2018年3月31日土曜日

シャフト(アイアン)の硬さ◆ゴルフクラブ

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アイアンの軽くて、硬いのは悲劇の始まり・・・
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シャフトの硬さ
それを計る目安として 
振動数
 と言うのがあります。
シャフトを計測器に固定し、運動させ
一分間にどの位振れるか を計測します。

 
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硬いものほど、動く幅が少ないので
細かく動きますから、往復サイクルは『回数』として多くなります。

数値としては
一分間に 100回~300回 位でして
それを 300cpm(サイクルパーミニッツ)と表示します。

大体、平均値として
10cpmの差を ワンフレックス としています。



現在、市販のアイアンシャフトは軽量スチールシャフトが中心です。
概ね ゴルファーは初期段階、アイアンによって
スイングを学び、作り、ゴルフを憶えます。
正直、軽量スチールからゴルフを始めた方は
 悲 劇 だ  と思います(>_<)

異様に軽いヘッドの付いた
異様に硬いシャフト。。。
ヘッドも小さく、
ロフトも番手のすり替えに近いほど
ストロングになっているアイアン。

ゴルフクラブそのモノに破壊力、打撃力の少なく
それを補うための ストロングロフト???

撓らないシャフトを撓らせるスイングを憶え
ヘッドが軽いので、振り回すスイングを憶える。

ロフトが必要以上に立っているので
ロフトを寝かすことを憶えるので
バンスがあると、その機能を使えなくなる。

総じて、シャフトを撓らせるスイングや
ヘッドを振りまわすスイングでは
ダウンスイングの早期段階で 体は上を向きます。
(左サイドが上がり、右サイドが下がる)

そうやって打たないと打てない 軽量スチール装着のアイアンでは
ボールは中~右に置かないと届きません。
ドライバーと違い、ボールが地面に有るからです。
となると、ボールを左に置くドライバーとは
タイミングなどを含め、色々なモノが大きな違いになります。
より練習は必要になるというコトです。

スナップショット 5 (2012-03-06 4-01)


元来、ボールをつかまえる ことは
ボールを上から打ち、フェースを地面でボールを挟み
球体で有るボールは ロフトと言う逃げ方向へと
飛び出すもの(イメージ)ですが、
ボールを上から打つことを憶えられない
軽量スチールシャフトアイアンは
スイングの基本を無視することになります。


また 人間の動作としては、無視してよい
トゥダウンよる『ヘッドの下がり』・・・
本当は意識する必要のないこのクラブの機能によって
地面など、低いところに有るボールを拾う のですが、
ヘッドが軽く、シャフトの硬い軽量スチールシャフトのクラブは
その「クラブの機能」が希薄、というか
殆ど無いと言ってよいでしょう。
となると、そのスイングには無かった筈の機能を
行為、動作、テクニック としてしなければならなくなります。

ヘッドは振らないのに、振らなければ飛ばない
下に振らなければ当たらない という二重の罠にハマることに
なりますし、動作を”必要以上に”早くしない限り、
飛距離を伸ばすことが出来ません。

ヘッドが軽い ということは
モーメントが低く、クラブの移動と言う運動を持続する力が
少ないという意味です。

☞インパクトでスピードの低下が顕著になります。。。
シャフトが硬い というコトは、衝撃の減衰力が少ない
と言う意味です。
インパクトで掛かる衝撃を打ちぬく のが ショットな訳で
打ちぬく力の少ないヘッド重量
減衰力の少ない硬いシャフトは
無理な動作、必要様な動作を強要する上
衝撃も大きいのですから、故障の原因に成り易い。。。
その衝撃は必要以上に少なくないです。

私、それ以上の年齢の世代は
根性スポーツ、部活を体験していますから
うまく行かなくとも、多少傷みが伴っても
中途で辞めることは少ないのですが、
傷みの伴う「軽量スチール」でゴルフを始める若者には
少なくない「ゴルフリタイア組」がいます。

痛くて、うまく行かない、飛ばない のであれば
魅力のある遊びに成り得ない。。。 ですね(>_<)


2018年3月30日金曜日

ゴルフ◆クラブの長さと飛距離の関係

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 コメントも頂きましたので
ゴルフクラブの長さとロフトの関係に話をもうすこし…。

002

多くのアマチュアゴルファーは
長さ ➡ ヘッドスピード ➡ 距離
と考えている節がありますが、
完全に間違いという訳ではありませんが
正しいという訳でもありません。
そこはもう少し複雑で
長さは打ち出し角度を担当している部分も多く
ヘッドのロフト角度はスピンの量を多く担当しています。
クラブの長さによって入射角度が変わってきますので
長さの長いものほど打ち出し角度が取りやすく
短いものほど打ち出し角度が低くなります。
ロフトはイメージの通り ロフトなりのスピン量を作ります。

コメントにありました アイアン全部を同じ長さに…
まあ 多分 真ん中あたりの6番か7番アイアンあたりを
基準にして、その長さで揃えているのだと思いますが、
➡では それはどうなるか・・・
そして そこには自分のスイングを改善する秘密も
隠れている ということなのです。


ヘッドの重量は本来は番手ごとに半インチの差がある分
長いものには軽いもの、短いものには重いものが
装着されますが、同じ長さということになると
まあ 同じ重さと考えるのが妥当と思われます。




7番を基準に 7番アイアンの長さに5番を作ったとします。
通常の5番の長さの5番に比べると
打ち出し角度が取り辛く、アイアンの中ではロフトの関係から
スピン量も少ない5番アイアンは
スピードやパワーがないと使いやすいものにはなりません。
スピードというのは クラブの長さではなく
その打ち手の動作スピードが基本です。
そしてパワーとは体重も含め、打撃の衝突する重さに
耐えられる体力です。

長さが長いものほど扱い辛い
というのはあながち否定できませんが、
その番手の用途として満たさない状態を
打ち手の方が補わなくてはいけないのは
オジサンゴルファーにはあまりお薦めできる仕様とは
言い切れません。

もっと 問題なのはロフトの大きなクラブです。
同じヘッドの重量として サンドウエッヂ(以下SW)を
7番アイアンの長さにすると
オリジナルの長さのものに比べ
打ちだしの高さやスピン量が増えるばかりで
距離自体はオリジナルの長さのものとほとんど変わりません。
もしかすると 入射角度が緩くなり過ぎて
ボールに推進力が与えきれず、弾道が低くなって
緩い弾道になってしまう可能性も秘めています。

スナップショット 1 (2013-10-12 12-11)

また ラフやバンカーなどから多く使われるSWの場合
ヘッドそのものに質量というエネルギーがないので
打ち手がどの場面であっても スピードによって
ボール以外のモノも「どかす」という行為を
しなくてはいけないので、難易度はどうしてもあがります。

特にこの 大きなロフトのクラブを長く使う
大きなロフトのクラブを緩い入射角度で使ってしまう
というのは アマチュアゴルファーが
「飛距離に悩む」パターンと非常に似ています。

普通の長さのSWであっても
インパクトまでのヘッドの円弧を
スピードが上がる➡飛距離が出る と錯覚し
出来るだけ大きくとる と
結果、弾道が高くなるか スピンが多くなるか
はたまた 推進力が与えきれず緩いボールになって
距離が変わらないか、落ちてしまうこともあります。

ゴルフクラブにはその見た目から
出来るだけ長い長さで使った方がスピードが上がり
飛距離を生むのではないか という錯覚を起こさせるところが
ありますが、実はゴルフクラブは一番短い状態で使った方が
飛距離を生み出すチャンスがあるのです。

ゴルフクラブヘッドの重量は
打撃時にボールの重さに負けないためのものです。
自分の動作スピードに応じたヘッドスピードであれば
それは 勿論飛距離に反映されやすいですが、
円弧を大きくする➡ヘッドスピードを上げる
という考えは 単にヘッド重量によって遠心力を増大させる
だけになってしまい、
ちゃんと自分の頭で考えている人にはわかると思いますが
遠心力はボールを打撃する方向、ボールの飛んでいく方向とは
全く異なる 立体的に90度違う方向に膨らむ力ですので
増やせば増やすほど 打撃行為の妨げになります。

いまさら このブログを読まれている方が
そう考えるとは思いませんが
スイングは振り子…というのはとても滑稽な発想で
振り子は固定する軸点がありますが、
動作の中で打撃されるスイングには固定できる軸点は
存在しません。
にもかかわず 遠心力をより増大させて打撃する
ということは その創られた遠心力と等価の
向心力を持っていないと 定点にあるボールを打撃することは
出来なくなってしまいます。
その向心力は 遠心力と立体的に反対方向に引く力です。
それをスイング中に発生する遠心力の強さ、方向、変化に応じて
即時対応するのは機械ではなく、打ち手の反応と動作です。
飛距離に直結しない 円弧の大きさ 遠心力の増大は
打撃行為のブレーキになるばかりか
打撃行為そのものを複雑に難しくしていくのです。

そして その結果
ゴルフクラブのロフトは必ず
体の傾き(左サイドの上がり分)だけ増え
より一層入射角度も緩くなるので
より飛ばない結果が生まれてくるのです。

2018年3月28日水曜日

右(左)さえ向ければ 何とかなる‼

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飛距離向上
体を痛めない
には 何は無くとも
テークバックで 右
(
左打ちの人ならば左) さえ
向けば 何とかなります。



右(左)を向く 絶対条件は
 骨盤が右(左)を向く と言うコト です。

肩が、胸が、ではありません。

テークバックで準備不足の多くの人は
これが殆どありません。
まるで 回っていません。

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これでは始めから 手打ち で振るしかありません。

これでは始めから インサイド がありません。

これでは始めから 上から打つ が出来ません。
 
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しつこくで申し訳ないですが、
スイングには前傾姿勢という仕組み、機構が
とても重要で これを利用しないと
クラブの機能もまるで活きませんし、
これを利用しないと 単なる力づくの
身体能力ゲームになってしまいます。

ヘッドの軌跡、軌道が円を描くのは
骨盤が向きを変える~回転するから です。
そして その軌跡が傾いた円 なのは
前傾姿勢があるからで、
前傾姿勢とは 骨盤と大腿骨の角度差 です
スナップショット 4 (2017-06-28 19-07)

腕の役割は
軌道そのものの傾きを ややアップライト にし、
高さを加えている のであって
基礎になるのは 骨盤の回転 で
それを動きの基盤として 割り増しさせている に過ぎません。


本体価格は 骨盤の回転 なのです。

腕の役割は やや割り増しを造っているだけ です。


多くの…いや、殆どの人は
肩を回せ と勘違いしていますから
スイングにとってのまえ腕
(右打ちの人の左手、左打ちの人の右手)
だけ動かして
胴体をねじる 肩を回そう としているだけで
体にとって一番負担の多い
肩と腰の捻転差を造ろう としています。

20170920_matsuyama-650x435

ストレッチ、準備運動としては有効かも知れませんが、
それを 本運動、
しかも ゴルフクラブや腕と言う重さの加わる 本運動
にしてしまうのは 非常に危険です。

que-1286095282プロレス技の名称は詳しくありませんが、
肩と腰の捻転差を造って 相手を苦しめる
コブラツイストか? 卍固め? を
自分自身で、しかも高速で、勢いをつけて
しようとしているのと同じです。
非常に危険です。


骨盤が右(左)を向くから
ボールから離れる インサイド が作られるのであって
それを 手や腕で 動かすのは
インサイド ではなく、
単にクラブを開いている、
クラブを寝かしている、
クラブを倒している、
クラブを右(左)ズラしている、に過ぎません。

インサイドから打つ は
骨盤が向きを変えていれば
それに任せておけば 良いだけで
 腕する必要はほとんどないのです。



骨盤が右(左)を向くから
ダウンスイング時、インパクトに向けて
からだの左右の 進行方向サイドが低くなるので
上 から打てるのであって、
これも 骨盤の向きに任せて置けば良いのです。
これも腕でする必要はほとんど無いのです。

 
スナップショット 2 (2018-01-31 14-10)

ダウンスイング時、
腕も含め、クラブの重さは相当なモノになります。
おそらく 数か月の赤ちゃんを動かす よりも
重いモノになるでしょう。
それに 本来、まったく必要のない仕事を加え
上から、インサイドから、と言う条件を満たしつつ
ボールに当て、それも似たような状況で当て、
かつ 高速で動かす のは
ほぼ全部要らない行為で、
多くの人は その行為そのものが打撃、
つまり スイングになっている のです。

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自分で仕事 と信じていることが
すべて無駄な、意味のない、
しかも その仕事全体を難しくしている
という 厳しい現実 なのです。

おそらく スイングやショット、飛距離に悩む
ゴルファーの殆ど、割合で行くと7割を超える方が
この問題なのです。

2018年3月27日火曜日

ゴルフスイングを考えるうえでクラブの偏重性は無視できません

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まあ 正直 どんなゴルフをしても
ゴルフは楽しいですから それぞれの方が
それぞれの楽しみ方をするのは良いと思います。


ただ ことゴルフスイングを良くする というのには
ゴルフクラブの機能や構造を無視する訳には行きません。


偏った重さの配分や上下前後左右対称性のないゴルフクラブ
それを上手に扱い、その機能を活用するには
ある程度の基礎知識が必要です。

 
2017-06-13 19-07-51


スイングは 基礎的には横移動の運動 です。
傾きを無視すれば、地面に平行に横に動かしているに過ぎません。
極端には横にステップして移動させる と考えてみてください。
しかし それでは人間の能力的に
出せる運動速度に限界があり、たくさん飛ばないので
その場に立ち、体を回す ことで、その運動速度を稼ぎました。

ここでよく考えて欲しいのは

ゴルフクラブは 長さと言う点においても、
ヘッドと言う局所においても とても偏重した構造
です。
偏重したものを丸く扱う 円で振る というのは
その偏重をさらに強く、増すことになり、
長さであれば その先端部への遠心力、
ヘッドであれば 重心の位置の残ろうとするチカラ、

(重心位置がそこに留まろうとする力がフェースを開きます)
が増すばかりです。

向きを変える、体を回転させる行為は
横移動の亜種 ですので
横移動 と言うコトに主眼を置いて
その偏重した構造を上手く使っていく必要があります。

ですので、クラブを丸く振って
ヘッドというモノをターンさせる

 👉シャフト軸にヘッドのトゥ~ヒール(重心距離)をターンさせる
  というのは 愚の骨頂 というか
  その偏重性を強める行為です。

というのは 最終的には運動能力と練習量・頻度で
解決するのですから 体育会系なノリ です。
言葉は悪いですが、上手く出来なければ 下手
上手く出来て当たり前 のような風潮が強いですが、
自分の頭で考えれば、始めから無駄な目標なのです。
全部 脳みそ筋肉で解決するのですから…。

よって、ヘッドの軽さ
ヘッドを軽く感じるシャフトの硬さ
というのを好むようになるのだと思います。

クラブを丸く振れば ヘッドと言う打撃部分は
より一層留まろうとし、体の右サイド、
右サイドへとズレていきます。
フェースはどんどん開いていきます。

加えて 「ヘッドの重さを使え」 というのを
 👉手を抜いて クラブを動かす
と勝手に解釈している多くのゴルファーは
キッカケだけ 少し体の回転で与えてあげ
グリップを止めることによって
ヘッドに残った運動慣性で クラブを上げる、テークバックする、
と言う手抜きな準備を造るようになります。
プロもそうですが、アマチャアゴルファーの7割を超えるような
人がこの「ヘッドの重さの使い方」を妄信しています。

 
スナップショット 3 (2017-01-23 17-38)


体の向き というのは
前傾姿勢がある 股関節~骨盤 が礎になりますが、
手だけでクラブを動かしていますので、体は捩じられ、
高さ と言う点に於いてだけ
ヘッドはトップの位置に行きましたが、
だいたいのケース 横にクラブを倒して
グリップの高さ、クラブの高さを取っただけ なので
クラブの重さによる 下に落ちる効果 というのを
ダウンスイングで受けることが出来ません。
✋本当はその重さによる落下効果が打撃の補助にも
 安定性の元、再現性の元、になるのですが、
 そこはガン無視です。


骨盤の正面、骨盤の幅にあるから
元のロフトで打撃できるのですが、
それよりも右にズラしてしまったものは
元のロフトよりも大きなロフトになり
フェースも右を向いているので 飛びません。
例えていうのなら ヘッドスピードが50msあっても
200ヤード飛ぶかどうか と言う球になります。

ですので フェースターン が必要になるのです。

しかし 前述のように
クラブと言う長さに対し、偏重したモノを丸く振り
ヘッドと言う面の長さに対し、偏重したモノを回転させる
と言う二重の行為は 当然打ち手に影響
打ち手の姿勢やヘッドの軌道の影響を与え
それは ボールを! ボールを目標方向へ!
と言う本能的な目的があるので、それを踏まえた上で
反射的に人間が動作を補うことになります。

その量や振り加減、フェースターンの始める時期や
その軌道、その軌道の大きさや速さ によって
影響は毎回毎回違い、二度と同じ状況はありません。
それを 反射 で補うのですから
いったい 何のために練習しているんでしょうか…。

反射行為を衰えさせないため というのには納得です。

 
スナップショット 1 (2017-01-21 11-26)


アウトサイドイン…は本当の意味では
単なる振り遅れで
単なる手振りに過ぎず
それを補うために「フェースターン」「フェースローテーション」
というのは 更なるアウトサイドインを生み、
それそのものが「手打ち」なのですから
何を目標に… どこへ行きたいのか 私には分かりません。

そして それは非常に残念ですが、
人間の反射、運動性能次第なので
誰にも助けて貰えず、クラブの恩恵もなにひとつなく

(ゴルフクラブの機能が濃ければ濃いほどマイナスに働きます)
単に 自分の身体能力で解決するしかない道 です。

2018年3月26日月曜日

オートマ回転のすゝめ ゴルフスイング

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ゴルフスイングをするのに体の回転というのは
かなり重要です。

重要なんですが…
積極的に『回転』しない方がいいのです。

出来れば正しく回転させられてしまう方がいいでしょ?!

意識しなくても体を回せられちゃう方がいいでしょ?

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大丈夫です✊

ゴルフのクラブの仕組みにはそれが内蔵されています。
正しく使えば! という条件付きですが☺


まず 体の回転は確かにお尻や脚の筋肉を使いますが
積極的に足を使う…と言う感じとも微妙に違います。
多い例では 
足から上に向けて順に…
という感じなんではないかと思いますが 違います。

体の回転はその進行方向の 肘もしくは上腕が
先に動いて、あとから体が付いていく 感じです。


テークアウェイ…進行方向~右 では右ひじか右上腕
ダウンスイング以降…進行方向~左 では左ひじか左上腕

スナップショット 4 (2016-07-27 18-56)

これが先行して あとから体が付いていく感じです。

そう言う意味で重力を利用できるダウンスイングでは
フェースの向きというのはとても大切で
フェースの向きやクラブの位置・姿勢によって
進行方向の一番先頭になる 左上腕や左ひじの行き先
動き始めるタイミングなどを大きく左右します。

シャットフェースを作れば…
前傾姿勢+右向き ➡その区間は体の左サイドが低い
をしっかりと利用し シャットでフェースが作れれば
より左上腕・左ひじはその重さによって
進行方向に押される
 という事になります。

勘違いしやすいですが、
重さを感じる ということは重さに逆らっている
と言う場合もあります。
重さによって進行方向に押される場合は
重さは感じない というのが正解です!

2018年3月25日日曜日

飛ばせ✋ゴルフ ✊右手で叩け✊

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ボールを飛ばすのには
右腕を使わなくてはいけません。


その右腕の使い方はとても重要です。
どう 右腕をつかうのか 考えてみましょう。

 
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①インパクトまでに右腕を伸ばす
 アドレスの状態では 両腕は概ね伸びています。
 両方の腕が概ね伸びている、
 もしくは 左腕の方が曲がりかかっている、
 この状態が ボールと正対した時期に
 インパクトを迎えている という事です。
 インパクト時に右腕が曲がっているということは
 ➡右サイドが下がっている
 ➡左サイドが上がっている
 ➡体が開いている という事です。
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 どの条件も 弾道を高くする~スピンを増やす
 という そのクラブのロフトなりの距離が出難く
 そのクラブのロフトなりの高さ/スピンよりも高く多くなり
 ロスが大きくなる という事でもあります。

 そう言う意味でも 右腕の使い方 は
 ショット時の体の姿勢も作る という事です。


②右腕を使わないと振り遅れる
 振り遅れ とは体の向きに対する
 インパクトの時期が間に合っていない という事です。
 左手のリードとは言われますが、
 力の弱い左手で 運動で加重されているクラブを
 素早く動かすのは不可能ですし、
 左手のみで動かせば クラブの形状の都合
 ロフトは開きやすくなり よりクラブは重く、
 しかも 右サイドに重さが加わり易くなります。
 これも 飛ばない原因です。

 
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ダウンスイングの初期、もしくは早めに
右腕を伸ばすのは飛ばしの条件でもあります。
右腕を伸ばすには


❶グリップを体から離さない
のはとても大切です。

シャフトを通して、クラブの重さに押されたり
遠心力や不可抗力が掛かることによって
グリップは体から離れたがります。
それを考慮して グリップ/こぶしが
体に触れるほど近いところを通すイメージが必要です。

アドレス時に左腕がダランと下がった地点
ここが基本の距離感になりますが、
そのダランと下がって腕 よりも外
体から離れたところにグリップが出ると
その重さの分、必ず体は起きてしまいます。
体が起きれば(前傾姿勢が減る/無くなる)
より グリップを体から離さなくてはイケなくなり
体の回転による スイングの軌道 を失います。

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右腕を伸ばす

❷右ひじの角度とコッキングの連動は駄目!
 です。
これもグリップが体から離れる
前傾姿勢を無くす の原因になりますし
右ひじのリリースとアンコッキングの連動は
グリップの移動を妨げ 結果振り遅れを生みます。

❸右ひじの角度は左上腕と左側帯の角度との連動
です。
イメージとしては トップで作った
両肘間の距離を維持するようなイメージ
になると思います。

インパクトに向かって
 両肘を絞る
 両肘間の距離を縮める
のは 結果 体の起き を生みます。

 
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✋右サイドを下げない
➡右腕を伸ばす
というイメージよりも
インパクト時に左ひじを、左腕を曲げておく
というイメージの方が
結果、右腕を伸ばし易く、右サイドが下がりにくいでしょう。

右ひじの向きを変えずに曲げ伸ばし する
 ことでもあります。


✋ 両方の腕、両方の肘共にそうですが、
 肘を曲げるイメージは 前腕を持ち上げる動きになりがち
 ですが、ゴルフのスイングで
 腕を曲げる・肘を曲げる という動作は
 両上腕の上げ下げ です。
 伸びている時以外、腕(片方)は一直線上には揃いません。

2018年3月24日土曜日

ゴルフスイングの時間進行とスライス

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体の回転が、体の向きが スイングの時間進行
舞台の進行の基準になる と言うコトは理解頂いたでしょうか?
👉今現在で自分が出来る/出来ないは棚に上げておきましょう。

http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1964992.html



では その体の向きによる時間区分 と
スライス の関係について書いてみます。

何度も何度も書いていますが、
スライス。。。右回転の入った弾道で
縦回転、ボールの速度との兼ね合いで
右回転がとても多く、弾道が右に曲がる球筋
は ヘッドの動いてきた軌道に対しての
ヘッドの向き~フェースの向きが右向きが多い
時に発生します。(度合いによります)

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勘違いしている人が少なくないのですが、
自分の構えに対し、インサイドアウト とか
アウトサイドイン は 自分基準のモノの考え方で
無機質なボールにとっては どの方向に、
どんな球を打とうとしているか は
単純な物理衝突で決められるだけ です。

例えば 自分に取っては アウトサイドインの軌道~ヘッド軌跡
であっても、ボールにとっては その方向に打とうとしている
に過ぎません。
ですので ヘッドの軌道/軌跡そのもの! では
スライスは解決しない
 と言うコトです。

👉振り遅れの軌道~アウトサイドインは
 体から右にズレたことによる開き によって起こります。
 それによってロフトが開いているコト
 体の右にクラブヘッドがズレているコト が問題で
 それをフェースターンしても問題の解決にもなりませんし、
 軌道は単なる結果としての表れでしかありません。



話は元に戻りますが、
体の向きによる正しい時間の進行であれば
インパクト以前は 体は右向きです。
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よって ヘッドの進入も ボールに離れた方向から
近づいて来るように『正しいインサイド』から入ってきます。
この弾道に 右回転が必要以上に入っている のであれば、
単に フェース面の向きの修正 で済みます。

そして 有難いことに この場合のフェース面の修正
具体的には 開いている というのが
アドレス~テークアウェイ~トップ~ダウンスイング
この区間の間に ヘッドの方が多く動きすぎている
何かの理由で ヘッドを開いた という
動作の過多が原因ですので、動作を減らす方向で
修整することが可能です。
上手く行ってない時には
 減らす方向しか正しい解決方法はありません。

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ボールを打ちながらでも
 その修正点になるヘッドの動きを減らし
その度合いを測ります。

これも勘違いが多いのですが、
スライスは右回転の入った球ですが、
 イコール飛距離不足 
ではありませんので、自分の球質を相談しながら
ロスにならない程度まで 右回転を減らす
ヘッドの軌道の大しての
 フェース面の右向きを減らせば良いだけです。


確かに それによって 軌道にも多少、影響はありますが、
原則、体の向きによるインサイドからの進入というのに
違いはありませんので、解決は難しくありません。


 
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ところが インパクトに向けての
ヘッドの進入を 体の回転でなく 手の振り
手を使ってのクラブの振り で作ってしまう限り
明確な解決方法はなく、ゴールもありません。
そして 困ったことに こちらの修正は
必ず 動作が増え、動作の速度が必要になります。
動作を減らし、動作を遅くすると スライスは増えるばかりか
飛距離をかなり落とすか の良くない選択肢しかなくなります。

手でインパクト前後のヘッドの、クラブの、シャフトの動きを
造ってしまうと ヘッドの向きとともにヘッドの軌道も
色々 ある種無限の組み合わせが生まれてしまい、
スライス~右回転が入るか否かの基準になる
ヘッド軌道も常時動いてしまうので 答えを捕まえきれません。

それを仕事としている様な時間や頻度を
練習に費やし、しかも 体を痛めない頑丈さ、
痛みを感じない鈍感さ があるのであれば別ですが、
平均的なおじさんおばさんゴルファーの
 採用する方法では無いのです。


よくある 悪い例ですが
体の回転でクラブを動かしていない
しかし インサイドから入れようとすると
見た目の軌道はインサイドから入りますが、
それをするのには べたべたにヘッドを開かなくてはなりません。
ダウンスイングの中頃 後半であれば
既にフェースがボールの方を向いていなければ、打てない筈なのに
そこらへんでまだソールがボールを向いているほどです。
そこから 一気にフェースターンをするのですが、
それをするのには 体、左サイド、左腕、グリップを
止めておかなければならず、かつ そのフェースターンは
必ず 体からヘッドを離すような行い方をするので
体は伸びあがり 要らぬ空間を造らなくてはなりません。
ボールを目標方向に打つのに 地面を蹴る という
まったく そのベクトルとはまったく関係ない方向に 相当量の
エネルギーを使わなければいけない理論など見かけますが、
頭の中身を覗いてみたいほどです。

スナップショット 1 (2017-01-21 11-26)

インサイドから入れようとすればするほど
フェースは開き、クラブヘッドと言う重さが
体の右に残るだけでなく、べたにフェースを開くので
クラブやクラブヘッドは最大の重さになってしまいますが、
その重さは ボールをどかすこと でなく
自分の運動の単なる負荷 になるだけ なのは
誰がどう見ても明白なのですが… 何がしたいのでしょうね?!
当然 市販の軽いヘッドであっても
そのヘッドの重さを 打撃そのものには使えず、
単なる労力の負荷として使っているに過ぎません。
  ( ;∀;)ご苦労なコトです。


コースでも勿論そうですが、
ゴルフは「出来るコトを淡々とこなしていく」と言うゲームです。
あそびで挑戦するのは楽しいですが、現実的に
「出来るコト」と「出来ないコト」は把握していないと
自分のゴルフ というモノは成り立たない と
スイングから学んでいくこと なんですけどね…。

2018年3月23日金曜日

★重要★ゴルフスイングの時間進行

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☞ハミングバード YouTube https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports?feature=mhee

一般的な ゴルフスイングの治し方、修正の仕方
これらがなかなかウマク行かないのは
着眼点が 恰好/見た目/形/型 であるからでしょう。

確かに現代の ネット環境やビジュアル用品の進化は
すごいので そこに頼りたくなるのは理解できますが…。

そして、それを追いかけた時
とても重要な 『時間の進行』、
『時間の進行の基準』
 が曖昧になってしまいます。

 ゴルフスイングでとても大切なのは時間(時間区分)です。
その時間進行の 時計、目安は体の向きです。
行き帰りでは運動の速度が少々異なりますが


アドレスから トップまでの 右を向いている時間
  正面→右向き の時間

トップからインパクトまでの 右を向いている時間
  
右向き→正面 の時間

インパクトからフィニッシュまでの 左を向いている時間
  
正面→左向き の時間

 と三つの時間に分かれます。

2017-06-13 19-07-51


① 右後方(アドレス時の背後)であり
右斜め上への動作です。
クラブの長さによって その斜め加減は異なりますが、
運動そのものは 斜めとは言っても 横移動に近いモノで、
ドライバー位の長さになると 地面と平行に近い動作になります。
 これは ①および②に共通しますが、
右を向いている時間は 相対比較と言う意味で
右サイドの方が左サイドよりも高くなります。
ほぼ例外がない と言えるのですが、
骨盤が右を向かないと この仕組みは成立しません。
肩だけ、左腕だけ、手だけ となると 胴体は捩じられ
みぞおちから上の上半身の上側は左の方が高くなります。


👉スイングを良くしていく上で
 この時間に対する修正が一番有効で 現実的です✋

 
198Trim_Moment


② 左前方 ボールに近い方への左斜め下への動作になります。
右を向いているところから始まるので
その横の始まりは ボールに離れたところから近いところへ
これは イコール ゴルフ用語ではインサイド と呼ばれます。
下への進行 は 同時進行で インサイドからの進行です。

👉下への動作ではありますが、傾きによって作られる
ごく自然な 下への動き ですので
ヘッドを下に動かす動きはほとんどありません。 
時間の進行により グリップが『多少』下がるコト で
十分ボールに届くところまで復元します。



✋✋ここがポイント✋✋

本来 スイングは

 ①右を向く時間
 ②右向きを戻す時間(正面に戻る時間)
 ③左を向く時間

と3区分されるのですが、
多くのゴルファーのスイングには
 ②右向きを戻す時間が存在しません。


特に ✊手で上げる、✊手で振る、
✊フェースローテーションをする、✊フェースターンをする、
✊クラブを返す、✊腰を切る
 この手の用語を使って
ゴルフスイングをする人、解説する人 教える人の
ゴルフスイングには 右向きから正面に戻る時間そのものが
全く存在せず、右向きを戻す時間があっても
それはいきなり左を向く時間になってしまうので
ゴルフスイングの基礎機構としての
傾きによる 進行方向が低い方になる という
上から打てる時間 と インサイドから打てる時間

というのが 全くもって存在しない のです。

dohiraki

ゴルフスイングにとって 最も大切で
最も飛ばすコトや安定性、再現性を造れるはずの
その 基礎機構 を そっくり失っているのです。


★右向きを戻す時間 が 右向きから正面 でなく
右向きを戻す時間 が 左を向く時間になってしまうと
インサイドから と言うのが不可能になります。


本来、右向きでボールから離れたモノが
近づいていく時間ですが、
いきなり 左を向いてしまうので
逆に時間の進行とともに離れていく時間になってしまいます。

★★右向きを戻す時間 が 右向きから正面 でなく
右向きを戻す時間 が 左を向く時間になってしまうと
上から打つ と言うのが不可能になります。


本来、前傾姿勢によって 右を向いている時間は
右サイドの方が左サイドよりも高く、
正面を向くまではそれが概ね維持されます。
ところが トップの位置からいきなり左を向いてしまうと
その左右の相対関係はいきなり解かれてしまい
進行方向、動作をして行く方向は高い方 ということになります。
これでは クラブの重さは勿論、腕の重さや体の重さも
利用することが不可能です。

 
hiraki

インサイドから打つ
上から打つ
 はその体の姿勢、体の向きの時間区分によって
ごく自然に作られるモノなのですが、
それを放棄し、自分の手先で作為的に造る のは
昔は「クラブを寝かす」と言って禁忌な動作でした。
なぜ その禁忌な動作がさもスイングの必然のように
言われるようになったのか 全く見当がつきません。

クラブを寝かせば フェースはボールを向きませんので
当然 ヘッドの戻しが必要になり、
それに対し、遠ざかっていく、上がっていく体も止め
グリップもどこかで止めないと ボールに当たりません。

これをゴルフのスイング論と呼ぶのでしょうか・・・


 
201505Trim (3)(2)(2)(2)(2)_Moment(3)

③ 概ねボールを打ち終わってからの動作になります。
ボールに近づいた状態から離れていく方、
左上方 ボールから遠い方への左斜め上への動作になります。

この左上方への動き、ボールから離れる動きがあるが故
ヘッドは地面に突っかからずに打ち抜くことが可能です。
勿論 それも特に意識せず、自然な流れに任せればよく
ゴルフスイングのとてもよく出来た機構と言えます。

2018年3月21日水曜日

フェースターンの必要のないスイングを‼

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まずはこちらからご覧ください。




とても同じ人とは思えませんね。
それも たった2週間で……です。
やらせ要素は一切ありません。
今回の話題のサンプルになって頂きました。
 ありがとうございます。

今回のお話しは「フェースターン」
「フェースローテーション」
 です。


白黒の画面が 
当たらない・飛ばない・スライスする
と 尼寺に駆け込んできた時のモノです。

その上で よくある例ですが、
この状態で 素振りをして

フェースターン
フェースローテーション

の練習をするのは愚の骨頂です。

フェースターンやフェースローテーションが
何をもたらし、どうして必要なのか
も理解していないのに 単にその形だけ
追いかけても無意味ですし、
そもそも 自分がゴルフのショット
ゴルフのスイングが上手く行ってないのに
より複雑な、より忙しい、より高速な
動作/仕事を増やそう とすること自体
失敗する確率をより高めるだけ です。


片付けの出来ないゴミ屋敷に住んでいる人が
わんさか 棚やカラーボックスを買って来て
片づけた気になっているのと似ているでしょうか…。


スライス?! 飛ばない?!
そりゃあ そうですねー
テークアウェイ
 手だけ、左手だけで
自分がイメージする トップの位置までクラブを運び
 ねじられ 体は腕に引っ張られて動いているに過ぎません。

まず、テークアウェイ時、
体の動作量、運動量のすれば
あきらかに ヘッドの移動量、動作量が多すぎて
どこかで圧倒的な調整が必要でしょう。

 
3-5→3-19_中

①テークバック時のグリップエンドの移動ライン(赤)
 このより写真上、左斜め下は 下 です。
 グリップとヘッドの関係であれば
 本来、この下の領域にヘッドは絶対入らない と言うか
 これでは ヘッドは高くなっても上がっていない ので
 下げることが出来なくなってしまいます。
👉動画を見ると分かりますが、初動でいきなり
 グリップエンドが体から離れます。
 左手だけ動かして クラブを倒している証です~。


ゴルフクラブはその構造上、
フェースを開いた場合~右を向けた場合
ロフトの開きも共に付いてきます。
よって スライスは多いロフトで打っているケースが多く
上がり過ぎ~スピン多すぎ~右に曲がる
が セットになって飛びやすいのです。

ゴルフクラブを上手に扱いたい
ゴルフショットを良くしたい
スライスを無くしたい
飛ばしたい

と言う時に 何かをしたくなる気持ちは分かりますが、
その根本的な原因は
無駄な動作が多すぎるから! なのに
それを さらなる動作・仕事の増量で解決するのは
無理・無駄・不可能・夢の見過ぎ です
スナップショット 6 (2017-06-28 19-07)

ゴルフクラブを開くのには
体に対し ヘッドを右にズラす 必要あります。
体の正面にヘッドがあったら
ヘッドはロフトを増やすことも、
右を向かせるコトも出来ない

のです。

つまり スライスや振り遅れの発生は
自分から ヘッド(クラブ)を体の右に送っている
ようするに 手だけで振っている コトが始まり で
それを治さず、単に体の正面に戻してくる行為を
練習しても 無駄なのです。
必要なのは フェースターンの練習や
フェースローテーションの練習ではなく
体でクラブをテークバックさせるコトにあるのに
手で上げて取っ散らかった状況を
さらに その手で元に戻そうとすること自体
さらに 取っ散らかしを増やすに過ぎません。

 
3-5→3-19_中 (7)
②飛ばない と スライス の合併症は
体の向きという時間 との関係性の悪さ
によって 発生します。

テークバック時でも ヘッドの進行に対し
体が止まっている時間が多々ある訳ですが、
この関係はダウンスイング時も続きます。

まあ そりゃそうですね
フェースターンとは 体の正面にヘッドを戻す行為
ですから、体が止まってくれないと
いつまで経っても戻せないのですから・・・・・・。


また 繰り返しますが、
スライス~右回転の発生は
基準になる ヘッドの軌跡~移動路 に対し
フェースが右を向いているコト です。
IMG_0549

ですので よく言うインサイドから入って来れば
フェースが ボールに対し右を向いていても
右回転は入りません(双方 軌跡・向きの度合いにもよりますが)
IMG_0548

逆に インサイドに切り込む状況(アウトサイドから)
であれば フェースが左を向いていても
右回転を防ぐことは出来ませんので
自分の弾道を良くする という課題に対しては
自分の軌跡 ヘッドの通る道のり 軌道 というのが
ある程度決まらないと どのようなフェースの向き を
造るのかも決まらず いたちごっこ のままです。

動画を見ると分かりますが、
途中、静止画の後 インパクト直前に
ヘッドを返そうとする行為で
ヘッドは急激に外に脹らみ、その分グリップが
内側に入り込みます。
フェースローテーションをする直線の軌道に対し
行い始めた後の軌道は急に変わるのです。

スライスは その軌道に対してのモノ です。

そして フェースターンの速度や量、行う箇所によって
軌道に与える影響、体の姿勢に与える影響は
変わってくるので 同じ球を打つコトは奇蹟に近く
毎回毎回 新しいことを挑戦する、
一球前の成功は 次に何の影響も与えないのです。


ちょっと言い難いのですが、
フェースターンの必要のないスイング というのは
ゴルフレッスン業界にとって悪夢のようなモノ で
レッスンの必要がなくなってしまう可能性が秘めています。
そこらへんに踊らされませんように(^_-)-☆



どの道、飛ばない と スライスする を
改善したい場合、フェースターンの必要のないスイング へ
進路を変えない限り、答えは見つかりません。
上手くフェースターンが出来る というのは
練習量と頻度、運動能力、そして自分の体の頑丈さ が命で
どれかが欠けても 必ず振り出しに戻ります。

2018年3月20日火曜日

フェースローテーションの練習は…下手になるだけ です。

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運動不足解消のため、筋力トレーニングのため
素振りを繰り返すのは良いコト! です。


良いコト。。。ですが、
多くの素振りは  ヘッドを返すため、
『フェースローテーションをするための素振り』です。


ことゴルフのクラブを機能させるには
フェースローテーションは とてもよくない行為です。

①何故ならば フェースローテーションをするのには
意図的な振り遅れ状態を造る必要があり、
振り遅れているから → フェースローテーションをする は
フェースローテーションをするため → 振り遅れを造る
 練習になってしまうからです。

②フェースローテーションをするのは
グリップ、もしくは体をインパクト付近で
止めなくてはなりません。
となると ボールを打つ インパクト付近では
手や腕だけでクラブを振ることになりますので
 フェースローテーションの練習は手打ち 
をするための練習 と言うコトになります。

③フェースローテションの練習は
そのフェースローテーションの量と同等
体を開くことになります。
体を開く~左を向く と言うコトは
右サイドが下がり、左サイドが上がり
しゃくり打ち、煽り打ちの練習と言うコトになります。


正直 諸々で百害あって一利もない…のです。



よく考えてみましょう。
アドレス時に クラブヘッドは自分の正面に有り
ボールに対してもおおむねスクエア
その製品のオリジナルロフトを保った状態です。

フェースローテーション~ヘッドの返し を
必要とする理由の多くが インパクト時に
フェースが大きく開き、ロフトが寝てしまうための
 スライス対策、もしくは飛距離不足 だと思うのですが、
フェースを閉じなくてはならない理由は
フェースを開いたからです。
 アドレス時は閉じても、開いていもいない のに、です。

ゴルフクラブは1m、それ以上の長さの棒の先に
クラブ全体の6割を超える重さが打撃部として、
集中している道具です。
重さ、長さ、そして運動が加わりますから
相当な重さになります。
特にハミングバードのクラブの場合は
ヘッドの重さも 市販のモノと比べ 60gも 80gも
重くなっています。
それを 返す ローテーション させる行為は腕力の仕事で、
それを一生懸命しても クラブを動かすコト に
力を使ってしまい、ボールを打つコトに使われません。
ローテーションをすればするほど
ボールを打つ方向、ボールを飛ばす方向 ではない
遠心力のかかる 外へと膨らむ力が増える一方ですから、
体の姿勢もそれを補正しなくてはならなくなります。

ボールをどかす大きなチカラ として
ヘッド重量があるのです。
それを 単に労力のために浪費してしまっては
勿体ないでしょう。



元々 体の正面に有ったクラブヘッドを体の右にズラし、
元に戻す練習をするのならば、開いて閉じる練習をするならば
体の右にずらさない練習、開かない練習の方が
 クラブの機能として発揮し易くなると思いますし、
スイングの動作が減らせ、お望みの飛距離やスライス防止
だけでなく、繰り返せる可能性が増えると思います。

飛距離不足、スライスに悩んで
それそのものを解決しようとしたとしても、
ショットの再現性、正確性が落ちてしまう行為であれば
行き着くところ 飛距離を捨てて方向を取るか
方向を捨てて飛距離を取るか という
ゴルフスイングに行かざるを得ません。


この数十年でクラブの進化は
ヘッドのモーメントの向上とともにあります。
モーメントとは質量です。
クラブローテーションは インパクト前後を
クラブだけ、もしくは腕とクラブだけ を動かす
モーメントの低い行為です。
それであれば、クラブを元々そこに位置していた
体の正面に置いたまま、体という最大質量ごと動かし
モーメントの高いインパクトを造る練習をした方が
遥かに効率は良いと思います。

小さなモーメントで振るフェースローテーションより
大きなモーメントで振るゴルフスイングの方が
ゴルフクラブの機能も生かし易く、
かつ 動作も少なくなるので、距離と方向、安定度の
両立を実現し易いと思うのですが…。

ゴルフスイング改良/改善のための『気づき』

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長年使ってきたクラブの影響もあると思います。
残念ですが、市販クラブのシャフトの硬さやヘッドの軽さ

(特に硬いシャフト-ヘッドが軽く感じやすいのに
 実際、ヘッドそのものも軽いのは残酷です)
を使っていると、好き嫌いにかかわらず
ヘッドを振り回さないと飛ばないですし、
地面にあるボールに届かない…と言うコトも少なくないでしょう。
スナップショット 1 (2014-02-07 18-29)

飛ぶ・飛ばないにかかわらず
力いっぱい クラブを振りまわしますから
成功率や狙った距離/方向も同時には達成し辛い…。



ヘッドがしっかり重さがあると 飛ぶ というよりも
今までの距離を 6~7割の軽い感じ 打てるようになります。
シャフトとの兼ね合いもありますが、
地面にあるボールも 特別な意識無しで拾いやすくなります。


その先に、一歩先に行くには
スイングの円軌道、
 円 というモノをちゃんと理解する必要が不可欠
です。
cap02

スイングの意地悪なところは
体で円を造ろうとしても、腕やクラブが付いてこず
意図せず振り遅れとなり、無意識で腕を振ることになります。
結局、インパクト付近で腕を振って
一番肝心なところの円を手で作ってしまうので
『からだの回転による円の恩恵』という
モノを
掴めず、感じ取れず 悶絶してしまう所です。

胴体というか、脚も含めた体は
反射的に動くことが少なくありません。
まず 第一に"自分の体を守る"ことを優先するでしょう。
上下左右のバランスと言うか、相殺も体の能力です。
次に 
ボールを当てる その距離感というか
空間把握~調整をするものです。

どの道 多くのゴルファーは 手打ち なんですから
始めから 手打ちにするつもりでスイングを覚えれば良いのです。


腕 この場合、重要になるのは
先にある前腕ではなく
根元、体の近い上腕がポイントです
ハミングバードでは 肘 という言い方もします。

上腕を動かして 結果,体も回してしまう
と考える方が楽だと思います。
a15bd60f

その上で 主に体で(結果として)
体を回そう 体を回そう という意識でなく
なんとなく 体の向きも変わっていく と言う感じで
重要になるのが(とても重要です)
体の傾きと回転によって
自然に発生することを奪ってはいけない と言うコトです。
08-kendo302







例えば クラブは手で上に持っています。
座頭市や忍者のように下で持っている訳ではありません。
ですので、第三者から見た場合
特に腕で何かせずとも、体を右や左に向ければ
ヘッドとグリップの上下関係は逆転するような
(ホントはしてないのですが…始めから上です)
アドレス時 ヘッドの方が下で、グリップの方が上だったのが
トップ時には ヘッドの方が上で グリップの方が下の
位置関係になります。
ですので 再度、インパクトに向けて
その上下関係を逆転させるには
単に体の向きを変えれば良いだけです。
👉ここでの注意点は体の回転通りに腕やクラブが移動する
 遅れを造らないコトであって
 腕でヘッドとグリップの上下関係を逆転させることでは
 決してありません。
✋付け足して言えば、体の回転を先導役にして
 腕やクラブを引っ張れば、その運動の重さ分加えられた
 腕やクラブは遅れやすくなるので
 逆に 腕、この場合は上腕 を移動させる/動かすことで
 結果、体が回る にしておけば その遅れも発生しません。



円によって行われることを奪ってはいけないのです。
もっと言えば やらなくてよいことをしてはいけないのです。


私の目から見ると 多くの人のスイング~クラブの扱いは
半分以上 無駄なコト、二度手間をかけています。
  あああああ そこを体にやらせれば
   難しいことをしなくて済むのに…なんでかなぁ
と感じることが少なくありません。
スナップショット 2 (2014-03-25 12-04)スナップショット 3 (2014-03-25 12-05)スナップショット 4 (2014-03-25 12-06)



ダウンスイングで 先導役として左上腕を動かしていけば
体も向きを変えざるを得ませんし、
左上腕の行く先次第で 無意識に体重も左足に移ります。

インパクト付近と言う 高速な箇所で
ボールと言う重さを受けるのですから
そこは 大きな体の動きで対処するのが最善です。
先行させた体、腕を振るために その箇所で
体の回転をとめる と言うのは重さに負けやすいばかりか
動いている箇所と止まっている箇所の間に歪みを生み
体を痛める原因になりかねません。

2018年3月19日月曜日

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スイング中、多くの人は
ヘッドの位置や向き"は"気にしてるようだが、
実際のところ ヘッドは時速100キロを超えるような
速度で動いているのだから どうにも出来ない所が多い~。

そこで一度気にして貰いたいのは
『シャフトの向き』~シャフトの動き なのだ。

ヘッドもそうだけれど、シャフトによっても
インパクト前後の数度の動き、違いなど把握しようも無く
もう少し大きな動きを掴んで欲しい。

シャフトが下向き、
別な言い方をすれば グリップエンドの方が前方にある場合
クラブは必ず下に動いている。
 👉これは体の向きとも関係している
IMG_0536

ハンドファーストや
ロフトを立てる
上から入れる と共通している。


 
IMG_0539

逆に シャフトが上向きになると
必ず クラブは上に動いており、
ボールから離れていくことになる。

そして このシャフトの角度 というのは
ほぼ そのまま 体の姿勢 左右の高さ を表している

ボールを打つまで、
もしくは ボールをさばく前後 も
シャフトが上向きを造るようなスイングやショット、
パットは クラブは上向きに動き遠ざかるけれど
自分は右に屈曲するような動きでボールに近づくので
ダフリもトップも紙一重で出るようになる。


インパクトまでは 通称「ダウン」スイングなのだから
シャフトはずっと下向きのまま
ボールを最下点でとらえる… その感覚は
体(骨盤)がまわっているから 起こるコトであっても
腕でクラブを上向きにしてしまったんでは
ボールより手前に最下点が来てしまうし
煽り打ち・しゃくり打ちを自らしようとしているのと同じなのだ。



多くの人は ヘッドがボールを打つから
当たり前のように錯覚してしまっているが
クラブの動いていく方向、
もしも ゴルフクラブの取扱説明書があるとするのなら
車に例えると前方、ボンネットの方向 は
グリップエンドに相当する。
 ✋ヘ
ッドではない
MVI_0581_MomentMVI_0581_Moment(2)





テークバックもそうだけれど
クラブは ヘッドを動かすのではなく
グリップを グリップエンドの向いている方向に動かす
そう言う感覚がとても大切です。

忘れがちなのは 体の向きが変わるから
左右もそうですが、上下も その体の回転によって
大きくクラブが動くのです。
ヘッドとグリップの上下の反転も
それは腕の仕事ではなく、体の仕事なのです。
何から何まで腕でやってしまって
体の仕事を取ってしまうのが、体の回転で
ボールを打てない原因になっているのです。

2018年3月18日日曜日

質問です ユーティリティクラブについて

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


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IMG_0039
あ、それからもう一つありました。
 
ハイブリッドクラブ(ユーティリティ)ですが
30度とか33度とか、ロフトが寝てる番手のものはお作りにならないんですか?
やっぱり球が上がりすぎるとかそういうことなんでしょうか…。メリットがない?
3ウッド(Dr9w11w)、2ハイブリッド(30度・33度)、3アイアン(7I8I9I
3ウェッジ(PWP/SSW+パターとかでフルセット組んだら
簡単そうだなー、と単純に思ったもので。何か理由があるんでしょうね。

 
ハイブリットクラブ(ユーティリティクラブ)以下UT
の場合、アイアンと違い オフセットが前に出ています。
フェアウェイウッドでも
この問題が発生するのですが、
機能としては 大きなロフトもあるべきだと思うのですが
ライ角度、ロフト角度、長さとの兼ね合いで

大きなロフトにすると 自分の方を
向いて見えてしまい
あまり 構えやすいものでは無くなってしまいます。
オフセットを付けると
大きなロフトのものは良いのですが、
今度は少な目のロフトのクラブは
オフセットが気になります。。。。

また 単純なロフト比較であっても
シャフトが長く、重心が深く、重心が低い UT は
打ち出しが高く、スピンは少な目
シャフトが短く、重心が浅く、重心の高い アイアンは
打ち出しは低く、スピンは多め ですので
じロフトでも 弾道も距離も異なります。

打ち出しの高く、スピンの少ないクラブは
こと 上がる とか、ある程度「飛ぶ」ということに
ついては特化したクラブなのですが、
ちゃんと当たった時でも 同じ距離の打ちにくい
狙い通りの距離になりにくい クラブでもあります。
スピンが少ないということは
曲りや方向性の原則である
横のスピン / 縦のスピン
という分母分子の分母が少ないので
一定した距離 方向になりにくい特性も持っています。
30度以上の UT となると
一般的には 150ヤード前後を
打つクラブになると思うのですが、
飛び過ぎ が出やすい UT を
その距離に採用するのは
ちょっと勇気がいるところです。

弊社オリジナルの HBS-10改 は
5番アイアンでロフト30度
重心もアイアンにしては、深め、低め、長め、
ですので、アイアン型ユーティリティ と
呼んでもおかしくないものです。
ちょっと ユーティリティとアイアンの
ハイブリッドと呼んでも良いでしょうか。。。


ユーティリティの方を考えるのではなく
アイアン全体をユーティリティ化する方が
良いかもしれません。。。

勿論、前述のウエッヂの件も考慮に入れつつ。。。
imagesCABD21AO
アスリート系クラブは別として
ゴルフ用品界の流れはそちらに行くのでは
無いかと思います。
過去に ケネススミス というメーカーから
パターも含め、14本すべてウッド というセットが
ありました。
それが 最終的な クラブセットの行き着く道 だと
考えてよいのだと思います。

先ほどのウエッヂの件
ユーティリティ アイアン
まだまだ 考えることはたくさんありますね。
勉強になります。 明快な解答になりませんでしたが、
クラブ談義に花を咲かせましょう 店主