2021年2月28日日曜日

右向きの質 の向上を^^

良質な右向き(左向き)とは 胸が右を向くコト でも 胴体が右を向くコト でも無く、 軸足である 『㊨大腿(太もも)に対し、骨盤の向き差を作るコト』 です。 足を使って 足首を捻る回転(向きの変更)は 現場での傾斜に弱くなります。 足を使う と 足を使って向きを変える は 似ていますが、中身は異なり、 足は 胴体の向きを変えるための軸足 で、 廻るコト自体には「直接」関与しません。

2021年2月22日月曜日

アイアン~ユーティリティ~フェアウェイウッド

ここに 角度として同じ、 例えば ロフト25度の  アイアン / ユーティリティ / フェアウェイウッド(以下ウッド) が有ったとしましょう。 ☑その3種を 同じヘッド重量 ⇒ 同じ長さ に設定します。  アイアン / ユーティリティ / ウッド の順に 重心深度は深くなっていきます。 ✋重心深度  重量の中心点(重心)がどの位  打点であるフェースよりも奥まっているか 平均として その重心深度 は  アイアン / ユーティリティ /ウッド の順に  5mm / 13mm / 28mm だいたい 倍~倍 まあ ヘッドの形状通り と言って良いでしょう。
重心が深くなると どのような効能があるか と言うと インパクト時 ロフトが付き易く かつ、入射が緩くなります。  やさしくボールがあげられる ようになる  ✋重心深度が深いと ミスにも寛容 というのは ロフトによるもので 直接的なモノではありません。 主なクラブの開発、設計、実験、データ取り などの多くは マシンで行われるのですが、人間は反応し、影響を受けてしまう生き物 ですので、マシンよりも その違いに大きく反応します。 マシンですと その重心深度の差はデータ通りの弾道~結果になるのですが 人間ですと 重心の深いモノほど より多いロフト(ロフトを増やし) より緩い入射角度 にしてしまいます。  打てば 打つほど・・・ですね。 ですので よく巷では 「フェアウッドは掃くように、アイアンは上から」みたいに言われますが、 同じように打とうとしても 形状の、重心深度の効能から 放っておいても そうなってしまいます。 例え それが 3種共に 同じ長さ であったとしても、です。 人間は反応します。 この同じ長さの アイアン / ユーティリティ / ウッド を 同じ人が打つと  順に 打ち出しが低め ⇒ 高め      スピン多め ⇒ スピン少な目 になっていくので、ウッドの方が飛びやすい・・・のですが、 前述のように 人間は反応する生き物なので 同じ長さであっても ウッドの方が より大きなロフト、より緩い入射 で打ってしまうので、あるロフトを境に 上がるばかりで 飛ばない というコトも大いに起こり得ます。 また これはヘッドスピードやクラブの扱い(スイング)による差もありますが、  (😿ヘッドを振る人ほど 重心深度の効能はキツク働きます!!) 多いロフト しかし 緩すぎる入射 の為  スピン不足で失速してしまう可能性も生まれます。 ✊実際には そこに「長さ」の違いも入ってくるのです。 シャフトの、クラブの長さは ヘッドの重心位置の反応を増幅する作用を 持っていますので シャフトが長くなるほど、この場合は ユーティリティ / ウッド になるほど 更に ロフトは増えやすく、入射は緩くなります。 また 形状上、仕方ない というか 重心の深いモノほど ヘッドに奥行きがあり アイアンで言うと ソール幅が広くなりますから ロフトが増えやすい、入射が緩くなり易い  ⇒ユーティリティ ⇒ウッド 程 ソールが地面に干渉し易くなります。 ✋ですので 「アイアンは上から、ウッドは掃くように!」などと 更にその効能を強めるような使い方 をすると その効能の要因 ヘッドの奥行き、ソール幅の広さ によって ダフリ、トップ、チョロ のミスを誘発してしまいますので、逆に 「アイアンは掃って打つ、ウッドは上から」位の気持ちの方が良いのかも…  🐰同じように使うことが一番ですが・・・。 ✋また これも微妙ではありますが、 弊社では どのクラブも同じようなボール位置で打つコトを推奨していますが、 多くの方は アイアン ⇒ ユーティリティ ⇒ ウッド になるほど ボールを左(飛球線方向)に移すケライがあるようですが、 逆、とは言いませんが、重心深度の効能を考えると ミスを回避するコト 優先するなら ・・・・・・・・気持ち ウッドの方が中寄り~右寄り(ボール半分位?) とまでは言いませんが、ウッドの方を左寄りにすることが良いコト とは思えません。 決して アイアンはこう、ウッドはこう、と分けて考えず 同じボール位置で 同じように扱う のが   一番の対処方法だとは思います。

2021年2月21日日曜日

スピン量の錯覚・スピンの効き

よくゴルフショップへ行ったりして ショットの診断をして貰ったりすると 初速・・・ボールの飛び出しのスピード 飛び出し角度や方向、 そして ボールの回転数~スピン量 というのが出てきますが このボールのスピン量の単位 例えば ドライバーであれば 2000回転 であるとか 3500回転 が出てきます。
この回転数の基準になる単位は 分、ミニッツ、60秒です。  ドライバーの場合 2000回転/分、 ドライバーが空を飛んでいる時間は平均的には 6~8秒 です。 秒に換算すると 1秒換算では約33回転 ですから ボールが地面に接地するまでの間 6~8秒 ボールは 多くとも  260回転 しかしていないのです。 通常、ボールは飛んでいくと 空気抵抗によって 回転も鈍く、少なくなっていくので 回転数合計 と言う意味ではもっと少ないでしょう もしも この弾道が200メートル移動したとすると  1メートル移動するのに1.3回転しか していません。 片や 260回転として 摩擦等を無視し ボールをゴロゴロと転がして 200メートル移動させると 1480回転も必要になるのですからそれが 如何に少ないか分かるかと思います。 ボールの外周は 14センチ弱ですから 空中の移動では 殆ど回転していない に等しい ほどのスピン・回転なのです。 イメージの中で 野球やゴルフのマンガ、劇画のように 砂煙を巻き上げて ボールが回転する そんな風に思いがちですが 実際には ボールの回転は非常にスローで 少ないモノなのです。 スピン と言う言葉には微妙に ハイスキル、上級者のニュアンスが含まれていますが ゴルフショットはあくまでも 進行方向に対し ボールを移動させるのが目的で スピンをかける ことは副産物というか あまり意識する必要のないコト とも言えると思います。
ドライバーの飛びで 飛んでいると空気抵抗などに寄り どんどん回転は減っていきます。 ボールが着弾した時、その進むスピードと回転数の比較で そして 着弾した時の落下角度 それの兼ね合いで スピンがかかる かからない が発生します。 ですので ドライバーであっても  スピンが効いてしまう人もいます……いますよね🙅 ドライバーという クラブの中で一番ロフトの少ないクラブ ですら スピンが効いて、止まる とは言えないまでも 前進にブレーキがかかってしまうのですから アプローチの際、ロフトを開いてスピンをかける思い込みは あまり意味がない、リスクの高い発想なのです。 スピンが効くか、効かないか は ボールの進む速度、残存しているボールのスピン そして着弾角度の組み合わせ ですので アプローチで スピンが効き ブレーキがかかる状態は 無限な組み合わせがあります。 自分にとって 一番出し易い 繰り返し出せる 組み合わせを見つけられるといいですね 勿論、アプローチでね

ラウンドレッスン

2021年2月20日土曜日

Jさん の 右向き

Jさん挑戦 『右向き』③ 2021年02月11日 腰、骨盤に対し 胸や肩をひねる 一般的なスイング…ですが、 「歳のせいか、回らない」 は正解で 歳に関係なく、 その 捻じれ差を自発的に作ろうとする自体  無理があります。    …自分で自分にかける プロレスの寝技 ですね。 捻じり差を作るコト自体 無理がありますし、 痛みや忌避があるので 「クラブの、ヘッドの重さを利用しよう 」 と言う言葉を 自分で好きに解釈し 反動をつけて クラブの重さで左腕を振る クラブの重さを使って 腕を体に巻き付けるような テークアウェイの取り方も 結構 よく見かけます。
正解 から 先に言えば 腕の生えている部分 肩は それが乗っかっている胴体 骨盤が向きを変えるから 位置が移動する、 ゴルフ用語で言うと 肩が回る のです。 アドレス時、気を付け のような ㊧腕と胸が直角に近い関係 であったのに トップへ行くと ㊧腕と胸がくっ付いてしまう 平行 になってしまう 90度近くも左腕を振ったコトになります。 これが 手打ちの始まり って言うか これ 振り戻さないと 打てません からね。 それを 骨盤の向きに代替え させる訳です。 弊社では クランチと言って  右ひじを外め、上めに張って を推奨していますが、 若林純一 2021_Moment(2)Jさんの場合、であれば やはり もう少し上目に動かす方がよいか と思います。 と同時に、㊨のお尻も動かす と言えば良いのか、 確かに 右ひじをやや外め に張る はありますが、 右ひじの大きな移動自体は 上記の左腕と同じく 胴体が向きを変えるから 大きく移動するので もちょっと お尻と肘のシンクロ をしたい ですね。 部活 ではありませんが、 テークアウェイ、トップにおいて  回転差 が出来て辛いのは 軸足、右打ちの人にとって『右脚の股関節廻り』です。 背中の張り 肩甲骨の下あたりの張り  向きの変更の目安 にしている人は そのまんま 肩と腰の捻転差 ということになります。 また 右ひじをやや外目に張る は テークアウェイ時、左腕、左肩の押しによって 倒れてしまい易い、寝てしまい易い クラブを 右ひじで支える ということもポイントになると思います。   ⇒テークアウェイ時点でクラブを寝かさない 右ひじを曲げ 外目に張りますが、 それは 肘が外に出るのであって 右手自体は からだの幅の中にいます。 曲げるコト によって 左腕を引っ張るのではなく 曲がるコト によって 左上腕が上がる習慣欲しいですね。

Practice #27

2021年2月19日金曜日

ウエッジのバンス周り

ゴルフ用語って 結構 沢山ありますよね ウエッヂのバンス なんてのもあります。 バンス って かなり誤解されている部分が 有るんですけど 正しく理解して 正しく使えば 非常に有難い 存在 効果なんです。 最近では サンドウエッヂなのに 6度とか 殆ど バンス角度の無いものもあったり。。。 バンスの意味 クラブの使い方 分かっていたら こんな便利なモノ 減らしたり 無くしたり しないと思うんですけど 残念だな~ って思います。 最近では ハミングバードのお客様には 殆どいらっしゃいませんが 以前は。。。  「ボールが上がってしまって 飛ばないので   ロフトを立てて下さい。」 って 軟鉄のアイアンを持ち込まれる方が 多くいらっしゃいました。 確かに ライロフトマシーンを使えば 機種によってはステンレスヘッドであっても 勿論 軟鉄鍛造ヘッドも ロフト角度 ライ角度は いじれます。
例えば 30度の5番アイアンがあったとします。 5番アイアンであっても バンス角度は存在します。 専門用語かも知れませんが スクープになっている アイアンバンスは存在しないと言っても 良いかも知れません。 その 5番アイアンに 5度位のバンス角度が 付いていたとしましょう。 これを 飛ばない 上がり過ぎる と 2度ロフトを立てて 28度にしたとしましょう。 と 同時に この5番アイアンの バンス角度は 3度に減ってしまっています。 ですので この5番アイアンは 確かに 計測上は 28度になってしまいましたが 使用上では やはり 同じ30度に変わりはないのです。 イメージがし難いかも知れませんが バンス角度は そのクラブの長さや用途によって 設定されています。 ヘッドの入射角度 が イコールと言っても 良いかも知れません。 サンドウエッヂのバンス角度を選ぶ 目安には 自分の「入射角度」があるとも言えます。 正しく 上から入れて来れる人にとっては バンス角度は あれば あるほど 便利で 寝かして コスリ打ちをする人には 少ない方が 良い・・・(というか 選択の余地が無い...) バンス角度は インパクトロフトを安定させますし ウエッヂなんかにとっては インパクト時や 設置時の安定 支えにもなる訳です。 単純に考えれば ロフト角度からバンス角度を 引いたモノを インパクト時の 地面に対する ロフトと考えるコトが出来て ☆30度のロフトの 5度のバンス ☆28度のロフトの 3度のバンス インパクトロフトは 変らないモノになるのです。 蛇足ですけれど 弊社のアイアンは 一般の販売されている アイアンのバンスよりも 幅も角度も 大きく設定されているので 表示上のロフトは寝ているのですが 実質上は殆ど同じとも言えるのです。 シンプルな構造のウエッヂなんかは バンスに幅があって バンス角度もしっかり している方が 格段に 安定していて 使いやすいんですけど バンス回りがしっかり(大きく)すると 低重心になり過ぎてしまい ウエッヂとして 距離コントロールがし難くなる ケライは否めんので 上手に 製品ロフトと 組み合わせねばなりません。 バンス回りのデカい 低重心 深重心 そして ハイモーメントの60度ウエッヂ は非常に使い難くなってしまうモノです。 ちなみに ハミングバード で言う 使いやすい ウエッヂ とは  思い描いた距離が そのまま表現出来る と言うことで 色んな球が打ち分けられる みたいな 美辞麗句ではありません。 色んな球が打ち分けられる人は 練習も豊富、技術も豊富なのですし 僕の考える クラブの扱いとは対極にいますので 別にクラブを選ぶ必要はないような。。。 どのクラブを使っても 結局 クラブの性能を 無視して 利己的に使ってしまうので 機能、性能云々は意味がないような・・・  そんな気がしますがね

2021年2月18日木曜日

シャフトの硬さ◇ドライバー

シャフトの硬さ それを計る目安として 振動数 と言うのがあります。 シャフトを計測器に固定し、運動させ 一分間にどの位振れるか を計測します。 ba9a56ce0a9bfa26e8ed9e10b2cc8f46_1214473713 硬いものほど、動く幅が少ないので 細かく動きますから、往復サイクルは『回数』として多くなります。 数値としては 一分間に 100回~300回 位でして それを 300cpm(サイクルパーミニッツ)と表示します。 大体、平均値として 10cpmの差を ワンフレックス としています。 市販のシャフトで言うところの SRを基準とすると SRが 190cpm である場合、  Sが 200cpm  Rが 180cpm と考えて頂くと良いかと思います。
市販のドライバーで アスリート系のモデルであれば 45インチで 基準値であるSRは   250cpm 位 シニア・エンジョイ系のモデルであれば 230cpm 位 です。 後付けのリシャフト系のスポーツモデルであれば  基準値のSRで 260cpm を超えるモノも少なくなく 同じ SR であっても、シニア・エンジョイ系のドライバー シャフトより、リシャフト、スポーツ系のシャフトに シャフトを入れ替えた場合、振動数は 30cpm 3フレックス分も跳ね上がりますから  SR から X もしくは XX に替えたのと同じになります… 殆ど良いことは無いでしょうね。 悶絶クラブと呼ばれる 弊社・ハミングバードの ドライバーシャフトの振動数の 平均値は 150cpm前後 です。 ヘッドの重さも重たいですが その分、長さも短く、 その方、その方にもよりますが、大体 43.5インチ 今、主流になりつつある市販のクラブ 46インチから比べると スナップショット 10 (2013-09-10 1-48)6センチ位。。。指3本分位 短くなります。 市販のクラブと比べると 振動数で 80~100cpm フレックスで8フレックス以上柔らかくなるのです。 多分、想像以上だと思います。 最大で 限りなく100cpmに近いモノまで テストしている私の立場で言うと 市販のクラブは 「異様に硬く」 SRを Rに変更したところで 殆どなんの差も生まれません。 特にリシャフトをして、より硬くした場合 シャフトの運動性能が減る訳ですから より 打ち手、人間の運動性能が問われます。 また、硬くしたほど、打撃の衝撃減衰力は失われますので 体への色々な意味での負担は増えるでしょう。 遠くへボールを飛ばしたい と言う気持ちは、永遠のゴルフのテーマですし その気持ちは大切です。 しかし、同時に 思った方向へ飛ばしたい というのがある訳です。 よくゴルフのブログや動画などで 「シャフトの撓らせ方」 「シャフトの撓り戻し方」 を見かけますが、 撓らない 硬い シャフトを撓らせて使うコトは 撓らない 硬いシャフトを使って「遠くへ飛ばす」テク だと思うのですが、 それは同時に「思った方向に飛ばす」と反目する方法でもあります。 余程、練習をコンスタントにするゴルファーを除けば 硬いシャフトを使って 遠くに飛ばす と 思った方向に飛ばす は いつも 天秤の様な関係にあるのだと思います。 撓らないモノをしならせるのなら 撓るモノをしならせない 方が 遠くに飛ばす と 思った方向に飛ばす を両立できる チャンスが多くなるのではないでしょうか…

2021年2月17日水曜日

下げないと こんなにも違う

スイングウエイトの誤解

よく耳にする話なのですが、例えば ヘッド重量190g グリップ50g シャフト重量を 90g⇔50g シャフトを重くすると、スイングバランスが変わる と言うのがありますが、そんなことはありません。 使う人の感覚は何とも言えませんが、とりあえず シャフトの重量の変化 だけでは スイングバランスの 変化は生まれないのです。
シャフトは個々によって異なりますが 基本的には、この14インチ計の天秤では シャフトの重量には関係が無く 同じようなバランスが出るように設計されています。 特に、グラファイトシャフトの場合、 どのようなシャフトバランス(シャフト単体の重さ配分)も 可能なので、重量とは関係なく シャフトによっては、大きくスイングウエイトが 変化してしまうものも有ります。 軽量スチールシャフトがアイアンシャフトの主流に なるまでは、グラファイトシャフトというと 先端から52~54%位のところにバランスポイントが ある、いわゆる手元が重めのものが中心でしたが、 軽量スチールシャフトが登場して以来、 グラファイトシャフトもそれに同調し、 先端が重めのバランスのもの 50%前後 に変わってしまいました。 *余談ではありますが、グラファイトの方が飛ぶ と言われている理由は、シャフトバランスが手元が重く 重いヘッドが装着出来るからであって、 素材そのものの変化は距離に影響がないと言って 間違いないと思います。 シャフトの形状は先端部になるに従って細くなります。 その細くなる部分が一番負荷がかかります。 グラファイトでは、シャフトの無いのバランス調整さえ すれば、先端を重くしなくとも、補強することが可能ですが、 単一素材、であれば、金属の厚みを厚くするほか 補強の手段がありません。 故に、シャフトバランスは先端が重くなり、 同じスイングウエイトを形成するには、軽いヘッドが 必要になって来ます。 また、捻じれ特性の低い、軽量スチールシャフトには 重心距離の長い、大きなヘッドは合いませんので、 かるい小振りなヘッドが装着されることになります。 その先端に重さが偏るシャフトバランスは ウッドのシャフトにも広がって来ており スイングウエイトがヘッドの重量よりも多く出る というか、長尺化も伴って ウッドのヘッドの軽量化も進んでいます。 ボールを打つ場所、ヘッド 打ち手としては、動作中、その場所が どこにあるのか、どうなっているのか 感じ取ろうとすることが「打撃の本能」でしょうから、 軽いヘッド、そして硬いシャフトは 必要以上にヘッドを動かし、運動エネルギーによって ヘッド重量を増加させるのだと思います。 正直、長年、色々な方のスイングを見てきましたが シャフトの硬さとヘッドの重量の兼ね合い で 数値では無く、動的な状態でヘッドが感じ取り難い クラブを使ってきた方ほど、ヘッドを振る動作が大きく その度合いは、感覚としてのヘッド重量と 完全に反比例していると言えます (ヘッドが軽くなる⇔ヘッドを振る) ヘッドの重量そのもの シャフトの硬さ ヘッドの重心距離の短さ(ヘッドの大きさ) シャフトのバランス特性 などが、その要因でありますが、 シャフトの硬さ というのが、動的なヘッド感 動的なスイングウエイト(スイングバランス) と 言っても間違いないのではないかと思います。 反復練習によって、機械的なスイングを形成しない限り 打ちながら、スイングを形成する訳ですから 良いショット、悪いショットを感触として 分けていくのには、やはりヘッドの居場所が重要ですし、 ヘッドを感じられることによって、リズム感も 生まれて来るものだと思います。 軽いヘッド、もしくはシャフトの硬さによって 軽く感じるヘッドを使っているゴルファーは ワッグルも必要以上に多く、ヘッドをたくさん動かす ことによって、動的なヘッド重量を増やします。 テークバックの初期の時点で、ます速く、多く ヘッドを動かし、本来あるべきところではないところに ヘッドを持って行ってしまう訳ですから 行く~戻る という 不必要な「往復」の動作は 必須になってしまうと思うのです。 ご自分のスイングに思い当たる節がある方は 鉛が吹っ飛ばない程度に、出来るだけ重くして 練習をすることによって、誰から習う訳でもなく 半年程度で、ご自分の悪癖はかなり軽減されると思います。

2021年2月16日火曜日

シャフトのお仕事

どこ位の「シャフトの硬さ」から というのは人によって異なるかも知れませんが、 一般的なゴルフクラブの「シャフトの硬さ」であれば シャフトは ヘッドとグリップをつなぐ単なる長い棒 です。    ・・・人間は長い棒を持つと何かの理由で振り回したく なるのかも しれません。 アイアンシャフト(5番)で比べてみると ✋弊社の 悶絶アイアン(グラファイト)であれば 38インチ 160cpm ✋軽量スチールシャフト/スイング破壊兵器 であれば 38インチ 280cpm となると その数値が 270cpmであっても、300cpmであっても しなりのない長い単なる棒状の物体 に違いはないでしょう。
ゴルフスイングという動作の中では 長い 特に何も機能のない ヘッドとグリップのつなぎ手である 長い棒 となると どちらかというと 邪魔な存在になり易いでしょう。 長い棒であると しならせたくなる…のかもしれませんが しならせる というのは 全長を長くしたり、短くしたり ということでもあり ゴルフクラブの場合、角度 というのがありますから  上下のロフトや左右を司るライ、左右上下の向きそのものも その しならせる~しなる戻す という中では 不安定というか、不確定要素 にしてしまいます。 しならせる というのは スイング動作においては ロフトを開き、フェースを開くことにつながります。 そのまま打てば 飛びません、上がります、スライス という ゴルフでは最も嫌われる球になってしまうので 閉じなければならない というのはパックで必要です。 本来のシャフトの意味合いは クラブヘッドの異質なその形、その特殊な形状は ゴルフショットを楽にするために特化したモノです。 非対称性の強いその形状を しなるしならせる という 対称性の強い動作 とは相性が悪いです。 その形状が作る重さを 打ち手に伝達し より簡単に、より確実に、より力強く 打つことを サポートする のがシャフトの役割でもあります。 つまり シャフトは しなりが起こった時、 その復元を利用して グリップを押すためのモノです。 グリップを押す方が 打ち手そのものの動作も その動作方向も阻害しにくくなります。 ショットは 大きなもの、重いものが 一定の方向に 移動、動作している方が 安定度は当然高くなります。 MVI_0850-0001-1 しならせる、しなり戻す という行為は クラブだけ、もしくはヘッドだけ 動いて打つことにありますから 打撃においては 一番モーメントの低い打撃法になります。   ……お約束の本末転倒丸出しです。 紙のように軽い市販のヘッド、 伝達性能が低い市販の超硬シャフトでは 感じ取るのは至難の業かもしれませんが 一番 ヘッドの重さ、クラブの重さを利用してスイングしやすい グリップを押されやすい、グリップが低くヘッドが高くなった トップオブスイングの位置で どの方向にグリップが押されると良いか、 いつ押されるとダウンスイングに移行しやすくなるか、 インパクトの所定の位置を通過させやすいのか 感じて、試してみてください。 切り返しの力みもここで生まれます。 クラブが自分の動作の邪魔(な重さ)にならず その助けであれば 力みも生まれません。 シャフトのしなりは ヘッドを動かすモノではなく グリップを動かすモノです。  本来は。 シャフトがしなれば グリップを押します。 グリップを押せば 早い時期にインパクトが来易く 正規のインパクトタイミングに遅れ辛くなります。 グリップが押されますから 動作も遅くなり難いですし その押される方向から 打ち手の姿勢も作り易いでしょう。 人間の体の姿勢 とか 型 ではなく 次の動作をし易いクラブ位置/姿勢に、次の動作に移行しやすいクラブ位置/姿勢 が トップオブスイングです。 それを感じておく というのは 練習であっても、コースであっても 一つの目安というか、悩んだ時、迷った時などに そういう指針があるのはとても重要です。 しなり難いシャフトを無理やりしならせるのか、 放っておいても しなる柔らかさのモノを使うのか、 また しなった時に そのしなりでヘッドを動かすのか、 それともグリップ、クラブそのものを動かすのか、 スイングを動作!として行う前の概念というか 思い込みが スイングを決めてしまうのです。

2021年2月15日月曜日

◉右向いている内にアウトから振ってみた

【質問】バンカーの距離感

【質問を頂きました】 Q:迷ったショットがあります。 『グリーン周りのバンカーです。』 距離感をどう考えれば良いのでしょうか? 10y飛ばしたかったら30y飛ばす感じで打てばよいと 初心者の頃教えてもらったものが頭の片隅に残っていますが、 いつもエクスプロージョンのバンカー距離感は何が正しいか悩みます。 クラブも今回新調したので、益々どう考えれば良いかわかりません。 A:質問、ありがとうございます。 距離感…をどう答えて良いか 難しいトコロ…ですが、 一般的には 芝の上のショットに比べ ソールが滑らず、潜り込み易い状況ですので お薦めしている訳、ではありませんが、 ややダフリ気味のショット と考えて良いと思います。 ただ バンカーの場合、 ◌砂の種類 ◌砂の状態 …湿り気など ◌ライ…ボールの状態 によっても異なりますので、経験値が必要にはなりますが、 通常の「芝」の上、よりも どう入射させるのか、 どういうロフトで入れてくるのか に左右されます。 現実的!な話で言うと、 バンカーショットの一番の問題は『足場』の悪さ で それが故に 手で振ってしまう率が高くなりますので 緩めの入射、開き目のロフト になり易い というコトを考えますと 3倍!とは言えませんが 打撃力が高さやスピンに逃げる分、倍位の… やはり 通常の「芝」の上 よりも 強めの距離感、長めの距離感 になるのは 致し方ないトコロ だと思います。 ☆決してお薦めはしませんが、ロブショットの距離感 に似ているのかもしれません。 悶絶クラブ のウエッジ、 サンドウエッジのヘッド重量は HBS-10改ですと 360g強 HBS-16ですと 385g強 あります。 一般的な スチールシャフト仕様のヘッド重量は  300g前後 になりますから 30%増しの重さ があります。 どうしても 慣れ は必要になりますから どの位…とは申し上げにくいですが、 その足場ゆえに 通常のショットよりも やや緩めの入射、やや開き目のロフト になり易いですので (ヘッドを振るショットになり易い…) ヘッド重量は重くとも 同じような距離感で 距離ではなく 高さ や スピン になり易いので 問題ないのでは…と考えています。 ***注意事項 ですが、 バンカーショットは 決してインパクト で止めず 特殊な状況を除き、必ず 振り抜く、 振り抜く と言う言葉ですと 強いインパクト、 速いヘッドスピード のイメージがありますが、 インパクトで終わらせない という意味合い です。 重いヘッド&柔らかいシャフト のウエッジの方が 軽いヘッド&硬いシャフト のクラブよりも オートマチックに フォロー…振り抜きが出易いので 脚力の無い、握力の無い方(女性など) には 非常に適しているかと思います。 蛇足…にはなりますが、 通常のショットの距離感 は ヘッドを振らない、からだの回転なり で打つ方は ボールのスピード と 回転の速度 とのリンクです。 別な言い方であれば グリップの移動速度 とも言えます。 ヘッドの振る人は 動作速度とヘッドスピードに直接リンクが無く  その人、その人によって異なります。 足場のせいで ヘッドを振るショットになり易い のですが、 バンカーとは関係なく、 同じ距離を打つのに ヘッドを振るショットの方が 速いヘッドスピードが必要になる というコトでもあります。

2021年2月14日日曜日

ゴルフクラブの芯、スウィートスポット

スポーツの中で 打撃が伴うものには 「芯を喰った」「芯で打て」 というのがあります。 曖昧な意味合いではありますが、 科学的、物理的な意味で ゴルフ用品、クラブヘッドの場合  芯 とは 重心位置 ✋重量の中心点 を指しますので 機種やロフトによっては  ボールと直接 振れることは出来ません。 例え 接触面であるフェース面状の重心点とボール  というインパクトだったとしても ヘッドが上下左右、どの角度(方向)より入って、 どの角度(方向)に抜けていくか  によっても ずいぶんと違う弾道になります。
また ゴルフクラブ、クラブヘッドの特色・違いは その 重心の位置 によるものが大半ですが、 その作用は インパクトという打撃、接触時の、 直接的なボールへの重心位置の作用よりも その重心位置 によって どのような姿勢で、 どのような経路でヘッドが入って来易いか どのような姿勢でヘッドが抜けていき易いか という ボールへの直接的作用ではなく 打ち手に対する作用の方が意味として大きい のです。 重心位置は ◎ボールへの作用 ◎打ち手の使い方への作用 この二つの認識が違うだけでも クラブを選ぶ際やスイングを考える際にも かなりの違いがあると思います。 また 芯を喰う の関連で 易しいクラブヘッド 👉芯が広い、大きい と言いますが、 大きなヘッドは視覚から入る精神的な効果 は否定できませんが、 物理的・科学的には 『慣性モーメントの数値の大きさ』 というのが その芯が広い、広さを表す数値、 と考えて良いと思います。 また その慣性モーメントの数値 は どのようなモノか、どのやって測るのか、 は 同じく クラブを選ぶ際にも スイングを考える際にも大きく影響します。 慣性モーメントの測定は ヘッドををライ角60度に固定し、ヘッドを回転させ 重心を通る垂直軸周りの抵抗値 のような形式で 測定します。 現在はルールが設定されており、その数値が 5900gcm2±100 以下 となっています。 この慣性モーメント 効果としては ヘッドがぶれにくい ⇒ 似た球が出やすい エネルギー伝達効果が高い ⇒ 飛びやすい  もしくは ミスが出た時にロスが少ない などあげられますが ◎大型ヘッド ◎キャビティヘッド は 軸よりも重量が離れている 用語で言うと 周辺配分重量 と言いますが、 ◎重さ10g が 1cm離れた場所 にあるより ◎重さ5g が 10cm離れた場所にある方が数値は高く、 計測状態であれば 回転し辛く なる というコトです。 ✋ここで その計測方法 から考えてみると シャフトの刺さった ネックを軸として回転するコト ではなく ヘッドの重心点を軸にすること がポイントになります。 つまり シャフトをねじらず、ひねらず 自然な形で クラブ全体、シャフトの延長線上に 重心位置が来る そういう使い方をしないと この慣性モーメント数値の意味 ヘッドを大きくする・キャビティ効果 が得られないことになります。 逆に ネックを軸にしてヘッドを回転させる場合、 その数値が高い ヘッドが大きい、キャビティ、ヘッドが重い、は ネック軸のヘッドの回転にとっては負荷になりますから 数値の高い方が ネック軸の回転はし辛い~使いにくい というコトになる訳です。 そう考えると アイアンの場合ですが、  軽量スチールになり、それにつれ ヘッドが小振り化 したことによって  スイングの流行りが フェースろーてしょん系になる というのは 科学的な根拠があるのです。 その代わり、ヘッドの持っている 科学的な効能 は あまり手助け とはならず、自分の身体能力、運動性能次第 となるのは 自ら選択しているのですから 致し方ない というコトにもつながります。 本来 シャフトには柔らかさ、自然なしなりがあり それによって 静止状態では重心がずれた形ですが、 運動をさせると 重さが一直線上に揃おうとする現象によって 重心位置のずれが消える という 変体構造を持っています。 そこが 硬くてしならせなければいけない となると スイング動作の中ではゴルフクラブの構造上、  しなり ではなく ねじれ になってしまう のですから その行為は 同時に クラブの科学的効能の恩恵は拒否する になり易いので注意が必要です。

2021年2月13日土曜日

実は それは痛み、からだからの警報

手打ちを嫌う人にとって 最大の障壁、スイング改善の難関は ボールを打つための準備、  テークアウェイやトップに行くまで 『自分では手で上げている、  手で打つための準備 をしている自覚』 が無いコトでしょう。 例えば 実験的に、アドレスから 体は回さず、意図的に手だけで動かして! とお願いをすると、まず 100%に近い人は 手だけ なのに クラブが横に移動します。 体の向きは変えていないのに  クラブ、ヘッドが軌道を描きます。
体をねじって… 細かく解説すれば 胴体を捩じり、骨盤を含む、へそから下 と へそから上の肩、腕を別々に回転させる、 場合によっては 骨盤をずっとボールに向けて、 肩だけを廻すことを  「からだの回転で打っている」 と言う認識にあるのですが…。 。。。体を使っている、胴体を使っている のは嘘ではないので…その認識を改めるのは難しいですね。 一番の問題は 胴体ゴトではなく、腰とは別に肩をまわしているコト によって ロフトやフェース面が常時、向きを変え続け 開いたロフトや下がった右サイド の状態で インパクトを迎える可能性が  からだの回転で直にクラブを動かしているコトよりも 遥かに多いことで、 そのロフトの開きやフェースの開きを解消するのに 肩周りも含めた、腕力頼りになってしまうコト でしょう。 ✋簡単に言えば  フェースローテーションが必須になります。 そして コレも長年ゴルフをやっている人に多いパターン になるのですが、結果、として フェーすローテーションが 必要なコトが、逆に フェースローテーションをする為の 動きに刷り込まれやすいのが スイングの迷路 です。 足もそうですが、からだの回転、向きの変更も フェースローテーションを成功させる為の 前準備にしかならず、 長丁場になり易いゴルフと言うゲームにとって 再現性を 腕周りの小さな筋肉頼み と言う点が 部活でゴルフをしないような年齢の人には不向き である と言うコトです。
それが胴体ゴト(骨盤と肩を一緒に)であっても それが胴体捻じり(骨盤は回さず 肩だけ回す)であっても 右向きは 浅いよりも深い 方がベター であって 胴体を捩じる、肩だけ回す 方が  人間の構造を無理 があるが故 (からだの構造上、胴体を捩じるのは良くない) その捻じる量は 痛み、無理として 肉体的に認識が掴み易い 部分にもあります。 屈伸運動や前屈運動に似てますね。 骨盤ごと、胴体を捩じらず 右を向く方が 圧倒的、からだには楽、無理がありません。 体はその機能を持っていますので…。 逆 が故に 「からだを廻した」と言う  実感に乏しい というコトです。

2021年2月12日金曜日

右を向いている内にアウトから振ってみた

何人かの方かた報告を頂きましたが やはり 右を向いている内にアウトから 振る、打つのは 簡単!。。ではありません。 この体験の目的は幾つかありますが ①ロフトを立てる  フェースが地面を向いて入ってくる体験 ⇒いままで 横に打っていた実感を確認 ②ダウンスイングの初期に  からだの向きの変更と左上腕の下がり  の同期、連携を体験 ③自分が寝かして入れているコトを実感 ④ダウンスイング 自分の体の動く・動かす順序  が変わる などがあります。 トライされる方は スイングの恰好など度外視し まずは トップから手で良いですから 上から、外から引っ掻く ように 左へ振って、打ってしまうつもりで 行ってみましょう。 △一般的に言われる アウトサイドイン 飛球線の外から 引っ掻く のとは異なり 2021-01-29_16-53-52_Moment グリップの通る であろうライン ダウンスイングでグリップが移動するラインよりも 上から入れる、上を通す コトが ココで言われる 右を向いている内にアウトから ということになります。 ですので それを実行するには 左上腕が下がって グリップが移動する必要があります。 また 逆に 上記の写真で言うのならば グリップの通過ライン(黄色い線) の上側を通すのが目標ですが、 下側を通すのは おそらく 簡単に可能だと思います。 それほど 寝かす感覚が馴染んでいる と言えます。 素振りやゆっくりな打撃で言えば )寝かす 手順は ①からだが回転する ②グリップ、左腕が そのからだの回転について行かず待機 ③胸がボールを向いてカラ 右腕のリリース と言う感じになりますが、 グリップラインより上を通す 手順では ❶気持ち からだの回転より先に左上腕が下がる ➋少しでも下がったら 向きの変更 と 腕と体の動かす手順が逆転する感じです。 感覚として 左腕の付け根の移動(左肩)と 左腕の降り、落ち、下がり がつながってくる と良いですね^^

2021年2月10日水曜日

クラブの長さは『ロフト作用の一部』

ゴルフクラブの長さの役割は 勘違いされている方が少なくないと思います。 ゴルフクラブは その方その方、そのセットそのセットの セッティング・設定が決まると 長さに応じて 装着されるヘッドの重量が変わります。
機種やヘッド性能、意図によってその幅は前後しますが だいたい 半インチ(1.25センチ)で 7~9g程度 長くなるとヘッドは軽く 短くなるとヘッドは重く なります。 多くの人は 長いクラブは ヘッドスピードが上がるから 遠くに飛ぶ 長さ(ヘッドスピード)が飛距離の源 と 信じているようですが、 100%間違い とは言い切れませんが 半分以上 6割がた誤って認識している と言っていいかと思います。 ヘッドスピードに関してですが 長さが変わると一律上がる 長さに応じて一定の割合で上がる と考えがちですが、 例えば 36➡38インチ  44➡46インチでは 短いクラブの方が長さの変化に対して ヘッドスピードの変化も大きいのです。 これは あまり知られていませんが 43インチを超えるような長めのクラブの場合 スイング時のクラブの移動に対し ヘッド(主にフェース面) の投影面積よりも シャフトの投影面積の方が大きく、 空気抵抗の関係から 長さを増やしても ヘッドスピードは上がりにくくなるのです。 余談ですが 通常45インチのドライバーは普通になりましたが それを46インチにしても ほぼヘッドスピードに変化はなく 振りにくさが増すだけ と考えてよいと思います。 特に 45インチを超えるような長さのクラブは ラウンド中、スイングが風の影響を大変受けやすく 不安定なものになりやすくなります。 ヘッド重量が長さ分減って 長さ分ヘッドスピードが『数値上』増えたとしても ボールを打撃する破壊力はほぼ変わっていないのが 本当のところ なのです。 では なぜ ドライバーは一番飛ぶのか というと それは実は 「ロフト」 なのです。 シャフトが長くなると ヘッドのボールにアプローチしてくる上下の角度 入射角度が緩くなります。 それによって ロフト角度が少なくても 打ちだし角度が取りやすくなるので (勿論 そこにはヘッドスピードの作用もあります。  ありますが、それそのものが主ではないということなのです。) 長いシャフトを使うと少ないロフトが使える かも?! というのが飛距離の秘密なのです。
ゴルフクラブは 打撃の破壊力が単純には ボールの速度・回転・角度に分散されますが、 入射角度が緩いほど(クラブが長いほど) 打ちだし角度が増えやすくなります。 ですので、例えば 破壊力が同じ とすると 同じロフトのフェアウェイウッドとユーティリティでは ウッドの方が打ちだし角度が高く、スピン少な目、 ユーティリティの方が打ちだし角度は低め、スピン多め になりやすいと考えてください。 スイングプレーンという話が続いていますが、 ゴルフクラブの製品のロフト とともに重要な そのクラブの、その長さに応じて アドレスがセットされた時点、 構えが出来た時点で決まり で アドレスは方向という左右の角度とともに 距離・弾道という上下の角度が決まる のです。 ですから 理想論として 出来るだけ毎回似たような距離・似たような弾道に するのには いつもその入射角度が安定する クラブの扱い方をした方が良い ということです。 ヘッドをたくさん動かす  腕さばきでスイングプレーンを作るスイング だと ロフト姿勢・体の姿勢・ヘッドの入射角度 が 毎回ランダムに変化しやすく 左右だけでなく 飛距離や高さ、弾道も 毎回ばらつきやすいスイング ということなのです。 スイングを始めてみないと どんな入射角度になるのかわからないような 振り方を目指すのは 目隠しで 番手を選んで打っているのと 大きな違いはないのです。

2021年2月7日日曜日

L型ブリストルパター

Q:L型パターは難しい印象がありますが…。 A:全くそんなことはありません。 何故、その風評が定着したのかは不明ですが、 (おそらくL型パターが世に広がったころ  米国のモノの並行輸入品が中心で  35インチのものが多く、非常にヘッドが軽かったですね  そのヘッドの軽さが難しさを生んだのでは…と考えています) アイアンの延長線上と言う意味では 他の形状のものに比べると利点はたくさん御座います。 逆にデメリットは殆どないと言えます。  ヘッドをターン(回転させて)打つを信じている人が  少なくないようですが、  パターだけに限らず アイアンも同じで  ショットの目的は ボールを移動させることです。  ボールを回転させることではありません。  ボールの回転は移動に伴い、発生するに過ぎません。  ボール⒲を目標方向に押してあげる と言うのが基本です。 まず、その形状が ストロークのし易さを生み出します。 例えば、ピンタイプやマレット形状であると その形から、次に動かすところがイメージ出来にくく ストロークの初動が取りにくいと思います。 L型は特に弊社のブリストルパターは テークアウェイを取る方向を喚起させる形状に なっておりますので、 無意識に動かしても そのガイドが活きてきます。
次にL型パターは マレット等のパターに比べると重心が浅く難しい… と思われがちですが、正直真っ赤な嘘です。 確かにデータ的には マレットに比べると重心位置は浅いです。 しかし、ボールを上げる必要のないパッティングに 重心の深さの利点は殆どなく 逆にデメリットな部分も少なくありません。 ゴルフクラブ(クラブヘッド)で言う所、 重心の深さは インパクトロフトを大きくする作用が ありますが、ボールを転がしたいパッティングに その効果は良い とは言い切れません。 重心が低いとヘッドが前に出やすく思いますが クラブの構造上、ヘッドが前に出る というのは ヘッドが上に動きやすい になります。 多くのアマチュアのパッティングは ボールにオーバースピンを与える😱 というものすごく間違った理論に基づいていて 『ボールを下から上にコスリあげる』ストロークが目立ちます。 そのストロークにとって 重心の深いマレットなどは インパクトなどを葉…ショットで言うところのトップを 生み出し易く、距離が一定しなくなります。 マレットを使用していているゴルファーの インパクト音を聞いていると ヘッドの角がボールに当たっている音が多く これでは望みの距離は打てなくなります。 偶然待ちの状態になります。 慣性モーメント・・・ これも多くの勘違い を生んでいる理論です。 慣性モーメントとは 姿勢や運動を持続しようとするエネルギーです。 だまされてしまいそうですが マレットなどの形状に比べると L型の方が小さめです。 (打ち手の目線で見ると) 重心も浅いです。 008 しかし、300gのマレットタイプと 470gのL型パターで どちらが その慣性モーメント 姿勢や運動を持続する力が大きいと思いますか? 勝負になりません。 数値で言っても段違いです。

2021年2月6日土曜日

いつ? が肝心 〇ゴルフスイング

スウィングを構築する場合 殆んどの人が どう動かすか に着目しがち… どう振るのか どう動くのか ばかり 気にしているし 動画何かを見るのでも どう動かしているか ばかり注意して見ているけれど 重要なのは どう? じゃなく いつ? だ! スウィング、というかクラブ扱いをややこしくしているのは 当たり前だけれど 立体的な動作であること と昔書いた。 体の向きと それに伴う体の傾き というのが有るから いつ 動くかによって どう動くかも変わってきてしまう 例えば このクラブ扱いなんかも この 低速で見ると クラブを持った腕回り 特に 肘の動きからクラブを動かしていることが確認、 出来るけれど これを普通の速度で見れば どう見ても 体や脚のリードでクラブを動かしているように 見える筈。 このタイミングでクラブを肘で左に移動させれば 体の傾きが有るから →左 の動きが同時に 斜め下(左方向)になるし このタイミングでなら クラブが一番 重力的に短くなっているから 動かすのも 一番負担の少なく 手早く出来る。 右から左 そして上から下 という二つの動きが いっぺんに ひとつの動作として出来るし 重力の援助も受けながら 一番容易に出来る しかし これよりも ワンタイミング遅くなれば 体の左右も平行になってしまうし クラブも段々と長く 重い姿勢/状態になってしまう そこで動かせば クラブはバックフェースの方から 地面に落ちようとするし シャフトも右に倒れるだろう クラブも最大に重くなるから 必然的に 左サイドが上がり 右サイドが落ちてしまう… そうなれば 力まなければならなくなってしまうし クラブを左に向かって 上げながら インパクトに向かわなければならない 右から左 の動きに クラブの捻じり戻し の動きも別に伴い そして 下から上に振らなければならない 少なくとも 悪い意味で干渉し合う三つの動作を この短い わずか0.2秒とかの間にしなければならなくなる 自分の頭や体も含め 重いモノが右の軸足から 動かせなくなってしまうので シフトを伴う体の回転も正しく行えない この二つの違いは 同じ動作を いつ 行うか/行い始めるか それだけの違いだったりするのだ だから クラブ扱いを改善するのに 動きだけ変えて リズムを変えない というのは まったくもって 非現実的な話で スウィングの中の動作をどう変えるかではなく 動きの手順を変えると言うか リズムを変える というか 結果、リズムが変わる のが スウィング改造だったりするのだ

(実験)右を向いている内に外から振ってみた

2021年2月5日金曜日

ゴルフクラブ◯クラブの重さ、ヘッドの重さ

記事の題名は「クラブの重さ・ヘッドの重さ」ですが、 ゴルフクラブ全般の話しです。 ゴルフの専門家ですら、今は総括してゴルフクラブ ゴルフクラブの変遷が見えていません。
平成に入ってからゴルフを始めた方は知らないかも知れませんし 見たことも聞いたこともないかも知れませんが、 30年以上前は ウッド は その名の通り、 木製だったのです。 当時は まだ工業製品として グラファイト・カーボンは普及しきれていない状況で ウッドであっても シャフトにはスチールを装着している人も 少なくありませんでした。 重さは・総重量は 330g~340g でした。 今は 300g弱ですから、目方としては軽量化されてはいますが、 使い手、打ち手にとっては 実は重さは軽くなってはいないのです。 まず 当時のウッド(ドライバー)は 長さとして 42.5~43.5インチ ですから (43.5インチは当時は長尺と呼ばれていました) 現在では3番ウッド相当の長さです。 昔通りの 長さの番手の関係では 7番に値します。 現在は 300g弱ではありますが、 長さは45や46インチですから、7㌢から8㌢も長いのです。 もう一つ大きなポイントは 当時のドライバーヘッドは とても小さく 体積で言うと 200㏄ありません。 重心距離と言って、ヘッドの重量の中心点と シャフトとの距離は 20㎜程度で今の半分です。 ヘッド重量は200~210g程度です。 現在は 46インチで185g程度ですが、 重心距離も40㎜ 当時の倍です。 ヘッドの慣性モーメントは4倍以上に成っています。 クラブ全体の慣性モーメント と言って クラブの重さをどう感じるか と言う数値では 実は大きな差は無いのです。 ナント言って良いのか 重量の重い小型車はホイルベースが長く、 重量の軽い大型車はホイルベースが短い、 そんな感じと言えばいいのか・・・。 派生的な話しですが、 当時の木製(パーシモン)ヘッドは 現在のルールに照らし合わせると 完全に「ルール違反」です。 SLEと言って反発係数のルールの境は 数値として「0.83」です。 ところが パーシモン・木製のヘッドは 多くのモノが「0.90」を超えます。 モノによっては「0.93」を超えるものもあります。 反発係数という言葉は正直、誤解を生み、 説明も面倒くさいところなのですが、 ゴルフショット、ボールとヘッドの関係上、 お互いの「ゆがみ率」というのが近ければ近いほど ボールが歪まず、ボールの初速が速くなります。 逆に 歪み率に差があればあるほど、 ボールの初速は遅くなり、ボールが歪み、 エネルギーがスピンに化けてしまいます。 つまり 当時 ドライバーショットは スピンが非常にかかりにくいので ロフトも大きく 11~13度が標準的でした。 そのロフトであっても、また プロであっても スピン不足に陥り易く、それが故に フェースを開いて、閉じて打つ という スピンが増えるような打ち方…、 フェースローテーション理論が主流だったのです。 ウッドヘッドが 金属製、メタルに移り変わった時、 当時の フェースローテーション打法では ボールが上がり過ぎたので ロフト角度は 10度前後が 主流になったのです。 とても奇妙なのは ボールにスピンのかかり易さの目安である 「反発係数」にはルールの制限が加えられているのに 現在、よりスピンを多くかけるフェースローテーション理論が 復興してきていることです。 ヘッドが大型化して それによって長尺化。 基礎的な知識として知っておきたいのは ヘッドが大型化 するというのは  ヘッドの重さの効果が高まり、破壊力が増し、  ヘッド、クラブの運動の持続力、姿勢の持続力の高まり と言う事ですから、 実はそのことそのものが「使い方」を示唆しています。 スナップショット 1 (2014-12-11 18-09) 大型化して、長尺化、慣性モーメントの高いヘッド、 数値としては軽量化されていてもクラブのモーメントは低くなっていない  そんなクラブを振りまわし、  ヘッドをこねくり回して使う、  ヘッドを振り回して使う のが如何に適さないか想像が付くでしょう。  そんな矛盾を追いかけてはイケマセン。

2021年2月3日水曜日

参考になるかな?  ヘッド遅れ~グリップ遅れさせず

🔴アドレスから始まって  ヘッドの方をグリップよりも高くしようとする  動きで言うと コッキング になりますね。 🔴ダウンスイングでは  ヘッドの方をグリップよりも低くしようとし 🔴インパクトから フォローにかけては  ヘッドの方を高くしようとする その グリップとヘッド その高さの逆転 が  スイングのイメージとなっているコトが多いです。 どこかでも書きましたが フォローでは からだの回転は減速~停止しますから 同時にグリップの移動も終息に向かいます。 ヘッドには慣性が残っていますから それによって ヘッド方が多く動く瞬間は有りますが、 スイング内において 上腕の上げ下げによって  クラブ自体が高くなったり、低くなったり しますが ヘッドは常時、グリップよりも高い相関関係にあり  ヘッドがグリップよりも低くなったり、  高くなったりすることはありません。 そう見える のは確かですが、 それは「打ち終わってからのおまけ」に過ぎません。 スイングは向きが変わり、 それに前傾姿勢があるから  ヘッドとグリップの上下関係が逆転、回転しているように 『見える』だけです。 ヘッドをたくさん グリップよりもたくさん動かした方が 「ヘッドスピード」が上がる 錯覚 をしますが、 それをするのには からだの回転と言う原動力を減速するか、 からだの回転からグリップを切り離すか、 どちらにしても 元になるスピードが遅くなるので 気分的に スピードが上がるように感じるだけ です。 そして 同時にショットにおいて 再現性の低い方法です。 からだ に比べ 手~腕 という 小さい筋肉でクラブを動かしたから 実感が強いというか、労力が多いので 「速く振った」錯覚が残るに過ぎません。 小さなアプローチでも ハーフショットでも良いですから ヘッドとグリップの高さの逆転を生まず ヘッドの方がグリップよりも「相関関係」において 常時、高いまま ショットしてみて下さい。 フェースを円の中に向けない フェースを円の外に向けておく のと 共通する 話になりますが、  ヘッドをグリップよりも下げない 👉ヘッドを低く(高低)するには    グリップの高さを下げる 👉そのグリップの高さの変化は    基本、からだの回転で行う と言うトコロにつながってきます。 からだの向きによって  グリップの高さの変化を生む は グリップとヘッドの相関関係は変わらず  クラブそのものの高さは変わるコト になるのです。

2021年2月2日火曜日

スイング軌道・オンプレーン論を考える

今となっては 過去(おおよそ 5年から10年以上前)の流行り では ありますが、 オンプレーンスイング なんて言うものがありました。 確かに スイングの『何か』を改善する には 役にたつコトもあるか、と思うのですが、 だいたいの場合、その真意よりも 見た目、視覚要素 の方が独り歩きしてしまいますから その オンプレーンの軌道 の発想そのものが 手打ち、手振りを促進している ように思えます。 アバウト ですが、 スイング軌道論 や オンプレーンスイングは 自分のアドレスでの 前傾姿勢、前傾角度 を基準に  クラブ軌道、グリップ軌道、ヘッド軌道 が 毎回バラバラにならず、 ある一定の似たような軌道になるコト を 目標にしている と思うのですが、 そこに 重要なポイントが欠けている、 味噌の入っていない味噌汁になっているような気がします。 アドレスを基準に まあ だいたい世間様で 理想的? こんなもんかな のトコロに線を引いてみました。 では 次にこれを見て下さい。 線はすべて ほぼ同じ角度 に引かれています。 からだ に対して どのラインを通るか、 肩より上なのか 肩より下なのか 脇腹なのか なら 話しは多少分かるのですが、 この線に沿って、線さえなぞれば良いのであれば もう コレって 手で作るしか方法はありません。 本来、高さ変化には多少参加していますが、 軌道 と呼ばれるモノの全般は からだの向き の変化によって生まれるモノ です。 要するに からだの向きが変わるから  ヘッドは移動する というコトです。 ですので、体のどこを通ったか、 からだとヘッドの通るラインの関係 を論じないと 元々の軌道の起源 が壊れてしまいます。 繰り返し 同じような軌道 道筋を通れば良い訳で どのラインが良い とか よりも 軌道そのものが何によって生まれているか の方が断然 重要…だと思うのですが…。 一般的には グリップの通ったライン と同線上 をヘッドが通るが 「オン」プレーン と呼ばれるのだと思いますが、 クラブには長さがあり、その先端には重さ(ヘッド)が付いています。 ですので、 イメージやゆっくりしたスイング よりも スピードの乗ったショットでは クラブやヘッドは重くなりますので 良いか、悪いか、 好きか、嫌いか、は別として グリップの通るラインの同線上外側 を ヘッドも通すのであれば 重くなることを加味し、 グリップの通るライン よりも少し上、 ヘッドを 少し上側を通す イメージを持っておかないと 『結果』として "オン" プレーン にはなりません。 始めから "オン"プレーンを想定して スイングをスタートすれば、 スピードが増し、ヘッドやクラブが重くなれば グリップの通るラインよりも 一本以上、下の、 かなり寝たスイング軌道になってしまいます。 😓線をなぞることによって生まれる 手打ち、 😓運動が加わると、クラブやヘッドが重くなる、  それによって スイング軌道が想定より寝るコト それらが重なると  いまの シャローウイングという奇妙な理論に  行き着くのではないか、と思います。

2021年2月1日月曜日

スイングは「ヒト」がする

 こちらの動画で スイング軌道(プレーン)とフェースの関係を取り扱っています。 おそらく、ですが、 スイング軌道 クラブの動かす面  を 何かの面に沿って ということを薦めているのではなく、 一つのシンプルな軌道面  同じ平面上を動かしたいのなら  フェースローテーションすると出来ませんよー\(^o^)/ フェース面は動かす面にいつも垂直な意識ですよー\(^o^)/ なのだと思います。 いつも不思議に思うのですが、 ◉スイング、クラブを動かす面を  シンプルな同一面にする  のと ◉フェースローテーション は 全く相容れない  機械やロボットでの発想で、 本能的に 自分のからだを守ろうとする意識の強い 「ヒト」には 不可能に近い、曲芸を作る考え です。 同一面上で動くには ヘッドだけでなく、グリップも その同一面にいないとなりません。 動いて来る軌道に対し  常時、フェースが直角 の意識であれば グリップが動かせば ヘッドは長さの違い分だけ 同じ同一面状の外側 を移動しますが、 ココにフェースローテーションを入れると  その度合いに応じて グリップの進行が滞ります。 また、同時に ヘッドやクラブの重さのかかり方  も変わってくる、変化してくるので 常識的 に考えれば スイング軌道は  フェースローテーションに応じて  中へ中へ と切り込んできます。 同時に グリップの進行が滞るので  始めに造り始めた円に比べると  フェースローテーション進行後の円は小さくなります。 グリップが進行し続け、 その方向が変わらず ヘッドだけ回転する、 人間がする限り 不可能ではありませんが、 結果と同一面にするには ヘッドとグリップは 別々な面を動かしている意識でないと到達出来ません。 人間の動作の無理や道理を無視した  ロボット・機械であれば可能な理論 です。 …故に最近、人間の動きとして奇妙なスイングが  横行している とも考えられます。  この オンプレーンスイング は  果たして 効率よく遠くに飛ばすコト や  再現性の高いコト よりも  単に 見てくれ、見栄え を作っているだけ  に思えて仕方ありません。  どの道、その面をなぞる となると  手てクラブを振るしか方法がありませんから  それを追いかけるなら 手打ちは容認、  からだで振りたいのなら 軌道面なんて言うのは  無視してかかるべき かも知れません。 スイング軌道論が オンプレーン論が  ゴルフクラブの構造を考慮に入れた場合、 「ヒト」にとって 良いか悪いか は もう 好みの問題でしかありません。 クラブを同一面上に動かしたいのであれば  フェースローテーションをゼロに近づけなければなりませんし、 逆にフェースローテーションをしたいのであれば  オンプレーンにすることはあきらめるべきでしょう。 まあ 立体的な上に、時間の進行が絡んでくる  ややこしい発想ですので、 アウトサイドイン、インサイドアウト 位に留めておく方が  良いのかも知れませんね(。◕ˇдˇ​◕。)/ そもそも… シャフトを立てて 上げる場合、 グリップとヘッドが同一面 と言う発想自体、 全く別なモノ、なんです。