2024年2月29日木曜日

『ぶっつけ打ち』を回避する

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

店長「ドライバーショットだけじゃないですけど
 ある程度の年齢になってくると
 特に ドライバーでは問題になるのが
 
『ぶっつけ打ち』になってしまう… ですね。」

質問「ぶっつけ打ち❓」

店長「なにか 定義が有る訳じゃないですけど
 手打ちショットの行き着く先 って感じで
 言葉の通り インパクトでヘッドをボールに
 ぶっつけてショットが終わってしまう…
 そういう打ち方ですね。
〇リリースの違い ヘッドを出すかor廻るか - frame at 0m34s
 コメントにもありましたけれど
 ドライバーショットは ティーアップしてますから
 打つボールは空中に浮いています。
 ボールの位置も 地面のボールを打つよりも
 右打ちで言うと左側、前寄りにあります。
 それに すべてのクラブで一番長さが長い事による
 ボールに対して入ってくるヘッドのアタックの緩さ、
 その両方が相まって 自然な形でアッパー気味、
 度数で言うと 1~2°
 最大で言うと 3°位のアッパー になるんですね。」

質問「自然な形で✋ですね。」

店長「はい。
 2°のアッパーって
 傾斜~勾配で言うと 3.5%の勾配
👉100m進むと 3.5m高くなる
👉10ⅿ進むと 35cm高くなる ですから
 結構、急なような…急で無いような…
 微妙な角度です。

 これは 先ほども説明した通り、
 ティーアップ、ボールの位置、クラブの長さ(弧の大きさ)、
 プラスαで ドライバーヘッドの重心の深さ など
 ほぼ全部が 意図的なモノでなく外的な要因 です。

 ですので わざとアッパーに振る必要も全くありませんし、
 結果として 「へぇ~ そうなんだ😌」程度 で
 意識する必要もないとも言えます。

 スイングの問題も含め、
 これを意図的… アッパーに 3°以上のアッパーにしてしまうと
 ボールの打ち出し 飛び出しは ほどほど高め、
 低くない程度の高さに飛び出るのですが、
 非常にスピンが少ない上に、ボール速度も出にくいので
 ボールが伸びず 飛ばない球の典型 になってしまいます。

 飛行機の翼、速度、浮力もそうだと思いますが、
 速度に対し ある一定の浮力が無いと
 浮力に対し ある一定の速度が無いと
 失速してしまい 落下/墜落します。

 数か月ぶりにラウンドしたら 30ヤードも
 飛距離が落ちてしまった というコトが起こり得ます。

 ぶっつけ打ち、
 からだを左に向ける(右打ち)コトが打つコト ではなく
 からだはボールに向けたまま、
 腕やクラブだけを振る、フォローを出す 打ち方では
 ヘッドが急激に、小さな弧で上昇しますので
 かなりのアッパースイングになる可能性があります。
〇支部 昼連物語
 割合を正確に言うことは出来ませんが、
 50歳以上の年齢のゴルファーでの割合は結構いると思いますし、
 加齢とともに 手打ちの人が
 そのぶっつけ打ちに行き着いてしまう例はものすごく多いと思います。


 この映像はアプローチで、ですが
 片方は 肩も含め腕とクラブだけ 前に出し、
 一方は からだを左に向けることでそれを行っている「違い
 を確認できると思います。

 クラブの長さの弧で 急激に上がるか、
 からだの厚みや腕の長さ、クラブの長さの弧でヘッドが上がるのか、
 3.5%の勾配を考えつつ 見てみて下さい。

 歳をとって ぶっつけ打ちになるのを避けるため
 手打ちを辞めましょう。
 若いうちは良くても ある年齢になると
 ぶっつけ打ちへの道になっちゃいますから
 行き先を変えましょう というのが私の考えです。」

2024年2月28日水曜日

ゴルフクラブの都市伝説…

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


店長「あと 折角だから…
 パーシモンヘッドのフェースって
 諸々の事情によって 木製じゃない
 鉄だったり、一番多いの真鍮、
 そして プラスチック、
 晩年には カーボンが、
 そう言うモノがハメられて来たのね。
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 特に カーボンは
 カーボンにすると飛ぶ 
ら・し・い
 で 猫も杓子もカーボンフェースの時代が来たんだけど
 そこって どう思う❓」

質問「いや、なんか、言い難いけど
 あんまり変わんないんじゃね❓ って思いますけど。」


店長「そうだよね。
 クラブ買い替えるのはお金かかるから
 ちょっと 気分を変えて リフレッシュ 程度のモノ。

 それと同じことが
 アイアンの チタンフェースだったり
 ウエッジの ノーメッキ だったり するんだよね。

 アイアンのチタンフェース は
 チタンだから 弾く って
 どこから来るんだから分かんないんだけど
 ダイヤモンドは貴重な素材扱い にするため
 永遠の愛を ってプロモートしたのととっても似ていて
 確かに強度はあって 薄く出来るけど
 ヤング率そのものに大きな違いはなくて
 弱い軟鉄は厚くて
 強いチタンは薄い
 でも 強度、張度に大きな差はない、
 あるのは 軽くできるから
 打面の重量を落とせて その分、周りに配するコトが
 出来るコト位だけど それも めっちゃ違いが出るほど
 じゃあない。

 パーシモンのフェース素材の話しと同じ。
 ウッドのバルジ・ロールの話しと同じ。


 ウエッジのノーメッキ は 打感が良い って
 ゴム製のボールと金属製のフェースの
 歪み率は 200倍前後違う。

 わずか 10~20/1000㎜ 10~20ミクロン
 かなり厚めのモノであっても 50ミクロンの被膜
 であるメッキが
 そのボールと金属の差を変えてしまうほど影響がある
 と信じる気持ちは素晴らしいけど

 ハミングバードでも採用しているけど
 メッキの下地に 銅下と言って 銅を入れるんだけど
 あれは 使い込んで行った時、ピンク色が見えて来て
 ちょっとカッコイイ から と
 単に 重量upを狙っている(いいトコロ4g位だけど)
 に過ぎなくて あれで打感が変わるのが分かる人 は
 是非 100円玉 と 10円玉 を 二つ並べて
 目をつぶり 指で押して
 どちらがどちらか 判別してみて欲しい。
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 実際にヤング率 柔らかさと言える 歪み率 は
 数値として 倍違い、
 ニッケル素材の100円玉の方が硬い。
 表面に傷をつけやすいかの 指標では
 銅とニッケルでは あまり大きな差は無く
 若干、程度 ニッケルが硬い。


 それが触って判別出来たら 仕事引く手あまた じゃない❓」

質問「でしょうねー。」

店長「あえて言うのなら
 机の上とかに置いて
 硬いモノ、金属質のモノで叩くと打音は違う。

 想像通り 100円玉の方が 微妙に硬質な
 やや高めの音になる …って程度で
 おそらく ココが感覚的な硬さ・柔らかさの差に
 なるような気がしてなりません。
 ですので 否定は出来ません。

 ですが 物事の本質から離れない程度…にね😌
 って感じです。」

2024年2月27日火曜日

ドライバー 用具の変化 その方向

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

店長「ドライバーヘッドやボールの進化は
 より ボールがつぶれない方向
 スピンがかからない方向 へ進むと考えられます。」

質問「飛ぶ から ですか❓」

店長「そうですね。

 ボールをつぶさない、
 つぶれない訳ではないですけど
 その量が減り、ボールがつぶれてしまう力を
 ボールの初速、スピードに変える方向 です。
impactgolf
 それに伴い
 当然、なんですが より一層
 ボールとヘッドの接触時間は短く
 いずれ 平均的なアマチュアであっても
 ボールとヘッドの接触時間は 1/4000秒の世界に
 突入すると考えられています。
 
 
0.0003秒以下 です。」

質問「うわッ😧」

店長「現実的には 真反対 なのですが、

 金属のヘッドに 金属のボールが衝突するような…
 フェースにボールが乗っている時間はほぼ皆無で
 当たった瞬間の ヘッドの姿勢、フェースのさま、
 ヘッドの入って来た角度、で決まってしまい、
 フェースを閉じて なんて暇は一切ないんですね。

 実際、ドライバーヘッドも年々
 慣性モーメントが数値が上がり、
 今や 左右の慣性モーメントだけでなく
 フェースの上下の慣性モーメントが 4000g㎝2 を
 超えるものまで 出てきています。
〇ゴルフ史上一番柔らかいドライバー…たぶん - frame at 0m17s
 慣性モーメントは 簡単には 芯が広い、
 どこに当たっても 大きな差は出ない、と考えて
 良いと思いますが、それと同時に
 ヘッドの姿勢、運動維持がし易い、継続し易い。
 裏を返せば ヘッド姿勢を、運動継続を 変え難い
 とも言える訳で ボールとの接触時間の短縮もあり、
 いよいよ フェースターンでボールを打つ
 から お別れする時代に入って来た
 と言えると思います。 

 20年前 は 回転数2500回転
 今は 2000回転弱。
 いずれ 1000回転強位でも
 十分、浮力が維持できる性能になってくる
 というのが 大方の予想ですね。

 1000回転強だと 今の練習場のボールでは
 確実に 失速しちゃいますけどね…😧」

2024年2月26日月曜日

練習場のボールとコースでのボールの差

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


質問「練習場のボールでは 失速してしまう
 というのは どういうコトですか❓」


店長「練習場のボールは 皆さんの想像を上回るほど
 毎日強烈に洗われて 表面が摩耗しています。
 経年変化も伴い ディンプルが浅くなり、
 表面積が減ってしまっているので
 想定よりも 少なめの回転になり易い というのがあります。
 仕方がないんですが…。
 また それによって質量も少し減り気味だったりします。」
2019-12-13
質問「コースで使用される ボールとの最大の差は
 なんでしょうか❓」 


店長「現在の多くのボールが多層構造になっているのですが
 この最大のメリットは
 比重、質量の違う層で構成出来る というコトです。
 ボールの最大質量はルールで制限がかかっていますが、
 重い素材を外側の層に、
 軽い素材を中側、中心側の層に配置すると
 ボールソノモノの慣性モーメントが上がり、
 回転数の増減に影響は少ないですが
 回転と言う運動を持続する能力は高くなる
 いわゆる 回転が解けにくく なります。

 練習場のボールは単層構造ですので
 ソレに関しては かなりの差が有ると思いますね。

 また ボールソノモノの歪み も
 かなり スピンや初速に影響します。
 形状も より真円、真球に近いモノほど初速は上がり、
 歪みの有る センターの出ていないモノほど
 初速は上がり難くなりますし、
 運動・速度の持続もし難くなります。

 コース用のボールは工夫されているので
 昔のボールや練習場のボールに比べると
 ボールの初速が出易くなっています。

 失速~ボールのドロップ は
 ボールの速度と回転数の絡みですので
コースボール
 ~ボールの回転も少なくなり難い
 ~ボールの初速が速くなり易い
 ~回転が維持され易い

練習場のボール 
 ~ボールの回転も少なくなり易い
 ~ボールの初速がやや遅め
 ~回転が解けやすい

 ですので 3000回転を下回るようなショットでは
 その差はかなり出ると思います。
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 UT~FW~ドライバーでは
 軽~く失速、少しドロップする位のショットが
 コースでは 良い球 になる、なり易い、

 と言う認識で無いと
 練習場で力みまくった結果、
 コースでは伸びない球、
 スピンばかり増える球の練習をしてしまう

 になりますので 注意が必要です。」

質問「なるほど。」

2024年2月25日日曜日

ドライバー講座 飛ばし方のコツ?

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


店長「ドライバーは その飛距離がゴルフ最大の魅力
 そして 魔境への入り口 と言う楽しいモノです。」

質問「ですね。」

店長「つい先日も書いたと思いますが、 
 ドライバーを飛ばす方法でよく言われる
 『8分位の感じで振る、全力、マン振りしない』
 というのが 昔から言われますが
 それは基本、正解であり、正当な道です。
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 ソレは何故か と言うと
 現代のドライバーは
 元々の球質やスピード、打ち出される角度等
 によっても多少異なりますが、
 基本、ボールの縦回転 この場合はバックスピンですね、
 これは 1500回転位に落ちても 浮力は維持出来ます。

 20年位前のドライバーですと 2500回転位は必要でしたから
 今は死語になった? 「高打ち出し 低スピン化」 が極まった…
 が故に 用語として使われなくなった とも言えます。

 まあ 1500回転は少々、危険が伴いますから
 1800回転位としましょう。

 コレを上回る 縦回転、 そして 横回転は
 飛距離の妨げ となります。

 よく言われる スライスは飛ばない、フックは飛ぶ は
 スライス回転の場合、
 ロフト効果も大きくなり、縦回転が増えるから
 飛距離が伸びないのであって
 それを フックに変えて、フックだから飛ぶのではなく
 縦回転が減った分が伸びた に過ぎません。
445TL-2
 究極には そのフックの横回転も
 飛距離に対しては妨げ です。

 だから 真っ直ぐを打ちましょう は
 実現できる、続けることの出来る目標としては
 あまりに 機械的、マシン化なので現実的ではありませんが
〇40㎳のヘッドスピードの人が 38㎳
〇37㎳のヘッドスピード人が 35ms
 位になる感じの
 微妙に落とした位のヘッドスピードで ドライバーを打つと
 無駄な 縦回転、横回転も きっちり減ります。

 勿論、身体的にも、精神的にも負荷が増えはしないので
 継続性、再現性を期待することも出来ます。
 それが 飛距離アップ の 正しい道 です。

 飛距離をアップしようと思って
 より速く振ろうとすると
 多くの場合、インパクト付近を強く入れよう と
 腕周りの、手回りの感覚が強くなると思います。

 H/S 40→41.5㎳になったとしても
 回転が 1800→2400rpm になれば
 ボールスピードが多少増えたとしても

 飛距離としては変らない、場合によっては
 落ちてしまう も多々発生しますし、
 継続する、続ける、再現性からはどんどん離れていきます。
祝開幕戦東建出場 高橋賢選手 スイング集サウンド有_Moment
 で、話しをスライスを防止する、に戻すと
 方向として 開いていたフェースを閉じようとする は
 回転数全般を減らす ではなく
 回転数を 右回転を左回転にすり替えるだけ なので
 まあ それに伴う ロフト減少の効果はあっても
 ヘッド姿勢も変わる、スイング軌道も変わる、
 という 再現性の低い挑戦 に変わりはないので
 ちゃんとした技術として 定着させるには
 常識を超えた練習量やメインテナンス量は必要になります。」

2024年2月24日土曜日

ドライバーの変遷から見る 飛ばしのヒント

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/

店長「ゴルフクラブの変遷
 今回の場合 ドライバーに注目ってトコロなんだけど
 200yd飛ぶか、飛ばないかの時代が 今につながる、
 飛距離の歴史って言うのは 如何にスピンを減らすか、
 飛距離ってリニアに スピンの減り具合 とつながっている。

 ドライバーの場合、それは 飛距離と密接につながっているけど
 スイング全般で言うと ショットって言うのは
 スピンコントロール、如何にスピンをコントロールするか
 と考えても 間違いでは無いと思います。」

質問「スピンコントロール❓」
スマッシュファクター
店長「これは 数年前の 全米の女子プロのデータですけれど
 飛距離とスピンの量~縦回転は
 比例と言えば良いのか、つながった関係にあるのが
 分かるでしょ❓」

質問「そうですね~。」


店長「製品のロフト角度も 少なくなれば
 スピン~縦回転の量も減る。
 製品のクラブ長が長くなれば
 アタックアングルが緩くなるから
 これも 縦回転の量が減る。
Desktop 2022.02.13 - 21.34.58.01_Moment(2)
 ドライバーをもっと飛ばしたい という
 万人に共通の願望の 答えは
 この スピンの量をどう管理するか にあるんですね。」

質問「飛距離の❓」

店長「そうですね。
 勿論 スピンを減らす と言っても
 最低限 この位まで って下限はあるけど
 何度も言っていますが、
 アバウトですが
 その下限に向けて 500回転減らせば10ヤード
 それは縦回転でも、横回転でも
 500回転減らすことが出来れば⑩ヤード飛距離は伸ばせます。」

質問「500回転10ヤード

店長「ですです。
 故に ヘッドスピードを伸ばそう とすると
 強く打とうとすると 回転が増える。
 逆に言えば 500回転増えれば⑩ヤード飛距離は減ります

 よく言う 軽く振った方が飛ぶよ、
 って言うのは そういう仕組み ってコトですね。


 ハミングバードの取り扱いのドライバーであれば
 SYB の EZ-05改のドライバー は
 普通の方、ヘッドスピード35ms位であっても
 1000台の回転数でも 浮力は維持出来ます。

 1000台の回転数って 20年前のドライバーであれば
 必ず失速~落下していたのに…です。
Desktop 2023.01.13 - 12.48.08.01 - frame at 0m7s
 だから 常時、1000台はよっぽど 曲げない人でないと
 怖いけれど 2000回転ちょぼちょぼで十分、ボールは浮く。
 それに対して 3000回転もかかっちゃったら
 1000回転分~20ヤードは無駄にしている。
 回転が多い分、パラシュートを開きながら飛んでる
 って状態になる訳ですね。」 

2024年2月23日金曜日

ウッドのバルジとロール(膨らみ・曲面)は何故必要?

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/



店長「あと コレも笑い話だけど
 ウッドって フェース面が膨らんでいる曲面 でしょ❓

 アイアンは平らと ルールで制限されているのに。」

質問「そう言われればそうですねー。」

店長「ルールでも 左右(バルジと呼びます)はこの位
 上下(ロールと呼びます)はこの位
 って箱型形状に限り 許されているけど
 それって 何故だと思う❓」

質問「ギア効果で 先に当たるとこう…とか
 ヒールに当たると こう…とか
 そんなのがあったような…。」

233243店長「コレ?」

質問「あッ そうそう。」

店長「コレね…
 言って良いのかな…

 まるっきり 無いわけじゃないけど
 スライスとか、フックとか、
 そう言うモノを是正出来るほどの効果は・・・

 
ゼロよ。」

質問「ええええええ😧
 だって プロとかも言ってますよ。」


店長「そういう働きはない訳じゃない…嘘じゃあないからね…。
 でも ま 無いの方に限りなく近い んだけどねぇ…。
 特に 現代の超強烈慣性モーメントのヘッド では
 その話が 矛と盾 そのものでしょ⁈」

質問「ま、確かに。」

店長「それ信じているのも スイング造りに超悪影響。
 それを考えて スイングしてるなんて
 ✋百害、千害、億害あって コンマ.1利も無い

 だって フェースのふくらみの理由はもっとシンプル。
 あっけない程に幼稚な話だもん。」

質問「理由があるんですか❓」

店長「そのバルジとかロールの膨らみッて
 パーシモン製ヘッドだったことが由来しているのよね。

 木製ヘッドは打っていると
 ソコが摩耗してくるの
 すり減ってきたり、へこんでしまったり、
 だから フェース・打面には
 ソールのプレートと同じく、
 木製で無い別の素材(eye-o-maticとか)がはめ込まれていて
 取り換えられるようになっていたり、するんだけど
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 工業製品であった メタル の場合、
 そこのふくらみを調整するのは 当時、難しかったの。
 あるには有ったけど ほんの少し。

 そうすると
 『フェースが凹んでる』『歪んでる』
 って言われて 売れないのよ😌」

質問「へ?」

店長「ヘッドの剛性が高く出来無くて
 割れ頻発もあったから、結果的には
 売る方にも、都合が良かったんだけど
 パーシモン製のモノよりも もっと強い膨らみ
 をフェースに施すようになりました、チャンチャン👐

 つまり パーシモンの時は
 使ってると フェースが凹んでいくから
 あらかじめ 膨らましてあった✋ と言うだけのコト。
 まあ パーシモン時代は そのふくらみの効果
 ボールに対する影響は無かったわけじゃないけど
 メタルヘッドの場合、その効果はプラシーボでしかない。


 って言うのが 本当のお話し で

 フェースの膨らみ(メタルヘッドの)によって
 ボールの回転が是正される は あとから湧いてきた
 かなり セールストーク色の強いお話し です、
 というコト。」

練習場の排水溝が割れたヘッドで詰まるメタルヘッド初期時代

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店長「パーシモン製ウッドが高額だった…
 高級品だったが故に…か メタル製ウッドへの移行
 かなり大変だったね。
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 もう 根本の反発係数が強烈に違う。

 にもかかわらず、その謎は当時は分かっていない。

 同じような形状の
 同じようなロフトの
 同じような長さの
 メタル製ウッドにすると

 上がる 上がる 上がる 上がる
 だけど 全然、飛ばない。

 パーシモンドライバー とは 全く弾道が異なる。 
 そして 全然、飛ばない。

 パーシモンは素材が柔軟で 中身も詰まっていた けど
 それを重い鉄、当時だとステンレスだよね、
 ソレで作ると中身がスカスカ、
 どの位の金属の厚みにして良いか、誰も分からない から
 パカパカ ヘッドが壊れる。

 当時の消費税、物品税やゴルフクラブの輸入の関税が
 撤廃された時期も相まって
 高級品のゴルフクラブが 工業製品に変わったから
 割と誰もがゴルフクラブを買えるようになって
 ゴルフはブームになっていたから
 町の至る所に練習場があって
 営業終了時、ボールを回収すると
 割れたヘッドが 100個あった なんてのは
 ごくごく普通に聞く話し。
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 最新鋭の 下水みたいにボールを集める仕組みのある
 練習場だと 数時間に一回位の割で
 ソコを点検しないと 割れたヘッドで詰まっちゃう、
 雨水・排水溝 が割れたヘッドで詰まっちゃう、
 それほど ヘッドは割れてましたね。」

質問「ひょえ~~~、ですね。」

店長「で あんまりにも割れる、
 そんな中 そのまんまだった 12°のロフトを10°にして
 割れないように ヘッド廻りにドットを入れた
 テイラーメイドが爆発的に売れたの。
 オリジナルはファウンダースクラブだけど
 そこはアメリカお得意のお金で丸ごと買っちゃう みたいな奴で😌
metal

 今の常識になっている
 ドライバーのロフト角度が定着したのは
 そこだよね。」

質問「へぇ~😶」

店長「びっくりするほど 小さなヘッドで
 今のユーティリティ位の大きさのドライバー、
 その位のサイズでないと 当時の工業技術では 壊れちゃう。

 パーシモン時代には 30㎜位まで伸びた重心距離が
 一気に20mm台に入って…
 スピンの入りにくぱーしもんから
 ものすごいスピンの入り易いメタルヘッドに変わって
 超短重心になって…
 ヘッドを回転させ易い短重心なのに、
 そうすると より一層スピンが入ってしまうメタル
 スイングを混迷期に引き入れてしまったメタル創世記 って感じ。」

2024年2月21日水曜日

今よりもエコなパーシモン(木製)ウッド時代

店長「パーシモン・木製ウッド(言葉が変)の話し…の続き
 になるけれど
 その時代にも ちゃんと 重心 って感覚があって
 言葉としては重心 じゃなくて 錘・おもり なんだけど
 パーシモンヘッドって
 ソールにプレート、あれ 真鍮なんだけど 付いてるじゃない⁈」

質問「そんな感じですね。」

店長「アレって ダふったりして
 ウッドが傷つかないようにするため ってのもあるんだけど
 ネジ打たれるてるでしょ❓」
1 (1)
質問「ですね。」

店長「あのネジ外すと ただ真鍮のプレートがはめ込まれてる
 んじゃなくて 中に空間があるのよね。

 アソコに 溶かした鉛流し込んだりして
 今で言うトコロの 重心の位置を変える訳。」

質問「へぇ~😧」

店長「上がり難かったり、過度にスライスしちゃったり
 するのを その重心位置調整でするのよ、ね。

 あともう一つの目的は
 その頃の ウッドって強烈、高額なのよ。

 ほとんどが 舶来品(死語)😶😶😶 で
 1本25万円なんてのは ゴロゴロあった。」

質問「1本25万😧😧😧」

店長「うん。
 1番、3番、5番  3本買って80万なんてのは
 ちらほら耳にしたかな。

 で ヘッドが木製でしょ。
 ミスして 端っこにボール当たっちゃうと
 ヘッドが欠けたり、割れたりしちゃう訳ヨ。」

質問「1本25万が😧😧😧」

店長「普通に使っていても 傷入ったり
 乾いて ささくれ立ったり して来ちゃう。

 で まあ 使い込むと ヘッドが小さくなっていく…
 使い込んだ包丁みたいな感じに。

 そしたら 1番を3番に 3番を4番に、5番を6番に
 加工し直すことを考えている。
 
 ソールプレートは
 その時の重量調整出来る補助ペースなんだよね。」

質問「今よりも エコ なような…。」

店長「1本25万だからね😌

 プロやゴルフ好きな人は その傷の修正や
 ロフトの変更の為に せっせと ヘッドを削る訳ヨ。
 そうしている内に
 ああ こうすると構えやすいなぁ… とか
 あ! なんだか スライスし難い感じがするなぁ…とか
 だいぶ 座りがよくなったぞ って
 ヘッドの顔を気にするようになったのよね。
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 パーシモンの場合、目、年輪模様もあるから 余計、
 そうなったんだと思うけどね。」

〇グリップorクラブをどこへ向かわせるのか が からだの廻し方を決める

2024年2月20日火曜日

からだの廻り方の違い  …親子対決なんですね

パーシモン(木製)時代のドライバーのお話し

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


店長「コメント(もっちゃん₎にもありましたが、
 パーシモン…ドライバーやフェアウェイウッドの材質が
 言葉通り、そのまんま ウッド・木製だった時代
 特にシャフトがスチール時代
1
 江戸時代? っていうほど 昔の感覚だけど、
 パーシモンって
 反発係数が強烈、高い😫」

質問「え😧 反発係数 高いんですか❓
 チタンは硬い
 パーシモンは柔らかい
 …から 弾かないんじゃないの❓」


店長「まあ 反発 って言葉で言うとそうだけど
 アレは インピーダンス理論 で
 衝突する二つの物体のヤング率、歪み率が近いと
 双方が変形し難い、
 ゴルフで言うと ボールも変形し難い、
 ヘッドの歪みが少ないと その分、ボールは沢山歪み、
 ヘッドの歪みが多いと ボールの変形は少なく済む、
 と言う科学的なモノで
 パーシモン製ヘッドは歪むから ボールが変形しない、
 変形しないので スピンが入らない、入り難い、
 ボールの初速は出るけど、回転足らずになっちゃう
 そういうことなのね。

 だから パーシモンのドライバーの
 平均的なロフトは 12° 位
 10°とかを使えるのは プロの中でも
 かなりのマッチョな 力持ちの人だけ だった。


 そして パーシモン時代と今の時代の最大の違い は
 パーシモン時代は ゴルフクラブヘッドのその形状の
 フェースの向きとロフト角度
 は 非常に近しい関係のモノで、
 両方をまぜこぜにして使う必要があったのよね。
 そうじゃないと ボールに必要十分な回転が入りきらない から

 今は フェースの向きはフェースの向き、
 ロフト角度はロフト角度、
って別で利用出来るコト。

 分かり難い、イメージし難いんだと思うけど
 ロフトじゃなくて フェースを少し開いた分、
 位の プラスアルファ―のロフト増加 の状態で
 かつ しっかり入射をとって 入れてこないと
 ボールが空中を飛んでくれない。
 ボールが空中浮遊の時間が取れない。
 アタックアングルが無いと ボールが浮かない。
ドライバー入射角度
 パーシモンはボールがつぶれにくいのに
 球離れは遅い…どの位遅いかは忘れちゃったけど…
 その球離れの時間の間に フェースを閉じない と
 回転は入るけど どどどどどスライスになっちゃう。

 ボールがフェースをスライド、
 ハイドロプレーン現象みたいに
 ボールがつぶれず スキッドしている刹那の時間の間に
 フェースを閉じないとイケナイ。

 と言う 超絶技巧の遊びだった のよね。

 だから 普通のアマチュアは

〇開いて入れて来る ⇔ 上から入れられない
〇上から入る ⇔ ボールが上がらない
〇ボールを上げようとする ⇔ スライスしか出ない

 と言う無限ループの中に 囚われちゃうので
 結構、チカラのある人であっても
 キャリー170yd 行くか、行かないか、
 スライスしないで ボールが宙を飛ぶ だけ で
 📯📯拍手喝さい👏👏のスポーツ だったのよね

 12°以上のロフト & 43in以下のモノが
 ドライバー ドライビングクラブ なんだから
 そりゃあ そうなるのよね❓」

質問「まあ 確かに…。」

店長「昔は フェースの向きもロフトの一部、
 数ミリ程度の出し入れが必要な遊び。

 それと比べると 今は遥かに簡単。
 欲さえなければ、ね😌

 放っておいても ボールは浮くし、
 ボールを浮かせるのと スライスは関係ないし
 必要以上にアタックしなければいけない アタックアングルを
 意識する必要もない。
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 昔は 命を懸けた争い だった 刀の世界 が
 今は楽しいスポーツになった剣道…ッテ位
 の差はあるんじゃないかな🙄

 ホンの50年位前の話し だけどね😌」