2021年1月14日木曜日

ドライバーとアイアンの噛み合わせ

ドライバーとアイアンの噛み合わせ 弊社、ハミングバードは 重たいヘッド(市販品アイアン 240g ⇒ 300g) 柔らかいシャフト(市販品アイアン 290cpm ⇒ 170cpm) という 俗称『悶絶クラブ』が売り なのは確か、ですが 重要なポイントは クラブセッティング でもあります。  …セットの流れ ですね。
今日も相談を受けた訳ですが その悩みの始まり は ドライバー です。 現在の一般的な ドライバーとアイアン は 硬さ SR基準で言うと ドライバー  硬さ-振動数 240~250cpm それ以下の場合もあります 5番アイアン 硬さ-振動数 300~320cpm それ以上の場合もあります その上、ヘッドの大きさが異なり ドライバー…重心距離 40mmオーバー/おそらく42mm アイアン……重心距離 33~36mm   。。。感覚として、数値として同じ重量でも      重心距離の短いモノほど、軽く感じます△ シャフトが長く、アイアンに比べ 遥かに柔らかい 重心距離の長いドライバー シャフトが短く、ドライバーに比べ 遥かに硬い 重心距離の短いアイアン ごく一般的な、ヘッドスピード相応のセットであれば ドライバーとアイアンの硬さの差は 4フレックス近くあります。 ドライバー基準(R)にすれば アイアンは XX の硬さ アイアン基準(R)にすれば  ドライバーは L以下の柔らかさ。 これを交互に使う訳です。 冷静に、客観的に見れば 上手く行く方が不思議 な程の差です。 。。。ボールの置き位置にも かなりの違いが出そうな差 ですね 例えば アイアンをセッティングした としましょう。 ヘッドの番手間の重さの差 半インチ短くなることを前提にした  番手間のヘッド重量の推移は 7~8g です。 これに 仮に 振動数/硬さ 250cpm のシャフトを組む とします。 そうすると 5番アイアンを皮切りに 6番…7番… と 重くなる分、短くなる分  250 > 255 > 260 > 265 > 270cpm……と  振動数はある一定の割合で増えていきます ですので 250cpmの5番 に対して 8番アイアンは 一インチ半短くなる分 数値、としては 265cpm 位が適当、 数値は異なりますが、似た感じ、似たタイミングで打てる「流れ」です。 5番 250cpm(硬さ/振動数) 6番 255 7番 260 8番 300  …流れでは265の筈 9番 270 PW 275 とこらが 8番アイアンだけ セッティングミスし、  振動数 300cpm で仕上がったとしましょう。 硬さ で言うと R と X  の差位 8番アイアンだけ 硬く仕上がってしまいました。     かなり大きな差 ですね・・・。 車 で言うと タイヤ 4本4か所の内、 1本一か所だけ まったくサイズの異なるモノ が ハマっているような状態です。 車・・・であれば クレーム。。。以前の状態 と言えます。 ところが ゴルフクラブでは往々にしてこういうコトが起こります。 その8番アイアンを練習で常用していた、としたら コースでアイアンショットはどうなるでしょう? 練習で打ち慣れている 8番アイアンよりも 4フレックスも柔らかい他の番手 上手く行くでしょうか? その8番アイアンの練習は 本当に練習の意味を成すでしょうか? 一般的には Rの硬さのシャフト と Xの硬さのシャフト これを交互に打つと Rの硬さのシャフトが上手く打てていれば  Xのシャフトは届かず、トップ気味、ひっかり気味、飛距離不足 Xの硬さのシャフトが上手く打てていれば  Rのシャフトは届き過ぎ、ダフリ、てんぷら、飛距離増大 になりがちです。 そして それを更に混迷させるのが 打つのは機械でなく人間なので そういうミスが出れば 修正が入りますから、 何球目か打てば、その逆の結果も生まれ易くなったりします。 スイング造りも兼ねていれば  もうスイングが悪いのか、クラブが悪いのか  訳が分からなくなるのは当然と言えます。 少なくとも 同じような硬さ、流れがある クラブで交互に打つよりかは 困るコトが増える のは 想像出来るでしょう。 その同じことが ドライバーとアイアン の関係にあるのです。

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