2019年3月31日日曜日

体の回転/ボディターン と腕の役割



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スライスやこすり球が出てきたら…

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練習であっても、コースであっても
スイングの種類、クラブの扱い方の種類は
色々あっても 大方の場合
テークアウェイの右向きの量を確保すれば
改善されることが多いですね。

スナップショット 1 (2016-11-26 15-46)テークアウェイの右向きの量は
胸とか、肩とかのラインではなく
ベルトや骨盤のライン
この角度から見た時

左のポケットまで
しっかり見せられるようにすると
かなり改善すると思います。
 ↑この写真は全然右向きが足らないですね

133


http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1943663.html

★★★先日も書きましたが、
ゴルフのクラブは グリップを動かしてしか
移動しません。
ヘッドは勝手に動いたりしません。

 →それはテークアウェイも同じです。

クラブの使い方をそこで点検してみましょう。

例えば シャフトが 紐 ひも だったら
どうでしょうか?

グリップの移動以上に
ヘッドは動くでしょうか?

ありえないですよね。

ヘッドの重量分も含め
グリップの移動した量 以下 しか
ヘッドは移動しませんから
おそらく 多くの人が想定している ヘッドの弧 よりも
ずっとずっと 内側を直線的に
ボールから離れる方向に動くでしょう?!

では シャフト として考えると
シャフトは ヘッドをグリップよりたくさん動かす
そう言った役割を持っているでしょうか?


答えは NO です。

ひも に比べれば よりリニアに
グリップの動きに対して、ヘッドは動くでしょうが
ヘッドの方が沢山動かすような機能は
一切持っていません。

多くの人が妄信している
シャフトがヘッドを動かす は
単に打ち手がグリップの移動を止めた反動を
使っているに過ぎず、それは打ち手の小細工であり
シャフトの役割と勘違いしてはイケマセン。



IMG_0509IMG_0511









そして 体を、骨盤を、胴体を右に向ける ということは
グリップは 円弧を描くことよりも
イン側~ボールから離れる方向(アドレス時の背後方向)

d11be403-s
に動きます。
よって ヘッドも円弧…円を描くことよりも
より直線的な感覚で グリップとともにインに動くのです。

体も右向き、グリップも、クラブもイン側に入り込む
これを多く作れれば
スライスやコスリ球の可能性はだいぶ軽減出来ます。

インサイドからクラブを入れることが出来れば
ロフトの開き という意味でなく
ロフトは閉じた状態で
ボールに対し 開いたフェースの向きでも
スライスにはならないのです。

体の向きで出来るだけたくさん右を向く
体の向きで グリップをボールから遠い方向に動かす
グリップの移動に対し、出来るだけヘッドを多く動かさない
ヘッドで円弧を描くイメージを消す

そこら辺を気にしてやってみて下さい

2019年3月30日土曜日

20188~201903



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とある17番ホール スロー



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重いヘッドのクラブの使い方

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クラブの機能やスウィング
その行き着くところは ヘッドの重さ です。
重心距離にしても 慣性モーメントにしても
クラブの長さにしても スピードにしても
結局は 重さ 対ボール との質量対決 です。

その上で考えると
多くの人が ヘッドの重さの使い方を
勘違いしていると思うのです。

ヘッドの重さは 人間にサインを送るコト
にも利用出来ますが それは あくまでも
ミス 間違い との境 を教えるモノで
主目的としては
やはり ボールと衝突する コトに使われるのです。


006

ですから 重いヘッドのクラブ は
それを 重く使わない と言うのが基本です。

 *重く感じるように 使わない
天の邪鬼 のように感じますが
人間が重く感じる、より重く感じる というコトは
それは 人間の移動や動作 の妨げにしかなりません。

クラブを動かさず それを持った人間の方が動く。

横の動き・・・ 向きの変更は
クラブ   の向きを変えるのではなく
クラブを持った人間の方が向きを変えるのです

そうであれば クラブの重さは
大きくは変化して感じないでしょう。

動かすモノの総体 に対して
クラブヘッドの重さの数十グラムなど
非常に微々たるものです。

しかし ヘッドやクラブだけを動かす となると
一メートルも先にあるヘッドが 数十グラム重いのは
大きな違いになってしまいます。

上げる行為 は厳密には存在しませんが
ヘッドの位置エネルギーが増えるのも
向きの変更 + 傾き
それに クラブの自分の方に鎌首をもたげた
その形状がその動きの主力エンジンで
自分自身は クラブを動かすコトは非常に少なく
あえて 言えば クラブの重さを増やさないように
クラブ自体を自分に近づけ
真上から見た時の クラブの長さを短くして
 重 さ × 長 さ 
を調整して 同じ重さ感でいられるよう
クラブに慣性を テークバックで 付けないように
しているに過ぎません。

悶絶仲間の多くは

クラブヘッドの重さを使って
スウィングしよう

 ヘッドの重さを利用する目的 →
  スウィングするコト
 としていますから
結局は その重さは  ボールにではなく
使用者に向かってしまうのです
 ・・・それが使用目的なのですから


まったく クラブヘッドの重さを使って
スウィングしない、訳ではありませんが

スピードや慣性、勢いなどの為に
重さを使うのでもありません。

出来るだけ いつも 同じタイミング
同じ動作になるように 活用するためで
アクティブな動きの為に使うのではありません。


sample 2009_09_29_23_01_02-1364フレームショット

お持ちでないお客様には
勿論、無料でお分けいたしますが
多くの悶絶仲間は
多種多様な映像を見ている筈です。


殆どのモノが
まるで トリックを使ったように
重いクラブを軽そうに
しなるシャフトをしならせないで
使っていると思います。

何も伝えずに 数球 打った後に
悶絶クラブを一般の方に打たせると
持った瞬間とそれまで見ていた印象が
一致せずに「重~い」驚くと思います。

まるで そこそこ 硬いシャフトを
打っていたかのように 使う のと
平均的なアマチュアゴルファーのように
硬いシャフトをしならせて使うのとの
大きな溝と言えると思います。

重いヘッドのクラブは
 重く使わない。
しなるシャフトは
 しならせて使わない。
が 基本中の基本 と考えています

2019年3月29日金曜日

クラブ自体はターンしない、体がターンする

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「クラブは左に振りきるのが正解?」という
ご質問をいただきましたが、
回答から先に言うと 正解ではありません
まあ 言葉だけのやりとりですので、
どのようにクラブを扱って、振っているのか
明確にはわからないので何とも言いきれない部分はあります。
あくまでも推察に基づいての話ですので あしからず…


スナップショット 3 (2013-06-12 22-56)

外から見ると左に振っているようであっても、
それは 打ち手本人が体を回し
 
左を向いたからであって
左に振っている訳ではありません。


多くのアマチャアゴルファーが信じてしまっている
ゴルフの間違いに
クラブはターンして 180度回転する
と言うのがありますけれど
しつこいようですが、それは持ち手である本人
180度向きを変える動作をするからであって
クラブが180度単独でターンするのではありません。
imagesCARZT6DK

感覚ですから、何とも言いきれませんが
クラブを左に振っている感じがある ということは
インパクト付近で体の回転がとまり
その止まった反動を利用して、クラブが、ヘッドが
ターンしている可能性が高いと思われます。

大まかな部分ではありますが、
どこを向いていても、クラブは体の幅の中に
収まっているからこそ、
両手でグリップしている意味が出てきます。
ゴルフクラブ自体が非常に歪な構造
偏った重量配分を持った道具ですので、
均衡のとれた両手の長さと言うのを守るためにも
体の向きでクラブを移動させる必要が高いと思います。


インサイドアウトとかアウトサイドインと言う言葉は
誤解を招きやすいので、あまり引用したくはありませんが、

(それを手の返しや手作業、腕作業で付くのであれば
 そのインサイドアウトとかアウトサイドインと言う言葉には
 何の意味もないと言えます)

こと体に関して言えば、体の動作に応じて
クラブはインサイドインに移動しますし、

腕扱いをあえて言葉にするのなら
腕でクラブは「アウトサイドアウト」に移動させる
感覚が必要かと思います。
 
スナップショット 2 (2012-01-10)

アマチャアの一番多いパターンは
ダウンスイングで体を先に動かし
あとからクラブや腕を動かすことによって、
体の回転(水平方向)の動きを
縦の方向の回転に変え、横方向の移動をなくし
その反動でクラブを横方向にターンさせるものですが、
(言葉で説明するとなんと複雑、、、説明むずかしい…)
それを打撃の基本としている人にとっては
それを改善していくのは
それをするための手順を
すでにテークバックの初動からおこなっているので
テークバックの初動を
まずはその場でクラブを起こし、そのあと回る
と言うドリルで改善していくことをお勧めします。

2019年3月27日水曜日

良く耳にするゴルフ用語シリーズ:腰を切れ

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出ました 出ました

この セリフ

これは まさに 人間を辞めて
妖怪になれ と言っているようなモノ…

多分 腰と言うのは
ベルトのやや上の帯状の部位
を指しているのだと思うのですが
何度も書いていますが
人間の背骨は クッションのような遊びは
あったとしても ひき臼のように
そこを横に回す機能も
それをさせる為の関節や筋肉も
存在しません。

ご自分で 腰を切る動き
腰の部位 だけを左に回す動きを
して見て下さい。

よ~く感じ取る と
動いているのは 腰ではなく
別な場所。

多くは脚 だと思います。

そして 腰の部分だけを回すことが
出来ないから 骨盤を左に押す

ee213269f2e5a758その結果は 
左側帯が伸び
右の側帯が縮むような姿勢になると
思います。

自分の正対している向きが
体の場所によって いろいろあって
しかも 横の動きを作り出したのに
箇所によっては上を向いたり 下を向いたり
上半身にも 左右に60度位の違いが
あるのですから
この姿勢で ボールを打っている人が

ボールのライン出し なんて言葉を
使うなんて
人間と言うのはいい加減なモノです

この写真を見る限りでは
どの方向だけでなく
その高さに打ち出していくかも
まったく 想像がつきませんし
この姿勢で ボールを打てる芸当は
流石 としか言いようがありません。


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最近 プロゴルファーで気になるのは
昔は 運動選手は
天使の羽 と言って
わきの下の肩甲骨外側に
筋肉が付いているのが
 
代名詞 だったのですが
今は 首回りの僧帽筋が
アメリカンフットボールの選手の
ような人が大変多くなっている気がします。

この腰の動きが
体の左右に負担を掛け
挙句 首にも負担を掛ける

そうなると 首を守るための筋肉を
付けておかないと 命に関わる
ということなのでしょうかねぇ~

2019年3月26日火曜日

シャフトの使い方? 長いモノの使い方

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ゴルフスイングを見ていると
ゴルフクラブという長さがある「棒状の物体」
どう使おうとしているのか がとても気になります。

IMG_0339

シャフトの使い方・・・と言うよりも
長いモノ…『棒状の物体』の方が的確です。



ゴルフに限って言えば
「棒状の物体」「長さのあるモノ」の使い方は二つです。

〇1.棒状の物体のどこかに支点を造り
 端と端、両端を反対に、反転させて使う

〇2.棒状。。。シャフトによって 端と端はつながっているので
 両端を同じ方向に移動させて使う




例で言うと 何かの理由によって(例えば毒とか、放射線とか)
何かの操作、作業を壁越し、別の部屋で行った場合(遠隔操作)で
作業箇所と操作箇所が棒でつながっているとします

(ずいぶん旧式な発想ですけどね…)

1.は 壁と支点にして 棒をてこのように使いますから
 作業させる箇所(ヘッド)の移動は
 操作する箇所(グリップ)を 上下左右反対に動かします

2.は 操作する箇所(グリップ)と作業する箇所は
 立体的に全く同じに動かします
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✋おそらくですが 細かい作業や正確な作業などは
 後者の②でないとダメだと思います。
 詳しくはないですが 例えば 手術…とか
 ①の場合は 荒っぽい作業では良いと思いますが
 角度というモノがある ゴルフクラブには適切でない様な気がします。

 ロボットアームなどを使う場合、反転させて作業はあり得ないでしょう。


意図的に ①をしている人はいないかも知れませんが、
「ヘッドを」「ヘッドを」「ヘッドを」動かそうとする意識の強い人は
結果として その使い方に行き着いてしまうと思います。
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クラブヘッドは ゴルフクラブ全体の6割以上の重さが集中しており
それに長さ、そして移動速度が加わります。
動かせば 動かすほど 先端は重くなるのですから
そこ(ヘッド)を動かす意識の強い人は結果として
その増えていく重さによって、自分が動くことになってしまうと思います。
👉自分が軸でクラブヘッドを動かすのではなく
 クラブヘッドが軸になって 自分の位置が回転するような状態

犬が尻尾を振っているか、尻尾が犬を振っているか というコトですね。

重くなる先端を無理やり動かそうとすれば
自分が その先端を軸に回るしかありません。
ダウンスイングでいきなり からだを開いてしまったり
インパクトで 開ききった体を更に動かすため伸び上がったり は
それによる反応なのだと思います

2019年3月25日月曜日

◆肘使い(羊飼いではありません)

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肘を外に張って使う
ということは その行為によって
いっぺんに色々なコトが達成できます。

肘の使い方が鍵だ
と昔 ジャンボ尾崎も言っていたと思います。
ozaki
人の感覚はそれぞれあるので
肘を外に張る 感じは
肘自体を使うのか、上腕を動かすのかは
それぞれで良いかと思うのですが、
兎も角 進行方向側の肘を体から離し
自分の体に向けてくる(刺してくるような)
動きは おじさんゴルファーにはお薦めできません。

日米の歴代のナンバーワン ゴルファー
ジャックニクラウスとジャンボ尾崎
共に 肘を外に張るタイプのスウィング
なのですが、いまだ このスウィングは
フライングエルボーと言う呼び名で
あまり好かれてはいませんよね。
ゴルフスウィングの最大の謎 です。
ニクラウス
一説には、ジャック本人が
スウィングの鍵となるので、フライングエルボー
と言う言葉を使って、真似させなかった
なんて 都市伝説も有ったりします。
06
二人に比べると やや締まり気味ではありますが
女性の王者「ソレンスタム」も
肘を上手に使う代表だと思います。

テークバックで右肘を外に張っておくと
自然にフォロー側で、左肘も自分の体から
離れるようになるので
フォローが低く長く出せるようになり
ショットが、アプローチやパターに反映してくる
ようになります。
01_b
近年のトッププロを見ていると
イチかバチかショットが 練習によって
頻繁に打てているだけで、
(それはそれですごいですけれど)
安定性のあるアプローチをする
 ショットメーカーが
少なくなったのは 肘使いに問題があるような
気がしてなりません。
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フォローで左肘が自分を向いてしまう と
クラブは自分の体に巻き付くように動いてしまいます。
体を先に動かして 後から腕を振って
ヘッドターンさせるような振り方をする限り
そうせざるを得ませんが
肘を自分に向けて 体に付けてしまうと
クラブの重さや遠心力をすべて左肘で
受け止めることになってしまい
手首や肘を痛める最大の原因になってしまいます。

折角 遠心力の本領を発揮させる場面で
その遠心力を ボールの飛ぶ方向に
使っていなければ、その分を振る人の負担に
なるだけですから 左肘は外に向いて
遠心力によって、ボールの後追い をするように
使っておくべきでしょう。
02_b

また フォローの写真などで
左腕が縮こまっていて、あまりカッコよくない。
フォロー側の円弧が小さい というのも
それが原因です。

肘を外に張って
両腕の中に クラブが立ちあがっていった方が
結果として 遠心力によって
両腕は伸ばされることになりますが
肘を自分に向けてしまうと
クラブが自分に巻き付いてしまうので
円弧は小さくなって、左肘は早く曲がってしまいます。

まずは 肘を外に張る感じは
アプローチなどの小さなショットで
身に付けるのが良いかと思います。

2019年3月24日日曜日

とある17番ホール



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軽いヘッド/硬いシャフトのウエッヂ は悲劇を

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ゴルフはゲームとして
本来、スコアを競うもので
マッチプレイであったり、ストロークプレイであったり
するので ショットの能力は大切ではあっても
ゲームメイク 知恵や経験、対処方法なども含めた
総合的なゲームであったはずです。


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いつ頃からなのでしょうか・・・
タイガーウッズの影響は少なくないのでしょうね・・・

今やスイング論もクラブも
脳みそ筋肉、筋力や運動能力を競う遊びになってしまっています。
特にクラブはそうです。

弊社は重いヘッド・柔らかいシャフトを専門とした
ゴルフショップなので 痛感するのですが、
ゴルフクラブや各部品を開発したり、製造する場合
アスリート志向 のものの方がコストは圧倒的に安上がりです。

 
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特にシャフトは硬いほうが圧倒的に安く済みます。

スチールシャフトのブームなんかは最たる例です。


例えば、よくある シャフト繊維の弾性 〇〇トン 何トン というのは
確かに入っていますが、その量、その割合に規定はありません。
マイナーな分野の商品ですので 明確な工業規格が存在しないのです。

ゴルフクラブのグラファイトシャフトの場合、
弾性何トンの繊維が一本しか入っていなくても
半分以上入っていても 同じ表記というか、同じ宣伝です。

チューブタイプのわさびは
わさびがその50%以上入っていると
本わさび使用と明記でき、
それ以下だと書けない のだそうです。
ホースラディッシュ~西洋わさびに着色したものが
いまや わさび と言われていますね。

硬いシャフトの場合、かなりそれに近く
ゴルフクラブとしてのシャフトでなく
ただの鉄の棒、アクリルを焼いたグラファイトの筒
になりつつあります。

シャフトの硬いモノはおおむねシャフトが強いですから、
破損のための工夫、インパクトの衝撃を逃がす工夫が
あまり必要ありません。
アスリート『志向』の人はブランドに弱いですから
有名メーカーの宣伝をそのまま信じたりします。

 
IMG_0491


話を本題に戻しますが、
そう言ったことの影響
どちらかというと 使い手にとっての都合 ではなく
売り手にとっての都合 によって
クラブのハードスペック化は止まりません。

昔でしたら アイアンのグラファイトも半分を占めていましたので
スチール用のアイアンヘッドとグラファイト用のアイアンヘッド
二通り 用意されていました。
良心的です。

今はスチールシャフト用のアイアンヘッドしか存在しません。
グラファイトを装着する場合、装着時に重りを入れるだけ か
OEMで作るシャフトに スチールと同じようなバランス、
つまり 先端が重くなるようにして
形式的な スイングウエイトが出るようにしたりしています。
(今は後者が主流でしょうか…)
これは シャフトメーカーも安くシャフトが作れるので喜んで応じます。

アスリート『志向』のクラブが多くなっている昨今ですが、
それに比例するように ゴルファーの高齢化が進んでいます。
反比例と言った方が良いのでしょうか…。

力のない人や高齢な方、女性にとって
アスリート用の 軽いヘッドの付いたウエッヂ
スチールシャフトのウエッヂ は悲劇です。
正直、残酷でもあります。
IMG_0002

ラフやバンカーなど
ボール以外の負荷がかかりやすい状況で
軽いヘッドと硬いシャフトの組み合わせのウエッヂは
何一つ、本当に何一つ良いことはありません。
悪いことしかありません。

バンカーに悩む、もしくはバンカーが苦手な人に
レッスンをするよりも ある程度の重さのあるヘッド
ある程度硬くないシャフトのウエッヂを持たせれば
まず 5分で解決します。
何のテクニックも要りません。
(レッスンプロにはごめんなさいですが…)

確かに アスリート『志向』の
軽いヘッド~硬いシャフト、軽量スチールのウエッヂの方が
単価も安く、買いやすい ですが、
それによって バンカーが嫌い、アプローチが苦手、
挙句の果てには ゴルフが好きになれない…辞める
 なんてことになったら売る側にとっても悲劇です。

ゴルフを始めて初期の頃に
その手のウエッヂを持って バンカー嫌い、アプローチ嫌い
が植えつけられてしまったら、後々たくさんお金を使っても
それを解消するのはとても大変です。


〇〇買いの銭失い とは言ったものです。

2019年3月23日土曜日

実はスライス防止の特効薬は柔らかいシャフト?

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全員ではありませんが、
ハミングバードのお客様は
市販のクラブの代わり映えのなさに疲れてしまったり、
一般的なスイング理論に限界を感じたり、
ヘッドが重く、シャフトの柔らかいものに
何かの希望を抱いて
お買い求めて頂いたお客様です。

クラブをこう使いたい
ヘッドの重さをうまく利用したい
シャフトをこう使ってみたい
スイングを変えてみよう
 など少々漠然としていますが、そんな感覚で
クラブを買い求めて頂いています。

004

ハミングバードの旅は
約20年前、市販のシャフトよりも柔らかいシャフトと出会い
そこから始まっています。
20年前 44インチから45インチに移行するころ ですが
その当時も 市販のシャフトの硬さの平均値(SR)は
250cpm(一分回に250回・サイクルの運動)でした。
   
・・・・なんか今も変わってないですねぇ…。

その頃、振動数240 ⇒ 230 ⇒ 220cpm
 へと徐々に移行し
あの『ブラックスピーダー』と言うシャフトに出会い
特注スペックのブラックスピーダー経て
45インチではありましたが、振動数200の壁を破りました。

ブラックスピーダーでは限界を感じ、
問屋さん、シャフトメーカーさん、繊維メーカーさんの
協力を得て、今のオリジナルシャフト(MDシリーズ)の原型
を作るに至っています。


余談ではありますが、シャフトスペックの MD-〇〇
という数字、スペック番号は ブラックスピーダーの番号が
基準になっており、その流れでフレックス毎に
数字が増えてくるという感じです。

 ブラックスピーダー F3 215(45インチ)
           F4 205
           F5 195
 MDー06        190(44インチ)
 MD-07        180
 MD-08        170
 MD-09        160(43.5インチ)
 MD-10        150
 MD-11        140
 
MD-12        130
 MD-14        120


 こんな感じですね。
ちなみに MD-06~09までは同じ芯金(マンドレル)
★MD-10
★MD-11
★MD-12
★MD-14
はそれぞれ 新たな別な芯金(マンドレル)を採用しています。

 
004

本題にもどりますけれど、
シャフトの硬さ…ハミングバードの場合は柔らかさが
進行するに伴って、
お客様の球筋にどんどん変化が生まれてきています。

それは、スライスを打つのがとても難しくなる
スライスを打てなくなる
 という事です。
それを当初のクラブ購入の主目的にしている方は
多くはないのですが、結果的に多くのお客様が
特に意識しなくとも スライスと決別出来る ように
なっているようです。

まあ それはそうでしょう。
一般のゴルファーは
 硬い・しならないシャフトをしならせて使う
 捩じって使って ゴルフをします。
ゴルフクラブはその形状上、
シャフトをしならせる、曲げるという事は
シャフトが捩じれてしまいますから
ロフトやフェースの向きと開いて、閉じる
と言う使い方になります。
特にドライバーではそれが顕著になるでしょう。

ですので 一般的なゴルファーの中では
「スライスが出るのはシャフトが柔らかいからだ!」
と言う大間違いのセオリーが蔓延していますよね。


ドラ恨ホールで飛ばすぞ とした時に
テークバックまで勢いを増しますでしょう?
テークバックなど クラブがボールを打つ前の段階では
その捻じれによって
ヘッドはイメージよりもより一層開いた状態になります。
意識はしていなくとも
クラブやシャフトのその機能によって
グリップは押されてしまいますから
より開いた状態が持続されるという事だけでなく
クラブヘッドが右にあって、開いた状態であると
グリップには上へ 上への加圧がかかります。

体は上を向き、体の開きはより助長されることになります。

しならせて しなり戻して打つ という事は

 ⇒右に高く飛び出て、右回転の弾道か
 ⇒左に低く飛び出て、左回転の弾道か

そのどちらかになると考えてよく、
なんとな~くの感覚では
よほど練習量や運動性能で補わない限り

6割は前者の球、3割は後者の球
どんぴしゃりになるのは1割程度

の感じではないでしょうか。

それを もともと というか 放っておいてもしなるクラブ
柔らかいシャフトに変えれば
 しならないシャフトをしならせて使う から
 
しなるシャフトをしならせないで使う
ということになっていきます。


硬いシャフトをしならせて、
しなり戻す と言う動作は
その動作工程中に大きな体の動きは
ほとんど入っておらず
すべてが 腕、手作業です。
ボールを打つ以前の段階から

そのイメージ「手打ち」が理想なのです。

45インチドライバーであれば、
120センチの長さの物体
その先端には クラブの総重量の6割が偏重して
取り付けられています。
ボールに当たるヘッド部分は
野球のバットやテニスのラケットとは異なり
握り部分の延長線上に打点がなく
シャフトよりも後方に重さが偏重している構造です。

それを「手さばき」だけで打とうとしているのですから
上手く扱えるはずがありません。

放っておいてもしなる、柔らかいシャフト
それに市販のクラブのヘッド重量30%増しのものが
付いていたとしたら
そうやって振る訳には行きません。

シャフトをしならせて、しなり戻して使う
ということは 年中クラブの長さを変えているのと同じ。
しなりやすいクラブで振れば、その長さの変化に
苦労することになります。

それをうまくこなしていくのに
徐々に手作業を辞め、体で動かすことを
厳しい言い方ですが「強要」してしまうクラブ…
それがハミングバードのクラブです。

ゴルフクラブは
『普通に正しく扱えば』左回転にしかなりません。
それはパターまで同じです。


そうこうしているうちに
 
体の回転でクラブを動かすことを憶え
いつのまにか スライスとはお別れする
こんな感じなんだと思います。


 柔らかいシャフト&重たいヘッドのクラブで
シャフトをしならせて・しなり戻して打つ「手打ち」
この方法では 当たらない…空振りまであるでしょう。
偶然やタイミングを含め、高運動性能のなどで補わない限り
逆に ボールに当たれば スライスにはならないのです。
624b82fef809175955fd06c299145a09

シャフトが柔らかく、ヘッドが重たいため
それを力やスピード、技で制しようとしても
そう簡単には行きませんし、
悪い意味でも柔らかいシャフト・重いヘッドのクラブは
その作り出す不可抗力が人間の動きを大きく左右してしまうので
服従させるのは困難・・・
共存する道を探すしかないのでしょう…ね。

2019年3月22日金曜日

anika Slomo



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ゴルフクラブ◆ロフトと長さの関係

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ゴルフクラブは

✪ロフトの小さなもの(例えばドライバー)
 ⇒ロフトの大きなもの(例えばウエッヂ)


✪クラブ(シャフト)が長い
 ⇒クラブ(シャフト)が短い


という ある一定の規則性を持っています。
 ロフトの少ない クラブの長いドライバーは
 スピンが少なく 打ち出し角度は高め(そのロフトに対し)

 ロフトが大きく クラブの長いウエッヂは
 スピンが多く  打ち出し角度は低め(そのロフトに対し)


と言う風に出来ています。 

しかし、これは クラブというか
ヘッドを体の回転そのもので動かしたとき
ヘッドの円を描くその源が体の回転の時のみで
腕さばきなどで クラブを丸く振った時には
上記の 角度と回転の関係は成り立たなくなります。


多くのアマチュアの場合


 ドライバー 打ち出し角度は高く スピンは少な目
   が理想であるにも関わらず
 ドライバー 打ち出し角度は高く スピンは多め
  (ティーアップをしていなければ 打ち出し角度は低い)
   になってしまっていて
 ウエッヂ
場合は 打ち出し角度は低め スピンは多め
   が理想であるにも関わらず
 ウエッヂ 打ち出し角度は高め スピンは少な目
   になってしまっています。


それは 何故か・・・?

クラブの長さとは イコール 前傾姿勢 を作り出し
その前傾姿勢が クラブのボールへのアプローチする
要するに 入射角度を作ります。

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ロフト角度とクラブの長さによって
クラブの持っている破壊力を
ボールの速度、角度、回転 に分散させる訳ですが


 クラブヘッドを「腕さばき」で丸く振った場合

同じように振っていても、直接的なクラブの長さのせいと
その長さによる前傾姿勢との絡みで
長いシャフトのドライバーは 前傾も起きていますから
腕さばきでクラブヘッドをローテーションした時に
シャフトを軸とした ヘッドの開閉のような状態になります。
ところが 前傾が深いウエッヂの場合
同じようなヘッドを捌きをしても
伝わりにくい、イメージしにくいかも知れませんが
ヘッドがシャフト軸の回転ではなく
ロフト方向への縦の回転と言うか、急激なロフト姿勢変化
の方に動いてしまいます。

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この打撃方法… ある意味 一般的ですが
では、ドライバーは高く上がり、スピンが多く
風に弱い 飛ばない弾道になりがちです。
ドライバーなど 長めのクラブはスピンが多いので
ウエッヂはスピンが多いかと言うと
そうではなく、今度はスピンが低め。。。
スピンが多ければ、スピンが効く とは一概に言えませんが
ウエッヂショットの低スピンにあまり良いことはありません。
なぜならば ある程度スピンの量が多めであるからこそ
そこそこ 微妙な距離コントロールが可能になるので
少ないスピンでは あまりに繊細な距離コントロールが
必要になりますし、スピンが多ければ止まる とは
言えませんが、やはり 少ないスピンでは
条件が整わないと なかなか ブレーキはかかりません。
ある程度、上げるショットである訳ですが
上がって、その落ちる角度だけで グリーン上でボールを
止めるのは 限られた条件になってしまいます。
少なくしたいはずの ドライバーはスピンが多め
多くしたいはずの ウエッヂがスピンが少な目
ロフトと長さから考えると 当たり前のようなことが
成り立っていない と言うことは
その ロフトと長さの使い方が間違っている
と言うことが考えられます。



ゴルフクラブの ロフトと長さの関係は
クラブの構造、約束事の中でも 大切であり
非常に基礎の部分でもあります。

物理的な そのロフトと長さによる入射角度を蔑ろにし
自分でロフトと入射角度を作ってしまうのであれば
当然、クラブの機種による違いなど出て来ようがありません。


ま、これも 長年、クラブに機能のない、機能の薄い
硬いシャフト、軽いヘッドを使ってきた
終着点と言うことではあるのですが、
体力、運動神経、練習頻度 でカバー出来るうちに
クラブの基礎機能を使えるスイングに移行して置くために
信賞必罰ではありますが、重いヘッド、柔らかいシャフトに
移行しておくことをお勧めします。

2019年3月21日木曜日

◆4種類のドライバー

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ドライバー、とりあえず 44インチとしましょう

✪ドライバーヘッドに2種類のヘッド重量を用意します

ヘッド①ヘッド重量190g
ヘッド②ヘッド重量230g


✪シャフトにも二種類用意します。
(計測上 44インチで190gのヘッドを使い
 基準になる数値を設定します)

シャフト①振動数250cpm
シャフト②振動数165cpm


 
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2種類のヘッド重量と2種類のシャフトの硬さで
単純に4本のドライバーが作れるのですが
この4種類のドライバー 相当毛色が違います。

市販のクラブの ちょっとした やれ反発係数の違いとか
キックポイントなどのシャフト特性の違い など
超越した 完全に毛色の異なる4本になります。

ドライバー①
 ヘッド①重量190g
 シャフト①振動数250cpm のもの


 市販の普通の RもしくはSR位のドライバーです。
 この手のドライバーだと、ゴルクラブそのものに
 ボールを遠くに飛ばす機能がほとんどありません。
 打つ人の運動性能の差が表れるクラブとも言えます。
 真っ直ぐに行かせるには飛ばすをあきらめるか
 飛ばすのには真っ直ぐ行くのをあきらめるか
 の典型的なドライバーになりがちです。

 ヘッド重量としても、シャフトの運動性としても
 ボールをどかす~移動させる能力が乏しいので
 人間の動きの素早さが重要で、
 ボールの質量を軽減する能力にも乏しいので
 インパクトの衝撃が体にもろに入るので
 手首やひじなどクラブ~ボールに近いところの関節に
 嫌な衝撃がぬぐえません。
 こりゃ、普通に打っても 冬は痛いでしょうね><

 
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ドライバー②
 ヘッド②重量230g
 シャフト①振動数250cpm
 (このヘッド重量であれば 振動数⇒235)


ドライバー③
 ヘッド①重量190g
 シャフト②振動数165cpm


この二つのドライバーは微妙な存在ですね
軽くて振り回しやすいのは意外かもしれませんが
③のドライバーだと思います。
③のドライバーをあと1インチ程度切ると市販のシニア

2インチ程度切ると市販のレディスのドライバーの
出来上がりです。


体を一番痛めやすいのは ①のドライバーですが
③のドライバーも速く振り回せる分、危険度は高いです。
 
ちなみに 一般的なオンプレーンスイング信者にとって
振りやすいのは ③のドライバーです。
しかし、ヘッドを振りまわす人にとって
③のドライバーはどこに行くか分かりませんし、
②のドライバーは自分の欠点を晒しだすことになります。

ロフトを立てる、上から打つ、ボールを潰す
というコトの 本当に意味を知っていない限り
クラブの機能が「濃くなるほど
そのクラブの機能は スイングをするのに弊害…
邪魔や負荷になってしまいます。

硬くする
軽くする
小さくする
という機能を減らしていく
機能をゼロに近づけていく

というコトは 機能に頼らないショット・スイングを
するという意味だとご理解下さい

②のドライバーは飛びます
間違いないですけど・・・
これと組み合わせるアイアンが巷には存在しないので
かなり苦しいゴルフ。。。
クラブのバランスの違いは
ボールの位置で補える範囲を超えているので
スイングは少なくとも二種類用意することになりそうです。

 
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ドライバー④
 ヘッド②重量230g
 シャフト②振動数165cpm
 (実際にこの重さのヘッドを装着すると振動数⇒150)


弊社ではスペック8~9位のドライバーになりますね。
ここら辺のスペックになると
ヘッドの重量、シャフトの使い方を正しくしないと
悶絶製造機になってしまいます。
スイングを変えることに重きを置くのか、
クラブの機能の使い方に重きを置くのか
それとも 単に結果、距離などの出る球に重きを置くのか
クラブ選びの瀬戸際を超えた存在です。

2019年3月20日水曜日

◆ゴルフスウィング◆ 両肘使いで決まる

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クラブからの側面 というか クラブ使いの本道
っていうか そちらからスウィングを考えることが
大切なのは確かです。
 ま しかし 悶絶している方々が少しでも
ゴルフショットで快楽が味わえるように
ちょっと ヒントを・・・。

何度か書いたけれど
始めて弊社のクラブを手にして
刷毛塗とか、そんなのを意識しなくとも
普通に悶絶せず、クラブを使えて
すご~~いヘッド重量の恩恵に授かれなくとも
打ててしまう人と、悶絶してしまう人の
一番大きな差は 肘の使い方にある。


スナップショット 2 (2011-11-12 0-25)

この形のような肘使い であれば
両肘と胸との関係を見て貰えば、分かる通り
左肘は胸から離れ、右肘はアドレスから動いていない

こうで あれば ゴルフクラブは横に寝かされた
状態になってしまっているから、ロフトは開き
重心位置と言う存在のお蔭で、シャフトは捩じられてしまう

ここから ダウンスウィングをすれば
クラブを使う状態の中では、最大の重さ
運動への負荷になってしまうだろう。

自分がこれから動きたい、動かしたい方向(ベクトル)
と 立体的に真反対の負荷が掛かってしまうから
オートマチックに「力まなければならなく」なるし
重さの負荷によって 右側は下がり 左側は上がる

クラブの重さ、ヘッドの重さ、クラブの構造
ヘッドの構造は すべて「負荷」にしかならず
ボールを打つコトを邪魔しても、手伝ってはくれない。
ボールを打つ破壊力には当然なり得ない。


ボールを打っていくのに

 ◆近づきながら 遠ざかり
 ◆上げながら 下げる
 ◆回転させる 回転を制御する

という 真逆なことを同時進行で進めていかなければ
上手に打つコトは出来なくなる。


クラブを体の右側から 左側に横断というか
巻き付ける動きをするのだから
全ての動作の中に、色々な角度の、色々な大きさの
円運動が同時多発的に発生するコトになるだろう。


この肘使い、クラブ使いをする方は
どうしても 体を動かす=腕を止める
体を止める=腕を動かす という 
2アクション
2モーションでしか ボールを打つコトが出来ず
必然的に、一番体の中で筋力のある胴回り
脚力やお尻、腹筋、背筋などが打つコトそのものに
利用する事が出来なくなってしまう。

スナップショット 5 (2011-11-12 0-27)

他方 両肘が同じ運動量を持っていると
クラブは捩じられず ロフトは変化していない。
利き肘が腕立て伏せの外へ張った状態になっている。
弊社では クランチ と呼んでいる。
今のこの状態で クラブの重さは
腕を降ろすことにかかっている訳だし
それは 元の姿勢に戻ることを促している。

これであれば 横のクラブの移動は
体の大きな部分での作業になる訳だし
クラブの構造を含めた重さは 打つコトに使える
というか 打つコトを推進していくのだから
これも 必然で力む可能性もぐんと低くなり
ロフトも寝にくくなるし、重さも破壊力として
使えるのだから 明らかに距離も稼ぎやすい。

そこの部分、基礎の基礎 だが 今一度
自分のそれを振り返って貰いたい。

2019年3月19日火曜日

ゴルフを始めよう! と考えている方へ

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ゴルフクラブを始める人にとって他のスポーツと違い 本番であるコースに出るまでに ある程度 練習場なりで 打てるようにならなければいけない ここのところが ゴルフの敷居が高く感じてさせてしまうのかもしれません。

ゴルフは 道具を使うボールゲームです
他の道具と形状がちょっと異質なところが ゴルフを面白くも 難しくもしていると言っても良く、裏を返せば 道具のメカニズムを知ってしまえば 意外と簡単です。

ゴルフは ゴルフクラブを使って 火薬や機械などを使わず ボールを一番遠くまで飛ばす、打つ事の出来る「遊び」です
ですから ゴルフクラブのメカニズムは 遠くに飛ばす という事を第一優先事項に作られています。

長い棒の先に ヘッドという鉄の塊が付いていて
それでボールをひっぱたく事によって 直にボールを殴ったり 蹴ったりするよりも
数倍 遠くにボールを飛ばせますし 痛い思いもしないで済みます。

長い棒 その先にヘッドという重り が付いているのは
前述のように ボールを遠くに飛ばす事に特化している 構造なので
人間サイドにとっては 扱い難いかも知れませんが
振り易い こと よりも 打ち易い というか 遠くに飛ばす事を主眼に構成されています。

振り易くするために ヘッドの付いていない棒そのもので ボールを打つのでは
遠くに飛ぶ可能性が低くなってしまいますし 棒も壊れてしまいます
振り易くするために 極端に短くしてしまうと やはり地面にあるボールを打つのには
遠くに飛ばす要素を失い易く、体を壊す可能性が高くなると思います。

ゴルフクラブには長~い歴史があり
興味があれば 紐解いてみると 良いかもしれませんが
科学やルール コンピューターなどが無い頃に 基本的な構造などは構築されており 原型は100年以上前からあまり変わっていません。

また 人間の運動能力は 遠くに飛ばす為のひとつの要素ではありますが
それが メインエンジンではなく 知恵や知識を使えば
簡単に マッチョな人にも スコアや弾道だけでなく 飛距離も勝つ事の出来る
非常に 知的なゲームと言えるでしょう
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ゴルフを始めると まず 思い通りに球が当たらず
思い通りの方向や距離にボールが行かない 壁に突き当たると思います
学生時代などに 色々なボールゲームやスポーツを経験されてきているとは思いますが
ゴルフのちょっと変わったところは ボールの打つ方向に体を向けないところだと思います
スポーツと呼べるモノの中で ボール等の飛ぶ方向と平行に立つ
飛球線に対峙しないモノは 射的やアーチェリーなどの ターゲットスポーツに多いと思いますが それを良く覚えておいて下さい。

Jack's Basic theory golf-swing



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2019年3月18日月曜日

1998 Masters Tournament Final Round Broadcast



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ゴルフスイング◆手であげるな、ってどれを指すの?

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クラブを手で上げるな
テークバックを手で上げるな


その言葉は全国共通だと思う。

でもこれは何?

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これは クラブを体で動かしたの?

是非、この真似をして頂きたい。
一体 この姿勢は何を使って クラブをここまで
動かしてきたのか。。。

私自身がこのスウィングの真似をする時、
象さんの鼻を振るように、左腕を振る。
クラブヘッドの重さを利用して
クラブや腕を自分の体に巻き付けるように
動かす。。。というか非常に無造作な行為。
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これを体で! って言われても
ストレッチじゃあるまいし、体の横にある筈の
左肩の関節を胸の前に、自力でって 言われても
それには無理があるし、それをするのに
背中の筋膜や皮膚は突っ張る けれど
それは背中の筋肉を使ったのとは違う。

クラブを左腕で動かせば、クラブは寝るし
シャフトよりも重心が右にあると言うが
ドンドン強調されてしまうので、利き腕でない
左腕で支えるのは相当きつい。
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これを訓練するの?
このクラブ姿勢を?!
この状態では、ヘッドはボールを目標方向に
打つのに 立体的に90度以上
複雑に捩じられているよ。
クラブのロフトの意味も殆ど無いし。。。

良く言われる シャフトプレーンに対して
重力は ボールを打つことにも
ボールを目標方向に打つことにも作用していない。

殆どの重さが 打つことをさせない ように
かかっている けど。。。

ヘッドの重さから左手は上げさせられちゃうし
ダウンで下がるのは、クラブやヘッドでなく
右サイドだけ。。。
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ボールを打つのには、体を開かなければ
ならないけれど… だとすると
アドレスで目標方向と平行に立った意味はなんなの?

両腕の長さが概ね元の長さに伸びた
その状態が 唯一、元のロフトで打てる状態だけど
距離を決めてそれを打つのに、バッグから
何番 と言うのを抜いてきた意味も
ほとんどなくなってしまう。。。
クラブの形状の意味もほとんどなくなってしまい
このままでは、全く違ったクラブが生まれてきてしまう。

それでも それをゴルフと呼ぶのだろうか。。。


兎も角 クラブが重い。。。 重い。。。