2021年2月18日木曜日

シャフトの硬さ◇ドライバー

シャフトの硬さ それを計る目安として 振動数 と言うのがあります。 シャフトを計測器に固定し、運動させ 一分間にどの位振れるか を計測します。 ba9a56ce0a9bfa26e8ed9e10b2cc8f46_1214473713 硬いものほど、動く幅が少ないので 細かく動きますから、往復サイクルは『回数』として多くなります。 数値としては 一分間に 100回~300回 位でして それを 300cpm(サイクルパーミニッツ)と表示します。 大体、平均値として 10cpmの差を ワンフレックス としています。 市販のシャフトで言うところの SRを基準とすると SRが 190cpm である場合、  Sが 200cpm  Rが 180cpm と考えて頂くと良いかと思います。
市販のドライバーで アスリート系のモデルであれば 45インチで 基準値であるSRは   250cpm 位 シニア・エンジョイ系のモデルであれば 230cpm 位 です。 後付けのリシャフト系のスポーツモデルであれば  基準値のSRで 260cpm を超えるモノも少なくなく 同じ SR であっても、シニア・エンジョイ系のドライバー シャフトより、リシャフト、スポーツ系のシャフトに シャフトを入れ替えた場合、振動数は 30cpm 3フレックス分も跳ね上がりますから  SR から X もしくは XX に替えたのと同じになります… 殆ど良いことは無いでしょうね。 悶絶クラブと呼ばれる 弊社・ハミングバードの ドライバーシャフトの振動数の 平均値は 150cpm前後 です。 ヘッドの重さも重たいですが その分、長さも短く、 その方、その方にもよりますが、大体 43.5インチ 今、主流になりつつある市販のクラブ 46インチから比べると スナップショット 10 (2013-09-10 1-48)6センチ位。。。指3本分位 短くなります。 市販のクラブと比べると 振動数で 80~100cpm フレックスで8フレックス以上柔らかくなるのです。 多分、想像以上だと思います。 最大で 限りなく100cpmに近いモノまで テストしている私の立場で言うと 市販のクラブは 「異様に硬く」 SRを Rに変更したところで 殆どなんの差も生まれません。 特にリシャフトをして、より硬くした場合 シャフトの運動性能が減る訳ですから より 打ち手、人間の運動性能が問われます。 また、硬くしたほど、打撃の衝撃減衰力は失われますので 体への色々な意味での負担は増えるでしょう。 遠くへボールを飛ばしたい と言う気持ちは、永遠のゴルフのテーマですし その気持ちは大切です。 しかし、同時に 思った方向へ飛ばしたい というのがある訳です。 よくゴルフのブログや動画などで 「シャフトの撓らせ方」 「シャフトの撓り戻し方」 を見かけますが、 撓らない 硬い シャフトを撓らせて使うコトは 撓らない 硬いシャフトを使って「遠くへ飛ばす」テク だと思うのですが、 それは同時に「思った方向に飛ばす」と反目する方法でもあります。 余程、練習をコンスタントにするゴルファーを除けば 硬いシャフトを使って 遠くに飛ばす と 思った方向に飛ばす は いつも 天秤の様な関係にあるのだと思います。 撓らないモノをしならせるのなら 撓るモノをしならせない 方が 遠くに飛ばす と 思った方向に飛ばす を両立できる チャンスが多くなるのではないでしょうか…

0 件のコメント:

コメントを投稿