2018年2月14日水曜日

『シャットフェース』

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スライスやコスリ球の話をつながるところで
『シャットフェース』 のお話し。


 ボールを楽に飛ばす のには
シャットフェースを考えない訳には行きませんが、
そのシャットフェースの意味を
はき違えている人が少なくないように思えます。

シャットフェースの本来の意味は
前傾姿勢と右向きにつながります。

何度も書いていますが、前傾姿勢は
股関節 👉骨盤と大腿骨
骨盤と軸足の角度差のコトを言います。


ちゃんと骨盤を右に向けたテークバックでは
前傾姿勢は ㊨大腿骨と骨盤の角度差で
その時点では、右を向いているので
自分にとっての 前は ㊨を向いた方に存在します。

198Trim_Moment

骨盤をちゃんと右に向けると
 右サイドの方が左サイドよりも高い状態になりますから
クラブヘッド・フェースは 地面に垂直ではなく
やや地面を向いている様な状態になるのが
その時点での「スクエアフェース」です。
前傾姿勢のある 胴体(股関節より上の体)に
とって スクエアな状態、
地面から見ればシャットな状態です。

👉地面に垂直なのは 開いた(オープン)な状態 です。

つまり ゴルフで言われるシャットフェースは
こて先で造るモノではなく
体の姿勢によって作り出されるモノなのです。

それを小手先で造っても何の意味も持ちません。

ですので ダウンスイング時のヘッドの状態も
当然「シャットフェース」になり、
その意味は 左サイドの方が低い状態 と言うコトになります。

これによって
進行方向が低い   👉上から打つ
インサイドから入る 👉骨盤(体)がまだ右向き

が作られるのです。

スナップショット 4 (2015-04-18 18-59)

また 体の姿勢によって作られる「シャットフェース」は
ヘッドやクラブの重さによってグリップを
進行方向に押そうとする働きも加わるので
より 姿勢維持がし易く、
回転がスムースになり易く、
より 上から打つ や インサイドから打つ
チャンスが増えていくのです。

スナップショット 3 (2017-01-13 12-28)


それらすべてを、体の姿勢を関連付けず
手先で作ってしまうと 一時的にシャットフェースもどきは
出来たとしても 寝かされたクラブや開かれてロフト
 などによって、体の姿勢が維持できず(重さがかかるので)
体の開きも早くなり、左サイドの低さも維持し難くなり、
体に無理をして それらの重さに対抗するか、
開いたり、煽ったりすることになって行きます。

スナップショット 1 (2017-01-21 11-26)

言葉の通りですが、その場しのぎの
小手先の技術は コトの本質から離れてしまうので
より問題を複雑化、深刻化させます。

特にゴルフには 下に掛かる重さと
横に動く回転と言うのが伴うので
その処理に 体を横に傾けて 斜めにひねる ことが
大変危なく体を痛めてしまいます。


ダウンスイングで フェースを地面に向けて
というのは確かにオーバーではあるのですが、
その位にする・したつもりで
やっと体の姿勢につながってくるのです。

そして その意識をもって テークアウェイしていく
というのはとても重要だと思います。

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