2021年4月30日金曜日

アプローチ~ショット~アプローチ #short

セットの流れ ドライバーとアイアン

あきひこプロのコメントにもありましたが、 渋野日向子プロの影響なのか、 高橋賢プロの活躍のせいなのか、 松山英樹プロのマスターズ優勝のお陰なのか、 はたまた 密を避ける遊びとしてコロナの影響なのか、 秘かに ゴルフがブームになっている「らしい」のです。 言われてみると この春から ゴルフクラブ診断、スイング診断を依頼されるコト も多く、 ちょっと 驚いてもいます。
クラブ診断、スイング診断をさせて頂くと 長年ゴルフをやっておられる方でも、 ローハンディの方であっても、 良い意味でも、悪い意味でも  クラブの影響 は色濃く スイングに影響し、 クラブセッティングの流れ は  かなり スコアに影響します。 昨今、ドライバーのシャフトの硬さは  かなり柔らかくなりました。 そうですね、10~15年で  振動数で言うと30cpmは下がったでしょうか。 フレックス表示、硬さ表示で言うと  X と R ほどの差です。 ややこしいですけれど  現代の S の硬さは  15年前の レディス と言えるほど です。 あい変わらず ヘッドは軽いですが、  シャフトの硬さに対しては ヘッドは効いてきていますから  楽に振って、楽にボールが浮かせ、飛ばせるようになった筈です。 ヘッドにはルールの規制ががんじがらめ なので  ドライバーに関しては 更なる「シャフトの柔らかさ」  機種によっては ヘッドの重量化 も進むかもしれません。 一方 アイアンのシャフトの硬さは15年前のまま です。  平成に入ってから 売れないアイアンセットの打開策として  安価で販売できる スイング破壊兵器「軽量スチール」が主になった為、  本来、使うべきでない層まで スチールシャフトを使っていますので  ドライバーとのシャフトの硬さは開く一方です。 ✋スチール と言う素材が問題なのではなく、  スチール では実はシャフト素材としては強くないので 「強度」「安全性」「破損」を考えると 硬く強くせざるを得ない、からです。 ドライバーシャフト で SR表示 位でも  45インチ相当 で 振動数 225cpm  なんてのはごくごく普通にあります。 総じて 飛ぶ と呼ばれるタイプのモノは殆ど この硬さ です。 ✋ですので 言葉は悪いですが、いい気になって  シャフトメーカーの 同じ硬さ表示 SR にリシャフトして  振動数 250cpm なんかになれば 距離はイマイチ に戻ります。 45インチ 振動数225cpm に相当する アイアン(5番)アイアンの硬さは 240cpm前後 です。      (シャフトの素材はなんでもいいのです) 相互に良い影響を出し、 シンプルに両方同じように振る、打つ 関係です。 これを  軽量スチールシャフトの代表(スイング界の破壊神)  ◌◌950GH の SR にすると 硬さは 290cpm を超えます。 ドライバーのシャフトの硬さ(表示SR)を基準とすると  5X とか トリプルX以上の硬さ です。 同じように 振りようがありません。 同じように 打ったら 届きません、当たりません、飛びません。 ですので ボールの位置、タイミングの取り方、振り方  など 両方を使うために アレンジが必要になります。  2種類以上のスイング、スイングタイミングなどが必要になります。 そして、その影響が  一番出るのが アプローチショット  スコアを作る要の アプローチ です。

2021年4月29日木曜日

【対決】つかまった球 VS こすった球 #shorts

偽装インサイドアウトの副作用

からだの回転で 正しい意味のインサイドから と異なり、 シャフトを寝かして 見てくれだけのインサイドから の場合、 インパクト前後の 強いローテーション とともに、 ⚠ダウンスイングの右サイドの下がり ⚠ダウンスイング時の体の右への横折れ(屈曲) が伴う場合は少なくありません。
カラダが右に傾く、右サイドが下がると  クラブや腕の重みが 必要以上に右腕にかかります。 それを 右腕でローテーション、リリースするのです。 筋肉の記憶、、、と呼べば良いのか… からだの屈曲にも 強い印象が残ります。 より重さのかかった 右腕、  そして そのリリースにも 強い印象が残ります。 アウトサイドインだった頃の  弱弱しいスライス気味の球が 憧れのハワイ航路、、、違った、ドローボールに変わった 成功体験は 結構多くの人が味わっている…  のではないかと思うのです。 よく言えば 間違った始まりを 自分の努力、身体能力によって克服したのですから 成功であるのには変わりがありませんが、 その からだに残る 労力の印象(リキミ) は   あとあと いろいろな苦労を生みます。 成功体験があるが故に  それが リキミ だと気づいてい居ないケースも多いでしょう。 特に、それは アプローチに出ます。 某人気のプロゴルファーが  スイングを寝かし系にトライしています。 どういう目的で、どういう意図でそうしたのかは 本人しか分かりませんし、この先の経路として 行っている可能性もありますので 当然、是非はないのですが、 それを参考にする、と言う観点で見ますと からだの回転でインサイドから では無い、 寝かし系の偽装インサイドから は アプローチショットに 苦手な傾斜や距離感の不安定 が生まれ易くなります。   …勿論 それも多大な努力で克服するコトは出来ますが… 寝かし系のアプローチは  基本、上げる球になり易い のですが、 上げる系のアプローチは 絶対的な答えが無い程  無限の種類があります。 単に結果として、ピンに寄る、グリーンに乗る と言っても  いろいろな答え がある、算数、数学の答え ではなく  読書感想文の採点 のようなモノです。
ほぼ完全に同じ 打ち出し角度、回転量  を意図的に打つのは アマチュアにとっては不可能に近いですし、 その難易度から 偶然生まれても、再現性は低いです。 つまり 困った時、緊張感、疲労感の高い時、  自分のアプローチの帰るべきところ           戻るべきところを失ってしまう と言う最大の問題が生まれ易いのです。 スイングに修正を加える時、  それの多くは ドライバーやアイアンのフルショット から 始まると思うのですが、 それは必ず、誤魔化しの効きにくい  アプローチにも波及する というコトを考慮するべきです。

2021年4月28日水曜日

【実験】寝かせてみた #Golf     変えたのは一箇所だけ

宗教のような『インサイドアウト論』

http://hbs.livedoor.blog/ スイングを良くし、ゴルフを向上させたい という想いは誰しもがもっていますか 全体(マクロ)と箇所(ミクロ)を絡めてつなげて スイングを改造、改良する人は多くないのではないかと思います。 昨今、昔で言えば 禁忌、 昭和の私からすると あり得ない スイング改造が ごく一部の人で話題になっています。
名称はそれぞれありますが、 (シャローイングとか、下回り系スイングと呼ばれている…らしい) トップの位置、ダウンスイングを意図的に寝かるせるモノ です。 まあ 少し前で言うと スタック&ティルトとか 普遍的ではないので、一過性のモノでしかないとは思いますが…。 ダウンスイングで まるで 手が下げられない人 にとっては なにがしかの助け になるかも知れませんが、 ゴルフのマクロ を考えると疑問符しか付きません。 当ブログでもたびたび登場する Rさん ら の悩み は 「ダウンスイングでシャフトを寝かしてしまうコト」ですが その 始まり を推察、想像してみましょう。 古くから ゴルファーには 「インサイドアウト教」という 邪教が根強く広がっています。 日本人の杓子定規な生真面目さが それを強くはびこらせている のだと思いますが、私個人はそんなのどうでも良いと思っています。 若い人は知らないと思いますが、 伝説的なのCプロ と言う方がいらっしゃいます。 今も存命です(おそらく80歳は超えています) ダウンブロー、ドローボールで有名な方で マスターズも何度も出場されています。 Cプロのショットは アドレスのターゲットライン に対しては 少し左出て 左に曲がる球です。 杓子定規的に、厳密に言えば ひっかけ です。 しかし Cプロは その方向、その曲がりの度合い が 非常に精密で活躍しました。 アドレスのターゲットライン に対し、 どの方向であっても 似たような方向、弾道の球が 一定の割合、高い割合で出るのなら それが 自分の球、弾道です。 それを把握し、コースを攻略すれば良いだけで アドレスのターゲットラインにボールを飛ばす必要性はありません。 飛ぶ方向、行く方向の目安 でしかないのです。 それと同じで アドレスのターゲットラインに対し、 内側のインであっても、 外側のアウトであっても、 自分にとって 繰り返すことがし易く、 かつ 方向や距離が満足できる軌道であれば それが なんであっても 問題ありません。 誰かの目ために ゴルフしている訳ではないのですから。 そして 極めつけ は 「インサイドアウト教 信者」の絶対の教え 「インサイドアウト」は からだの回転で クラブが動くから  結果として発生するモノ です。 例え 軌道がインサイドアウト であっても  手でそれを作るのなら そこから学ぶモノはない というコトです。 ボールを打たない、加速をしない と言う条件では ゆっくりのからだの回転通り であれば  インサイドイン になるのですが、 ボールを打つ、加速が入る、 それによって ヘッドは重くなり、 主動力のからだの回転に対しては遅れ、 打つ前はたたまれた状態が多く、 打ってからは遠心力によって  長くなったような状態が多いから に過ぎません。 ですので あえて言うのなら 「インサイドアウト」になっていないのは からだの回転とクラブの、ヘッドの軌道が 正しくリンクしていないから、 簡単に言えば からだの回転で打っていない から です。 多くの人の目指している 『インサイドアウト』教は 「手打ち」を別な呼び方しているだけ、です。 軌道が治れば、見てくれだけのアウトサイドイン が治れば 解決するのではありません。 からだの回転とはあまり関係なく、 アウトサイドイン だった軌道を インサイドから にする のは 単に シャフトの寝かし、フェースの開き、 ロフトの開き です。 ですので それそのまま では ボールは打てませんし、 飛びませんし、スライスやシャンクも出ますから 見てくれだけの 実質シャフトを寝かしただけの 「偽装」インサイドアウト には  必ず フェースの返し、ヘッドローテーションが必要です。  その二つはパックになっている と言って良いでしょう。
アウトサイドから入れていた、としても 現代のクラブやボールは  そう大きくスライスしなくなりましたし、 スピン抑制効果も高いです。 それを 更なる寝かし で  より強いローテーションが必要な  偽装インサイドアウトにするのか… ホント どうしてそこまで 中身の無い、見てくれだけの「インサイドアウト教」 に陥るのか、理解不能です。

2021年4月27日火曜日

市販ゴルフクラブにはある法則があります

何故なのか 今もって不思議なのですが 諸外国のゴルフメーカーに比べると 日本のゴルフクラブに装着されるヘッド、 ドライバーに限らず、アイアンでも何でも、 ほぼ例外なく ヘッド重量は軽いのです。 それも かなりの差があります。 今、一番人気のあるメーカーは 多分 テイラーメイド だと思うのですが その 先駆け となったのが かなり古い(20年前❓)…ですが R300 R320 R360 シリーズです。 このシリーズが爆発的に売れるコトになって テイラーメイドがその地位を確立した! と言っても良い訳ですが その 好評の理由は 単にヘッド重量にあります。 どれも 同じ長さであるのに 日本の平均的なメーカーに比べると 10g、 日本の平均的なドライバーヘッドの 重量は190g強位ですから 5%位重いヘッドに 好評の秘密が有った訳です。 ま 勿論 その後のガンダムっぽい メカニカルなデザインも日本人の好むところに あったのですが 重量に秘密がありました。 また 海外のメーカーはアイアンであっても ドライバーであっても 総じて重心距離は 長めです。 今でこそ ヘッド体積のルール規制によって 大きく見せたいため 扁平率が上がり 平べったいドライバーヘッドが増えましたから 重心距離の平均値は日本のモノでも長めになりましたが それでも やはり 日本のモノの方が 重心距離も短め と断言して良いでしょう。 厳密に考えれば それも ヘッド重量の増加 と言えます。 しかし 日本で初代がヒットし 二代目…三代目 となると 段々重量も軽くなり 何故か重心距離も短くなってきます。 それに連れ 必ず アイアンも小振りになり ウエッヂもバンスの少ないモノになってきます。
そう、日本では 今もって スライス恐怖症候群 から抜けられず スライスの出やすいクラブは駄目なクラブ という 暗黙の開発前提 があります。 アメリカに行きますと 勿論 コスリ球を喜ぶ人はいませんが それを盲目的に改善するのではなく それを使って コースを攻めることを まず考えます。 日本のクラブは ヘッドの軽く 重心の短く 今となってはシャフトも 2003年位を境に いったん進んだ 「シャフト軟化政策」も終わりを迎え 年々 シャフトも硬くなり 2011年では 1995年位の平均値の硬さまで戻ってしまいました。 15年くらい前は シャフト製造技術の 未熟さにより 破損してしまわないコト というのが 大きなテーマでしたから 硬いシャフトなのは 仕方がなかったのですが 今は意図的な硬さです。 強く 剛性を高めることの出来るようになってからの シャフトの硬さ ですから 以前のそれよりも 更に強靭 と言えると思います。 欧米人よりも 体格も小さく 体力も少なく 正直 慢性運動不足の日本人の方が 軽いヘッド 硬いシャフト を使っているのですから 当然 ボールを飛ばすのは 運動スピード というコトになってしまうと思うのです。 最近では 手首や肘、そして腰ばかりでなく 首や脊椎をゴルフで痛めてしまう人の話も 決して 少なくなく 耳にします。 実は そんなところにも 原因があるような気がしてなりません。 また 我々 一度ゴルフを始めたら 血豆が破れても 石にかじりついても 「上手くなってやる」と壊れるまで練習して ゴルフを上手くなろうとする 昭和まっただ中、世代と違い 悪い意味でなく 今の若者はクールで クラブのせいが少なくないのですが 飛ばず、上手く行かず、体も痛くなるゴルフを あっさりと見切りをつけてしまいますから 日本のゴルフメーカーは そんなに遠くない未来に 更にゴルフ人口が 激減してしまう要因を自分で作っているコトに そろそろ気づかなければいけないような気がします。

2021年4月26日月曜日

東建カップ出場を終えて #7 反省会

あなたの目にはどう映るのでしょうか❓ #shorts

先ずはコレをご覧ください 段階で話しますと このショットのイメージ このショットをするための 概念と感覚 は ➀出来るだけヘッドの重さにとらわれず  からだの向きでグリップを移動させるコトに  専念します ➁ボールと自分との間、その空間を  自分に平行に、  グリップエンドが飛球線方向を向いたまま  通り抜けるようにイメージします。 ⚠アドレス時、のように  自分に直角な、  グリップエンドが自分の方を向かないよう  トップの位置で向いている グリップエンドのまま  自分の前の空間を通すイメージです。
これをソックリそのまま 真似ると  上手く行かない方、  大ダフリやシャンク、てんぷらになる人も多いと思います。 それでも効果は少なくありません。 一歩進んで ヘッドの姿勢、フェースの向きやロフトを  手先で作っている、 インパクト前後にフェースローテーションをして  それらを整えている のが元の打ち方 と前提し 〇ダウンスイングで グリップが移動すると  その移動によって フェースが開いていく、  シャフトが寝ていく のを その逆の 🔴グリップが移動していくと 一層、  フェースが下を向いていくように心がけます。 ✋スナップロックとつながる部分です。  腕で意識してすることはそれだけ です。 とりあえず シャンクしようが、チョロになろうが、 自分とボールとの空間を 縦抜き  グリップエンドが飛球線方向(アバウトでOK)向いたまま、  トップの位置のグリップエンドの向きのまま、  通過させるコト を最優先とします。
使っているのは サンドウエッジです。 当たりの是非は無視していますが、 距離のイメージとしては  50~60ヤード位、6.7分程度の感じです。 特にすごく特徴のあるスイング ではありませんし、  ごくごく普通のショットに見えませんか❓ 漠然…と見た時、なんか 奇妙な動き、スイングに見えます❓  これが「ボディターンだ‼」なんて決して言えませんが 手打ちに属する感じには見えないと思います。   どうです❓❓ とは言うものの 手を全く使ってないのか❓ 手を全く使って見えないか❓ と言うと、手が主になって打っているようには見えない…かも ですが、確かに 手は動いています。 やってる本人は 腕は完全ロック とは言えないモノの 積極的に手で打つ のと 完全ロックの間の やや完全ロック寄り で 手として意識しているのは からだの回転で、腕の付け根、グリップが移動させられた時、  その動力で フェースがボールに向くコト(特に上下の向き)だけで 自分でヘッドを出そうとか、 シャフトを振ろう、ボールに当てよう、届かそう      と言う意識 は まるでありません。 どちらかと言うと 受け身、  当たるんかい? 届くかなー?  車で言うと 腕はギア のようなモノで  車では それは回転数の変換ですが、  この場合は フェースの上下の向き です。 エンジンの回転と言う動力 に相当する からだの回転と言う動力 に対し 腕はギアとして 当てる為、打つ為、飛ばす為、 フェースの面の向きを下向きになるよう にする、 これが腕の仕事 でした。 ここが 「クラブ、シャフト、ヘッドを振ってはイケナイ」 の スタートライン・体験版になるのではないか と思います。 これ 腕で打つ充実感(多くの方の大好きなモノ)を除けば そのまま フルショットの距離 に移行出来ます。 で、「こすって スライス気味の方」であれば このショットの方が 遥かに飛びますし、弾道も綺麗な筈 です。

目玉の出し方 #Short

2021年4月25日日曜日

スイングを治せる『考え方』

今後 おそらく スマホの普及や  パット見の有効性や印象から ゴルフの狭い世界ではありますが、  流行るかもしれないモノ、 モーションキャプチャーを利用したスイングの映像解析 は  より一層 ゴルファーを悩ませるコト になります。
スマホなどのアプリを利用して 誰かにレッスンを受けなくても 『手軽❓ 気軽❓』にスイングを治せる と これなら 一見すると 分かり易いかも❓ と  思いがち ですよね…。 例えば 健康診断 をして やれ血糖値だとか、血圧だとか、 自分の年齢、性別の理想値 があったりしますよね。 自分の数値と見比べ ココは良くない、ここは良い  健康維持や病状改善のために利用する訳ですが、 生活習慣や食習慣などの要素によって  その数値が生まれてしまっている場合、 それを改善しなくてはなりません。 病気に関連すると 無理やり、  薬で数値をいじる と言う方法もあります。 では スイングに当てはめた時 どうなるでしょう❓ 自分の動きは 自分のしたいコト や してきたコト 使っているクラブ によって  必然 として形成されています。 ココを治したい としても その自分の気に入らない部分、箇所も それをしないとイケナイ、それをしないと打てない から やっているのですから 見た目だけの為に治したら 打てなく、  当たらなくなってしまいます。 病気の治療 と同じで、 何故 そうなっているのか 何故 そうせざるを得ないのか 何をしたいのか を無視し 形だけ作っても 身に付けるのは難しい・・・。 結果、を無視して 何万回も素振りして ロボットのようにしないと無理かも、です。 スナップロック。 『当ブログでは常識になっているのだけど、 正直どうやって右手の角度を維持するのかよく分かりませんでした。 ここを意識すると益々右腕中心のスイングになりそうで これまであまり取り組んでこなかったポイントでした。 ・・・・・ アプローチではいい感じなんですが、 フルショットになったとたんにできなくなります。』 コメントも頂いたので  例に挙げさせて頂きますが この場合のテーマは 『右手首のスナップロック』です。 右手首のスナップロック とは スイング中 右の手首が甲側に折れた状態 のコトを指し、 理想的には その状態を維持したまま 打てる、 もしくは グリップエンドがボールを追い抜く、 インパクト直前まで それ「らしい」モノを維持する というコト なのですが、 質問者さん は勘違いをしている?可能性があり 今の取り組み方では 何万球打っても 問題を解決するのは難しそうです。 このテーマに対して 必要なのは ✖右手の手首をロックして置くコト ✖右手首のスナップロックを維持して置くコトではなく、 右手の手首をロックして置いても  打つコトの出来る それ以外の環境 なのです。 確かに ある程度(そんなに大きくはないですが)は 右の手首を解かない意識は必要ですが、 運動した腕やクラブの重みをいつも ソコ で 支える、保持しておくのは 無理があります。 それ以上に ✋クラブをリリースするのは ボールより先(インパクトより後) ✋右手の手首を解いた状態の 肩からヘッドまでの距離  と比べ、ホールドしたまま当てるには 距離が短くなる  その距離感でも届く 右の手首以外、  特に左サイド、からだの周り方 がポイント ✋右手首をホールドする意識 であるのなら  ずっとホールドする ではなく、  ホールドして置ける(肉体的に、頻度的に)時間内に  意識して置ける内、時間内に打ってしまう  打てるタイミング、ルート、順序 というコト になります。 つまり 右の手首をホールドして置くコト ではなく、 右の手首をホールドしても当たるコト がポイントです。 モーションキャプチャーで  理想的な動き が把握出来たとしても 自分自身が なぜ❓ どうして❓  その動きになってしまっているのか 理解出来ない と 治す方法が見つからず、 ただ単に 動きを真似るだけ になってしまいます。 ゴルフショット、ゴルフスイングは  より遠くに、より確実に 前に進んでいくための手段で 距離や方向、スコアの為にあるだけで スイングの品評会ではありません。 そこは点数に加算、減算されません。 ただ 単に似たような構造のゴルフクラブを 似たような構造の人間が振る 効率を突き詰めていくと だいたい 似たような動きになるに過ぎません。 そういう意味合いからも ごく最近の シャロー型スイングは 子供の頃にゴルフを始め 長く、重い、ゴルフスイングを 引っ張る動きから 寝かして見えるような 下半身の沈み込み、しゃがみ もしくは 寝かし気味のスイングの成れの果て  と考えて良いと思います。 それを真似る必要性が 全く見えない と言うか もっと スイングの内面、本質を見抜く 能力を上げるべきだと思います。 良いスイング動作の一番のポイントは フルショットの動きが 通常のアプローチや パターにつながっていく動き で 普遍的な動き であるべき です。

2021年4月23日金曜日

ダウンブローは ヘッドを下に落とさない から始まる

ゴルファーの多くが望む  ダウンブロー  上から打つ  ボールを潰す は まるでギャグの様ですが  ヘッドを下に振ったら出来なくなります。 そのクラブの、持っているクラブの  ロフトなりのつかまりは難しくなります。 ゴルフクラブは知っての通り  長い 棒 の先に 集中した重さ(ヘッド)が 付いており、運動させたクラブの重さは ほぼ スイング動作を決めてしまう程、です。 その重さ(ヘッド)を下に振ったら かなり早めに からだは上を向こうとし始めます。 プロのレベルで言うと ダフリ は厚く入ったことや やや噛み気味になった程度で済みますが アマチュアのレベルで言うと ダフリは 巨大な球体・地球を打つコトで 慣れた とは言え 痛い、恐怖の対象ですので どうしても そういう反応をせざるを得ません。 ヘッドを下に落とす と 結果、としては しゃくり打ち、あおり打ち に なるのですが、 ダウンブローで得られる筈のボールのつぶれ、つかまり は 数割増しのスピードであれば 代替えが効きます。 タイガーウッズの ピッチングウエッジ は ロフト50度です。 最近の アイアンのストロングロフト化 は ボールを上から打てないアマチュアのお助け となっている訳です。 おそらく このボールのつかまえ は 多くの悩みの始まり になっています。 アプローチから、ミニショットから 始めて 馴染ませ 通常のショットに刷り込んでいく で良いと思いますが、 スナップをロックさせ、 少なくとも グリップエンドがボールを追い越すまでは スナップをロックさせ、 それで腕とクラブが短くなっている文、 しっかり 左にシフトして ボールに近づき 前さばきで打つ 練習をしてみましょう。 飛距離と安定 そしてスライス防止 美しい弾道 それらを解決する糸口になると思います

あなたの目にはどう映るのでしょうか❓ #shorts

2021年4月22日木曜日

 フォロースルーは左を向くコト

ごく小さなアプローチ 数m であれば 刷毛塗だけで打つのもいいでしょう。 ただ ある程度 「打つ」 のであれば  その度合いは距離に応じて、ですが ちゃんとした右向きの作法 は必要です。 肩を揺さぶる「振り子」や 胴体を捩じる肩だけ、手だけ の 上げ方 では 左右の腕の長さ が合いにくくなります。 ショットをスピードで誤魔化せる状態 ダフリやトップをスピードで誤魔化せる距離 であれば どうにかなりますが、 距離調整の必要な場合はそれが誤魔化せません。 ハンドファーストのインパクト 右手首のロックを維持したインパクト を思うあまり、ヘッドだけを動かしてスタートする ということも起こり得ると思いますが、 からだの向きを変え グリップを動かし   その結果、ヘッドが動くが最適解です。 ハンドファースト、右手のロック は 切り返しに少しだけヘッドを置いてくれば良いだけ です。 進行が逆転する 切り返し で ヘッドは その重さ分、そこに留まろうとします。 それを利用し ヘッドを少しだけ置いてくれば良い のです。 ✋アプローチ に限りませんが、  この手の練習、ドリルにおいて  気を付けなくてはならないのは  インパクトでからだの回転、向きを止めないコト。  勿論、アプローチであれば その打つ距離分、  その速度分ではありますが、  最後まで、 左を向いて終わるコト です。  俗に言う フォロースルー とは  ヘッドを前に、進行方向、飛球方向に出すコト ではなく  左を向くコト によって 作られます。  フォロースルーを『作ろう』として  ヘッドを前に出す、グリップを追い越す 動きは  からだの回転を止めます。  望みの場所にヘッドを移動させるのは  自分が左を向くコトで造りだします。  速い速度の動き、フルショットで  動作、として フォロースルーを作ろう とし、  手さばきでヘッドを前に出そう、もしくは  右手を伸ばそうとするのには  からだの止まり が 必要で、  その結果、クラブが自分に巻きつき  左ひじが抜けてしまったり、  ヘッドの急激な内入り  急激なヘッドの向き、ロフトの変化が訪れたりします。

2021年4月21日水曜日

【保存版】弾道スペック データのウソ❓ ホント❓ 2021年04月20日

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/ 面白いデータ、 あまり知られていない データをご紹介します。
  H-sp. B-sp. BS/HS 入射角 打出角 回転数 高さ 着弾角 飛距離   m/s m/s   度 度 縦/rpm m 度 ₍ヤード₎ Driver 41.7 62.2 1.48 3.0 13.2 2610 22.8 37 218 3wood 40.0 58.6 1.48 -0.9 11.2 2700 21.0 39 195 5wood 39.1 56.8 1.47 -1.8 12.1 4500 23.7 43 185 7wood 37.7 54.6 1.46 -3.0 12.7 4690 22.8 46 174 4iron 35.5 51.5 1.45 -1.7 14.3 4800 21.9 43 169 5iron 35.1 49.7 1.43 -1.9 14.8 5080 21.0 45 161 6iron 34.6 48.4 1.41 -2.3 17.1 5940 22.8 46 152 7iron 33.7 46.2 1.38 -2.3 19.0 6700 22.7 47 141 8iron 32.8 44.4 1.33 -3.1 20.8 7490 22.8 47 130 9iron 32.0 41.3 1.32 -3.1 23.9 7580 22.7 47 119 PW 31.1 38.2 1.28 -2.8 25.7 8400 21.0 48 107 ➂おまけ   46.8 64.1 1.45 7.8 16.0 1710 --- -- 252 このデータは 複数のLPGAトーナメント(米国)で 計測した 数百人の女子プロ のショットデータ(2019年) です。 番手ごと ですが、左から  ◌ヘッドスピード ◌ボールスピード ◌俗に言う ミート率 ◌ヘッドの入射角度 ◌ボールの打ち出し角度 ◌ボールの縦の回転数 ◌ボールの最高到達(高さ)点 ◌キャリーの接地(着弾)角度 ◌キャリーボールの距離 平均的な 成人男性(おじさんゴルファー)のデータ と比べ   ややハイスペック、やや飛ばし屋さん気味ですが 参考になる点も多いかと思います。  キャリー218ヤードですので  総飛距離は240~250ヤード と見て良いでしょう。 ➀ドライバーを除き 全てのクラブに入射角度(データ上 マイナス値)が あるコト ですね。 全部、真似はしきれませんが  ウッドははらって打ち、アイアンは打ち込む は 実は本当では無いのが判ります。 長さ、や長さによる立ち方(前傾)などによって  そう見えるだけ というコトなのでしょう。 ドライバーのティアップを考慮に入れても 🔴クラブごとの、ロフトなりの回転数の変化 🔴長さなりの 入射角度の変化 が 一定(の流れ)になっていますから  ほぼ全番手 同じように振っている と考えて良いと思います。 ここは私たちよりもパワーがある、スピードがあるから 可能と言えるかもしれませんが、 ティーアップしたドライバーよりも 地面から打つ #3の方が 打ち出しも低く、最高到達点の高さも低い、 のは やはり プロならでは、です。 ➁これは既に知っている人も居るかと思いますが、  ボールの最高到達点、  一番高くなるトコロは  実は ほぼ全番手 同じ高さ です。  飛ぶ距離に対し どこが一番高くなるか  というコトで  距離の出るドライバーは より真ん中にそれがあり  ロフトの有るウエッジに近づくほど  一番高くなるトコロが奥になる、と  着弾角度から想像出来ます。  同じ地面から打つ クラブ同士比べてみると  3番ウッドのロフトが15度前後  PWのロフトが 45度前後 ですが、  (ボールの置き位置も関係しますが…)  打ち出し角度には 15度前後しか差が無いコトから  如何にボールを潰して打っているか   別な言い方をすれば 前さばきで打っているか 分かります。  ボールを潰して打つ は まだ死語ではないのですね。  数週間前に女子メジャーを優勝した選手も  ドライバーであっても 右手のスナップは  打つまでは解かないイメージです、と言っていました。 ➂ おまけですが 72歳時の  ジャンボ尾崎 のドライバーショット データ です  ひゃあああ やはり怪物ですねー ④これもオマケ ですが、  ドローボールと呼ばれているショットは  アドレスのターゲットラインに対し  すべて 右向きのフェースから生まれています。  開いているからスライス は一概には言えないのです。 全体的な、そして個人的な感想 で言いますと アメリカの女子プロは思ったほど 普通 というか 驚くほどは飛んでいないのですね。 1年半~2年前のデータになりますから ドライバーでは 打ち出し角度がやや増え  スピン量が減っているのでは と予想します。 また、全番手のショットデータを見ると  一般的アマチュアゴルファーは  『いかに すくって打っているか』 わかります。   余りにも違いが大きい…ですね。 真似をしよう とは言い切れませんが  本当の 上から打つ が掴めていないのでは❓ と思います。

2021年4月19日月曜日

開幕戦、東建ホームメイトカップ 21位タイ 高橋賢選手

前週の調整ラウンドの様子です

グリップの移動 ~先端は振りません

ゴルフクラブは運動をする自分、 それとつながっているグリップに対し  ヘッド部分が極端に重くなっています。 約1ⅿの長さの棒 の両端 グリップ側は50g / ヘッド側は200gオーバーです。 そして ヘッドの構造、特徴である  重量位置~重心位置 は その棒であるシャフト・グリップ線上に対し  重心距離と呼びますが、L字型に ドライバーであれば 4cm近くズレています。 スナップショット 1 (2014-07-21 12-32) また アイアンであれば 数ミリなので  気にする必要はありませんが、 ウッド ユーティリティクラブ  特に奥行きの大きなモノになれば 3cm以上 重心深度と言って 奥にもずれています。
ゴルフクラブそのものは 「落ちる」以外 勝手に動くことは無く 打ち手である 自分の動作によって グリップが移動するコト が 唯一の運動の動力源になります。 そのグリップの移動に対し、 ヘッドはその重さもあり、運動も加わり 必ず「遅れる」、ズレる と言ってよいです。 それを避けるコトはかなり困難です。 重心位置の関係から グリップの移動が横~水平方向が主になれば グリップに対するヘッドの遅れは  フェース、そして ロフトの開き になり、 これが ゴルファーを苦しめる訳ですが、 グリップの移動が 縦~上下方向が主になると グリップに対するヘッドの遅れは  フェースは閉じませんが、ロフトを立てます。 (少ないながらも 横移動があるので フェースは閉じません) 遅れが 横のフェース開き になるか、 縦のロフトの閉じ になるか は グリップの移動の仕方次第 というコトになります。 さあ ここからが 知恵の使いどころ になるのですが、 だから と言って  腕でグリップを、クラブを縦 に振ろうとすれば  腕の付け根は その時間の間に 回転の横移動で  水平に進行して行ってしまいますから、  結果、ロフトは立たず、フェースの開き になってしまいます。 過去の多くの 寿命の長いプロ のスイングを見ると  からだの回転 これは主に 横方向の動作ですが、 そのからだの回転で 如何にグリップの上下を生むか グリップの大きな横移動をせず、狭い幅の中で  グリップの高さを変えているか 横運動を 縦運動にしている ように見えます。 腕を振る 訳ではないかも知れませんが、 からだに対し どう腕を振るか からだの回転で どう腕を振るか が 腕と体、クラブと体の融合のヒントになると思います。

2021年4月16日金曜日

【ニューギア】SYB EG-05 ドライバーヘッド  #shorts

EZ-05 ドライバーヘッドに実装されている  ネック調整(ロフト角度編) をテストしてみました。 🔴実験ドライバー 44.5インチ/ヘッド重量 227g --振動数 148cpm 🔴ボール スリクソン X ロフト角度だけ、ライ角度だけ、フェース角度だけ、 を調整することは出来ず、  複合で変化する仕組みです。
添付されている レンチ は  トルクレンチ になっており 締め付け時、「カチッ」音が鳴り、 締め付け規定値以上かからないようになっています。 (ちょっと怖いですけどね) ネジを舐めたりしないよう  グリップを下にして クラブを垂直に立てて                                                                                                                                                                                                                                                                                      締め付けるコトを推奨いたします。 ヘッドの標準値(Nマイナス)は  ロフト角度 10.0  フェース角度  0.0  ライ角度  59.0 です。 ネック部の 表と裏に Nプラス Nマイナス  と表示があり、それを目安に LOW1 9.5 -0.5 59.5 (固定位置 Nマイナス寄り) LOW2 9.0 -1.0 60.0 LOW3 9.5 -0.5 60.5 N+  10.0 +0.5 61.0 HIGH1 10.5 +0.5 61.0 (固定位置 Nプラス寄り) HIGH2 11.0 +1.0 60.5 HIGH3 10.5 +0.5 59.5 合計で8通りの ライ、ロフト、フェースの組み合わせです。 3人のお客様に ❶ LOW2  9.0 -1.0 60.0 ❷ Nマイナス  10  0  59.0 ❸ HIGH2  11 +1.0 60.5 を打って頂きました。 打ち出し上下角度(平均値) ❶ 11.3度 ❷ 13.2度 ❸ 14.9度 縦のスピン量(平均値) ❶ 1761cpm ❷ 2155cpm ❸ 2487cpm という 数値通りの結果 と相成りました。 元々のヘッドの性格が スピン抑制が強いので どのロフト角度にしても かなり低めのスピン量 です。 低めの球質の方やヘッドスピードに自信の無い方には 9.0~9.5 は かなり手ごわい かも知れません。 やや 長めのセッティングが良いかも。。。 また 球質ですが、 これも 元々のヘッドの性格が スライスキラー の為 ロフトが大きくなる に ライ角度のアップ、 フェース角度のプラス が加わるので ロフトを増やすほど 右回転体質が薄れ ❶ と ❸ では 左回転が約400cpm 増えました。 EG05_03 やはり 右回転気味で 弾道の高さやスピンの多さ に悩む 飛距離アップ希望のゴルファーにとっては かなりの お助けドライバー に成り得るヘッド です。

2021年4月14日水曜日

Patty Tavatanakit Third Round Highlights | 2021 ANA Inspiration

最速『バンカー嫌い製造法』⇒振り子のアプローチ

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/ この10年で バンカー嫌いが急増している  のではないか思われます。 バンカー嫌いにならない 最大の解決策は  重いヘッド、硬くないシャフトの 『ゴルフクラブ』なのは間違いありません。 ラフも含めてですが、ボール以外に  砂や芝などの 重さ/負荷のかかるショットには 絶対的な ヘッド重量 と シャフトの軟度(柔らかさ)が必要です。
ヘッドが軽くて、シャフトの硬いウエッジ では チカラの無い人、足腰に不安のある人、  女性や高齢者、子供 を必然的にバンカー嫌い に  導いてしまっています。 コレ、私がゴルフクラブ製造者、販売者 だから そう誘導している…と思われるでしょうが、 本当にそれとは関係なく、深くそう思うのです。 あとは やはり アプローチ法 でしょうね。 練習場の初心者向けレッスンを見ると  右も左も「振り子のアプローチ」です。 どうしてなんでしょうね…。 アプローチだけでなく パッティングストロークでも よく見かけるのですが、 パッティングで 全く距離がおかしい、 倍や3倍の距離だったり  半分、1/3の距離を打ったりしている 初心者を見かける訳ですが、 前にも書きましたが、 振り子は 引く量、引くチカラ の 反動というか 戻りが 元に戻るチカラ、この場合は打つチカラ になります。 打つ方向に チカラを加えないのが 振り子 です。 ところが 実際のショットやストロークでは 打つ方向へのチカラなり、自然な加速は必須で その加減が距離を作り出す訳です。 振り子 を信じていると 引く量、上げる量 ばかりに気を取られがち ですが、 打ち方向への自然な加速をするための  助走距離の為に テークアウェイの量がある訳で、 『振り子』のように 引いた量で確定するのではありません。 振り子式ショット で 一番苦しむのがバンカーショットです。 肩を主体に胴体を捩じる であっても、 胴体ゴト、からだの向きを変える であっても 傍目に 振り子「のように」見えるのは 右向き~~~左向き があるから です。 ヘッドがグリップを追い越しているのではなく  クラブを持った打ち手が 右向き~左向きをしている に過ぎません。 IMG_0002 振り子式 のバンカーショットにしてしまうと 正規の からだの向きで自分が動く のと比べ 緩い入射角度、大きなロフトになり過ぎて 打ち出しは高くなりますが、ボールが飛びません。 足腰に自信の無い人や体重の軽い方、 腕力、握力に自信の無い人の場合、 緩い入射角度、大きなロフト になるので ダふらせてOKのバンカーショットであっても 予想外に手前をダふってしまい 跳ねて トップ… になるケースも少なくありません。 強く打とう、長い距離を打とう、 より高く上げよう とするほど 振り子によって ヘッドを飛球線方向、前に出すほど 頭は後ろに下がる、右に傾くので より一層、緩い入射角度、大きなロフトになり  望みの距離なり、高さを得るには  かなりの強さなり、速さなり、大きさが必要になりますから  失敗の可能性は倍々に増えます。 バンカーショットの一番の難点は 足場が緩いコトにありますが、 一度 バンカー嫌い になると 自分の番に時間をかけたくなくなるので 足場も適当に 急いでしまう傾向が強いです。 意図的に 緩い入射で、 意図的に ロフトを開いて打つ ショットも ない訳ではありませんが、どちらも ショットの中では難易度は最大(最悪)で 出来るだけ そんなショットをしなくて済むよう に するのが 基本的なスコアメイク です。 その、最高難易度のアプローチ、バンカーショットを 自分の持ち球 にしたら…、ホント ご苦労さま です。

2021年4月12日月曜日

【実地レポ】SYB EG-05(ドライバー)

☀万年スライサーだった自分が  ドローボールをコースで打てるようになるとは… 噂に違わず スライスキラーは本当でした。 スピン抑制においては 店主の事前レクチャー通り、 コースボール使用の練習場ではありましたが  低め、失速気味の弾道 で レンヂボールはやや苦手な模様です。 ロフト変更のレンチもお借りしてましたが あえて 練習場の結果は無視して コースへはそのままのロフトで挑みました。 仕様:44.5インチ ヘッド重量235g    振動数 144cpm EZ-05 ロフト/フェース/ライ調整リスト N-    10  0.0 59.0 ➀EZ05 LOW1   9.5 -0.5 59.5 LOW2   9.0 -1.0 60.0 LOW3   9.5 -0.5 60.5 N+   10.0 +0.5 61.0 HIGH1  10.5 +0.5 61.0 HIGH2  11.0 +1.0 60.5 ➁ HIGH3  10.5 +0.5 59.5 ➀N-  10  0.0 59.0 (ラウンドは馴染みコース) 元々の弾道は 少し左に出て 右に戻ってくる 右回転系のボール です。 初っ端から 真っ直ぐ出て 左に曲がるボール  ややひっかけ気味が続きました。 従来はランの少ないドライバーショットでしたが、 ランがすごく増え、ロストしてしまうほど、でした。 弾道はやや低めの中弾道、 この感じに慣れるのに苦労しました。 距離は1番手分から 落ちドコロによっては2番手減る感じです。
➁HIGH2  11.0 +1.0 60.5 次のラウンドでは ロフト設定を変えてみました。 従来は上がり易いドライバーショットの為、 少なめのロフトばかりを使ってきましたが、 一番大きなロフト設定で行ってみました。 結果は正解で 確率は高い訳ではないですが、 よく言われる ハイドローボール気味 な弾道も出て ちょっと気持ちよかったです。 正確な距離は分かりませんが 10~15ヤード 丁度、ランが増えた分、飛距離は伸びると思われます。 難しいコトは分かりませんが、 ドライバーを買い替えた時、ロフト選択は迷いがちになりますが それを購入後、解決できるという点ではとても良いと思います。 ロースピン系のドライバーの体験は無かったため、 頭の中はロフトを減らす方、とイメージしていました。 『ロフトを増やす方に変更する』とは思っていませんでした。 そう頻繁に変更するとは思えませんが、 設定変更時のレンチの力加減はちょっと怖いので 計測を経て、ロフト設定を決めるのが良いのかも知れません。

祝 開幕戦東建出場 高橋賢(マサル)選手 スイング集

2021年4月8日木曜日

地味すぎて伝わらないけど基本のアプローチ #shorts

からだの回転は 腰か 肩か #shorts

ごくごく当たり前 の話しかも知れませんが、 からだの回転 ⇒⇒ からだの向きの変更 は 1.ボールを打つため 2.グリップを移動させ、ヘッドを動かす 3.グリップを移動させる為 腕の付け根を移動させる のが目的で からだの向きの変更 ソノモノは手段であって 目的ではありません。 【からだの回転は足か】 からだの向きの変更のエンジンを足 とすると 回される方の体や腕、クラブは 負荷 に相当します。 負荷は その長さ や 重さ   そして エンジンからの遠さ によって 遅れになっていきます。 足で廻ろうとすると  クラブだけでなく、腕の付け根(肩)も 遅れてしまい クラブの寝 の原因になるので ✖ です。 足の動きは  向きを変えるコト、そのものではなく  バランスよく向きを変えるための軸足作り を主体にするべきでしょう。 【からだの回転は腰か】 肩、腕の付け根 を移動させる為、  腰の向きを変えるのは 可 です。 テークアウェイ時など 負荷の少ない場合  動作が遅い場合などは良いと思いますが、 ダウンスイング等 動作速度が速い場合、  腕やクラブなど、動作速度に対し、  重さになる長さが増えやすいので  お薦めではありません。 また 腰を主体に体の向きを変える場合、  その動作は 脚が主体になり易く  姿勢が崩れやすいですから ✖ と考えて良いでしょう。 【からだの回転は肩 か】 ダウンスイングに関して言えば YES です。 腰は肩に対し 追随 する、補足 する で 十分と思います。 速く動けても ロフトやフェースが開いてしまったら 距離にはなりませんし、 姿勢が崩れてしまったら ミスになってしまいます。 どんなスイングを覚えて来たか どんなクラブでゴルフを覚えたかなど  感覚、ですので、過去の経験によって 異なるか とは思いますが、 🔴動作速度に対し 重さ~遅れ になり易い ダウンスイング、切り返しでは 腕、クラブ、その付け根である肩を主として からだの向きを変えるのが 吉 だと思います。

2021年4月6日火曜日

アプローチショット 現場にて

ショットやスイングの悩みは あるクラブセットの中に、一本違ったものを 入れた時に起こり易くなります。 まあ よくあるパターンでは アイアンセットがPWまで…とか、 アプローチが上手く行かないから ウエッヂだけ別なモノを…、入れたとします。 おそらく ウエッヂだけを変える場合、 多くはバンスの少ないウエッヂを買います。 ロフトを寝かして、開いて打ってスピンをかける なんていう事を考えたりしますから 単品では そのウエッヂは功を奏する…かも知れません。 思いますが、ロフトを寝かして開いて打つ感覚は 他のショットに当然影響 を与えるでしょう。 それによって ドライバーが飛ばなくなって来たりします。 まさか!の展開ですから、理由は見えないでしょう。 ウエッジ単品のモノは  総じて 『ウエッジだから』 と言う理由で シャフトが重くなっているモノが多いでしょう。 ✋ウエッジだから シャフトが重くなる は悪いコト ではありません。 その多くがスチールシャフトですが、  スチールシャフトは単一素材で作られている為、その性質上、 カーボン(グラファイト)シャフトとは異なり、 シャフトが重くなる、素材の量の増える、シャフトの厚みが増える、  は シャフトが硬くなる に直結します。 フルショットで使用するコトの少ない、 中途な距離感のショットを多用する ウエッヂのシャフトが硬い のは  かなり問題です。 シャフトの機能、を勘違いしている人が多いですが、 シャフトの機能は 「ヘッドを」動かすコト ではなく ✋『グリップ』、手元側を動かすコト です。 硬いシャフトは その手元を動かす、誘導、誘発するチカラが薄いため グリップが下がり切らなかったり、左に誘導され難くなります。 故に 硬いシャフトの方が ボールに届き難くなります。 ***自分で試せば 直ぐに判ります。 ボールに届きにくいので 中途な距離を緩く振ろう と思っても それでは届かない(トップ~チョロ) になるので 最後、インパクト付近で加速することになります。 また 出来るだけゆったり振ろう としても それでは届かなかったり、距離が足らなかったり し易い ので どうしても強く振るコト になります。 打つ距離と振る感じの統一感が付き難くなるのです。 ●アプローチをそこそこ強く振らなくてはならない と ●中途な距離感を打つ を両立するには 上げる球=ロブショットのようなアプローチ が 必要になるので、ある意味、クラブに球筋を決められてしまっている のかもしれません。 アプローチショットやグリーン周りの寄せ は 上げる球、転がす球 とその場面に応じて 適切なモノが必要となりますが、 上げる球 は その中でも 特殊な球に属します。 危険度 と 距離感の難易度が高い から です。 出来れば 選択しない方がよい、 それ以外の選択が無い場合に選ぶショットです。 アプローチの環境が判別する前 の時点で クラブの性質によって その球を選ばせられる は あまりよろしくないでしょう。 ウエッヂのシャフトは アイアンセットの流れ よりも ほのかに(微妙に)柔らかく、ヘッドも重い方が 他のショットのへの影響も少なくなりますし、 アプローチでの楽さが上がります。

2021年4月5日月曜日

からだの回転は 腰か 肩か #shorts

番手間の距離差問題

殆どゴルフクラブ、多くのゴルフクラブ は 『アイアンのロフトで言うと 27~28度のクラブで ごく平均的なアイアンであれば 5番もしくは6番アイアンですね、  それで 150ヤードを打てる』 コトを基準に造っています。 アライメント ですので フェアウェイウッドやユーティリティ  隣同士のクラブは ☑ロフト 3度差 ☑長さ 半インチ差 で作られています。 アイアンですと ☑ロフト4度差 ですね。 その距離 27~28度のロフトのアイアンで150ヤード  この距離が届かない人 にとっては その 番手差 は 距離がはっきり表れにくい 番手の距離差が付き難くなるのは 仕方がないのです。 ですので 5度差のロフトを作ったり 長さを半インチ差では無く  フェアウェイウッドやユーティリティであれば 長さを 3/4インチ差にしたり  アイアンであれば 長さを 5/8インチにしたりした方が 本当の使い勝手は良かったりします。 ✋✋✋ ユーティリティ型のアイアンセットを使ったり 女性のように アイアンの本数が少ない方、 フェアウェイウッドを多く入れられる方には お薦めの構成です。 まあ ここの事情には 〇ルール制限の14本 出来る限り 持たせたい 少ない本数でさせたくない… 〇クラブの組み立て、などを出来るだけ安く単純化したい と言う売り手、作り手の事情もあったりします…。 ユーティリティ型のアイアン ですと ウエッジは普通の軟鉄鍛造 下から8番まで 1/2インチピッチ 7番から5番までを 5/8インチピッチ 5番から3番を 3/4インチピッチ と言う風に作るコトも可能です。 番手の距離差が ハッキリ します。 ショートアイアン(7.8.9番)あたりが  ジガーやチッパーの役割もするので 楽しいかも…。 同じ14本で行くなら これに 3.5.7.9番 の中からウッド2本 🔴サブドライバーとしての ロフト立目の長めの3番ウッド とか  長めの3番 短めの5番  長めの5番 短めの7番   短め5番 長めの9番 などなど 🔴やさしさ 飛距離を兼ね備えた 長めの 7番ウッド とか そして ドライバー なんて言うのが 面白い構成かな と思います。

ブルースの練習 #6 後編

2021年4月2日金曜日

【実験】SYB EZ-05(ドライバーヘッド) 第3弾 ライ角度編

⚠SYB EZ-05 の注意点⚠  弊社のドライバーヘッド GR-14 もそうですが  スピン抑制の強いヘッド ~飛び系ドライバー  の場合、3000cpmを超えるような方が  縦回転(スピン)2000cpm前半、 場合によっては1000cpm後半  になるコトが多いです。  ヘッドスピード、ボールスピード 弾道質 にもよりますが  2500cpm未満、 2000cpm未満の縦回転数、 スピン量であると、 練習場のボール、 コースボールであってもディンプルの薄くなったモノ では、スピンの持続が適わず失速、 浮力を失い 練習場でまるで飛ばない、 キャリーボールが出ないコトが起こり得ます。 (特にヘッドスピード 40ms以下の方)  特に SYB EZ-05 は スライス殺し特性も強いので  練習場のボールではスピンが足らず  俗に言う縦チーピン、フォークボール連発の可能性もあります。 ⚠特に、2000cpm以下の回転数だと 練習場でキャリーボール150ヤード… …なんて可能性も否めません。  出来れば コースボールでの 計測を伴いながらの試打を  おススメ致します。
チョイスラが持ち球「だった」Eさん 2ラウンド程、実戦 投入して貰いました。 結果 26回のドライバーショットで ✊右方向へのミス 皆無 回転までは分かりませんが ✊右曲がり 皆無   だったそうです。 大半が薄いひっかけ気味のストレート ドローボールも1/4位の確率  今までには出ない左への曲がりミス もあり  だそうです。 ✋今までほぼ全く無かったランがあり  平均しても 20~25ヤード程度伸びた とのコト。  めでたく エースドライバーに躍進^^ ✋練習場では やはり 失速気味だった、そうです その上で 今度は ライ・フェース角度をテスト してみます。 同一球(スリクソン X)  各30球を打って頂きました。 EZ-05 ロフト/フェース/ライ調整リスト N-   10  0.0 59.0 ➁EZ05 LOW1  9.5 -0.5 59.5 LOW2  9.0 -1.0 60.0 LOW3  9.5 -0.5 60.5 N+  10.0 +0.5 61.0 ➀ HIGH1 10.5 +0.5 61.0 HIGH2 11.0 +1.0 60.5 HIGH3 10.5 +0.5 59.5 ➀ ロフト10 フェース+0.5 ライ61.0 (コースではコチラの設定を使用) の30球平均値は 縦回転 1952cpm 横回転 ㊧763cpm 打出角 14.6度     ㊨1.3度 方向  ㊧12ヤード ➁ ロフト10.0 フェース0 ライ59.0 の30球平均値は 縦回転 2122cpm 横回転 ㊧442cpm 打出角 15.0度     ㊨4.5度 方向  ㊧1ヤード と言う結果になりました。 ➀→➁に比べ フェース角度で0.5度  ライ角度で2度 左に出にくい角度 になっているのがそのまま 反映されています。 ロフトが少ないモノに対する  ライ角度の効果は 1/3~1/4程度ではありますが  より左に引っかけにくい 打出角度/左右 ㊨1.3度 → ㊨4.8   左回転もおとなしく なりました。 横回転   ㊧763cpm → ㊧442cpm 方向性がより向上し  ➀に比べ ➁の設定は キャリーボールが6ヤード増え   総合飛距離も8ヤード伸びています。