同じヘッドスピードの人が
同じクラブを使っても
球筋も距離も違ったり
自分自身でも同じクラブで
いろいろな球筋が出るという点を
ロフト角度・入射角度・球筋 の関係で
今回は 縦を中心に解決してみましょう。
①ロフト角度
シャフトを基準値としたフェースの上向き角度
👉ソールとの関係ではありません
②入射角度
ヘッドの上からボールに入ってくる角度
👉お薦めではないが、下から上に動いていることも少なくない
*これに ヘッドスピードが入ってくるのだが
そこの部分はちょっと割愛します。
ボールの打ちだし角度は
大雑把には 入射角度基準で発生します。
少々 大雑把ですが 入射角度と球筋の関係は
以下の通りです。
ケース①
✋ロフト20度のクラブが
✋入射角度10度(上から) で
入ってくると
ボールの打ちだし角度は10度強 になります。
それに 20度ロフトのスピン量が加わります。
ケース②
✋ロフト20度のクラブが
✋入射角度20度で入ってくると
ボールの打ち出し角度は 0度前後になりますが
ロフト20度分のスピンが入っていますので
スピードによっては 途中浮きあがることもあります。
ケース③
✋ロフト20度のクラブが
✋入射角度0度 で入ってくると
ボールの打ちだし角度は 20度強
それに 20度分のスピンが加わります。
ケース④
✋ロフト20度のクラブが
✋入射角度マイナス10度(下から)入ってくると
ボールの打ちだし角度は 30度強
それに 20度分のスピンが加わります。
これもスピードによりますが、
平均的なアマチュアのスピード および
低めのスピードでは一番飛びにくい球筋かも知れません。
と言うように
同じ20度のクラブを使っても
4者4様に球筋も異なり、距離もバラつき
どれが一番飛ぶのかは スピードにもよりますが異なります。
ゴルフクラブの構造としては
最高到達点~一番高くなる地点 は
(そのクラブ・番手の飛距離全体に対し)
距離が出るクラブ程 奥(遠く)
距離が出ないクラブ程 手前 というのが基本です。
多くのアマチュアは
トップやダフリを除き、左右のミスばかりを
気にするケースが多いようですが、
同じクラブを持っての飛距離のバラつきというのも
等価にゴルフの質・結果に影響を及ぼします。
本来 ゴルフクラブは
そのロフトを活かすための 入射角度を設定する『長さ』
と言うのがあります。
出来るだけ その長さ を活用して
安定した 入射角度にしてあげることが
同じ距離を繰り返すための条件になりますし、
それは同時に 同じロフト姿勢を保ち易く
トップやダフリのミスも軽減する働きをもっています。
また ヘッドにあるロフト角度とライ角度の関係から
フェースが下を向いていれば右を向きやすく
フェースが上を向いてれば左を向きやすくなっていますので
見た目には 同じ方向を向いているようでも
ボールの方向には影響を及ぼします。
特に 製品ロフトの元々大きなもの ほど
フェースの上向き・下向きに対し
ボールの方向はかなり顕著に左右します。
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