2021年1月16日土曜日

〇ウエッジのシャフトの硬さ

知られざる セッティングの狂い  に スチールシャフトの特性要因 があります。 通常のスチールシャフト には  ステップと言う段があり、 これ によって 強度、硬さを設定する、 つまり 単純構造の金属の筒、中の空いた棒 は  その金属の厚みと太さで剛性を形成しています。 ✋シャフトのシールとかが無く  シャフトの硬さを見当付けたい場合、  一段目(ファースト)ステップの位置 が  どの位下にあるか 比較してみると良いですね アイアンセットは番手によって、長さを変える為  徐々に重くなっていくヘッド重量に相応して 下に行くほど  シャフトは数値上、強く、硬くなっていく のですが、  太さ によって その強度を調整しているスチールは  △下にいくほど 必要以上に硬くなる性質  △ある長さになると 極端に硬くなる性質  △滑らかに硬さが変化しない 特性をもっています。 均等にヘッド重量が増える限り、 通常は ある程度の規則性をもって  150 > 155 > 160 > 165  …と シャフトの硬さ~振動数は数値が大きくなるのですが、 ほぼ全部、ほとんどのスチール装着アイアンセットは 9番アイアンあたりから ウエッジに向かって 数値の幅が 170 > 178 > 190 > 205 とあまり規則性無く 硬くなっていきます。
そして 現在、アイアンは中古市場以外は殆ど動かない 現状の中で、販売金額を下げる為 #5~PW、#6~PW と ウエッジは別売りのパターンも多く、 それにつれ ウエッジ専用機種は  更に、輪をかけて 硬いシャフト装着のモノが多いのが現状です。 6番アイアン、7番アイアンに比べ  はるかに硬いシャフトの装着されたウエッジ、 ……勿論、使用者本人は 『セットの流れ』だと疑って信じない 7番アイアンと同じ感じで振る、打つ と  想定の距離 よりも飛びません。 本来、ロフト角度と長さの違いによる距離 が  同じ感じでは出せず、実は下に行くほど  ちょっと強めに打たないとイケナイ のです。 まだ フルショット の場合、  その差は 若干、ひっかかったり 程度で済みますが、 加減の必要なアプローチにおいては  そのシャフトの硬さ、硬さの差異 が  ミスの大元 と呼んでも過言ではないほど です。 元々 アイアン全体も硬い中で 更に硬いウエッジのシャフト。。。 普通に打てば 届かないか、トップ、ダフリ、 多くが無理に届かせようと ヘッド部を振るコトを覚えます。 ロブショット。。。のような 業界的には グリーン周りの 「ポッコンショット」 これ はなんと言うか、わざと打つミスショットに近いモノ なんですけれど、それを常用のショット として 多くのアマチュアは覚えてしまいます。 いまとなっては 高齢のゴルファーや女性にまで  スチールシャフトを使わせる時代ですので 性質上、軽いヘッドの付いた  セットの流れよりも 硬いシャフトの装着されたウエッジ で 足元の緩い バンカーショットを打て は 『バンカー苦手製造機』と言って良いでしょう。

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