2018年2月14日水曜日

ゴルフスイング◇体重移動と体の仕組み

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体重移動 というのを
スイングでは頻繁に言われますが、
スイング動作の中で意識して行える か
というと 答えは NOに近い でしょう

スナップショット 3 (2017-01-13 12-28)スナップショット 6 (2017-01-13 12-29)












スイングは全体で動き出しから終了まで 約2秒。
ダウンスイングを始めてからインパクトまで 0.2秒程度。
インパクトの瞬間だけで言えば 1/3500秒です。


体重移動という意味で
左に体重が乗る というのは
左脚に という意味ですし、同じく
右に体重が乗る というのは
右脚に という意味です。
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しかし スイングは体を回転させるため
正しく行っても
骨盤、まあ腰と言い替えましょう、
左腰と左脚が一致する瞬間は
その言葉の通り 一瞬ですし
右向きの状態では 左腰が右脚と一致しているに近い状態
も存在するので、
 左腰 イコール 左脚
左腰の方に体重を移しても
それが イコール 左脚に体重を乗せられるか どうかは
時機、タイミングによっても異なります。

しかも まだ その左右の感覚は
なんとなくでも 掴みやすいのに
良くも悪くも スイングは地面に全く平行な動きでなく
回転は斜めに傾いているので
左サイドが高い時、左サイドが低い時 が
それぞれ存在し、それも同時に時期によって異なる上に
どっちかが下がっている というのは
スイングという短時間の動作の中では
とても自覚し難く
左に体重を移そうとしている時、
左サイドが高く、移そうとすればするほど
結果、右体重(右重心)が強くなってしまうことは
掃いて捨てるほど発生し、
殆どのゴルファーはその状態と言えます。

そして 侮ってはいけないのは
クラブの重さ です。


市販の軽いクラブだから大丈夫 な訳ではなく
静止状態のクラブの目方など役に立たない。
クラブは長さもあり、運動・移動させれば
その速度分 その長さ分 の掛け算になるので
数キロ~十数キロの負荷になり
その掛かった重さと 人間は立体的に反対に動き
バランスを取るので
自分の望みに関係なく
 そのクラブの扱い方によって 体重移動は決まってしまう。
明治の大砲になりたい人などいないが
明治の大砲でないと ボールを打つことの出来ない
クラブの不可抗力が出来てしまう ということ。




では どうするか?
それは意外に簡単で、
トップオブザスイングからダウン~インパクト~フォローに
かけては
体重は必ず グリップエンドの向いている方向にかかる と
考えてよく
グリップエンドが体に対し左を向いていれば 左に
グリップエンドが右を向いていれば 右にかかりやすい。

そして もう一歩踏み込むと
地面と平行を基準として
グリップエンドが上向き・下向き と
右向き・左向きは
その絡み合いによって 体の姿勢は決まってくる。
スナップショット 4 (2016-07-27 18-56)

グリップエンドが左を向いていても
上を向いてしまっていると 体は逃げてしまっているから
気持ちは体重が左でも おそらく上をむいてしまっている

例外は殆どないと考えてよく
ダウンスイングで
グリップエンドが
下を向いている時間、
左を向いている時間を
長くとればとればとるほど
左サイドが低くなっている時間が長く取れ
それによって 
  左への体重移動がしやすくなります。


トップの位置 や ダウンスイング での
体は右を向いていますから
その時の 左とは シャンク方向に近い訳で
その後体が回っていくから
無意識な形でグリップは シャンク~飛球線~飛球線より左
に動いていくのです。
ですので シャンク方向の下向きを維持する
というのが意識できる 体重移動なのです。

2018年2月13日火曜日

ゴルフスイングの常識/非常識 ①シャフトをしなり戻して打つ

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大半の、もしかするとほとんどのゴルファーは
おそらく トーナメントの出場しているような
プロゴルファーであっても

「シャフトはしならせて
 しなり戻して振る」


と信じて止みません。

 
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では 順を追って考えてみましょう。

ボールを打つのには
当然、ヘッドを動かさなければなりません。
理想的には 出来るだけ繰り返せる範囲で
速く動かしたいものです。

そのヘッドが動く、移動する源動力はなんでしょう?

移動するエネルギーの源はなんでしょう?

 
スナップショット 1 (2016-12-24 3-12)

クラブ自身が
シャフトがしなって、しなることが
ボールを打つ という行為に関して

ヘッドが動く源動力?でしょうか?

シャフトがヘッドを動かす源動力でしょうか?



このように シャフトがボールを弾くのには
グリップやグリップエンドを固定しなければなりませんが
スイング中にそれをするのには 
体の回転やグリップの移動を止めなくてはなりません。

シャフトをしならせるのもそうですが、
シャフトをしなり戻すのも
グリップの移動量とヘッドの移動量
グリップの移動速度とヘッドの移動速度
そのどちらも同じであれば
しならせることもしなり戻すことも出来ません。

グリップ自体をどんな速度、
例え 超高速で動かしたとしても
ヘッドも同じ方向、同じ移動量、であれば
シャフトはしなることも、しなり戻すことも不可能です。

 
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 振り子の原理を考えた時、
振り子は原則論として
その支点になる部分は固定されています。
ゴルフスイングでは支点になるグリップエンドや
グリップ部分はどのようにでも、どの方向にも
動いてしまいます。
支点…と呼ばない気もしますが、
仮にその可変に移動出来るグリップエンドを
支点として維持するのには 遠心力と同等の
エネルギー量、そして魔反対の方向に求心力を
働かしていなければなりませんが、
スイング用語の中に 遠心力は出てきても
求心力という言葉は存在しません。
片手落ちです。


グリップの移動を止めることが ヘッドを走らせること
だと信じていますか?
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ヘッドの移動量とグリップの移動量
ヘッドの移動方向とグリップの移動方向が同じなら
ナイスショットを繰り返したり
ミスショットを修正したりすることが可能です。

ところが グリップを止めることでヘッドを動かす、
グリップの移動方向とヘッド移動方向が異なる時
ナイスショットを繰り返すことや
ミスショットを修正することが難しくなるのではありませんか?

ゴルフクラブは その重さが先端部に集中した道具です。
クラブの総重量の6~7割も重さが先端に集中しています。
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グリップ、グリップエンドを支点として
ヘッドを動かす円運動  ➟角角度運動と言います。
を起こせば グリップからヘッドの方向の外へと膨らむ
遠心力が働きます。
その遠心力は ヘッド自体、クラブ自体が動いていく
そして その経過として、ボールを打つ
そのボールを打っていく方向とは
立体的に90度異なる方向に働きます。

その遠心力は どう見繕っても
クラブを動かすこと、ボールを打つことの手伝いにはならず
邪魔なモノ、特に邪魔な『方向』に働きます!

このような状況で シャフトを振り始めたら
降り始める時の目標のボールの位置を的確にとらえるには
グリップエンドの位置を上げていく調整、修正、
遠心力によって外に膨らむ力と同等の求心力を働かせる
つまり グリップを引き上げる相殺をかけておかないと
いけません。
その遠心力に任せていたら 必ず地面か、
ボールの下を打ってしまいます。

シャフトを振る、クラブを振る、
シャフトに角角度運動をさせて ボールを打つ ということは
ボールを打つ方向
ヘッドをボールに向かわせる方向 と
全く別な方向の運動 をしていないとイケナイ のです。


体もグリップもクラブも
ボールを打つ方向に動いてボールを打つ、
ボールを飛ばす方向に類似した方向に
体もグリップも移動してボールを打つのと
ヘッドを動かす為に グリップを止める
ヘッドを動かす為に 体の動きも止める
ヘッドを動かす方向と違う方向に動作する
ボールを飛ばす方向と違う方向に動作する
そのどちらが 安定して、繰り返して
ボールを打てる、ボールを飛ばせると思います?


ボールを飛ばす というのは
質量との闘いです。
200ヤードをボールを移動させるには
ボールの重さ、負荷は800キロを超えるものになります。
ヘッドだけを動かすのと
体ごとその方向に動かすのと
どちらが強いと思いますか?

グリップを止め、体を止め、
ヘッドだけ動かすのは
ヘッドをボールに投げつけるのと同じじゃないですか?



ゴルフスイング、ゴルフショットとして
ミスが出た時の修正、ナイスショットの反復 が
容易になるでしょうか?

2018年2月12日月曜日

ゴルフ◆飛ばしたい! ヘッドスピードは回転速度の数値

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ゴルフクラブは自分(もの)自身では一切動かない。
こんな簡単な、当たり前のことを
わかっていないゴルファーが多すぎる。

スナップショット 1 (2015-07-24 1-20)

シャフトがしなって、しなり戻る のを
クラブの働きと思っている人があまりに多いが、
それは 打ち手の「動作」であって
クラブのもともとの働きとは一切関係ないし、
ゴルフクラブも当然「もの」なので
物理的な常識にのっとって 使うように出来ている。

ゴルフクラブ
そのクラブヘッドの移動は
自分が動作として動いた分 動くだけ。

それは理解できるだろうか?

体の向きを変えるという
結果として円運動にあたる動作になるので
一番外にある外周部はその分
多少数値として速くなるように感じるが
基本は自分の動作分
 もしくは重量などの抵抗が入る分
それよりロス、未満と考えて間違いない。


ゴルフクラブは人間が動作して、移動して
グリップが動く分、ヘッドも動く。

それも同じく 抵抗が入る分
それよりもロス、未満の運動、移動になる。

グリップが移動するから、ヘッドも移動する。
それと同じく
クラブヘッドの ヒール部(シャフト接続部)が移動するから
トゥも移動する。

そしてここには グリップ~ヘッド の関係と同じく
動くものと動かされるものに
重量という抵抗になるものがある分
移動・運動の量はロス、未満になる。

つまり ヒールに対し トゥの方が沢山動く
というゴルフクラブ、クラブヘッドの使い方は
グリップに対して、ヘッドの方が沢山動くと同じく
クラブの使い方として間違っている
ということだ。


ここまでの話でも
理解できている人は読むまでもない話で
理解できていない人にはイメージの付かない
ちんぷんかんぷんの話になっていると思う。
その部分が「スイング」なんだと思うな。


ゴルフクラブはその非対称性の構造から
使い方やその機能は真っ二つに分かれ
正しく使えば どんどん手助けになり
スイングという技巧はほぼ不必要なものなる。  が
誤って使えば どんどん邪魔なものになり
スイングという技巧で打たなければならなくなる。
まあ どちらもゴルフではあるけれど…。

ヘッドの方をたくさん動かすスイングは
本来グリップが動くことによって 
それ未満の移動・運動をする筈のヘッドを
意図的にたくさん動かすという技巧をするため
グリップの移動を制限する。
グリップの移動を制限するということは
体の向きの変更に対し、グリップを置き去りにするか
体の向きの変更そのものをしない
のどちらかしかない。

そのクラブの扱い方をすると
必ず クラブヘッドの重量点がヒールよりもトゥ側にある
重心位置というのが問題として浮かび上がり、
重力方向にかかる重さ というのが
重心位置をそこに留め、結果クラブ(ロフト)をひらかせ
そして それによって体を開かせ 上を向ける
というのを 必然的に 生み出す。

グリップが動くから ヒールが移動し
その結果、それ未満にトゥ部分が移動する
というのが 普通な『ものの道理』…。

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グリップよりもヘッドの方を沢山動かそうとすれば
必ず ヒールに対しトゥ部分は 重量と時間分だけ
遅れる(そこに留まろうとする)
→ 遅れたんじゃないよ 遅らせたんだよ。

今 これからまさに目標方向に対しボールを打撃しよう
という時間に 打撃点に相当するトゥ部分を
意図的に遅らせて、それをインパクト間際という
刹那の時間に何かしようとするのが
スイング理論かねぇ…。

その行く末が
ヘッドの回転? ローテーション? ヘッドの返し?
バカみたいででしょ?

単に 付け焼刃な対処療法を
スイングと定義しているに過ぎない。
アマチュアゴルファーが何も教材なく
ただ打っていて そうなるのであれば
仕方ないことだと思うけれど
これを スイング理論だと定義するその感覚には
疑問を持たざるを得ない。。。 よね。

2018年2月11日日曜日

ゴルフスイング◇ブレイクラインを割れ

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ブレイクライン というお話をしました。
これはアドレス時の自分とボールを結ぶライン
もしも ここにガラスを置いたとしたら
それを割るのはグリップである ということ。
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たぶん 一般的には、もしくは現在流行っているスイング論では
このブレイクラインをグリップで割ろうとすると
フェースが ガバっと開いてシャンクになるのでは
ないかと思います。

そこのところをよく考えてほしいのです。

体の傾き分と右を向いた時の左右の体の状態で
左サイドの方が低い分
テークアウェイではシャット気味にクラブは移動します。

まず ここで開く理由が見つからない…。

ゴルフクラブのヘッドは例外なく
シャフトよりも右側に重さがあります。
重心の深さというやつですね。

テークアウェイはテークアウェイのためのものではありません。
そこから先の ダウンであったり、インパクトのための
前準備です。

切り返しをしてから
必要以上に重心位置がシャフトよりも右に
位置していると、クラブはより重く感じるようになります。
ブレーキの作用になってしまいます。
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そして 重心が右にあると
ダウンの、次の動作では右サイドが下がりやすく
体が突っ込みやすくなってしまいます。

ですので トップオブザスイングまで
シャット気味か、それに準じたクラブ姿勢
ヘッド姿勢になる筈です。

ここから打つわけですが
切り返しからインパクトまで
時間にすると かなり長く見積もっても
    0.2秒
 0.1秒位のゴルファーも少なくない筈です。

トップオブザスイングでクラブを開いていないのに
ここから開くのは 意味がわかりません。
フェースでボールを打つ 筈なのに
こんな刹那な時間に わざわざフェースでない
別な場所をボールに向けていく意味が見えません。

前傾姿勢でつくられる 左サイドの低さを利用すれば
自然にシャットが出来てくる筈で
そうすれば グリップはヘッドやクラブの重さの通り
進行方向の左に押され 自然にブレイクラインを割ります。
スナップショット 2 (2012-11-01 20-24)

イメージではあるのですが
単純な上下のグリップとヘッドの位置関係で
グリップの方が低ければ
 ヘッドやクラブの その重さはグリップにかかり
 グリップを移動させる作用が働きます。
その逆に ヘッドの方が低くなると
 グリップにはそこに留められる重さが働きますから
インパクトまで
そう ブレイクラインをグリップが割るまで
グリップの方が低く、ヘッドの方が高くないと
所定のインパクトにたどり着けません。

ヘッドの重さで ヘッドを動かしてしまう限り
グリップの移動が妨げられるので
右体重で、上を向いてのインパクト
  は避けられなくなってしまうのです。

2018年2月10日土曜日

ゴルフ◆何もかもデタラメなオンプレーンスイング

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ハッキリ言いましょう。

スイング論の中に「スイングプレーン」という言葉が
出てきたら まずは疑った方が良いでしょう。

まず 定義として

ゴルフスイングとは
ゴルフのクラブを有効に、
ゴルフのクラブの機能を出来るだけ活用する
打ち手の動作
 です。
ゴルフクラブを打つ為の方法論です。

それは テニスのラケットでも野球のバットでもありません。
ゴルフクラブ です。
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そのゴルフクラブをよく見て下さい。

ドライバーにしても、アイアンにしても、
パターにしても
長い棒の先に重さが付いており
その重さは全体の重量の半分以上(7割相当)
そして その打撃部分のヘッド(重さの塊)は
上下左右前後非対称の形をしており
握っている棒の延長線上ではなく
立体的にズレたところに重さの中心点があり
そして 打つ場所、打面が存在します。
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そして ルールの範囲の中
パターを除く、13本のクラブを持つことが許され
それは機能上、長さとロフトが異なります。

ゴルフクラブでとても重要なのが その一つの角度 です。

アイアンであっても、フェアウェイウッドであっても
隣り合っている番手のロフト角度の差は3~4度程度。

時計の針の一分一秒は 6度 な訳ですから
それよりも少ない角度差 です。

スイングプレーンをうたうスイングは
基本、ヘッドをターンさせます。

今一度時計の針をご覧ください。
中心を基点に 目標(飛球)方向を12時とした時
1時と11時が横にありますが、
1時と11時の角度差は60度です。

コースでこんなにぶれたら大変ですが
(短針)の59分と1分で 12度 あるのです。
100ヤード打つとして 左右に6度ずつ 合計12度
こんなにぶれたら これまた大変ですよね。

ドライバーで言うと 
ヘッドスピードを時速換算したうえで
アマチュアの平均的なヘッドスピードは時速120キロ
野球のボールと似通った大きなのヘッドが
その時速の中で ヘッドターンをしながら
時計の針 12時ジャストにアジャストする
スイング論が「アマチュア」向きですか?
『ゴルフクラブの機能』を活用していると思いますか?



この重量配分や形、構造を見て
ゴルフクラブをひねくり回して
捩じって使う形に思えますか?

 
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スイングプレーンを多用するゴルフ論の
決定的な部分を言いましょう。
スナップショット 1 (2013-02-08 20-14)

ゴルフスイングは
本来、体の回転によって クラブが動きます。
右を向いたり、左を向いたり するから
クラブが移動し、その結果「軌道」が生まれるのです。

体が回る?


では 質問があります

胴体のどこかに 体の向きを変える機能『関節』
ありますか?

是非 教えてください

あばら とか 肋骨は基本動かすものではありませんよね?
osteologia

では 背骨ですか?

首に近い部分を除いて、尾てい骨~骨盤~背骨
このいずれにも 横の向きを変える関節や機能は
無いと思いますが…いかがですか?

え? 肩甲骨?

これは腕の遊びを作るためであり、
人体学や医学の専門ではありませんが
おそらく 複雑な働きのある腕というものを
直接、背骨に繋げないための「遊び」の機能であって
肩甲骨の可動域が広いことは悪いことではありませんが、
そこが回転の主になるとは思えませんし、
まして 肩甲骨は胴体~体ではなく
腕の一部と呼べる箇所です。

胴体を回さず、肩甲骨だけを動かしてクラブを動かす

というのは所詮 腕~手で振っているに過ぎません。

違いますか?

そして 胴体そのものには横に向きを変える機能や構造が
存在しないんです。
存在しないのに どうやってやるんですか?

ベルトがボールを向いているのに
肩だけ90度右を向いている?

エクソシストですか?

 
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スイングは骨盤ごと 右を向いて
右を向いていると 前傾姿勢の関係から
左サイドの方が右サイドよりも低く
トップの位置からボールを打っていく方向に対し
低くなっているから 上から打っていけます。
上から打っていけるから、クラブヘッドの重さが
重さとして利用でき、同時の自分の体の重さも使えますし
それによってボールを遠くに飛ばすための重さにも耐えられます。

骨盤が右を向くから インサイド が発生し
インサイドから打てるのです。


no title始めからインサイドという領域が存在しない
ここから振り始めて
どうやって インサイドから打つんですか?
この体の姿勢、骨盤の向きでは
アウトサイドからしかボールは打てません。
だって 存在しないんですもん。

これも無理やり 軌道を作るため だけに
インサイドから入れてくるのは
本来 単なる「クラブの寝かし」で
クラブをひねくり回しているに過ぎず
曲芸でしかありません。

ここから振り始めたら
ボールを打つまでの間、体を止めておくことは出来ませんから
体は開く(左を向く)ことになるので
当然 左サイドは高くなり、同時に前傾姿勢を失います。


457d8efaご覧の通り
日本で褒めまくられている彼のスイングには
前傾姿勢は存在していません。
そりゃあ そうです。

じゃあ なぜ その「スイングプレーン」は
傾いたもので、
その傾きはなにを基準に存在してるのですか?

肩甲骨だけを使って 偽物の右向きを作る
ということは
ゴルフクラブを 90度ひねらなくてはなりません。

クラブを持って 自分の骨盤ごと、胴体を右に向けると
(体だけの動き)当たり前ですが
フェース面と呼ばれる部分は横を向いていて
トゥ部が上、ヒール部が下の状態になっている筈です。


肩甲骨だけを動かして 偽のトップを作ると
本来、フェースの向いている部分がネックの横
フェースの側面に当たる部分にフェースと
90度ひねられた状態になります。

ゴルフクラブがそれをするべき形に思えますか?


言葉は悪いけど頭悪いんとちゃいますか?

で 90度ひねったものを ものの0.2秒の間に
戻してきて 元の形 ロフトや向きで打つ?
曲芸じゃあないですか?


それが スイング「理論」ですか?

体に本来存在しない機能を使って
馬鹿みたいに振り回したら 体壊すの当然でしょう。

2018年2月9日金曜日

ゴルフクラブ都市伝説 Q&A

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Q:ドライバーの反発係数は飛びに影響するか
A:影響はあるにはありますが、
  まず 反発係数は 反発 が物理要素ではなく
  実はその反対です。
  インピーダンス理論 と言いますが
  衝突する二つのものの ゴルフの場合、ボールとヘッド
  振動数(歪みの率)が近ければ近いほど
  力がボールの変形に逃げず 
  ボールの速度になりやすい性質です。
  ですから 一般的に信じられている
  ヘッドの反発、弾きとは少々異なります。
  
  それともう一つですが
  基本 250ヤード とすると
  ルール上限の 0.83 と 0.86 では
  ほんの数ヤード の誤差程度でしかありません。
  反発係数によって 10ヤードもの差が
  出たりすることはないんです。

  まあ あまり知られていませんが
  ドライバー史上 一番反発係数が高いのは
  パーシモンで その反発係数の数値は
  ゆうに 0.90を超えたりするんです。
  いったい このルールの意味はなんなんでしょうね…。

 
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Q:ドライバーにフェースの金属素材➡チタン
 だと飛ぶのか

A:答えは半分正解、半分誤解。
  一般的に認識されている
  チタンの方が強く弾く(反発力がある)から飛ぶ
  というのは大間違い。
  基本 ボールと金属質には歪み率の差が200倍前後
  あるので、それが少し前後しても
  ボールの飛びに影響はありません。
  チタンだと飛ぶ
  というのはもう少し間接的で
  ➡チタンだと大きくできる
  ➡クラブを長くできる
  ➡ロフトを立てられる
   もしくはスピン抑制効果を強くできる
  というものです。

  そして 軽量で強度を保てる金属素材のため
  ヘッドの設計の自由度が高くできる点もあります。
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多くのゴルファーは 柔らかいシャフトは飛ぶ
と言う認識「は」持っています。

と同時に 
やわらかいシャフトは曲がる
と言う認識も持っています。

撓るシャフトを撓らせて~しなり戻して
ボールを弾く・・・そんな発想が根本にあるのだと
思います。

悶絶クラブを使っていらっしゃる方でも
シャフトを大人しく使う ゆっくり使う程度で
撓らせて しなり戻して使う と言う発想は
捨てきれていないのかも知れません。

常軌を逸脱するヘッド重量の装着された
悶絶クラブのシャフトを 撓らせ しなり戻して
使おうとすれば シャフトは しなりきった姿勢で
張り付いてしまうような状態に陥ってしまい
ある種 硬い 撓らないシャフトを同じ に
なってしまいますから ボールが飛ぶ
弾道が伸びると言う状況でなくなってしまいます。

sample 2009_09_29_23_01_02-469フレームショット

悶絶クラブを上手に使う人の
映像などを見ると
テークバック~切り返しをせずに
トップオブスウィングの状態から
ボールを打っている場面を目にすることも
あると思うのですが

柔らかいシャフトの正しい使い方は
シャフトを撓らせない ことにあります。

長さに対する グリップ部とヘッドの部の
相違はあるにしても グリップの運動量、移動量と
ヘッドの運動量、移動量と同じにする

特に気にして欲しい部分は
ヘッドの移動して欲しいと思う方向と
グリップの移動する「方向」をそろえるコトに有るでしょう。

もっと 突っ込んで言えば
ヘッドの重さを使って グリップを動かす
ヘッドの重さを使って ヘッドを動かさない
ということになるでしょうか・・・

流行のスウィングの多くは
インパクト付近でグリップを止めるコトが
多くあります。それは ヘッドの重さ、それが作り出す
不可抗力と闘う。。。筋力の闘いになりがちです。

正しくゴルフクラブを使う と言う点に置いては
体の向きの変更(脚の動き)
肘による クラブの横スライド
この双方を使って グリップ部を常時 常時
動かしているコトに有ります

20090801 2009_09_01_01_25_27-346フレームショット

如何にシャフトを撓らせない か
ここら辺を追求することが
クラブを上手く使い
ヘッドの重さで ボールを移動させる(破壊力)
事に直結して行きます

シャフトの柔らかさ 
シャフトの役割は
ヘッドの形状 ヘッドの重さを
グリップ部に伝えるコトで
それによって クラブの役割である
重さを使って クラブの使い手に
クラブの移動させる方向を伝達する

シャフトの柔らかさは
グリップを基準として ヘッドを動かす為のものでは無く
ヘッドを基準として グリップを動かさせるために
存在すると言うコトになります。

ですから シャフトの必要以上に硬いモノは
クラブからの指示 クラブの形状の意味を
一切 使い手に伝えず
使い手は 単に反復練習によって
クラブを無視する「動作」を刷り込んでいく
という 大変無機質なモノになってゆく訳です。

2018年2月8日木曜日

ドライバーヘッド(ウッド)のデザイン

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こんな質問を頂きました。
 
こんにちは!
店長質問です。カムイTP-07ですが
ヘッドの先端部分をかなり逃がし?てありますよね?
この逃がしを深く取ったりの浅くしたりするのは
どんな効果を狙ってるんでしょうか?
僕は07の様に深い方がなんかしっくりくるんですが…
 
 
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ウッドヘッドのデザインですよね。
好みの問題もあるのですが、
まず知っているとは思うのですが
フェース面には横方向にも、縦方向にも
軽~くラウンドが付いています。
アイアンとは異なり、フェース面は
センター部分の膨らんだ曲面なのです。

たての曲面をバルジ
横の曲面をロールと言いますが、
8インチから16インチ位の半径の
アールが付きます。
4d14c3b5
ご質問にあった、フェース先端部分
トゥ側の形状処理ですが処理ですが、
ここの部分が、グットフェース側に入り込んだ
デザインだと、フェース面は
ヒール側に寄って見えます。
重心距離が短く、捕まりやすいというか
右に行きにくく感じる訳です。
491d87a1
逆にここが尖ったような形状に成れば
ロールがある分、フェースはトゥ側に
寄ったように見えるので、
重心が長く、左に行きにくい形状に見えます。

この視覚効果、というのは思っている以上に
ヘッドの性格を表しています。

左に行きやすい性格のヘッド
というのは、総じて重心距離が短く
小振り、もしくはディープなヘッドです。
叩いて使う人や体力のある人が好む形状です。
そのヘッドが形状までも
左に行きやすく見えると
ある意味、怖くて使えなくなる というか
恐くて、ぶっ叩けなくなるので、
ヘッドの特性とは反対な見栄えが必要なのです。

逆に、右に行きにくく見えるヘッド
というのは、ヘッドの特性としては
重心距離が長く、右に行きやすい
ヘッドだということなのです。

ライ角度や使われるロフトによって
その見え方は変化してしまいますから、
絶対という訳ではありませんが
ヘッドを選ぶ際の参考にして下さいね。

正直、そこの部分の差で
性能が変わるほど、どちらであっても
重量の差はありませんので、
どんな弾道が出そうか、イメージさせるために
そこの部分の形状はあると考えてください。
そして、そのイメージは大概の場合、
ヘッド単体の性格とは微妙に異なる
ということです。

2018年2月7日水曜日

ボールの置く位置で見える自分のゴルフスイング

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弊社では特別な場合を除いて
どのクラブであっても、アドレス時のボールの置く位置は
左足かかと(右打ち)付近を推奨しています。

それは何故か!というと
インパクト時、概ね体重は左足に乗る訳で
体重が左足の上~という事は
体の大半は左足の上にある訳です。
つまり、“インパクト時の” 体の正面(真ん中)は
左足かかと付近になるからです。

スナップショット 4 (2014-03-25 12-06)
ま、それから逆算していけば
まともにフルショット出来ないような
悪条件で どこら辺のボールをセットして
アドレスするかも見えてくる訳です。

スイングが変わってくる。。。ということは
概ね ボールの位置も変わってきます。
昨今のオンプレーンスイングでは
ほとんどの場合、地面からのショットは
ボールの位置は真ん中(アドレス時)、
もしくはそれより右です。
ある意味、ボールの位置というのは
最終的な 体重配分というか体の姿勢も決めてしまいますから
ボールを右に置く… ということは
はじめから 体重移動はしない
つまり 体の回転でボールは打たない という
スイングを作ることになってしまいます。

体が止まる反動 で クラブを振る訳ですから
ボールの位置も曖昧になりますし
ダウンスイング時クラブヘッドを下に振る ということは
結果、その重さによって 体は上を向くことになります。
(左サイドが上がる~という意味です)

アドレスの姿勢ですら
ボールの位置によって変わってきますし
右のボールを置いて スイングをスタートさせれば
手でヒョイッと INサイドに引きがちになり易いので
スイングの方法論にもつながってしまいます。
また 練習場でその日の当たり具合によって
ボールの位置を大きく動かしてしまう癖は
練習場でうまく打つ方法でしかなく、
アドレス時に目安になるような目標対象物のない
直線の少ない現場では なんの対処にもなりませんし
コースで失敗するための練習のようなものです。



ボールの位置が変わってきた というのは
スイングも変わってきている という証でもあります。

オンプレーンスイングやヘッドターンスイングを
してきたゴルファーにとって
左足かかと付近のボールを置く というのは
届かない印象の強い場所になると思います。
それを手さばきで届かせている限りは永続性のない
不安定なショットになってしまいます。
体さばきによって そのボールの位置が打てるように
していくことが スイング改良その物と言えるかもしれません。

2018年2月6日火曜日

ゴルフクラブヘッドの重さはグリップを動かすためのモノ

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ゴルフクラブに形は独特で
ほかの打撃に道具を使うスポーツと少々異なっています。

そして、打撃部分(ヘッド)の重さ というのが
普通に流通しているクラブでも 全体重量(総重量)の5割強
弊社の悶絶クラブと呼ばれているものでは
全体重量の7割強が長い棒の先に装着されています。

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クラブ、クラブヘッドの形とこの重量配分
というのが ある意味ゴルフクラブをどう扱うか、
これが 一般的には「ゴルフスイング」と呼ばれます。

形に関して言及されているレッスン書や雑誌は
とても少ないですが、先端に集中する重さに関しては、
「遠心力を作るため」と思われていることが
少なくありません。

遠心力というのには当然方向が伴います。
グリップやゴルフグローブを
油でぬるぬる、つるつるにしたら
その遠心力の方向はボールを打つこと、でなく
ボールを打たせないことに働くでしょう。
それを必要以上に多く生み出してしまえば
ボールを打つこと、
ボールを目標「方向」に打つことが困難になって
しまうのは、理解できるでしょうか。

クラブが作り出す遠心力には
その場その場で方向が付いて回ります。
ボールを概ね目標方向に飛ばす、飛ばしたい方向
その方向と一致する スイングでのクラブ扱いは
本来ボールを打った後 フォローの位置になる訳です。
勘違いしている多くのゴルファーは
トップオブスイングからインパクトまで
この区間に出来る遠心力の方向は右斜め下辺りに
放射線状に働きますから
ボールを打ちたい方向とは
魔反対とは言わないまでも かなり異なっています。
もしも グリップもグローブも油でつるつる状態
になっていたとしたら、ボールを打つ前に
クラブはすっ飛んで行ってしまいます。

スナップショット 1 (2014-12-11 18-09)

どうも私にはクラブの構造
それを利用して遠心力を使って打撃する方法論は
ボールを打つことのためでなく
より遠くに「クラブを放り投げる」と言う競技に
おまけでボールを打っているとしか思えないのです。

ゴルフのショットには
確かに遠くに飛ばす と言う魅力、目的もありますが、
出来るだけ正確に、出来るだけ繰り返し打ちたい
というのがほぼ等価で存在するわけです。

遠心力を使って打つ と言う打撃論には
ヘッドの重さというのは考慮されていても
「ヘッドの形状」というのは考慮されていません
無視されています。

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ゴルフクラブのクラブヘッドは重量の中心点が
握っている棒よりも右にずれています。
特に ドライバーやフェアウェイウッドなどでは
そのずれは 3センチ以上になる訳で
そのずれと遠心力を掛け合わせてしまうと
より クラブは開くことになります。

遠心力を無理に作り出さないスイングよりも
より ヘッドの返し、ヘッドの回転(ローテーション)は
必要になるのに、遠心力を多く作り出していることによって
より それが難しくなるのです。

クラブヘッドの形には
勿論 ボールを打撃するという直接的な
理由もありますが、スイングをガイドする
誰にも教えてもらえないタイミングを伝える
と言う役割があるのです。

それには よく覚えておいてもらいたいのは
スイング中、動作中、 クラブヘッドの重さは
ヘッドをそのものを動かすことよりも
グリップ(クラブ)を動かす~動かさせる という事に
使われるための形状であるということです。
例えば ダウンスイング中、
ヘッドの重さでヘッドを下げてしまえば
クラブの形状やその重さは打撃に利用できません。
そのヘッドの重さでグリップが動かされてしまう。。。
移動させたいという方向にグリップが動かされてしまう
クラブ位置、ヘッド姿勢を作ることが重要になるのです。

スナップショット 1 (2014-06-24 14-49)

ある場面で 自分が思い描く次のグリップの位置
移動方向、移動場所
ヘッドの重さによってその方向、その場所に
誘われないという事は その場面での
クラブの位置やヘッドの姿勢が間違っている
ということになる指針です。

2018年2月5日月曜日

ゴルフスイング◎体重移動

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ゴルフスイング用語には『体重移動』というのが
頻繁に登場します。
そして、少なくないアマチュアゴルファーは
密かに そこをスイングの課題としたり、
上手く行かない原因…と考えています。

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実は スイングの種類。。
 実際そんなものがあるのが少々懐疑的ではありますが、
それによっては 元々 その体重移動が存在しない
することの出来ないものがあるので、
それを把握したうえで トライしないと
不可能に挑むことになってしまいます。

ゴルフスイングにとっての体重移動とは
頭も含めた 股関節より上の胴体 が
右足~左足 のそれぞれ乗ったり、移ったり
することを指します。
『正しい』体の使い方で考えると
スイングでの軸は背骨になり、
体の重い部分はそれよりも前側にありますから
体が右を向けば 右の脚の上
左を向けば 左の脚の上に乗り、
体の回転と体重移動はユニットな動作と
考えて間違いありません。

しかし、肩や肩甲骨だけ
胴体を捻るスイングにとっては
元々 体重移動は存在しません
その点は注意です。
体を捻る、本当は腕の一部なのに肩だけを回すことを
体を回している と考えている人は
重み…である体は動いていませんから、
体重移動にトライしてはいけません。

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このスイングでは 何が体重にとっての左右なのか
その基準があまりにバラバラで、
体重移動なんてものを意識してスイングすることは不可能でしょう





そちらの話は放っておきますが、
体重移動というと 横…の動き
地面に概ね水平な動き
 と感じますが、
そこが ゴルフスイングのちょっと面白いところで
体の回転には 必ず 上下 が混じります。
体重移動を意図的にすることが良いかどうかは別ですが、

ダウンスイングにおいて
理想的には
体重、重みは 右脚から左脚 へと移行していきます。


スイングには前傾姿勢がありますから
右向き~正面 の期間は 左サイドの方が右サイドよりも低く
正面~左向き の期間は 左サイドの方が高くなります。

高い右サイドから 低い左サイドへは
重さの法則から行っても 移行しやすい ですが、
移行する前に 左サイドが高くなってしまっては
十中八九 左に重みを移すことが不可能になってしまいます。

ダウンスイングの最中に
体重移動を意識 するのは 簡単ではありませんから
体重移動をスイングの課題 にされている方は
そこを「からだ」ではなく
クラブで意識してみると良いと思います。

ダウンスイングの最中、
これはほぼ例外ありませんが、
グリップエンドの向いている方に
重みはやってきます。
ヘッドがグリップを追い越していく ことを
トライしている人にとっては
ボールを打つ抜く は イコール
グリップエンドを自分の右サイドに向けることになりますから
体重は必ず 右に残ります。
また その手のスイングでは
かなり 早い段階で 左右の体は
左サイドが高く、右サイドが低くなってしまうので
余計です。

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自分の体よりも左、にグリップエンドが向いていれば
向けようとすれば 自然と左サイドの低さも維持でき
それによって 体重は自然に左へ移行します。


イメージとしては
グリップエンドが体の左向き とともに
グリップよりも ヘッドの方が高いうちに
ブレイクラインをグリップエンドが超えれば
体重移動も 
インサイドからの入れ も
上から打つ も
同時進行で出来るようになるでしょう。


ここの スローなフルスイングやアプローチで
練習してみて下さい。

2018年2月3日土曜日

フェアウェイウッドが苦手?

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最近のアマチュアゴルファーの傾向…は
ユーティリティクラブ(UT)の定着化 というのがありますが、
その原因には 
フェアウェイウッド(以下-FW)
どんどんと苦手化
しているのではないか と思われます。

 
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FW と UT の一番の違いは
ソールの奥行き(進行方向の長さ) です。

機種によって差はありますが
FW では 10㌢を超えるもの もありますが、

UT は その半分の5㌢程度(それ以下)です。

まあ それがそのまま 重心の深さに相当していくのですが、
基本 この部分が複合的に 苦手を助長 しているのだと
思われます。


現代の 軽いヘッドを振るための振り方 は
スイングの歴史の変遷からすると
ドライバーショットの「高打ちだし/低スピン」
から始まっています。
ティーアップされ、空中にある球を
煽って打つと その「高打ちだし/低スピン」を
生み出し易くなりますが、
本来、ティーアップそのものがその効果を生み出すもので
それを意図的にすることが
地面から打つショットをどんどんと苦労させていきます。

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上を向いて 煽り打つ 訳ですから、
奥行きのあるソールを持ったFW は
どんどん苦手になって行くのは 自然な流れです。

ドライバーも FWの一種
ロフトの一番立った 1番ウッド という名目も
モノですから、理解しておく必要がありますが
ウッド形状になったものは
重心がアイアン形状のモノに比べ重心の位置が深く
重量の中心点がよりフェース面から遠いところにあります。

その 深い重心の位置 が
 インパクトの時にボールに何かの効果 を生むか
というのは ゴルフクラブを正しく使う上で
大変間違った認識ですし、
クラブの使い方を誤らせます。

重心の位置は クラブがどのように移動するか
重心の位置が グリップやヘッドにどのような移動をさせるか
というものなので、
重心の位置が深い というのは
ヘッドが前に出やすい構造であり、
それは 同時に 入射角度を緩めにして

無意識な煽り打ち、を作り出しやすいのです。

つまり ドライバーで考えると
普通のショットと同じように扱っていても
ティーアップされ、通常よりも左に置かれたボールは
その構造によって ナチュラルなうすーーーい煽り打ちを
生み出すものなのです。

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それを
意図的な 煽り打ちにしてしまったのでは
実は元も子もないのです。
特に 地面からボールを打たねばならないFW にとっては
致命的… FWを苦手にするでしょう。


意図的な煽り打ちが主流の現代では
ナチュラルな煽り打ちを誘発されにくい
UTの方が
ソールの奥行きの無さ もプラスして使いやすく…
逆に その誤った技術力が定着するほど
FWはどんどん苦手になっていく仕組みです。


しかし この意図的な煽り打ちには
決定的な欠陥があり、加齢とともに
ヘッドスピードがある点を下回ると
途端に UTだろうが、アイアンだろうが
地面から打つショットの成功率ががたんと落ちてしまいます。
言葉は悪いですが、若いうちの 脳みそ筋肉打法
と言えるのです。



相対として FWはUTに比べると
ずっと ボールが上げやすく
加齢により体力の落ちてきた状態では
ある程度の長い距離…以前はアイアンで打てたような距離を
打つときに グリーン上でボールが止めやすく
距離が読みやすいクラブになりますから、
苦手にしておいて 良いことはありません。


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その点、ワンポイント 注意点をあげておきますが
ドライバーであっても、FWであっても
その長さによって、短いクラブよりも
大きな円弧になり、その結果、緩い入射角度になるだけで
ボールを上から打つ という事に関しては
なんの違いもありません!

そして そのボールが上から打つ というのは
ヘッドを 上から下に振る ということではなく
ダウンスイングからインパクトにおいて
進行していく 体の左サイドが低くなっている「時間/期間」
のボールを打つ、ボールにアプローチする
ということなので
ヘッドをどう動かすか という事を考え、
上から打つ為に より上から下に振れば…
振れば振るほど 体は上を向きますから
答えは永遠に見えてきません。

2018年2月2日金曜日

スライスやこすり球が出てきたら…

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練習であっても、コースであっても
スイングの種類、クラブの扱い方の種類は
色々あっても 大方の場合
テークアウェイの右向きの量を確保すれば
改善されることが多いですね。


スナップショット 1 (2016-11-26 15-46)テークアウェイの右向きの量は
胸とか、肩とかのラインではなく
ベルトや骨盤のライン
この角度から見た時

左のポケットまで
しっかり見せられるようにすると
かなり改善すると思います。
 ↑この写真は全然右向きが足らないですね

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http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1943663.html

★★★昨日も書きましたが、
ゴルフのクラブは グリップを動かしてしか
移動しません。
ヘッドは勝手に動いたりしません。

 →それはテークアウェイも同じです。

クラブの使い方をそこで点検してみましょう。

例えば シャフトが 紐 ひも だったら
どうでしょうか?

グリップの移動以上に
ヘッドは動くでしょうか?

ありえないですよね。

ヘッドの重量分も含め
グリップの移動した量 以下 しか
ヘッドは移動しませんから
おそらく 多くの人が想定している ヘッドの弧 よりも
ずっとずっと 内側を直線的に
ボールから離れる方向に動くでしょう?!

では シャフト として考えると
シャフトは ヘッドをグリップよりたくさん動かす
そう言った役割を持っているでしょうか?


答えは NO です。

ひも に比べれば よりリニアに
グリップの動きに対して、ヘッドは動くでしょうが
ヘッドの方が沢山動かすような機能は
一切持っていません。

多くの人が妄信している
シャフトがヘッドを動かす は
単に打ち手がグリップの移動を止めた反動を
使っているに過ぎず、それは打ち手の小細工であり
シャフトの役割と勘違いしてはイケマセン。



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そして 体を、骨盤を、胴体を右に向ける ということは
グリップは 円弧を描くことよりも
イン側~ボールから離れる方向(アドレス時の背後方向)

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に動きます。
よって ヘッドも円弧…円を描くことよりも
より直線的な感覚で グリップとともにインに動くのです。

体も右向き、グリップも、クラブもイン側に入り込む
これを多く作れれば
スライスやコスリ球の可能性はだいぶ軽減出来ます。

インサイドからクラブを入れることが出来れば
ロフトの開き という意味でなく
ロフトは閉じた状態で
ボールに対し 開いたフェースの向きでも
スライスにはならないのです。

体の向きで出来るだけたくさん右を向く
体の向きで グリップをボールから遠い方向に動かす
グリップの移動に対し、出来るだけヘッドを多く動かさない
ヘッドで円弧を描くイメージを消す

そこら辺を気にしてやってみて下さい

2018年2月1日木曜日

ショットやスイングに悩んだら…

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飛距離に悩んだり、
スライスに悩んだり、
捕まりが悪かったり
スイングが…スランプに陥ると
多くのゴルファーは
インパクト、ヘッドとボールの関係ばかり

『ヘッドをどう動かしたらいいか?』
『どういうインパクトのヘッド姿勢を造るか?』

ばかりに注意が行ってしまいがち です。

コースでそこに陥ると大変です。

何故ならば

 『ゴルフスイング、ショットは
打ち手がグリップを動かしてしか
 ヘッドは動かせないから』
です。

✋グリップを動かさずに
 ヘッドを動かす というのは
ある意味 シャフトにつながっているとは言え
 ヘッドをボールに放り投げるのと同じですから
偶然待ち をしなくてはなりません。
確固たる 修復・改善の方法がないのです。


特にボールを飛ばしたい とか
スライスを改善したい といった時、
ヘッドを先に出す、グリップをヘッドが追い越す
ヘッドをターンさせる
 それによって ボールを飛ばしやスライスを治す
は 同時に同じ量分、体が上を向き、開きますから
どうどう巡りで、答えが見つかりません。

振れば振るほど、体は開き
その分 よりフェースを閉じなくてはならなくなり、
振れば振るほど、体は上を向き、
例え ヘッドスピードを上げても
 その分、事実上 左足上がりの状況が強くなっていきます。

成果があがる という事はより高速にヘッドを動かし
高速に動かしでもヘッドを止める
そのギャップはモロに体の故障になって現れます。



確かに 軽いヘッドや硬いシャフトのクラブであれば
それをせざるを得ない というのはありますが、
ある程度 ヘッドに重さがあり、
助力としてのシャフトの柔らかさが備わったクラブを
使っているとすれば、繰り返しますが
『どうグリップを動かすか が
 ヘッドを動かす唯一の方法なのです。』
速く振りたければ、速く速度グリップを動かすことで
 グリップを止めて、ヘッドを動かす という動きは
余りに大きな矛盾と無理を秘めています。
体にも良くありません。

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飛ばすのには 少なくとも
 締まった…開いていないロフトが必要で
それには シャフトが進行方向・前に傾いている
というのが絶対条件なのに
グリップを止めて、
ヘッドを贈ればロフトは開きます。

http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1943577.html

パッティングストロークの項目でも書きましたが
グリップエンドの向いている先に体や頭は来ます。

ヘッドがグリップを追い越す という事は
頭や体は右に傾くという事です。

シャフトが進行方向・前に傾く という事は
自然な流れで 体重も、体も、頭も 左に流れる
ということです。

明治の大砲、体重移動が出来ない(右に残る)
ということと ヘッドがグリップを追い越す は
かなり 同意語に近い訳で、
体重は左に移したい、ロフトを立てない

ヘッドを返す は
絶対に掃除成立しない、相反する関係なのです。

スランプの改善に限りませんが、
ゴルフのスイングの中で
クラブは グリップでしか移動させられませんから
常時、どうグリップを動かすか、
いつ グリップを動かすか、
どの方向に動かすか というのが
スイングそのものと言えます。