ボールをこすって打っていると必要な距離、
例えば6番アイアンで150ヤード近い距離を打つとすると
こすらないで打てば ドライバーで言うところの37ms程度の
ヘッドスピードがあれば打つことが可能ですが、
こすって打つと
42ms以上のヘッドスピードが必要になるでしょう。
見ての通り,
クラブという 長い棒の先に重さの付いている物体を
グリップ・根元を支点にヘッドで円弧を描くのですから
外へと遠心力が掛かり
左ひじには折れない方への圧力がかかりますから
肘や手首への負担も少なくありません。
打った後に 画像などでは
ヘッドがグリップを追い越したように映りますが
実際には ただ体が左を向いたから
この角度からの映像だとそう見えるに過ぎません。
そこを間違えている人が少なくないようです。
スナップロックのアプローチドリル
で取り上げましたが
クラブの重さは その重さを使って
グリップ、即ちクラブ自体を動かす為のものです。
クラブの重さが グリップを
インパクト時の方向に
斜め・下方に押されるような
そんな クラブの姿勢が重要です。
ダウンスイングの始まりは
従来 体・・・足や腰を回し
体が正面向いてからクラブを振る
習慣/順序が染みついているのですから
体は右を向いたまま
左上腕・左ひじが先に
動かしていくような感覚が重要です。
多くの人はここらへんで
グリップを止め、クラブヘッドの重さを
使って、クラブをリリースしようとしますが
それは クラブの使い方として邪道です。
左サイドがやや低い姿勢が維持されていれば
フェースはショット(下向き・地面向き)に
なっているのですから
グリップは進行方向に押されている筈です。
ここで ポイントになるのは
①シャットを維持することと、
ヘッドの方がまだ高いうちに
②アドレス時のグリップの位置、
もしくは ボールをグリップエンドが追い抜く意識が
とても大切です。
いったん ヘッドの方がグリップよりも低くなると
グリップには そのクラブの重さによって
横移動が止まってしまいます。
グリップの方が低いうちに、
グリップエンドはボールを追い越すのです。
ゴルフクラブを動かす基本は
グリップを動かすことです。
インパクト付近になって
左腕や体を止めてはいけません。
ここで クラブの重さを使って
右手のスナップを開放・リリース
するのは、ボールに向かって
クラブを投げつけるのと一緒です。
運動性能の高くない
練習量や頻度の少ない
オジサンゴルファー向けの方法では
ありませんし、体を止めるvsクラブは動く では
そのリンクである 首や肘などへの負担が大きすぎます。
クラブの扱いが上手になる
は 一歩一歩進んでいくことを指し、
偶然に当たる可能性を高めるのとは異なります
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