質問「長尺が飛ぶのは
その長さによる ヘッドスピード だ✊
と思うことが多いですが。。。」
店長「全部が間違っているとは言い切れませんが、
強い、長いとヘッドスピードが速くなる信仰 は
クラブを長く使う、必要以上に円弧を大きく、
『早くに』円弧を大きくしてしまう、
と言う発想に流れがち です。
それが、どんな問題を生み出すか 幾つか挙げてみましょう。」
質問「はい。」
店長「ドライバーでは無く、アイアンの話しになりますが
〇よく アイアンの番手が変わっても距離に差が出ない、
どのクラブを打っても 距離が変わらない
と言う話を聞きます。
ヘッドスピードが速い方が その距離差は出易い、
ヘッドスピードが速くないと 距離差が出難いのは確か、なんですが、
からだを180度ターンさせると
クラブも その長さの半径の半円を描く、180度ターンする、
と思っている人は 必要以上に円が大きく、
しかも 早い段階で円が大きくなります。
スイングの円が大きくなってしまうと
ボールに対し 入ってくる角度の差が
長さが違う番手でも乏しくなり、
似たようなモノ、似たような角度 アタックアングル に
なってしまいます。
アイアンの 5番6番7番8番、
5番と8番では 長さが1.5インチ→4センチ弱あるのですが、
早めにクラブを長くしてしまう振り方、ターン系の振り方では
ヘッドスピードが速ければ その差は出ますが、
平均的なモノでは 同じような入り方になってしまい
番手の差が ロフト角度の差だけになってしまいます。
それでは 番手間の差が出にくくなってしまいます。
ロフト角度と長さの関係は
アイアンの ロフトの立ったモノ 例えば5番アイアンは
当たり前ですが ロフトが立っているので
ボールを前に行かせるのは得意ですが、高さを取るのが苦手 です。
故に クラブが長くなり、アタックアングルが緩くなり、
🥎の打ち出しが取れ、ロフトの立ったモノの苦手を助けます。
ロフトの寝たモノ、例えば ウエッジ は
これも当たり前ですが、ロフトがたくさん付いているの
ボールを上に行かせるのは得意ですが、前に行かせるのは苦手です。
故に クラブが短くなり、アタックアングルが取れ、
🥎の打ち出しを押さえ、ボールを前に行かせるのです。
そのどちらもが その番手、
そのロフト角度を有効に利用するには
その『長さなり』のアタックアングルが必要です。
蛇足ですが、ウエッジのバンスも同じ役割 で
ウエッジのバンスは ボールを上げることを助けるのではなく、
ボールを前に行かせることを助け、前に行くのが苦手な
大きなロフトのクラブを活かしているのです。
ですので バンカーの苦手な方が 58度や60度のロフトを
選ぶのは 非常に痛い選択 です。
バンカーが苦手であれば、逆に サンドウエッジでは無く
PS,AW,と使った方が 成功率は高いかも知れません。」
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