インターロッキングやオーバーラッピングなど
小指の絡め方…を除いて
おそらく プロゴルファーも含め
グリップは 始めから『こう握ろう』という形があり
そこに落ち着いたのではなく
ボールを打ちながら、スイングをしながら
ある程度の長い時間で形成された「結果」
今のグリップの形に落ち着いているのではないかと思われます。

 
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グリップはその握り方で
アドレスの姿勢も決まってきます。
どうクラブを動かすかも決まってきます。
自分のクラブの扱い方の集大成ともいえるのが
グリップ/握りという訳です。


ですので グリップを変える のは
クラブの扱い方を変える
 と同意語になるので
扱いは変わっていないのにグリップを変えるのは難しく
形(握り)だけを変えてみても
数球ボールを打てば
自分の クラブの扱いがしやすいような元のグリップ
自分のクラブの扱い方に沿ったグリップに
必ず戻ります。

逆に言うと グリップの形は
自分のクラブ扱いの変化の指針にもなりますから
将来、こういう風に握りたい というものを設定し
自分のスイングが変わってきているかどうか の
目安にするのも良いかも知れません。

 
20160501

今回は まず グリップから変えてみよう という
いばらの道のお話です。


グリップは握ること を指す動詞でもあり
その箇所を指す名詞でもあります。
その目的は クラブとつながるため のものであり
クラブを放り投げないためのモノでありますが
グリップの基本は「握らない」ことです。
え?! なにそれ! って思うかもしれませんが、
プロゴルファーの含め、多くのゴルファーの握りを見ていると
グリップをガチッと握り
そのグリップが支点になって クラブを振っても良いように
左手一本で握り込んでいます。

スイング中に左グリップがどこかで止まり
それを支点に、その止まるのを反動に
クラブやヘッドを振っても大丈夫なように
グリップを形成しているのが殆どです。

グリップは両手で支えるのであって
左手グリップ一個で握り込むことではありません。


両手で合掌する間にグリップ(箇所)が存在するのであって
どちらかだけで握り込み
スイング中、動作中に運動を止める ものではありません。

左手の指だけで握り
それでは支えきれないから
クラブの重さを受け、動き続ける もの
動作の途中で クラブの重さを支えられ
グリップの移動を止めるためのグリップではなく
その重さを受け止めず流し続ける というのが基本です。