2021年2月22日月曜日

アイアン~ユーティリティ~フェアウェイウッド

ここに 角度として同じ、 例えば ロフト25度の  アイアン / ユーティリティ / フェアウェイウッド(以下ウッド) が有ったとしましょう。 ☑その3種を 同じヘッド重量 ⇒ 同じ長さ に設定します。  アイアン / ユーティリティ / ウッド の順に 重心深度は深くなっていきます。 ✋重心深度  重量の中心点(重心)がどの位  打点であるフェースよりも奥まっているか 平均として その重心深度 は  アイアン / ユーティリティ /ウッド の順に  5mm / 13mm / 28mm だいたい 倍~倍 まあ ヘッドの形状通り と言って良いでしょう。
重心が深くなると どのような効能があるか と言うと インパクト時 ロフトが付き易く かつ、入射が緩くなります。  やさしくボールがあげられる ようになる  ✋重心深度が深いと ミスにも寛容 というのは ロフトによるもので 直接的なモノではありません。 主なクラブの開発、設計、実験、データ取り などの多くは マシンで行われるのですが、人間は反応し、影響を受けてしまう生き物 ですので、マシンよりも その違いに大きく反応します。 マシンですと その重心深度の差はデータ通りの弾道~結果になるのですが 人間ですと 重心の深いモノほど より多いロフト(ロフトを増やし) より緩い入射角度 にしてしまいます。  打てば 打つほど・・・ですね。 ですので よく巷では 「フェアウッドは掃くように、アイアンは上から」みたいに言われますが、 同じように打とうとしても 形状の、重心深度の効能から 放っておいても そうなってしまいます。 例え それが 3種共に 同じ長さ であったとしても、です。 人間は反応します。 この同じ長さの アイアン / ユーティリティ / ウッド を 同じ人が打つと  順に 打ち出しが低め ⇒ 高め      スピン多め ⇒ スピン少な目 になっていくので、ウッドの方が飛びやすい・・・のですが、 前述のように 人間は反応する生き物なので 同じ長さであっても ウッドの方が より大きなロフト、より緩い入射 で打ってしまうので、あるロフトを境に 上がるばかりで 飛ばない というコトも大いに起こり得ます。 また これはヘッドスピードやクラブの扱い(スイング)による差もありますが、  (😿ヘッドを振る人ほど 重心深度の効能はキツク働きます!!) 多いロフト しかし 緩すぎる入射 の為  スピン不足で失速してしまう可能性も生まれます。 ✊実際には そこに「長さ」の違いも入ってくるのです。 シャフトの、クラブの長さは ヘッドの重心位置の反応を増幅する作用を 持っていますので シャフトが長くなるほど、この場合は ユーティリティ / ウッド になるほど 更に ロフトは増えやすく、入射は緩くなります。 また 形状上、仕方ない というか 重心の深いモノほど ヘッドに奥行きがあり アイアンで言うと ソール幅が広くなりますから ロフトが増えやすい、入射が緩くなり易い  ⇒ユーティリティ ⇒ウッド 程 ソールが地面に干渉し易くなります。 ✋ですので 「アイアンは上から、ウッドは掃くように!」などと 更にその効能を強めるような使い方 をすると その効能の要因 ヘッドの奥行き、ソール幅の広さ によって ダフリ、トップ、チョロ のミスを誘発してしまいますので、逆に 「アイアンは掃って打つ、ウッドは上から」位の気持ちの方が良いのかも…  🐰同じように使うことが一番ですが・・・。 ✋また これも微妙ではありますが、 弊社では どのクラブも同じようなボール位置で打つコトを推奨していますが、 多くの方は アイアン ⇒ ユーティリティ ⇒ ウッド になるほど ボールを左(飛球線方向)に移すケライがあるようですが、 逆、とは言いませんが、重心深度の効能を考えると ミスを回避するコト 優先するなら ・・・・・・・・気持ち ウッドの方が中寄り~右寄り(ボール半分位?) とまでは言いませんが、ウッドの方を左寄りにすることが良いコト とは思えません。 決して アイアンはこう、ウッドはこう、と分けて考えず 同じボール位置で 同じように扱う のが   一番の対処方法だとは思います。

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