも大きく 顔の面は動くわけだ。

まあ 胸の同じだけれど
背骨よりも前にある 体の厚み
30~40㌢あるとすれば それが半径になって
向きを変える訳だから 1m位ズレるというか
移動することになる。

スナップショット 2 (2012-10-29 16-32)

多くの人が軸運動をするのに
背骨ではなく、体の厚みの真ん中に仮想の軸を作り
顔の位置を出来るだけ動かさず
スイングしてしまうとするのだと思うが、
この上から見る角度で
顔の面が動かなければどうなるか
薄々想像がつくと思う。

仮想の軸に対し 背骨はずれたところにあるので
その軸に対し、腕の付け根からボールまでの距離は
交互に近づいたり、離れたりしてしまい
それを立体的に挑戦する必要が出てくるだろう。

ボールを見続ける かどうかは
それぞれの人の好き嫌いではあるが、
背骨を軸に顔の面も動かしてあげると
目からボールまで距離はけっこう変化する。
テークアウェイではしっかり離れる ものだ。

ボールを見続けてしまう人が陥るのは
 「目とボールとの距離感の維持」 なんだろう。

ボールと目の距離感を維持し続けて
体を痛めるような、体の機能を使えないようなスイングを
覚えて行くのか、
ボールなんか見ていても どの道ミスは出るのだから
ちゃんと 背骨を軸とした回転を覚えるため
ボールから視線を切ってしまうのか
私は後者をお勧めします。

2016年10月14日金曜日

パッティングストロークから始まる痛めるスイング


過去の記事との重複になるか…とは思いますが
ゴルフのスイングを誤った認識でしてしまうと
「体の故障」の元になってしまいます。


確かに 現在、流通しているゴルフクラブ
ユーザーに何をさせたいのか よく理解できない
軽く小振りなヘッド、壊れないだけの硬いシャフト
では そういう振り方や扱い方をしたくなるのは分かります。

軽いヘッド、硬いシャフト、バンスの無いウエッヂ
これでは バンカー恐怖症養成機器ですし、
見た目大きいだけの その見た目とは反比例した
軽くて大きいヘッドでは パター苦手育成機器です。

とはいうものの
やはりプレイする前の認識とか、概念は
ゴルフクラブの扱いを大きく左右しますから
ちょっとだけでも考えてみて下さい。


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ゴルフクラブを上手に扱えない人が
パッティングをすると
ほぼ例外なく このようにパッティングします。
ですので 昨今パッティングスタイルは
前傾姿勢が不必要なほど深くなりつつあります。
プロでもそうです。

まず よく考えてみて下さい
前傾姿勢とは 股関節
大腿骨(太もも)と骨盤(お尻)の角度です。
前傾姿勢が深くなることは
特に良くも悪くもなく、個人差の世界ですが
前傾姿勢 というのは
スイングにおいては 今流行りの用語 プレーン
スイング軌道の『基礎』になるものです。

パッティングにおいて
骨盤を動かして打つ ということを
薦めている訳ではありませんが、
逆に 前傾姿勢はしているけれど
結局 両肩甲骨という 前傾姿勢とは関係ない部位で
ストロークするのは奇妙ではありませんか?
ましてや 肩甲骨を動かすとかなり背骨も捻られます。

90000392_1背骨には横に回るような関節は一切存在しない訳で
昔の勉強机に乗っている電気スタンドのように
背骨はひねられてしまう訳で
自分でイメージしている
背骨を軸とした軸運動は出来ないのです。
「軸運動した」気分になるだけです。

その延長線上でアプローチやショットをすれば
当然 腰回りや背骨、首には負担がかかる訳で
それでは危ないです。

スナップショット 1 (2014-01-20 18-21)これもパターストロークを略式化して
絵にしたものですが、
この動作は ギッタンバッコンの典型例で
ロフト変化の激しさや
軸が必ず右に傾くことの問題は「無視」です。

例えばこの延長線上でアプローチするとすれば
テークアウェイでは 股関節が稼働して
骨盤(胴体)が回転して
スナップショット 1 (2013-02-13 14-14)右肩は背中側の後方に下がるのですが、
この角度から見ると 前傾姿勢があるので
このように見えるだけです。
体を その体の機能に乗っ取って
 前傾姿勢はあるとは言え
水平に回転させる のと
見た目を勘違いし、
体の側帯を交互につぶしギッタンバッコンにする のとでは大違いです。
この絵を見て このスイング(パターストローク)が
しゃくり打ち というか 煽り打ち になってしまう
という事が理解できるようになると良いと思います。

天才的な距離感の持ち主を除けば
このように ヘッドをあおって使い
毎度ロフトがばらつき、上り間際のトップ気味で
ボールを打っている(パッティング)限り
相当な練習量が必要になり、
特に前傾姿勢の深い昨今の基礎姿勢(ポスチャア)では
その練習が体を蝕んでいくのです。

2016年10月10日月曜日

股関節を使えるスイングを造ると体は痛めにくい✊


最近 プロでもよく見られる構え(アドレス)ですね。

スナップショット 1 (2016-10-05 23-31)


動画等を使ったレッスン…
特にアスリートをうたっている場合、多く見かけますが…。

アドレス時に自分のつま先よりも
ボール側に 体が大きく出てしまっていたり
腕をボールの方に出してアドレスしてしまうと
骨盤から下は固定…動かさないことに使い
背骨や腰を捻ることになります。
 😱腰や背骨には横に回転する関節は存在せず
  それは体を壊さないための「遊び」であって
  それを無理に使えば 当然痛めます。

 👹動作が人間の体の機構に沿っていなければ
  当然、それを守るため 体は拒否・硬直します。
  ゴルフスイングまでも「自虐的」になる必要はありません。


重さの負担も少なくありませんし
お薦めできるポスチャア(構え)、スイングではありません。


体、特に腰回りを痛めにくくするため
アドレス時 ポスチャア(構え)では
つま先の真上に肩が来るような
靴よりも前に体が出ないような姿勢が必要です。

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スイングはストレッチではありません。
胴体や脚そのものを捻る動きは
ケガ防止のためのストレッチであって
それそのものを「運動」にしてはいけません。

このストレッチを見てもわかる通り
不自然に体を捻れば
体はシンプルに「横回転せず」
複雑に捻ったような姿勢になります。
☛ゴルフスイングでは前傾姿勢があるので
本来、右を向いた時は 左サイドの方が低く、
右サイドの方が高くなるものですが、
ストレッチ式の体のひねりをすると
左サイドが異質に高い妙な姿勢になります。

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ゴルフのスイングは
やや傾いているとは言え
横の回転運動…横方向の動きが「主」たる動きです。

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その横の回転方向に対応できる
体の部位は「股関節」です。
決して腰を含む背骨ではありません。
この構えだけ・・・ ではありませんが、
背骨や「足首」を捻って 横回転に対応する
ゴルフスイングが多く見られますが、
 故障の原因、痛みの原因になります。

胴体もそうですが、脚も
脚そのものや胴体そのものを捻ることが運動ではなく
胴体や脚を使って 関節を稼働させることが大切です。

特に「股関節」の場合
加齢とともに 可動域が狭くなりがちです。
年々歩幅が狭くなるのには
股関節の可動域の低下・・・
股関節周りの筋力の低下・・・

がありますので、
股関節が動くスイングを造ることは故障防止
とともに、股関節周りの劣化を防ぎますので

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歩くときは 太ももや膝を出来るだけ上げ
大きな歩幅で歩く習慣をつけ
お尻や骨盤を動かし、大腿骨との向き差を作るスイングや
運動をしておくことが大切だと思います。

膝や肘を使って
出来るだけ 胴体そのもの、脚そのものは意図的に捻らず
脚に対して 胴体
胴体に対して 脚 が
そのジョイントである股関節を使って
向きを変えられるようなスイングを造っておく方が
痛めにくい と同時
股関節周りを鍛えられるので
未来の投資になります。

ゴルフスイング◆間違った思い込みが体を痛める原因を生みます



ゴルフスイングを学んでいく時
ビデオなどの映像、視覚情報に頼ること
決して少なくありません。
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スイングは背骨を軸とした回転運動にあたるので
結果として「円弧」を描くのですが、
基本は打ち手である自分が向きを変えるから
グリップが移動し、ヘッドが動くのです。
ごくごく当たり前の事なのですが
ヘッドが、クラブが自主的(勝手)に動くことはなく
例え 引力…重力であっても
クラブ全体が均等に下に落ちるのであって
ヘッドだけに引力が作用して
動くことは決してありません!

自分が動き → グリップが動き → ヘッドが動く
という自然な摂理に乗っ取っていれば
体を痛める確率はグンと下がりますが
その自然な摂理を無視して
よくある「間違った思い込み」に走ってしまうのが
体を痛める原因になります。

スナップショット 2 (2014-04-20 10-04)


例えば
クラブ(ヘッド)が走る とか
シャフトが走る とかを
ヘッドが単独で走るとか
シャフトの振り遅れを取り戻す など
ヘッドばかりを動かそうとする動きは
スイングの中で 必ず
止まっている部分と動いている部分を生んでしまい
その境に当たる部分を痛める原因となります。

飛ばしたい気持ちは分かります。
しかし、その方法というか、考えで
速く振れば 本当にボールの速度になっていくのか
速く振ることが 単にボールの回転ばかり増やす方法に
なっていないのか よく考えてみるべきです。

ボールは球体です。
例え ドライバーのように
一見すると立ったロフトのクラブであっても
角度があることに変わりはなく、
その角度(フェース)でボールの底をなぞるように
捉えてしまうイメージでは
スピードを上げた分は主に回転になってしまうだけで
ボールの速度は殆ど上がっていきません。
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アプローチでもパッティングでもそうですが
(勿論通常のショットにおいてもそうです)
ヘッドがグリップを追い抜く ということは
ヘッドが前に出る分
😱体は後ろに下がる(右・後方に倒れます)。
ヘッドが前に出る分
😱体は上を向きます(左が高くなります)。

振り子のストロークと呼ばれる打撃方法は
上手く打てる以前に
おじさんの体を蝕む最悪な方法なのです。
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昔であれば 典型的な
「ギッタンバッコン」…関西では反対の呼び方かな…
を意図的にやるのですから
とても滑稽だと思うのですが。。。
 

2016年10月6日木曜日

オジサンゴルファーには体を壊さないスイングが必要!


ゴルフショットは
そりゃ 遠くへ飛んだ方がいいし
弾道の真っ直ぐと言う意味でなく
望んでいる目標方向に真っ直ぐ行った方がいい

sample 2009_09_15_19_49_13-17フレームショット

…だろうけれど
体を痛めてしまうスイングではまるでダメだ!

ゴルフを楽しむ多くの人は
おじさん世代であるし、
ゴルフは娯楽であって、部活じゃあない。
ゴルフは練習も楽しいけれど
スイングをメインテナンスするための
必要以上な練習頻度や量…
ということは
 そのスイングは既に壊れている という事。

あまりに多くの人が
ゴルフのスイングの為に
ゴルフのスイングを維持するために
本末転倒な練習で体を壊している。



体を壊すパターンは二つ

①上を向いてしまうことによる体幹の故障

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最近のスイングはインパクト時に
両かかとが浮いて 上に蹴っているのばかりで
この手のスイングの主流が続くと
いずれ ゴルフショットでアキレス腱を切る人が
出てくるだろうねー😱



ボールを打つはるか前に 体の左サイドが右サイドよりも
高くなってしまい、ショットや動作の進行方向 右→左
が高くなっており 結果上に向かって打つような形。

ダウンスイング インパクト直前では
インパクトに向けて
左サイドは左上方にボールから離れつつあり
右サイドはボールに向かって近づきつつある。
☞左サイドはボールから離れるので
 ボールを打つ為に、空振りしないために
 左肩や左腕、左グリップだけを
 そこに残す。

この行為が左の首を痛めたりの原因となる。

また、体が上を向いて
体重が右の腰につぶしたまま
素早い運動をする為、
背骨や腰の故障の原因となる。


②手を返すスイング、フェースターン(カイナさばき)をする為、肘や手首を故障。
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ここまでこすってると
こんなに振っても ここにボールがある
ボールの速度が遅すぎますよね
ドライバーでロブショット打ってるようなもんだわ



手を返す、フェースターンをするスイングは
よ~く考えてみると
ヘッドをたくさん動かしているようだけれど
そのヘッドをたくさん動かすため、
グリップを止めなくてはならないので
その 動いている部分と止まっている部分に負担が多い。
支点になるのが左ひじや左手首だから そこかな。
体の姿勢によっては右ひじを痛める人も多いでしょうね。
特にパワーやスピードのある人はそうかも…。

特に、腕力で飛距離を出したいタイプのゴルファーに多く
このパターンは 振れば振るほど
それと同じだけ「止める」という相反する行為をするので
痛めてしまう。

このスイングのもう一つの迷路は
殆ど例外なく このスイングでは「ボールをこする」
ちゃんとボールを捕まえ、上から打てるのなら
ヘッドスピード 36ms でも 220ヤード
(ドライバーでの例)
楽々打てるのに、こすってスピンばかりかけ
高さばかりを打ちだすので
このスイングで220ヤード打つのには
少なくとも 40msを超えるヘッドスピードが必要になる


フェースターンでボールを打つのには
そのフェースターンを成功させる必要もあるが、
その言葉の通り フェース(打面)ターンさせるので
ボールの飛ぶ方向も毎回動くので
それを使えるショットにするのには 練習の量も頻度も必要。
その練習の量と頻度がどんどん自分の手首や肘を蝕む。
そして このフェースターン打法の問題なのは
使えるショットを覚えても やはり練習の量と頻度が
ないと コースでは役に立たない。

飛ばすためには スイング全体を速くしないとイケナイし、
それに応じたフェースターンの速度が必要で
「真空斬り」するのかという速度で振らないとイケナイね…。



そして 最大にフェースターン打法、
    オンプレーンスイングの欠点
オジサンゴルファーがそれに挑んではいけないのは
フェースターン打法でボールを捕まえるのには
フェースを閉じる→左に向けないとイケナイ。
左に向けてインパクトすれば ひっかけ になってしまう。

その引っ掛けで左にOBしないため
より アッパーに上に向かって振りぬく為
今度は体がのけぞり、腰や体幹を痛めるスイングになって行く。

も、ひとつ言えば
フェースターンの成功は引っ掛けで
それを目標方向に行かせるため
ドライバーの場合 ボールを左に置き
クローズスタンスに構え
より上に向いて ひっかけを狙うので
それが成功せず スライスになった時に
よりスライスはきつく
弾道は高くなり、より飛ばないスイングを作る。

その迷路を楽しんでいるのなら

 言う事は何もないけれど・・・ね
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スライスを防止するのと同列なのだが
その点についても記事にしていきたい。