2018年6月30日土曜日

ディッシュアングルも時間進行次第

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クラブヘッドには ロフト角度とライ角度があるので
単にフェースの向きと言って、
リーディングエッジという視覚的に2次元なものでなく
 立体的な、3次元な方向になります。

同じリーディングエッジの向きであった₍仮に固定した₎としても
ライ角度がなくなれば フェースは右を向きますし、
ロフト角度が立てば 同じくフェースは右を向きます。


BlogPaint

そういう意味合いも含め
スイングには『ディッシュアングル』という用語がありますが、
部位・場所で言うと
左腕とシャフト(クラブ)の角度で
アドレス時のそれは だいたい 120度位
一直線になるよりも 角度が付いています。

そのディッシュアングルの角度 ですが
数値を気にする必要はありませんが、
アドレス時にあった その角度が
インパクト時に一直線(180度)になってしまうのは
避けたいものです。

使うクラブ、番手のロフト角度にもよりますが、
120度だったディッシュアングルが一直線(180度)になって
インパクトを迎えてしまうと
フェースの向きが 30度近く右を向いてしまうことになりますから
スライスの元凶などとも言われています。

これを技術的に止めること というか
動作で止めることは出来ません。
トライしようとすれば 遅かれ早かれ 手首やひじを痛めます。

このディッシュアングルの消失はなぜ起こるのか というと
これも スイングの時間進行 によるものです。

スイングは右を向き、正面を経由して 左を向いていきます。
左を向く ということは
左半身は時間とともにボールから離れていきますから
いずれ ボールに届かない時間も訪れるほど です。

わかってきましたよね。
dohiraki

正面付近にインパクトの時期 があれば
左サイドはまだボールに近いですから
左腕とクラブを一直線にする必要、
要するに長くする必要はありませんが、
ボールから離れながら打つのには
その長さを出来るだけ長く届くようにしなければいけない
ということになります。
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つまり ディッシュアングル消失 は
インパクトの時期を 正規な、理想的な時期ではなく
その時期を逸してしまう 振り遅れの 具体的な事象 として
体現しているだけなのです。

ですから 消失の度合いは振り遅れの度合い と考えて
間違いがなく、技術的に、動作的に それを無くそうとしても
そこだけを変えて、ディッシュアングルを維持してしまったら
ボールに届かなくなってしまうのです。

ゴルフクラブは 遠心力がかかった時
重量が一直線上の揃おうとする性質があります。
ですので 「正しいトゥダウン」は 重心位置のズレ
シャフトの延長線上と重心位置のズレ分 だけなのです。
(右の写真が 実際のインパクト…なんですが、誰も信じない…でしょうね)↓
IMG_8497

ここまでは無理としても
時期さえ失わなければ この形に近いインパクトが待っています。

究極の「手打ち」の時代です…



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2018年6月29日金曜日

ゴルフスイング 『この音出せますか?』



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ゴルフクラブ◇ヘッドの重さ

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ハミングバードはゴルフクラブを組み上げるのに
とても重たいヘッドととても柔らかいシャフト
専門としている カスタムメイドのお店です。

重たいヘッドは利点ばかりで
実は欠点はほとんどありません。

多くのゴルファーは早合点というか
勝手に想像していますが
ゴルフクラブのヘッドの重さが多少増えたとしても
ヘッドスピードに変化は生じません。
001

一般的な…(大手メーカーの量産型クラブとしては
今となっては良心的といえる重量)
45インチのドライバーのヘッド重量は190g前後です。
かなり多くの人に実験を手伝ってもらいましたが
シャフトの長さは45インチのまま変えず
このヘッド重量だけを
30g増やしても ➡220g
30g減らしても ➡160g
各人のヘッドスピードの平均値はほとんど変化しません。

計算上 ヘッド重量を12~15g増やすと
ヘッドスピード 1ms相当の破壊力の増大が見込めます。

ヘッドスピードも絡めた打撃の破壊力は
ボールの速度、回転、角度にエネルギーが分散する訳ですが
それを上手に配分できれば ヘッド重量増大は
非常に大きな飛距離増大の武器になります。
スナップショット 1 (2014-01-17 0-17)

ヘッドを軽くしたときの飛距離増大は
単純にヘッドの軽量化によってもたらされるのではなく
それによって 長尺化して、少ないロフトのクラブを
使える可能性が上がるからなのです。
ドライバーのような長いクラブの場合
長くすれば そのままヘッドスピードが上がる
という単純な図式にはなりません。
破壊力としてヘッド重量が減っていることも
破壊力があまり変わらない要因でもあるのですが、
ゴルフクラブの場合 40数インチのクラブになると
ヘッドの投影面積よりも シャフトの投影面積の方が多く
シャフトの空気抵抗の関係から
あまり長尺を増してもヘッドスピードは上がりません。

また 45インチを超えるような長さのクラブは
風の影響を受けやすいので注意が必要です。



ヘッドを重くすると
大きな利点があるのは
短いショットにも絶大です。
アプローチやバンカーなどで
ボール以外の抵抗、負荷を受けやすい場合
ヘッド重量が多いものほど 推進力維持力が強く
抵抗に負けにくくなっています。
ヘッドが重い ➡ ロフトが多い というのもありますが
ボール以外の負荷がたくさんかかりそうな場合
出来るだけ重いヘッド重量の番手を選ぶというのも
実は重要なクラブ(番手)選択の一つなのです。
015


スイングを作ったり、修正したりするにも
ヘッド重量が重いものの方がわかりやすいでしょう。
いま ヘッドがどこにあるのか
ヘッドの姿勢がどうなっているのか
シャフトとヘッドの重心位置の関係がどうなっているのか
軽いヘッドのものに比べるとわかりやすく
スイングを覚えたり、修正するには非常に良いと思います。

2018年6月28日木曜日

清く正しく、体にやさしいフックボールを!

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 けっして 右回転のボールの方が良くない、悪い
と言っているのではありませんが
余りあるほどのヘッドスピードがないのであれば
飛距離を出すには 左回転の方が良いでしょう。

本質的に、ゴルフクラブも左回転を入れることは得意 です。

rad-04-limited-edition-red

オジサンゴルファーにとって
飛ばし → 左回転の方が有利
なのは
ゴルフクラブの形状・特性によるものです。

ゴルフクラブは フェースの向きとロフト角度
そして入射角度というのは 絡みあっているので
右回転が入る弾道 というのは 高さ、もしくは スピン量豊富
がくっ付いてきます。

低ければよい、低スピンなら良い とは
決して思いませんが、
適切な高さ、適切なスピン というのは
平均的には 今の自分の状態・弾道よりも 低め・少なめ になるでしょう。

どちらの回転が入っているにしても
どちらの弾道にも特性があります。

右回転で飛ばすなら、絶対的なボールスピードも必要ですが、
低めに抑える必要があります。
逆に 左回転で飛ばすなら ボールスピードを意識する必要はありませんが、
ある程度の高さが必要になります。


よって ヘッドターン・ヘッドの返しで 左回転 を作る方法は
よほど ヘッドスピードが速くない限り、
左回転の成功 と 打ち出し上下角度の低さ、
         (キャリーボールが確保し辛い)
左回転の成功 と 打ち出し左右角度が㊧、
         (左回転が目標から離れていく)
がパックになっているので 清く正しい左回転 ではありません。
       ( ;∀;)一言でいえば 単なる「ひっかけ」です。


清く正しく 体にやさしい 左回転~フックボール を打つには
物理的には
 飛球線に対し フェースが右を向いた 状態で、インパクトを迎えます。
 別な言い方では インサイドから打つ ということです。


ロフトは締まっている →ボールは長さなりの入射・降下で
上から打ちますが、フェースの向きは閉じません。


左回転を持ち球 にする ということは
結果として出てしまったミスを除き、
出来るだけミスが増えないよう、
ボールを、弾道を管理しなくてはいけません。

左回転は 締まったロフトで打ちますから
縦回転が少なく
 ボールが曲がるか、大きく曲がるか
の基礎になる分母が小さいのです。

右回転であれば 平均的な縦の回転数 は
4000回転以上 が分母になりますから
横回転が 1000回転でも 数値としては 0.25 ですが、
㊧回転だと その数値(縦回転)は 2500回転くらいになるので
同じ横回転の 1000回転では 0.40 になります。

0.25の数値では 弾道に曲がりが出ません。
0.40の数値では かなり はっきりと曲がります。

2500回転の縦回転に対し 0.25 の数値は
625回転という とても微妙な数値
つまり 左回転を自分の持ち球にする限り
 より回転の大小には敏感なショットが必要になるのです。

右回転を打っている限り
横の回転数が 1500でも 1000でも
あまり大きな弾道の違いになり難いのですが
左回転をうつと
500回転と800回転で 弾道に大きな差が出るので
安定し難い方法(フェースローテーション)を採用するのはとても危険なのです

2018年6月27日水曜日

ゴルフクラブの単純な仕組みを覚えましょう

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ゴルフクラブの単純な仕組みを覚えましょう。

ドライバーからパターに至るまで
各番手には ロフト角度 があり
そのロフト角度に応じた長さ があり
そして その長さに応じたヘッドの重さ があります。
 この順序がとても大切です。



nyuusyゴルフクラブは、製品としてロフト角度を計測するのに
シャフトを地面と垂直にしていますから
使い方を錯覚してしまいがちですが
インパクトは このような状態で迎えるのではありません。

これでは このクラブの本来の
打ち出し角度よりも高く飛び出てしまい
スピンも本来の回転よりも少なくなり
ボールスピードも上がりません。

余りあるヘッドスピードでしたらまだいいですが、
この使い方で ごくごく普通のヘッドスピードではボールは飛びません。


ゴルフクラブはそのロフト角度を活かすための 長さ があり
その長さに応じたスイングの弧の大きさ
すなわち 降下してくる角度(別名:入射角度)
があります。

555

ロフトの大きなものは 短い ですから
その降下角度はキツク
ロフトの小さなもの、立っているものは 長いですから
その降下角度は緩くなります。

だから 単純に ロフト角度30度の5番アイアンが
15度の入射・降下角度で入ってくると
15度の打ち出し角度になる ということです。

個人差はありますが、当然 クラブの長さに応じての
降下角度があり、 その降下角度に対する
ロフトが本来のロフト角度です。
この状態で インパクトを迎えられるのが
そのクラブのオリジナルの ロフト効果であり、長さ効果 です。

IMG_0727

画像はちょっとオーバーではありますが、
そして その降下角度分、入射角度分
シャフトは前に傾いて入ってきます。
入射角度に垂直に位置するのがシャフトの姿勢です。

先ほどの5番アイアンの例であれば
15度シャフトが前に傾く ということになります。





wedge-bounce

ウエッヂなどは バンス角度と言って
ソールの後方が地面に張り出しているのですが
この降下してくる角度があるので そのバンス角度が活きるのです。




002

ゴルフクラブをこのように使っては
そのクラブ、その番手の長さによる降下₍入射₎角度も
ボールに対するロフト角度も本来のモノになりませんし、
タイミングによって
入射角度とロフト効果がバラついてしまい
そのクラブ、その番手 の安定した弾道になりません。

2018年6月26日火曜日

意味不明なシャットフェース論…。

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多くのゴルファーはスイングをシンプルに簡素にして
飛ばせるようになる ことは勿論
繰り返せることを望んでいるはず…なのですが、


最近 主流になっているスイング論を見ていると
収入の多くない人が無理やり タワーマンションを買って
払いきれないはずなのに 何枚ものクレジットカードを回して
なんとか返済をクリアしている ような、
生活を充実させるはずのマンションが
返済のために生活しているような、そんな
本末転倒観がものすごく匂います。

典型的な例が シャットフェース論 です。

シャットフェースの基本は
✋フェースが右を向く オープン
✋フェースが左を向く クローズ でも
✋ロフトが開くこと
✋ロフトが閉じること
 でもなく
単に前傾姿勢と体の向きによって発生する事象です

スイングの姿勢には前傾姿勢があります。
その前傾姿勢とは
骨盤と大たい骨の前傾角度差を指します。
MVI_0850-0001-1

ですので 骨盤が右を向いた時、
体の左サイドが右サイドに比べ
位置関係として低い姿勢になるので 発生します。
(体が前傾姿勢なりに傾いているので)

まず 第一に
良い悪いは別にして
トッププロも含め 現代のスイングの多くは
骨盤を右に向けず
 胴体・上半身をねじって 肩だけ右に向けます。
なんと言ってよいのか、何と呼んでよいのか
該当する言葉が思い当たりませんが、
左上上半身は伸ばし、右上上半身を縮めて
肩ラインの右向き姿勢を作るので
ボールの方に頭・上半身は傾いていますが、
左上上半身の方が高く、右上上半身の方が低い
逆の姿勢を作っています。
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✊この時点で シャットフェースは作れません。
もともと意味合いを失っているので
見た目のシャットフェースを作っても意味がありません。

・・・これをシャットフェースという意味もわかりません・・・
にもかかわらず シャットフェースという言葉が使われます。


見た目という意味でも
シャットフェースとは
フェースが地面を向いていること で
空を向いている のとは魔反対なはず・・・ですが
なぜか その見た目をシャットフェース
人によっては シャッターフェース と呼んでいます。
もうこの時点で意味不明です。
スナップショット 1 (2016-11-26 15-46)

あああ 深い意味はありませんが、
さびれた商店街のシャッターが閉まっている という意味
なのか と感じてしまいます。


シャットフェースの最大の利点は
ダウンスイング時 シャットフェースを作ることによって
クラブヘッドやクラブ、腕の重さが
 位置関係として低い左グリップに多くかかり
左グリップが 打撃方向、進行方向に押されやすい
体の回転に遅れにくい 状況を作ることです。
そして その重さによって押された左グリップのお陰で
左サイドが低い時間を長く保ちやすく、
また それによって高低を使って
低い左サイドへの スムースな荷重移動・体重移動が
しやすいという 型ではなく 実利のあるモノです。

 
スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)


私の目がおかしいのか、頭がおかしいのか、
そこは当の本人にはわかりませんが、
現代言われているシャットフェースは
『単にクラブ、シャフトが右に倒れただけ』
シャットでもなければ、オープンでもない、
元来のスイングとして存在していない形です。

ほんの少し前の ゴルフスイング論では
『クラブを寝かす』『シャフトを寝かす』
タブー 禁忌な行い です。


ゴルフスイングを考えるのに
新しい方法・より良い方法はもちろん歓迎ですし
それをすることによって 体を傷めず、楽して飛ばせるなら
どんどん取り入れる心つもりはありますが、
この方法には ナンの利点も見出せません。

何の実利もないコト
それをすることによって より複雑に、煩雑になるコト
どう考えても体にやさしくないコト
人間の動作として美しくないコト
・・・なんでやろうとするんですかね~


根本的なところを履き違えているのに
それを いろいろなことでつぎはぎして胡麻化すなら
根本のところを治せばよいと思うのですが、
なんで こうなるんでしょうか…

 

フェースローテーションがスライスを生む!

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当たり前すぎてしまいますが、
ボールは無機質です。

これから自分がどの方向に打とうとしているか、
アドレスの向きも知りませんし、
手にしているクラブのロフトも知りません。

単に物理的な圧力を受けて
インパクト時の状況によって
ボールの飛ぶ方向や速度、回転など
距離や球質が決まるのです。

IMG_0549

スライスのメカニズム というのは
アドレスの向きなど関係なく
動いているヘッドの軌道に対し
フェースが(ライ/ロフト角度が絡む立体的なモノですが、シンプルに割愛して
フェースの向き、フェース面の向き、リーディングエッジの向き と考えてください)
垂直よりも右を向いていれば
その度合いにもよりますが、
ボールには右回転が入ります。

右回転が入るかどうかは
動いている軌跡・道のりが基準になります。

その軌跡を比較してみてください。

413445








左は グリップを軸にヘッドを回転させたときの軌道
右は グリップを動かことで クラブをスライドさせてくるときの軌道
です。
右に比べると 左は大回りしてヘッドが入ってきますので
右回転になるか どうかの軌道が 外から になりますので
その分 ヘッドの閉じ が必要になります。

体で! とか 腕で! とかは別にしたとしても
ヘッドを グリップを動かすコトで インサイドから入れてきた方が
当然ですが、道のりも短く、時間もかかりません。
グリップエンドを支点に ヘッドを回す方が
道のりも長く、時間もかかります。

IMG_0867IMG_0866











少々オーバーですが、
図左:の軌道であれば フェースの向きは
アドレスに対し、飛球線に対し右を向いています。
ボールは右に飛び出ますが、
ボールには右回転が入りません。

図右:は左に比べ 右回転を入れないための作業が多く
比較すると分かりますが、
グリップエンドの移動量が極端に少なくなり、
体を使うことが出来ません。
手で振るしか方向がないのです。
スナップショット 1 (2018-05-19 20-35)

フェースの右向き度合いは兎も角
ヘッドの移動する道のりも少なく、短時間で済み、
体でクラブを動かすチャンスの高い ローテーションをしない方法と
本末転倒ですが、スライスをさせたくないから行う
フェースローテーションが 道のりが長く、時間がかかり、
作業が多い・・・がゆえに 右回転が入る可能性・確率が格段に高いのです。

 

2018年6月25日月曜日

ハミングバードと『柔らかいシャフト』

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20数年前の話になりますね
その頃は ゴルフクラブで言うと
キャロウェイのビックバーサやセイコーのSヤード
なんて お化け商品の有った時代です。

ハミングバードはオーダーメイド、カスタムメイドの
ゴルフクラブのお店ですが、
開店当初はオーダーメイドのお店のお約束
グリップ交換が主たる仕事で、
ゴルフ場やゴルフ練習場を回って
グリップ交換のクラブを集めては
 グリップを入れていました。

時間とともに リシャフト… シャフト交換
の仕事も入ってくるようになるわけですが、
そこで 始めに大きな疑問を抱くようになります。

 
スナップショット 1 (2016-12-24 3-12)

その当時のハミングバード基準では

👹 硬いシャフトは 45インチで振動数 250cpm以上

 ちなみに今の基準だと 硬いシャフトはドライバーでは190cpm位でしょうか
位だったと思います。

リシャフトをお願いされて →交換する。
練習場にも頻繁に顔を出していましたから、
調子を伺うと 「いいねー よくなったよー。」と
ま お世辞交じりでも言ってくれる。
しかし、その手のリシャフトをしたお客様の多くは
数か月、半年もしないうちに 新しいクラブに替わっている…。

なんか それが腑に落ちない のです。

壊れてもいない ドライバーのシャフトを
数万円かけて 選び、装着しなおしたもの
その寿命がほんの数か月。。。。

これはいったいどんな意味があるんだろうか…。

そのリシャフトした シャフトの特性 と
次のクラブや、次のシャフト機種 への
つながりや発展がまるで見えてきません。

なんとなく、なんとなく ですが
着せ替え人形のように 単にファッション的な感覚で
シャフトを入れ変えたり、クラブを買い替えたり
しているような気がしました。


そんな時、あるシャフトに出会いました。

そのシャフト その機種は
シャフトの振動数を 硬さ毎にかなりきっちり分けていて
5cpm毎に11種類もの硬さ、フレックスが用意されていました。


今でこそ シャフトの目の見える部分に
硬さ表示がされていますが、(2005年位からだと思います)
当時はシャフトの見える部分には
硬さ表示はなく、硬さはグリップの中の隠れた部分に
あったのです。


そこで その11種類の硬さを
全く同じヘッド(重量も含め)、全く同じ長さ
同じグリップで仕上げ、2か月位に渡り
延べで100人近い人に打って貰ったのです。

 45インチ 200gの11度のロフトのヘッド 
    スイングウエイトは D-3位だったと思います。


練習場での大々的な試打会もしました。

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若い人もいれば、年配の方もいます。
シングルハンディ、ゴルフ歴30年を超える人や
始めたばかりの人もいました。
同時にヘッドスピードも計測していましたので、
ヘッドスピードは50を超える人から 30台の人まで
色々いらっしゃいました。
平均的には 40前後という所でしょうか…。


✊驚くことに そのテストをして頂いたお客様の
9割に近い方が その11種類の中で
一番
柔らかいものが 一番打ち易く、距離も出る
いう結果が出たのです。
 特に距離においては ダントツと言えるかも知れません。


一番硬いもので   振動数275cpm
一番柔らかいもので 振動数230cpm


特に 255cpmを超える硬さのモノは
誰一人として これはいい! これなら買う!
とは言いませんでした。




そして 同時に、 その目隠しの硬さ を
どんな順番か、どれが硬く感じ、どれが柔らかく感じたか
ほぼ全員のテスターに評価してもらった結果、
なんと 実際の硬さを全く逆な、反対の
硬いものほど柔らかく感じ、柔らかいものほど硬く感じた

という評価が半数を超えたのです。


とても興味深い二つ結果で
柔らかいものほど 方向性も安定性も距離も優れ、
人間の感じる シャフトの硬さは
 実際のシャフトの硬さ通りではない

 ということでした。

2018年6月24日日曜日

「高打ち出し/低スピン」の罠

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確かに 理論上は
「高打ち出し/低スピン」というのは
ボールを遠くに飛ばす「機会」ではあります。


しかし これには重大な問題が秘めています。

それを踏まえた上で この言葉を飲み込まないと
スイングをおかしくするばかりでなく
かなり深刻に体を痛める可能性があります。


物理的に、ゴルフクラブの性能によって
高い打ちだし角度を造るのには
大きなロフトが必要です。
ところが 大きなロフトのクラブは
高い打ち出しだけでなく、多いスピンも生んでしまいます。

逆に、低スピンを作り出すには
小さなロフトが必要ですが、
これは 低い打ち出しが伴ってしまいます。

つまり ゴルフクラブの性能にとっては
「高い打ち出しと低スピン」は
相反する関係にあって
この言葉は ゴルフクラブではなく
「打ち方」「スイング」
のことを指しているのです。



ゴルフクラブの宣伝文句に
「高打ち出し/低スピン」をうたっているとすれば
私は何もしませんから、買うあなたがなんとかしてください
そう言う意味と思って間違いないと思います。



そして、問題点はまだあります。
 スイングにもうふたつ。

❶「高打ち出し/低スピン」
スイング…人間の動作にも問題を生じさせます。
高打ち出しを実行するには 煽り打ち
インパクトをかなり 上昇軌道に入れなくてはイケマセン。
手で振ろうが、体の回転で打とうが
上昇軌道というのは スイングの中では
左を向く、別な言い方では、体を開く時期を指しており
体は開いているのに
スライスさせずに ボールを打つ
といのは難易度の高いテクニックです。
高打ち出しのために上を向けば
同時に体は開くのですから
普通にしたら 「高打ち出し/高スピン」になるのを
無理やり 低スピンにするのです。…無理
その分の 歪みは体に来ます。
体を上に、左に大きくひねることになるので
体を深刻に痛める可能性が少なくないです。

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この理論は ゴルフヒッティングマシン
から生まれていると言ってもよく、
人間とは全く異なる箇所の関節
アームそのものを弾いて打つ打ち方
人間がそうなれ というのはムリがあります。


❷アマチュアの平均的にボール速度
ドライバーでのボール速度は 60ms に届きません。
おそらく 56~57ms あたりでしょう。
そのボール速度だと
高打ち出し/低スピンにすれば
ボールの浮力を失い、失速します。
ボール速度 60ms をはるかに超える人
にとって 有効な方法であり、
アマチュアには 飛ばなくなる可能性だけでなく
体の痛める可能性
スイングを壊す可能性
があるのですから、
ゴルフ業界全体が気付く必要があるのですが。。。。

2018年6月23日土曜日

ショルダーストロークとショットの深い関係

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例えば旅館でふすまを左に開けるとき(右→左)
ショルダーストロークを使います?
使いませんよねー
よほど 建付けが悪く無ければ、体は使いません。
 
スナップショット 1 (2016-01-17 16-25)

細かい解説は抜きで 腕で手のひらを横に押しますよね

怒っている とかでなければ
ふすまがエンドで止まる程度の
その感覚で押しますよね
ふすまの滑り具合と相応に…。


それに訓練が必要ですか?

誰かから学びました?


そりゃあ 誰かがふすまを開けるのは見て
無意識に参考にしているとは思います。
でも それは バーーーん! と最後まで
ふすまを叩きつけてはいないな、 程度の事で
その滑り具合に応じての 力加減は自分で覚えて行きます。


パッティングもそんな感じです。

まあ 市販のパターはひどいから仕方がないのはないですがね

スイング破壊兵器の入っている
バンカーイップス製造機である
35.5インチのウエッヂのヘッド重量は 290g です。
ロフトがあり、スピードで解決できる35.5→290gなんです。
それよりも2インチ近く短い 34インチのパターの
ヘッド重量が 300g はあまりに軽すぎます。

・・・・・・・
・届くわけない

ショットよりも ヘッド重量による打撃の依存度が高い
パターストロークで それは無いですね。

これでは 急がなくていい筈のパターストロークを
結局 速く動かさなくてはならなくなります。

 
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それに加え ショルダーストロークを採用すると
どんどん上を向いてストロークして トップ気味に打つのです。

知らないとは思いますが
10mのパッティングをするのに
打たれる ボールの初期回転数は 200~500回転/分 です。
ところが トップすると 
その回転数は一気に 3倍以上~10倍 まで増えます。
それは そのまま ブレーキになります。
本来よりも より強く打たなければいけないので
よりトップしやすい というスパイラルに入る訳です。


パターヘッドが軽く
意味不明なショルダーストローク、
にはまると、ここまでパッティングが難しくなるのです。



上腕なり、肘で横に押してあげるストロークにすると
こんな所も変わってきて
それがショットに『良い意味で影響』して来ます。

その軽いパターヘッドが原因か
ショルダーストロークが原因か
はたまた ショットが始まりなのか
人それぞれかもしれませんが
その打ち方であれば ボールの置きどころは限定されます。
002

ショルダーストロークもオンプレーンスイングも
左グリップ、左手を横移動を止めて
ヘッドを行かせるショットになるので

『正しい位置』と比較すると
 インパクト時のグリップの位置 は
右に来易くなります。
それが ショットでのボールの置き位置にも反映します。

パターでもそうですが、
ボールの置き位置の正しい場所は左足かかと付近 です。
ウエッヂショットであっても
アプローチであっても
ボールを中寄り、右寄りに置く癖があると
気が付かないうちに 左右のグリップがルーズ
上下に離れるようになります。
左足かかとに置いていれば
その上下のルーズの分、アドレス姿勢が崩れるので
腰のラインに比べ 肩のラインが上向き~左向き
になるので、自動修正がかかります。


グリップの上下のゆるみ
アドレスのボールの位置
そして クラブの扱い

これは密接に関係するもので
どれか一つが崩れ始めると3つ同時に崩れ始めます。

パターにも関係しますが、
左サイドが高い ということは
その高い分、体を開くことになります。
体が高くなり、体を開く ということになれば
左腕の付け根 は ボールからどんどん離れる訳ですから
より一層 左グリップをそこに留める
左グリップの横移動を出来るだけしない
ストロークなり、ショットなりになって行きます。

2018年6月22日金曜日

ワールドカップサッカー

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ワールドカップサッカー 注目の的 ですねー。
 日本代表チームも頑張っていますねー(^^♪

サッカーも見てもそうですが、
個人の技術力があります。
シュート力やトラップする技術、ドリブルする技術
詳しくはわかりませんが
野球のキャッチボールなどと同じ基礎練習から始まるのでしょう。
しかし こと 実際に試合(ゴルフで言うとラウンド) となると
それはある程度、その大会に出る一定のレベル であれば
「ゲーム」である ということが重要になってくるのだと思います。 

スポーツはなんでもそうですが、
人間ですから 完全に一定でもないですし、ミスもします。
そのミスをした時にどうするのか
対戦スポーツであれば、相手にミスをさせるにはどうすればいいのか
どういう心理状態に追い込めば そうなり易いのか
今 何が一番確率の高い攻撃方法なのか
そういうモノの共通認識の高いチームほど 負けないのだと思います。

つまり 一つのプレーが発生した時、
リアルタイムでそのプレーを成功させるのには
スイングやショット力の個人技能に依存し易いですが、
前提として そのプレー、そのショットを成功するか否かは、
既に そのプレーよりも前におおよその確率は決まっている
のだと思います。

ワールドカップレベルのプレーを見ていると
非常にそれが分かりやすいです。

そのプレーを成功させるために
かなり事前の準備をするでしょう。
 試合前のキャンプや練習なども含めて。
そして 実際に試合中でも
そのプレーを成功させるために
囮になる選手が走ったり、
 フリーになる選手を作るため 前に1アクションあったり と
その下準備が面白く感じます。

全くぶっつけ本番で
出来るかどうかも見えない、夢のようなプレーは
決して選択しない ですね。

サッカーはゲームとしてシンプルですから
それが非常に強く感じ取れます。

2018年6月21日木曜日

ゴルフスイング◆重さの使い方とリズム感

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アマチュアの多くがヘッドの重さの使い方を
イメージ段階から大きく誤っています。

確かに 市販の超軽量ヘッド
何の反応もしない、ノー感じの硬さのシャフトでは
そうしてしまいたくなるのも否めない部分はあります。


長年、ゴルフのスイング用語では
「ヘッドを感じろ」「ヘッドの重さを使え」
と言われてきていますから
それを感じない(難い) 軽いヘッド、硬いシャフト
では、そこに行きついてしまう可能性はあります。


「ヘッドの重さを感じやすくするよう作り出す」
ヘッドの重さを感じやすいクラブに持ち替えたら
その概念は捨てなければなりません。

テークバックの時点で遠心力を作り出し
その慣性で行ってしまうと
クラブには、体の回転で作り出す横方向の慣性が
生まれてしまいます。
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テークバック時に横方向の慣性が生まれてしまうと
クラブは体にとって、その進行方向の右に右に
ずれていってしまいます。

遠心力等慣性が発生してしまっていますから
クラブは必要以上に重くなっていますし
それを体ではなく、腕で支えなくてはいけない状況に
陥りますから、なおさら重く感じます。

右にずれたクラブ
重くなったクラブ
腕で支えなくてはいけないクラブ

こんな条件が整った?状態から
切り替えし~ダウンスイングに移行したら
どうなるでしょう?

 
スナップショット 10 (2013-06-02 23-19)

必然的にダウンスイングの初期段階から
右サイドが下がる、潜ってしまう状況に
なりませんか?

例え、練習で そんなテークバックでも
打てていたとしても、ラウンド後半や傾斜のきつい場所
へ行ったら かなり右サイドが下がる傾向・・・
顔を出しませんか?

右サイドが下がって
左サイドが上がって


の右にクラブはズレテイマス
クラブも重くなっています・・・
まず 力みますよね

それだけでなく
アドレス時は地面と平行に立っていたのに
打つ直前に 上を向くような姿勢。。。
言い換えれば 左足上がりにどんどんなっていくのです。

急がないと、 ボールを打つ空間が
地面が近づいてくるのではなく
クラブのある 右サイドが地面に近づいていくので
狭く、少なくなっていきます。

これが意図しないリズム感の原因です。

テークバックの初期段階。。。というか
重さの使い方の勘違いがリズム感まで
生んでしまうのです。

これは 技術の問題ではなく
単純な 重さの使い方の勘違いから生まれています。

市販の異様に軽いヘッド
異様に動かないシャフトでは
致し方ないのかもしれません。。。

ならば その悩みを悶絶クラブが
解決するかもしれませんし、
悶絶している理由もそこにあるのかも知れません。

スイングとシャフトの硬さの関係

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多くの人は シャフトの使い方…というか
ゴルフクラブの使い方…において
グリップ
(グリップエンド)を支点に
シャフト・ヘッドが円を書く、回転すると信じています。

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確かに そう考えると
シャフトの柔らかさ は
 そのクラブの回転運動の阻害要因になりますし、
ヘッドの重さ もやはり阻害要因になります。

それを信じているから クラブを回転させやすい
硬いシャフトを選び、軽いヘッドを選ぶ・・・
ゴルファーの「振り易い」を言う条件は
その「クラブを回転させやすい」という事に相応する訳です。

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硬いシャフト 軽いヘッドでゴルフスイングを
覚えれば、必然的にその考えになって行きますし、
クラブの扱い方の概念もそれに修まる
 ということになるでしょう。

しかし、それは よく考えてみると
すべて自分の技術や自分の運動性能頼りということに
なりますから、クラブの性能の差異やお助け機能などを
利用することを放棄することにつながりかねません。
自分の思うままに クラブを運動させる とは
クラブそのものに機能が沢山、多く、重く 存在したりすると
思うままに動かしにくい ということです。

クラブを上手く使う とは
 思いのままに扱う ことを指すのか
それとも そのクラブによって
多岐に渡り 打ち手が楽をすることを指すのか
やはり 概念…思い込みによって異なってくると思います。

ハミングバードが考える
ゴルフクラブとスイングの関係は
体力的にも、技術的にも
クラブにやってもらう、助けて貰う事を重視し
如何に 楽をして・・・

体力的にも、技術的にも楽をして ボールを打つか
ということが主眼で、
前述の通り クラブの機能ではなく 自分のテクで
グリップエンドを支点にクラブを回転させるか ではなく
クラブの機能によって
如何にグリップエンドそのものを動かし、
そのことが 打ち手の回転を促進させるか
 という点です。

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ヘッドの重さによって
シャフトのしなりによって ヘッドを動かすのではなく
ヘッドの重さ、シャフトのしなりによって
グリップを動かし、それがそのまま回転力になっていく
クラブを回転させるのではなく、
打ち手を回転させることが スイング だと考えています。


特にクラブからは 一番重要で
誰からも教わることの出来ない「時期」
タイミングを教わることが出来ますから
そういう意味合いでも
クラブの機能の味の濃い
重いヘッド・柔らかいシャフト というのは
とてもよい先生になると考えています。

2018年6月20日水曜日

ゴルフスイングの治し方

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 まずは こちらの映像 ↓ から見て頂きましょう


これがコースでの、しかも17番ホール
ということですから、とても素晴らしいという他ありません。


しかし あえて言うのなら
・・・おそらく ご本人の課題にもなっていると思いますが・・・
ダウンスイングでの体の回転に対する
 左腕(左上腕)の遅れ、つきの悪さ が課題でしょう。

IMG_2813Trim(2)_Moment(11)

左腕のつきの悪さ、遅れは
インパクト以降での グリップの急激な内側への入り込みを生みます。

IMG_2813Trim(2)_Moment(10)

もともと 右回転が多く入るスイングではありませんから
インパクト以降で グリップが内側に入り込むとひっかけフック、
また 内側に入り込む分、軌道も上がり度合いが強くなるので
回転不足による失速や上がり不足や縦チーピンの恐れがあり
人間がゆえに それを避けることが飛距離ダウンにつながってしまいます。

右回転の多い方でも出る球は違いますが、基本は同じです。


IMG_2813Trim(2)_Moment(4)
IMG_2813Trim(2)_Moment(5)
IMG_2813Trim(2)_Moment(6)




IMG_2813Trim(2)_Moment(7)

IMG_2813Trim(2)_Moment(8)
IMG_2813Trim(2)_Moment(9)







結果論としては見ての通り、
左腕のつきの悪さは見えます。
ご本人も体よりも先に左腕を動かす ということは意識されている
と思いますが、そこは無意識に近い意識、反射行為に近い動作
ですから 簡単ではなく 長い時間かけて刷り込まれていくところでしょう。

問題はそこですが、修繕個所はそこではありません。

そして これが17番ホールという
疲れが伴ってくる時!であるのもキーポイントです。





体力があり年齢の若いトーナメントプロでもそうですか、
体が微妙に疲れてくると
ヘッドを動かすのに ヘッドに近い、クラブに近い所を
小さく使おうとします。
ヘッドが移動さえしていれば スイングしている という意識が
自然に働いてしまいます。

この場合は スイングのスタート
テークアウェイを初期段階で クラブの大きな移動を
体の動きでもなく、利き肘のさばきでもなく
左手のローリング、左グリップのねじり で実現しています。

IMG_2813Trim(3)_MomentIMG_2813Trim(3)_Moment(2)IMG_2813Trim(3)_Moment(4)











もともと そういう癖のある人、強い人は
コースの終盤やピンチの時などになると その癖は表れ
振り遅れを生み出し、急激な軌道のインへの切込みが
ミスの原因になります。
このテークバックの初期の左グリップ、腕のローリングによって
ダウンスイングの左腕の遅れ、体の回転に対するつきの悪さは
作られてしまっています。


完全に消し去るには時間がかかります。
かかりますが、この癖でよいことは何一つないので
普段の練習から グリップの移動、体の回転、ヘッドの移動を
しっかりとリンク付け、クラブヘッドの大きな移動と
グリップの移動を意識づける必要があります。

そうしておくと疲れてきても、その癖が無意識に表れても
ミスにならない程度で済みます。
 おそらく この場合がそうでしょう。

ある意味 トップオブスイング 切り返し以降の動作は
その場、その時には修繕不能な箇所です。
それ以前の動きで ほとんどが決まってしまっています。

次の動作をこうしたい! なら
そうなるように 前の動作を作る
クラブの姿勢や位置を作る意識を持ってください。