ゴルフクラブの真理を追いかけ、重たいヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スウィングを考えるヘン〇ツ親爺 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ をモットーに! 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 ◆電話 046-804-1480 ◆ファックス 046-804-2442 ◆メールアドレス hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp
2020年11月30日月曜日
『ミート率』にご用心‼
練習場などで 個々の方が
簡易式、ハンディ弾道計測機 などを使って
スピンを測ったり、ヘッドスピードを測ったりと…
それはそれで楽しいと思いますが、
その中で気になるのが
一般的に 『ミート率』 と呼ばれている項目です。
BAUoIFgCcAA1GTf
その言葉が正しいのか、正しくないのか は
本当に微妙な感じで。。。
🔴少し 注意が必要な項目 と言えます。🔴
その数値は
分母が ヘッドスピード
分子が ボールスピード で数値化されます。
例で言うと
☑ボールスピード55ms / ヘッドスピード40ms
⇒ 1.375
☑ボールスピード60ms / ヘッドスピード42ms
⇒ 1.428
と言う数値で表示されます。
主にドライバーショットで意識されますが、
一般的には そのミート率 と名付けられた数値 は
⇒1.500 に近い数値か、それ以上が望ましい と
言われていますが、正直、なんとも言えません( ;∀;)
ボールスピードはロフトと密接な関係にあり
ドライバーから順に ウッド、ユーティリティ、アイアン
ウエッジと打って行けば 同じ人が打っていても
その数値は どんどん下がってきます。
ドライバーで 1.4を超えていた としても
ウエッジまで行けば 1.0 を下回る数値が出たりします。
かと言って 本当の意味でのミート率が 変わった訳ではありません✋
ドライバーにおいては、飛距離や弾道を無視するのなら
ロフト0度やマイナスのロフトで打てば
その数値は 高くなり、数値として
おそらく 1.60を超えるでしょう。
ロフトを開かないで
そのゴルフクラブの『ロフト通り』に打つ と言う意味では
ミート率と言う言葉は間違ってはいませんが
漠然と 良い当たりかどうか を表す数値であるか、どうか は
本当に微妙です。
例えば…です、
ヘッドスピード 35ms 40ms 45ms
の似たような技量の3人がいたとします。
45msの人は 一番立ったロフト、
例えば 9度のドライバーが使える可能性が高い です。
35msの人は 一番寝た、大きなロフト
例えば 11度のドライバーになる可能性が高いでしょう。
そうなると ミート率は 一番立ったロフト を使える人が
一番高くなる可能性
引いては 速いヘッドスピードの人が高くなる可能性があります。
本当のミート率という意味合いでは
ロフトを寝かさず そのロフトなりに打つコト
自分のヘッドスピードなりに 安定して打つコト
自分のヘッドスピードに適したロフトを使うコト
の方が ミート率の語彙は相応しい と思うのですが、
正しい意味合いを理解していない状態で
単に数値として ミート率を追いかけると
無理に立ったロフトのクラブを 開いて使う
と言う方に誘導されがちです。
ヘッドスピード 35msの人が
無理やり 9度のロフトのドライバーを使うことが
良いことがどうか。。。。。。
数値は高くならないけれど 11度のドライバーを
ちゃんと そのロフトなりに打つコトが良いのか、
本来は上がらず、失速しがちな 9度のドライバーを
無理やり 開いて打つコトを覚える のが良いのか…
後々の弊害、
地面からボールを打つウッドやアイアン、
アプローチなどにショット全般に多大な影響を与えるでしょう。
✊日本のゴルファーは 数値 好きですから
「ミート率」と呼ばれる その数値が
自分のやっていることを間違った形で
裏付けてしまう可能性があります。
そう考えると この数値を一概に 『ミート率』
と呼んでしまうには 問題があるような気がします。
昨今は カチャカチャ装備 のドライバーが多く
⇒ネック調整で ロフト角度やフェースアングル をいじれる
それと 簡易計測器 を組み合わせた場合、
ロフトを開いて こすって打つ 設定
ロフトを開いて こすって打たないと上がらないロフト設定
に辿り着いてしまう匂いがプンプンします。
2020年11月29日日曜日
どう シャフトはしなる のが正解か?
クラブに教わる のが早いのは確か、ですが
基礎知識として、あくまでも イメージ として
どう しなると有効なのか
どう しなると良くないのか
たとえ (推奨しませんが) しならせて しなり戻して打つ
にしても、有効なしならせ方をしておかないと
クラブ、ヘッドやシャフトは機能しません。
▲良くあるパターンは。。。。。。
ボールとヘッド、
ボールとフェースの関係は
こういう関係です。
おそらく ゴルファーの大半、ほとんどの人は
横ビンタを食らわせるように
しならせ、しなり戻して叩く と思っていますが、
シャフトは「意図的に」しならせるモノ
と思っているフシがありますね。
その一方で
テークアウェイやトップ、ダウンスイングでは
シャフトをトゥ~ヒール方向(→コッキング方向)に
しならせてしまっています。
シャフトはトゥ~ヒール方向、
この方向にしならせると
例え からだの回転やグリップを止めて
シャフトをしなり戻したとしても
フェースが閉じる方や フェースがボールの方(下)を向く
方向にはしなり戻らず
重心位置をより下に潜り込ませるような
しなり戻り方をします。
✋このシャフトのしなり戻りではフェースは閉じません
ですので 推奨はしませんが、
シャフトをしならせ~しなり戻して打つ と考えていても
トゥ~ヒール方向にしならせたのでは
その しなり&しなりもどし の動き(クラブやシャフト)が
打撃には至りません。
✋この ライ方向のしなり~しなりもどし だけで
打撃を迎えると ボールの底をフェースでこする だけ
になってしまいます。
⇒そののち、その行為の後 捻じれたシャフトを捻じり戻す
クラブ自体を回転させる 別な動き が 打撃には必要になります
推奨はしませんが、例え シャフトをしならせ、しなり戻して打つ
シャフトを使って ヘッドで弾いてボールを打つ にしても
クラブであれば フェース~バックフェース(ロフト方向)に
しならせないと その運動が打撃につながりません。
そして この二つ
トゥ~ヒール方向(ライ方向)
フェース~バックフェース(ロフト方向)
アイアンで言えば フェース~キャビティ方向でしょうか
の しならせ方 の大きな違いは
ライ方向は グリップに対し、ヘッドを上下に動かす
つまり シャフトをしならせようとする意志が働くか
ロフト方向の動きは グリップ自体の高さは変えても
グリップとヘッドの相対関係は殆ど変えず、
シャフトをしならせようとはしません。
単に自然な遅れ が しなり になるだけで
その遅れのまま 打撃を迎えるのが基本です。
シャフトは 先端にある重さ(へっど)のせいで
しなりますが、意図的にしならせて使うのは
機能として良いアイディアではありません
2020年11月28日土曜日
間違えるなら アンダースペック
✋オーバースペック(きついクラブ)
~主にシャフトの硬い & ロフトがきつい
と
✋アンダースペック(楽なクラブ)
~主にシャフトの柔らかい & ロフトが緩い
ゴルフを覚える際、
スイングを練習する際、 どちらが良いか というと
圧倒的に後者 アンダースペックなクラブ です。
代表的なアンダースペックなクラブは
男性にとっての女性用クラブですが、
市販のクラブはそこに少々難点があります。
・・・シャフトは柔らかく、ロフトも大きいのですが、
そのシャフトの柔らかさに対し、極端にヘッドが軽いので
シャフトの柔らかさの利点が活かせません。
✋少なくとも 鉛など張り ⑳~㉚gは欲しいトコロ…です。
その理由は
シャフトは自分のスイング、動作を補助する役割 です。
硬いシャフトでは
主に しならせて しなり戻して使う コトを覚えるのでしょうが、
よ~~く考えると それは シャフトの役割 ではなく
単なる自分の動作です。
どんなシャフトでも 自分の好き勝手に使う というのでは
シャフトの助けを得られません。
長いゴルフライフの中で どのクラブを使っても同じ・・・
と言う言葉を頻繁に耳にしますが、
まあ 例外なく オーバースペックなクラブを使ってきた人
の定番のセリフです。
シャフトの伝達 が ヘッドの姿勢、
重心の位置を打ち手に伝え、
その重さによって グリップを動かす、
即ち クラブ自体を動かすコトが シャフトの機能 です。
それを覚えるには アンダースペックの方が良いでしょう。
また しならせる しなり戻す と言う動作は
動作を途中で変速、動作速度を途中で変える必要が出てきます。
しならせる は 加速動作 が必要です。
しなり戻す のには 減速、もしくは静止動作 が必要で、
準備である テークバックで 加速動作 をして
ダウンスイング、インパクトにかかる後半に減速、静止動作 をするのですから
それは スイングの手順からすると 反対 になるわけです。
ヘッドの重量がある程度 しっかりしていれば
ヘッドの位置やヘッド~フェースの向きなどによる違いも
感じられるようになり、スイングの位置や姿勢が把握し易くなります。
ゴルフの初期やスイングの覚える時期 に 硬いシャフトを手にすると
往々にして、深いトップ、オーバースイングになりガチ です。
シャフトが柔らかく、ヘッドの重量がしっかりしていれば重心のかかり方
クラブを暴れさせるような テークバックは取らない でしょうから
コンパクト目のトップの位置になるでしょう。
交互に打った時にも その効果ははっきり表れます。
また ロフト使いについても 大きな差が生まれます。
ボールをつかまえる というコトは 『ロフトの使い方』 を指します。
厳しいロフトのクラブを上げられるようにする訓練は
ヘッドスピードと言う点では理解出来ますが、
それを除けば わざとつかまらないように打つ につながります。
上がり易い、大きなロフトのクラブを
低めに打つ というのは イコール つかまえて打つ コトにつながります。
スライスに悩む人は
柔らかいシャフトで大きなロフトのクラブ で
低い球を打つ訓練をすれば 解消し易いでしょう。
上手になると より硬いシャフトを… というのは
慣れてきて ヘッドスピードが出せるようになった という一点においては
理解出来ますが、単に腕力勝負に挑んでいる
という認識を私は抱いています。
ああああ そもそも 今までよりも 柔らかいシャフト になると
弾道が高くなり、スライスになるのは クラブが使えていない証、
本来は 低くなり、フック、柔らかさの度合いによっては どフックになります。
2020年11月27日金曜日
ショットを簡単にする3要素
多くのゴルファーは考えていない
気付いていないことですが、
スイングの概要は『クラブから』しか学べません。
その多くが ゴルフを始めた時のモノか、
ゴルフに熱中して夢中になっている時に使っていたモノ、
それらがゴルフスイングの基礎を造ると言って
間違いないでしょう。
例えば のはなしですが、
これは本人に確認はしていませんので推測に過ぎませんが
横峯さくらちゃんのスイングは
あきらかに 幼少の頃…小学校かそれ以前の体験でしょうね。
お父さんの使わなくなったクラブを
その時の身長に合わせ、切って使って
スイングを覚えたのでしょう。
ジュニアゴルファーには多いパターンだと思います。
男性用のクラブを 小学生のサイズに切って使えば
元々男性のクラブですから 小学生の女子にはきついですが、
硬くて、ヘッドも感じにくい 長い棒 です。
シャフトが適切な硬さでヘッドの重さも感じられれば
あそこまで深いトップを造れば
ひっくり返ってしまいますから
抑制されている筈です。
悶絶クラブを作り、
お客様にご提供させて頂いて
長い時間 お客様のスイングの変化を見ていると
例外なく お客様のスイング というか
『トップ位置はコンパクト』になってきます。
そこの部分は何もアドバイスしなくても
自然と、必要以上に深かったトップは
削り取られていくのだと思います。
硬いシャフトに慣れた方は
当然 硬いシャフトをしならせて しなり戻す
ことをスイングだと錯覚していますし、
ヘッドを返すスイングをしたい人にとっては
どちらが鶏で、どちらがタマゴかは人それぞれですが
アップライトな、小振りなヘッドを好むようになります。
小振りな 重心距離が短い クラブは
商品として 硬いシャフトが入っているケースが多く、
それに伴いヘッドも軽いですから
本能的に 速く振ることで打撃のエネルギーを作り出そう
としているのだと思います。
速く振ること自体に
良い悪いはありませんが、
その手のクラブを、その手のスイングでショットする人は
テークアウェイのリズム感も異様に速く
閉まりかけた電車の扉に間に合わせるか のように
急いでスイングしますから、
ミスのやり直せる練習場では良いのですが
コースへ行くと苦しむと思います。
技術論 ということでなく
基礎論 として
ゴルフショットをやさしくするのは
①することを減らす
②する速度を遅くする
③スイングを必要最小限の大きさにする
という事だと思います。
グリーン周りの アプローチで
ウエッヂで無理に高い弾道を選ばず
8番アイアンで転がすのと同じです。
以上の3項目で
問題になるのは
することを減らし、する速度を遅くして
スイングをコンパクトにしても
望む距離が打てるか どうか であって
スイングは ヘッドスピードの数値なんてのは
ゴルフそのものに何にも関係ない訳ですし、
スロープレーは問題ですが
自分の番の、自分のスイングに
そんなに慌てて スイングする必要もありません。
することを増やして
する速度を上げて
スイングを大きくする
というのは一見すると良さそうに見えますが、
勿論、飛距離は重要ですが
ゴルフショットの場合、逆にいくらでも飛んでよい
という場面の方が 割合としては圧倒的に少なく
ショットの条件として
打つ距離があらかじめ決まっているケースの方が多い
という ゴルフのゲーム特性を考えると
それをしなくても 望みの距離を打てるクラブを選び
スイングを覚える というアイディアも
ゴルフを上達するための腕前の一つを考えられます。
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2020年11月26日木曜日
振り遅れが✖なのに 遅らせるモノを増やすのは何故
からだの回転 というと
からだ、胴体、上半身をねじって
腰と腕、腰と肩を別々に動かしたり
からだの回転そのものを肩の回転と認識している人
の殆ど、例外は少ないでしょうね、 が
◎スイングは丸く振るモノ
◎振り遅れは✖
◎フェースターン、ヘッドは返すモノ
◎シャフトはしならせて しなり戻して打つ
つまり からだが(人によっては肩)が
90度向きを変えたら、クラブ(ヘッド)やシャフトも90度向きを変える
同じ分量だけ回転する、移動する と信じています。
クラブの、クラブヘッドの元々も重さ や 長さによる増し
運動/移動による乗算(増し) が あっても…… です。
でも この世の中にいる限り
重さによる法則は万人に共通 で
その重さの分、重さが増す分、その運動は減衰します。
そして からだを捩じると
腰の動作に対しては 肩より上の重さが
肩に対しては腕やクラブの重さ が同じく負荷 となるので
その不可分、運動、移動量は減るのです。
からだの回転に同期して 胴体や腕、グリップ部を動かしても
仮にですが、90度回転しても、重さ分 80度しか動かない とすると
それに加え 肩を遅らせ負荷として
腕を遅らせ負荷として、クラブを遅らせ負荷として
それを後々 より小さくなっていく筋肉で動かす のですから
非効率極まりない打撃・・・になる訳です。
重さ分10度ずつ減るとしても
90度腰を回転させ 肩で10度、腕で10度 クラブで10度 減りますから
90度腰を回転させても クラブは60度しか動きません。
更に 困ったコトに
からだを捩じって ボールを打つ人は
その遅れが「悪」と信じており、クラブ~シャフトは90度…それ以上回転する
という前提で ショットしているので
30度足らないはずのクラブの回転を
自分の回転方法で90度にする(クラブの回転) コトが
スイングと信じています。
ですので 左腰を引く 形になる訳 です。
😿振り遅れたくないから 振り遅れを作る という パラドックス です。
(/ω\)左腰を引かず、㊧の壁という名目で 左腰を止める人は
その後の回転 足りない分を回転させるため
肩をより開きます。
腰は止まっていること と 捻じったモノが上下に長くなる
という効果によって 突然 上に伸びるような、上に振るような動作…
クラブを振る、腕を振る、ローテーションする空間を作るため伸び上がる…
……それを、地面反力
なんて言う『恥ずかしい言葉😢』で表現されていたりします。
90度腰を回転させても クラブも含めた各部位の重さ分
遅れて それが60度になってしまったとしても
その足りない分、届かない分 の、
本来の対処法 「左へのシフト」 が
左腰を引いてしまうので 使うことが出来ない というおまけ も付いてきます。
正しいからだの回転では
全くと言ってよいほど存在しない負荷
その負荷の対応に 存在しないはずの対処・対応
そして その対処・対応は 本当に短い、刹那な時間なので
誰に教えることも教わるコトも出来ない部分と言えます。
言いたくはないですが、スイングの教本、レッスンとは
負荷を作らないようにすることや
スイングをその場その場の対処や反応でしなくて良いようにすることのはずで
教えることも教わることも出来ない秘儀やタイミングを
スイング論とは言わないのでは……と思う今日この頃です。
2020年11月25日水曜日
シャフトの硬さ/柔らかさ☆振動数
一般的なシャフトの硬さ/柔らかさ を振動数で
お知らせしましょう。
ゴルフクラブは 同じ硬さであっても
長さが長くなったり、ヘッドが重くなったりすると
数値としての 振動数は低くなります。
1W 220cpm
3W 225
5W 230
UT 240
5I 250
6I 255
7I 260
8I 270
9I 275
PW 280
SW 275
こんな具合に長さに応じて
規則性を持って、数値は変わります。
数値の差異(ピッチ)はシャフトの長さの変化だけでなく
シャフト特性によっても違いはありますが
規則性があるのはとても重要です。
使いにくいセットは この硬さの流れが
ばらついていたり、逆転していたり、
番手の流れが乱れている セットです。
…市販のセットではとてもありがち…です。
ドライバーの振動数であると
標準的市販品の Rスペック(45インチ基準)は
1W 240cpm 位
やや高齢者向けの ゼクシオ クラスで
1W 220cpm -R
225cpm -SR 位でしょうか
ゼクシオクラスから比べると 振動数 240cpm
のスペックは Xシャフトの硬さ と言えます。
フジクラや三菱など 後付けのスポーツタイプのシャフトだと
アール(R)シャフト と言っても
1W 250cpm を超えるものも多く、
機種によって 差がありますが、
メーカーでは フジクラの方が数値は低め です。
後付けのシャフト の Sシャフトクラスになると
振動数 270cpm を超えるものもたくさんあり
この硬さは ほとんどモンスター 棒です。
体重もあり、筋肉や関節に柔軟性がないと…
若くないと この硬さは自分を蝕みます。
手首・肘・首・腰 の故障の原因になります。
ハミングバード的に言うと
ゼクシオクラブの 振動数220cpm -R
この硬さが平均的な成人男性の使えるぎりぎりの硬さ
シャフトの良し悪しまで出しきれない 硬さ でしょう。
1W 200cpm
この位になってくると シャフトの性能が出てきます。
シャフトで弾いて飛ばしたいタイプの人にはいいですね。
1w 190-180cpm
ここから辺まで そう言う振り方でイケます。
弾道が低くなりがちですから
あまり 厳しいロフトは使わない方が良いです。
市販品のクラブの 最も大きな弱点(ネック)は
やはりアイアンなのです。
販売単価を下げるため 現在はどの機種も
軽量スチール採用です。
となると シャフトの硬さは限定的…。
5Ⅰ 270cpm -R表示
最も柔らかい軽量スチールでこの硬さ です。
数値で言うと これに相当するドライバーは
1W 250cpm 前後
平均的な成人男性には Xシャフト以上…。
シャフトを使ってなにがし…
シャフトの助けて貰う…ということの
全くできない硬さ。
運動不足のおじさんには故障の原因になります。
ドライバーを飛ばす為
振動数 220cpm にしても
交互に使わなくてはならない 相方のアイアンが
振動数 270cpm では
まったく異なる別な道具。
アイアンに慣れた後、ドライバーを打てば
ダフリ・天ぷら・引っ掛け・スライス
ドライバーに慣れた後、アイアンを打てば
トップ・引っ掛け は必ず訪れます。
👉ハッキリ言えば コースで交互交互に打つことを
前提とすると ドライバーを上手く打たせないためのアイアン
アイアンを上手く打たせないためのドライバー
という組み合わせ です。
この二つの硬さの違い では
同じボールの位置で打つことは出来ず、
ドライバーを左、アイアンを中~右に置かなくてはならず
ゴルフを『より深い迷いの道』に誘います。
お気をつけあそばせ
2020年11月24日火曜日
硬いシャフト・柔らかいシャフト
多くのゴルファーにとって
『硬いシャフト~柔らかいシャフト』
その差はかなり狭いと思います。
(硬さの基準で振動数というのを引用します。
振動数とは 一分間に何回ストロークするか を計測。
数値のあとの cpm は cycle per minutes
サイクル パー ミニッツ です。
硬いものほど速く多く
柔らかいモノほど遅く少なく ストロークします。
➟数値の大きいものほど硬く
➟数値の小さいものほど柔らかい)
ドライバーで言うと
『ゼクシオ』クラスで
Rシャフト➟ 230cpm
SRで ➟ 240
S ➟ 250
『自称アスリート』のタイトリストクラスで
Rシャフト➟ 250cpm
S ➟ 260
と言った感じです。
機種によっても、その機種の対象に成るユーザーによっても
その基準値は結構ぶれているのですが
弊社の硬さ基準からすると どれも異様に硬い
十羽一絡げに 運動しない鉄棒 と言える代物です。
弊社基準ですと(硬さを番号分けしますが)
#8 ➟ 180cpm
#10 ➟ 160
#12 ➟ 140
#14 ➟ 120
弊社の #14という硬さに対しては
ゼクシオクラスのRシャフトでも 約倍の振動数 あります。
倍…っていうのは体験しないと分からないと思いますが
多くのゴルファーは
シャフトが柔らかいと その柔らかさの
しなり と しなりもどり を使って
ボールを弾いて打つ と思っていますが、
それは「明らかな」間違い です。
そう信じて使うと
柔らかいシャフトの良さ、
いえ シャフトの役割を何一つ味わえず
10回に一回は今までより飛ぶけど
平均するとどこに飛ぶかわからない
特にスライスは多発し、
前に飛ぶよりも上や右に飛ぶのが頻発する
短命なドライバーになります。
それは何故か? というと
多くのゴルファー…まあ全員でしょうね、 は
シャフトの使い方を知りません。
シャフトの役割を知りません。
ゴルフ専門に数十年もやってきたゴルフライターさんですら
シャフトは しならせて・しなり戻して 使うものと
信じてやまない程、無知です。
多くのゴルファーは
自分にとって 全く運動しない
まったくしならない 硬さのシャフトしか 体験したことが
ありません。
自称 ヘッドスピード42ms のゴルファーにとって
45インチ で 振動数240cpm のドライバー
ゴルフクラブを『正しく』使えば
動かすこと、しならせることが出来ません。
故にしならないものを しならせて使ってしまうのです。
それでは シャフトの役割は全く反対です。
意図的に グリップエンドを基準にヘッドを動かす
グリップエンドを基準にヘッドを振る
ということを信じ込むことになります。
そして それはゴルフクラブの使い方
ゴルフスイングの作り方を
始めの一歩 として
ものすごく大きく誤らせます。
ヘッドの形、形状には理由があります。
そして 本当の意味でのシャフトの役割は
そのヘッドの形状、そしてそれの作り出す重さによって
よりグリップを動かし
打つ人の動きを補助、ガイドする役割。
つまり シャフトは ヘッド➟グリップ の方向に
機能させるもの、グリップを動かす為のものです!
大袈裟に言えば ヘッドを止めて
それを基準にグリップを動かす ものなのです。
ゴルフクラブには 左右の方向や上下の方向を
司る『角度』というものが
番手ごと、機種ごとに存在し
その角度はゴルフクラブの機能 の中で
最も重要なものと言えます。
シャフトをしならせて しなり戻して
グリップを支点にヘッドを振りまわす振り方では
その「しならせてしなり戻して…」という課題を
クリアすると 次に角度の問題に直面します。
ボールの出る方向、ボールにかかる回転、
ボールの打ち出される方向 それらが
ヘッド振るその振り方では毎回まちまちになり、
グリップを止めることの反動で それを行うので
確固たる修正方法が存在しないので
その修正はゴルフを辞めるまで続けることになります。
タイミングが命…なんて
これ誰に習ったら解決出来るんですか?
まあ 穿った見方をすると
狂ったような練習量の人が その地位を維持するために
その誤った方法を普及させているのか とすら
思ってしまいます。
グリップを支点に シャフトを使って
ヘッドを振れば、その運動には大小大きな円が発生しますから
その角度の存在が不明瞭になります。
これも大きな勘違いですが
スイングは体の向きを変える円運動であるのは確かですが
その中で 先端に重さの集中するゴルフクラブ
というものの作り出す遠心力は
シャフトを振ってしまう場合、外に! 外に!働き
ボールを打っていく方向や
ボールを飛ばす方向に対し
全く別な、抵抗、邪魔となる不可抗力になってしまいます。
本体はその遠心力、そしてクラブヘッドの重さを使って
その重さを ヘッド➟グリップ方向に使うもので
それによって 遠心力は回転力に出来ますから
スイングすること、ボールを打つことの助力に出来るのです。
そう言った 全く誤ったスイングの概念
全く誤ったクラブの使い方
そう言ったものを どかん と変えてあげよう
もっと楽にクラブの機能を使ってスイングしたい
もっと楽にボールを打ちたい、飛ばしたい
という気持ちが無く
硬いシャフトを無理やりしならせて
結局のところ、クラブの機能を無視して使っていた
そのままの概念で
硬く無機質なシャフトを よく動く柔らかいシャフトに変えると
単に 自分のその傲慢なクラブ扱いが邪魔されるだけで
上手く行くことはあり得ません。
シャフトの使い方=スイングと言っても過言ではありません。
ヘッドのその形状、その重さを使って
如何に自分が動くか
シャフトが柔らかいと 誰にも教わることの出来ない
グリップの動かす方向や動かすタイミングを
掴むことが出来るようになります。
ルールの範疇ではありますが、殆どインチキに使いツールとして
ゴルフクラブを使うことが出来るのです。
2020年11月23日月曜日
2020年11月22日日曜日
良質な『右向きのすゝめ』
骨盤、胴体ゴト、股関節を境目に
からだ、上半身をねじらずに
右を向くコトをお薦めしています。
それは何故か というと
ポイントの一点には『股関節』があります。
プロがどうであるか、他人がどうであるか、に関係なく
練習量が豊富でなく、からだのメンテもし難い、
筋肉の鎧で骨や関節を守り難い
アマチュア、オジサンおばさんゴルファーの場合、
上半身をねじらず、
股関節を境目に 骨盤~胴体ゴト 右を向いた方が
体も痛めにくい上に
スイング動作 の時間の中で
✋右股関節よりも 左股関節が低い時間を
たくさん確保するコト が可能になります。
インパクト時の 前傾姿勢
➽具体的には 左股関節部での
大腿骨と骨盤の傾き差 を
維持したいと持っているゴルファーも多数います。
➽先日の記事でとりあげた
ディッシュアングル (左腕とクラブの角度差)
こちらも維持、意識しているゴルファーもたくさんいます。
✋運動が激しく、運動速度の速い
ダウンスイング後半、インパクト前後で
その双方を意識することは 非常に難解 です。
不可能 と呼べるほどの領域です。
✊しかし、ねじりの少ない良質な右向き、
胴体ゴト、骨盤の右向きが多くあれば
その双方の問題は格段に解決し易くなります。
今更、になりますが
スイングの軌道と呼ばれるモノは斜めに傾いており、
ダウンスイングで 進行は 斜め下に向かい
フォローでは その進行は 斜め上に向かいます。
出来るだけ それを からだの回転で というコトになると
その 斜め の源は 前傾姿勢
股関節を境目にした、骨盤と大腿骨の角度差 によるものです。
つまり 右向きのポイントは
胸とか肩が右を向く…たくさん右を向く
と言うよりも
いかに トップオブスイング以降、
切り返し、ダウンスイング以降
左股関節が右股関節よりも 低い時間を確保出来るか
左股関節の方が低いか というコトになります。
その為に 準備にあたる テークアウェイの時点で
右股関節の方が㊧股関節よりも高い状態をつくり、
その状態がより長く維持されるように
しておいた方がベターでしょう。
故に テークアウェイを
◔トップの形や、
◔テークアウェイの為に、
するのではなく
ダウンスイング以降の その股関節の関係
それを考えて 形成すると良いと思います。
角度で言う何度 は 好き好き ですが
✋深い『骨盤の右向き』 や
✋胴体の捻じりの少なさ
(肩周りの右向きと骨盤の右向き差の少なさ)は
スイングの七癖を隠す ほど
アマチュアにとっては 生涯の財産になります。
😢 捻転・・・ 捻じり と呼ばれる
肩と腰の向き差 ですが、
「からだがまわらない」 とよく耳にしますが、
その部分は 意識的にねじり差を創るのは非常に難しいです。
ある意味 「まわらなくて当然」と言えば良いのか、
廻ってしまったら 痛めてしまう可能性や重大な故障
になる可能性すらあります。
からだの構造的に、
率先的に 胴体を捩じるように出来ていませんし、
痛み が伴うので、拒否する気持ち、
怖い気持ちから逃れられないから です。
それに比べると 股関節 は可動域が格段に広く、
繰り返し慣れていけば
かなり 股関節の可動域は広げるコトが可能 です。
私たちの年齢にとって 歩くコト や 姿勢やバランスを取るうえで
とても重要になる箇所で
可動域が広がることは ゴルフ以外にも大変役立ちます。
あまり 具体的な動作… の解説は好きではありませんが、
スイングではなく、下半身、足のドリル と言う意味で
左足が ㊧の股関節を
アドレス時の飛球線反対方向、からだの右方向に
じわ~と押す
✋そして、その時、㊨の股関節よりも
左股関節の方が下になるように押す と
右の股関節は 後方(背後)に逃げ、
結果、として 骨盤が右を向きます。
ダウンスイング以降は
右足 が蹴る訳では決してありませんが、
やはり 右の股関節を
飛球線方向… 回転することを見越して
それよりもやや右目のシャンク方向位に
左股関節を上から抑えるような感じで押すと
㊧股関節は左の靴の上あたりまでは押されますが、
それ以降は 左には行けないので
テークアウェイと同じく 後方(背後)に逃げるような
そんな感じで 左向き になる訳です。
2020年11月21日土曜日
バンカーはOK ←→ フェアウェイウッドは苦手
バンカーショット にしても
フェアウェイウッドにしても
過去の経験から来るトラウマ…など
精神的な部分は否めませんが、
総じて
「寄るかどうかは別として バンカーは出る」 と
「フェアウェイウッドは苦手、出来れば使いたくない」
は 共通している部分は多いです。
最近、よく記事にしている
☑スイング中、フェース面を円の中に向ける
☑地面にあるボールをこそぎ取るようにフェースを使う
と言う打撃法(俗に言う しゃくり打ち・煽り打ち)
は 良い悪いを別として。。。とても一般的です。
平均的なアマチュアのスイングと言っても良い程です。
グリーン周りなどの 短い距離のアプローチを
振り子式に行う などは その典型です。
☑スイング中、フェース面を円の中に向ける ように
ボールを打っても ボールは打てます。
しかし、ロフトを大きめに使うので
どうしても クラブの厚み、バンスなどが邪魔になり
打撃前にちょっとダフル(通称いっちょ噛み)ので
スピードで打ちぬくか、ダフリ気味になっても負けない腕力
などが必要になります。
また そのロフトを多めに使うことによって
ハイボール ハイスピン の分の割増のスピード、
逆にスピードが無いと
ボールが浮かなくなる欠点ももっています。
この 打撃法の一番のよろしくない点は
ロフトを開いてしまうコト、フェースを上に向けて振ってしまうコト
ではなく、打撃を肩も含めた 手さばきで完結させてしまう
それを覚えてしまうコトです。
手さばきでスイングをするコトを覚えると
体を 肩とそれ以外(胸よりも下)に分けて使うコト
になるので、
クラブヘッドを下げようとする時、
それと同じ分だけ 両肩のラインは㊧上がり(右打ち)になり
上を向きながら ヘッドを下に振る
という 瞬間の中で 下げながら上げる という
微調整が必要になります。
バンカーのように 多少、ダふるコトが効果的な場面では
高さも取れ、距離も必要以上飛ばないので よし ですが、
長い距離を長いクラブで打ち、
しかも ウエッジではバンス幅に相当する ソールの奥行きがある
フェアウェイウッドはかなり不得手になる可能性が高いでしょう。
アプローチにおいても
上げる、やや高めのショットは得意 とするも
その高い球を打つのには ボールと地面の隙間にヘッドを入れる
という スピードを必要とするショットになりますから
中途半端な距離、スピードを上げられないほどの距離になると
打つ球、球種がありません。
前述の通り、上を向きながら、ヘッドを下に振る という
スイングは傾斜に弱く、グリーン周りでOB以上の打数を稼ぐこと
になりがち・・・ です。
現代の 一般的な市販のクラブ、特にウエッジは
ヘッド重量も軽く、シャフトも硬い、ものすごく硬い ですから
強く速く振るコトに適していても、緩く加減するのには不向き ですので
チカラの無い人にはかなり辛い可能性も否めません。
2020年11月20日金曜日
手打ちの「始まり」
多くのゴルファーが
ドライバーも…ですが、
アプローチで苦しむのは
スイングを覚える初期、覚えた頃、
ボールを上げる、自身でロフトを作ってしまう
クラブ使いから入ってしまうコト なのでは、
と考えています。
これもイメージなのですが、
その延長線上で ヘッドを
地面、もしくはマット とボールの隙間 という
物理的には存在しない場所に入れよう としています。
本来、ボールは球体、つまり 立体ですから
ボールのセンター(中心部)と地面の接地面の 間 に
歯、リーディングエッジが入れば良い訳ですが…、
ボールと地面の隙間… ボールはコイン(二次元)じゃありません。
そういうイメージでゴルフが育ってしまうと
ボールが沈んでしまう洋芝やラフで苦労する・・・
という「プロ」も多く見かけます。
まあ 逆に そのイメージだと
バンカーショットは苦労しないのかも 知れませんが、
バンス角度やバンス幅のあるウエッジでのアプローチや
クラブそのものに奥行きの有るフェアウェイウッドを
永年、苦労してしまうというコトも付いて回ります。
445TL-5-2
ボールを上げる、フェース面を円の中に向ける
というコトは インパクト間際で よりロフトを付けるコト
になりますから、滑りというか抜けが良いマットでは
上手くできても、抵抗の強い現場では苦労することになるかも…。
ボールをこそぎ取るような…
フェース面を円の中に向ける打ち方 は
食器を置いたテーブルクロスを食器を倒さず引き抜く ようなモノ で
絶対的な抜くためのスピード、
バンスも含めた ヘッドやフェースの厚みが邪魔になる前に
打ち抜いてしまうスピードが必要になります。
ところが アプローチは「加減」が必要…
速く振らないと ミスになり、
速く振ると 距離が合いにくい・・・
それに加え、ロフトを増やす打ち方 であるが故に
速いスピードが距離にならず 高さやスピンに変換されてしまう
可能性が高いので 上手く打てた時、上手く打てた時ほど、
ショートするのは必然です。
「ボールをスイングの最下点でとらえる」
と言う意識もあるのでは、と思いますが、
その最下点は 手さばきで作るイメージじゃありませんか?
手の返し、ヘッドの返しで 両腕の長さが都合付いたところ、
両腕の長さが揃ったトコロ あたりを 最下点
と思っているかも 知れませんが、
その時の からだの姿勢はどうなっている のでしょう?
特に グリーン周り のような
短いアプローチを 肩を揺さぶった「振り子」式で打つと
ヘッドがグリップを追い越し、前に出る は
イコール 左肩が高くなる のですから
上手く行き難い可能性は否めないのですが…。
元来、スイングの最下点 もさることながら
円弧を描くのは からだの向きを変えるコト によって
成されるモノ な筈…ですが、
『手打ちは嫌』 と言いつつ
スイングを 手で振るコトで決着させてしまっている訳です。
(番手間の距離差が出にくい)
ロフト角度で言うと
5番アイアンとピッチングは流石に差が大きいですが、
(平均的には 20~25度位の開きがあります)
8番とピッチングでは 差は『8度』しかありません。
長さも1インチ程度しか違いませんから、
ヘッドスピードに差もありません。
フェースを円の中に向ける、ボールをこそぎ取る打ち方 では
その『8度』のロフトの差は 逆転する可能性もあり、
流石に最高飛距離は8番アイアンの方が飛ぶ、とは思いますが、
明確な距離差が生まれない可能性は高いでしょう。
2020年11月19日木曜日
ボールは クラブが、ロフトが上げます
" この道に進んでからTVのゴルフ中継を全く見なくなりましたが、
秋のオーガスタに惹かれて久しぶりにマスターズを見ました。
出場選手のショットのイメージが、
上から被せたフェースが、
体の回転によって遅れながら立ち上がっていく過程で
球をとらえているように(地中に打とうとしているように)見えます。
手を返してる選手などいないことがわかります。
前に店長から映像の見たいところだけ見ようとすると言われましたが、
見え方が以前と違っています。"
コメントに頂いた通り、
距離とスコアの両立が必要なプロ
そして 何年も、十何年も続けなければいけない職業ゴルファー で
アマチュアによく見られる
地面に置いてあるボールをこそぎとるような
(フェース面を常時、円の中心、自分の方に向ける)
前に飛ばすのではなく、ボールを浮かせることに注力
したような打ち方をする人は 殆どいません。
ただ アプローチなど、一部特殊な弾道などが必要な場合、
そういう フェース使い、クラブ使い をするケースもあります。
しかし なんと呼べば良いのか分かりませんが、
仮の このヘッドファースト、フェースを中に向けるアプローチは
成功率の低さ に加え、
距離のロスが非常に激しく、距離感が掴みにくいコトから
振り幅や振り速度、振る大きさと距離が噛み合い難く
試合の中で イチかバチか の挑戦になりますし、
多くの場合は 上手く当たっても かなりショートします。
ボールを拾うボールを拾う
蛇足ではありますが、
フェースを中に向けるような
ヘッドファースト、ボールをこそぎ取るような打ち方 は
当然、インパクトロフトが増えます。
イコール バンス角度 も増える訳です。
また ヘッドファースト にしますから
体も右に残り 上を向くコトになるでしょうから、
ボールを打つ前に クラブが地面に尻もち する可能性が高い。
速い速度で振れば 少々ダふっても なんとかなりますが、
アプローチなどの 距離調整、速度調整が必要な場合、
とても困るコト になる訳です。
速く振らないと 地面につっかかる、
そこで よりロフトを寝かし、距離を高さに変え
なんとかする訳ですが、距離を高さやスピンに変える というのは
ほんのちょっと 0.何ミリ 0.0何秒のズレで
その配分は大きく変わってしまいますので
いつまで経っても 距離感が掴めない というコトに陥る訳です。
それを フルショットに採用しているのです…。
マスターズに出ているような選手に比べると
年齢も親子ほど離れている アマチュアゴルファー は
女性なども含め 体力も無く、練習量も少ない …
にもかかわらず ヘッドスピードが無いですから
ボールを上げるコト に苦労する
地面にあるボールを浮かせるコト に苦労する
痛し痒し…ですが、そこから始まるんだと思います。
ネットの中のアマチュアのアプローチ 投稿動画 などを見ると
「悩んでます‥」
と言う方の多くが その フェース面の使い方、
ボールを浮かせようとする、ボールを拾おうとする、 です。
昔から
「ボールはクラブが上げる」
「自分でボールを上げるな」と言われますが、
ボールが上げにくい が故に
クラブにはロフト角度があり、
それが故に 棒の延長線上に打点がなく
重心距離というオフセットがあるのです。
ボールをしゃくる、フェースを円の中心、自分の方に向ける
フェースの使い方では ロフトを自分で作ってしまうので
角度の違う番手が有る必要が無くなってしまいます。
2020年11月18日水曜日
ハンドターン のあやまち
カタカナ言葉で言うと「ボディターン」なのですが、
なぜか この言葉が好きになれず…にいます。
なんと言って良いのか、若い人が
難しいカタカナを「ビジネス」で使うような…
そんな、恥ずかしさから30年抜け出せずに居たり…します。
非常にマイナーな存在の ゴルフクラブを扱っているので
ものすごく真面目な 本流本道の話をするのは
なんだか性に合わないのですが、
ゴルフクラブの扱いというか、スイングの誤解があまりにも激しく
それを信じたお陰で からだを痛めてしまうゴルファーが
多いのではないのか と心配です。
なぜ からだの回転で、
正確に言うと からだの向きの変更でクラブを直に動かした方が良い か
というと、
スイングは傍目からは円を描いて見えます。
その 少し斜めに傾いた円軌道を描くのなら
ハンドターンではなく、からだの方がモーメントが高く、安定度は上がります。
どの道、からだは向きを変えるのですから
その大きなモノにやらせた方が楽?でしょ?!
クラブに近い 腕や手回りに頼ると
そこは小さな筋肉ですから、疲労にも弱く、
クラブの重さに負けやすい、影響を受け易い、です。
あと 本質的に ゴルフクラブは構造上、
動かせば動かすほど、特にヘッド部分ですけれど
ロフトが増えた状態で当たり易くなり、
多くの方が経験していると思いますが、
飛ばない弱い球は 高くなり易く
飛ぶ強い球は それに比べるとやや低め です。
加齢が進み、体力が落ちてきたり、女性の場合は
高い球の方が飛ぶ と言うのも無くはありませんが、
一般論として 『無駄に』高い球は飛びません。
7少々 オーバーな比較例ですが、IMG_0524
←このような状態でインパクトするのと
㊨のような状態でインパクトするのでは→
当然、㊧の状態の方が距離が出易く
同じヘッドスピードなら
アイアンで言うと 2番手から3番手分の
距離差が生まれます。
逆に言うと 双方が同じ距離を打つ と仮定すると
ロフトの寝た方は ヘッドスピードが5ms近く高くないと
同じ距離にはならない というコトになります。
✋多くのゴルファーが目指しているのはソッチ です。
多いロフトを より速いスピードで飛ばす
右利きの人が右打ちをする場合、
右腕でさばく というか、人によっては「右手でしばく」「叩く」
その快感から逃れられない というのは
理解は出来るのですが、
正直、あまり効率の良い方法とは言い切れません。
まあ それはそれで「お好み」次第ではありますが、
ゴルフクラブにはロフトの他に 方向を決める角度もありますし、
当たりの厚さ、薄さ(ダフリ・トップ)もありますから
飛距離は重要でも、そればかりを優先させるわけにはイキマセン。
理想論ではありますが、
出来るだけ 速くない速度で 満足いく距離が打て、
さらに 方向や安定度、繰り返し性能が高い
というのが 望むべきゴルフスイング だと思うのですが、
ハンドターンで その『円』を描いていると
それを実現するのはかなり難しい(無理とは言いませんが)
と思います。
どの道 からだは回す というか、向きを変えるのですから
それにやらせてしまえるモノは やらせてしまって方が
腕の仕事は減るので 都合が良いと思うのですが…。
腕の仕事が減ると 満足感が得られないという人が多いのも確か…です。
で そのからだの向きの変更で直にクラブを動かす というのは
ものすごく 意識して『体を回す』、一生懸命『からだを回す』コト
とは異なります。
それが ちゃんと出来た時は
からだを自分で回した、向きを変えた感覚は『ありません』。
脚も使わない訳ではないですが、どちらかと言うと
手さばき、ハンドターンではない手さばき で
覚えた方が簡単かな? と思います。
ハミングバードでは「刷毛塗」とか呼んでますが、
両手さばきで からだの回転を掴んでしまいましょう。
2020年11月17日火曜日
(罪)フェース面を中に向けるイメージで…
あくまでもイメージのお話しなので
伝わるか、どうか微妙 ではあるのですが、
多くの方が
スイングを「改良」したい場面において
あまりに 技術的なコトに「ハマりすぎている」気がします。
☑手で振らない
☑ヘッドターンをしない
→→…出来れば からだの向きの変更で…
は 技術的なコトではなく
ショットやスイングのイメージに左右されているトコロが
少なくないと思います。
スイングは 手で振ったとしても
体の向きの変更で振ったとしても
結果として、ヘッドは流れの中で弧を描きます。
それは 傾いた まん丸 ではありませんが、
ややヨコに潰れた 円弧 です。
それを一般的には スイング軌道 とか
ヘッドの軌跡 と呼ばれています。
始められたばかりの方が
練習場で 7番アイアン などを打っている姿(動画など)を見ると
多くの方が 地面(この場合はマットですね)
に置いてあるボールを フェース面で地面からこそぎ取る ように
ボールを打っている訳ですが…
確かに 初心者の段階では
速い速度で打つコトが難しいですし、怖いですから
当たるコトは勿論…ですが、実は飛ぶコト、前に進むコト
よりも ボールを浮かせるコト、
上げる とまでは行かないまでも ボールを浮かせるコトに
苦労しているのです。
後から考えれば分かるのですが、
ボールは そこそこの速い速度で打たないと 浮きません。
ロフトの有るクラブで打てば まあ なんとかなる のですが
初心者のおっかなびっくりの速度で 7番アイアンあたりを打てば
上手に当たったとしても 地を這うライナー、ゴロ になるのは
致し方無いのです。
『手打ち』というのはここら辺から始まっている可能性があります
002ボールをマットからこそぎ取る ように打つ は
スイング軌跡、その円弧の中心に向かって
フェースを向けようとしている訳 です。
グリップ よりも ヘッドを 同軸移動、同角度運動 以上に
動かさないと 円の中心、自分の方をフェースは向きません。
つまり 手で振るか、主の運動のからだの回転を止めないと
フェースは円の中を向かないのです。
⇒ 一番 簡単には グリップはその場 で止め
手さばきで クラブ/シャフトをぐるっと回転させるコト で
それは達成します。
あくまでもイメージですが、
正しいショット、クラブ扱いは
持っているクラブのロフトは度外視し、
そのフェースを常時 円弧の外 に向ける感じです。
腕の役割は フェースを向けることを維持するコト。
それだけでは ボールは打てません。
だから からだの回転を使い、
フェースでボールを外に打ち出す のです。
ところが フェースを円の中心、中に向ける
そのイメージは からだの回転と関係なく、
腕さばきのクラブの回転、フェースの回転で
ショット/スイングが完結してしまっています。
ここに からだの向きを変える動き が入る余地がない。
円弧は既に出来てしまっているのですから…。
腕の役割が全く反対 と言えばよいのか、
腕でからだの仕事も全部取ってしまっています。
これでからだの回転も加えたら 円は二つになってしまう…。
昨日の パッティングストロークの切り返し の話も
そうなのですが、
体の向きを変える という 一番主になる運動に対し、
硬さは関係なく 長い棒の先に重さのあるクラブは
その先端が 運動の積算も含め 重さ分、遅れていきます。
主たる運動が持続されている限り、
その 遅れ、ズレ を取り返す方法はありません。
棒の角度運動 である限り、
途中で 角度運動に別のチカラを加えたり、
角度運動中にその向きを急に変えたり すると
軸点そのものがズレ インパクトポイントが変わってしまいます。
スイングの中で ヘッドが遅れれば
ロフトが立つ、、、この場合はフェースは円弧の外を向きます。
それを維持し、からだの向きを変えれば
ボールは打てますが、その遅れを取り戻す、
つまり フェースを円の中に向けようとする動きです。
そして その別な動作をスイング中に取り入れると
腕(この場合は肩周りも含まれます) と
へそから下の腰も含め、下半身は分離してしまいます。
IMG_0728
スイング中 クラブを持っているが故に
腕には その遅れていくクラブの重さがモロにかかります。
その遅れを ロフトの立ち・・・ フェースの円弧の外向き
に変えてあげるだけ、それを維持する・・・
つまり 腕の仕事はクラブを動かさない、
その働きを維持するコト が仕事、
あとは からだの向きが打ってくれる
というのが からだの回転で打つ方法 です。
非常に簡単な理屈です。
2020年11月16日月曜日
ヘッドアップも体の回し方次第
この体の回し方
腰の使い方・・・いえ 使わない方は
色々な問題を解決しますので、ゆっくり、少しづつでもいいので
素振りから始め、ドリルをしてみて下さい。
自分の背中に縦長の長方形 両肩と両股関節、お尻でも良いです
この長方形のイメージをもって
ゆっくりした動きで 出来るだけこれを捩じらず
長方形のその形を維持したまま 向きを変えます。
❶例えば インパクトのヘッドアップも これが原因
インパクトでヘッドアップしてしまう…の多くもこれが原因
切り返しから 左腰を切る
…その方向はボールとは反対の、ボールから離れる方向になります。
からだはひねられるコトになって、上半身は腰の上に乗っていますから
上半身、含む顔や頭もボールから離れるのは必然。
もう悪手の連続になりますが、そこで㊧の壁 を作って
腰のボールから離れる横の動きに逆らい、肩回り、を残そうとすれば
肩回り、当然肩より上の顔や頭は上に逃がすしか道がありません。
自然にしていれば ボールから離れる、横に離れていくのが
縦にはなれることになりますから 傍から見れば
頭、顔の位置は高くなります。
それを無理やり残す ボールからの距離を維持しようと
横にも、縦にも離れないようにすれば 首や背中を痛めるコト になります。
アドレスを基準に、テークバックしていけば
スイングは回転ですから、『顔なり、ボールと目との距離』は横に離れます。
アドレス時の後方方向に ボールから遠ざかります。
ですので 当然、切り返してからインパクトまでは
その離れた分、近づいて、一番近づいた辺りがインパクト です。
それは体自体も同じです。
厳密にする必要はありませんが、
ダウンスイングからインパクトに掛けては
ボールに近づき、一番近くなる辺りがインパクト です。
ですので からだの回転の仕方を変えず
無理やり ヘッドアップを治すのは からだを痛めるという危険が伴うのです。
2020年11月15日日曜日
2020年11月14日土曜日
達人のココを盗め
ゴルフスイング💛達人のココ!
達人 リートレビノ の
「ここがインパクトだよ!」の先でボールを打つと
その先があると どうなるのか と言うと 段階があります。
達人のココから盗め_Moment
❶始めは単なるキャスティングです。
だって ボールに当たらない…届かないもん。
❷空振り、チョロ、ダフリ、トップに苦しむ
そりゃ そうだ。
❸当たると スライスか、ハイボール
飛ばねー
❹フェースローテーション、ヘッドの返しの必要性
それは必須になるよね
❺コースでは やっぱり スライス
更なる練習
❻引っかけをドローと呼んじゃう
その道の うーん 呼ぶべきかどうか ですが 達人
またの名を曲芸打ちの達人
…だって 本当はからだの回転でするのを手で真似るんだから さ。
とここまでに 相当な苦労、球数が要ります。
・・・・・・数千では足らない? 万 は打つかも?
スイングに関係なく、放っておいても
ゴルフのスコア上、上級者と呼ばれる、自称する人は
それを乗り越え、その練習を継続します。 ご苦労様です。✋
練習も少な目、月一ゴルファーの場合は
❺コースでは やっぱり スライス
更なる練習 ⇒ ❺~❻の繰り返し
10年…長年、やっても 大きな変化はなかなか出ません…
同時に この 本来、スイングには存在しない、要らない部分 で
ボールを打つコト は 低いスピードで打つ、調整したスピードで打つ
アプローチにミスの頻度、確率、確実性の低さ から逃れられません。
ドライバーショットをコースでスライスさせない練習の
何倍もアプローチの練習が必要になり、継続、持続は必須です。
そうでないと 飛距離だけでなく
スコアの歩留まりもかなり早くに来て、その先が見えません。
また 悲しいことに このクラブ使いだと
クラブの機能が殺されてしまうので
クラブによる違いも出にくい、場合によっては出ませんから
ネームバリューに頼るしか 選択はないのでしょうね。
クラブだけでなく、スイングにも多様性が見いだせなくて
非常に 均一な、多数決的な価値観になりがちです。
達人 リートレビノの道に進むと
それはそれで練習は必要ですが、上の ❶~❻が全くありません。
❶始めは単なるキャスティングです。
❷空振り、チョロ、ダフリ、トップに苦しむ
❸当たると スライスか、ハイボール
❹フェースローテーション、ヘッドの返しの必要性
❺コースでは やっぱり スライス
❻引っかけをドローと呼んじゃう …ドライバーは打ててもアプローチがね…
距離に関しては クラブ次第 と言うのもありますが、
自分の体力で出せる距離は得ることが出来ますし、
俗に言う スライス系のこすり球 を打つのは困難、
よほどのの当たり損ねをしない限り、か
思いっきり意図的でない限り
ゴルフクラブ本来の性質、左回転のボールしか打てません。
スコアを突き詰めるには
勿論コースでの慣れや練習は必要ですが、
一旦 進んでいけば 体力よる緩やかな低下を除けば
不安定であったり、出たとこ勝負 ではなくなります。
苦手なクラブが少なく からだを傷め難い・・・
おまけに 教え上手 と呼ばれる可能性もあります。
ゴルフスイングを始めから覚える場合は
達人 リートレビノの真似をするだけで コト足りますが
一旦 それ以降を持ったスイングをして来て
それで一応なりともゴルフが出来る、
もしくは ちょっと腕に自信があるような場合、
条件反射的に覚えている 「あるコト」が 抜けないので
真似ても ボールは打てません。当たりません。
2020年11月13日金曜日
食わず嫌いは損をする(>_<)
実験大好き スポルテ店主は
ありとあらゆるバージョンのクラブを打っています。
スポルテの基準
◆ドライバー 43.5インチ
ヘッド重量235g 振動数150cpm
これを基準に 徐々に硬いシャフトを試し打ち
してくると 硬さと共に あたりが薄くなります。
トップのヒール気味のようなあたりになってきます。
振動数210cpm辺りを境に
ボールに届き難くなり、ボールの位置
もしくは 動作によって
インパクト時にボールに近づかなければ
「当たり」というのになりません。
市販のクラブでは 同時にヘッド重量の
20~30%少なってしまうので
硬さが増してくると、その傾向は顕著になります。
振動数が240cpmを超えると
振るコトそのものやインパクトにも
痛みがともなってくるようになります。
そして、兎も角 「飛ばない」
たかだか 160ヤード強のキャリーボールを
打つのに こんなに力を入れて
血管のきれそうなまでの動作をする必要が
あまりに無駄に感じてしまいます。
市販のアスリート嗜好のクラブを打つと
あまりにガッカリします。
ゴルフは大人の遊びで、思考の遊び であるのに
まるで 力比べ 運動比べのようで
まぁ、アスリートですから その言葉は
不釣り合いなのは分かりますけど。。。
仰々しい 柄の 色の 形の ヘッドや
シャフトが付いていても、いざ 手にしてみると
ヘッドの存在が重さとして手に伝わってこない。
ヘッドの軽さとシャフトの硬さが
ゴルフクラブを単なる 棒になっています。
この物体では 上手く打てても
ミスをしても、それがどうだったから
どんな感じだったから と言う体の感覚への
フィードが一切ないので、
ゴルフクラブやその創り出す不可抗力を無視し
反復練習によって作り出す動作
スウィングを習得する必要が生まれる。
折角、ひと が ボールを遠くに 正確に
繰り返し打つために 生まれてきた「道具」が
その 本来の存在意義を失い
いまや ウエアと同じ ファッションに
なってしまっているような気がします。
ハミングバードの振動数の変遷は
三菱のケンズチャンプ から始まりました。
フジクラのブラックスピーダーになり
初めて ドライバーで 200cpmの
壁を破ったのです。
220cpm~210~200~190
と数値が落ちてくると 徐々に
人間のする仕事、労力はどんどん減ってくる感じ
がしました。
うまく行かないお客様の多くが
その 打撃する満足感とか、充実感を
失うのが馴染めないようでした。
下に振る が 下に降ろす に変わり
下に落ちる になってきていますし
ヘッドが、クラブが 勝手に落ちるから
それに引っ張られて スウィングも
させられてしまおう なんて 他力本願観が
日増しに強くなっていったのを覚えています。
以前より 唱えてきましたが
ゴルフだけに限らずとも
全ての行為、動作、行動には
多かれ少なかれ、必ず「不可抗力」や「抵抗」
「負荷」が伴います。
スウィングの場合、その不可抗力によって
結果論としての動きが作られています。
自分がこう動いている とは言っても
自分の動かしたクラブの作り出す不可抗力に
半分以上 自分は動かされているのです。
で、あれば 上手く打てない 不可抗力を
上手く打ててしまう 不可抗力に替える ことが
ゴルフのスウィングの習得法 ではないかと
考えたのです。
どの道、不可抗力は消すことが出来ませんし
それに耐えうる筋力を備える というのも非現実的
かと言って、市販のクラブのように
その不可抗力を減らすクラブを作る というのは
動きやすくなったとしても
ボールを飛ばす という ゴルフの最大のロマン を
失うコトになるのですから
非常に 発想が後ろ向き だと思ったのです。
ゴルフクラブほど いびつな形をしたものは
その形が 必ず 理由を持っている筈だから
その形に導かれ 受け入れられる全ての人が
自然に クラブの扱いを覚え
一度覚えたら 忘れない ものではないかと
考えたのです。
2020年11月12日木曜日
ゴルフクラブの単純な仕組み
ゴルフクラブの単純な仕組みを覚えましょう。
ドライバーからパターに至るまで
各番手には ロフト角度 があり
そのロフト角度に応じた長さ があり
そして その長さに応じたヘッドの重さ があります。
この順序がとても大切です。
ゴルフクラブは、製品としてロフト角度を計測するのに
シャフトを地面と垂直にしていますから
使い方を錯覚してしまいがちですが
インパクトは このような状態で迎えるのではありません。
これでは このクラブの本来の
打ち出し角度よりも高く飛び出てしまい
スピンも本来の回転よりも少なくなり
ボールスピードも上がりません。
余りあるヘッドスピードでしたらまだいいですが、
この使い方で ごくごく普通のヘッドスピードではボールは飛びません。
ゴルフクラブはそのロフト角度を活かすための 長さ があり
その長さに応じたスイングの弧の大きさ
すなわち 降下してくる角度(別名:入射角度)があります。
ロフトの大きなものは 短い ですから
その降下角度はキツク
ロフトの小さなもの、立っているものは 長いですから
その降下角度は緩くなります。
だから 単純に ロフト角度30度の5番アイアンが
15度の入射・降下角度で入ってくると
15度の打ち出し角度になる ということです。
個人差はありますが、当然 クラブの長さに応じての
降下角度があり、 その降下角度に対する
ロフトが本来のロフト角度です。
この状態で インパクトを迎えられるのが
そのクラブのオリジナルの ロフト効果であり、長さ効果 です。
IMG_0727
画像はちょっとオーバーではありますが、
そして その降下角度分、入射角度分
シャフトは前に傾いて入ってきます。
入射角度に垂直に位置するのがシャフトの姿勢です。
先ほどの5番アイアンの例であれば
15度シャフトが前に傾く ということになります。
ウエッヂなどは バンス角度と言って
ソールの後方が地面に張り出しているのですが
この降下してくる角度があるので そのバンス角度が活きるのです。
ゴルフクラブをこのように使っては
そのクラブ、その番手の長さによる降下₍入射₎角度も
ボールに対するロフト角度も本来のモノになりませんし、
タイミングによって
入射角度とロフト効果がバラついてしまい
そのクラブ、その番手 の安定した弾道になりません。
2020年11月11日水曜日
『イン』から振るのがすべて!じゃない
アウトサイドインは悪!
練習をたくさんするゴルファーや
スイング向上に興味のあるゴルファーは
特に そうだ! と 思っているんじゃないかしら…。
上手く行かないと
その言葉を耳にする、結構、何度も。
緩やかに、時には数十年をかけて
刷り込まれた スイングの禁忌 に等しい状態で
画像などが盛んに出るようになったこの10年、
スイング軌道論が盛んになった この20年 で
👣更に強く染み込まれた…… のでは と思います。
(インから振るのがすべて!じゃない_Moment●骨盤をしっかりまわした状態、
●肩ラインだけを右に向けた状態、
そのどちらであったとしても
俗に言う トップの状態から
ダウンスイング側、
打つ側に回転を始めると
本来、ゴルフクラブは
写真で言うと 矢印の、
ボールの方向に行きます。
ボールを打たない と言う条件で
からだだけ向きを変えれば 当然、そうなります。
アウトサイドインを嫌う方は
その 回転によって クラブが ボールの方に寄る、
前に出るコトを嫌っている…
もう、それは既に条件反射化しているかも知れません。
実験してみました…が…、
❶トップの状態から
手、腕を先行させ
シャットのイメージを強く持って
ワッグルのように
そこを繰り返すと
ヘッドやシャフトは
自分の肩越し~首あたり の間あたり を
通過して やや下向きですが、ボールの方に近づきます。
そのラインを強く意識しています。
(ここは視覚で自分でも 確認済み です)
そのまま、意識は全くそのまま、
これに ダウンスイング、からだの回転、
向きの変更を加え、打撃の方に向かうと
その速度によって 腕やクラブは遅れ、
特にヘッドの重さ(長さが加わっていますからね)
結果、肩から出てくるように
ヘッドやシャフトは出ていきます。
かなり シャットな意識 を持っていても
クラブヘッドの構造、重心距離の存在によって
シャットは解消されてしまいます。
自分の思っている 軌道 よりも 二つ位 寝る(倒れる)感じ になります。
②今度は…
始めから 肩辺り のラインを想定して
(よく目にする スイング軌道通り)
ダウンスイングを始めると
これも同じく クラブは倒れ、
なんと 、結果は
脚を横(斜め)切るようなライン
になる訳 です。
重さを構成する長さやクラブの姿勢が より重たくなる状態になった為、
①の実験の差よりも 大きく、想定よりもクラブは寝てしまいます。
トップオブスイングからからだをまわせば、
そのからだの回転が 肩ラインだけであっても、
骨盤から上であっても
肩やクラブは ボールの方に近づきます(前に出ます)
そのまま 打ちに行けば 良い訳ですが
アウトサイドインを嫌い、それを留めてしまう、
もしくは 動作の進行に逆行させてしまう
・・・もしかすると 刷り込みから生まれた 本能的な動き
条件反射的な動き の可能性もあるかも知れませんが、
それによって からだの回転と言う流れ、動作に乗れず、
からだの向きの変更で行える、済ませられることを『逃し』
その結果、手で振らなくてはならない… のかも知れません。
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2020年11月10日火曜日
スイング軌道で『忘れられている』コト
スイング軌道を気にする人は多いですね。
「アウトサイドインだから スライス気味になる…」 とか
「もっとインから入れたい…」とか
まあ 確かにスイングを振り返ってみる時の材料にはなり得ます。
それであれば 平面上の インとかアウト だけでなく
どんな入射角度か、と言うのも意識して貰いたいです・・・が
イン、アウト は一般的に 飛球線と言う基準値があり
入射角度などの 上下~高さは基準値がないので
話題にし難い と言うところもあるのでしょう。
スイング軌道の話しで
幾つか気になる点があります。
スイング軌道は ヘッドの軌道が基準値ですが
何度も書いていますが、
その軌道は やや縦に潰れた、横に広がり気味の円状の曲線になります。
その円状の軌道になるのは
クラブを持った打ち手が向きを変えるから、と
スイング動作の基礎に前傾姿勢があるから、です。
そこの部分を無視して、手さばきでスイング軌道を作ろうとすると
その軌道は イン、アウト、などの 左右だけでなく
入射角度の上下~高さ や
自分からどの位離れているか(遠近)~スイング軌道の大きさ
そして その大きさや左右、上下の変移 は無限の種類になって
それこそ 基準値が全く存在しない状態 になってしまいます。
人間ですから 多少の誤差や変化はあったとしても
自分にとって どれが正解なのか が造り切れなくなってしまいます。
もう一度、書きますが、基礎として
スイング軌道の円状の曲線は
自分がからだの向きを変えるから、と
その基本動作には前傾姿勢がある というコトを
覚えておく必要があるでしょう。
問題はそこではないんですが・・・
スイング軌道は より良いショット、より安定したスイング を作るための
反省材料でしかなく、ショットの結果論に過ぎません。
そのスイング軌道が どんな であっても
自分にとって、繰り返すことが容易で、楽に遠くに飛ばせるなら
自分オリジナルのモノ
スイング軌道を形成する基礎を守るのであれば
誰か別の人と比較する必要はなく、
自分独特のモノであってかまわないと思います。
✋スイング軌道を考える時、
忘れられてしまっているというか、無視されている大事なコトに
『打つボールは スイング軌道上 にある』 というコトです。
スイング軌道はボールを打つため、
そのスイングを向上するための一つの材料に過ぎませんから
軌道を作るコト は 良いショットを打つための手段であって
目的ではありません。
どの場面、どの状態、どのライ、どのクラブであっても
打つボールは 必ずスイング軌道上にあり、
ルール上でも、実質上でも ボールはフェースで打たなくてはなりません。
スイング軌道、スイングプレーンを作るコト ばかりが
頭にあると スイング軌道上にあるボールをフェースで打つ
というコトを忘れてしまい、スイング軌道をなぞるコトばかりを追いかけ
挙句 シャンク、ソールでボールを打つ というコトに為りかねません。
✋ヘッドのことばかりを考えるのは良くありませんが、
スイング軌道はクラブヘッドのソールでなでる、なぞるモノであって
☑フェースでなぞるものではありません。
それでは 軌道上のボール、打てませんから・・・。
2020年11月9日月曜日
突然の 『シャンク』
突然 やってくる 『シャンク』・・・・・・困ったモノです。
コースで出ると 予防策が見つからず
縮こまってしまい
シャンクを出さないようにした動きが、
より「シャンク」を生んでしまったり…
クラブ屋さんの目で言うと
『シャンクというのトップの亜種』 です。
そして それは ロフトが寝ている時に出やすく、
ロフトが寝る状況 というのは
スイングの動作の進行、からだの向きに対して
より遅い「タイミング」でのインパクトから生まれ易いモノ です。
(スイングスピードを速くする、遅くする 速度ではなく、時期を指しています)
具体的には
インパクトが からだの右にズレるほど
シャンクは起こり易い というコト です。
まあ 確かに ボールの位置やボールとの間合い によって
スイングに関係なく シャンクが出る のは出ますが、
より ロフトを寝かす、ロフトが寝ている時間の長いタイプの
スイングの方が 頻度はかなり多くなります。
SNSなどを見ていると
「どうしたらよいですかねー」みたいな質問に
「からだが突っ込むから」
「からだがボールに近づくから」
こんな回答がたくさん見られます。
とても真面目に質問して、やはり真面目に答えられているので
微笑ましく 見ているだけ ですが、
間違いではないですが、回答にもなっていない のです。
風邪を引いた時に、鼻水が出たり、咳が出たりしますが、
鼻水を止めたり、咳を止めたり すれば
即ち 風邪が治るのか と言うと そうも行きません。
それは 症状に過ぎないから です。
シャンクの主な原因というか、
その症状を見ても
「からだが突っ込む」とか
「からだがボールに近づく」 は確かにあります。
その からだ と言うのはいったい どこを指しているのでしょうか
大きく分けると 左サイド(左半身) と 右サイド(右半身)
がある訳ですが、 左半身がボールに近づき過ぎ…
左半身が突っ込む というのは
正直、あまり聞いたコト がありません。
【 突っ込む、近づく 】 というのは 右サイド というコトになります。
手で打つにしても、からだの回転で打つ にしても
どこかの時点で 右サイドはボールと近づきます。
それは 本来、左を向いた状態…… 打ち終わった後の筈 です。
つまり シャンクは からだの回転、からだの向きの変更
という動作の進行に対し、
インパクト、打つ時期が 「 遅い 」コトによって 生まれます。
(ヘッドスピードが速い・遅いの遅いではなく 時期が遅い の意)
ここがスイングの意地悪なトコロ なのですが、
で、あれば ヘッドをどんどん出して 振り遅れ ないように・・・
と思うと、それと同調して からだは向きを変えてしまうので
その振り遅れは解消されません。
腕の長さは 決まっていますから
右腕を伸ばして ヘッドを出そうとすれば
その右腕を伸ばした分、左腕を格納、どかさねばならず
それは体を開く、左向きを早めますので
右サイドがボールと近づくのがより強くなるから、です。
この症状は手で振っている人、
フェースターンで振っている人に より強く 出ます。
からだの回転で直にグリップを動かして 打っていても
シャンクは撲滅しきれませんが、より少なくなるのは確か です。
手で振るよりも ロフトを寝かさない、寝かす時間が短い から です。
また 自分ではインサイドと思っている
クラブを寝かすタイプのスイングの人は
(インサイドではなく からだの右外にクラブがあるので
より 右がボールに近づいたタイミングにインパクトが来ます)
シャンクとナイスショットは紙一重なので
一度出ると コースでの修正には難儀するコトになります。
方向とかを考えると 実現は不可能…かも知れませんが、
グッと 自分のイメージの 外から、アウトサイドから
振ってくるようにすると とりあえずは解消し易くなります。
寝かし癖の強い人は
概ね 硬いシャフト、オーバースペックな硬さ で
スイングを覚えているコトが非常に多いので
そこは要注意ですが、だからと言って
それを 柔らかめのシャフト にすると
寝かし度合いが減ってくる(いずれ減ってきます)までは
柔らかい分、より シャフトが寝る~ロフトが開く ので
シャンク連発なんてコトにもなります。
それと同じコトが 季節の変わり目
10月末~12月あたりにも 良く起こります。
一番手 飛ばなくなるような そんな気温の変化の時期 です。
シャンクの改善、撲滅とは言わないまでも
頻度をグッと減らすには、実は付け焼刃とは行かず、
根本的な クラブ扱いを変えなければならない のです。
2020年11月8日日曜日
スイング・ショットの上達の歴史 後編
からだの回し方、 は
胴体をゴムのようにねじる、ひねる
そして その戻り反動を使うコト ではなく、
行きも帰りも 自分の自由意思によって
からだの向きを変えるコト です。
video_Momentvideo_Moment1video_Moment2video_Moment3
最終的には 許せる限り
速い速度、短い時間の内に向きを変え切る
のは望ましいですが、
その速度は 反動・反発 によって 管理できない速度
にするのは アプローチショットが管理出来なくなりますし
からだに危ない です。
カラダをねじって その反発で捻じり戻す の速度アップ とは
似ているようで 全く異なります。
それはさておき…。
②インサイドアウトno妄想
からだ、胴体をひねって、それをねじる戻す打撃 では
テークアウェイの両股関節の位置関係も芳しくないのですが、
それもあり、ボールと正対したトコロで止めるとは言え
腰や脚に対し、両腕の付け根(肩回り)が
ボールを打てる位置に来るのは どうしても遅れます。
振る と言う言葉が良くも悪くもニュアンス微妙なのですが、
正しい からだの回転において
腕を振る(正しくは腕が移動する) は
からだを回すコト そのもの なのですが、
捻じる・ねじり戻す 胴体の使い方、イメージにおいては
ダウンスイングの動き出しに
クラブや腕は動かす事が出来ません。
ねじり戻しに対し、それは結構な重さの負荷 だから です
足を動かし 腰も動くと その分、腕の付け根は動きますが、
グリップ・クラブは その重さなりに 取り残されます。
腕が動かせる・クラブが動かせるのは
左サイドを止めた時、
左サイドの壁が出来た時、
✋骨盤がボールと概ね正対した時、
つまり この時点で インサイドから振るコトが不可能
もう インサイドが存在しないのです。
この打撃 にとって
好き嫌いは別として
正規な入れ方は アウトサイドから。。。
だって 空間がもう閉じちゃいましたもん…。
ですが・・・・
だいたいのパターン このスイングを組み上げている頃 は
スライスに悩んでいるコトが多く、
スライス = アウトサイドイン
スイング軌道はどうしてもきになります・・・。
で クラブを寝かす ロフトを寝かす訳です。
(いまはそれを シャローウイング と言うらしいですよ)
左サイドの壁
ボールと正対してインパクト
とつなぎ合わせていくと 左回転のボールが出る
まあ そこ辺りがスイングの終着点。。。
大阪から東京に行こうとして 鹿児島…辺りにいる感じですね。
正直、全く要らない危険な高等技術です。
これから始められる方が覚える必要の無い
ゴルフをやる人を選んでしまう打撃方法です。
正面を向いてカラ 寝かすのが インサイドから ではなく
右を向いている内に アウトサイドから入れる位
イメージを変えないといけないと思います。
スイング軌道は 手によるヘッド位置、シャフト姿勢の制御ではなく
単に からだの向きに対する時期 を指している
(からだの向き通り なので 最終的には不要な理論です)
と言う理解が必要だと思います。
と 同時に からだの回し方、からだを捻るのではなく
股関節から上は棒、なんと言えばよいのか
腕は除き 腕の付け根から股関節まで 石で固めてしまったような
そういう動きです。
正直、背中の筋肉なんて 殆ど使わないような感じ
背中とか、からだの側帯に 力感が有る限り
からだはひねられているのでダメです。
(それをリキミと言います)
スイングに 全くひねり がない訳ではありませんが、
体のひねりは は 危険に対する予防、逃げ 安全策 なので
その 安全策をスイングの、特に飛距離のチカラ にしたら
それが怖くなる年齢で 飛距離を出せるネタ がなくなります。
2020年11月7日土曜日
ゴルフスイング 同一ゴルファー スイング変遷シリーズ➀
下にクラブを落として構えるので
錯覚しますが、
前傾を解き、少し腕を上げてみると…
㊧㊨のグリップの関係は
㊨グリップの方が 左グリップの上 にあります。
㊧親指より 先、上に㊨の握り(グリップ)が有ります。
スライスの源、スライスの発生源 は
この左右のグリップの高さ関係の逆転 から始まります。
ゴルフスイングは
アドレス時、前傾姿勢があるので
右を向いた時、
その前傾姿勢の境目 になる 股関節よりも上にあるものは
右側が左側 よりも高くなる性質をもっています。
骨盤も左右の胸や肩、肘も 右側の方が やや高い位置取り です。
一般的なスライス は
アドレス時、構えた時に、開いていなかった
俗に言う スクエアだった ヘッド・フェース の
向きやロフトが開くコト から 始まる訳 ですが…。
前傾姿勢 そして 右向き
それによって 作られる 左右の高さ関係
からだの部位の多くのモノが それを守っている時は
クラブ、もしくはヘッドが高くなるだけで
開きも、閉じもしません。
ところが… 俗に言う クラブが寝る と言う状態ですが、
前傾姿勢 ~ 右向きの法則 による
左右の高さ関係が崩れてしまった時、
フェースが開く、ロフトが開く が始まります。
アドレス時、前に傾き
クラブが下にある時は
感覚的には…㊧グリップの方が高く
右グリップの方が下にあるように感じますが、
テークアウェイやトップの位置 では
腕やクラブそのものが 高くなっているので
グリップ本来の関係 と 感覚がつながり
㊧グリップの方が㊦ になる筈 なのですが…
フェースを開く、ロフトを開く のは
㊧グリップが ㊨グリップの 上に被るような形になります。
右肩の方が左肩よりも高い 筈 なのに
肘は左の方が高い…のです…。
今はコレを何と言うか知りませんが、
従来通り であれば
コレ を 手上げ / 手振り / 手打ちの始まり
と言います。
二つのからだとクラブの関係を見れば
判るのですが、
片方は クラブ 特にグリップは からだの幅の中にあります。
当り前…と言えば 当たり前 なのですが、
右向き を 自分の胴体 で行い、
クラブ単体は動かしてないから です。
一方、左右の逆転が発生してしまう 方は
かなり 早い段階で グリップが体の外、
右打ちの人であれば 右に外れてしまいます。
この時点で からだの向き がなんなのか?
前傾姿勢 ってなんなのか? …その意義を失ってしまいます。
☑ ココ いつも問いたいのですが、
スイングの軌道が水平でも、垂直でもなく、斜めになるのは
前傾姿勢 (股関節…骨盤と大腿骨の前方への傾斜差) が
あるからなのですが、
それを無視して 手だけで上げてしまったら
軌道が斜めになっているコト自体、
無意味なんじゃないでしょうか…
単に 形だけ真似て、なぞるだけ になってしまうのは❓
また この二つ の状態を比較すると分かり易いですが
仮想トップの位置 で
クラブの重さ は からだに、腕にどうかかっている
でしょうか❓
これから ダウンスイングに入り、
少々高くなったグリップ(特に㊧グリップ)を 元の高さに戻したい
薄くですが、下方向に進行したい
その時の クラブの重さ は どう掛かっている でしょう❓
からだの向きで右向きを作っている場合、
クラブの重さは主に左腕(左グリップ)にかかっており、
右腕やクラブを吊る というか 起こすコトに使っています。
☑掛かった重さ通りに左グリップを下げれば
ボールを打つ方に行けそう…です。
それに伴い からだの向きを変えていけば 打てそう…ですが…。
一方、骨盤の向きはアドレスのまま、
腕だけ、肩周りだけで 偽装右向きを作った場合、
クラブの重さは主に右腕で支え、
左腕はグリップを上げることにかかっているので
重さが掛かっていません。
左グリップには『上がる』負荷が掛かっています。
ここから ダウンスイングに移行すれば
からだの外(右)に外れたクラブの重さは
まともに姿勢にかかりますので 右サイドは潜ります。
☑からだの向きを変えても その後
手作業がないと ボールを打つコトが出来そう にないですね。
テークアウェイ 一つとっても
こんなに難易度が異なり、クラブの機能面でも違いが有るのに
なぜ その道を選択するのか とても疑問です。
2020年11月6日金曜日
スイング・ショットの上達の歴史 前編
動画に中にみられる 動作 は
多くのゴルファーに見られる 典型的なパターン です。
そのスイングが過去に構築された ポイントは
大きく 二つ あると思えます。
二つは絡み合ってますけど…。
・・・中らずと雖も遠からず な歴史を追っかけてみます。
①からだの回し方 …どうやって回すの❓
スイングは ひねり、捻じり、捻転差
からだをゴムのように使い、ねじり、ねじり戻して
ボールを強く打つ。
こう思っているゴルファーは…少なくない
おそらく・・・ですが、プロ、インストラクターも含めて…ですけれど
日本のゴルファーの8割を超えるような人が 確信は無いまでも
薄っすらとそう信じている、もしくはイメージしている と思います。
シリーズ ココを治してみましょう❸_Moment(4)【捻じる】
ゴムのように からだを捻じって使う
となると その基礎、固定されたスタンス から
出来るだけ離れた箇所、からだの部位で言うと
肩や腕、勢いをつけるため ヘッドから…
動かして 捻じりを多く、強くねじり戻るよう
動かし始める と思います。
テークアウェイの初動から 勢いを付ける
テークアウェイがかなり素早い
典型的な ゴムを捻じる感覚と思います。
*Rさんの場合、その部分はその後の動きに対し、
有効性はありませんが、形式上、改善されています。
【捻じり戻す】
ゴムを捻じり戻す は 開放する に近い動きですので、
自発的な切り返し というより
ゴムがちぎれない範囲で捻じり 限界が来たら…
それを元に戻すとなります。
ですので 飛距離/飛ばす は
もしかすると 自分の自発的運動・自発的運動速度 ではなく
捻じりの限界量、ぜんまいの巻き で決める意識かもしれません。
固定された靴・足・スタンスに近いトコロから順次、
部位で言うと 膝 → 股関節(腰)→肩→腕→クラブ
と言う順番に戻していく、
ゴムの反発というか 反動に近い動きなので
あまり自発的にどうしよう と言う部分はありません。
…切り返しは下半身のリード…とか
…左足のリードで なんて ピンと来ますよね。
これだけでは "まだ" ボールは打てません。
なぜならば 捻じり戻しの順番 によって
クラブを持った 両腕の長さが程よく整った、
都合のついた時期には 左腰が大きく開き、
ボールから非常に離れた遠いところに
行こうとするからです。
スライス? 「からだが開いているからだよ」と。
(左腰を止めているのが判ります?)
✋スイングの覚える段階 は
ある意味、誰もが スイングやクラブに関する情報に
飢えており、その時に入ってくる情報の有効なモノ
は 自分のスイングの「標語」として
心の玄関に飾られます。
「からだを使え‼」
「からだを回せ‼」
「手で振るな‼」
そして
『インパクトはからだの正面で‼』
『左サイドの壁』
言葉としては間違ってはいませんが、
それらを総合して
インパクトでは腰の向きを ボールと正対する辺りで止め
左腰がボールから離れないよう固定すると
(からだを腰・骨盤と肩に分ける のが左サイドの壁とは言いません)
…ボールに当たり始めます。 が…まだ、スライスになり易いですね。
左サイドが「壁」として止まり、
左グリップ、左腕が硬直が一つの目安になり、
それを追い越す ㊨グリップが フェースターン であり、
手の返し、ヘッドがグリップを追い越す になってきます。
それで スライスが少なくなり、たまに フックしたり
(夢のドローボールですね)
おおぉぉ~ 上達したんだ~!になる訳 です。
厳密に言えば その時出ていた 右回転の球は
スライスではなく 打ち損ね、当たり損ね であって
それを スライスと呼んだら、スライスが可哀そう です。
そして 自分ではフック、ドローボールと思っている…ソレは
単なる「引っかけ」であって
ゴルフ用語の意味が崩壊しています。
(動画内では 0:25以降)
捻じられた胴体 それだけでもキツイ のに、それを解放し
今度は インパクト直前に 左半身や左腕を硬直させ
止めなくてはならないのですから… 私から見ると拷問かと…
テークアウェイでねじるため 左半身~左腕を強く使い
開放して、それを受け止める左半身~左腕 の硬直、
無理した正面がある間に 今度は㊨手で叩く のですから
正しく体を使ったら 『なんの感触もない』 と感じるでしょうね…。
からだの捻じる、ゴムのように使う 大きな欠点 は
この回し方は 回る速度、正確には回り戻す(打つ方)の速度を
自分で管理出来ません。
動作、この場合は 回り戻し は
ひねったモノ(自分の胴体)の開放 なので
その速度を管理するコトが出来ません。
何でもかんでも 思いっきり打つための動作 と言えます。
そして からだの回転 と呼ばれるモノが
箇所ではなく ゴムなので 全体 ですので
その部位 によって その回転の方向・角度が異なり
入射角度やそれに対するロフト、スイングの最下点 が安定し辛く、
それを安定させるための 練習量・訓練量が半端なく
元々 からだに負担のある方法なので 痛める可能性が非常に高い です。
(からだが強烈に頑丈、もしくは痛みに耐性のある方向き)
CF-445 ミステリー …ドライバーヘッド
☞ハミングバードスポルテ本店
http://blog.livedoor.jp/hbs/
【店主お薦め ドライバーヘッド】 445TL-6_00
ミステリー CF-445
形状的には セミディープ です。
✋飛距離重視型 ですね
昨今は ネック部のカチャカチャ のお陰で
シャローなモノばかりが多い ですから
(実は設計に自由度が少ないので 似た形状ばかりですが)
それに比べると かなりオーソドックス
ヘッド形状はとても綺麗、美しいヘッド、なのですが
若い人には見慣れない形状になってしまったかも…
性格的には 弊社のモデル GR-14 に非常に似ており
GR-14 の後継機とも言えるモデルです。
重心深度の浅め、重心高さの低め で
スピンを抑制した 飛距離重視タイプ です。
体積 445㏄
重心距離 38.8mm
重心高さ 35/27mm
重心率 56%
重心深度 34.5mm
重心角度 19.5度
ライ角度 59.5度
GR-14(重心距離36.5㎜)に比べると
いい意味で重心距離が長めで
よく言う「叩いても 左に行かない、行き難い」設計です。
何人かでテストして頂きましたが、
引っかけ や 左曲がりがおとなしい というか 安全な感じです。
重心高~重心率も 53%のGR-14 → 56%
と少しマイルドな感じになっています。
IMG_0459
重心距離設計より
弊社 軟鉄鍛造アイアン HBS-16(40.6㎜)
と非常に相性が良いと思います✊✊✊
形状もアリ、見た目 やや小ぶり に見えるので
短め 43.5~44.5 インチ がお薦めです。
その際、スピン抑制性能も強め なので
あまり厳しい ロフトは選ばない方が良い と思います。
(長さに応じて…考慮して下さい)
重心を浅め に設定しているせい なのか
打音はおとなしめで、キンキンと鳴るタイプ ではありません。
2020年11月5日木曜日
フォローの取り方・出し方 右手編
フォローの出し方の㊨手・㊨腕のイメージ(右打ちの人)は
㊧手・左腕のソレと比較すると、より顕著に表れます。
からだの向きの変更で クラブは移動した方がいいですよ、
の理由については もう何度も書いていますので
別な機会(今回は割愛します) にしますが
手で振るにしても
どこかの時点で からだを回し、
腕自体でなくとも 腕の付け根 である 肩は移動させます。
ですので その動力源(初期だけでしょうけど)は からだ です。
右打ちの人が 切り返し 以降、V字を維持してみよう 上編_Moment(2)
ダウンスイング~インパクト~フォロー
右から左、
スイングを上から見た時の 反時計周りの移動、運動 に対し
右手は最-後方に位置します。
そして このイメージでは
右手一本でクラブを持っていますので
そこに クラブと言う 先端に重さの特化した
長さの有る棒という「負荷」を持っています。
ですので、動力源のからだの向きの変更、簡単には移動
に対し、思いっきり 遅れて然るべし という位置と負荷です。
実際の 両手でのスイングの中 では
主な重さは 左腕、そして 左半身にかかっていますので
右手の役割は クラブを倒さないコト の方が大きくなりますが・・・・。
それは兎も角、
多くの人は インパクト以降、フォロー箇所において
腕とクラブが一直線に並ぶような イメージを持っています。
「フォローを出そう」
「腕を伸ばそう」
「真っ直ぐ飛ばそう」
などの意識の表れ、だと思うのですが、
よくよく考えると 一番後方にある 重さを持った右手 が
からだを追い越すことは 物理的にも、肉体的にも
(位置として からだの右から左に横切る)
かなり無理がある と言うか、
『運動の主動力源である
からだの向きの変更が止まってくれない限り』
それは 不可能 です。
つまり そのイメージが
✋✋✋からだの回転を止めてしまう
✋✋からだの回転と腕を分離させてしまう
✋腕で振ってしまう
要因になりかねない…… なっている人も少なくない でしょう。
インパクトは 誰もが 最大の加速状態 もしくは
最大速の状態を望んでいます。
アドレス時 には 手首の縦(ライ方向)の角度 …ディッシュアングルを維持し
それ以降 無くそう・・・一直線にしよう‼
なんて都合の良いことが出来るはずもありません。
アドレス時は ディッシュアングルがあるお陰で
腕の付け根、である肩からヘッドまでの距離が
当然、腕とクラブが一直線の状態よりも 短く して構えていますが、
それを 一直線 にして、長くしてしまえば
それを通せるだけの空間が「多く」必要になりますので
伸び上がるコト になるのは 必然 と言えます。
インパクト付近で ディッシュアングル なんて言う
手首の角度を 「維持しろ」 なんて できる筈 もなく、
(スイング動作の中での最も小さな筋肉箇所 であるのと
ライ方向、縦方向 の手首のコッキングは 実際には手首の角度
ではなく 腕の橈骨と尺骨の長さ調整・位置調整している動きです)
実は フォロー側のイメージ によって それは
いつの間にか存在していた
無意識に維持されていた と言うモノ とも言えます。
実際には 意識しなくて構いませんが、
手首の縦方向のコックアングルが維持されるコト ではなく
手首の横方向の左手首が手のひら側に折れている
その折れ具合が残っている「間に」 → インパクトが終わる
が ディッシュアングルを維持させる方法 です。
(意識してやると 痛める可能性があるので 知識として留め
トライはしないで下さい)
まあ もっと 安易な間違い を修正しましょう。
画像をご覧ください。
見る角度 によっては
腕とクラブが一直線 になって見えますが
見る角度 によっては
腕とクラブには角度 が残っています。
理由は省きますが、からだの向きの変更を
最初から最後まで クラブの、特にグリップ移動の
動力源にした方が 飛距離と安定性、そして再現性
飛距離を出すショットとアプローチの共通性、同一性が創れます。
腕とクラブを一直線にするイメージが良いのか
それとも 何らかの形で 腕とクラブには
『常時』 なにがしかの角度が有った方が良いのか
動画の見方から変えてみましょう。
それ 結構 大切 です。
2020年11月4日水曜日
からだの回転de
からだを回す
正しくは
からだ「で」まわす になると思いますが、
からだの向きを変えるコト で
直にクラブを動かし、ボールを打ってみる
というのは
オジサンおばさんゴルファーには
からだを傷めず、安定して 継続して
ボールを飛ばすコトが可能になる方法です。
その幾つかの理由は
クラブは両手で持っており
左右、双方の腕の長さの違い(曲がっている、伸びている…)によって
ロフトやフェースの向きが変わってしまいます。
からだを捻らず、胴体を捩じらず ショットした方が
双方の腕の長さの都合が付き易くなります。
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胴体の向きが変わるコト が 打つコト になれば
胴体をひねって、腰に対して、肩をまわすに比べると格段に
「微妙」なタイミング が少なくなります。
ある程度の年齢のゴルファーにとっては
腰は痛めたくない、怖い箇所 です。
胴体をひねる というのは それそのものが怖い行為 ですので
「歳とったから からだが回せない」
は ある種、防衛本能としては当然なのです。
ラウンド中 多くのショットミスの原因は
右向き不足ではなく 右向き不良 から起こります。
捻転不足 ではありません。
疲れてくれば 捻転という 危険な行為を
本能的に回避しようとするのは 自然な反応なのです。
それに比べ、股関節(そこにはその機能が在ります)が
向きを変える/変えない の境目 になれば
ひねる機能の無い胴体よりも 格段に回せるようになります。
胴体をひねる動きは
自分では 固定して 動かさないようにしているつもり の
胴体のへそから下…ゴルフで言われる下半身 は
ひねる動き に 当然、大きく影響を受け
無自覚に動いてしまいます。
テークアウェイ時、肩だけ、上半身上部だけ を右向き
にしようとすると からだはボールの方に倒れる(前に出る)ので
体重を右に乗せることが出来ません。
ダウンスイング時には 下半身は正面、ボールに向けたまま
肩だけを回そう と言う幻想は肉体的には不可能で、
腕を振るためか、かなり早めに体を開き、
インパクト付近では 両股関節は横並び、
飛球線に対しては 垂直 の関係に位置してしまうので
左右のどちらかに 体重移動… というコトが不可能になります。
それに比べ、からだを一体に向きを変える回転は
足の踏み込み と非常に似た動き
になりますので、からだの向きの変更と体重移動は
イコール と呼べるほど 共通する動作ですので
からだの回転と体重移動 どちらかが上手く行かない…
と言う悩みからは解放されます。
腕で振っていた
からだを捻じっていた
と言う行為に慣れていた方が
年齢とともに 辛くなってきた…から
からだを一体に、股関節を境目にからだを回す
に移行したい と言う方は 少なくありません。
その移行の一番の障害になるのは
打った感じ 振った感じ の 力感の消失 です。
…北関東の方で唸っている人がいるような いないような…
インパクトへの位置取りとして ボールと正対した骨盤、
その後に 肩をまわし、腕を振り、クラブを返す
→これを 一つにまとめ 足を使った、
勿論 多少なりの上半身や肩周りの補助も入りますが、
一体に胴体、上半身を動かすコト そのもので打つ とすると
手の返しで打っていた のと
同じチカラ、同じ労力感が 腕や肩周り に残るでしょうか?
ある訳ありませんよね。
比較対象としては 適切ではないかも知れませんが、
足で走れば 50m走れます(ホント?)し、タイムも測れる…かも
逆立ちが出来るとして、逆立ちで50m走 行けそうですが、
無理ですよねー… もうこの歳だと 逆立ちも無理です。
腕や肩周りの労力感 は ほぼ全部失います。
それが嫌なら からだの回転で打つ はあきらめた方が良い程です。
腕と腰回り、骨盤周りの筋力の差は
大人と子供以上に差が有る気がします。
大人がその子供の仕事を ある意味「奪ってしまう」のですから
子供…である 腕に「仕事感」がないのは
想像難しく…ないのではないでしょうか…。
(あくまでも 私の雑感ですが…)
肩回り、腕周りでクラブを動かす方が、
強く、そして「速く」動かせる 大いなる錯覚、
誤解をしていると思います。
そして それは その労力 で 記憶させているような
その 筋肉の記憶 という タチの悪い昔の彼女(彼氏)の記憶
を断ち切れないでいる って感じなんでしょうね。
今まで 打撃そのもの だった
右手で叩く感 肩を強く回す感
右肩甲骨周りの力感 は全てなくなります。
2020年11月3日火曜日
フォローの取り方 出し方 (㊧手ワンハンド)
今どきは交通事情において
ロードサービスも発達し、優れていますから
故障車をロープ、牽引ロープで引っ張る体験を
した人も少ない、いないかも知れません。
後ろの車を前の車で牽引、引いている限り、
当然ですが、加速、等速移動の限り ですが
引いている後ろの車に抜かれるコトはありません。
ただ 減速を始めると
後ろの車には 慣性が付いていますから
その限り ではありません。
ですので 現代となっては蛇足ですが、
前の車がブレーキを踏むのではなく
後ろの車がブレーキを踏みます。
ついで…ですが、後ろの車がブレーキ調整をして
停止時も出来るだけ ロープを張っておかないと
発進時、ロープが切れてしまうコトが頻繁に起こります。
ゴルフクラブの動作 と クラブ、
特に重さと長さが特出している ヘッドの関係も同じ です。
ですので スイングイメージ
特に 左手一本の片手スイングイメージで
大きなる誤解を持っている人が少なくないのでは…と思います。
このように 長さ と 運動が掛け算で加わる ヘッド部、
それを まあ 身体的に一番弱いに近い 左腕 で持っている訳ですが
◌からだの向きの変更で
→左腕の付け根が移動し
→左グリップが移動します
(ここには 左腕という 長さの有る重量物があります)
→左グリップの移動に応じて、クラブ、ヘッドが移動します
(ここにも 腕と同じ構造と言える 長さの有る重量物・クラブが存在します)
当然、クラブ、特にヘッドは遅れる
からだや腕の動きに対し、ヘッドは遅れる
のが『通常の』物理法則です。
動画で比較すると
👀 クラブを、腕を出そうとすればするほど
からだは止まるのが見て取れるかと思います。
✋そして 忘れがち ですが
これは 左手一本のワンハンドドリル ですが、
実際には右手も握る のです!
常識的に考えれば
重さ は そこに留まろう とするエネルギー・チカラ ですので
からだに対し腕、
グリップに対しヘッドの方が
重さ分、移動するチカラ、移動量は減ります。
先ほどの 牽引する車 と同じで
後ろのモノ、この場合はグリップであり、ヘッドですね、
これが 移動元、移動源 である 腕に対するからだ、
ヘッドに対するグリップ
を追い越すコト は 移動源が減速しないと発生しません。
まして このように
大きく、速く 先端分を動かそう とする場合、
やはり 車と同じで
移動元である、からだなり、肩の付け根 なり
グリップが急停止する必要があります。
過剰な、または 特殊な訓練を積んだ
常識を乗り越えた訓練を積んだ人を除き、
フォローを大きく出そうとして
それに成功した人は多くないか と思います。
フォローを大きく出す、
◌左腕、もしくは 右手を延ばす
◌出来るだけ飛球線にヘッドを出す
と言う行為は からだの回転の止まり を意味しますので
フォローが出るのではなく
腕やクラブが より一層からだに巻きつこう とするので
結果、フォローはどんどん小さくなります。
特に ヘッドがグリップを追い抜く とか、
腕とクラブが一直線になる と言う感覚は
よりからだの回転を止め フォローを小さくします✋
腕も重さ、クラブも重さ、ヘッドも重さ、
重さは長さと運動で掛け算に増えますから
その分 移動を滞らせて置けばいいのです。
左腕の上腕を早めに体が離し、
左腕の上腕を上に逃がすように考え、
インパクト以降は 出来るだけ
腕、クラブを格納するよう
腕やクラブは重さで 移動が滞りますので
その分、格納する、たたむよう心がけると
結果 は その反対の
大きなフォローを作るコトが出来ます。
クラブ、腕の移動の意識は
出来るだけ 速く短く格納し、
上腕、グリップともに 早め早めに
上に逃がし、フォローは取らない
出来るだけ小さな弧で格納する意識
それを理解して 実践すれば 意に反して、
フォローは必ず 低く 大きくなります。
2020年11月2日月曜日
ドライバー選び
ドライバー に悩む人は多いです。445TL-6_00
ドライバー を選ぶ際、
幾つか 覚えておく 方が良いです。
まず 長尺
長尺の距離に対するメリット は
ウッドの流れを見ると 分かり易い ですが、
長いクラブほど 立ったロフト(少ないロフト)を
装着するコトが可能になる、というコト です。
→長いクラブほど 入射 が緩くなるので
ボールを上げ易くする と言う長さ特性
また 45インチを46インチ に
というコトは 同じスイングウエイトにこだわるなら
ヘッドの重量は 12~15g 軽くなるので
クラブそのものの打撃力・破壊力は 変わりません。
『長くなるから ヘッドスピードが速くなる』
だから 飛ぶ と信じている人が殆ど ですが、
1インチで 上がるヘッドスピードは 平均して 0.6ms
誤差範囲でしかありません。
正直、ミスも増えるので
もしかすると 最大距離は"多少"伸びる?かも ですが
平均飛距離は下がる可能性が秘めています。
『長くなり』 そのことによる入射が変わるので
立ったロフトでも ボールが上げられ 使えるようになる・・・かも
というコトを理解して 使わないと 長尺にメリットはありません。
飛ばしは行き着くところ ロフトの造り方 次第です。
あと 忘れてはいけないのは
実は 風による影響がとても増えます。
スイングする際、
空気抵抗をより受けるのは ヘッドでは無く シャフトです。
ヘッドの大きさや形状にもよりますが、45インチを超えると
前方投影面積 空気抵抗は シャフトの方が遥かに大きく
風が強くなると スイングがし辛くなります。
実は長尺 は
体力の「ない」飛ばしたい人向け ではなく
体力の「ある」飛ばしたい人向けのクラブ です。
そういう意味でも 短尺 の方がベターかも知れません。
圧倒的に扱いは楽です。
短尺度合いにもよりますが、やや大きめのロフトが良いでしょう。
ミスが出た時 高さに逃げる と考えて置けば
平均飛距離アップも十分考えられます。
スライスが怖い人、ヘッドターンしたい人 にとって
ロフトが大きい というのは より左を向いているクラブ
右に行き難いクラブになりますから 安心です。
長尺=ヘッドスピードが上がる だから 飛ぶ と考えて使う長尺よりも
短尺=安定している ヘッドスピードに頼らない
そう考えて 使う短尺の方が おそらく距離も安定度 も高いと思います。
まあ、どれもこれも ですが、
上手くなったら 少ないロフト
上手くなったら 硬いシャフト
と信じている人には 有効ではないかも…ですね。
ゴルフを始める際、スイングを覚える際、
大きめのロフト 13.14度のロフト の
柔らかめのシャフトで
大きなロフトを低く打つ を覚えるのが
『飛ばしと安定』『飛ばしとスコア』の一番の近道だと思います。
上がり易いクラブで 下げて打つ はショットの基本とも言えます。
小さなロフトで上げて打つ は
「飛ばせない… と 安定しない…」の始まり なんですけどね…。
皆さん その道を進まれますよね。
IMG_0339
ゴルフクラブが売れなくなり、
シニアと女性が共有で 12度が最大のドライバーロフト…
女性に12度や男性用のクラブを使わせる なんて言うのは
悲劇の始まり の気がしてなりません。
2020年11月1日日曜日
スイング軌道とクラブの関係
多くの人が ゴルフを始めた初期段階で
地面にあるボール、足元の高さにあるボールを当てるのに苦労します。
そして 結局、右利きの人が右打ちしているケースでは
器用である 右手でボールをさらうコトで解決します。
クラブを持たずにやると分かりますが、
右手でボールをさらうには 右を向いていたら ボールに届きません。
からだを開き、左を向き始めてから 右手でさらわないといけないので
この時点で、開き癖、しゃくり癖、あおり癖 が始まっているのです。
この画像をご覧ください。
スイングのよく言われる軌道に対して
アドレス時は 時計の針のような関係です。
トップの位置やダウンスイングの時点では こうです。
おそらく・・・ ですが、
時計で言うと 10時とか11時を指している針を6時
スイング軌道に対して垂直っぽい関係に戻そうと考えているでしょう。
ところが スイングは
時計の針 が動いているのではなく
からだ という 時計自体が動いているのです。
時計自体が向きを変えている と考えて良いのです。
上げ下げ、については
グリップの位置がほんの少し 30センチ程度上がっただけ
クラブの形状から 自然なコッキングが発生しただけ
スイングの進行に当たる からだの回転において
クラブとからだの関係は大きく変化していない のです。
✋にもかかわらず 軌道に沿って
10時~11時になった針を6時に戻そうとすると
ヘッドで軌道をなぞってしまうと
時計自体が上を向いてしまい、
約束の時間が6時 のはずなのに
7時の場所が最下点になってしまう のです。
ですので
この状態、トップからでも良い です
この状態から 体を回転させ
グリップを所定の通過点まで持ってくれば
良いだけなのです。
グリップさえからだの回転に遅らせない
付いてくる、同期してくれば 元の位置に戻れます。
運動による重量の増加、 ヘッドの遅れ分だけ、
インパクトはアドレスのグリップの位置よりも左にズレる だけ。
そこへからだの回転で持ってきてあげれば良いのです。
決して スイング軌道をヘッドでなぞったり、
俗に言う シャフトを振って ボールを迎えに行ってはダメ なのです。
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