2025年4月16日水曜日

グリップの『バックライン』って何のため❓

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


『バックライン…正式呼称は リマインダー です。』






店長「今日は グリップ・・・ 握りの方じゃなくて
 用品のグリップについて、です。」

スクリーンショット 2025-04-05 192100
種類は 2種 × 2サイズ の 4機種
 ✅ MCC アライン MAX STD  重量50g
スクリーンショット 2025-04-05 175317
 ✅ MCC アライン MAX MID  重量62g

 ✅ MCC+4 アライン MAX STD  重量53g
スクリーンショット 2025-04-05 175351

受講生「はい。」

店長「グリップを選ぶ際、って
 どんなことを基準にされていますか❓」

受講生「やっぱり 握った時の質感…でしょうか…。」

店長「それも大事な要素、だと思います。

 現在のグリップ って
 グリップエンド、バット って言いますけど
 そこから ヘッドの方、グリップのクチ に掛けて
 テーパーが付いている じゃないですか❓」

受講生「そうですねー。」

店長「テーパー具合 って
 モデルモデルによって 結構、違うんですよ。
 最近は やや寸胴気味、
 左グリップ(右打ち)に対して、
 太い右グリップのモノが 流行っている と言えば良いのか
 多くなってきています。

 グリップの形状の機能 と言う意味では
 エンド部分の テーパー度合い、
 エンド、終わりの部分の
 広がり方に違いがありますね。
001 (2)

 好みも… 慣れもありますけれど…
 左手(左打ちであれば右手)の握力に自信の無い方は
 テーパー度合いのキツイモノ の方が良いと思います。」

受講生「あああ なるほどー。」

店長「好みや握り方 にもよりますが、
 太さと握力の関係ですけれど、
 ふと過ぎない範囲で 太めの方が
 接触面積を稼ぎますので 少ない力で握れます

 細いグリップは 接触面積が少なく、
 抜けそうになり易いので 意外に握力が必要です。
 …握り方にもよるんですが、
 グリップした際、指先、中指~薬指が手の平に触れてしまう
 のは 細すぎると思います。」
IMG_0531IMG_0530







店長「あと ですね✋✋✋✋✋

 最近は ウッド系、特にドライバーの調整機能、
 カチャカチャが付いているモノが殆どなので
 どう調整しても 大丈夫な ように
 バックラインの無い グリップが主流になってるんですが、
 調整がし難くなってしまうから 仕方ない部分は
 あるんですが、・・・勿体ないです。

受講生「どうして…ですか❓」

店長「バックライン は 和製英語でして、
 外国でそう言っても 通じないですね。
 正式?には リマインダー と呼びまして
 メーカーも バックラインの入ったモノの品番号にR
 REMINDER の R  が入っていたりします。

 この リマインダー、バックライン ですね、
👉リマインダーって言うのは 注意喚起 を意味します

✅ゴルファーのミスショット の多くは
 スイングの動作に入る前 が起因しています。

 グリップのズレ、
 それから生じるアドレスのズレ、
 それから生じるボールの位置のズレや向きのズレ、
 いつもと違う、
 まあ だいたいが疲労による握力の低下
 が始まりなんですけれど、
 グリップが緩んでいる、ズレている のが始まりです。

 現場で、
 アドレスして、打とうと思うんだけど
 なんだか しっくり来ない って
 体験を誰しもがしていると思うんですが、
 それも だいたい グリップのズレ、
 アドレスのズレ、向きやボールの位置が
 普段のモノとは異なっている 違和感です。
IMG_0772

 グリップのバックライン、リマインダーは
 その始まりに当たる グリップのズレ を
 出来るだけ発生させない、
 ズレてしまった時、それを リマインドさせる、


 ゴルフ本来のルールであれば ルール違反 の機能です。」

受講生「あああ そうなんですね。」

店長「はい。グリップは本来丸く、
 ラウンドでなければいけないんですけど…
 この位なら… まあ 目をつぶろう が
 このリマインダーの始まりですので
 活用した方が良いと思います。

 ラウンド中、握力が低下して来ますので
 だいたいの場合 グリップが緩んでくる…
 それは 特に 左グリップに顕著に出ます。
 左手の握力が低下してくると
 左手の握りが深くなる、
 …だいたいの場合 フックグリップが強くなります。
 手首が甲側に折れるような…そんな感じです。
 そうなると 右グリップの入る、差し込むところがなくなり
 右グリップが 横から、下から入る形になります。
 左右のグリップが離れていく訳ですね。
IMG_0706_Moment(3)IMG_0706_Moment(2)






 右手が 普段よりも 遠いところを握ることになりますから
 それは 当然、アドレスにも影響しますし、
 目線や視線、ボールの位置にも影響を及ぼします。
 リマインダー があれば そのズレを感知出来ますし、
 それによって 自分の疲労度合いも認知できますから
 無自覚にミスを発生させるのを 未然に防ぐ。。。

 と言う意味で バックライン、リマインダー付きのグリップ
 の方を 強くお勧めします。」
EZ055
 カチャカチャタイプのウッドは仕方ない、
 かも知れませんが……
 弊社で取り扱っている SYB EZ-05改 は
 ネックの調整をして どのポジションに持ってきても
 リマインダー、バックラインは正規の位置のまま ですので
 リマインダー付きで問題アリマセン。

2025年4月15日火曜日

シャフトの硬さ と スイングの『着眼点』

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店長「多くの人は 硬いシャフトと軽いヘッド しか 知らないですから、 
 シャフトが硬いと ボールに届き難い、
 ボールを拾い難い、
というコトを想起したコトがありません。」
2021-04-17_15-32-27_Moment(2)

質問「それはそうでしょうねー。
 一般的には シャフトを柔らかくするのを
 Ⓢ-振動数300cpm から ⓈⓇ-290cpmにする、(アイアンの場合)
 と思っていますもんね。」

店長「ですよね。
 まさか 振動数170cpmとか180cpm……200cpm以下に
 振動数を 100も落とすとは思っていませんし、
 体験したこともないでしょう。
 振動数 180cpmから見て 290cpmも300cpm も
 どちらも 激硬で 差がないですからね。」

質問「使ってみて 初めて分かる というか、感じると思います。
 友達の新しく買った市販クラブを『打ってみて
 って言われて 届かせるまでに苦労しますもん。」


店長「十分な シャフトの柔らかさ があれば

 ボールに届くのに ほぼ全く苦労しない というか
 届き過ぎてしまう位 です。

 ですので ショットの技術として、

 届かせる と言うモノが全く必要ありません。」

質問「確かに、放っておけば届き過ぎる位ですね。」


店長「放っておいても シャフトがしなる、

 現象で言えば ヘッドが遅れる =ハンドファーストになる、
 ヘッドが遅れた状態でも届く ので
 そのヘッドの遅れを ヘッドの開きにするのか、
 ロフトの立ち にするのか、
 という 次のステップに進める筈… なのですが、


 スイングの迷路の始まり になり易いのは

✅届かない となると ボールの置き位置を中に入れる😵
✅届かせる為に クラブを下に振る😵

 クラブを下に振る は
 イコール グリップの前進を妨げる ので
 よりボールを中に入れなくてはならなくなる
 届かせる 為の壁 が出来てしまいます。」

質問「届かない、当たらなかったら 色んな意味で
 前に進めないですからね。」

店長「はい。
 ヘッドの遅れは良くないモノ と言う思い込み
 しかし ハンドファーストは良いモノ という
 解決不能な課題/タスクが残り続けるコトになります。

 また 動く…しなる…適度に柔らかいシャフトが
 作り出す グリップの押し は
ヘッドを下に落とす では無く、
グリップを前に押すコトを
打ち手に伝えます


 スイングは傾きの中で進行して行くので
 スイング動作の前 には 下も含まれていますから
 前に進めば ヘッド だけでなく
 グリップ、つまりクラブゴト 低くなって行く訳です。
(インパクト以降、フォロー、フィニッシュ_Moment
 ココが実は大きなポイント、分かれ道 になるのですが
 『届かせるのは 下、下への移動 上下の問題 ではなく
 運動の 進行方向の前後、前へ で解決するモノ』 です。

 届かない 硬いシャフトであれば
 下への意識が強くなってしまい、
 ヘッドを下に振れば よりグリップは前に進めなくなる、
 前(動作方向) に対して 下 という
  立体的に90度
 全然、方向の違う問題に取り組まなくてはなりません。

 ショットを良くしていくのに 解決しなければいけないコトが
 全く異なってくるのです。」

質問「ものすごく影響大きいんじゃないですか❓

店長「そう思います。

 よく言われる 手打ち とか、手振り とか、
 の始まりが 実はスイング技術、動作の問題では無く
 シャフトの硬さ から始まっている なんて
 誰も言いませんし、思いもしないですから。

 一見、当り前のように思えますが
 低いトコロにある、地面にあるボールを
 打つ(当てる)のに 下に振る が
 スイングの基礎になってしまいます。」

2025年4月13日日曜日

硬いシャフトが原因❓ 『アプローチ迷宮』

☞ハミングバードスポルテ本店 http://blog.livedoor.jp/hbs/


店長「アプローチの問題は
 
硬いシャフトで下に振るスイングが基本 であると
 どうしても
〇寝たロフト 緩い入射~横から入る、下から入る
 になるので バンスが張り、地面と干渉し易くなります。
 ミスが表に出ず、ボールを拾う、フェースに乗せる には
 スピードが必要になるので
 インパクト直前で 妙な加速が必須必要 になります。
(キャスト_Moment
 その加速があるので 全体の動作速度と距離感がつながらず
 ゴルフ歴が長くなっても 距離感が刷り込まれ難い。


✋コレ 少なくないと思います。




 遠心力が強くなる 下に振るショットでは
 ロフトが付き易く、入射が緩くなり易い ので
 ボールは上がるけど、前に進みにくい…
 必要な距離打を打つには 強めのインパクトが必要になり、
 速く、もしくは 大きく振らなければならない…
36682818

 ラフや 特にバンカーですけれど
 ボールだけでなく 砂や芝など別なモノも打たなければならず、
 速く、大きく振って…
 しかも 極上に軽いヘッドが付いているウエッジ。
 女性は 足元の緩いバンカーは苦手になり易い、
 嫌いになり易いでしょうね。
 正直、残酷 と言うほどに。」


質問「そう言うのって レッスンプロはアドバイスしないんですか?」


店長「難しいトコロです。
 教科書通りに教えれば ボールに届かない、
 しかし、クラブが関係していますよ とは言い難い…。

 クラブについては 質問されれば答えるのでしょうが、
 どういう経緯で そのクラブを手にしているかは
 人それぞれ事情がありますので そこは不文律というか、
 積極的には触れない部分でしょう。

 ゴルフを続けて頂く、楽しんで頂く、
 辞めないで頂く と言う点においては
 かなり 重要な問題 だとは思うんですけどねー。

店長「今回のこの女性に限りませんが、
 硬いシャフト、軽いヘッドのクラブで
 ゴルフを覚えた人は 歴にかかわらず、
 そのスコアにかかわらず アプローチが危ない人が
 ものすごい多い気がします。
 悪い言い方ですけれど 練習場でアプローチだけを見ていると
 100を切れる人、いないんじゃないか❓とすら思います。

 多くのゴルファーは硬いシャフト好き…硬いシャフト自慢気味、ですので
 日本人ゴルファーの 7割近くが この硬いシャフトが起因した
 アプローチシンドローム なんじゃないか 感じます。




 多くの人は 柔らかいシャフト、重たいヘッドって
 ブランブランしているから 距離感出し難い、
 フルショットには飛びそうで 適している けれど
 加減するアプローチ向き じゃ無い んじゃないか?!
 って思う、言うんですよ。
 打ち比べたコト 無いにもかかわらず。」
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質問「私もやらされましたけれど
 柔らかいシャフト、重いヘッドのクラブと
 硬い(スチール)シャフトと軽いヘッド
 打ち比べてみると 勝負になっていない。
 仰られる通り、フルショットするのなら
 まだ何とかなるんですが、
 硬いシャフト、軽いヘッドではフルショット以外の
 加減の必要なショット、距離では

 ミスが多過ぎて、距離感どころじゃない、
 柔らかいモノの方が 断然 距離感形成は楽です。」

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店長「だから 短い距離でもフルショットをする、
 ロブショットに行き着いたりするんですよね…。
 
 フルショットで使うコトの少ないウエッジ ほど
 硬いシャフトを使われているんですよね、実際は。

 硬いシャフトで軽いヘッドのウエッジを
 ロブショット 開いて~緩く入れるんですから
 PSやアプローチウエッジでも ロブウエッジとして使うのに
 ロブウエッジを入れるって・・・とても、不思議です。
 いったい 何度のロフトで打とうとしているんでしょうか?
   バンス角度が嫌なんですかね~。」

2025年4月12日土曜日

軟鉄鍛造HBS-16 ウエッジ☆オプション

弊社オリジナル の 軟鉄鍛造アイアン HBS-16 モデルに
 ウエッジのオプションを設けました。
IMG_1871

鍛造製作はオリジナルと同じく 共栄ゴルフ工業
 国産製造品です。

👉通常のモデルは PW-44° PS-50.5° SW-56°
 それぞれのバンス角度の標準値 は 10° 12° 14°
 となっています。



 今回発売する ウエッジ-オプション は ロフト角度表示で
  
48° 52° 56° の 3タイプです。
IMG_1878

 ヘッド重量は多少前後致しますが
 48°:355~365g
 52°:365~375g
 56°:370~380g


 それぞれのバンス角度標準値は
  9° 11° 13°  となっており
 バンス角度 若干少なめ…の
 飛ばさない~飛ばない仕様になっています。
 👉バンス角度等のご要望にもお応え致します
 
✋56° と オリジナルSW は バンス角度の差 1°
 を除くと 表記のみの違いで同じモノ になります。
 オリジナルのSW と PW の間に
 
48° 52° を加えるのもスコアの助けになるかと思います




 ヘッド仕上げのご要望はお受けいたしますが
 標準モデルは 銅下の入った クローム(銀)サテン です。
IMG_1877
 ヘッド仕上げのオプションは コチラ
アイアンヘッド・パターヘッド 色(仕上げ)見本 : ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります




 ウエッジの本数を増やされる方の多くが
 59° 60° のモノが多いですが、
 使用する頻度・距離などを考えると
 48°~53° 位のモノが実用性が高く、
 そこを 苦手にしている方が多くいるのかも…😌
 と思い、この型を起こしてみました。
IMG_1876
 本数に余裕のある方 や 現在使用のウエッジが
 少し傷んで来た方などに良いかと思います😊

        スコアメイクの助けになると幸いです😌

 お問い合わせ
 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10
 ☎046-804-1480

2025年4月10日木曜日

二重加速~ アプローチ苦手はココから始まる

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店長「初めてのゴルフ からは遠いような、遠くないような、
 言葉で伝えたら 初めての人には
 チンプンカンプンな話し かも知れませんが、
 教える側が知っておくべき話し だとは思います。

 また これは 前述しましたが、
 行く行く アプローチでの悩み をかなり軽減します。
アプローチはショットの原盤 - frame at 0m16s
 インパクト前に 変な二重加速が入るのは
 ヘッドの返し、フェースローテーション、しなりもどし
 の場合、クラブのスライドでの進入では無く
 クラブ自身の回転による進入になる、
 フェースをスクエア、スクエアに近い、スクエア以上の
 姿勢に戻す為、バンスが増え、
 そのバンスをボールの下に入れなければならない ので

 食器の乗ったテーブルクロスを
 食器を倒さず 引き抜くのと同じ で

 かなりの加速、急加速が必要 になる というコト です。


 ヘッドをフリーにして 加速させる は
 二重の意味で アプローチ苦手 を生み出します。

①インパクトのヘッド姿勢、
 インパクトへのヘッド進入角度 を不安定、
 繰り返しがし辛い、目安の無いモノにしてしまいます。
②急加速、二重加速が入る為、
 ヘッドスピードの管理がし辛く、
 また 自分の動作とヘッドスピードにつながりが薄いので
 繰り返し目安がありません。


 要するに どんな球になるか、
 どんな距離になるか、
 余程の訓練か、感覚が無い限り
 打ってみないと分からない になります。」
1315







YU「なるほど😌です。」

店長「一方、安全なからだの回転、右肩の上げ下げで行う場合、

①腕やクラブは固定していますので
 ヘッド姿勢やヘッドの進入角度は
 多くの種類を生み出し難く、安定させ易い
②ヘッドスピードは 自分自身の動作速度『通り』なので
 ヘッドスピードの管理が難しくない


 前者と後者では ものすごく大きな開き になるのです。

 将来の アプローチ苦手、嫌い が生まれるのは
 圧倒的に前者です。

 それが スイングやショットを覚える時の
 クラブであったり、
 スイング法であったり するのですから
 結びつき難い、その発想に至らない は仕方ないと思います。」

2025年4月9日水曜日

『竹田麗央』練習のはじめ

初めてのゴルフ クラブの違いは後々影響大きい

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店長「ココまで読んで頂ければ
 クラブの差は 後々への影響が大きい と分かるかも知れませんが、

 例えば ですが、
 シャフトのしなり、しなり戻し、
 まぁ ヘッドの回転 ~開いたフェースを閉じる は いずれも

😵クラブが外に膨らむ
😵遠心力が強くなる、
😵クラブが長くなる、
 そう言う作用です。

 インパクトはスクエアに もしくはその近辺 となると
 その行為は インパクト「以前」にしなくてはならないですから
 そのいずれもが ボールへの方向、
 ボールを打ちたい方向とは異なる負荷、不可抗力になりますので
 チカラの無い、特に腕力の無い女性には大変です。
1315








 ヘッドの重さでグリップを進める
 シャフトのしなりでグリップを進める は
 グリップが進む方向に押される作用を持ちます ので
 その感覚がなんとなく掴めれば
 重さ、負荷が増えることは無く、
 逆に 負担は減ります。

 まあ 結果としては 進める とは言っても
 からだの向きが主エンジンですので
 それに対しての グリップ・グリップエンド、握り の
 『付き』が良い、同調し易い というコトなんですが‥

 ヘッドを振る、フェースを返す、手を返す、
 しならせたシャフトをしなり戻す は
①からだの回転からグリップの移動を切り離す
②からだの回転自体を止める
③グリップの移動を抑え、ヘッドを『走らせる』

 という 実は チカラ技(腕力重視) を
 軽いヘッド、硬いシャフトは強要するコトになり易い です。
ゆず20241004 - frame at 0m56s
 重いヘッド、柔らかいシャフト
 ヘッドは振らない、フェースも手も返さない、
 しならせた(遅れたヘッド)は遅れっ放しのまま
 インパクトに入ります ので
 まったくの『白紙』
 しかも チカラ技が苦手 であれば
 後者(重い・柔らかい)の方が
 作業は断然に少ないですから お薦めになります。」

2025年4月8日火曜日

ゴルフクラブの『シンプルな』仕組み

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ゴルフクラブの単純な仕組みを覚えましょう。


ドライバーからパターに至るまで
各番手には ロフト角度 があり
そのロフト角度に応じた長さ があり
そして その長さに応じたヘッドの重さ があります。
 この順序がとても大切です。



nyuusyゴルフクラブは、製品としてロフト角度を計測するのに
シャフトを地面と垂直にしていますから
使い方を錯覚してしまいがちですが
インパクトは このような状態で迎えるのではありません。

これでは このクラブの本来の
打ち出し角度よりも高く飛び出てしまい
スピンも本来の回転よりも少なくなり
ボールスピードも上がりません。

余りあるヘッドスピードでしたらまだいいですが、
この使い方で ごくごく普通のヘッドスピードではボールは飛びません。


ゴルフクラブはそのロフト角度を活かすための 長さ があり
その長さに応じたスイングの弧の大きさ
すなわち 降下してくる角度(別名:入射角度)
があります。
555

ロフトの大きなものは 短い ですから
その降下角度はキツク
ロフトの小さなもの、立っているものは 長いですから
その降下角度は緩くなります。

だから 単純に ロフト角度30度の5番アイアンが
15度の入射・降下角度で入ってくると
15度の打ち出し角度になる ということです。

個人差はありますが、当然 クラブの長さに応じての
降下角度があり、 その降下角度に対する
ロフトが本来のロフト角度です。
この状態で インパクトを迎えられるのが
そのクラブのオリジナルの ロフト効果であり、長さ効果 です。
IMG_0727

画像はちょっとオーバーではありますが、
そして その降下角度分、入射角度分
シャフトは前に傾いて入ってきます。
入射角度に垂直に位置するのがシャフトの姿勢です。

先ほどの5番アイアンの例であれば
15度シャフトが前に傾く ということになります。




wedge-bounce

ウエッヂなどは バンス角度と言って
ソールの後方が地面に張り出しているのですが
この降下してくる角度があるので そのバンス角度が活きるのです。



002

ゴルフクラブをこのように使っては
そのクラブ、その番手の長さによる降下₍入射₎角度も
ボールに対するロフト角度も本来のモノになりませんし、
タイミングによって
入射角度とロフト効果がバラついてしまい
そのクラブ、その番手 の安定した弾道になりません。

2025年4月7日月曜日

初めてのゴルフ クラブによる打撃概念の異なり

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店長「ヘッドが重く、効いていて、
 シャフトが柔らかいクラブであれば
 遅い運動速度であっても しなります。

 しなりには 大まかに2種類 あって
〇シンプルに遅れる と
〇ねじられる(ひねられる) になりますが、 

 悶絶クラブでは 遅く速度であってもしなる が故に
 そのしなりを ねじれにしない 必要が生まれます。
〇よぉ~く見てみると - frame at 0m12s

 ねじれにしないのは クラブや腕は固定して
 自分が向きを変える のが一番です。

 からだの向きで クラブを移動させるコト が 大前提の
 (そうでないと 強烈-悶絶します)
 ヘッドの重たい、シャフトの柔らかいクラブは
 始めはてこずる かも知れませんが(手こずると思います)
 クラブや腕を固定せず、自分が廻る 道へ進むと
✅ヘッドの重さでグリップを進める
✅シャフトのしなりでグリップを進める

 と言う感覚も 同時に感じ取れるようになり易い です。」

YU「なるほど。」

店長「一方、軽いヘッド&硬いシャフト の場合、
 まず ヘッドの所在 や ヘッドの姿勢による
 クラブの重さの変化が 打ち手に伝わり辛くなります。

 からだの向きでテークアウェイをとっても
 手だけでピュッと上げても 感覚的にはあまり変化を
 感じ辛いと思います。


💀ヘッドが軽く、シャフトが硬い…💀
 正しい使い方とは言えませんが、
 シャフトをしならせて しなり戻して
 ボールを弾くようなことも出来ず
 ボールをどかす(飛ばす)性能が低いですので
 より一層 ヘッドを速く動かす必要が生まれます。

 



 当てたい状態では 当てるを優先すると
 からだの前、からだの正面でボールを打ちたくなります。
 本能的に…でしょうね。
猪俣202408 - frame at 0m3
 が故に ヘッドの進む道、移動する道、よく言う軌道 を
 両手の、両腕のさばき、長さの調節 でする必要が生まれるので
 シャフトがしなるではなく
 クラブがひねられる
 …元々のシャフトが硬くしなり難いですので
 結果として フェースの開き になり、
 当てるには フェースの閉じ が必須。

 ボールを打つ感覚が、
 打撃の要が『フェースの開き閉じ』になり易く、
 それには グリップの留まり、停止が必要。

 ヘッドの重さ や シャフトのしなり で
 グリップを進ませる とは全く反対の
 如何に、どこで、どんな風に
 『グリップの進みを止めるか』
 『ヘッドに追い越させるか』
 になりますから
✅ヘッドの重さの使い方、
✅シャフトのしなりの利用の仕方 も
 全く反対 に なります。

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 からだの回転で クラブを『移動させる』 と
 クラブを『動かす、振る、回転させる』 という
 打撃の感覚も大きく異なるモノになると思います。」